JP2004206253A - 取引決済情報管理装置、取引決済情報管理システム、取引決済情報管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

取引決済情報管理装置、取引決済情報管理システム、取引決済情報管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商取引における請求、振込、入金の各処理を一元的にデータ管理して請求の発生から振込および入金に至るまでの各処理の効率化が図れること。
【解決手段】商取引により発生した請求者は、端末装置102を介して請求データを管理サーバ101に送信する。管理サーバ101は、受信した請求データを請求DB201に格納し、この請求データをデータ変換手段208に渡す。データ変換手段208は、請求データに含まれる各項目のうち振込に必要な各項目を抽出し振込データを生成する。生成された振込データは、振込DB202に格納される。振込者の端末装置103には、請求データの発生が通知され、振込者が管理サーバ101にアクセスし、振込データを承認すると、管理サーバ101は、振込データを用いて該当する金融機関の振込サーバ104にアクセスし振込処理を実行させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、商取引をおこなう際に取り交わされる事務手続に関し、請求処理、振込処理、入金処理の各々の過程にて発生するデータおよび作業の管理を、インターネットなどのネットワークを介しておこなう、取引決済情報管理装置、取引決済情報管理システム、取引決済情報管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商取引の取引決済時に商品やサービスの供給をおこなう企業あるいは個人の請求者は、代金等の売掛を請求する場合、見積書あるいは請求書を作成して振込者宛に郵送するなどの方法をとっていた。一方、商品やサービスの供給を受ける側である企業あるいは個人の振込者は、請求者から受け取った見積書あるいは請求書などの書類から振込明細書をおこし、銀行などの金融機関にて振込処理をおこなっていた。また、振込者から振込指示を受けた銀行などの金融機関は、振込明細書に書かれた振込処理をおこない、完了時には入金情報などを請求者に戻し、請求者はそれを元に消し込みなどの処理をおこなっていた。通常、商取引が発生した場合、上記の処理が順次おこなわれている。
【0003】
一方、コンピュータ装置やインターネットの普及にともない、前述した商取引にかかる処理をコンピュータ装置を用いて実行し、効率化を図る取り組みも見受けられる。コンピュータ装置上に組み込んだアプリケーション(ソフトウェア)やネットワークを利用して電子取引すれば、これまで手書きで作業していたものがキーボードからのキー入力で済むようになる、あるいは郵便で受け渡ししていたものが電子メールといった電子媒体を利用することで相手先と受け渡しすることができるようになる。
【0004】
たとえば、顧客が購入対象となる商品をインターネット上のホームページで閲覧でき、購入予定商品の情報を電子情報端末から商品を販売している事業者に送信し、商品の情報がバーコードで表示された支払い請求書を事業者が顧客に電子メール等の電子データとして送信し、決済がおこなわれる小売店から支払い情報が事業者に送信されるシステムがある(下記特許文献1参照。)。
【0005】
また、インターネットを介して契約会社端末からデータベースシステムに請求データを送る請求処理のシステムがある。このシステムは、データベースシステムで顧客データベースと請求書管理データベースにて認証およびデータ登録をおこなう。発行された請求書にて被請求者が銀行の指定口座に振込むと認証の後に消し込みを完了させ、請求書毎に個別の銀行口座を設け、この口座番号で消し込みの管理をおこなうものである(下記特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−259859号公報
【特許文献2】
特開2002−117335号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、請求書や振込明細書などの書類作成を手書きでおこなうか、あるいは、コンピュータ装置を利用したとしてもキーボードの操作入力などの手作業が必要であり、このために多くの時間を費やすこととなった。また、書き込みや転記をおこなう際には、誤字、脱字、転記ミスなども起こりやすい。
【0008】
そのため、このような誤りを防ぐためには、従来ではある取引で取り交わされた書類同士を突き合わせるなどの作業が必要となり、作業と手間が増える問題が生じた。さらに、書類や帳票といった紙媒体を郵送で受け渡しする場合などは、請求書や振込明細書を紛失したり、失念しやすく、取引決済が円滑におこなえなくなる問題も生じた。
【0009】
加えて、得意先企業同士で取引決済をおこなう場合などには、一度に処理しなければならない請求書や振込書が1回の取引で数百件と大量に発生する。このような取引形態にある各企業等では、作業の効率化や書類の正確性の向上が切望されている。
【0010】
この発明は、上述した従来技術に鑑みてなされたものであって、商取引における請求、振込、入金の各処理を一元的にデータ管理して請求の発生から振込および入金に至るまでの各処理の効率化が図れる取引決済情報管理装置、取引決済情報管理システム、取引決済情報管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる取引決済情報管理装置は、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理装置であって、取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
この請求項1の発明によれば、商取引において発生した請求データに基づき振込データが生成されるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省き振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるようになる。
【0013】
また、請求項2の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項1に記載の発明において、前記データ受信手段が受信した前記請求データを格納する請求データベースと、前記データ変換手段により生成された前記振込データを格納する振込データベースとを備え、前記データ変換手段は、前記請求データベースのデータ更新に基づき、前記振込データベースのデータ内容が一致するよう前記振込データを生成する処理を逐次実行することを特徴とする。
【0014】
この請求項2の発明によれば、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるようになる。
【0015】
また、請求項3の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記振込データが示す振込先の金融機関の端末装置との間で振込実行に必要な振込実行データを送信する振込実行用データ送信手段を備え、該振込実行用データ送信手段は、前記振込者の端末装置からの振込要求に基づき、前記振込データが示す前記振込先の金融機関の端末装置に対し、前記生成された振込データの中から振込実行に必要な振込実行データを送信することを特徴とする。
【0016】
この請求項3の発明によれば、振込者の振込要求に基づき、該当する金融機関に対して実際の振込処理を実行でき、請求発生から入金処理に至る処理を円滑に実行できるようになる。
【0017】
また、請求項4の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、商取引において発生する見積データを受信する前記データ受信手段と、前記受信した見積データを更新可能に管理する見積データベースと、前記見積データに基づき前記請求データを生成し、前記請求データベースに格納する見積データ変換手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
この請求項4の発明によれば、見積処理を加えた商取引を一括管理することができるようになり、商取引全体の処理を円滑に実行できるようになる。
【0019】
また、請求項5の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項4に記載の発明において、前記見積データ変換手段は、前記見積データベースの内容更新に基づき、前記請求データベースの内容が対応するよう前記請求データ生成する処理を逐次実行することを特徴とする。
【0020】
この請求項5の発明によれば、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるようになる。
【0021】
また、請求項6の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記見積データベースに格納された前記見積データと、前記請求データベースに格納された前記請求データとの間で対応する見積項目と請求項目のデータ内容の一致を判別する突合手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
この請求項6の発明によれば、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を突き合わせて判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるようになる。
【0023】
また、請求項7の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項6に記載の発明において、前記突合手段は、前記データ変換手段が請求データに基づく振込データを生成する際に前記一致判別の処理を実行することを特徴とする。
【0024】
この請求項7の発明によれば、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致処理を必要かつ最も効率的な時期に突き合わせて判別することができるようになり、処理効率の向上が図れるようになる。
【0025】
また、請求項8の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項6または7に記載の発明において、前記突合手段は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求し、前記新たな見積データおよび/または請求データの作成要求を前記請求者の端末装置に対し送信するデータ送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
この請求項8の発明によれば、突き合わせの結果が不一致であるとき、必要となる新たな見積データと請求データの少なくともいずれかを再度取得できるようになり、常時見積データと請求データのデータ内容を一致させることができ、効率的な管理が図れるようになる。
【0027】
また、請求項9の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記請求データベースに対する請求データの読み出しや格納等のアクセスを制御する請求データベース制御手段を備え、該請求データベース制御手段は、前記請求者の端末装置から送信された前記請求データを前記請求データベースに格納するとともに、前記データ送信手段を介して振込者の端末装置に対し該請求データを送信することを特徴とする。
【0028】
この請求項9の発明によれば、振込者が請求データの発生を逐次知ることができるようになり、請求内容の確認を迅速におこなえるようになる。
【0029】
また、請求項10の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項9に記載の発明において、前記請求データベース制御手段は、前記請求者の端末装置からの一括処理要求に基づき、該請求者毎の請求データを前記データ変換手段にまとめて送り、前記振込データの生成処理を一括して実行することを特徴とする。
【0030】
この請求項10の発明によれば、異なる時期に受信した複数の請求データを請求者の端末装置による一括処理要求によってまとめて振込データを生成できるようになる。これにより、振込データの生成にかかる処理を請求データの件数にかかわらずまとめて効率的におこなえるようになる。この一括処理の時期は、請求者の端末装置から複数の請求データが送信されたとき、あるいは請求者の端末装置から時期が異なって送信された請求データを蓄積しておいたとき、のいずれにも適用でき、一括処理要求に基づいて実行する。
【0031】
また、請求項11の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項3〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記振込データベースに対する振込データの読み出しや格納等のアクセスを制御する振込データベース制御手段を備え、該振込データベース制御手段は、前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求の受信に基づき、前記振込実行用データ送信手段を介して金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行することを特徴とする。
【0032】
この請求項11の発明によれば、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるようになる。
【0033】
また、請求項12の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項11に記載の発明において、前記振込データベース制御手段は、前記振込データベースに格納された複数件の振込データを前記振込者の端末装置から送信された一括送信要求に基づき、一括して前記金融機関の振込サーバに送信することを特徴とする。
【0034】
この請求項12の発明によれば、金融機関に対する複数件の振込処理を一括して送信できるようになり、振込処理にかかる手間を軽減できるようになる。また、複数件の振込処理を1件にまとめて振込むようにすれば、振込手数料を削減できるようになる。
【0035】
また、請求項13の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項2〜12のいずれか一つに記載の発明において、前記請求データベースには、前記請求データが発生した後の振込状況を管理するための請求後状況データの各項目が格納され、前記請求者の端末装置により該請求後状況データを確認可能なことを特徴とする。
【0036】
この請求項13の発明によれば、請求者は端末装置を介して発生した請求に関するその後の状況を管理することができるようになる。
【0037】
また、請求項14の発明にかかる取引決済情報管理装置は、請求項13に記載の発明において、前記金融機関の振込サーバから振込実行に基づく入金情報を取得し、前記請求データベースに格納された請求データとの突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する処理を実行する入金管理手段を備えたことを特徴とする。
【0038】
この請求項14の発明によれば、振込実行の有無、すなわち請求後の入金の有無に対応した情報が請求者および振込者の端末装置に送信され、入金に関する管理の容易化が化が図れるようになる。
【0039】
また、請求項15の発明にかかる取引決済情報管理システムは、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理システムであって、取引決済にかかる請求データを作成し送出する請求者の端末装置と、取引決済にかかる振込データを受信し、該振込データに基づく振込処理の実行を要求する振込者の端末装置と、前記請求者の端末装置と、前記振込者の端末装置に対しネットワークを介して接続され、前記請求データと前記振込データを一括管理する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、前記生成された振込データを前記振込者の端末装置に送信するデータ送信手段とを具備することを特徴とする。
【0040】
この請求項15の発明によれば、管理サーバにより商取引において発生した請求データに基づき振込データが生成されるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省け振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるようになる。さらに、商取引に携わる者が同一の情報を共有することができるようになるため、内容の不備や進捗の監視も図ることができるようになる。
【0041】
また、請求項16の発明にかかる取引決済情報管理システムは、請求項15に記載の発明において、前記管理サーバには、ネットワークを介して金融機関の振込サーバが接続され、前記振込データに基づき前記振込サーバに対して振込処理の実行を依頼することを特徴とする。
【0042】
この請求項16の発明によれば、振込者の振込要求に基づき、該当する金融機関に対して実際の振込処理の実行を依頼でき、請求発生から入金処理に至る処理を円滑に実行できるようになる。
【0043】
また、請求項17の発明にかかる取引決済情報管理システムは、請求項15または16に記載の発明において、前記管理サーバは、前記請求データと前記振込データのデータ内容の一致を判別することを特徴とする。
【0044】
この請求項17の発明によれば、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるようになる。
【0045】
また、請求項18の発明にかかる取引決済情報管理システムは、請求項15〜17のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバは、前記請求者の端末装置から送信される見積データと前記請求データのデータ内容の一致状態を判別することを特徴とする。
【0046】
この請求項18の発明によれば、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるようになる。
【0047】
また、請求項19の発明にかかる取引決済情報管理システムは、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバは、特定のデータセンタに設置され、該データセンタ内において振込処理を実行するメインサーバに前記振込データを送出することを特徴とする。
【0048】
この請求項19の発明によれば、管理サーバによる請求データから振込データを自動生成する機能をデータセンタのサービスとして提供することができる。請求者や振込者は、それぞれこのデータセンタが提供するサービスを利用してそれぞれの処理の効率化を図ることができる。また、請求者と振込者が同一のデータセンタとして同一の金融機関を利用すれば振込手数料を低減させること等も可能となる。
【0049】
また、請求項20の発明にかかる取引決済情報管理方法は、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理するための取引決済情報管理方法であって、取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信工程と、前記データ受信工程により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換工程と、前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信工程と、を含むことを特徴とする。
【0050】
この請求項20の発明によれば、商取引において発生した請求データに基づき振込データを生成することができるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省け振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるようになる。
【0051】
また、請求項21の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項20に記載の発明において、前記データ変換工程は、前記請求者の端末装置から前記請求データを受信する毎に、前記振込データの生成処理を実行することを特徴とする。
【0052】
この請求項21の発明によれば、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるようになる。
【0053】
また、請求項22の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項20に記載の発明において、前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを複数件分蓄積する請求データ蓄積工程を含み、前記データ変換工程は、前記蓄積された複数件分の請求データを所定時期に一括し、前記振込データの生成処理を実行することを特徴とする。
【0054】
この請求項22の発明によれば、異なる時期に受信した複数の請求データを請求者の端末装置による一括処理要求によってまとめて振込データを生成できるようになる。これにより、振込データの生成にかかる処理を請求データの件数にかかわらずまとめて効率的におこなえるようになる。
【0055】
また、請求項23の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項20〜22のいずれか一つに記載の発明において、前記データ変換工程による生成された前記振込データを、振込者の端末装置から送信された振込の承認要求に基づき振込先の金融機関の端末装置に送出し、振込実行をおこなう振込実行工程を含むことを特徴とする。
【0056】
この請求項23の発明によれば、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるようになる。
【0057】
また、請求項24の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項20〜23のいずれか一つに記載の発明において、商取引において発生する見積データを前記請求者の端末装置から受信する見積データ受信工程と、前記見積データの受信に基づき前記請求データを生成する見積データ変換工程とを含むことを特徴とする。
【0058】
この請求項24の発明によれば、見積処理を加えた処理を一括管理することができるようになり、商取引全体の処理を円滑に実行できるようになる。
【0059】
また、請求項25の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項24に記載の発明において、前記見積データの見積項目と、前記請求データの請求項目とのデータ内容の一致を判別する突合工程を含むことを特徴とする。
【0060】
この請求項25の発明によれば、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を突き合わせて判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるようになる。
【0061】
また、請求項26の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項25に記載の発明において、前記突合工程による前記一致判別の処理は、前記データ変換工程により前記請求データに基づく振込データを生成する際に実行することを特徴とする。
【0062】
この請求項26の発明によれば、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致処理を必要かつ最も効率的な時期に突き合わせて判別することができるようになり、処理効率の向上が図れるようになる。
【0063】
また、請求項27の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項25または26に記載の発明において、前記突合工程は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求することを特徴とする。
【0064】
この請求項27の発明によれば、突き合わせの結果が不一致であるとき、必要となる新たな見積データと請求データの少なくともいずれかを再度取得できるようになり、常時見積データと請求データのデータ内容を一致させることができ、効率的な管理が図れるようになる。
【0065】
また、請求項28の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項20〜27のいずれか一つに記載の発明において、前記データ受信工程は、前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを振込者の端末装置に送信することを特徴とする。
【0066】
この請求項28の発明によれば、振込者が請求データの発生を逐次知ることができるようになり、請求内容の確認を迅速におこなえるようになる。
【0067】
また、請求項29の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項23に記載の発明において、前記振込実行工程は、前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求を受信すると、前記金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行することを特徴とする。
【0068】
この請求項29の発明によれば、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるようになる。
【0069】
また、請求項30の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項29に記載の発明において、前記振込実行工程は、前記振込者による複数件の振込データの一括送信要求を受信すると、該当する複数件の振込データを一括して前記金融機関の振込サーバに送信することを特徴とする。
【0070】
この請求項30の発明によれば、金融機関に対する複数件の振込処理を一括して送信できるようになり、振込処理にかかる手間を軽減できるようになる。また、複数件の振込処理を1件にまとめて振込むようにすれば、振込手数料を削減できるようになる。
【0071】
また、請求項31の発明にかかる取引決済情報管理方法は、請求項29または30に記載の発明において、前記振込実行工程の処理後、前記金融機関の振込サーバが振込実行した入金情報を取得し、前記請求データと入金情報との突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する入金管理工程とを含むことを特徴とする。
【0072】
この請求項31の発明によれば、振込実行の有無、すなわち請求後の入金の有無に対応した情報を請求者および振込者の端末装置に送信でき、入金に関する管理の容易化が化が図れるようになる。
【0073】
また、請求項32の発明にかかるプログラムは、前記請求項20〜31のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0074】
この請求項32の発明によれば、請求項20〜31のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることができ、コンピュータを用いて商取引にかかる請求から振込実行までの処理を実行できるようになり、商取引の効率化が図れるようになる。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる取引決済情報管理装置、取引決済情報管理システム、取引決済情報管理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0076】
(実施の形態1)
(取引決済情報管理システムの構成)
まず、この発明の本実施の形態にかかる取引決済情報管理装置を含む取引決済情報管理システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明の本実施の形態1にかかる取引決済情報管理装置を含む取引決済情報管理システムのシステム構成を示す説明図である。
【0077】
図1において、取引決済情報管理システムは、取引決済情報管理装置(以下、管理サーバ、という)101と、管理サーバ101の提供を受ける請求者が所有する端末装置102と、振込者が所有する端末装置103と、銀行等の金融機関が所有する複数の振込サーバ104と・・・が、それぞれインターネットなどのネットワーク100によって接続し構成されている。端末装置102,103と管理サーバ101との間のネットワーク100と、振込サーバ104と管理サーバ101との間のネットワーク100は別としたが、同一のネットワークでもよい。
【0078】
本実施の形態1にかかる管理サーバ101は、たとえば、各種パーソナルコンピュータやワークステーションなどであり、金融機関外部のサービス事業者により管理、運営されているものとする。管理サーバ101を中心として、端末装置102,103と、振込サーバ104との間でおこなうネットワーク100を介した通信においては、SSL方式等を利用したセキュリティ機能や、暗号化技術等を用い、秘密保持を確保する。
【0079】
また、請求者が所有する端末装置102,103は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータであってもよく、通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant(R))であってもよく、また、ネットワーク100に接続する機能(たとえば、NTTドコモ製iモード(R)機能、日本移動通信株式会社製EZ accessなど)を備えた、携帯電話であってもよい。そして、振込サーバ104においては、たとえば、各種パーソナルコンピュータやワークステーションなどであってもよい。
【0080】
(取引決済情報管理システムの機能的構成)
つぎに、この発明の本実施の形態1にかかる取引決済情報管理システムの機能的構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態1にかかる取引決済情報管理システムの構成を機能的に示すブロック図である。
【0081】
(端末装置102の機能的構成)
図2において、請求者は、商品やサービスの供給をおこなう企業または個人である。この請求者は、管理サーバ101が提供する取引決済情報の登録、管理といったサービスを端末装置102を用いて利用する。この端末装置102には、管理サーバ101とデータ送受するための専用のアプリケーション(ソフトウェア)が設けられる。このアプリケーションの実行により、ネットワーク100を介し管理サーバ101のサーバプログラムと所定の通信プロトコル(たとえば、Transmission Control ProtocolいわゆるTCPなど)に基づいて接続関係を確立し、ファイルまたはテキストベースのデータの送受信をおこなう。
【0082】
そして、請求者は、専用のアプリケーション(ソフトウェア)、あるいはブラウザの機能を利用し、端末装置102から管理サーバ101に備えられた請求データベース(DB)201に対し、請求データの登録、修正をおこなう。また、振込処理がおこなわれる際には、振込結果である入金情報などのテキスト文字列の通知データやファイルを、送信手段203を通じて受信する。
【0083】
(端末装置103の機能的構成)
図2において、振込者は、請求者によって商品やサービスを供給される側の企業または個人である。この振込者は、管理サーバ101が提供する取引決済情報の登録、管理といったサービスを端末装置103を用いて利用する。この端末装置103についても、端末装置102と同様に専用のアプリケーション(ソフトウェア)を使用する。
【0084】
振込者は、専用のアプリケーションを利用し、端末装置103から管理サーバ101に備えられた振込データベース(DB)202に対し、振込データの受信要求を送信する。また、振込処理が終了した際、端末装置103は、振込終了メッセージなどの通知データを、送信手段205を通じて受信する。
【0085】
(振込サーバ104の機能的構成)
図2において、銀行や金融機関等に設けられ振込処理を実行する振込サーバ104は、管理サーバ101(厳密には端末装置103)から送信された振込処理要求を受けて実行されるサーバプログラムを備えている。端末装置103において、振込者が振込の承認をおこなう(承認をおこなう際の詳細な動作については図10を用いて後述する)と、振込サーバ104に対し管理サーバ101の送信手段210を通じて振込データが送信される。これを受けて、振込サーバ104ではサーバプログラムが実行され、銀行や金融機関等に対する振込処理をおこなう。処理が完了すると、振込サーバ104は、端末装置102に対する入金情報の送信をおこなう。
【0086】
(管理サーバ101の機能的構成)
図2において、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して端末装置102,103,振込サーバ104と通信をおこなう管理サーバ101は、請求DB201と、振込DB202と、送信手段203,205と、受信手段204,206と、請求DB制御手段207と、データ変換手段208と、振込DB制御手段209と、送信手段210と、受信手段211とを含む構成となっている。
【0087】
請求DB201は、商取引において発生する請求書のデータを登録するデータベースであり、請求者が端末装置102から取得要求を送信したり、管理サーバ101で実行されるサーバプログラムが、登録、取り出しなどの命令を発行する際にアクセスされる。
【0088】
また、振込DB202は、振込データを登録するデータベースであり、請求DB201に登録された請求データに基づき、データ変換手段208(後述する)が有する自動変換機能によって生成された振込データが登録される。この振込DB202は、振込者が、端末装置103から取得要求を送信したり、管理サーバ101で実行されるサーバプログラムが、登録、取り出しなどの命令を発行する際にアクセスされる。
【0089】
送信手段203,受信手段204は、端末装置102との接続手段である。送信手段203は、管理サーバ101が、端末装置102に対して送信応答(たとえば、登録済みの請求データの送信や、入金情報の配信など)をおこなう。また、受信手段204は、端末装置102から管理サーバ101に対する、データ送信要求(たとえば、新規登録の請求データなど)や、データ取得要求(たとえば、登録済みの請求データや、入金状況の状態フラグデータなど)を受け取る。
【0090】
また、送信手段205,受信手段206は、端末装置103との接続手段である。送信手段205は、管理サーバ101が、端末装置103に対して送信応答(たとえば、登録済みの振込データの送信や、振込期限が過ぎた場合のアラート表示の送信など)をおこなう。また、受信手段206は、端末装置103から管理サーバ101に対して、データ送信要求(たとえば、振込の承認など)や、データ取得要求(たとえば、登録済みの振込データや、振込状況の状態フラグデータなど)を受け取る。
【0091】
さらに、送信手段210,受信手段211は、振込サーバ104との接続手段である。送信手段210は、管理サーバ101が、振込サーバ104に対して送信応答(たとえば、振込先明細データの送信や、振込指示通知の送信など)をおこなう。また、受信手段211は、振込サーバ104から管理サーバ101に対して、データ送信要求(たとえば、入金情報データを受け取る)や、データ取得要求(たとえば、請求者情報データなど)を受け取る。以上の送信手段203,205,210と、受信手段204,206,211は便宜上、端末毎に対応させるために異なる手段として説明したが、単一に送受信手段を用い、上記各端末(端末装置102,103および振込サーバ104)別に各データの送受信先を切り換える構成にもできる。
【0092】
請求DB制御手段207は、端末から受信した請求データを請求DB201へ登録する制御をおこなう。また、請求DB201に登録された請求データの取り出し、削除の制御をおこなう。このほか、請求DB201以外の、送信手段203へのデータ送信要求、さらに、受信手段204,211からのデータ取得要求、データ変換手段208からのデータ取得要求、といった請求データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0093】
そして、管理サーバ101は、受信手段204によって請求データの登録要求を受信すると、受信した請求データから振込データの自動生成をおこなう。データ変換手段208は、この自動生成をおこなうための変換手段である。データ変換手段208は、データ変換時に請求DB制御手段207から請求データを取得し、振込DB制御手段209にデータ変換後の振込データを送る。
【0094】
振込DB制御手段209は、データ変換手段208から受信した振込データを振込DB202に登録し、さらに、振込DB202に登録された振込データの取り出しをおこなう。このほか、振込DB202以外の、送信手段205,210へのデータ送信要求、受信手段206からのデータ取得要求、データ変換手段208からのデータ送信要求、といった振込データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0095】
(端末装置、振込サーバ、管理サーバのハードウェア構成)
つぎに、この発明の本実施の形態1にかかる取引決済情報管理システムを構成するサーバ(図は振込サーバ104、管理サーバ101)および端末装置のハードウェア構成について説明する。図3は、この発明の本実施の形態1にかかる端末装置、振込サーバ104、管理サーバ101のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0096】
図3において、管理サーバ101は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、HDD(ハードディスクドライブ)304と、HD(ハードディスク)305と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)306と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)307と、ディスプレイ308と、KB(キーボード)309と、マウス310と、ネットワークI/F(インタフェース)311と、プリンタ312と、を備えている。また、各構成部はバス313によってそれぞれ接続されている。
【0097】
ここで、CPU301は、管理サーバ101全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304は、CPU301の制御にしたがってHD305に対するデータのリード/ライトを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
【0098】
FDD306は、CPU301の制御にしたがってFD307に対するデータのリード/ライトを制御する。FD307は、FDD306の制御で書き込まれたデータを記憶する。着脱可能な記録媒体として、FD307の他、CD−ROM(CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)などであってもよい。ディスプレイ308は、カーソル、アイコン、あるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータに関するウインドウ(ブラウザ)を表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
【0099】
KB309は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。マウス310は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティックなどであってもよい。
【0100】
ネットワークI/F311は、ネットワーク100を介して、端末装置102、および端末装置103、振込サーバ104に接続される。そして、ネットワークI/F311は、ネットワークと内部とのインタフェースを司り、管理サーバ101からのデータの入出力を制御する。また、プリンタ312は、文書データを印刷する。たとえば、レーザプリンタなどである。
【0101】
図2に示した送信手段203,受信手段204,送信手段205,受信手段206,送信手段210,受信手段211は,それぞれ、たとえば、図3に示したネットワークI/F311によって、あるいは、ROM302、RAM303またはHD305、FD307などの記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令にしたがってCPU301が処理を実行することによって、各部の機能を実現する。
【0102】
また、図2に示した請求DB制御手段207と、データ変換手段208と、振込DB制御手段209について、ROM302,RAM303またはHD305,FD307などの記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令にしたがってCPU301が命令処理を実行することによって、各部の機能を実現する。
【0103】
また、端末装置102、および端末装置103、振込サーバ104は、CPU321と、ROM322と、RAM323と、HDD(ハードディスクドライブ)324と、HD(ハードディスク)325と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)326と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)327と、ディスプレイ328と、KB(キーボード)329と、マウス330と、ネットワークI/F(インタフェース)331と、プリンタ332と、を備えている。また、各構成部はバス333によってそれぞれ接続されている。
【0104】
(請求者による請求データ新規登録の手順)
つぎに、請求者による請求データ新規登録の手順について説明する。図4は、この発明の本実施の形態1にかかる請求者による請求データ新規登録の処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、商品やサービスの供給をおこなう企業または個人である請求者は、管理サーバ101に対しアクセスをおこなうため、端末装置102にて専用アプリケーションを起動し、ログイン処理をおこなう(ステップS401)。
【0105】
ログイン処理をおこなうに際しては、会員管理用のデータベース(不図示のDB)を使用するような認証方式でもよいし、サーバプログラム内に認証機能を作成してもよい。たとえば、会員管理用のDBを使用する場合には、請求者は、あらかじめ会員としての識別コード、およびパスワードといった自らを一意に特定することができるようなクライアント情報を会員管理用のDBに登録しておき、認証画面(図示せず)から管理サーバ101に送信し、会員管理用のDBにて検索あるいは照合するなどして、アクセス権の識別をおこなう。
【0106】
図5は、この発明の本実施の形態1にかかる請求データ作成画面の表示内容の一例を示す説明図である。図5において、請求者の端末装置102上に表示される請求データ作成画面500は、請求者が商取引をおこなった際に、請求データの新規登録をおこなう画面である。
【0107】
図示のように、登録する項目は、振込者識別コード、利用日、取引内容、請求額、振込日、備考などである。まず、請求者は画面上の必要な項目の入力オブジェクト501に記入をおこなう。このとき、入力オブジェクト501のタイプが、フィールドであればKB329によるテキストの入力、多岐選択(ポップアップ)式の選択用ボタンやラジオボタンなどであればマウス330の押下で選択指示する。そして、必要項目を記入し終えたら送信ボタン502を押下することで請求データを管理サーバ101に送信し、請求DB201に登録をおこなう。
【0108】
ログインすると、図5で示された請求データ作成画面500が表示され、ここに示された各入力フィールドに対し、発生した取引の請求データの記入をおこなう(図4のステップS402)。その後、請求データ作成画面500上の送信ボタン502を押下することによって、管理サーバ101に対して請求データが送信される(ステップS403)。管理サーバ101では受信した請求データの登録をおこなう。
【0109】
(請求データを受信した管理サーバ101の処理手順)
つぎに、図4のステップS403において請求データの送信がおこなわれ請求データを受信した管理サーバ101の処理の手順について説明する。図6は、この発明の本実施の形態1にかかる請求データを受信した管理サーバ101の処理の手順を示すフローチャートである。図示の各手順は、請求データ受信とともにサーバプログラムが自動実行する内容に相当する。図6のフローチャートにおいて、まず、管理サーバ101は、請求者の端末装置102から請求データを受信したか否かを判断する(ステップS601)。
【0110】
管理サーバ101は、請求データの受信を待ち状態で待機し(ステップS601:No)、請求データを受信すると(ステップS601:Yes)、請求DB制御手段207(図2参照)は、請求データを請求DB201に登録する(ステップS602)。登録が完了すると、請求DB制御手段207は、振込者の端末装置103宛に、ファイル、またはテキストベースの請求データを送信する(ステップS603)。
【0111】
つぎに、請求DB201に登録した請求データを請求DB制御手段207により取り出し、データ変換手段208に送る。データ変換手段208は、振込データ(振込明細)の自動生成をおこなう(ステップS604)。
【0112】
このとき、データ変換手段208は、請求DB201に登録したデータを取り出して使用せず、たとえば、請求データ受信時にRAM323、またはHD325、またはFD327などに展開された状態の請求データをそのまま被変換データとして利用してもよい。そして、ステップS604で自動生成された振込データは、振込DB制御手段209により振込DB202に登録される(ステップS605)。
【0113】
また、振込データの自動生成については、上記のように端末装置102から請求データの登録要求が送出された時点で振込データの自動生成をおこなわずに、管理サーバ101が振込者から振込データのデータ取得要求を受けた時点で自動生成するタイミングであってもよい。すなわち、請求書の通知を受けた振込者が、振込データを閲覧する時点において振込データが作成されていればよい。
【0114】
図7は、この発明の本実施の形態1にかかる振込データ自動生成の変換前と変換後の項目の一例を対比したデータ項目の図である。振込データ自動生成の機能は、端末装置102から送信された請求データを元に、管理サーバ101うちのデータ変換手段208が振込データの自動生成をおこなう。この自動生成前のデータ項目が、図7における請求テーブルフォーマット701として示してあり、また、自動生成後のデータ項目が振込テーブルフォーマット702で示してある。
【0115】
データ変換手段208は、請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成する。図示の例では、データ変換手段208は、振込データの自動生成時に、これらのフォーマット変換をおこなうものとしたが、これに限らず、請求データの項目のうち不要な項目以外を抽出して振込データを生成する構成としてもよい。なお、図中、請求テーブルフォーマット701と、振込テーブルフォーマット702には、それぞれテーブルに登録される項目データD1,D2の例を矢印にて示している。
【0116】
この振込データの自動生成時には、振込者が振込処理をおこなう際に振込者と金融機関が必要とする項目データを請求データから取り出し、必要に応じて取り出したデータを編集し、振込時に使用できるデータとして作成する。一例として、図7の請求識別番号は、振込データが作成された後にその振込データがどの請求データに対応しているかなどの検索キーとして残す必要があると考えられるので振込データには必ずセットする。
【0117】
ただし、変換後のデータ属性(たとえば、テキストや整数値など)の決定は、そのデータが変換後にどのように利用されるか、あるいは、振込データを使用するアプリケーションやデータベースの種類などからも左右されるので適宜検討が必要となり、それに応じて変換テーブルの変換内容も異なってくる。たとえば、図7の請求識別番号の例では、変換前は「00000001」の8桁のテキストデータであったが、変換後の振込データ側では整数値1としてセットし直している例を示してある。また、その他の項目でも日付データの定型が変わっている例を示してある。
【0118】
(振込者による振込操作の手順)
つぎに、振込者による振込操作の手順について説明する。図8は、この発明の本実施の形態1にかかる振込者による振込操作の処理の手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、商品やサービスの供給を受ける側の企業または個人である振込者は、請求者が端末装置102を用いて請求データの新規登録をおこなった際(前述の図4のステップS401〜S403の処理)に、管理サーバ101から通知として送信される請求データを受信する(ステップS801)。
【0119】
振込者は、請求データを受信した後、振込操作をおこなうべく、振込者の端末装置103を使用して管理サーバ101に対してログイン処理をおこなう(ステップS802)。ログイン処理をおこなうに際しては前述した請求者のときと同じく、管理サーバ101に会員管理用のDBを使用するような認証方式でもよいし、サーバプログラム内に認証機能を作成してもよい。たとえば、会員管理用のDBを使用する場合には、振込者は、あらかじめ会員としての識別コード、およびパスワードといった自らを一意に特定することができるようなクライアント情報を会員管理用のDBに登録しておき、認証画面(図示せず)から管理サーバ101に送信し、会員管理用のDBにて検索あるいは照合するなどして、アクセス権の識別をおこなう。このログイン後、振込者の端末装置103には、図9に示す出金先一覧画面900が表示される。
【0120】
図9は、この発明の本実施の形態1にかかる出金先一覧画面の表示内容の一例を示す説明図である。図9において、出金先一覧画面900は、振込者がその時点で受けている請求を一覧表示する画面である。出金先一覧画面900上の一覧リスト901には、請求されたデータを、請求識別番号順や利用日順など見やすい並びにソートして表示させる、あるいは検索機能を使って抽出したデータのみを表示させてもよい。また、請求データの件数が多く一覧リスト901の行数では一度に表示できない場合には、カーソル905を使ってスクロールバー902を上下に、また、1件のデータ項目が一覧リスト901の横方向に表示しきれていない場合には、スクロールバー903を左右に、移動させることで一覧リスト901の行列数の表示範囲を超えている項目を見ることもできる。
【0121】
また、図10は、この発明の本実施の形態1にかかる振込先明細画面の表示内容の一例を示す説明図である。図10において、振込先明細画面1000は、図9で選択した請求データの詳細情報を表示した画面である。ここで、振込者は、請求内容が詳細表示されている振込明細1001を確認し、請求内容に誤りがない場合には、承認ボタン1002を押下することで、振込サーバ104に対し振込データの送信をおこなう。また、請求内容に誤りがある場合には、不備のある旨を通知する画面を別に用意してもよいし、電子メールなどで請求者宛に通知するなどしてもよい。そして、戻るボタン1003を押下すると、図9の出金先一覧画面900に戻り、当該画面に切り替わる直前と同様の一覧リスト901が表示される。
【0122】
このように、図9に示した出金先一覧画面900には、その時点で請求が来ている振込先の一覧が表示されており、一覧の中の振込先をマウス330の押下で選択し、選択ボタン904を押下すると(ステップS803)、図10に示した振込の詳細情報が表示された振込先明細画面1000が次画面として表示されるようになっている。ここで、詳細の内容を確認し(図8のステップS804)、内容に不備があるか否かを判断する(ステップS805)。
【0123】
振込明細に不備があった場合(ステップS805:Yes)は、当該請求をおこした請求者宛に通知画面(図示せず)などから異議通知を送信する(ステップS806)。振込明細に不備がなかった場合(ステップS805:No)には、振込先明細画面1000の承認ボタン1002を押下する(ステップS807)ことにより、振込サーバ104に対して振込指示を送信する。
【0124】
(振込承認時の管理サーバ101の処理手順)
つぎに、振込承認時の管理サーバ101の手順について説明する。図11は、この発明の本実施の形態1にかかる振込承認時の管理サーバ101の処理の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、まず、管理サーバ101は、振込者からのログイン要求の処理をおこない、つぎに、その時点で当該振込者に対してなされている請求すべてを一覧表示させる出金先一覧画面900(図9参照)の送信をおこなう(ステップS1101)。そして、振込者により出金先一覧画面900の一覧の中から、振込先がマウス330の押下で選択され、選択ボタン904が押下されたか否かを判断する(ステップS1102)。
【0125】
選択ボタン904が押下されない場合(ステップS1102:No)は、出金先一覧画面900の表示を続け、選択ボタン904が押下された場合(ステップS1102:Yes)は、振込DB制御手段209の制御により振込DB202から該当する振込先の振込データを取り出し、振込先明細画面1000(図10参照)を端末装置103に送信する(ステップS1103)。
【0126】
つぎに、振込先明細画面1000において、承認ボタン1002が押下されたか否かを受信手段206に受信した信号にて判断する(ステップS1104)。押下されない場合(ステップS1104:No)は、さらに、戻るボタン1003が押下されたか否かを受信手段206に受信した信号にて判断する(ステップS1105)。
【0127】
戻るボタン1003が押下されない場合(ステップS1105:No)は、振込先明細画面1000の表示を続け、押下された場合(ステップS1105:Yes)は、出金先一覧画面900に戻る。戻った際の出金先一覧画面900は、振込先明細画面1000に切り替わる前の表示状態が保たれている。一方、承認ボタン1002が押下された場合(ステップS1104:Yes)は、銀行など金融機関の振込サーバ104宛に、送信手段210を通じて振込データの送信をおこなう(ステップS1106)
【0128】
以上説明した実施の形態1では、端末装置102,103上において専用のアプリケーション(ソフトウェア)の使用を前提として説明したが、端末装置102,103は、一般に普及しているブラウザ(たとえば、Microsoft社のInternet Explorer(R)など)を使って画面やデータの送受信をおこなってもよい。この場合、端末装置102,103上にあるWWW(World Wide Web)クライアントであるブラウザから、管理サーバ101上のWebサーバに対してHTML(Hyper Text Markup Language)形式等の画面(ページ)情報の取得要求を送信することでブラウザ上に画面を取得する。
【0129】
そして、端末装置102,103は、取得した画面上に配置されたフィールドやボタン等のオブジェクトに対して、文字の入力やマウス330の押下などの操作をおこなうことで、管理サーバ101に対してページの切り換え要求や、文字データの送信などをおこなう。このようなブラウザ機能を用いた処理の実行は、以下に述べる実施の形態2〜4においても同様に適用することができる。
【0130】
以上説明したように、実施の形態1によれば、請求者が管理サーバ101に請求データを登録するだけで振込者が振込処理時に必要な振込データを自動的に生成できる。このことにより、商取引の取引決済時に、請求者、振込者、金融機関で各々個別におこなわれていた、請求書、振込明細書、入金書類の作成作業を不要にでき、作業の効率化を図ることができる。そして、これらの書類をデータ化し、ネットワーク100を介して送受信するため、従来のような書類を各担当者間で郵送するといった手間と時間を大幅に軽減できるようになる。
【0131】
また、上記改善点から、従来人手を介する作業が圧倒的に多かった商取引の処理の多くを自動化することができるので、その中で起こりうる人為的なミス(書類の紛失、誤字、脱字、データの誤入力など)をも大幅に減少させることができると見込まれる。さらに処理の過程で、人手を介さなくなる部分が多くなることから、これまで、その作業に携わっていた労働者の人件費、郵送費、あるいは人為的なミスによる再振込から発生する振込手数料、といった費用の削減効果も期待できる。
【0132】
また、従来は、請求書を発行してしまった後の進捗状況を請求者が確認することはできなかった。しかし、実施の形態1によれば、請求データや振込データ等の商取引データを、管理サーバ101で一括して登録、管理をおこなうため、従来、振込者主導でおこなわれていた取引処理の進行を、請求者の側でも逐次管理することが可能となる。
【0133】
(実施の形態2)
(見積機能の機能的構成)
つぎに、この発明の本実施の形態2にかかる見積機能の機能的構成について説明する。図12は、この発明の本実施の形態2にかかる見積機能の構成を機能的に示すブロック図である。
【0134】
(端末装置102の機能的構成)
図12における端末装置102は、前述した実施の形態1(図2)で説明した端末装置102内で使用する専用アプリケーション(ソフトウェア)に、見積データの登録、修正用の画面と機能を付加したものである。その他の機能については図2の端末装置102と同様であり、図2と同様の構成には同一の符号を附してある。この見積機能付管理サーバ1201のサーバプログラムと通信をおこなう場合は、前述したように、専用のアプリケーションを使用したり、あるいはブラウザなどのWWWクライアントを利用することができる。
【0135】
そして、請求者は、専用のアプリケーション、あるいはブラウザの機能を利用し、端末装置102から見積機能付管理サーバ1201に備えられた見積DB(データベース)1202に対し、見積データの登録、修正をおこなう。また、請求DB(データベース)201に対して、請求データの修正をおこなう。そして、振込処理がおこなわれる際には、振込結果である入金情報などのテキスト文字列の通知データやファイルを、送信手段203を通じて受信する。
【0136】
(端末装置103,振込サーバ104の機能的構成)
図12において、端末装置103と、振込サーバ104の機能的構成は、図2における同番号の装置と同様である。
【0137】
(見積機能付管理サーバ1201の機能的構成)
図12に示す見積機能付管理サーバ1201は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して請求者および振込者の端末装置102,103、および振込サーバ104と通信をおこなう。この見積機能付管理サーバ1201は、請求DB201と、振込DB202と、送信手段203,205と、受信手段204,206と、請求DB制御手段207と、振込DB制御手段209と、送信手段210と、受信手段211と、見積DB1202と、見積DB制御手段1203と、見積データ変換手段1204と、請求データ変換手段1205と、を含む構成となっている。
【0138】
見積DB1202は、商取引において発生する見積書のデータを登録するデータベースである。請求者が端末装置102から取得要求を出したり、あるいは見積機能付管理サーバ1201で実行されるサーバプログラムが、登録、取り出しなどの命令を発行する際にアクセスされる。
【0139】
また、請求DB201は、請求データを登録するデータベースであり、見積DB1202に登録された見積データを自動変換して得られた請求データが登録される。また、振込DB202は、振込データを登録するデータベースであり、この振込DB202には、請求DB201に登録された請求データを自動生成することによって得られた振込データが登録される。これらのデータベースは、端末装置102,103からの取得要求時、あるいは、見積機能付管理サーバ1201で実行されるサーバプログラムが、登録、取り出しなどの命令を発行する際にアクセスされる。
【0140】
送信手段203,受信手段204は、端末装置102とのネットワーク100を介した接続手段である。送信手段203は、見積機能付管理サーバ1201が、端末装置102に対して送信応答(たとえば、登録済みの見積データの送信や、入金情報の配信など)をおこなう。また、受信手段204は、端末装置102から管理サーバ101に対して、データ送信要求(たとえば、新規登録の見積データなど)や、データ取得要求(たとえば、登録済みの見積データや、入金状況の状態フラグデータなど)を受け取る。
【0141】
また、送信手段205,受信手段206は、端末装置103とのネットワーク100を介した接続手段である。送信手段205は、見積機能付管理サーバ1201が、端末装置103に対して送信応答(たとえば、登録済みの振込データの送信や、振込期限が過ぎた場合のアラート表示の送信など)をおこなう。また、受信手段206は、端末装置103から見積機能付管理サーバ1201に対して、データ送信要求(たとえば、振込の承認など)や、データ取得要求(たとえば、登録済みの振込データや、振込状況の状態フラグデータなど)を受け取る。
【0142】
さらに、送信手段210,受信手段211は、振込サーバ104とのネットワーク100を介した接続手段である。送信手段210は、見積機能付管理サーバ1201が、振込サーバ104に対して送信応答(たとえば、振込先明細データの送信や、振込指示通知の送信など)をおこなう。そして、受信手段211は、振込サーバ104から見積機能付管理サーバ1201に対して、データ送信要求(たとえば、入金情報データの送信など)や、データ取得要求(たとえば、請求者情報データなど)を受け取る。以上の送信手段203,205,210と、受信手段204,206,211は便宜上、端末毎に対応させるために異なる手段として説明したが、単一に送受信手段を用い、上記各端末(端末装置102,103および振込サーバ104)別に各データの送受信先を切り換える構成にもできる。
【0143】
一方、見積DB制御手段1203は、端末から受信した見積データを見積DB1202に登録する。また、見積DB1202に登録された見積データの取り出し、修正、削除をおこなう。このほか、見積DB1202以外の、送信手段203へのデータ送信要求、さらに、受信手段204からのデータ取得要求や、見積データ変換手段1204からのデータ取得要求、といった見積データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0144】
見積機能付管理サーバ1201は、受信手段204によって見積データの登録要求を受信すると、受信した見積データに基づき請求データの自動変換をおこなう。見積データ変換手段1204は、この自動変換をおこなうための変換手段である。見積データ変換手段1204は、見積DB制御手段1203に対しては見積データを取得要求し、請求DB制御手段207に対しては請求データの送出を要求する。これらの要求にともなう、見積データ、請求データ、配信情報データの送受信の制御もおこなう。
【0145】
請求DB制御手段207は、見積データ変換手段1204から受信した請求データを請求DB201に登録する。また、請求DB201に登録された請求データの取り出し、修正、削除をおこなう。このほか、請求DB201以外の、送信手段203へのデータ送信要求、さらに、受信手段204からのデータ取得要求や、見積データ変換手段1204に対する見積データの送出要求、といった見積データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0146】
請求DB制御手段207が自動生成された請求データを受信すると、受信した請求データから、さらに振込データの自動生成がおこなわれる。請求データ変換手段1205は、この自動生成をおこなうための変換手段である。請求データ変換手段1205は、請求DB制御手段207に対して請求データを取得要求し、振込DB制御手段209に対して振込データを送出する。また、これらの要求にともなう、請求データ、振込データ、配信情報データの送受信の制御もおこなう。
【0147】
また、振込DB制御手段209は、請求データ変換手段1205から受信した振込データを振込DB202に登録する。また、振込DB202に登録された振込データの取り出しもおこなう。このほか、振込DB202以外の、送信手段205,210へのデータ送信要求、受信手段206からのデータ取得要求、請求データ変換手段1205からのデータ送信要求、といった振込データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0148】
なお、請求データ変換手段1205が実行する振込データの自動生成については、端末装置102から見積データの登録要求が送信された時点で振込データの自動生成をおこなうに限らず、見積機能付管理サーバ1201が振込者から振込データのデータ取得要求を受けた時点で自動生成する構成としてもよい。
【0149】
(請求者による見積データ新規登録の手順)
つぎに、請求者による見積データ新規登録の手順について説明する。図13は、この発明の本実施の形態2にかかる請求者による見積データ新規登録の処理の手順を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、請求者は、見積機能付管理サーバ1201に対しアクセスをおこなうため、端末装置102より専用のアプリケーション(ソフトウェア)を起動させ、ログイン処理をおこなう(ステップS1301)。ログイン処理をおこなうに際しては、会員管理用のDB(不図示のデータベース)を使用するような認証方式でもよいし、サーバプログラム内に認証機能を作成するような方法でもよい。
【0150】
ログインすると、端末装置102に見積データ作成画面(図示せず)に対し、発生した取引の見積データを入力する(ステップS1302)。さらに、見積データ作成画面(図示せず)上の送信ボタン(図示せず)を押下することによって、見積機能付管理サーバ1201に見積データを送信する(ステップS1303)。特に図示しないが、便宜上、この見積データは、前述した実施の形態1において説明した請求データとデータの項目名が一致しているとする。
【0151】
(見積データを受信した見積機能付管理サーバ1201の処理手順)
つぎに、図13のステップS1303において見積データの送信をおこなった後の、見積データを受信した見積機能付管理サーバ1201の処理の手順について説明する。図14は、この発明の本実施の形態2にかかる見積データを受信した見積機能付管理サーバ1201の処理の手順を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、見積機能付管理サーバ1201が、請求者の端末装置102より見積データを受信したか否かを判断する(ステップS1401)。
【0152】
見積機能付管理サーバ1201は、見積データを受信するまで待ち状態となり(ステップS1401:No)、見積データを受信すると(ステップS1401:Yes)、この見積データを見積DB1202に登録させる(ステップS1402)。登録が完了すると、振込者の端末装置103宛に、ファイル、またはテキストベースの見積データを送信する(ステップS1403)。
【0153】
つぎに、見積データ受信とともに自動実行されたサーバプログラムにより、見積DB1202に登録した見積データを見積DB制御手段1203が取り出し、ついで、見積データ変換手段1204が請求データの自動変換をおこなう(ステップS1404)。
【0154】
このとき、見積DB1202に登録したデータを取り出して使用せず、たとえば、見積データ受信時にRAM323、またはHD325、またはFD327などに展開された状態の見積データをそのまま被変換データとして利用してもよい。そして、ステップS1404で自動変換された請求データは、請求DB制御手段207により請求DB201に登録される(ステップS1405)。登録が完了すると、振込者の端末装置103宛に、請求データを送信する(ステップS1406)。
【0155】
ついで、サーバプログラムにより、請求DB201から請求データを請求DB制御手段207が取り出す。そして、請求データ変換手段1205が振込データの自動生成をおこなう(ステップS1407)。このとき、請求DB201に登録したデータを取り出して使用せず、たとえば、請求データの自動生成時にRAM323、またはHD325、またはFD327などに展開された状態の請求データをそのまま被変換データとして利用してもよい。そして、ステップS1407で自動生成された振込データは、振込DB制御手段209により振込DB202に登録される(ステップS1408)。
【0156】
ところで、サーバプログラムは、請求データから振込データが作成される直前のタイミングで、見積データと請求データとの突合処理をおこなう構成としてもよい。この突合機能は、具体的には、請求DB制御手段207がおこなう。請求DB制御手段207は、請求データ変換手段1205が振込データの自動生成をおこなう際に、請求DB201から請求データを取得する。加えて、請求DB制御手段207は、見積DB制御手段1203を介してこの請求データに対応する見積データを取得する。
【0157】
そして、請求DB制御手段207は、取り出した同じ件に関する請求データと見積データとの突合処理をおこなう。この突合処理によりデータの整合時のみ請求データ変換手段1205による振込データの自動生成をおこなう構成とする。一方、データの不整合が見つかった場合には、請求DB制御手段207から請求者の端末装置102に対し不整合である旨の通知データを送出する。この後、請求者によって再度、見積データあるいは請求データが作成され、見積機能付管理サーバ1201は、送信された修正後の見積データあるいは請求データを取り込み、対応する見積DB1202あるいは請求DB201に格納する。上記突合処理の実行後は、見積データを破棄し請求データに基づいて振込データを生成する処理に移行する構成にもできる。
【0158】
以上説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1に加えて、請求の前の見積の段階からデータベース登録をおこない、その見積データをもとに請求データを自動的に生成する構成とした。これにより、請求側の作業の流れにおいて、見積の段階で請求者と発注者との間で検討、評価がおこなえるようになる。発注者側の注文内容の修正、変更に対応がしやすくなるため、たとえば、売買成約とならなかった場合においても見積段階にとどめることで無駄な振込データを作成しないようにすることもできるようになる。また、入力した見積データと生成された請求データとで自動的に突き合わせをすることにより、手作業にて発生しやすい誤字や誤入力などの人為的ミスから、商取引におけるデータの正確性を保つことができるようになる。
【0159】
(実施の形態3)
(請求者による請求データ一括送信の手順)
つぎに、請求者による請求データ一括送信の手順について説明する。図15は、この発明の本実施の形態3にかかる請求者による請求データ一括送信の処理の手順を示すフローチャートである。この実施の形態3による請求データの一括送信の手順は、実施の形態1で説明した構成(図2参照)を前提として説明する。一般に、企業のおこなう取引や、経理の処理上、ある決まった日に一括して請求データを送信する場合がある。図15においては、新規作成した請求データを一度請求DB201に保留の状態で登録し、後ほど請求者によって新たに一括した処理ができるようにしたものである。
【0160】
図15のフローチャートにおいて、請求者は、端末装置102にて専用アプリケーションを起動し、ログイン処理をおこなう(図4記載のステップS401と同様の処理)。ログイン処理をおこなうに際しては、会員管理用のDB(不図示のデータベース)を使用するような認証方式でもよいし、サーバプログラム内に認証機能を作成するような方法でもよい。ログインすると、次画面(図示せず)の機能にて、請求データを新規作成するか否か(ステップS1501)を判断する。
【0161】
まず、請求データの新規作成を選択すると(ステップS1501:Yes)、請求データ作成画面500が表示され、請求データの入力をおこなう(ステップS1502)。つぎに、ステップS1502で画面上に入力した請求データをそのまま管理サーバ101に送信するか否か(ステップS1503)を判断する。請求データを送信し、登録をおこなうと(ステップS1503:Yes)、請求データは管理サーバ101に送信され請求DB201へ登録される(図6のステップS601,ステップS602と同様)。
【0162】
一方、請求データを送信しない場合(ステップS1503:No)は、入力した請求データを、後ほど一括送信にするか否かを判断する(ステップS1504)。後ほど一括送信する処理(設定)を選択しない場合(ステップS1504:No)は、ステップS1503,S1504の判断を継続し、後ほど一括送信する処理(設定)を選択した場合(ステップS1504:Yes)は、当該請求データは管理サーバ101へ送信されるが、保留した状態で請求DB201に登録される。保留状態にするにあたっては、請求データ中にフラグをたててサーバプログラムで判断をおこなったり、保留するデータを登録するためのDBを別に設けるなどの方法がある。また、請求データを管理サーバ101に送信せず、端末装置102にこの請求データを保持しておき後ほど一括送信する方法なども考えられる。
【0163】
一方、請求データの新規作成を選択しない場合(ステップS1501:No)は、つぎのステップで未送信の請求データの一括送信を選択するか否かの判断をおこなう(ステップS1505)。未送信の請求データの一括送信を選択しない場合(ステップS1505:No)は、請求データの新規作成を選択するか否か(ステップS1501)、および未送信の請求データの一括送信を選択するか否か(ステップS1505)、の判断を継続する。そして、未送信の請求データの一括送信を選択すると(ステップS1505:Yes)、未送信の請求データが一括送信される(ステップS1506)。具体的には、請求DB201に保留された請求データが順次振込DB202に登録処理され、さらに振込者に対して請求書の送信がおこなわれる(図6のステップS603と同様)。
【0164】
また、請求者が送信指示を出す方法によらず、送信したい日時を請求データとともに保持させ、それを管理サーバ101で実行されるサーバプログラムが検出することで、当該日時に図6のステップS602〜605の処理をおこなわせることも可能である。
【0165】
(振込者による複数データの一括承認の手順)
つぎに、振込者による複数データの一括承認の手順について説明する。図16は、この発明の本実施の形態3にかかる振込者による複数データの一括承認の処理の手順を示すフローチャートである。企業によっては、取引決済を決まった日に一括しておこなう必要がある企業も多くある。図16においては、振込DB202に登録されている複数の未処理の振込データを、振込者が一括して振込承認処理できるようにしたものである。
【0166】
図16のフローチャートにおいて、まず、振込者は、ログイン処理をおこなう(図8に記載のステップS802と同様の処理)。ログイン処理をおこなうに際しては、会員管理用のDB(不図示のデータベース)を使用するような認証方式でもよいし、サーバプログラム内に認証機能を作成するような方法でもよい。ログインすると、次画面で出金先一覧画面900(図9参照)が表示され、その一覧リスト901には、その時点で請求が来ている振込先が表示されている。そして、一覧リスト901の中の一つ、あるいは複数の振込先をマウスの押下で選択し(ステップS1601)、一括送信ボタン(図示せず)を押下する(ステップS1602)。これにより、振込DB制御手段209は、選択された振込先の振込データを順次処理し、振込サーバ104に対して振込指示を送信する。
【0167】
以上説明したように、この実施の形態3によれば、商取引における請求書の発行、または振込書の発行を、複数件数同時におこなうことができるようになる。これにより、取引をおこなう請求者あるいは振込者が大企業である場合など経理業務の関係上、毎月固定の日に一括して請求、あるいは振込指示をおこなう要望に応えることができるようになる。また、金融機関の振込手数料が、振込の件数ではなく回数に依存する料金体系を採用しているところも多くあることから、振込手数料のコスト削減のためにも一括した処理ができることが重要となる。もちろん、一括で請求、振込可能であることは、作業の効率化の点においても有効である。本実施の形態3ではこれらの問題、要求を解決することができるようになる。
【0168】
(実施の形態4)
前述した実施の形態1〜3では、管理サーバ101は、金融機関外部のサービス事業者に設置される構成とした。これに対し、本実施の形態4では、ある特定の金融機関内に前述した管理サーバ101を設置した場合について説明する。
【0169】
(データセンタ内に設置されている管理サーバ101の機能的構成)
図17は、この発明の本実施の形態4にかかるデータセンタ内に設置されている管理サーバ101の構成を機能的に示すブロック図である。同図において、実施の形態1と同様の構成部には同一の符号を附して説明を省略してある。
【0170】
(管理サーバ101の機能的構成)
図17に示すように、ある特定のデータセンタ(例えば銀行等の金融機関)1701内に管理サーバ101が設置される。この管理サーバ101は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して端末装置102,103と通信をおこなう管理サーバ101は、請求DB201と、振込DB202と、送信手段203,205と、受信手段204,206と、請求DB制御手段207と、データ変換手段208と、振込DB制御手段209と、振込処理制御手段1702とを含む構成となっている。うち、データ変換手段208は、請求データに基づき振込データを自動生成する機能を有している。
【0171】
振込処理制御手段1702は、振込DB制御手段209から送信される振込データの取得要求、請求DB制御手段207に送信する入金情報の送信要求、といった振込データや配信情報データの送受信に基づく制御をおこなう。
【0172】
また、振込処理制御手段1702は、振込DB制御手段209から振込データの送信要求を受け、振込データを受信する。そして、LAN(Local Area Network)、あるいは専用回線等で接続され、オンライン処理できる銀行メインサーバ1703に対して振込データの送信をおこなう。銀行メインサーバ1703は、振込データを利用し、振込の決済処理をおこなう。そして、振込処理が終了すると銀行メインサーバ1703は、入金情報を振込処理制御手段1702に送信し、さらに、振込処理制御手段1702は請求DB制御手段207に入金情報を送出する。上記のデータセンタ1701は、銀行内に設置される構成として説明したが、金融機関内のみならず、一般企業のデータセンタなどに設置することにより、特定グループの企業を超えたサービスの提供が図れるようになる。
【0173】
以上説明したように、この本実施の形態4によれば、銀行等のデータセンタ内に管理サーバ101を置くことにより、管理サーバ101と銀行メインサーバ1703間のデータ送受信をインターネット100を介さずにおこなうことができる。これによってセキュリティの向上を図ることができる。そして、インターネット100を介さず、専用回線などを使用することで、高速な回線を安定的に利用できるのでデータ転送の速度向上を図ることができ、また、転送容量など回線のデータ転送能力も把握しやすくなるので、回線の混雑に対する予測や対策にも対処しやすくなる。また、振込処理をおこなう金融機関自体の中に管理サーバ101を設置することで、サーバの管理やメンテナンスにもすぐに対処でき、また手厚くさせることも可能である。これらは、請求者および振込者に対して金融機関や一般企業が提供するサービスの一部として提供することができる。たとえば、同一の金融機関内であれば振込者は、振込手数料を割引(低額化)して利用できるようになる。
【0174】
ところで、実施の形態4において説明した構成例においても、たとえば実施の形態2で説明した見積機能や、実施の形態3で説明した一括送信、および一括承認の機能を利用することができる。
【0175】
(実施の形態5)
本実施の形態5は、請求者が送出した請求データに関する最新の処理状況を管理(追尾)可能に構成したものである。請求DB201には、図7に示した請求テーブルフォーマット701が格納されている。実施の形態5における構成では、この請求テーブルフォーマット701に状況ステータス(請求後状況データ)を新たに付与して請求DB201に格納する。
【0176】
図18は、状況ステータスの項目を説明するための図である。図示のように、状況ステータス1800の項目は、1)見積書提示、2)見積書承認、3)請求書提示、4)請求書承認、5)振込完了、6)振込遅延(振込日超過)、7)振込額不足、8)領収書発行(完了)、9)督促状提示などからなる。これらはオン/オフのフラグ、あるいは該当する処理を実行した日時などのタイムスタンプからなる。
【0177】
以下、実施の形態2(図12に示した見積機能付管理サーバ1201)の各構成部を基本構成とし、この見積機能付管理サーバ1201が状況ステータスの各項目にフラグを用いて状況を格納する例を説明する。
1)見積書提示
「見積書提示」の項目は、請求者が端末装置102を介して見積データを送信し、見積DB1202に格納したときにフラグがオンとなる。
【0178】
2)見積書承認
上記1)見積書提示により請求者が送出した見積データは、送信手段205を介して振込者の端末装置103に送出される。「見積書承認」の項目は、振込者が見積データを承認したときにフラグがオンとなる。
【0179】
3)請求書提示
「請求書提示」の項目は、請求者が端末装置102を介して請求データを送信し、請求DB201に格納したときにフラグがオンとなる。
【0180】
4)請求書承認
上記3)請求書提示により請求者が送出した請求データは、送信手段205を介して振込者の端末装置103に送出される。「請求書承認」の項目は、振込者が請求データを承認したときにフラグがオンとなる。
【0181】
5)振込完了
「振込完了」の項目は、振込者による振込処理が振込サーバ104にて受け付けられ、振込サーバ104から振込完了のデータが送出されたときにフラグがオンとなる。見積機能付管理サーバ1201は、振込完了のデータを受けると該当する振込者の端末装置103に対して振込完了の旨を送信する。
【0182】
6)振込遅延(振込日超過)
「振込遅延」の項目は、請求テーブルフォーマット701(図7参照)に格納された「振込日」が過ぎても振込サーバ104から上記振込完了のデータを受信しなかったときにフラグがオンとなる。見積機能付管理サーバ1201は、振込遅延が発生すると、該当する振込者の端末装置103に対して振込遅延の旨を送信してもよい。
【0183】
7)振込額不足
「振込額不足」の項目は、請求テーブルフォーマット701に格納された「請求金額」と、振込サーバ104から振込完了と共に得た「振込金額」とを対比し、請求金額に対して振込金額が不足しているときにフラグがオンとなる。これに限らず、請求金額に対して振込金額が超過しているときに他種のフラグをオンにしたり、不足あるいは超過している金額をプラス,マイナス表記で格納してもよい。見積機能付管理サーバ1201は、振込額不足が発生すると、該当する振込者の端末装置103に対して振込額不足の旨を送信してもよい。
【0184】
8)領収書発行(完了)
「領収書発行」の項目は、上記5)振込完了に関する処理が終了することにより、振込者に対して領収書(振込者の端末装置103に対する領収データの送信も可能)を発行したときにフラグがオンとなる。
【0185】
9)督促状提示
上記6)振込遅延に対しては、あらかじめ超過期間(たとえば日数)が設定されている。「督促状提示」の項目は、この設定された超過期間を過ぎたても振込サーバ104から振込完了のデータを受けなかったときにフラグがオンとなる。見積機能付管理サーバ1201は、該当する振込者の端末装置103に対し、この督促状の旨を示すデータを送信してもよい。
【0186】
図19は、請求者による請求情報の管理(追尾)の手順を示すフローチャートである。請求者は、端末装置102を利用して見積機能付管理サーバ1201の該当するデータベース(請求DB201)にアクセスし、状況ステータス1800を参照することにより請求情報を管理(追尾)できる。
【0187】
まず、請求者は、端末装置102から見積機能付管理サーバ1201にアクセスし、参照したい顧客(振込者に該当)を指定する(ステップS1901)。これにより、見積機能付管理サーバ1201は、請求DB201を参照し(ステップS1902)、指定された顧客に関する情報(請求テーブルフォーマット701)の有無を確認する(ステップS1903)。対応する顧客に関する情報がなければ(ステップS1903:No)、ステップS1901に復帰し、再度の顧客指定を求める等の処理をおこなう。
【0188】
指定された顧客に関する情報があるときには(ステップS1903:Yes)、該当する顧客の請求テーブルフォーマット701の項目の中から、この顧客に関する状況ステータス1800を抽出する(ステップS1904)。この抽出により、図18に示した状況ステータス1800の各項目1)見積書提示、〜9)督促状提示に関する現在の状況を得ることができる。
【0189】
この後、見積機能付管理サーバ1201は、得られた状況ステータス1800の各項目のフラグ状態(オン・オフ)、あるいはフラグ状態に対応した表示内容を請求者の端末装置102に送信しする。
【0190】
以上説明したように、この実施の形態5によれば、請求者は、端末装置102上ですべての顧客に対して発行(送信)した見積書(見積データ)および請求書(請求データ)に関する状況を管理し、最新の状況を追尾できるようになる。
【0191】
(実施の形態6)
本実施の形態6は、入金情報を管理する構成に関する。請求処理後にこの請求に対する入金(上記の5)振込完了に基づく)状況を確認し、入金状況に応じた処理をおこなうよう構成されている。このため、図12に示した見積機能付管理サーバ1201には、入金情報(入金データ)を一覧化した入金テーブルを格納する入金DB(不図示)が設けられる。
【0192】
図20は、入金テーブル2001を示す図である。図示のように、入金テーブル2001の項目としては、請求書情報、勘定日、起算日、振込情報、振込人情報、その他情報がある。これらの項目のうち一部は詳細項目を有する。請求書情報の詳細項目は、銀行情報、店番情報、口座情報からなる。振込情報の詳細項目は、金額(振込金額)がある。振込人情報の詳細項目は、依頼人名、銀行情報、請求識別番号、店番情報、口座情報からなる。
【0193】
図21は、入金情報の管理処理を示すフローチャートである。見積機能付管理サーバ1201に設けられた入金管理手段(不図示)は、定期的(たとえば毎日などあらかじめ設定した期間毎)に、接続されている各金融機関の振込サーバ104に対し、顧客(請求者)の口座に対する入金情報を照会する(ステップS2101)。振込サーバ104からの返答が、該当する顧客の口座がないとき、あるいは、該当する顧客の口座に関する入出金がない(照会情報無)ときには(ステップS2102:No)、入金情報の管理処理を終了する。
【0194】
該当する顧客の口座に関する入出金がある(照会情報有)ときには(ステップS2102:Yes)、入金DB内の該当する顧客に関する入金テーブル2001を更新する(ステップS2103)。この際、振込サーバ104からは、図20に示した入金テーブル2001に示した各項目および詳細項目に関する情報(入金情報)を得てこの入金テーブル2001の内容を更新する。この後、この入金情報の内容を検査し(ステップS2104)、正常な入金処理がされたことを確認しておく。
【0195】
つぎに、入金DBに格納されている入金情報(入金テーブル2001のデータ内容)に基づき、請求DB201に格納されている請求テーブルフォーマット701の中で入金情報に関する該当するデータ内容を更新する(ステップS2105)。この際、見積DB1202に格納されている該当するデータ内容を更新する構成としてもよい。なお、この更新時に請求者が端末装置102を介して請求DB201を参照し、状況ステータス1800の内容を含み確認できるように構成することもできる。
【0196】
この後、照会した入金情報に関しての入金の有無を判断する(ステップS2106)。具体的には、該当する顧客に関する請求DB201のデータ内容と上記の入金情報との突合処理をおこなう。そして、請求DB201に格納されている状況ステータス1800のうち、5)振込完了の有無を抽出し、振込完了であれば入金済みと判断する(ステップS2106:Yes)。一方、振込完了していなければ入金無しと判断する(ステップS2106:No)。
【0197】
入金済みの場合には(ステップS2106:Yes)、領収情報配信をおこなう(ステップS2107)。振込者の端末装置103に対し領収書(領収データ)を送信するとともに、請求者の端末装置102に対し領収済であるデータ(領収データ相当)を送信する。そして、状況ステータス1800の項目のうち、8)領収書発行(完了)のフラグをオンにして入金情報の管理処理を終了する。一方、入金無しの場合には(ステップS2106:No)、督促情報配信をおこなう(ステップS2108)。振込者の端末装置103に対し督促状(督促データ)を送信するとともに、請求者の端末装置102に対し未領収であるデータを送信する。また、状況ステータス1800の項目のうち、9)督促状提示のフラグをオンにして入金情報の管理処理を終了する。
【0198】
以上説明したように、この実施の形態6によれば、見積機能付管理サーバ1201は、入金の有無に応じて、該当する請求者の端末装置102および振込者の端末装置103に対し、領収の有無(領収データや督促データなど)を送ることができ、入金(振込)に関する情報を管理し、発生した請求に対応した入金情報を常時最新の状態にすることができるようになる。
【0199】
ところで、上述した実施の形態5および実施の形態6において説明した各処理は、見積機能付管理サーバ1201(図12参照)が実行する構成とした。これに限らず、見積機能を有していない管理サーバ101(図2参照)においても、見積書(見積データ)に関する処理を除く同様の処理を実行することができる。同様に、管理サーバ101を金融機関(銀行1701)内に設置した構成(図17参照)に適用できることはいうまでもない。
【0200】
なお、本実施の形態で説明した取引決済情報管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0201】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理装置であって、取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信手段とを具備する構成としたので、商取引において発生した請求データに基づき振込データが生成されるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省き振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるという効果を奏する。
【0202】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記データ受信手段が受信した前記請求データを格納する請求データベースと、前記データ変換手段により生成された前記振込データを格納する振込データベースとを備え、前記データ変換手段は、前記請求データベースのデータ更新に基づき、前記振込データベースのデータ内容が一致するよう前記生成処理を逐次実行する構成としたので、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0203】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記振込データが示す振込先の金融機関の端末装置との間で振込実行に必要な振込実行データを送信する振込実行用データ送信手段を備え、該振込実行用データ送信手段は、前記振込者の端末装置からの振込要求に基づき、前記振込データが示す前記振込先の金融機関の端末装置に対し、前記生成された振込データの中から振込実行に必要な振込実行データを送信する構成としたので、振込者の振込要求に基づき、該当する金融機関に対して実際の振込処理を実行でき、請求発生から入金処理に至る処理を円滑に実行できるという効果を奏する。
【0204】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、商取引において発生する見積データを受信する前記データ受信手段と、前記受信した見積データを更新可能に管理する見積データベースと、前記見積データに基づき前記請求データを生成し、前記請求データベースに格納する見積データ変換手段とを備えた構成としたので、見積処理を加えた商取引を一括管理することができるようになり、商取引全体の処理を円滑に実行できるという効果を奏する。
【0205】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記見積データ変換手段は、前記見積データベースの内容更新に基づき、前記請求データベースの内容が対応するよう前記変換処理を逐次実行する構成としたので、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0206】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記見積データベースに格納された前記見積データと、前記請求データベースに格納された前記請求データとの間で対応する見積項目と請求項目のデータ内容の一致を判別する突合手段を備えた構成としたので、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を突き合わせて判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0207】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記突合手段は、前記データ変換手段が請求データに基づく振込データを生成する際に前記一致判別の処理を実行する構成としたので、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致処理を必要かつ最も効率的な時期に突き合わせて判別することができるようになり、処理効率の向上が図れるという効果を奏する。
【0208】
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の発明において、前記突合手段は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求し、前記新たな見積データおよび/または請求データの作成要求を前記請求者の端末装置に対し送信するデータ送信手段とを備えた構成としたので、突き合わせの結果が不一致であるとき、必要となる新たな見積データと請求データの少なくともいずれかを再度取得できるようになり、常時見積データと請求データのデータ内容を一致させることができ、効率的な管理が図れるという効果を奏する。
【0209】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記請求データベースに対する請求データの読み出しや格納等のアクセスを制御する請求データベース制御手段を備え、該請求データベース制御手段は、前記請求者の端末装置から送信された前記請求データを前記請求データベースに格納するとともに、前記データ送信手段を介して振込者の端末装置に対し該請求データを送信する構成としたので、振込者が請求データの発生を逐次知ることができるようになり、請求内容の確認を迅速におこなえるという効果を奏する。
【0210】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記請求データベース制御手段は、前記請求者の端末装置からの一括処理要求に基づき、該請求者毎の請求データを前記データ変換手段にまとめて送り、前記振込データの生成処理を一括して実行する構成としたので、異なる時期に受信した複数の請求データを請求者の端末装置による一括処理要求によってまとめて振込データを生成できるようになる。これにより、振込データの生成にかかる処理を請求データの件数にかかわらずまとめて効率的におこなえるという効果を奏する。この一括処理の時期は、請求者の端末装置から複数の請求データが送信されたとき、あるいは請求者の端末装置から時期が異なって送信された請求データを蓄積しておいたとき、のいずれにも適用でき、一括処理要求に基づいて実行できる。
【0211】
また、請求項11に記載の発明は、請求項3〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記振込データベースに対する振込データの読み出しや格納等のアクセスを制御する振込データベース制御手段を備え、該振込データベース制御手段は、前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求の受信に基づき、前記振込実行用データ送信手段を介して金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行する構成としたので、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるという効果を奏する。
【0212】
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記振込データベース制御手段は、前記振込データベースに格納された複数件の振込データを前記振込者の端末装置から送信された一括送信要求に基づき、一括して前記金融機関の振込サーバに送信する構成としたので、金融機関に対する複数件の振込処理を一括して送信できるようになり、振込処理にかかる手間を軽減できるようになる。また、複数件の振込処理を1件にまとめて振込むようにすれば、振込手数料を削減できるという効果を奏する。
【0213】
また、請求項13に記載の発明は、請求項2〜12のいずれか一つに記載の発明において、前記請求データベースには、前記請求データが発生した後の振込状況を管理するための請求後状況データの各項目が格納され、前記請求者の端末装置により該請求後状況データを確認可能な構成としたので、請求者は端末装置を介して発生した請求に関するその後の状況を管理することができるという効果を奏する。
【0214】
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記金融機関の振込サーバから振込実行に基づく入金情報を取得し、前記請求データベースに格納された請求データとの突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する処理を実行する入金管理手段を備えたので、振込実行の有無、すなわち請求後の入金の有無に対応した情報が請求者および振込者の端末装置に送信され、入金に関する管理の容易化が化が図れるという効果を奏する。
【0215】
また、請求項15に記載の発明は、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理システムであって、取引決済にかかる請求データを作成し送出する請求者の端末装置と、取引決済にかかる振込データを受信し、該振込データに基づく振込処理の実行を要求する振込者の端末装置と、前記請求者の端末装置と、前記振込者の端末装置に対しネットワークを介して接続され、前記請求データと前記振込データを一括管理する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、前記請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、前記生成された振込データを前記振込者の端末装置に送信するデータ送信手段とを具備する構成としたので、管理サーバにより商取引において発生した請求データに基づき振込データが生成されるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省け振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるようになる。さらに、商取引に携わる者が同一の情報を共有することができるようになるため、内容の不備や進捗の監視も図ることができるという効果を奏する。
【0216】
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記管理サーバには、ネットワークを介して金融機関の振込サーバが接続され、前記振込データに基づき前記振込サーバに対して振込処理の実行を依頼する構成としたので、振込者の振込要求に基づき、該当する金融機関に対して実際の振込処理の実行を依頼でき、請求発生から入金処理に至る処理を円滑に実行できるという効果を奏する。
【0217】
また、請求項17に記載の発明は、請求項15または16に記載の発明において、前記管理サーバは、前記請求データと前記振込データのデータ内容の一致を判別する構成としたので、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0218】
また、請求項18に記載の発明は、請求項15〜17のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバは、前記請求者の端末装置から送信される見積データと前記請求データのデータ内容の一致状態を判別する構成としたので、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0219】
また、請求項19に記載の発明は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の発明において、前記管理サーバは、特定のデータセンタに設置され、該データセンタ内において振込処理を実行するメインサーバに前記振込データを送出する構成としたので、管理サーバによる請求データから振込データを自動生成する機能をデータセンタのサービスとして提供することができる。請求者や振込者は、それぞれこのデータセンタが提供するサービスを利用してそれぞれの処理の効率化を図ることができる。また、請求者と振込者が同一のデータセンタとして同一の金融機関を利用すれば振込手数料を低減させること等も可能となる、という効果を奏する。
【0220】
また、請求項20に記載の発明は、商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理するための取引決済情報管理方法であって、取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信工程と、前記データ受信工程により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換工程と、前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信工程と、を含む構成としたので、商取引において発生した請求データに基づき振込データを生成することができるため、振込者は振込時に必要な振込データを作成する手間を省け振込にかかる処理を簡単で速やかにおこなえ、振込内容の間違いも防止できるという効果を奏する。
【0221】
また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記データ変換工程は、前記請求者の端末装置から前記請求データを受信する毎に、前記振込データの生成処理を実行する構成としたので、請求データと振込データのデータ内容を常時一致させることができ、請求処理発生後、振込処理の実行時に請求データと振込データの不一致を防止でき、振込処理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0222】
また、請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを複数件分蓄積する請求データ蓄積工程を含み、前記データ変換工程は、前記蓄積された複数件分の請求データを所定時期に一括し、前記振込データの生成処理を実行する構成としたので、異なる時期に受信した複数の請求データを請求者の端末装置による一括処理要求によってまとめて振込データを生成できるようになる。これにより、振込データの生成にかかる処理を請求データの件数にかかわらずまとめて効率的におこなえるという効果を奏する。
【0223】
また、請求項23に記載の発明は、請求項20〜22のいずれか一つに記載の発明において、前記データ変換工程による生成された前記振込データを、振込者の端末装置から送信された振込の承認要求に基づき振込先の金融機関の端末装置に送出し、振込実行をおこなう振込実行工程を含む構成としたので、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるという効果を奏する。
【0224】
また、請求項24に記載の発明は、請求項20〜23のいずれか一つに記載の発明において、商取引において発生する見積データを前記請求者の端末装置から受信する見積データ受信工程と、前記見積データの受信に基づき前記請求データを生成する見積データ変換工程とを含む構成としたので、見積処理を加えた処理を一括管理することができるようになり、商取引全体の処理を円滑に実行できるという効果を奏する。
【0225】
また、請求項25に記載の発明は、請求項24に記載の発明において、前記見積データの見積項目と、前記請求データの請求項目とのデータ内容の一致を判別する突合工程を含む構成としたので、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致を突き合わせて判別することができ、見積データに基づき請求データが作成された後に、再度の見積処理が発生した場合であっても、請求データを常に見積データに一致させることができ、多様な取引に対応させつつ管理の信頼性を向上できるという効果を奏する。
【0226】
また、請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、前記突合工程による前記一致判別の処理は、前記データ変換工程により前記請求データに基づく振込データを生成する際に実行する構成としたので、見積データのデータ内容と請求データのデータ内容の一致処理を必要かつ最も効率的な時期に突き合わせて判別することができるようになり、処理効率の向上が図れるという効果を奏する。
【0227】
また、請求項27に記載の発明は、請求項25または26に記載の発明において、前記突合工程は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求する構成としたので、突き合わせの結果が不一致であるとき、必要となる新たな見積データと請求データの少なくともいずれかを再度取得できるようになり、常時見積データと請求データのデータ内容を一致させることができ、効率的な管理が図れるという効果を奏する。
【0228】
また、請求項28に記載の発明は、請求項20〜27のいずれか一つに記載の発明において、前記データ受信工程は、前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを振込者の端末装置に送信する構成としたので、振込者が請求データの発生を逐次知ることができるようになり、請求内容の確認を迅速におこなえるという効果を奏する。
【0229】
また、請求項29に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、前記振込実行工程は、前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求を受信すると、前記金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行する構成としたので、振込者が端末装置から振込を承認要求するだけで金融機関の振込サーバに対して振込データを送出できるようになり、振込実行にかかる手間を軽減できるという効果を奏する。
【0230】
また、請求項30に記載の発明は、請求項29に記載の発明において、前記振込実行工程は、前記振込者による複数件の振込データの一括送信要求を受信すると、該当する複数件の振込データを一括して前記金融機関の振込サーバに送信する構成としたので、金融機関に対する複数件の振込処理を一括して送信できるようになり、振込処理にかかる手間を軽減できるという効果を奏する。また、複数件の振込処理を1件にまとめて振込むようにすれば、振込手数料を削減できるという効果を奏する。
【0231】
また、請求項31に記載の発明によれば、請求項29または30に記載の発明において、前記振込実行工程の処理後、前記金融機関の振込サーバが振込実行した入金情報を取得し、前記請求データと入金情報との突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する入金管理工程とを含むこととしたので、振込実行の有無、すなわち請求後の入金の有無に対応した情報を請求者および振込者の端末装置に送信でき、入金に関する管理の容易化が化が図れるようになるという効果を奏する。
【0232】
また、請求項32に記載の発明は、前記請求項20〜31のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させる構成としたので、コンピュータを用いて商取引にかかる請求から振込実行までの処理を実行できるようになり、商取引の効率化が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる取引決済情報管理システムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる取引決済情報管理システムの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる取引決済情報管理システムを構成する管理サーバ,端末装置,振込サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】請求者による請求データ新規登録の処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる請求データ作成画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【図6】請求データを受信した管理サーバの処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】振込データ自動生成の変換前と変換後の項目の一例を示す説明図である。
【図8】振込者による振込操作の処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】出金先一覧画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【図10】振込先明細画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【図11】この発明の本実施の形態にかかる振込承認時の管理サーバの処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】見積機能の構成を機能的に示すブロック図である。
【図13】請求者による見積データ新規登録の処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】見積データを受信した見積機能付管理サーバの処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】請求者による請求データ一括送信の処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】振込者による複数データの一括承認の処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】金融機関内に設置されている管理サーバの構成を機能的に示すブロック図である。
【図18】状況ステータスの項目を説明するための図である。
【図19】請求者による請求情報の管理(追尾)の手順を示すフローチャートである。
【図20】入金テーブルを示す図である。
【図21】入金情報の管理処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ネットワーク
101 取引情報管理装置(管理サーバ)
102 端末装置(請求者)
103 端末装置(振込者)
104 振込サーバ(銀行)
201 請求DB(データベース)
202 振込DB(データベース)
203 送信手段
204 受信手段
205 送信手段
206 受信手段
207 請求DB制御手段
208 データ変換手段
209 振込DB制御手段
210 送信手段
211 受信手段
301,321 CPU
302,322 ROM
303,323 RAM
304,324 HDD
305,325 HD
306,326 FDD
307,327 FD
308,328 ディスプレイ
309,329 KB(キーボード)
310,330 マウス
311,331 ネットワークI/F
312,332 プリンタ
313,333 バス
500 請求データ画面
501 入力オブジェクト
502 送信ボタン
900 出金先一覧画面
901 一覧リスト
902 スクロールバー
903 スクロールバー
904 選択ボタン
1000 振込先明細画面
1001 振込明細
1002 承認ボタン
1003 戻るボタン
1201 見積機能付管理サーバ
1202 見積DB(データベース)
1203 見積DB制御手段
1204 見積データ変換手段
1205 請求データ変換手段
1701 銀行
1702 振込処理制御手段
1703 銀行メインサーバ
1800 状況ステータス
2001 入金テーブル

Claims (32)

  1. 商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理装置であって、
    取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、
    前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信手段と、
    を具備することを特徴とする取引決済情報管理装置。
  2. 前記データ受信手段が受信した前記請求データを格納する請求データベースと、
    前記データ変換手段により生成された前記振込データを格納する振込データベースとを備え、
    前記データ変換手段は、
    前記請求データベースのデータ更新に基づき、前記振込データベースのデータ内容が一致するよう前記振込データを生成する処理を逐次実行することを特徴とする請求項1に記載の取引決済情報管理装置。
  3. 前記振込データが示す振込先の金融機関の端末装置との間で振込実行に必要な振込実行データを送信する振込実行用データ送信手段を備え、該振込実行用データ送信手段は、
    前記振込者の端末装置からの振込要求に基づき、前記振込データが示す前記振込先の金融機関の端末装置に対し、前記生成された振込データの中から振込実行に必要な振込実行データを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の取引決済情報管理装置。
  4. 商取引において発生する見積データを受信する前記データ受信手段と、
    前記受信した見積データを更新可能に管理する見積データベースと、
    前記見積データに基づき前記請求データを生成し、前記請求データベースに格納する見積データ変換手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の取引決済情報管理装置。
  5. 前記見積データ変換手段は、
    前記見積データベースの内容更新に基づき、前記請求データベースの内容が対応するよう前記請求データを生成する処理を逐次実行することを特徴とする請求項4に記載の取引決済情報管理装置。
  6. 前記見積データベースに格納された前記見積データと、前記請求データベースに格納された前記請求データとの間で対応する見積項目と請求項目のデータ内容の一致を判別する突合手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の取引決済情報管理装置。
  7. 前記突合手段は、前記データ変換手段が請求データに基づく振込データを生成する際に前記一致判別の処理を実行することを特徴とする請求項6に記載の取引決算情報管理装置。
  8. 前記突合手段は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求し、
    前記新たな見積データおよび/または請求データの作成要求を前記請求者の端末装置に対し送信するデータ送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6または7に記載の取引決済情報管理装置。
  9. 前記請求データベースに対する請求データの読み出しや格納等のアクセスを制御する請求データベース制御手段を備え、
    該請求データベース制御手段は、
    前記請求者の端末装置から送信された前記請求データを前記請求データベースに格納するとともに、前記データ送信手段を介して振込者の端末装置に対し該請求データを送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の取引決済情報管理装置。
  10. 前記請求データベース制御手段は、
    前記請求者の端末装置からの一括処理要求に基づき、該請求者毎の請求データを前記データ変換手段にまとめて送り、前記振込データの生成処理を一括して実行することを特徴とする請求項9に記載の取引決済情報管理装置。
  11. 前記振込データベースに対する振込データの読み出しや格納等のアクセスを制御する振込データベース制御手段を備え、
    該振込データベース制御手段は、
    前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求の受信に基づき、前記振込実行用データ送信手段を介して金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行することを特徴とする請求項3〜10のいずれか一つに記載の取引決済情報管理装置。
  12. 前記振込データベース制御手段は、
    前記振込データベースに格納された複数件の振込データを前記振込者の端末装置から送信された一括送信要求に基づき、一括して前記金融機関の振込サーバに送信することを特徴とする請求項11に記載の取引決済情報管理装置。
  13. 前記請求データベースには、前記請求データが発生した後の振込状況を管理するための請求後状況データの各項目が格納され、前記請求者の端末装置により該請求後状況データを確認可能なことを特徴とする請求項2〜12のいずれか一つに記載の取引決済情報管理装置。
  14. 前記金融機関の振込サーバから振込実行に基づく入金情報を取得し、前記請求データベースに格納された請求データとの突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する処理を実行する入金管理手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の取引決済情報管理装置。
  15. 商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理する取引決済情報管理システムであって、
    取引決済にかかる請求データを作成し送出する請求者の端末装置と、
    取引決済にかかる振込データを受信し、該振込データに基づく振込処理の実行を要求する振込者の端末装置と、
    前記請求者の端末装置と、前記振込者の端末装置に対しネットワークを介して接続され、前記請求データと前記振込データを一括管理する管理サーバとを備え、
    前記管理サーバは、
    前記請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換手段と、
    前記生成された振込データを前記振込者の端末装置に送信するデータ送信手段と、
    を具備することを特徴とする取引決済情報管理システム。
  16. 前記管理サーバには、ネットワークを介して金融機関の振込サーバが接続され、前記振込データに基づき前記振込サーバに対して振込処理の実行を依頼することを特徴とする請求項15に記載の取引決済情報管理システム。
  17. 前記管理サーバは、前記請求データと前記振込データのデータ内容の一致を判別することを特徴とする請求項15または16に記載の取引決済情報管理システム。
  18. 前記管理サーバは、前記請求者の端末装置から送信される見積データと前記請求データのデータ内容の一致状態を判別することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一つに記載の取引決済情報管理システム。
  19. 前記管理サーバは、特定のデータセンタに設置され、
    該データセンタ内において振込処理を実行するメインサーバに前記振込データを送出することを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の取引決済情報管理システム。
  20. 商取引において発生する請求および振込にかかるデータをネットワークを介して一元的に管理するための取引決済情報管理方法であって、
    取引決済にかかる請求者の端末装置から請求データを受信するデータ受信工程と、
    前記データ受信工程により受信した前記請求データに含まれる請求項目の中から振込項目を抽出した振込データを生成するデータ変換工程と、
    前記生成された振込データを前記取引決済にかかる振込者の端末装置に送信するデータ送信工程と、
    を含むことを特徴とする取引決済情報管理方法。
  21. 前記データ変換工程は、
    前記請求者の端末装置から前記請求データを受信する毎に、前記振込データの生成処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の取引決済情報管理方法。
  22. 前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを複数件分蓄積する請求データ蓄積工程を含み、
    前記データ変換工程は、
    前記蓄積された複数件分の請求データを所定時期に一括し、前記振込データの生成処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の取引決済情報管理方法。
  23. 前記データ変換工程による生成された前記振込データを、振込者の端末装置から送信された振込の承認要求に基づき振込先の金融機関の端末装置に送出し、振込実行をおこなう振込実行工程を含むことを特徴とする請求項20〜22のいずれか一つに記載の取引決済情報管理方法。
  24. 商取引において発生する見積データを前記請求者の端末装置から受信する見積データ受信工程と、
    前記受信した見積データに基づき前記請求データを生成する見積データ変換工程と、
    を含むことを特徴とする請求項20〜23のいずれか一つに記載の取引決済情報管理方法。
  25. 前記見積データの見積項目と、前記請求データの請求項目とのデータ内容の一致を判別する突合工程を含むことを特徴とする請求項24に記載の取引決済情報管理方法。
  26. 前記突合工程による前記一致判別の処理は、前記データ変換工程により前記請求データに基づく振込データを生成する際に実行することを特徴とする請求項25に記載の取引決算情報管理方法。
  27. 前記突合工程は、前記対応する項目のデータ内容に不一致があるときには、前記請求者の端末装置に対し、一致する新たな見積データおよび/または請求データの作成を要求することを特徴とする請求項25または26に記載の取引決済情報管理方法。
  28. 前記データ受信工程は、
    前記請求者の端末装置から受信した前記請求データを振込者の端末装置に送信することを特徴とする請求項20〜27のいずれか一つに記載の取引決済情報管理方法。
  29. 前記振込実行工程は、
    前記振込者の端末装置から前記振込データに対する承認要求を受信すると、前記金融機関の振込サーバに対し前記振込データの送信処理を実行することを特徴とする請求項23に記載の取引決済情報管理方法。
  30. 前記振込実行工程は、前記振込者による複数件の振込データの一括送信要求を受信すると、該当する複数件の振込データを一括して前記金融機関の振込サーバに送信することを特徴とする請求項29に記載の取引決済情報管理方法。
  31. 前記振込実行工程の処理後、前記金融機関の振込サーバが振込実行した入金情報を取得し、前記請求データと入金情報との突合処理をおこない、入金の有無に対応した情報を前記請求者および振込者の端末装置に送信する入金管理工程を含むことを特徴とする請求項29または30に記載の取引決済情報管理方法。
  32. 前記請求項20〜31のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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