JP2004207641A - セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004207641A
JP2004207641A JP2002377623A JP2002377623A JP2004207641A JP 2004207641 A JP2004207641 A JP 2004207641A JP 2002377623 A JP2002377623 A JP 2002377623A JP 2002377623 A JP2002377623 A JP 2002377623A JP 2004207641 A JP2004207641 A JP 2004207641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
cells
graphic
ceramic
gravure printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002377623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4222024B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kanayama
吉広 金山
Hiroyoshi Takashima
浩嘉 高島
Ken Hashimoto
憲 橋本
Kazuhiro Tabata
和寛 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002377623A priority Critical patent/JP4222024B2/ja
Publication of JP2004207641A publication Critical patent/JP2004207641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4222024B2 publication Critical patent/JP4222024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

【課題】複雑な図形であっても高精度にグラビア印刷することを可能とする工程を備えたセラミック電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】セラミックグリーンシート上に導電ペーストまたはセラミックペーストがグラビア印刷法により形成される工程を備えたセラミック電子部品の製造方法であって、グラビア印刷により印刷される図形が、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセル21と、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセル22とを有し、複数の第1のセル21の形状と、複数の第2のセル22の形状が異なっているグラビア印刷用版12を用いる、セラミック電子部品の製造方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば積層セラミックコンデンサや積層インダクタのようなセラミック電子部品の製造方法に関し、より詳細には、グラビア印刷により導体やセラミックスが形成されるセラミック電子部品の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷方法の一種としてグラビア印刷法が広く用いられている。下記の特許文献1には、セラミック電子部品の製造に際し、セラミックグリーンシート上にグラビア印刷法により導電ペーストを印刷する方法が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の製造方法では、グラビア版胴の表面に、図12に示すグラビア印刷用版101が形成されている。グラビア印刷用版101は、枠状凹部101aを有する。枠状凹部101aの外周縁は、印刷により形成される電極の外周縁に合致するように外周縁が直線化されている。枠状凹部101aに囲まれている領域に複数の凹部101bが配置されている。複数の凹部101bは版の表面と同じ高さの峰101cにより隔てられている。峰101cが枠状凹部101a内に延びるように峰101cに延長部分101dが設けられている。延長部分101dの先端は枠状凹部101aには至っていない。
【0004】
特許文献1に記載の製造方法では、上記グラビア印刷用版101を用いることにより、べた塗りの1つの図形、すなわち電極形状が、その外周縁が目的とする輪郭に正確に合致するように印刷され得る。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−316174号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のグラビア印刷用版101を用いた製造方法では、コイル導体のような複雑な形状の導体パターンやセラミックパターンを高精度に印刷することができなかった。すなわち、印刷方向と平行な方向が長さ方向である図形部分や、印刷方向と直交する方向が長さ方向である図形部分を有するような複雑な印刷図形の場合には、上記各図形部分において導電ペーストの塗布厚み、表面の平滑性のばらつきあるいは端縁における導電ペーストのかすれなどが生じがちであった。そのため、得られた電子部品の電気的特性がばらついたり、構造欠陥が生じたりすることがあった。
【0007】
また、上記特許文献1に記載のグラビア印刷用版101では、導電ペーストが充填される凹部の深さが均一であるため、印刷方向と平行な方向が長さ方向である図形部分及び印刷方向と直交する方向が長さ方向である図形部分とで、導電ペーストの膜厚を異ならせたりすることができなかった。従って、特許文献1に記載のグラビア印刷用版101は、様々な導体パターンの印刷に用いられ得るものではなかった。
【0008】
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、複雑な図形であってもペーストを高精度にグラビア印刷することを可能とする工程を備えたセラミック電子部品の製造方法並びにそのような印刷方法に用いられるグラビア印刷用版を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、複雑な形状の図形を高精度に印刷し得るだけでなく、部分的に厚みが異なる導体やセラミックス部分を容易にかつ高精度に形成し得る工程を備えたセラミック電子部品の製造方法及び該製造方法に用いられるグラビア印刷用版を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明は、導電ペーストのグラビア印刷により形成された導体を有するセラミック電子部品の製造方法であって、セラミックグリーンシートを用意する工程と、前記セラミックグリーンシート上に導電ペーストを、所定の図形となるようにグラビア印刷する工程とを備え、前記所定の図形が印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっているグラビア印刷用版を用いることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法である。
【0011】
第1の発明のある特定の局面では、前記複数の第1のセルは、前記複数の第2のセルよりも印刷方向の導電ペーストの流動性が良くなるような形状とされている。
【0012】
第1の発明の別の特定の局面では、前記複数の第1のセルは少なくとも印刷方向において連なっており、かつ、前記複数の第2のセルは独立している。
第2の発明は、導電ペースト及び段差解消用セラミックペーストのグラビア印刷により形成された導体及び段差解消用セラミック部分を有するセラミック電子部品の製造方法であって、セラミックグリーンシートを用意する工程と、前記セラミックグリーンシート上に導電ペースト及び段差解消用セラミックペーストを、所定の図形となるようにグラビア印刷する工程とを備え、前記段差解消用セラミックペーストによる図形が、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっているグラビア印刷用版を用いることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法である。
【0013】
第2の発明のある特定の局面では、前記複数の第1のセルは少なくとも印刷方向において連なっており、かつ、前記複数の第2のセルは独立しているか、または、セルを囲む峰のうち、印刷開始端の内側に配置されており、印刷開始端に最も近い印刷方向と直交する方向に延びる峰が印刷方向と直交する方向に連なっている。
【0014】
第1,第2の発明の他の特定の局面では、前記第1のセルの深さと、第2のセルの深さとが異なっている。
第1,第2の発明の他の特定の局面では、前記図形中における第1,第2のセルの深さが均一であり、第1のセルと第2のセルとで峰の幅及び/または峰のピッチが異なっている。
【0015】
第3の発明は、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有する図形をグラビア印刷するためのグラビア印刷用版であって、前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっていることを特徴とする、グラビア印刷用版である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。
【0017】
(第1の実施例)
第1の実施例では、図3に示す積層インダクタが製造される。
すなわち、図3に示すように、積層インダクタ1は、セラミック焼結体2と、セラミック焼結体2の両端面を覆うように形成された端子電極3,4とを有する。セラミック焼結体2は、図2に示されている複数枚のセラミックグリーンシート5〜8を積層して得られた積層体を焼成することにより構成されている。
【0018】
セラミックグリーンシート6,7の上面には、それぞれ導電ペーストによりコイル状の導体9,10が形成されている。また、セラミックグリーンシート5には、ビアホール電極5aが形成されており、ビアホール電極5aの一端は、コイル導体9の外側端に電気的に接続される。また、ビアホール電極5aの他端は図3に示した端子電極3に電気的に接続されている。コイル導体9の内側端とコイル導体10の内側端とは、セラミックグリーンシート6に形成されたビアホール電極(図示せず)により電気的に接続されている。また、コイル導体10の外側端は、セラミックグリーンシート7に形成されたビアホール電極7aに接続されている。ビアホール電極7aは、セラミックグリーンシート8に形成されたビアホール電極8aの一端に重なり合うように形成されている。ビアホール電極8aの他端が端子電極4(図3)に電気的に接続されている。
【0019】
ところで、上記コイル状の導体9,10が形成されたセラミックグリーンシート6,7を得るにあたって、本実施例では、セラミックグリーンシート6,7上に導体9,10がグラビア印刷法によりそれぞれ印刷される。
【0020】
前述したように、従来のグラビア印刷法を用いた場合、コイル導体9,10のような複雑な形状の図形を印刷しようとした場合、高精度に印刷を行うことができなかった。
【0021】
これに対して、本実施例では、以下に示すグラビア印刷用版が用いられるため、コイル導体9,10が高精度に印刷される。
すなわち、本実施例では、図4に斜視図で示すグラビア版胴11が用いられる。グラビア版胴11は略円筒状の形状を有し、その側面に、グラビア印刷用版12が構成されている。このグラビア版胴11を用いてマザーのセラミックグリーンシート上に導電ペーストが印刷される。それによって、図5に平面図に示すように、マザーのセラミックグリーンシート13上に多数のコイル導体9が印刷される。コイル導体10についても同様にして印刷される。
【0022】
上記グラビア印刷用版12の詳細を図1(a),(b)に模式的な平面図で示す。
グラビア印刷用版12は、コイル導体9に応じた印刷図形となるように導電ペーストを印刷するように構成されている。
【0023】
図1(a)において、矢印Aが印刷方向を示す。すなわち、導電ペーストが充填される複数の凹部を有するグラビア印刷用版12は、矢印A方向に沿って導電ペーストをマザーのセラミックグリーンシート上に印刷するように構成されている。従って、図5に示されている印刷図形、すなわちコイル導体9は、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分9aと、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分9bとを有する。図1(a)に示すように、これに応じて、グラビア印刷用版12は、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分9aを印刷するための第1の版部分12Aと、第2の図形部分9bを印刷するための第2の版部分12Bとを有する。
【0024】
なお、コイル導体9は、コーナー部で隣接し合っている導体部分同士が90度の角度をなすように連ねられたスパイラル状の形状を有する。従って、コイル導体9は、複数の第1の図形部分と、複数の第2の図形部分とを有する。よって、グラビア印刷用版12も、複数の第1の版部分12A及び複数の第2の版部分12Bを有する。
【0025】
第1の版部分12Aは、複数の第1のセル21を有し、第2の版部分12Bは、複数の第2のセル22を有する。
図1(a)では、導電ペーストが充填されるセル21,22がハッチングを付されて示されている。図1から明らかなように、複数の第1のセル21同士が連なっていることがわかる。これに対して、複数の第2のセル22は独立に設けられている。
【0026】
グラビア印刷法で全てのセルを同じ形状として印刷を行った場合、印刷方向に平行な図形部分と、印刷方向と直交する方向の図形部分とでは、塗布された導電ペーストの厚み及び表面の凹凸状態が異なることが本願発明者により確かめられた。すなわち、上記第1の図形部分の印刷後の導電ペーストの厚みは、第2の図形部分の導電ペーストの厚みよりも厚くなり、また第2の図形部分の中でも、印刷開始側の部分における印刷後の導電ペーストの厚みが部分的に薄くなることがあった。また、導電ペーストの粘度によっては、第2の図形部分の印刷後の導電ペーストの厚みが、第1の図形部分の導電ペーストの厚みよりも薄くなることもあった。
【0027】
本実施例では、第1の図形部分の印刷後の導電ペーストの厚みが、第2の図形部分の導電ペーストの厚みよりも薄くならないように、第1のセル21及び第2のセル22が構成されている。
【0028】
すなわち、本実施例では、第1の図形部分を印刷する第1の版部分12Aでは、複数の第1のセル21同士が連なるように構成されている。拡大図である図1(b)に示すように、1つのセル21aは、例えば、4本の直線状の峰21b〜21eに囲まれている。また、峰同士が、ギャップ21iを隔てて配置されている。なお、本明細書において、峰とは、セルを構成している凹部間の部分を有し、峰の高さは印刷用版の表面と同じ高さである。すなわち、印刷用版に凹部を形成することにより、凹部間に峰が構成される。
【0029】
また、峰同士が、ギャップ21iを隔てて配置されている。例えば、印刷方向に直交する峰21bの一端は、印刷方向に平行に延びる峰21dの長さ方向中央に対してギャップ21iを隔てて配置されている。また、峰21bの他端は、印刷方向に平行に延びる峰21fの長さ方向中央に同じくギャップを隔てて配置されている。他方、峰21dは、印刷方向と平行な方向に延びている。峰21dの両端は、印刷方向と直交する方向に延びる峰21e及び峰21gの長さ方向中央に対してギャップを隔てて配置されている。このように、印刷方向に直交する方向に延びる峰及び印刷方向に平行な方向に延びる峰は、その両端が、印刷方向に平行に延びる峰または印刷方向に直交する方向に延びる峰の長さ方向中央に対してギャップを隔てて配置されている。
【0030】
もっとも、峰21hのように、印刷方向に直交する方向に延びる峰であって、外側端が第1の図形部分の印刷方向と平行に延びる端縁側に延ばされている峰では、外側端の外側には印刷方向と平行に延びる峰は存在しない。なお、峰21hの外側端が印刷図形から外側に飛び出さないように、峰21hの長さ寸法は、他の峰に比べて短くされている。
【0031】
本実施例では、上記ギャップは全て同じ大きさとされており、かつ図1では逆転しているように図示されているが、実際には、ギャップは、峰の幅方向寸法よりも大きくされている。
【0032】
上記のように、峰がギャップを隔てて配置されているため、複数のセル21同士が連なっている。よって、第1の図形部分を印刷する際には、導電ペーストが印刷方向に沿って流れ易くされている。
【0033】
これに対して、第2の図形部分を印刷するための複数のセル22では、各セルが独立している。すなわち、各セルの周囲が峰で囲まれている。
また、図1(c)に拡大して示すように、印刷開始端側においては、印刷方向と直交する方向に延びる峰22bが印刷方向と直交する方向に連ねられている。峰22bは、第2の図形部分において、印刷方向開始端側に位置するが、該峰22bよりも印刷開始端側に導電ペーストが付与される凹部22cが設けられている。すなわち、印刷方向と平行な方向に延びる峰部分22dが、峰22bを突き抜けて、印刷方向開始端側に延ばされている。
【0034】
従って、峰22bは、印刷開始端の内側に配置されており、かつ印刷開始端に最も近い、印刷方向と直交している峰である。
なお、印刷方向と直交している他の峰22e,22fも同様に印刷方向と直交する方向に連なっている。
【0035】
本実施例では、第1の図形部分の印刷に際しては、複数の第1のセル21が連続しているため、導電ペーストが印刷方向に沿って流れ易くなり、従って、第1の図形部分の印刷後の導電ペーストを均一にすることができる。
【0036】
加えて、導電ペーストが印刷方向に沿って流れ易いため、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形の両端における白点の発生を抑制することができる。なお、白点とは、印刷後導電ペーストが付着していない部分をいうものとする。
【0037】
他方、第2の図形部分の印刷に際しては、各セルが独立しているため、印刷方向後方へ一定の割合で導電ペーストが流れる。従って、導電ペーストの塗布厚みの均一化を図ることができる。加えて、上記峰22bが印刷方向と直交する方向に連ねられており、従って導電ペーストが連ねられた峰22bにより一端せき止められる。よって、印刷開始端側の導電ペーストの厚みを十分な大きさとすることができる。そのため、第2の図形部分における印刷開始端側の端縁の直線性の改善及び内部の白点の発生を抑制することができる。
【0038】
また、第1の図形部分と第2の図形部分との連結部分では、図1の矢印Bで示すように、第1のセル21に対し、第2のセル22が連ねられている。従って、第1,第2の図形部分の連結部分における白点の発生も生じ難い。
【0039】
図6は、本発明の第2の実施例において印刷されるセラミックペーストの断面形状を説明するための模式的正面断面図である。第2の実施例では、積層セラミックコンデンサが製造される。
【0040】
本実施例では、図6に示すマザーのセラミックグリーンシート31が用意される。次に、マザーのセラミックグリーンシート31上に、内部電極を構成するために導電ペースト32が印刷される。導電ペースト32の印刷は、本発明に従ってグラビア印刷法で行ってもよく、あるいはスクリーン印刷により行われてもよい。後述の段差解消用セラミックペーストの印刷がグラビア印刷により行われるため、好ましくは、導電ペースト32はグラビア印刷で印刷されることが望ましい。すなわち、同じ印刷方法を採用することにより、印刷工程の簡略化及び装置の共用化などを図ることができる。
【0041】
図6に示すように導電ペースト32が印刷された後に、導電ペースト32が印刷されている領域以外の領域に段差解消用セラミックペースト33が印刷される。図7に平面図で示すように、マザーのセラミックグリーンシート31の上面においては、上記導電ペースト32からなる内部電極パターンが印刷され、該導電ペースト32が印刷されていない領域に、段差解消用セラミックペースト33が印刷されている。図7から明らかなように、段差解消用セラミックペースト33は、格子状に印刷されている。
【0042】
本実施例では、このように段差解消用セラミックペースト33が印刷された後、複数のセラミックグリーンシート31が積層され、プレスされることによってマザーの積層体が得られる。しかる後、周知の積層セラミックコンデンサの製造方法に従って、マザーの積層体が個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体に切断され、次に焼成され、焼結体が得られる。このようにして得られた個々の焼結体の両端面に外部電極が形成されて、積層セラミックコンデンサが得られる。
【0043】
ところで、上記段差解消用セラミックペースト33を形成するのは、上記マザーの積層体や個々の積層セラミックコンデンサ単位の積層体において、導電ペースト32が重なり合っている部分とその他の部分の厚みの差を低減するためである。従って、段差解消用セラミックペースト33は、導電ペースト32と同じ厚みに印刷され、かつ導電ペースト32が形成されていない領域に高精度に印刷される必要がある。
【0044】
本実施例では、上記段差解消用セラミックペースト33の印刷が、第1の実施例と同様に本発明に従って構成されたグラビア印刷用版を用いて行われる。
図7に示すように、段差解消用セラミックペースト33は、格子状に印刷されるため、言い換えれば印刷方向を矢印C方向とした場合、印刷方向が長さ方向である第1の図形部分33Aと、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分33Bとを有することになる。
【0045】
本実施例では、上記段差解消用セラミックペースト33の平面形状に応じて、図8にその一部を模式的平面図で示すグラビア印刷用版41が用いられる。なお、図9は図8の二点鎖線Xで囲まれた部分の拡大平面図である。
【0046】
図8において、矢印Dが印刷方向を示す。印刷用版41は、上記第1の図形部分33Aを印刷するための第1の版部分41Aと、第2の図形部分33Bを印刷するための第2の版部分41Bとを有する。
【0047】
各版部分41A,41Bは、それぞれ、複数のセル42,43を有する。
図8及び図9に示されているように、版部分41Aは、第1の実施例における第1の図形部分を印刷するための版部分と同様に構成されており、第2の版部分41Bは、第1の実施例における第2の版部分と同様に構成されている。従って、本実施例においても、印刷方向と平行な方向に延びる第1の図形部分においては、複数のセル42が連なっているため、印刷方向にセラミックペーストが流れ易い。従って、印刷方向が長さ方向である第1の図形部分において、ペーストの厚みを均一化でき、かつ白点の発生を抑制することができる。また、複数のセル43が独立しており、かつ印刷開始端の内側に配置されており、かつ開始端に最も近い峰43bが印刷方向と直交する方向に連なっているため、第2の図形部分におけるペーストの厚みのばらつきを低減することができるとともに、印刷開始端側におけるかすれを抑制することができる。
【0048】
なお、図10は、第2の実施例で用いられたグラビア印刷用版の変形例を説明するための模式的平面図である。
図10に示されているグラビア印刷用版41Cでは、図8に示したグラビア印刷用版41と同様に、第1の版部分41Dと、第2の版部分41Bとを有する。第1の版部分41Dが、図8に示した第1の版部分41Aと異なることを除いては、グラビア印刷用版41Cは、グラビア印刷用版41と同様に構成されている。
【0049】
すなわち、図10に示されているように、第1の版部分41Dでは、全ての第1のセルが連なっておらず、印刷方向においてのみ隣り合うセル42同士が連なっている。言い換えれば、第1の版部分41Dにおいては、印刷方向に延びる峰42aが印刷方向に沿って直線上に延ばされており、複数の峰42a間において、第1のセル同士が印刷方向において連なっているが、峰42aの両側のセルは連なってはいない。
【0050】
上記のように、第1の版部分41Dでは、印刷方向において第1のセル42同士が連なっている限り、第2の実施例と同様に、第1の図形部分において導電ペーストが印刷方向に円滑に流れ、第1の図形部分を高精度に印刷することができる。
【0051】
また、本発明においては、印刷方向が長さ方向である第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルは、少なくとも印刷方向において連なっておればよい。
【0052】
図11は、本発明の第3の実施例で用いられるグラビア印刷用版を説明するための模式的平面図である。第3の実施例のグラビア印刷用版51は、第2の実施例のグラビア印刷用版41と同様に前述した段差解消用セラミックペースト33を印刷するために用いられる。
【0053】
第3の実施例のグラビア印刷用版51は、第1の図形部分33Aを印刷するための第1の版部分51Aと、第2の図形部分33Bを印刷するための第2の版部分51Bとを有する。
【0054】
第1の版部分51Aは、第2の実施例のグラビア印刷用版41の第1の版部分41Aと同様に構成されている。異なるところは、第2の版部分51Bにおいて、複数のセル53が独立していないことにある。
【0055】
すなわち、第2の版部分51Bでは、複数のセル53は、第1の版部分51Aにおける複数のセル52と同様に互いに連なるように構成されている。もっとも、本実施例では、第2の版部分51Bの印刷開始端側においては、印刷方向と直交する方向に延びる峰54が印刷方向と直交する方向に連ねられている。すなわち、第2の図形部分の印刷開始端の内側に配置されており、但し、印刷開始端に最も近い、印刷方向と直交する方向に延びる峰54が、印刷方向と直交する方向に連ねられている。また、印刷方向と平行に延びる峰55が印刷開始端側に峰54を越えて突き抜けている。従って、複数の峰55間において、峰54の印刷開始端側に複数の凹部56が配置されている。
【0056】
本実施例で、第2の図形部分の印刷に際し、複数の峰54が印刷方向と直交する方向に連ねられているため、ペーストが峰54によりせき止められる。従って、印刷開始端側のペーストの厚みが薄くなりがちである第2の図形部分において、印刷開始端側のぺーストの厚みを十分な大きさとすることができる。
【0057】
よって、第3の実施例においても、第2の図形部分の印刷開始端側の印刷厚みを十分な大きさとすることができ、印刷開始端側におけるかすれを抑制することができる。
【0058】
なお、第3の実施例では、セラミックペーストの全体の膜厚を均一にするために、セルの開口面積率、すなわちペーストが充填される部分の各版部分における面積の割合は、第1の版部分51Aでは56%、第2の版部分51bでは50%とされている。このように、各版部分51A,51Bにおける開口面積率を異ならせることにより、全体として均一な厚みの段差解消用セラミックペースト層を形成することができる。
【0059】
なお、上記実施例では、導電ペーストがグラビア印刷された後に段差解消用セラミックペーストをグラビア印刷されていたが、逆の順序でこれらを印刷してもよい。
【0060】
本発明では、上記のように、第1の版部分と、第2の版部分におけるセルの開口面積率、すなわち導電ペーストが充填されている凹部の面積の合計の各版部分の面積に対する割合を異ならせることにより、第1の図形部分と第2の図形部分の導電ペーストの印刷厚みを調整することができる。すなわち、第1,第2の図形部分の膜厚を等しくするように、上記セルの開口面積率を異ならせることにより、全体として均一な膜厚の導体を容易に形成することができる。
【0061】
また、第1〜第3の実施例では、第1,第2の図形部分の膜厚を均一とするように第1,第2の版部分が構成されていたが、本発明においては、第1の図形部分と第2の図形部分のセルの凹部の深さを異ならせ、それによって第1の図形部分の印刷厚みと、第2の図形部分における印刷厚みとを異ならせてもよい。すなわち、第1のセルの凹部の深さと、第2のセルの凹部の深さとを異ならせることにより、容易に部分的に膜厚の異なる導体膜やペースト膜を形成することができる。
【0062】
また、第1,第2のセルの寸法を等しくし、第1のセルと第2のセルの形状及び/または、ピッチを異ならせることによっても、第1,第2の図形部分の印刷厚みを異ならせてもよい。
【0063】
このように、本発明によれば、第1のセル及び第2のセルを目的とする印刷図形及び印刷厚みに応じて制御することより、複雑な図形や部分的に厚みが異なる導体膜若しくはペースト膜を容易に形成することができる。
【0064】
また、第1の実施例では複数枚のセラミックグリーンシートが積層されているが、コイル導体が単層で構成される平面コイルにも本発明は適用され得る。
また、第1の実施例においては、印刷方向に平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とからなるコイル導体が形成されていた。これに対して、第1,第2の図形部分を連結する部分が印刷方向に対し、直交ではない所定の角度を有するコイル導体の場合、例えば連結部分が印刷方向と45°の角度をなす方向に延びているテーパ状のパターンを有するコイル導体の場合には、その連結部分としては第1の図形部分に対応したセル形状を用いてもよいし、第2の図形部分に対応したセル形状を用いてもよい。この場合、所定の角度のパターンが印刷方向と印刷方向と直交する方向のどちらに近いかでセル形状を選択することが好ましい。
【0065】
【発明の効果】
第1の発明に係るセラミック電子部品の製造方法では、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルの形状が異なっているグラビア印刷用版が用いられるため、第1の図形部分及び第2の図形部分に応じて複数の第1,第2のセルの形状を調整することにより、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分及び印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分を第1,第2のセルの形状の制御により高精度に行うことが可能となる。
【0066】
特に、複数の第1のセルが、複数の第2のセルよりも印刷方向の導電ペーストの流動性が高くなるような形状とされている場合には、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分における導電ペーストの厚みの均一化を果たすことができ、かつ白点やかすれの発生を効果的に抑制することができる。
【0067】
特に、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルが少なくとも印刷方向において連なっている場合には、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分において、導電ペーストが容易に流れる。従って、印刷方向と平行な方向に延びる第1の図形部分における導電ペーストの厚みの均一化を果たすことができ、かつ白点やかすれの発生を抑制することができる。
【0068】
まだ第2のセルは独立している場合、第2の図形部分においては、各セルに導電ペーストが充填されて、第2の図形部分の印刷が行われることになる。従って、第2の図形における印刷方向と平行な方向における印刷された導電ペーストの厚みのばらつきを低減することができる。また、複数の第2のセルが独立しているため、言い換えれば、各セルの印刷方向開始端側の峰が連なっているため、第2の図形部分の印刷開始端側においては、印刷方向と直交する方向に延びている峰部分が連なっているため、該峰部分により導電ペーストが一旦せき止められる。従って、第2の図形部分の印刷開始端側に導電ペーストが確実に付与され、印刷開始端側におけるかすれの発生を抑制することができる。
【0069】
第2の発明に係るセラミック電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシート上に導電ペースト及び段差解消用セラミックペーストをグラビア印刷するにあたり、段差解消用セラミックペーストの印刷により形成される図形が、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルの形状が異なっているため、該第1,第2のセルの形状を制御することにより、第1,第2の図形部分を高精度に印刷することができる。
【0070】
また、複数の第1のセルが少なくとも印刷方向において連なっており、かつ複数の第2のセルが独立しているか、あるいは第2のセルを囲む峰のうち、印刷開始端の内側に配置されており、印刷開始端に最も近い印刷方向と直交する方向に延びる峰が印刷方向と直交する方向に連なっている場合には、第1の図形部分においては、印刷方向に段差解消用セラミックペーストが円滑に流れ、第1の図形部分におけるセラミックペーストの厚みの均一化を果たすことができる。また、白点やかすれの発生も抑制され得る。加えて、複数の第2のセルが独立しているか、あるいは上記第2の図形部分の印刷開始端側において、印刷方向と直交する方向に延びている峰部分が連なっている場合には、印刷開始端側において段差解消用セラミックペーストが一旦塞き止められる。従って、第2の図形部分の印刷開始端側に段差解消用セラミックペーストが確実に付与され、印刷開始端側におけるかすれの発生が抑制されるとともに、第2の図形部分における段差解消用セラミックペーストの印刷方向の厚みの均一化も果たすことが可能となる。
【0071】
第1のセルの深さと、第2のセルの深さとが異なっている場合には、第1,第2の深さを制御することにより、第1,第2の印刷図形部分をより高精度に印刷することが可能となる。
【0072】
さらに、第1,第2のセルの深さが均一であり、第1のセルと第2のセルとで、峰の幅及び/または峰のピッチが異なっている場合には、峰の幅及び/または峰のピッチを異ならせ方を制御することにより、同様に、第1,第2の図形部分を高精度に印刷することが可能となる。
【0073】
本発明に係るグラビア印刷用版では、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルの形状が異なっているため、第1,第2のセルの形状の異ならせ方を工夫することにより、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを高精度に印刷することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施例の製造方法で用いられるグラビア印刷用版の要部を示す模式的平面図及び(b),(c)はその一部を拡大して示す各部分切欠平面図。
【図2】第1の実施例で得られる積層インダクタに用いられるセラミックグリーンシート及びその上に形成される電極形状を説明するための分解斜視図。
【図3】第1の実施例で得られる積層インダクタを示す斜視図。
【図4】第1の実施例で用いられるグラビア版胴を示す斜視図。
【図5】第1の実施例においてグラビア版胴に形成されたグラビア印刷用版を用いてマザーのセラミックグリーンシート上に印刷された導電ペーストパターンを示す平面図。
【図6】第2の実施例においてマザーのセラミックグリーンシート上に導電ペーストを印刷した後に、段差解消用セラミックペーストを印刷した状態を示す模式的正面断面図。
【図7】図6に示した積層体の平面図。
【図8】第2の実施例で用いられるグラビア印刷用版を示す模式的平面図。
【図9】図8に示したグラビア印刷用版の一部を拡大して示す模式的平面図。
【図10】第2のグラビア印刷用版の変形例を示す模式的平面図。
【図11】第3の実施例で用いられるグラビア印刷用版を示す部分切欠模式的平面図。
【図12】従来のグラビア印刷法に用いられるグラビア印刷用版を示す平面図。
【符号の説明】
1…積層インダクタ
2…セラミック焼結体
3,4…端子電極
5〜8…セラミックグリーンシート
9,10…導体
9a…第1の図形部分
9b…第2の図形部分
11…グラビア版胴
12…グラビア印刷用版
12A…第1の版部分
12B…第2の版部分
13…マザーのセラミックグリーンシート
21…第1のセル
21a…セル
21b〜21h…峰
21i…ギャップ
22…第2のセル
31…マザーのセラミックグリーンシート
32…導電ペースト
33…段差解消用セラミックペースト
33A…第1の図形部分
33B…第2の図形部分
41…グラビア印刷用版
41A…第1の版部分
41B…第2の版部分
41C…グラビア印刷用版
41D…第1の版部分
42…第1のセル
42a…峰
43…第2のセル
51…グラビア印刷用版
51A…第1の版部分
51B…第2の版部分
52,53…第1,第2のセル
54,55…峰

Claims (8)

  1. 導電ペーストのグラビア印刷により形成された導体を有するセラミック電子部品の製造方法であって、
    セラミックグリーンシートを用意する工程と、
    前記セラミックグリーンシート上に導電ペーストを、所定の図形となるようにグラビア印刷する工程とを備え、
    前記所定の図形が印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、
    前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっているグラビア印刷用版を用いることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記複数の第1のセルは、前記複数の第2のセルよりも印刷方向の導電ペーストの流動性が良くなるような形状であることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記複数の第1のセルは少なくとも印刷方向において連なっており、かつ、前記複数の第2のセルは独立していることを特徴とする、請求項1または2に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  4. 導電ペースト及び段差解消用セラミックペーストのグラビア印刷により形成された導体及び段差解消用セラミック部分を有するセラミック電子部品の製造方法であって、
    セラミックグリーンシートを用意する工程と、
    前記セラミックグリーンシート上に導電ペースト及び段差解消用セラミックペーストを、所定の図形となるようにグラビア印刷する工程とを備え、
    前記段差解消用セラミックペーストによる図形が、印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有し、
    前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっているグラビア印刷用版を用いることを特徴とする、セラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記複数の第1のセルは少なくとも印刷方向において連なっており、かつ、前記複数の第2のセルは独立しているか、または、セルを囲む峰のうち、印刷開始端の内側に配置されており、印刷開始端に最も近い印刷方向と直交する方向に延びる峰が印刷方向と直交する方向に連なっていることを特徴とする、請求項4に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記第1のセルの深さと、第2のセルの深さとが異なっている、請求項1〜5のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記図形中における第1,第2のセルの深さが均一であり、第1のセルと第2のセルとで峰の幅及び/または峰のピッチが異なっている、請求項1〜6のいずれかに記載のセラミック電子部品の製造方法。
  8. 印刷方向と平行な方向が長さ方向である第1の図形部分と、印刷方向と直交する方向が長さ方向である第2の図形部分とを有する図形をグラビア印刷するためのグラビア印刷用版であって、
    前記グラビア印刷にあたり、第1の図形部分を印刷するための複数の第1のセルと、第2の図形部分を印刷するための複数の第2のセルとを有し、第1のセルと第2のセルの形状が異なっていることを特徴とする、グラビア印刷用版。
JP2002377623A 2002-12-26 2002-12-26 セラミック電子部品の製造方法 Expired - Fee Related JP4222024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002377623A JP4222024B2 (ja) 2002-12-26 2002-12-26 セラミック電子部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002377623A JP4222024B2 (ja) 2002-12-26 2002-12-26 セラミック電子部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004207641A true JP2004207641A (ja) 2004-07-22
JP4222024B2 JP4222024B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=32814743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002377623A Expired - Fee Related JP4222024B2 (ja) 2002-12-26 2002-12-26 セラミック電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4222024B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529060A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド コンタクトレンズの着色方法
JP2012071533A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Tdk Corp 印刷用凹版及び積層型電子部品の製造方法
JP2013203025A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toppan Printing Co Ltd 印刷方法
CN109910424A (zh) * 2015-12-21 2019-06-21 株式会社村田制作所 印刷版、具备该印刷版的印刷装置及层叠陶瓷电子元件的制造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529060A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド コンタクトレンズの着色方法
JP2012071533A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Tdk Corp 印刷用凹版及び積層型電子部品の製造方法
JP2013203025A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toppan Printing Co Ltd 印刷方法
CN109910424A (zh) * 2015-12-21 2019-06-21 株式会社村田制作所 印刷版、具备该印刷版的印刷装置及层叠陶瓷电子元件的制造方法
US10414190B2 (en) 2015-12-21 2019-09-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Printing plate, printing device including printing plate and method for manufacturing laminated ceramic electronic component

Also Published As

Publication number Publication date
JP4222024B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7950326B2 (en) Photogravure press and method for manufacturing multilayer ceramic electronic component
WO2007080680A1 (ja) インダクタの製造方法
JP2004330778A (ja) グラビア印刷機および積層セラミック電子部品の製造方法
JP3903757B2 (ja) チップ状電子部品の製造方法およびチップ状電子部品
JP2005251893A (ja) 積層セラミック電子部品、回路基板等、および当該部品、基板等の製造に供せられるセラミックグリーンシートの製造方法
JP2853467B2 (ja) 積層ビーズインダクタの製造方法
JP2004207641A (ja) セラミック電子部品の製造方法
JP2009239204A (ja) 電子部品の製造方法
JP2009170599A (ja) 電子部品の製造方法
JP2007266350A (ja) 積層電子部品の製造方法
JP3604040B2 (ja) セラミック積層電子部品及びその製造方法
JP2005327999A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP3873728B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP3252763B2 (ja) 電子部品の製造装置
JP2009059789A (ja) 配線基板およびその製造方法
JP2561643B2 (ja) セラミック電子部品用グリーンシートのレーザ加工法および積層セラミック電子部品の製造方法
JP4543764B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2002100520A (ja) 積層インダクタ及びそのインダクタンス値の調整方法
JP3298575B2 (ja) セラミック電子部品とその製造方法
JPH1197288A (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
US10414190B2 (en) Printing plate, printing device including printing plate and method for manufacturing laminated ceramic electronic component
JP2005101471A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2001230552A (ja) 回路基板及びその製造方法
JP3684290B2 (ja) 積層電子部品とその製造方法
JP2005183690A (ja) セラミック基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4222024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees