JP2004207094A - 表示装置 - Google Patents

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秀樹 五十嵐
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Abstract

【課題】本発明は、自動車、オートバイ、農機、建機、船舶等の移動体に搭載され、様々な情報を利用者に表示する表示装置に関し、コスト上昇を抑えながら、色による注意喚起力を向上させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置が一対の電極2,6間に有機層(発光層)5を挟持してなる発光部8を有するELパネル(有機ELパネル)Eと、発光部8の発光状態を制御する制御回路素子(制御手段)9とを備えており、発光部8が第1の画素8aと第2の画素8bとで形成され、第2の画素8bに対応する領域に有機層5から出射される光の色を他の色に変更する色変更フィルタFが配置され、制御回路素子9は第2の画素8bを状況に応じて発光させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車、オートバイ、農機、建機、船舶等の移動体に搭載され、様々な情報を利用者に表示する表示装置に関し、特にバックライトが不要な自発光型の表示パネルを用いた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の表示装置に組み込まれる表示パネルとして、液晶パネルが用いられてきたが、最近ではELパネル、特に有機ELパネルが注目されている。有機ELパネルは、例えば下記特許文献1に記載されているように、ドットマトリクス式の発光部によって画素を形成するものと、下記特許文献2に記載されているように、セグメント式の発光部によって画素を構成するものがあり、両タイプとも有機層をITO(indium tin oxide)等からなる透明電極とアルミニウム等からなる金属性の不透明電極で挟持して画素を構成している。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−142432号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2001−093665号公報
【0005】
これら有機ELパネルは、バックライトが不要で消費電極が小さく、薄型化や軽量化が可能なこと、自発光であるため視野角が広い等のメリットを有している。
【0006】
一方、前記移動体に搭載される表示装置にあっては、限られたサイズの表示パネルに多種多様な情報を並列または切換表示することが要求されており、例えば重要もしくは緊急度の高い情報を表示するに際して、注意喚起力を向上させるため、表示色を変更する等の要望も強い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機、無機に限らずELパネルの発光色調は、有機層によって決まり、画素の発光色を変更するのは容易とは言えない。フルカラーあるいはマルチカラー発光が可能なELパネルも開発されているが、高価であり、技術的な問題点も多い。
【0008】
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、安価でありながら、色による注意喚起力を向上させることが可能な表示パネルを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、一対の電極間に発光層を挟持してなる発光部を有するELパネルと、前記発光部の発光状態を制御する制御手段とを備え、前記発光部が第1の画素と第2の画素とで形成され、前記第2の画素に対応する領域に前記有機層から出射される光の色を他の色に変更する色変更フィルタが配置され、前記制御手段は前記第2の画素を状況に応じて発光させることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記色変更フィルタが前記ELパネルとは分離状態に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記色変更フィルタが該色変更フィルタの色とは異なる色の半透過性着色層で覆われていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明による表示装置を自動車用計器の一部に組み込んだ例を説明する。図1から図6は本発明の第1の実施形態を示し、図1は自動車用計器の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は有機ELパネルの正面図、図4は図2の要部を拡大して示す断面図、図5は本実施形態による表示装置のブロック図、図6は本実施形態による表示装置の表示内容を示す正面図である。
【0013】
本実施形態による自動車用計器は、図1に示すように、速度計SP、回転計TA、燃料計FU、水温計TEでなる指針式表示装置と、速度計SPと回転計TAとの間に配置された表示装置DPとで構成されている。
【0014】
表示装置DPは、図2に示すように、主として透過性パネルPと、有機ELパネル(ELパネル)Eとで構成されている。
【0015】
透過性パネルPは、指針式表示装置を構成する目盛り板の一部によって形成されており、PCあるいはPMMAからなるパネル基板P1の基板面に各種印刷を施すことにより、速度計SP、回転計TA、燃料計FU、水温計TEの指針が指し示す数字や目盛等の指標と、指標の背景となる地部P2を設けており、有機ELパネル(ELパネル)Eに対応する箇所は、それによる表示内容が透過し得る窓部Wとして形成されている。
【0016】
窓部Wは、地部P2を形成しない抜き領域によって形成され、その窓部の両縁には暗色系の色に着色された半透過性着色層(スモーク層)Sと、この半透過性着色層Sによってその全体が覆われる色変更フィルタFとが形成され、これらの形状は後述する第2の画素の配置形状に対応している。
【0017】
この場合、色変更フィルタFは、有機ELパネルEの後述する第2の画素に対応し、これの全体を覆うように前方側に位置しており、前記第2の画素から発せられた光(青緑色)を例えば赤色に波長変換(色変換)する蛍光物質を含んだインクを用いてパネル基板P1の裏面に印刷形成され、それ自体の色は、本例では赤橙色である。
【0018】
半透過性着色層Sも同じく印刷層からなるが、パネル基板P1の前面に形成され、外光反射では前記地部とほとんど同化して見える程度の着色がなされており、これにより色変更フィルタFの色が外部光の表面反射によって視認されないようなっている。
【0019】
有機ELパネルEは、図3,図4に示すように、一対の透光性基板1と、透光性の第1電極ライン(第1の電極)2と、絶縁層3と、リブ(隔壁)4と、有機層(有機EL層)5と、金属膜からなる第2電極ライン(第2の電極)6とから主に構成される。
【0020】
透光性基板1は、長方形形状の透明ガラス材からなり、電気絶縁性の支持基板(図中、上側)と、封止基板(図中、下側)とで構成される。また支持基板の前面には円偏光板1aが貼着され、これにより有機ELパネルEの内部が透光性基板1を通じて見えないようになっている。なお図3では縁偏光板1aは省略されている。
【0021】
第1電極ライン2は、ITO等の透光性導電材料によって形成され、蒸着法やスパッタリング法等の手段によって透光性基板1上に電極膜を形成した後、フォトリソグラフィー法等によって陽極ライン(第1の電極ライン)2aと陽極端子2bとを形成するものである。陽極ライン2aは、表示領域7内において、透光性基板1の長手方向に対して所定間隔で、かつ列状に複数形成されている。陽極端子2bは、各陽極ライン2aに連続して設けられるもので、透光性基板1の1辺に集中して配列される。
【0022】
絶縁層3は、例えばポリイミド系の電気絶縁性材料から構成され、第1電極ライン2と第2電極ライン6との間に位置するように第1電極ライン2上に形成され、両電極ライン2,6の短絡を防止するとともに、発光部8(後述する第1,第2の画素)の輪郭を明確にするものである。
【0023】
リブ4は、例えばフェノール系の電気絶縁性材料からなり、絶縁層3上に形成される。リブ4は、その断面が逆台形形状等のオーバーハング形状となるようにフォトリソグラフィー法等の手段によって形成されてなるものである。また、リブ4は、陽極ライン2aと直交する方向に等間隔にて複数形成される。リブ4は、その上方から蒸着法やスパッタリング法等によって有機層5及び第2電極ライン6となる金属膜を形成する場合にオーバーハング形状によって有機層5及び前記金属膜が段切れを起こす構造を得るものである。
【0024】
有機層5は、陽極ライン2a上に正孔注入層,正孔輸送層,有機層及び電子輸送層を蒸着法やスパッタリング法等の手段によって順次積層形成してなるものである。尚、有機層5は、陽極ライン2a及びリブ4上に形成されるものであるが、リブ4によって段切れが生じリブ4の上面に積層されるものがある。
【0025】
第2電極ライン6は、アルミニウム(AL)やマグネシウム銀(Mg:Ag)等の金属性導電性材料を用い、これら材料をスパッタリング法や蒸着法等の手段により形成することで得られるものであり、前記材料にて形成される金属膜が有機層5と同様にリブ4によって段切れが生じ、有機層5上に積層されるものとリブ4上に積層されるものとに区分けされ、有機層5上に積層されたものが第2電極ライン6となる。なお、第2電極ライン6は、第1電極ライン2よりも導電率が高い。また第2電極ライン6は、表示領域7内において第1電極ライン2の陽極ライン2aに直交(交差)しマトリクス状の発光部8を得るための陰極ライン6aと、陰極ライン6aと電気的に接続し、第1電極ライン2と同材料にて形成される陰極端子6bとを備えている。陰極端子6bは、透光性基板1の一辺(陽極ライン2aが引き出し形成された辺とは異なる辺)に集中して配列される。
【0026】
また陽極端子2b及び陰極端子6bは、異方性導電膜等の接続部材を介してフレキシブルプリント配線FPCの一端と電気的に接続され、フレキシブルプリント配線FPCの他端は、硬質回路基板HCPに電気接続される。この硬質回路基板HPCには、発光部8の発光・消灯状態を制御・駆動する制御回路素子(制御手段)9が実装されている。そしてマトリクス状を呈する陽極ラインと2aと陰極ライン6aとに有機層5が挟持されてなる発光部8は、制御回路素子9を通じてそれぞれのライン2a,6aへ電気供給が選択的に行われることによって、その選択された発光部8がドット(画素)として発光し、自動車用表示装置として必要な所定情報(表示内容)、例えば計測情報として、走行距離、車間距離、外気温を表示し、警報情報として、シートベルト警報、水温警報、給油警報を発光表示する。
【0027】
ここで、本例による発光部8は、図3に示すように、第1の画素8a(図3中、塗り領域として示す画素群)と第2の画素8b(図3中、塗り領域とせずに示す画素群)とで構成され、これら画素8a,8bの構成は同じであるが、表示内容の構成対象が異なる他、制御回路素子(制御手段)9を通じた電気的な制御形態も異なっている。
【0028】
すなわち、第1の画素8aは、本例では走行距離、車間距離、外気温からなる計測情報を数値にて表示(一例として図6中、左上の「ODO」「456789」参照)できるようにそれらの発光状態が制御されると共に、シートベルト警報、水温警報、車間距離警報、給油警報、外気温警報からなる警報情報を絵柄マークMにて表示(一例として図6中、絵柄マークM参照)できるように発光状態が制御され、このような計測情報、警報情報を形成する第1の画素8aの光(青緑)は、透過性パネルPの窓部Wを通じてそのままの色で利用者に視認される。なお、計測情報と警報情報は後述するスイッチにより切換(選択)可能に構成されている。また表示領域7内において発光しない画素8a,8bは、黒色に視認される。
【0029】
一方、第2の画素8bは、第1の画素8aが形成する情報とは異なるパターン形状の発光領域を形成し、本例では第1の画素8aによって警報情報を表示する時のみ、絵柄マークMの周囲を取り巻く四角形状の輪郭パターンR(図6参照)を形成する。そして、この場合、第2の画素8bの全てが発光状態となることで輪郭パターンRが形成され、またこの輪郭パターンRを形成する第2の画素8bの光(ここでは青緑)は、透過性パネルPの色変更フィルタFを通じて赤色に変更され、利用者に視認される。
【0030】
このように第1,第2の画素8a,8bは、第1の画素8aが計測情報、警報情報を表示するのに対し、第2の画素8bが輪郭パターンRを形成する点で表示内容の構成対象が異なり、また通常時、第1の画素8aが計測情報、警報情報の何れかを表示するのに対し、第2の画素8bによる輪郭パターンRは、第1の画素8aが計測情報を表示する際には、表示されずに警報情報を表示する際に表示され、この結果、利用者に注意力を喚起すべき状況(警報状態)が生じたときのみ、表示される点で異なる。
【0031】
次に図5に従って本例によるシステム構成を説明する。図5においてセンサ群10は、具体的には走行距離センサ(速度センサ)、車間距離センサ、外気温センサ、シートベルトセンサ、水温センサ、車間距離センサ、給油センサからなり、それぞれの計測対象に応じた検出信号をマイクロコンピュータ11に出力する。
【0032】
マイクロコンピュータ11は、CPU(演算処理部)、RAM,ROM等の記憶部とを含み、CPUはセンサ群10からの信号を記憶部に格納されたプロググラムに従って処理し、後段のドライバ12に、有機ELパネルEに各検出対象に応じて表示を行わせるための制御信号を出力する。なお本例の場合、マイクロコンピュータ11とドライバ12とで制御回路素子9が構成される。
【0033】
ドライバ12は、マイクロコンピュータからの制御信号に応じて、画素8a,8bを駆動し、各検出対象に応じた表示内容を有機ELパネルEに行わせる。
【0034】
なおスイッチSWは、有機ELパネルEの表示内容を利用者の操作に応じ切り換え可能になすものである。
【0035】
ここで、図6に示すごとく、絵柄マークMからなる警報情報と、輪郭パターンRからなる注意喚起意匠が表示される場合を例として、表示例を説明する。
【0036】
絵柄マークMからなる警報情報は、センサ群10のうち、前記シートベルトセンサの検出信号に基いて表示されるもので、図示しないシートベルトを利用者が締め忘れた場合等に前記シートベルトセンサから検出信号が発信され、この検出信号が制御回路素子9を通じて処理され、有機ELパネルEの表示領域7の中央に絵柄マークMが警報表示される。この絵柄マークMは制御回路素子9を通じて第1の画素8aを選択的に発光状態とすることにより形成され、その発光色は、有機層5を通じて出射される光の色と同じ青緑色である。なおこの状態において、表示領域7の左上には、「ODO」「456789」からなる走行距離情報も表示されており、走行距離情報も絵柄マークMと同様、制御回路素子9を通じて第1の画素8aを選択的に発光状態とすることにより形成され、その発光色は青緑色である。
【0037】
また前記シートベルトセンサの検出信号が制御回路素子9に入力されると、制御回路素子9は、第2の画素8bを発光状態とし、表示領域7内に絵柄マークM及び走行距離情報の外周を取り巻く輪郭パターンRを形成させる。この際、有機ELパネルEから発せられる、輪郭パターンRを構成する光の色は、有機層5を通じて形成される出射光の色と同じ青緑色であるが、透過性パネルPの色変更フィルタFを通過する過程で長波長に波長変換(色変更)され、利用者からは赤色に発光する輪郭パターンRとして視認される。これにより輪郭パターンRが他の情報とは異なる色で視認され、利用者に対し、シートベルトが締め忘れ状態にあることに関し、注意を促すことができる。なおこの際、輪郭パターンRを形成する第2の画素8bを断続的に点灯させてもよく、このようにすることで、より一層、注意喚起性を高めることができる。また本例では、輪郭パターンRを破断することなく連続する四角帯形状に設定したが、その形状は任意であり、部分的に断裂する帯形状でもよいし、破線または波線形状であってもよい。
【0038】
以上のように、本実施形態によれば、表示装置が一対の電極2,6間に有機層(発光層)5を挟持してなる発光部8を有するELパネル(有機ELパネル)Eと、発光部8の発光状態を制御する制御回路素子(制御手段)9とを備えており、発光部8が第1の画素8aと第2の画素8bとで形成され、第2の画素8bに対応する領域に有機層5から出射される光の色を他の色に変更する色変更フィルタFが配置され、制御回路素子9は第2の画素8bを状況に応じて発光させることにより、コスト上昇を抑えながら、色による注意喚起力を向上させることができる。
【0039】
なお本実施形態では第2の画素8bを色変更可能に設けたが、色変更可能となる第2の画素8bは複数あってもよく、また変更色にしても一色のみでなく複数の色に変更できるよう第2の画素8bや色変更フィルタFを設定することもでき、要は少なくとも一つ(一種類)の画素が状況(警報状況のみに限らず何らかのトリガ、例えば制御回路素子9への任意の入力信号や制御回路素子9による状況判定結果)に応じて選択的に発光可能とされ、且つその光を色変更フィルタFによって変更する構成が採用されていれば、種々の変更が可能である。
【0040】
また本実施形態では、有機層5を通じて出射される光を青緑色としたが、有機層5を通じて出射される光の色は任意であり、色変更フィルタFもその出射光の波長成分や要求色に応じて設定すればよく、必ずしも本実施形態のように蛍光物質を含む長波長変換フィルタである必要はなく、単純に不要な波長成分をカットするフィルタであってもよい。
【0041】
また本実施形態ではELパネルとして、有機ELパネルEを用いたが、無機ELパネルを用いてもよく、さらに本実施形態では、マトリクス表示形式のELパネルを用いたが、セグメント表示形式のELパネルを用いてもよい。
【0042】
また色変更フィルタFは、第2の画素8bに対応する領域であって、有機層5から出射される光の色を他の色に変更することができれば、任意の位置に設けることができるが、色変更フィルタFを有機ELパネルとは別の透過性パネルPに分離状態に設けることにより、有機ELパネルE自体や色変更フィルタF、半透過性着色層Sの作り勝手を向上させることができる。
【0043】
また本実施形態では、色変更フィルタFの前方を色変更フィルタFの色とは異なる色の半透過性着色層Sで覆ったことにより、第2の画素8bの非発光時に外光反射等を通じて色変更フィルタFの色が利用者に視認されてしまうのを防止でき、表示品質を向上させることができる。
【0044】
図7、図8は本発明を適用した表示装置の第2の実施例を示すもので、図7は有機ELパネルにおける表示領域7を概略化して示す正面図、図8は第2の画素8bによって形成される注意喚起意匠(意匠パターン)が文字からなる場合を示す正面図である。
【0045】
すなわち、本例では、第1,第2の画素8a,8bの配置が前述第1の実施形態とは異なっており、第2の画素8bが表示領域7の右下に配置され、意匠パターンとして図8に示すごとく「CAUTION」なる文字を形成し、この文字を形成する光の色が図示省略した色変更フィルタFを通じて変更されるようになっており、本実施形態によっても前述第1の実施形態と同様の効果を期待できる。
なお、「CAUTION」なる文字は一例に過ぎず、特定のマークや図形、キャラクター等であってもよい。
【0046】
図9は本発明を適用した表示装置の第3の実施例を示すもので、表示装置全体を示す断面図である。
【0047】
すなわち本実施形態では、円偏光板1aの前方側に色変更フィルタFを被着したもので、これにより色変更フィルタFは、有機ELパネルE自体に設けられている。また本例では図示しないが、色変更フィルタFの前方を半透過性着色層Sで覆ってもよいし、円偏光板1aではなく、透光性基板1に被着してもよい。かかる実施形態によっても前述第1,第2の実施形態と同様の効果を期待できる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、初期の目的を達成することができ、コスト上昇を抑えながら、色による注意喚起力を向上させることが可能な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による表示装置が組み込まれる自動車用計器の正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】同上実施形態による有機ELパネルの正面図。
【図4】図2の要部を拡大して示す断面図。
【図5】同上実施形態による表示装置のシステム構成を示すブロック図。
【図6】同上実施形態による表示装置の表示内容を示す正面図。
【図7】本発明の第2の実施形態による有機ELパネルの表示領域7を概略化して示す正面図。
【図8】同上実施形態による表示装置の表示内容であって、第2の画素8bによって形成される注意喚起意匠(意匠パターン)を示す正面図。
【図9】本発明の第3の実施形態による表示装置の断面図。
【符号の説明】
1 透光性基板
1a 円偏光板
2 第1電極ライン(第1の電極)
2a 陽極ライン(第1の電極ライン)
2b 陽極端子
3 絶縁層
4 リブ(隔壁)
5 有機層(有機EL層)
6 第2電極ライン(第2の電極)
6a 陰極ライン
6b 陰極端子
7 表示領域
8 発光部
8a 第1の画素
8b 第2の画素
9 制御回路素子(制御手段)
10 センサ群
11 マイクロコンピュータ
12 ドライバ
DP 表示装置
E 有機ELパネル(ELパネル)
F 色変更フィルタ
FU 燃料計
FPC フレキシブルプリント配線
HCP 硬質回路基板
M 絵柄マーク
P 透過性パネル
P1 パネル基板
P2 地部
R 輪郭パターン
S 半透過性着色層
SP 速度計
SW スイッチ
TA 回転計
TE 水温計
W 窓部

Claims (3)

  1. 一対の電極間に発光層を挟持してなる発光部を有するELパネルと、
    前記発光部の発光状態を制御する制御手段とを備え、
    前記発光部が第1の画素と第2の画素とで形成され、
    前記第2の画素に対応する領域に前記有機層から出射される光の色を他の色に変更する色変更フィルタが配置され、
    前記制御手段は前記第2の画素を状況に応じて発光させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記色変更フィルタが前記ELパネルとは分離状態に設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記色変更フィルタが該色変更フィルタの色とは異なる色の半透過性着色層で覆われていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
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