JP2003115023A - 決済仲介システム及び決済仲介方法 - Google Patents

決済仲介システム及び決済仲介方法

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JP2003115023A
JP2003115023A JP2002237370A JP2002237370A JP2003115023A JP 2003115023 A JP2003115023 A JP 2003115023A JP 2002237370 A JP2002237370 A JP 2002237370A JP 2002237370 A JP2002237370 A JP 2002237370A JP 2003115023 A JP2003115023 A JP 2003115023A
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JP2002237370A
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English (en)
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Ryutaro Narui
隆太郎 成井
Satoru Kakegawa
哲 掛川
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Yamato Transport Co Ltd
Original Assignee
Yamato Transport Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品購入者、販売者間の与信処理を円滑に行
う決済仲介システムを提供する。 【課題解決手段】 商品発注工程と与信処理工程とを分
離し、後者を次のように構築した。購入者システム識別
情報と運送料金などを含む決済総額情報とを包含する注
文情報を販売者システムから受信し、これを注文案件毎
の取引情報として蓄積する。購入者システムに対して
は、決済総額情報を含む注文情報とクレジットカード情
報など与信処理に必要な情報の要求とを購入者システム
に送信する。これより、購入者は正確な運送料金を自ら
計算し決済仲介システムに送ることができる一方、購入
者は正確な運送料金を含めた決済総額を見た上で与信処
理の承諾を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、購入者から商品販
売者に注文依頼があった後の与信処理、商品発送確認、
購入者への代金請求、販売者に対する支払処理を行う決
済仲介システム及び決済方法に関し、具体的には、商品
運送に関する荷物追跡情報と、注文情報などを含む取引
情報とを連携させて円滑で確実な商取引を提供する決済
仲介システム及び決済仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で行う電子商取引(ネ
ットビジネス)では、取引相手の特定及び信用判断が困
難であるため、商品の受け渡しや支払に関するトラブル
が続発している。そこで、このようなトラブルを解消
し、安心して電子商取引を実現するための “仲介ビジ
ネス”が最近続々と提案されている。
【0003】その一つに “エスクロー”と呼ばれるサ
ービスがある。そもそも “エスクロー”は、ネットビ
ジネスにおける安全性を保証する仲介サービスのことで
あり、例えば図6に示すように、エスクローサービス事
業者が販売者と購入者の間に入り、購入者から購入代金
を預かり()、購入者に商品が配達されたことを確認
し()、その後購入代金を販売者に送金する()サ
ービスである。購入者にとっては、販売者から商品が届
かなかったり、届いた商品が取引内容と異なったりする
場合には取引契約を破棄してエスクローサービス事業者
から返金を受けることができる。また、販売者にとって
は、購入者がエスクローサービス事業者に入金したこと
を確認してから運送できるため代金を取り損ねることが
ないといったメリットがある。
【0004】また、決済仲介事業者が販売者と購入者と
の間に入り、クレジットカード番号の入力によって互い
の与信処理を行い、互いの信用を確保するというクレジ
ットカード決済仲介サービスも提案されている。例え
ば、図7に示すように、購入者から販売者(EC店舗)
に商品の注文がなされ()、購入者から販売者(EC
店舗)へクレジットカード情報が送信されると()、
そのクレジットカード情報は決済サービスサーバを介し
てクレジットカード会社に送られる()。クレジット
カード会社は与信処理した後、その与信処理結果を決済
サービスサーバを介して販売者(EC店舗)に通知する
()。販売者はこの通知を見て「支払可能」であれば
購入者に対して購入完了通知を送信し()、購入者に
対して商品の発送を行う()と共に、この取引の売上
げ請求データを決済サービスサーバに送信する()。
決済サービスサーバでは、この売上げ請求データをクレ
ジットカード会社に送信し()、後日クレジットカー
ド会社が販売者(EC店舗)の指定する金融機関の口座
に入金する。というものである。
【0005】さらにまた、商品の運送と集金とを運送業
者が仲介し、商品配達時に商品との引き換えにより、そ
の場で代金の集金を行うサービス(例えば「ヤマトコレ
クトサービス」)も行われている。 電子商取引ではク
レジットカード番号の送受信を嫌うユーザーも多いた
め、現在開設されている電子商取引サイト(Web上の
電子商店(仮想店舗)や電子商店街(サイバーモー
ル))などでは、決済手段としてクレジットカード決済
と、「ヤマトコレクトサービス」のような代金引換決済
とを購入者が選択できるようにシステム設計しているサ
イトも多くみられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現在行われている、或いは提案されている決済仲
介システムにはまだまだ課題が残されている。例えば、
上記の如きエスクローについて言えば、商品が届いたか
否かの確認が購入者の意志に委ねられるため、商品の配
達・未配達の情報が真実であるかを確かめる手段はな
い。また、エスクローサービス事業者が購入者からの購
入代金の入金を確認し、入金されたことを販売者に通知
し、この通知を確認した販売者が商品の発送を行い、商
品配達の完了を確認し、その後やっと購入代金が販売者
に支払われる工程を経なければならず、処理が煩雑で時
間がかかり、折角の電子商取引の長所が失われてしまう
といった課題も抱えていた。
【0007】これに対して“クレジットカード決済仲介
サービス”の場合は、即座に与信処理を行うことがで
き、円滑な商取引を進めることができる。しかしその反
面、次のような課題を抱えていた。 ・「画面上での購入操作」から「与信処理」、「商品発
送」までの商品注文から代金決済までの取引情報の流れ
と、商品の梱包から配達までの実際の商品物流の流れと
が互いに連携なく別々に進行するため、上記エスクロー
とは逆に、商品が届いていないのにその代金の請求が購
入者に対してなされる可能性があった。 ・ クレジットカード決済の場合、クレジットカード会
社所定の期日に購入者の口座から支払額が引き落とさ
れ、その後、クレジットカード会社の期日に販売者の口
座に入金されるため、販売者にとっては、債権回収まで
の期間が長くなるばかりか、クレジットカード会社毎に
入金日及び精算書が異なるため、売掛金の入金予定デー
タと振込入金データとを照合して消し込む“入金消込処
理”に手間がかかるという問題があった。 ・ 決済手段として「クレジットカード決済」を選択す
ると、クレジットカード情報など与信処理に必要な情報
の入力を促され、送信ボタンを押すと、そのまま与信処
理が開始されてしまい、購入者が運送料金など商品代金
以外の諸料金を含めた決済総額を確認しないままに、与
信が完了してしまうという不都合があった。その一方、
販売者側からすると、自らが開設するWeb上の電子商
店において、注文時に運送料金などの商品代金以外の諸
費用を含めた決済総額を算出するシステムを構築するこ
とはシステム開発力及び開発費用の面から極めて困難な
ことであった。 ・ 複数のクレジットカード会社と契約するとなると、
クレジットカード会社毎に与信処理システムを組み込む
必要が生じ、与信処理手続き自体煩雑となる上、費用的
にかなりの負担を強いられることになった。 ・ 購入者側、すなわち与信処理を取られる側からする
と、クレジットカード情報などの個人情報が販売者側に
残るため、個人情報の漏洩や悪用される心配があった。
【0008】また、上述のようにクレジットカード決済
と代金引換決済とを購入者が選択できるようにしている
商品取引サイトでは、販売者は、複数のクレジットカー
ド会社からそれぞれ支払明細書を受け取ると同時に、代
金回収を行った運送業者からも支払明細書を受け取るこ
ととなるため、経理処理、特に入金消込処理が極めて煩
雑となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、通信ネットワークを通じて、外部システ
ムである購入者システム及び販売者システムと接続し得
る決済仲介システムであって、 ・ 購入者システムを識別する購入者システム識別情報
と、運送料金など商品代金以外の諸料金を含む決済総額
情報とを包含する注文情報を販売者システムから受信
し、これを注文案件毎の取引情報として蓄積する機能、 ・ 販売者システムから前記注文情報を受信したら、当
該注文情報中の購入者システム識別情報に基づいてその
購入者システムに対し、与信処理開始の依頼と決済仲介
システムへのアクセス情報とを送信する機能、 ・ 上記購入者システムからアクセス要求があったら、
蓄積している取引情報のうち少なくとも決済総額情報を
含む注文情報と、クレジットカード情報など与信処理に
必要な情報の要求とを購入者システムに送信する機能、 ・ 当該購入者システムから与信処理に必要な情報を受
信したら、その与信処理に必要な情報を与信処理センタ
ーサーバに送信する機能、 ・ 当該与信処理センターサーバから与信処理結果を受
信したら、自動的或いは要求に応じて、購入者システム
又は販売者システム或いは両システムに対して当該与信
処理結果を送信する機能、を備えた決済仲介システムを
提案する。なお、本明細書において、「購入者システ
ム」とは購入者側が管理するコンピュータ端末や携帯端
末などのコンピュータシステムを意味し、「販売者シス
テム」とは販売者側が管理するコンピュータ端末や携帯
端末等のコンピュータシステムを意味し、「購入者シス
テム識別情報」とはeメールアドレスや携帯電話番号な
ど購入者システムを識別し得る識別情報を意味するもの
である。
【0010】かかる決済仲介システムによれば、 ・ 決済仲介システムが、購入者システム識別情報と運
送料金など商品代金以外の諸料金を含む決済総額情報と
を包含する注文情報を、販売者システムから受信し、こ
れを注文案件毎の取引情報として蓄積するステップ、 ・ 決済仲介システムが、上記ステップにて注文情報を
受信したら、当該注文情報中の購入者システム識別情報
に基づいてその購入者システムに対し、与信処理開始の
依頼と決済仲介システムへのアクセス情報とを送信する
ステップ、 ・ 決済仲介システムが、上記購入者システムからアク
セス要求があったら、蓄積している取引情報のうち少な
くとも決済総額情報を含む注文情報と、クレジットカー
ド情報など与信処理に必要な情報の要求とを購入者シス
テムに送信するステップ、 ・ 決済仲介システムが、当該購入者システムから与信
処理に必要な情報を受信したら、その与信処理に必要な
情報を与信処理センターサーバに送信するステップ、 ・ 決済仲介システムが、当該与信処理センターサーバ
から与信処理結果を受信したら、自動的或いは要求に応
じて、購入者システム又は販売者システム或いは両シス
テムに対して当該与信処理結果を送信するステップ、を
包含してなる決済仲介方法を提供することができる。
【0011】上記決済仲介システム及び決済仲介方法に
おいて、購入者システムからアクセス要求があったら、
蓄積している取引情報のうち少なくとも決済総額情報を
含む注文情報と、購買確認の問い合わせ或いは与信処理
開始了承の問い合わせとを購入者システムに送信し、購
入者システムから購買確認或いは与信処理開始了承の旨
を受信したら、クレジットカード情報など与信処理に必
要な情報の要求を購入者システムに送信するようにする
ことができる。
【0012】上記の如き決済仲介システム及び決済仲介
方法によれば、商品発注のシステム(工程)と与信処理
のシステム(工程)とが分離されるから、商品発注の工
程終了後に販売者が運送料金など商品代金以外の諸料金
を別途計算し、これらを含む決済総額情報を購入者に提
示し、購入者自らの意志により購買意志を確認するか或
いは与信処理開始を了承した上で与信処理を進めること
ができる。よって、システム開発力が不足している中小
の企業であっても、購入者が安心して商取引を行うこと
ができる与信処理サービスを提供することができる。し
かも、販売者にとっては、自らの電子商店サイト内に与
信処理のためのシステムを組み込む必要がなく、複数の
クレジットカード会社のクレジットカード決済を利用す
る場合でも与信処理窓口を本決済仲介システムに一本化
することができ、システム及び手続の両面を簡素化する
ことができる。一方、購入者にとっても、クレジットカ
ード情報などの個人情報が販売者側に残ることがないの
で、安心してクレジットカード決済を利用することがで
きる。
【0013】本発明はまた、通信ネットワークを通じ
て、外部システムである購入者システム及び販売者シス
テムと接続し得ると共に、商品運送に関する荷物追跡情
報のうち少なくとも集荷済情報又は配達完了情報を収集
し蓄積する荷物追跡情報管理サーバと接続し得る決済仲
介システムであって、 ・ 各注文案件を識別する取引識別情報を含む注文情報
を販売者システムから受信し、これを注文案件毎の取引
情報として蓄積する機能、 ・ 蓄積している取引情報と、荷物追跡情報管理サーバ
が蓄積している集荷済情報又は配達完了情報とを照合す
る機能、 ・ 照合の結果新たに集荷済み又は配達完了となった取
引情報を抽出し、抽出された取引情報については、その
後自動的に、販売者への支払処理、購入者或いは購入者
からの商品代金の回収業務を委託した会社に対する請求
処理のいずれかの処理、又はそれら両方の処理を進行さ
せる機能、を備えた決済仲介システムを提案する。な
お、本明細書において「集荷済情報」とは、運送業者が
荷送人(本発明の販売者)から荷物を実際に預かった旨
の確認情報を意味する。言い換えれば、運送業者の運送
責任の始期を示す確認情報であり、例えば運送業者(宅
配業者含む。以下同様)が荷送人の所に集荷に行って荷
物を実際に預かった旨の確認情報、荷送人がコンビニエ
ンスストアなど運送業者から荷物の引受け委託されてい
る取次店に荷物を預け、運送業者が当該取次店にて荷物
を実際に預かった旨の確認情報、並びに、荷送人が荷物
を運送業者の事業所に直接持ち込み、運送業者が当該荷
物を実際に預かった旨の確認情報を全て包含する意であ
る。また、「配達完了情報」とは、運送業者が荷受人
(本発明の購入者)に荷物を引き渡した旨の確認情報を
意味する。また、「集荷済情報又は配達完了情報」の表
現は、運送業者が荷送人(本発明の販売者)から荷物を
預かってから当該荷物を荷受人(本発明の購入者)に配
達するまでの各段階の完了をそれぞれ示す確認情報をも
包含する意図を有している。さらにまた、購入者からの
商品代金の回収業務を委託した会社とは、クレジットカ
ード会社は勿論、その他の仲介業者も包含する意であ
り、以下「代金回収委託会社」という。
【0014】かかる決済仲介システムによれば、 ・ 販売者に対して代金支払処理を行う場合、或いは、
購入者或いは代金回収委託会社に対して代金請求処理を
行う場合に、決済仲介システムが、各注文案件を識別す
る取引識別情報を含む注文情報を販売者システムから受
信し、これを注文案件毎の取引情報として蓄積するステ
ップ、 ・ 決済仲介システムが、蓄積している取引情報と荷物
追跡情報管理サーバが蓄積している集荷済情報又は配達
完了情報とを照合するステップ、 ・ 決済仲介システムが、照合の結果新たに集荷済み又
は配達完了となった取引情報を抽出し、抽出された取引
情報については、その後自動的に、購入者或いは代金回
収委託会社に対して代金請求処理を進行させるステッ
プ、又は、決済仲介システムが、照合の結果新たに集荷
済み又は配達完了となった取引情報を抽出し、抽出され
た取引情報については、その後自動的に、販売者への代
金支払処理を進行させるステップ、を包含する決済仲介
方法を提供することができる。
【0015】このような構成の決済仲介システム及び決
済仲介方法によれば、荷物追跡情報管理サーバから集荷
済情報又は配達完了情報を取得した時点で売上を確定
し、その後速やかに「販売者に対する代金支払処理」及
び「購入者或いは代金回収委託会社に対する代金請求処
理」を進行させることができるから、商品が届かないの
に代金請求がなされるという問題を解消することができ
る。また、購入者でも販売者でもない第三者が確認し入
力した客観的な集荷済情報又は配達完了情報を基礎とし
て売上確定を決定するから、互いの決済処理を公平かつ
正確に行うことができる。しかも、集荷済情報であれ
ば、商品が購入者に配達される前に取得することがで
き、より早い段階から決済処理を進めることができる。
そればかりか、従来のように配達完了などの各運送段階
の完了確認を人為的に行う必要もないから、各運送段階
の完了確認手続きを簡素化することができる。また、本
決済仲介システム及び本決済仲介方法の場合、代金回収
委託会社への代金請求は決済仲介システムが一括して行
うため、販売者が複数の代金回収委託会社を利用する場
合でも販売者の負担が増えることがない。しかも、本決
済仲介システムが立替払いすることによって、本決済仲
介システム所定の期日に一括して販売者に入金すること
ができる。これによって、代金回収委託会社毎に入金期
日が異なったり、精算書が異なったりするなどの不都合
を無くすことができ、販売者側の経理処理、特に入金消
込処理の手間を大幅に軽減することができる。
【0016】なお、上記の決済仲介システム及び決済仲
介方法において、取引情報と集荷済情報又は配達完了情
報とを照合する前に、決済仲介システムが、販売者シス
テムから、少なくとも発送予定日と、送り状番号などの
運送荷物識別情報とを含む発送予定情報を受信し、蓄積
している取引情報に当該発送予定情報を追加更新し、そ
して、取引情報中の発送予定情報が追加された取引情報
と、荷物追跡情報管理サーバが蓄積している集荷済情報
又は配達完了情報とを照合するようにすることができ
る。このようにすれば、発送予定情報内の運送荷物識別
情報と、運送荷物識別情報単位で管理されている集荷済
情報又は配達完了情報とを照合することにより、取引情
報と集荷済情報又は配達完了情報とを照合することがで
きる。また、取引情報全てではなく、発送予定情報が追
加された取引情報のみ照合すればよいから、システムの
負担を軽減することができる。なお、本明細書において
「運送荷物識別情報」とは、例えば送り状番号など、各
運送案件一件一件を識別し得る情報のことを意味し、
「運送」とは、集荷から、運行及び配達までの一連の物
流作業を包括的に示す意である。
【0017】さらに、販売者と複数の購入者との間の決
済処理を決済仲介システムにより仲介し、販売者に対し
ては決済仲介システムを通じて代金の立替払いを行う一
方、購入者に対しては二種類以上の決済方法によって選
択的に購入代金を請求し得る決済仲介方法であって、 ・決済仲介システムが、一種類の決済方法による取引案
件の支払額を販売者毎に連結するステップ、 ・決済仲介システムが、その他の一種類の決済方法によ
る取引案件の支払額を販売者毎に連結するステップ、 ・決済仲介システムが、上記ステップにて連結した支払
額を販売者毎に更に連結し、一種類の決済方法による支
払額とその他の一種類の決済方法による支払額とをとり
まとめて支払明細書に表示するステップ、を包含する決
済仲介方法を提案する。例えば、一部の購入者に対して
は、決済仲介システムを通じて、クレジット会社から購
入代金を請求するクレジットカード決済を行い、その他
の一部の購入者に対しては商品との引き換えにより購入
代金を集金する代金引換決済を行う決済仲介方法におい
て、決済仲介システムが、クレジットカード決済による
取引案件の支払額を販売者毎に連結する一方、代金引換
決済による取引案件の支払額を販売者毎に連結し、連結
した2つの支払額を販売者毎に更に連結し、クレジット
カード決済による支払額と代金引換決済による支払額と
をとりまとめて支払明細書に表示するようにすることが
できる。
【0018】このような決済仲介方法によれば、販売者
が、複数の購入者との間で、クレジットカード決済や代
金引換決済などの異なる決済方法を購入者の自由意志に
よって任意に選択する場合でも、更に言えば、購入者の
自由意志によって複数のクレジットカード会社から特定
のクレジットカード会社を選択する場合でも、本発明の
決済仲介システムは、全ての決済方法の支払額を販売者
毎にとりまとめて一つの支払明細書に表示することがで
きるから、販売者にとっては、決済方法に関係なく入金
内容を一元的に管理できるようになり、経理処理、特に
入金消込処理の負担を大幅に軽減することができる。
【0019】なお、上記決済仲介方法において、販売者
毎に支払額を連結するには、例えば、決済方法に関わり
なく、販売者を識別する番号(以下「識別親番号」と言
う。)を取引案件毎に付与すると共に、当該識別親番号
には適宜番号を追加してなる複数の識別子番号を付与し
得る設定とすることにより、異なる識別子番号が付与さ
れている取引案件であっても、識別親番号が共通する全
ての取引案件の支払額を連結するようにすることができ
る。このようにすれば、識別親番号に適宜番号を追加し
てなる複数の識別子番号を付与し得る設定となっている
がゆえに、同一販売者に対して複数の識別子番号を付与
することができ、例えば、同一販売者が業態の異なる複
数の店舗を所有しているような場合、決済仲介システム
は、店舗毎に異なる識別子番号を付与することができ、
しかも、識別親番号をキーとして店舗毎の支払額をとり
まとめて販売者に支払うことができる。更に、識別親番
号及び識別子番号の管理を極めて容易に行うことができ
るようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】本実施形態の決済仲介システム1は、商品
注文の際に購入者がクレジットカードによる支払方法
(すなわち「クレジットカード決済」)を選択した場合
に、購入者、販売者及びクレジットカード会社間を仲介
し、円滑かつ確実に決済処理を仲介するシステムであ
り、サブシステムとして、購入意思確認システム、与信
処理システム、荷物追跡情報連携商品代金請求システム
及び荷物追跡情報連携商品代金支払システムを包含して
いる。なお、本発明の決済仲介システムの対象は、商品
の有体・無体を問わず、代金の請求及び支払を伴う全て
の商取引に適用可能である。
【0022】図1は、決済仲介システム1を実現するた
めのシステム構成の一例を示したブロック図である。こ
の図1に示されるように、決済仲介システム1は、狭義
には、Webサーバ2と、販売者情報データベース1
3、取引情報データベース14及び業務システムサーバ
15を備えた業務システム3と、クレジットカード会社
連携システム4とを備えてなり、広義には、更に支払処
理サーバ5及び荷物追跡情報管理サーバ6を備えてなる
システムである。この決済仲介システム1は、クレジッ
トカード会社連携システム4を介して、外部システムで
あるクレジットカード会社管理システム7及び与信処理
センターシステム8とそれぞれ接続する一方、インター
ネット10を介して、販売者システム11、購入者シス
テム12及び仮想店舗管理サーバ16と接続している。
なお、詳しくは後述するが、上記支払処理サーバ5は、
クレジットカード決済とは異なる決済方法である代金引
換決済を管理する代金引換決済システム20とも接続し
ており、上記荷物追跡情報管理サーバ6は、運送業者営
業所内の端末21A及び運送業者のドライバーの携帯端
末21B(これらをまとめて「運送業者端末21」とい
う。)などと有線乃至無線で接続し、これら運送業者端
末21から荷物追跡情報を定期的又はリアルタイムで収
集し蓄積・管理する機能を備えている。
【0023】なお、上記各サーバ(2,5、6、15、
16)、上記各システム(3,4,7,8、11、1
2)及び上記各データベース(13,14)の実体はい
ずれもアプリケーションプログラム(ソフトウェア)で
あり、それぞれのプログラムの実効環境を有する1台若
しくは複数台(分散型及び負担分散型含む)のコンピュ
ータシステムに格納されている。これらコンピュータシ
ステムは、CPU及びRAMを含み、その他オペレーテ
ィングシステム、通信インタフェース、CRT等の表示
装置、キーボードやマウスなどの入力装置、プリンタな
どの出力装置などが、各サーバ、各システム及び各デー
タベースの機能に沿って付加されている。各サーバ間、
各システム間及び各サーバ・システム間の接続は、専用
回線、LAN或いはWANなどのコンピュータネットワ
ーク、無線などの情報の授受を行い得る任意の手段で接
続することが可能であり、情報の送受信に関しては現在
公知の暗号化技術(例えばSSLなど)を利用すること
ができる。また、当業者であれば当然理解できるから特
に説明はしないが、本決済仲介システム1内の適宜箇所
にファイアウオールなどの現在公知のセキュリティ対策
手段を付加することは任意である。また、例えばWeb
サーバ内に販売者情報データベース13、取引情報デー
タベース14及び業務システムサーバ15を配置する、
すなわち業務システム3の機能とwebサーバ2の機能
とをまとめて一つのサーバ内に配置するなど、本決済仲
介システム1において各システム、各サーバ及び各デー
タベースをどのように配置するかは任意に設計変更可能
である。
【0024】次に、本決済仲介システム1の備えている
機能実現手段について説明する。
【0025】本決済仲介システム1は、次のA〜Pの機
能を実現するための手段を備えている(図2及び図3参
照)。なお、本決済仲介システム1は、購入者の購入意
思を確認する手段として「メール確認方式」と「リンク
ボタン方式」とを備えているが、先ずは前者の「メール
確認方式」による場合の機能実現手段について説明す
る。
【0026】A.販売者システム11からインターネッ
ト10を介して送られて来た「注文情報」を受信し、こ
の「注文情報」を各注文案件毎に関連付けて「取引情報
レコード」として取引情報データベース14に逐次蓄積
する機能。この際、「注文情報」は、例えばeメールア
ドレスなどの購入者システム12を識別し得る情報(以
下「購入者システム識別情報」という)、「商品名」、
運送料金など商品代金以外の諸料金を含む「決済総
額」、注文番号など各取引案件を識別し得る情報(以下
「取引識別情報」という。)などを含むのが好ましい。
なお、決済総額には、商品代金以外に、梱包料、決済手
数料、運送料金、冷却保存料、消費税などが含まれる可
能性がある。
【0027】B.「注文情報」を販売者システム11か
ら受信したら、この「注文情報」から「購入者システム
識別情報(例えばeメールアドレス)」を抽出し、その
購入者システム識別情報の購入者システム12に対して
「与信処理開始を依頼する旨の情報」と「本決済仲介シ
ステム1へのアクセス情報」とをインターネット10を
介して送信する機能。
【0028】C.上記の購入者システム12から「本決
済仲介システム1へのアクセス要求」があったら、その
アクセス要求などから購入者システム識別情報を読み取
り、この購入者システム識別情報と関連付けられている
「取引情報」を取引情報データベース14に問い合わ
せ、該当した「取引情報レコード」の中から抽出した少
なくとも「決済総額」を含む「注文情報」と共に、購入
意思を問い合わせる旨の「購入意思問い合わせ」、或い
は、与信処理開始の了承を問い合わせる旨の「与信処理
開始了承問い合わせ」を当該購入者システム12にイン
ターネット10を介して送信する機能。この際、「購入
意思問い合わせ」「与信処理開始了承問い合わせ」は、
いずれか一方或いは両方を送信すればよく、例えば、W
eb画面内に、クリックすると購入意思確認或いは与信
処理開始了承とみなす旨の説明文を付記した「確認・実
効ボタン」を設け、その「確認・実効ボタン」をクリッ
クすると「本決済仲介システム1」へアクセスするよう
に設定することができる。
【0029】D.購入者システム12から「購入意思確
認の情報」或いは「与信処理開始了承の情報」を受信し
たら、当該購入者システム12に対して、与信処理に必
要な情報として「利用するクレジットカード会社の種
類、クレジットカード番号及び有効期限(以下これらを
まとめて「クレジットカード情報」という。)」の入力
を要求する「クレジットカード情報入力依頼情報」をイ
ンターネット10を介して送信する機能。なお、上記C
の機能とDの機能をまとめて、「決済総額」を含む「取
引情報」と、「購入意思問い合わせ」或いは「与信処理
開始了承問い合わせ」と、「クレジットカード情報入力
依頼情報」とを同時に送信するようにしてもよい。
【0030】E.購入者システム12から「クレジット
カード情報」を受信したら、この「クレジットカード情
報」と共に「与信処理の問い合わせ」を与信処理センタ
ーシステム8に送信する機能。
【0031】F.与信処理センターシステム8から「与
信処理結果」を受信したら、この「与信処理結果」を取
引情報データベース14に随時蓄積し、その取引案件の
「取引情報レコード」に「与信処理結果」を追加更新す
る機能。 G.与信処理センターシステム8から「与信処理結果」
を受信したら、この「与信処理結果」に関連付けられた
「購入者システム識別情報(例えばeメールアドレ
ス)」を取引情報データベース14に問い合わせ、該当
の購入者システム12に対してインターネット10を介
して「与信処理結果」を送信する機能。 H.与信処理センターシステム8から「与信処理結果」
を受信したら、この与信処理結果に関連する販売者シス
テム識別情報(例えばeメールアドレスや携帯電話番号
等)を、販売者情報データベース13及び取引情報デー
タベース14に問い合わせ、該当の販売者システム11
に対して「与信処理結果」或いは「与信処理結果が出て
いる旨」をインターネット10を介して送信する機能。
【0032】I.販売者システム11からの「取引識別
情報(注文番号など)」を伴う要求に応じ、当該「取引
識別情報」に関連付けられた「取引情報」を取引情報デ
ータベース14に問い合わせ、該当した「与信処理結果
付きの取引情報」を当該販売者システム11に送信する
機能。
【0033】J.販売者システム11から「取引識別情
報(注文番号)」と共に、「少なくとも「発送予定日」
と送り状番号などの運送案件一件一件を識別し得る「運
送荷物識別情報」とを含む情報(以下「発送予定情報」
という。)」を受信したら、取引情報データベース14
に随時蓄積し、その「取引識別情報」に関連付けられた
「取引情報レコード」に「発送予定情報」を追加更新
し、取引識別情報と運送荷物識別情報とを紐付けする機
能。 K.販売者でも購入者でもない第三者(例えば運送業者
のドライバー或いは事務員など)が入力した商品の集荷
済情報(以下「集荷済情報」という。)を、送り状番号
等の「運送荷物識別情報」と共に荷物追跡情報管理サー
バ6で随時受信し、当該「集荷済情報」を「運送荷物識
別情報」及びその他の「運送荷物識別情報を含む荷物追
跡情報」と関連付けて、運送案件毎に一つのレコード単
位として(各単位を「荷物追跡情報レコード」とい
う。)随時蓄積する機能。
【0034】L.取引情報データベース14内の「取引
情報」と、上記荷物追跡情報管理サーバ6内の「荷物追
跡情報」とを、送り状番号等の「運送荷物識別情報」を
キーとして、定期的或いは随時に照合する機能。この
際、「発送予定情報」が追加された「取引情報レコー
ド」のみを、「荷物追跡情報」とバッチ処理によって照
合するようにすれば、照合作業の効率化を図ることがで
きると共に、システムの負担を軽減することができる。 M.上記照合によって新たに「集荷済み」となった取引
案件を抽出し、抽出された取引案件と関連付けられた取
引情報データベース14内の「取引情報レコード」に
「集荷済情報」を追加更新する機能。 N.上記照合によって新たに「集荷済み」となった取引
案件を抽出し、抽出された取引案件については「集荷済
情報」と照合された時点で「売上確定」とみなし、その
取引案件の「取引情報」を取引情報データベース14に
問い合わせ、該当の「取引情報」に基づいてクレジット
カード会社管理サーバ7に対する売上請求処理を自動的
に進行させる機能。 O.上記照合によって新たに「集荷済み」となった取引
案件を抽出し、抽出された取引案件については「集荷済
情報」と照合された時点で「売上確定」とみなし、その
取引案件の「取引情報」を取引情報データベース14に
問い合わせ、該当の「取引情報」に基づいて販売者に対
する立替払い処理(支払処理)を自動的に進行させる機
能。
【0035】P.クレジットカード決済による取引案件
の支払額を販売者毎に連結すると共に、代金引換決済に
よる取引案件の支払額を販売者毎に連結し、連結した2
つの支払額を販売者毎に更に連結し、クレジットカード
決済による支払額と代金引換決済による支払額とをとり
まとめて支払明細書に表示する機能。
【0036】なお、「リンクボタン方式」の場合には、
上記A及びBの機能実現手段は必要なく、上記C〜Pの
機能を備えていればよい。詳しくは下記に別途説明す
る。
【0037】次に、決済仲介システム1を構成するサブ
システムとしてのサーバ及びシステム等の構成及び機能
を、より具体的な実施例をもって説明する。
【0038】Webサーバ2は、インターネット10と
接続し(HTTPやSSLなどのインターネット標準プ
ロトコルにより通信可能となっている。)、Web上に
「決済サイト」(ホームページ)を開設し、この「決済
サイト」を通じて販売者システム11及び購入者システ
ム12と情報の授受を行うことができる。その一方、本
決済仲介システム1内においては業務システム3及びク
レジットカード会社連携システム4ともそれぞれ接続
し、本決済仲介システム1と販売者システム11及び購
入者システム12とのインタフェースとして機能する。
【0039】「決済サイト」は、ハイパーテキスト・マ
ークアップ言語(HTML)で記述してあり、図4に示
すように、Webページとしての「販売者用ページ」と
「購入者用ページ」とを備え、当該「販売者用ページ」
は、注文情報の入力欄を含む「注文情報入力ページ」、
取引情報及び荷物追跡情報の一覧を示す「取引情報確認
ページ」、商品の発送予定日時の入力欄を含む「発送予
定情報入力ページ」及び「支払精算情報確認ページ」を
備え、「購入者用ページ」はクレジットカード情報の入
力欄を含む「与信処理依頼ページ」を備えている。な
お、「決済サイト」の定義形式をHTML形式に限定す
るものではなく、XML(eXtensible Markup Languag
e)などその他の定義形式(言語)を採用することもで
きる。また、本実施形態での「販売者用ページ」及び
「購入者用ページ」は各取引案件毎に形成してあるが、
例えば各個人毎に形成することもできる。
【0040】Webサーバ2は、「メール確認方式」と
しての購入意思確認手段として、次に示す(1)〜(8)の機
能を実現するための手段を備えている(図5参照)。
【0041】(1) 販売者システム11からインターネッ
ト10を介して送信されてきた「決済サイトへのアクセ
ス要求(URL)」を受信したら、「販売者識別情報
(例えば販売者識別番号及びパスワード)を要求する情
報」を返信する機能。この際、「注文情報入力ページ画
面情報」は、Webページ画面内に必要な注文情報の入
力を促す「注文情報入力欄」を表示するように設定する
のが好ましい。なお、「注文情報入力ページへのアクセ
ス要求」等の「Webページへのアクセス要求」は、通
常、URLを指定してHTMLドキュメント転送要求の
形式で送られてくるが、このような形式に限定されるも
のではない(以下の「Webページ送信要求」について
も同様)。また、この要求に応えて送信される「Web
ページ画面情報」は、通常、テキスト、グラフィック
ス、コントロール及びその他の機能を表示する様々なタ
グを含むHTMLドキュメントとして送られるが、この
形式に限定するものでもない(以下の「Webページ画
面情報」についても同様)。
【0042】(2) 販売者システム11から「販売者識別
情報(例えば販売者識別番号及びパスワード)」を受信
したら、販売者情報データベース13に対し、送られて
きた「販売者識別情報(例えば販売者識別番号及びパス
ワード)」と蓄積されている「販売者識別情報(例えば
販売者識別番号及びパスワード)」と照合させ、認証さ
れたら当該「販売者識別情報」と関連付けられた「販売
者用ページ画面情報」を当該販売者システム11に送信
する機能。なお、本実施形態では、販売者用ページへの
アクセスは、先ず「決済サイト」へのアクセスを必要と
し、いきなり「注文情報入力ページ」「取引情報確認ペ
ージ」「発送予定情報入力情報ページ」「支払精算情報
確認ページ」などのサブページへアクセスできない設定
としてあるが、直接アクセス可能とすることもできる。
【0043】(3) 販売者システム11からインターネッ
ト10を介して送信されてきた「注文情報(注文日、取
引識別情報(注文番号など)、eメールアドレスなどの
購入者システム12を識別する購入者システム識別情
報、決済総額(運送料金など商品代金以外の諸料金を含
む)、その他必要に応じて商品概要及び通信文などを含
む)」を受信したら、この「注文情報」を取引情報デー
タベース14に送信する機能。
【0044】(4) 販売者システム11からインターネッ
ト10を介して送信されてきた「注文情報」を受信した
ら、その「注文情報」からeメールアドレスなどの購入
者システム識別情報を抽出し、この購入者システム識別
情報宛に、与信処理開始を依頼する旨の「与信処理開始
依頼情報」と共に決済サイト内の「購入者用ページへの
アクセス情報(URL)」をインターネット10を介して
送信する機能。この際、「与信処理開始依頼情報」は、
例えばeメールの形式で送信し、「購入者用ページへの
アクセス情報」は当該購入者用ページのURLを当該e
メール内にリンクボタン形式で埋め込み、当該リンクボ
タンをクリックすると購入者用ページに直接アクセスで
きるように設定するのが好ましい。具体的には、例え
ば、挨拶文と共に「与信処理開始を了承いただけました
ら下記「確認・実効ボタン」をクリックしてくださ
い。」などのテキスト文を付けて、この「確認・実効ボ
タン」に購入者用ページとリンクを張るように設定する
ことができる。
【0045】(5) 購入者システム12から「購入者用ペ
ージへのアクセス要求」があったら、このアクセス要求
等からeメールアドレスなどの購入者システム識別情報
を抽出し、この「購入者システム識別情報」と関連付け
られている「取引情報(店名、注文日、取引識別情報
(注文番号など)、決済総額(運送料金など商品代金以
外の諸料金を含む)、商品概要及び通信文など)」を取
引情報データベース14に問い合わせ、該当した「取引
情報レコード」の中から所定の「注文情報(注文日、取
引識別情報(注文番号など)、eメールアドレスなどの
購入者システム識別情報、決済総額(運送料金など商品
代金以外の諸料金を含む)、商品概要などを含む)」を
抽出し、この「注文情報」と共に、購入意思を確認する
「購入意思問い合わせ情報」或いは与信処理開始了承を
問い合わせる「与信処理開始了承問い合わせ情報」或い
はこれらの両方をインターネット10を介して当該購入
者システム12に送信する機能。この際、「購入意思問
い合わせ情報」及び「与信処理開始了承問い合わせ情
報」は、例えば与信処理依頼ページ画面内に「取引情
報」を表示すると共に、「上記注文内容につき、購入及
び与信処理開始をご了承いただけましたら下記「確認・
実効ボタン」をクリックください。」などのテキスト文
を表示し、この「確認・実効ボタン」を下記「クレジッ
トカード情報入力ページ」とリンクさせると共に、この
「確認・実効ボタン」のクリックを「購入意思確認」或
いは「与信処理開始了承」の返信とみなすことができる
ように設定することができる。
【0046】(6) 購入者システム12から「購入意思確
認」或いは「与信処理開始了承」の旨を含む情報を受信
したら、クレジットカード情報の入力を依頼する「クレ
ジットカード情報入力依頼情報」を当該購入者システム
12にインターネット10を介して送信する機能。この
際、「クレジットカード情報入力依頼情報」は、購入者
用ページの第2ページとなるクレジットカード情報入力
ページの画面内に「クレジットカード情報」の入力を促
す「クレジットカード情報入力欄」と「確認・実効ボタ
ン」とを表示する内容の情報とすることができる。な
お、与信処理依頼ページ画面とクレジットカード情報入
力ページとを一つのページにまとめることも可能であ
る。その場合には、例えば同一画面内に「取引情報」
「クレジットカード情報入力欄」及び「確認・実効ボタ
ン」を表示するようにすればよい。
【0047】(7) 購入者システム12からインターネッ
ト10を介して「クレジットカード情報」を受信した
ら、この「クレジットカード情報」と共に、eメールア
ドレス等の「購入者システム識別情報」及び注文番号な
どの「取引識別情報」をクレジットカード会社連携シス
テム4に送信し、クレジットカード会社連携システム4
から送信されてきた「与信処理結果」を前記「購入者シ
ステム識別情報」と関連付けられた購入者システム12
にインターネット10を介して送信する機能。この際、
「クレジットカード情報入力ページ」の画面内に「与信
処理結果」を表示させ、購入者がクレジットカード情報
を入力したまましばらく待てば「与信処理結果」が表示
されるようにするのが好ましい。
【0048】なお、「リンクボタン方式」による購入意
思確認手段では、上記(1)〜(4)の機能実現手段は不要で
ある。すなわち、「リンクボタン方式」による購入意思
確認手段の場合には、例えばWeb上に設けられた仮想
店舗の画面内に「与信処理依頼ページ」とリンクした
「クレジットカード決済ボタン」を設けることで、いき
なり上記(5)の購入者システム12からの「購入者用ペ
ージへのアクセス要求」を受けることができるからであ
り、後は「メール確認方式」の場合と同様の機能実現手
段を備えていればよい。
【0049】Webサーバ2は、次に示す(8)の機能を
実現するための手段も備えている。
【0050】(8) 販売者システム11からインターネ
ット10を介して送信されてきた「取引情報確認ページ
へのアクセス要求(URL)」及び「取引識別情報(注文
番号など)」を受信したら、当該「取引識別情報」と関
連付けられている「取引情報」を取引情報データベース
14に問い合わせ、抽出された「取引情報」を「販売者
用ページ画面情報」と共に販売者システム11に送信す
る機能。この際、既に与信処理結果が出ていれば、上記
「取引情報」には「与信処理結果」を付加することがで
きる。
【0051】Webサーバ2は、次に示す(9)〜(10)の
機能を実現するための手段も備えている(図5参照)。
【0052】(9) 販売者システム11からインターネッ
ト10を介して送信されてきた「発送予定情報入力ペー
ジへのアクセス要求(URL)」を受信したら、当該販
売者システム11に「発送予定情報入力ページ画面情
報」を送信する機能。この際、発送予定情報入力ページ
画面には、与信処理結果が追加された取引情報のうち、
発送予定情報の入力が未だなされていない取引情報レコ
ードだけを抽出して一覧表示するように設計することが
できる。 (10) そして、販売者システム11から「発送予定情報
(発送日及び送り状番号などの運送荷物識別情報含
む)」と「取引識別情報(注文番号など)」を受信した
ら、これら「取引識別情報」及び「発送予定情報」を取
引情報データベース14に送信する機能。
【0053】Webサーバ2は更に、次に示す(11)及び
(12)の機能を実現するための手段も備えている。
【0054】(11) 販売者システム11からインターネ
ット10を介して送信されてきた「支払精算情報確認ペ
ージへのアクセス要求(URL)」を受信したら、「支
払精算情報確認ページ画面情報」と共に、「取引識別情
報の記入を促す情報」を当該販売者システム11に送信
する機能。 (12) そして、販売者システム11から「取引識別情
報」の返信を受けたら、「取引識別情報」と関連付けら
れている「決済情報」を支払処理サーバ5に問い合わ
せ、抽出された「決済情報」を「支払精算情報確認ペー
ジ画面情報」と共に当該販売者システム11に送信する
機能。この際、支払精算情報確認ページ画面では、後日
紙で送付される支払精算書のイメージが確認できるよう
に設計することもできる。
【0055】次に、業務システム3の構成及び機能につ
いて具体的に説明する。業務システム3は、販売者情報
データベース13、取引情報データベース14及び業務
システムサーバ15を備えている。
【0056】販売者情報データベース13は、DBMS
(データベース管理システム)を備え、販売者情報を販
売者毎に一つのレコード単位を作成するようにデータベ
ース化して蓄積し、情報の検索、検索結果の提供及び訂
正・変更を逐次行い得る機能を備えている。例えば、本
システム内で販売者を識別するための「販売者識別番
号」、クレジットカード会社連携システム4がそのシス
テム上販売者を識別するための「端末識別番号」、eメ
ールアドレス等の販売者システム識別情報、各クレジッ
トカード会社が精算上販売者を識別するために付与する
「加盟店番号」、屋号、パスワード、手数料テーブル及
び利用クレジットカード会社などを、前記「販売者識別
番号」に関連付けて蓄積し、「販売者識別番号」は勿
論、「販売者識別番号」と紐付けられた「端末識別番
号」及び「加盟店番号」からも容易に目的の販売者情報
を検索できるように設計してある。ここで、上記の「販
売者識別番号」は、「販売者識別親番号」+「所定桁の
適宜番号」(これを「販売者識別子番号」という。)と
いう番号体系で構成してある。すなわち、販売者毎に
「販売者識別親番号」を付与すると共に、同一販売者に
対して複数の「販売者識別子番号」を付与できるように
構成してある。このような番号体系とすることにより、
同一販売者が業態の異なる店舗を運営しているような場
合、それぞれの店舗ごとに「端末識別番号」及び「加盟
店番号」を付与することができる。しかも、「販売者識
別子番号」から「販売者識別親番号」を容易に抽出する
ことができるから、例えば、異なる「販売者識別番号
(販売者識別子番号)」が付与された取引情報、売上請
求情報、支払精算情報などであっても、「販売者識別親
番号」をキーとして、言い換えれば販売者毎に容易に連
結し、とりまとめることができる。さらに、「販売者識
別親番号」は、代金引換決済システム20が販売者毎に
付与する番号と一致させてあり、代金引換決済システム
20が管理する情報(例えば取引情報、支払情報など)
と、本クレジットカード決済仲介システム1が管理する
情報(例えば取引情報、支払情報など)とを、「販売者
識別親番号」をキーとして販売者毎に連結し、とりまと
めることができるようになっている。
【0057】取引情報データベース14は、DBMS
(データベース管理システム)を備え、取引情報を取引
案件毎(言い換えれば注文番号毎)に一つのレコード単
位を作成するようにデータベース化して蓄積し、情報の
検索、検索結果の提供及び訂正・変更を逐次行い得る機
能を備えている。例えば、販売者識別情報、eメールア
ドレス等の購入者システム識別情報、注文日、注文番
号、決済金額、商品概要、与信処理結果(与信承認番号
を含む与信承認情報(与信結果が「良」である旨の情
報)又は与信NG情報(与信結果が「否」である旨の情
報)を含む)、発送予定情報(送り状番号、発送日及び
通信文を含む)、集荷済情報、売上請求情報、支払精算
情報などの取引情報をそれぞれ取引案件毎に関連付けて
蓄積し、購入者システム識別情報、注文番号、与信承認
番号、送り状番号などのいずれの取引識別コードからで
も検索できるように設計してある。
【0058】業務システムサーバ15は、Webアプリ
ケーションサーバとしての機能を有し、業務システム3
内外のインタフェースとしての機能実現手段を備えてお
り、具体的には、次に示す(13)〜(21)の機能を実現する
ための手段を備えている(図5参照)。
【0059】(13) Webサーバ2から送られてきた
「注文情報(注文日、取引識別情報(注文番号など)、
購入者eメールアドレス、決済金額、その他必要に応じ
て商品概要及び通信文などを含む)」を受信したら、こ
の「注文情報」を取引情報データベース14に取引案件
(取引識別情報)毎に関連づけて一つの取引情報レコー
ドとして随時蓄積させる機能。
【0060】(14) Webサーバ2から送られてきた
「取引情報の問い合わせ(検索要求)」と購入者eメー
ルアドレスなどの「購入者システム識別情報」とを受信
したら、取引情報データベース14にその「購入者シス
テム識別情報」と関連付けられた「取引情報」を検索さ
せ、抽出された「取引情報レコード」の中から所定の
「取引情報」をWebサーバ2に返信する機能。
【0061】(15) クレジットカード会社連携システム
4から送られてきた「与信処理結果情報(与信承認番号
を含む与信承認情報又は与信NG情報)」を取引情報デ
ータベース14に送り、その取引識別情報(注文番号な
ど)と関連付けられた「取引情報レコード」に「与信処
理結果情報」を追加更新させて、注文番号等の取引識別
情報と与信承認番号とを紐付けする機能。 (16) クレジットカード会社連携システム4から送られ
てきた「与信処理結果情報」を受けて、その取引識別情
報(注文番号など)に基づき、販売者システム11のe
メールアドレスを取引情報データベース14及び販売者
情報データベース13に検索させ、該当の販売者システ
ム11に対して「与信処理通知メール(取引識別情報及
び与信処理結果が出た旨を含むeメール)」をインター
ネット10を介して送信する機能。具体的には、クレジ
ットカード会社連携システム4から送られてきた「与信
処理結果情報」を受けたら、その取引識別情報(注文番
号など)に関連した販売者識別情報(例えば販売者識別
番号)を取引情報データベース14に検索させ、その販
売者識別情報に関連した販売者システム11のeメール
アドレスを販売者情報データベース13に検索させ、該
当の販売者システム11に対して「与信処理通知メー
ル」をインターネット10を介して送信するように設計
することができる。また、販売者情報データベース13
に販売者システム11のeメールアドレスを蓄積させて
おき、取引識別情報に基づいて販売者情報データベース
13に直接、販売者システム11のeメールアドレスを
検索させることができるように設計することもできる。
【0062】(17) Webサーバ2から送られてきた
「取引識別情報(注文番号など)」及び「発送予定情報
(発送日及び送り状番号などの運送荷物識別情報を含
む)」を受信したら、当該「発送予定情報」を取引情報
データベース14に送り、その取引識別情報と関連付け
られている「取引情報レコード」に「発送予定情報」を
追加更新させ、注文番号等の「取引識別情報」と送り状
番号等の「運送荷物識別情報」とを紐付けすると共に当
該「取引情報レコード」を「集荷確認待ち」のステータ
スとする機能。 (18) Webサーバ2から送られてきた「発送予定情
報」及び「取引識別情報」を受けて、その取引識別情報
に基づいて、購入者システム12の購入者システム識別
情報(例えばeメールアドレス)を取引情報データベー
ス14に問い合わせ、該当の購入者システム12に対し
て「発送通知メール」をインターネット10を介して送
信する機能。この際、「発送通知メール」には、送り状
番号などの運送荷物識別情報と共に、荷物追跡情報管理
サーバ6が開設する「購入者別荷物追跡サイト」へのア
クセス情報(URL)を埋め込んでおき、「発送通知メ
ール」を受信した購入者が、そのアクセス情報部分をク
リックすれば「購入者別荷物追跡サイト」にジャンプし
て即座に自分宛の荷物の運送状態を確認できるようにす
るのが好ましい。
【0063】(19) 随時或いは所定時間毎に、荷物追跡
情報管理サーバ6に対して「運送状態の問い合わせ要
求」を送り、取引情報データベース14内の「取引情
報」(好ましくは「集荷確認待ち」のステータスの取引
情報レコードのみ)と、荷物追跡情報管理サーバ6内の
「荷物追跡情報」(好ましくは新たに「集荷済み」とな
った荷物追跡情報レコードのみ)とを、送り状番号等の
「運送荷物識別情報」をキーとしてバッチ処理により照
合し、新たに「集荷済み」となった取引案件を抽出し、
取引情報データベース14に対し、当該抽出された取引
案件と関連付けられた「取引情報レコード」に「集荷済
情報(その旨及び集荷日時を含む)」を追加更新し、当
該「取引情報レコード」を「売上確定」のステータスと
する機能。
【0064】(20)(21) 上記照合作業で新たに「集荷済
み」となった取引案件を抽出し、抽出された取引案件に
ついては「売上確定」とみなし、自動的に、当該取引案
件の取引情報の一部である「支払精算情報」とその「取
引識別情報」とを支払処理サーバ5に送信すると共に、
その取引案件の取引情報の一部である「売上請求情報」
とその「取引識別情報」とをクレジットカード会社連携
システム4に送信する機能。
【0065】クレジットカード会社連携システム4は、
次に示す(22)〜(25)の機能を実現するための手段を備え
ている。
【0066】(22) Webサーバ2から、「クレジット
カード情報」、eメールアドレス等の「購入者システム
識別情報」及び「取引識別情報(注文番号など)」など
を受信したら、当該「クレジットカード情報」を与信処
理センターシステム8に送信する機能、及び、与信処理
センターシステム8からその「与信処理結果情報(与信
承認番号を含む与信承認情報又は与信NG情報)」を受
信する機能。 (23) 与信処理センターシステム8から「与信処理結果
情報」を受けたら、「取引識別情報(注文番号など)」
と共に「与信処理結果情報」を業務システム3に送信す
る機能。 (24) 与信処理センターシステム8から「与信処理結果
情報」を受けたら、前記購入者システム12に対して
「与信処理完了メール(与信処理が完了した旨の情
報)」を送信する機能。 (25) 業務システムサーバ15から「売上請求情報」及
び「取引識別情報」を受信したら、随時或いは所定締め
日に、各クレジットカード会社管理システム7に必要な
「売上請求情報」を送信する機能。
【0067】支払処理サーバ5は、商品配達時にその場
で代金の集金を行う代金引換サービスの支払精算情報を
収集・管理する代金引換決済システム20とも接続して
おり、次に示す(26)〜(28)の機能を実現するための手段
を備えている(図5参照)。
【0068】(26) 業務システムサーバ15から「取引
識別情報」及び「支払精算情報」を受け取ると、随時或
いは所定時期に、自動的に販売者毎に「支払精算情報」
を連結する機能。 (27) 代金引換決済システム20から「取引識別情報」
及び「支払精算情報」を受け取ると、随時或いは所定時
期に、自動的に販売者毎「支払精算情報」を連結する機
能。 (28) (26)で連結したクレジットカード決済支払精算情
報と、(27)で連結した代金引換決済支払精算情報とを、
自動的に販売者毎に連結して「支払精算書」を作成する
機能。
【0069】上記支払処理サーバ5の機能において、販
売者毎に「支払精算情報」を連結する場合、各「支払精
算情報」に販売者識別番号(「販売者識別親番号」+
「所定桁の適宜番号」)を関連付けておくことにより、
「販売者識別親番号」をキーとして連結しとりまとめる
ことができる。言い換えれば、同一販売者が業態の異な
る複数の店舗を所有している場合であっても、販売者毎
に「支払精算情報」を容易に連結してとりまとめること
ができる。
【0070】荷物追跡情報管理サーバ6は、運送業者の
営業所内に配置された端末21Aや運送業者のドライバ
ーが携帯する携帯端末21Bなどの運送業者端末21と
有線乃至無線で接続し、集荷依頼情報、配達場所、配達
予定日時、担当ドライバー名乃至その識別番号、更には
荷物の集荷済情報や配達完了情報など荷物を預かってか
ら当該荷物を荷受人に配達するまでの各段階の完了をそ
れぞれ示す確認情報などの「荷物追跡情報」を定期的又
はリアルタイムに収集し、運送案件毎に関連付けて一つ
のレコード単位として蓄積・管理する機能を備えている
(各レコード単位を「荷物追跡情報レコード」とい
う。)。例えば、運送業者のドライバーが荷物(商品)
を集荷したら、当該ドライバーがその場で携帯端末21
Bを利用して「集荷済情報」を荷物追跡情報管理サーバ
6に送信し、これを受けた荷物追跡情報管理サーバ6は
その運送案件の「荷物追跡情報レコード」に「集荷済情
報」を追加更新し、「集荷済み」のステータスとする機
能を備えている。また、業務システムサーバ15から
「運送状態の問い合わせ要求」があると、「集荷済み」
ステータスの荷物追跡情報を業務システムサーバ15に
送信する機能を備えている。
【0071】クレジットカード会社管理システム7及び
与信処理センターシステム8は、それぞれ各クレジット
カード会社及び与信処理センターが管理するコンピュー
タシステムであり、各社のサービス業務を行う機能実現
手段を備えている。与信処理センターシステム8では、
本システム1のクレジットカード会社連携システム4か
らの「与信処理問い合わせ」に対して、送られてきた
「クレジットカード情報」に基づいてその購入者が支払
可能であるかの審査(与信処理)を行い、与信結果が
「良」の場合の与信承認番号を含む与信承認情報又は与
信結果が「否」である場合の与信NG情報(これらを
「与信処理結果情報」という。)を返信する機能を備え
ている。なお、与信処理センターシステム8は、各クレ
ジットカード会社が保有するか或いは各クレジットカー
ド会社と専属的な与信処理契約を結び、クレジットカー
ド会社内に設置されていても、或いは専用回線を通じて
各クレジットカード会社のクレジットカード会社管理シ
ステム7と接続されていてもよい。
【0072】インターネット10は、通信ネットワーク
手段の一例であり、その他の公衆アクセス通信ネットワ
ーク或いは専用回線通信ネットワークにより、本システ
ム1、販売者システム11、購入者システム12、仮想
店舗管理サーバ16間を接続することもできる。
【0073】販売者システム11は、本決済仲介システ
ム1に対して決済処理を委託する、言い換えれば本決済
仲介システム1の決済仲介サービスを受ける旨の販売店
登録(契約)をしているクライアントが管理するシステ
ムである。購入者システム12は、上記の販売者(販売
店登録済)に対して商品購入注文を出した者の中で、商
品注文の際にクレジットカード決済を選択した購入者
(本システム1側から見れば本決済仲介システム1の与
信処理サービスを受けるクライアント)が管理するシス
テムである。上記いずれのシステムも、インターネット
10と接続し、HTTPやSSLなどのインターネット
標準プロトコルにより通信可能となっており、一台若し
くは複数台のコンピュータ或いは携帯電話などの携帯端
末を備え、更にはWebサーバ2から送られてくるWe
bページを表示できるブラウザ(例えばネットスケープ
社のNetscape navigatorやマイクロソフト社のInternet
Explorerなど)を備えているのが好ましい。
【0074】仮想店舗管理サーバ16は、本決済仲介シ
ステム1のクライアントである販売者が、購入意思確認
手段として「リンクボタン方式」を選択した場合に本決
済仲介システム1と接続するものであり、インターネッ
ト(Web)上に「仮想店舗(Web上の電子商店)」
を開設し、この「仮想店舗」を通じて購入者システム1
2と情報の授受を行うことができる。「仮想店舗」内に
は、「与信処理依頼ページ」とリンクした「クレジット
カード決済ボタン」を設け、この「クレジットカード決
済ボタン」をクリックすると「与信処理依頼ページ」に
ジャンプするように設定するのが好ましい。但し、「仮
想店舗」は、販売者自身が開設した仮想店舗であって
も、他社が管理するサイバーモールなどの複数の店舗が
軒を連ねる電子商店街の形式のものであってもよい。
【0075】以下、上記決済仲介システム1で実現する
ことができるクレジットカード決済仲介サービス(クレ
ジットカード決済仲介方法)の一例について具体例をも
って説明する。なお、本クレジットカード決済仲介サー
ビス(クレジットカード決済仲介方法)は、購入意思確
認サービス(方法)、与信処理サービス(方法)、集荷
済情報と連携した代金請求サービス(方法)及び同じく
集荷済情報と連携した代金立替払いサービス(方法)を
包含している。
【0076】(販売店登録)本決済仲介システム1(以
下「本システム1」という)によるサービスを受けるた
めには、販売者は、予め本システム1に対して販売店登
録をする必要がある。この販売店登録は、通常、所定の
審査を行った上、販売者に対して「販売者識別番号」を
割り当てると共に所定の「パスワード」を与える一方、
販売者識別番号、端末識別番号、加盟店番号、販売者シ
ステムのeメールアドレス、屋号、手数料テーブル、利
用クレジットカード会社、商品代金支払先の金融機関口
座番号などの販売者情報を販売者毎に関連付けて販売者
情報データベース13に蓄積(登録)することにより行
われる。
【0077】販売者は、販売店登録の際に、購入者に対
する購入意思確認手段(与信処理開始依頼手段とも言え
る。)として「メール確認方式」及び「リンクボタン方
式」のいずれか或いは両方を選択することができる。
「リンクボタン方式」を選択した場合には、上述のよう
に、仮想店舗管理サーバ16内の当該販売者の「仮想店
舗」内に、「与信処理依頼ページ」と直接リンクした
「クレジットカード決済ボタン」を設け、この「クレジ
ットカード決済ボタン」をクリックすると「与信処理依
頼ページへのアクセス要求(URL)」と共に、eメー
ルアドレス等の購入者システム識別情報、注文日、注文
番号及び決済金額等の注文情報がインターネット10を
介してWebサーバ2に送信されるように設定する。
【0078】先ずは、「メール確認方式」を採用した場
合の購入意思確認〜与信処理、代金請求・代金立替払い
までの一連の流れについて説明する。
【0079】「メール確認方式」の場合には、購入者
は、販売者に対して任意の方法で商品の「注文情報」
(商品、注文番号、eメールアドレスなどの購入者シス
テム識別情報、届け先情報、決済方法を含む)を送信す
ればよい。例えば、販売者がWeb上に開設している
「仮想店舗」に購入者がアクセスし、電子カタログから
あるアイテムを選択してWeb上で「注文依頼」を送信
してもよいし、eメール、電話、fax、郵便その他の
通信手段によって「注文情報」を販売者に送り、販売者
がこれを取得するような方法でもよい。そして、購入者
が決済方法としてクレジットカード決済を選択した場
合、以下に説明するような本システム1のサービスを受
けることができる。
【0080】販売者は、先ず、販売者システム11によ
り「決済サイト」のURLを指定して「決済サイト(販
売者用ページ)へのアクセス要求」を本システム1(W
ebサーバ2)に送信する。このアクセス要求を受けた
本システム1(Webサーバ2)は、販売者識別番号及
びパスワードの記入を要求するダイアログボックス付W
ebページを販売者システム11に送信する。販売者
が、所定の「販売者識別番号及びパスワード」を入力し
て返信すると、本システム1は、販売者情報データベー
ス13にて蓄積している販売登録時に割り当てた「販売
者識別番号及びパスワード」と認証した後、認証された
ら「販売者用ページのフロント画面情報」を販売者シス
テム11に送信する。この際、販売者システム11のモ
ニターには、「販売者用ページのフロント画面」が表示
され、この画面内には「注文情報入力ページ」「取引情
報確認ページ」「発送予定情報入力ページ」及び「支払
精算情報確認ページ」への各遷移ボタンが表示される。
【0081】販売者が、「注文情報入力ページ」への遷
移ボタンをクリックすると、販売者システム11のモニ
ターには、商品名、注文日、注文番号、eメールアドレ
スなどの購入者システム識別情報、運送料金など商品代
金以外の諸料金を含んだ決済総額、届け先情報、決済方
法などの「注文情報」の入力を促すダイアログボックス
形式の「入力欄」と「確認・実効ボタン」とが表示され
る。販売者が、必要な全ての「入力欄」に所定事項を記
入し、「確認・実効ボタン」をクリックすると、「注文
情報」は本システム1(Webサーバ2)に送られる。
【0082】この「注文情報」を受け取った本システム
1は、本システム1内の取引情報データベース14に注
文案件毎に関連付けて逐次蓄積する共に、その「注文情
報」から購入者システム12に関連するeメールアドレ
スなどの購入者システム識別情報を抽出し、この購入者
システム識別情報(eメールアドレス)宛に、例えば
「この度は、○○(商品)のご注文ありがとうございま
す。つきましては、クレジットカード決済に与信処理が
必要ですので、与信処理開始をご了承いただけましたら
下記「確認・実効ボタン」をクリックしてください。」
などのテキスト文と共に、「与信処理依頼ページ」と直
接リンクした「確認・実効ボタン」を埋め込んだ「与信
処理開始依頼メール」をインターネット10を介して送
信する。
【0083】この「与信処理開始依頼メール」を受けた
購入者が、メール内の「確認・実効ボタン」をクリック
すると、与信処理依頼ページへのアクセス要求(UR
L)が本システム1に送られる。そして、このアクセス
要求を受けた本システム1は、アクセス要求からeメー
ルアドレス等の購入者システム識別情報を抽出し、この
購入者システム識別情報と関連付けられた取引情報を取
引情報データベース14に問い合わせ、その中から抽出
した注文情報と共に「与信処理依頼ページ画面情報」を
購入者システム12に送信する。すると、購入者システ
ム12のモニターには、「店名」「注文日」「注文番
号」「決済総額(運送料金など商品代金以外の諸料金を
含む)」などの注文情報と共に、「購入意思或いは与信
処理開始の了承を確認する旨」、例えば「上記注文内容
につきご確認いただき、与信処理開始をご了承いただけ
ましたら、下記「確認・実効ボタン」をクリックくださ
い。」などのテキスト文と共に、クリックすると「クレ
ジットカード情報入力ページ」へ遷移する「確認・実効
ボタン」も表示される。
【0084】この「確認・実効ボタン」をクリックする
と、「クレジットカード情報入力ページ」に遷移し、こ
のページには、クレジットカード情報の入力を促す「ク
レジットカード情報入力欄」と「確認・実効ボタン」と
が表示される。購入者が、「クレジットカード情報入力
欄」の必要項目全てに記入して「確認・実効ボタン」を
クリックすると、本システム1を介して「クレジットカ
ード情報」が該当するクレジットカード会社の与信処理
センターシステム8にリアルタイムに送信され、当該送
信後若干の時間(数秒〜数分)をおいて、与信処理セン
ターシステム8から「与信処理結果情報(与信承認番号
を含む与信承認情報又は与信NG情報)」が本システム
1に返信されてくる。本決済仲介システム1は、与信処
理センターシステム8からの「与信処理結果情報」を受
信すると同時に、「与信処理結果情報」を購入者システ
ム12に送信し、前記「クレジットカード情報入力ペー
ジ」の画面内に「与信処理結果情報」を表示する。また
同時に、「与信処理結果情報」を取引情報データベース
14に送り、その注文案件の「取引情報レコード」に
「与信処理結果情報」を追加更新すると共に、注文番号
などの取引識別情報に関連付けられた販売者識別情報
(例えば販売者識別番号)を取引情報データベース14
に検索させ、その販売者識別情報に関連した販売者シス
テム11のeメールアドレスなどの販売者システム識別
情報を販売者情報データベース13に検索させ、該当の
販売者システム11に対して「与信処理通知メール(注
文番号及び与信処理結果が出た旨を含むeメール)」を
インターネット10を介して送信する。さらに、購入者
システム12に対して「与信処理完了メール(与信の結
果が「良」ならば注文が完了した旨を含むメール)」を
インターネット10を介して送信する。
【0085】上記の「与信処理通知メール」を受けた販
売者が、決済サイト内の「取引情報確認ページ」へアク
セスし、「取引識別情報(注文番号や注文日、購入者名
など)」を入力して「取引情報」を問い合わせると、取
引情報確認ページ画面内に当該「取引識別情報」と関連
付けられている「取引情報」が表示され、与信処理結果
の欄には「良」若しくは「否(NG)」の旨が表示され
る。
【0086】この結果を見て販売者は、商品発送の是非
を判断し、良好な与信処理結果が得られれば、出荷準備
を進めて送り状(配送伝票)を作成し、販売者は注文番
号などの取引識別情報を入力して決済サイト内の「発送
予定情報入力ページ」へアクセスする。すると、発送予
定情報入力ページ画面内には、当該注文番号などの取引
識別情報に関連づけられた取引情報(与信処理結果含
む)が一覧表示されると共に、「送り状番号記入欄」及
び「確認・実効ボタン」が表示される。販売者が送り状
番号を記入して「確認・実効ボタン」をクリックする
と、本システム1(Webサーバ2)はこれらを受信
し、「発送予定情報」を取引情報データベース14に送
り、注文番号と関連する「取引情報レコード」に「発送
予定情報」を追加更新し、注文番号と送り状番号とを紐
付けると共に、このレコードを「集荷確認待ち」のステ
ータスとする。と同時に、その注文番号に関連したeメ
ールアドレス等の購入者システム識別情報を取引情報デ
ータベース14に問い合わせ、該当の購入者システム識
別情報(eメールアドレス)宛に、挨拶文と共に注文
日、注文番号、送り状番号、商品概要、発送日などを含
み、かつ荷物追跡情報管理サーバ6が開設する「購入者
別荷物追跡サイト」へのアクセス情報(URL)を埋め
込んだ「発送通知メール」をインターネット10を介し
て送信する。
【0087】この「発送通知メール」を受信した購入者
が、「購入者別荷物追跡サイト」へのアクセス情報(U
RL)部分をクリックすると、「購入者別荷物追跡サイ
ト」にジャンプし、その画面内で本件の送り状番号部分
をクリックすれば即座に本運送案件の運送状態を確認す
ることができ、更には、配達日の指定、配達先変更など
を行うことができる。
【0088】その後、販売者が、所定の運送業者、例え
ば本システム1(荷物追跡情報管理サーバ6)と接続し
得る運送業者端末21を有する運送業者に商品(荷物)
の集荷を依頼し、運送業者がこの荷物を受け取り、集荷
を完了した時点で、運送業者の営業所内等の端末21A
或いは運送業者のドライバーの携帯端末21Bから定期
的又はリアルタイムに集荷済情報が荷物追跡情報管理サ
ーバ6に送られる。そして、この荷物追跡情報管理サー
バ6はその運送案件の荷物追跡情報レコードに「集荷済
情報」を逐次追加更新し、その荷物追跡情報レコードを
集荷済みステータスとする。
【0089】本システム1の業務システム3は、所定時
間毎(例えば毎日決められた時間に)、荷物追跡情報管
理サーバ6に対して運送状態の問い合わせ要求を送り、
取引情報データベース14内の「集荷確認待ち」ステー
タスの「取引情報レコード」と、荷物追跡情報管理サー
バ6内の「集荷済み」ステータスの「荷物追跡情報レコ
ード」とを、例えば「送り状番号(運送荷物識別情
報)」をキーとしてバッチ処理により照合させる作業を
繰り返し行う。そして、本システム1の業務システム3
は、この照合作業により、新たに「集荷済み」となった
取引案件を抽出し、この取引案件と関連付けられた取引
情報レコードに「集荷済情報(その旨及び出荷日時を含
む)」を追加更新し、この時点でこの取引案件を「売上
確定」ステータスとし、同時に販売者に対する立替払処
理と各クレジットカード会社に対する売上請求処理とを
自動的に進行させる。
【0090】販売者に対する立替払処理については、業
務システム3から「支払精算情報」を支払処理サーバ5
が受信し、随時或いは所定時期に自動的に販売者(販売
者識別親番号)毎に「支払精算情報」を連結する一方、
代金引換決済システム20からも「支払精算情報」を受
信して、随時或いは所定時期に自動的に販売者(販売者
識別親番号)毎に「支払精算情報」を連結し、更に、随
時或いは所定時期に自動的に両方の決済手段による「支
払精算情報」を連結し、両方の決済手段からの支払精算
をとりまとめて「支払精算書」を作成する。これより、
クレジットカード決済による支払精算書と代金引換決済
による支払精算書とが一つにとりまとめられると共に、
販売者が複数のクレジットカード会社を利用している場
合であっても、複数のクレジットカード会社からの「支
払精算書」が一つにとりまとめられる。したがって、販
売者としては、本システム1を介した支払決済を一元的
に管理(具体的には入金消込処理)することができる。
しかも、販売者への支払(入金)についても、本システ
ム1は「売上確定」後、自動的かつ速やかに立替払い処
理するようになっているから、販売者が「決済サイト」
に「注文情報」を入力してから例えば5日後には入金を
行うことが可能となり、販売者にとっての債権回収期間
が短縮される。
【0091】次に、販売者が「リンクボタン方式」を選
択した場合について説明する。この場合、上述のよう
に、仮想店舗管理サーバ16内の当該販売者の「仮想店
舗」内に、「与信処理依頼ページ」と直接リンクした
「クレジットカード決済ボタン」を設けると共に、「ク
レジットカード決済ボタン」をクリックすると「与信処
理依頼ページへのアクセス要求」と共に、eメールアド
レス等の購入者システム識別情報、注文日、注文番号及
び決済金額等の注文情報がWebサーバ2に送信される
ように設定しておく。
【0092】販売者が、上記「仮想店舗」に販売者がア
クセスし、電子カタログからあるアイテムを選択し、上
記の「クレジットカード決済ボタン」をクリックすると
「与信処理依頼ページ」へ直接ジャンプするから、後
は、上記「メール確認方式」と同様、「クレジットカー
ド情報入力ページ」へ遷移して、このページ内で「クレ
ジットカード情報入力欄」に必要項目全てに記入し「確
認・実効ボタン」をクリックすれば与信処理に進むこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の決済仲介システムを実現するための
システム構成の一例を示したブロック図である。
【図2】 本発明の決済仲介システム及び決済仲介方法
における処理の流れを例示した模式図である。
【図3】 本発明の決済仲介システム及び決済仲介方法
における処理の流れを例示したフローチャートである。
【図4】 本発明の決済仲介システムがWeb上で開設
する「決済サイト」の構造を示した図である。
【図5】 本発明の決済仲介システムを構成するWeb
サーバ、業務システム及び支払処理サーバにおける与信
処理〜発送済確認〜決済処理までの主な流れを示したフ
ローチャートである。
【図6】 従来の決済仲介モデルの構成の一例を示した
模式図である。
【図7】 同じく、従来の決済仲介モデルの構成の一例
を示した模式図である。
【符号の説明】
1 クレジットカード決済仲介システム 2 Webサーバ 3 業務システム 4 クレジットカード会社連携システム 5 支払処理サーバ 6 荷物追跡情報管理サーバ 7 クレジットカード会社管理システム 8 与信処理センターシステム 10 インターネット 11 販売者システム 12 購入者システム 13 販売者情報データベース 14 取引情報データベース 15 業務システムサーバ 16 仮想店舗管理サーバ 20 代金引換決済システム 21A、21B 運送業者端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを通じて、外部システ
    ムである購入者システム及び販売者システムと接続し得
    る決済仲介システムであって、 購入者システムを識別するための購入者システム識別情
    報と、運送料金など商品代金以外の諸料金を含む決済総
    額情報とを包含する注文情報を販売者システムから受信
    し、これを注文案件毎の取引情報として蓄積する機能、 販売者システムから前記注文情報を受信したら、当該注
    文情報中の購入者システム識別情報に基づいてその購入
    者システムに対し、与信処理開始の依頼と決済仲介シス
    テムへのアクセス情報とを送信する機能、 上記購入者システムからアクセス要求があったら、蓄積
    している取引情報のうち少なくとも決済総額情報を含む
    注文情報と、クレジットカード情報など与信処理に必要
    な情報の要求とを購入者システムに送信する機能、 当該購入者システムから与信処理に必要な情報を受信し
    たら、その与信処理に必要な情報を与信処理センターサ
    ーバに送信する機能、 当該与信処理センターサーバから与信処理結果を受信し
    たら、自動的或いは要求に応じて、購入者システム又は
    販売者システム或いは両システムに対して当該与信処理
    結果を送信する機能、 を備えた決済仲介システム。
  2. 【請求項2】 上記決済仲介システムにおいて、 上記購入者システムからアクセス要求があったら、蓄積
    している取引情報のうち少なくとも決済総額情報を含む
    注文情報と、クレジットカード情報など与信処理に必要
    な情報の要求とを購入者システムに送信する機能は、 購入者システムからアクセス要求があったら、蓄積して
    いる取引情報のうち少なくとも決済総額情報を含む注文
    情報と、購買確認の問い合わせ或いは与信処理開始了承
    の問い合わせとを購入者システムに送信し、 購入者システムから購買確認或いは与信処理開始了承の
    旨を受信したら、与信処理に必要な情報の要求を購入者
    システムに送信する機能を備えたものであることを特徴
    とする請求項1記載の決済仲介システム。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを通じて、外部システ
    ムである購入者システム及び販売者システムと接続し得
    る決済仲介システムを介して与信処理を行う決済仲介方
    法であって、 決済仲介システムが、購入者システムを識別する購入者
    システム識別情報と、運送料金など商品代金以外の諸料
    金を含む決済総額情報とを包含する注文情報を、販売者
    システムから受信し、これを注文案件毎の取引情報とし
    て蓄積するステップ、 決済仲介システムが、上記ステップにて注文情報を受信
    したら、当該注文情報中の購入者システム識別情報に基
    づいてその購入者システムに対し、与信処理開始の依頼
    と決済仲介システムへのアクセス情報とを送信するステ
    ップ、 決済仲介システムが、上記購入者システムからアクセス
    要求があったら、蓄積している取引情報のうち少なくと
    も決済総額情報を含む注文情報と、クレジットカード情
    報など与信処理に必要な情報の要求とを購入者システム
    に送信するステップ、 決済仲介システムが、当該購入者システムから与信処理
    に必要な情報を受信したら、その与信処理に必要な情報
    を与信処理センターサーバに送信するステップ、 決済仲介システムが、当該与信処理センターサーバから
    与信処理結果を受信したら、自動的或いは要求に応じ
    て、購入者システム又は販売者システム或いは両システ
    ムに対して当該与信処理結果を送信するステップ、 を包含してなる決済仲介方法。
  4. 【請求項4】 上記決済仲介方法において、 決済仲介システムが、上記購入者システムからアクセス
    要求があったら、蓄積している取引情報のうち少なくと
    も決済総額情報を含む注文情報と、クレジットカード情
    報など与信処理に必要な情報の要求とを購入者システム
    に送信するステップは、 決済仲介システムが、購入者システムからアクセス要求
    があったら、蓄積している取引情報のうち少なくとも決
    済総額情報を含む注文情報と、購買確認の問い合わせ或
    いは与信処理開始了承の問い合わせとを購入者システム
    に送信するステップと、 決済仲介システムが、購入者システムから購買確認或い
    は与信処理開始了承の旨を受信したら、与信処理に必要
    な情報の要求を購入者システムに送信するステップとを
    備えていることを特徴とする請求項3に記載の決済仲介
    システム。
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