JP2001350915A - 金融処理システム、金融処理システムのシステム処理方法、及び、そのためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

金融処理システム、金融処理システムのシステム処理方法、及び、そのためのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001350915A
JP2001350915A JP2000172512A JP2000172512A JP2001350915A JP 2001350915 A JP2001350915 A JP 2001350915A JP 2000172512 A JP2000172512 A JP 2000172512A JP 2000172512 A JP2000172512 A JP 2000172512A JP 2001350915 A JP2001350915 A JP 2001350915A
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Toshiaki Sakamoto
本 敏 明 坂
Yukio Ashida
田 行 雄 芦
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Asahi Bank Ltd
Original Assignee
Asahi Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業毎に振込手数料を柔軟に設定することが
できるようにする。 【解決手段】 金融処理システム70における特定振込
先データベース48に、特定振込先テーブルTB1を設
け、この特定振込先テーブルTB1に各特定振込先毎に
設定した振込手数料を格納する。ユーザから振込依頼を
受け付けた場合は、この特定振込先テーブルTB1を検
索し、特定振込先毎に定めた振込手数料を徴収する。こ
れにより、金融機関と特定企業との間で、個別に振込手
数料を設定することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融処理システ
ム、金融処理システムのシステム処理方法、及び、その
ためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、クレジット、オンラインデビッ
ト、電子マネー等の様々な電子決済が開発されている。
しかし、どの電子決済もセキュリティー対策を講ずる必
要があり、また、決済を行う通信システムを、顧客であ
るユーザと、各店舗と、決済を行う金融機関に構築する
必要があることから、システム導入に伴う費用が高くな
るという問題がある。
【0003】ところで、インターネット等のネットワー
クを用いてユーザと金融機関との間で各種の金融に関す
る取引ができるようになってきている。すなわち、顧客
が銀行等の金融機関の店舗にわざわざ出向かなくとも、
情報処理端末から振込手続きや投資信託の購入等の指示
をするだけで、これらの手続きができるようになってき
ている。このような仕組みを一般にネットワークバンキ
ングと呼んでいる。このようなネットワークバンキング
においては、ある企業への振込をユーザがネットワーク
バンキングを用いて指示することにより、決済を行うこ
とができることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザは一定
のオンラインショッピング等を繰り返し利用することも
多く、このような場合は、ネットワークバンキングの振
込により決済を行う都度、ユーザは振込先口座を特定し
なければならない。しかし、振込先口座を特定するため
には、店番、科目、口座番号等を入力する必要がある。
このように、毎回、ユーザに店番、科目、口座番号等の
入力を強いると、ユーザの振込指示に要する負担が増大
するという問題がある。
【0005】また、ネットワークバンキングの振込によ
り決済を行う場合、振込手数料は、振込依頼人であるユ
ーザが負担している。しかし、企業の中には、ユーザで
はなく企業側で、振込手数料を負担したいという要望を
持つ場合もある。
【0006】さらには、ユーザが勝手に振込手数料を差
し引いて振込を行う場合や、企業が振込手数料を差し引
いた振込を認める場合もある。このような場合には、実
際に振込まれた金額と企業側が請求した金額が異なるこ
ととなる。しかも、振込依頼人の名前が企業側で代金を
請求した名前と異なる場合もあり、このような場合に
は、企業側で振込依頼人を特定する消し込み作業が煩雑
になるという問題もある。
【0007】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、ユーザがネットワークバンキングに振込
指示をするのが容易な、金融処理システムを提供するこ
とを目的とする。また、振込手数料の処理に対する企業
の要望に柔軟に対応することのできる金融処理システム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る金融処理システムは、ユーザからの振
込依頼をネットワークを介して受け付ける金融処理シス
テムであって、振込を受ける特定振込先口座を開設した
特定企業と、金融機関との間で、予め定められた振込手
数料を、特定振込先口座毎に保持する、振込手数料保持
手段と、ユーザからネットワークを介して前記特定振込
先口座への振込依頼を受け付けた場合に、前記振込手数
料保持手段に保持されているその特定振込先口座への振
込手数料を検索する、振込手数料検索手段と、前記振込
手数料検索手段で検索した振込手数料を徴収する、徴収
手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】本発明に係る金融処理システムのシステム
処理方法は、ユーザからの振込依頼をネットワークを介
して受け付ける金融処理システムのシステム処理方法で
あって、振込を受ける特定振込先口座を開設した特定企
業と、金融機関との間で、予め定められた振込手数料
を、特定振込先口座毎に振込手数料保持手段に保持して
おき、ユーザからネットワークを介して前記特定振込先
口座への振込依頼を受け付けた場合に、前記振込手数料
保持手段に保持されているその特定振込先口座への振込
手数料を検索する、振込手数料検索工程と、前記振込手
数料検索工程で検索した振込手数料を徴収する、徴収工
程と、を備えることを特徴とする。
【0010】本発明に係る記録媒体は、ユーザからの振
込依頼をネットワークを介して受け付ける金融処理シス
テムのシステム処理に関するプログラムを記録した記録
媒体であって、振込を受ける特定振込先口座を開設した
特定企業と、金融機関との間で、予め定められた振込手
数料を、特定振込先口座毎に振込手数料保持手段に保持
しておき、ユーザからネットワークを介して前記特定振
込先口座への振込依頼を受け付けた場合に、前記振込手
数料保持手段に保持されているその特定振込先口座への
振込手数料を検索する、振込手数料検索ステップと、前
記振込手数料検索ステップで検索した振込手数料を徴収
する、徴収ステップと、を備えるプログラムを記録した
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態は、オンラインショッ
ピング等による支払代金の決済を行う金融処理システム
を提供するものであり、特に、ユーザの振込指示に要す
る操作の煩雑さを解消し、振込手数料に対する企業の要
望に柔軟に対応し得る、金融処理システムを提供するも
のである。より詳しくを、以下に説明する。
【0012】まず、図1に基づいて、本発明の一実施形
態に係るネットワークバンキングの全体構成を説明す
る。図1は、本実施形態が適用されるネットワークバン
キングの全体構成をブロックで示す図である。
【0013】この図1に示すように、銀行等の金融機関
の顧客であるユーザは、ネットワークバンキングにアク
セスするにあたり、パソコン12や携帯電話14やテレ
ビジョンセット16等を操作するものとする。パソコン
12はモデム等を介して電話回線等に接続され、この電
話回線を通じてプロバイダー25に接続される。そし
て、このプロバイダー25は公衆ネットワーク20に接
続される。この公衆ネットワーク20は、例えば、イン
ターネット等である。携帯電話14も適宜操作を行うこ
とによりプロバイダー25を介して公衆ネットワーク2
0に接続される。この携帯電話14の場合は、株式会社
エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供するサービスの1つで
あるiモード(株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登
録商標)を介して、公衆ネットワーク20に接続され
る。テレビジョンセット16は、電話回線等への接続機
能を有しており、この電話回線等を通じてプロバイダー
25に接続され、さらに公衆ネットワーク20に接続さ
れる。本実施形態においては、これらパソコン12や携
帯電話14やテレビジョンセット16等の情報処理を行
えるユーザ端末のことを情報処理端末10と総称するこ
ととする。
【0014】上述したプロバイダー25は、個々のユー
ザが情報処理端末10をインターネット等の公衆ネット
ワーク20に接続するために加入する接続サービス業者
のシステムである。
【0015】金融機関側には、公衆ネットワーク20に
接続された受付サーバ30が設けられている。この受付
サーバ30には、複数のユーザの情報処理端末10か
ら、プロバイダー25と公衆ネットワーク20とを介し
て、各種の金融取引に関する指示が入力される。また、
受付サーバ30は、公衆ネットワーク20とプロバイダ
ー25とを介して、各ユーザの情報処理端末10に各種
の応答を送信する。
【0016】この受付サーバ30は、同じく金融機関に
ある業務処理システム40に接続されており、この業務
処理システム40も同じく金融機関にある電子メールサ
ーバ35と金融担当者受付システム36と取引処理シス
テム50に接続されている。
【0017】詳しくは後述するが、業務処理システム4
0には、顧客情報データベース42と受付データベース
44とインフォメーションボードデータベース46と特
定振込先データベース48とが設けられている。取引処
理システム50には、勘定系データベース52が設けら
れている。この勘定系データベース52には、各口座毎
の預金残高や入出金履歴が記録されている。
【0018】取引処理システム50はこの金融機関外部
への回線を通じて、全銀システム60に接続されてい
る。そして、この全銀システム60を介して他の金融機
関のシステムと接続されている。例えば、この金融機関
に他の金融機関への振込指示があった場合には、この全
銀システム60を介してその処理が実行される。
【0019】電子メールサーバ35は、業務処理システ
ム40からの要求に基づいて、各ユーザが届け出ている
電子メールアドレスに電子メールを送信する。この電子
メールの送信も公衆ネットワーク20を介して行われ
る。電子メールサーバ35から送信された電子メール
は、その電子メールアドレスを管理する、つまりそのユ
ーザの加入するプロバイダー25に受信される。ユーザ
は情報処理端末10を操作して、任意のタイミングでこ
のプロバイダー25に受信されている電子メールを閲覧
しにいくことが可能である。
【0020】金融担当者受付システム36には、金融機
関の金融担当者がこの金融処理システム70にアクセス
するための端末37が接続されている。金融機関の金融
担当者は、この端末37を操作することにより、金融処
理システム70に対して各種の操作や指示をすることが
できる。
【0021】上述した受付サーバ30と電子メールサー
バ35と金融担当者受付システム36と業務処理システ
ム40と取引処理システム50とにより、本実施形態に
おける金融処理システム70が構成されている。
【0022】本実施形態においては、これら受付サーバ
30と電子メールサーバ35と金融担当者受付システム
36と業務処理システム40と取引処理システム50と
からなる5つのコンピュータにより金融処理システム7
0を実現したが、この形態に限られるものではない。例
えば、これら5つのコンピュータを統合して1つのコン
ピュータで金融処理システム70を実現してもよいし、
さらに多くのコンピュータに分散して実現してもよい。
【0023】また、金融処理システム70が備える各種
のデータベースの区分は上述の例に限られるものではな
い。例えば、上述した各種のデータベースを1つに統合
してもよいし、さらに多くのデータベースに区分しても
よい。また、これら金融処理システム70が備えるデー
タベースは、これ以外のものがあってもよい。さらに、
本実施形態においては、これらのデータベースはハード
ディスクからなる記憶媒体に格納されているが、メモリ
等の記憶媒体に格納されるようにしてもよい。
【0024】さらに、ユーザの情報処理端末10は、プ
ロバイダー25及び公衆ネットワーク20を介して、各
種のネットワークサーバ80に接続することが可能であ
る。このネットワークサーバ80は、様々な企業のホー
ムページが開設されており、その中には、オンラインシ
ョッピング等の電子商取引により決済が発生するホーム
ページも含まれている。詳しくは後述するが、本実施形
態においては、例えば、ネットワークサーバ80のオン
ラインショッピングでチケットや商品の購入をしたユー
ザが、金融処理システム70でその代金の振込ができる
ようになっている。
【0025】次に図2に基づいて、本実施形態に係る電
子商取引処理を説明する。この図2は、ユーザが情報処
理端末10を用いて、特定企業のホームページで電子商
取引を行う場合の電子商取引処理を説明するフローチャ
ートである。
【0026】ここで、電子商取引とは、例えば、ネット
ワークサーバ80に開設されたホームページ上で、チケ
ットの購入をしたり、商品の購入をしたりすることをい
う。また、図2の処理を行う前提として、金融処理シス
テム70を備える金融機関と、その特定企業との間で、
本実施形態に使用する特定振込先口座、振込の目的、振
込手数料等を予め決めているものとする。
【0027】図2に示すように、まずユーザは、特定企
業のホームページで電子商取引を行う(ステップS1
0)。すなわち、ユーザは、情報処理端末10を操作し
て、ネットワークサーバ80における特定企業のホーム
ページにアクセスする。そして、オンラインショッピン
グ等の電子商取引を行い、ユーザから特定企業に代金の
振込をする必要が生じたとする。
【0028】次に、ユーザは、この特定企業のホームペ
ージから、電子商取引における顧客番号、受付番号、予
約番号等の電子商取引識別情報を取得する(ステップS
11)。図3は、予約番号を表示したチケット購入画面
W10を示す図である。つまり、図3のチケット購入画
面W10は、特定企業のホームページであり、ユーザの
情報処理端末10に表示される画面である。ユーザは、
このチケット購入画面W10の予約番号を、電子商取引
識別情報として、メモ用紙等に控えておく。
【0029】次に、ユーザは、図3に示すチケット購入
画面W10の「特定振込」ボタンB10をクリックする
(ステップS12)。これにより、特定企業のホームペ
ージから、金融処理システム70のネットワークバンキ
ングのホームページにジャンプすることになる。これに
より、特定企業のホームページにおける電子商取引処理
が終了する。
【0030】なお、本実施形態における特定振込を使用
しないユーザは、チケット購入画面W10の「通常振
込」ボタンB11をクリックすることにより、通常の振
込による代金の支払いが可能になる。
【0031】次に、図4に基づいて、金融処理システム
70のネットワークバンキングにおける特定企業振込受
付処理について説明する。この図4は、図2に示した電
子商取引処理に続いて、金融処理システム70で特定企
業の振込先口座に代金を振り込む際の特定企業振込受付
処理を説明するフローチャートである。
【0032】図4に示すように、受付サーバ30は、ネ
ットワークバンキングにログインしようとするユーザの
情報処理端末10に、図5に示すログイン入力画面W2
0を表示する(ステップS20)。このログイン画面W
20において、ユーザは、フィールドF20にネットワ
ークバンキングIDを入力し、フィールドF21にログ
インパスワードを入力する。そして、「ログイン」ボタ
ンB20をクリックする。これにより、ユーザが入力し
たネットワークバンキングIDとログインパスワードと
が、受付サーバ30を介して、業務処理システム40に
送信される。
【0033】次に、図4に示すように、業務処理システ
ム40は、ユーザが入力したネットワークバンキングI
Dと、ログインパスワードとが一致するかどうかを判断
する(ステップS21)。具体的には、業務処理システ
ム40は、顧客情報データベース42のネットワークバ
ンキングユーザテーブルを検索し、ユーザが入力したネ
ットワークバンキングIDがこの金融処理システム70
に存在し、且つ、ユーザの入力したログインパスワード
と予め登録されているログインパスワードとが一致する
かどうかを判断する。
【0034】ネットワークバンキングIDとログインパ
スワードとが一致しなかった場合(ステップS21:N
o)には、上述したステップS20に戻り、ユーザの情
報処理端末10に図5に示すログイン入力画面W20を
再び表示する。
【0035】ネットワークバンキングIDとログインパ
スワードとが一致した場合(ステップS21:Yes)
には、業務処理システム40は、受付サーバ30を介し
て、ユーザの情報処理端末10に、図6に示す初期画面
W30を表示する(ステップS22)。この図6は、ユ
ーザの情報処理端末10に表示される初期画面W30を
示す図である。本実施形態においては、この初期画面W
30において、ユーザがこのネットワークバンキングに
使用可能な口座として登録している登録口座一覧表T3
0が表示される。ユーザは、この登録口座一覧表T30
の中から、今回、振込を行う際の出金口座を1つ選択す
る。ここでは、ユーザは、五反田支店の普通口座099
8510を出金口座として選択したとする。続いて、ユ
ーザは、初期画面W30の「特定振込」ボタンB30を
クリックする。
【0036】この「特定振込」ボタンB30がクリック
された場合、図4に示すように、業務処理システム40
は、受付サーバ30を介して、ユーザの情報処理端末1
0に図7に示す特定振込先一覧画面W40を表示する
(ステップS23)。この図7は、特定振込先一覧画面
W40を示す図である。図7に示すように、特定振込先
一覧画面W40には、出金選択口座確認表示部T40
と、過去振込実績一覧表T41と、特定振込先口座一覧
表T42とが、表示される。
【0037】出金選択口座確認表示部T40には、ユー
ザが図6の初期画面W30で選択した出金口座が確認の
ために表示される。過去振込実績一覧表T41には、ユ
ーザがネットワークバンキングで振込依頼をした過去5
回分の実績が確認のために表示される。この過去振込実
績一覧表T41を表示するのは、ユーザが誤って重複し
て同じ振込をしてしまうのを防止するためである。
【0038】特定振込先口座一覧表T42には、このネ
ットワークバンキングにおいて特定振込先口座として登
録されているすべての口座の一覧が表示される。この特
定振込先口座一覧表T42を生成するにあたり、業務処
理システム40は、特定振込先データベース48の特定
振込先テーブルを検索し、その時点で金融処理システム
70に登録されている特定振込先を調べる。
【0039】図8は、特定振込先データベース48にお
ける特定振込先テーブルTB1の構成を示す図である。
この図8に示すように、特定振込先テーブルTB1は、
項目として、金融機関名100と、店番101と、店名
102と、科目103と、口座番号104と、口座名義
(カナ)105と、口座名義(漢字)106と、ショッ
ピングサイト名107と、取扱開始日108と、取扱終
了日109と、手数料区分110と、振込手数料(3万
円以上)111と、振込手数料(3万円未満)112
と、電子メールアドレス113とを、備えている。
【0040】例えば、金融機関名100と、店番101
と、科目103と、口座番号104とにより、振込先口
座が特定される。但し、本実施形態においては、特定振
込先として登録できる振込先口座は、この金融機関内に
開設された口座に限定している。しかし、異なる金融機
関の口座も特定振込先口座として登録できるようにして
もよい。
【0041】また、手数料区分110は、本実施形態に
おいては、1:振込依頼人であるユーザが振込手数料を
負担する場合と、2:受取人である特定企業が振込手数
料を負担する場合とがある。この振込手数料について
は、振込金額が3万円以上の場合、振込手数料(3万円
以上)111に格納されている315円を徴収し、振込
金額が3万円未満の場合、振込手数料(3万円未満)1
12に格納されている105円を徴収する。上述したよ
うに、本実施形態においては、この振込手数料は、特定
企業とこの金融機関との間で個別に定めることができる
ようにしている。例えば、年間の振込件数や取引量等に
応じて、金融機関は各特定企業毎又は各特定振込先口座
毎に異なる振込手数料を設定することができる。図8の
例では、振込金額が3万円以上の場合の振込手数料を3
15円に設定しているが、これを、別の特定振込先口座
に対しては210円に設定したり、0円に設定したりす
ることができる。電子メールアドレス113には、特定
企業に電子メールを送信する場合の電子メールアドレス
が格納されている。
【0042】したがって、業務処理システム40は、特
定振込先テーブルTB1の金融機関名100と、店名1
02と、科目103と、口座番号104と、口座名義
(カナ)105と、ショッピングサイト名107とを用
いて、図7に示す特定振込先口座一覧表T42を生成す
る。ユーザは、この特定振込先口座一覧表T42の中か
ら、振込を行おうとしている口座を1つ選択する。そし
て、「振込先決定」ボタンB40をクリックする。
【0043】次に、図4に示すように、業務処理システ
ム40は、受付サーバ30を介して、ユーザの情報処理
端末10に、図9に示す振込内容入力画面W50を表示
する(ステップS24)。この図9に示すように、振込
内容入力画面W50には、出金選択口座確認表示部T4
0と、振込先確認表T50とが、表示される。この内容
を確認したユーザは、フィールドF50に、必要に応じ
て、コメントを入力する。このフィールドF50に入力
されたコメントは、受取人である特定企業に伝達される
ようになっている。この例では、電子商取引をした際に
取得した「予約番号123456」を入力する。また、
ユーザは、フィールドF51に、振込金額を入力し、フ
ィールドF52に、振込指定日を入力する。そして、
「次へ」ボタンB50をクリックする。
【0044】次に、図4に示すように、業務処理システ
ム40は、受付サーバ30を介して、図10に示す確認
用パスワード入力画面W60を表示する(ステップS2
5)。この図10に示すように、確認用パスワード入力
画面W60には、出金選択口座確認表示部T40と、振
込依頼人名確認表示部T60と、振込先確認表T50
と、金額確認表T61と、振込指定日確認表示部T62
と、コメント確認表示部T63とが、表示される。
【0045】金額確認表T61を生成するにあたり、業
務処理システム40は、図8に示す特定振込先テーブル
TB1を検索し、その特定振込先口座への振込手数料を
調べる。そして、ユーザの入力した振込金額と、検索し
た振込手数料と、その合計である引落合計金額とを有す
る金額確認表T61を生成する。これらの内容を確認し
たユーザは、フィールドF61に、確認用パスワードを
入力する。
【0046】この確認用パスワードはネットワークバン
キングにアクセスするために金融機関からユーザに与え
られるログインパスワードとは別のものであり、金融取
引に関する処理を情報処理端末10から入力する際に、
入力者の意思確認をするために設けられているパスワー
ドである。この確認用パスワードが入力された場合は、
これが受付サーバ30を介して業務処理システム40に
送信される。
【0047】次に、図4に示すように、業務処理システ
ム40は、送信されてきた確認用パスワードと、ユーザ
である振込依頼人が事前に届け出ている確認用パスワー
ドとが一致するかどうかを、判断する(ステップS2
6)。具体的には、業務処理システム40は、顧客情報
データベース44におけるネットワークバンキングユー
ザテーブルを検索し、予めネットワークバンキングユー
ザテーブルに登録してある振込依頼人の確認用パスワー
ドと、今回送信されてきた確認用パスワードとが一致す
るかを、判断する。
【0048】両者が一致しない場合(ステップS26:
No)には、ステップS25に戻り、図10に示す確認
用パスワード入力画面W60をユーザの情報処理端末1
0に再び表示する。
【0049】一方、上述したステップS26において、
ユーザの入力した確認用パスワードと、予め登録してあ
る確認用パスワードとが、一致した場合(ステップS2
6:Yes)には、振込指示入力が完了したことになる
ので、この振込依頼を振込要求として受付データベース
44に登録する(ステップS27)。続いて、業務処理
システム40は、受付サーバ30を介して、ユーザの情
報処理端末10に、図11に示す振込受付確認画面W7
0を表示する(ステップS28)。この図11の振込受
付確認画面W70において、ユーザは「初期画面へ」ボ
タンB70をクリックする。これにより、ユーザの情報
処理端末10に表示される画面は、図6の初期画面W3
0に戻る。以上により、本実施形態に係る特定企業振込
受付処理が終了する。
【0050】次に、図12に基づいて、受付データベー
ス44に蓄積された振込要求を取引処理システム50が
実際に実行する際の振込実行処理を説明する。この図1
2は、取引処理システム50で実行される振込実行処理
を説明するフローチャートである。本実施形態において
は、この振込実行処理は、例えば、1日に1回の割合で
起動されるバッチ処理である。但し、振込要求がある毎
にこの振込実行処理をリアルタイムで行うようにしても
よい。
【0051】図12に示すように、取引処理システム5
0は、業務処理システム40の受付データベース44か
ら、振込要求を取得する(ステップS30)。本実施形
態においては、この振込実行処理はバッチ処理であるの
で、複数の振込要求が受付データベース44に蓄積され
ている場合が多い。このように複数の振込要求が蓄積さ
れている場合には、その振込要求の数だけ、この振込実
行処理が行われるものとする。
【0052】次に、取引処理システム50は、ユーザが
選択した出金選択口座から、振込資金の引き落としが可
能であるかどうかを判断する(ステップS31)。具体
的には、取引処理システム50は、勘定系データベース
52を検索し、ユーザが選択した出金選択口座の口座残
高を調べる。そして、例えば、ユーザが選択した出金選
択口座の口座残高が、振込金額に振込手数料を加えた額
より少ない場合には、振込資金の引き落としができない
こととなる。
【0053】このステップS31において、振込資金の
引き落としが可能であると判断した場合(ステップS3
1:Yes)には、取引処理システム50は、振込処理
が可能であるかどうかを判断する(ステップS32)。
具体的には、取引処理システム50は、勘定系データベ
ース52を検索し、振込先である特定振込先口座の存在
等を確認する。そして、例えば、特定振込先口座が解約
されているような場合には、振込処理ができないことと
なる。
【0054】このステップS32において、振込処理が
可能であると判断した場合(ステップS32:Yes)
には、振込処理を実行する(ステップS33)。すなわ
ち、ユーザの選択した出金選択口座から振込資金を引き
落として、ユーザの指定した特定振込先口座に入金する
処理を行う。
【0055】このステップS33の振込処理の実行が終
了した場合、上述したステップS31において振込資金
の引き落としが不可能と判断した場合(ステップS3
1:No)、又は、上述したステップS32において振
込処理が不可能と判断した場合(ステップS32:N
o)には、振込処理結果を業務処理システム40に送信
する(ステップS34)。すなわち、振込処理が実行さ
れたのか、又は、実行されなかったのかを、業務処理シ
ステム40に送信する。これにより、本実施形態に係る
振込実行処理が終了する。
【0056】次に、図13に基づいて、上述した振込実
行処理が終了した後に起動される通知処理について説明
する。この図13は、業務処理システム40で実行され
る通知処理を説明するフローチャートである。本実施形
態においては、この通知処理は、例えば、1日に1回の
割合で起動されるバッチ処理である。但し、取引処理シ
ステム50から振込処理結果を受領する毎にこの通知処
理をリアルタイムで行うようにしてもよい。
【0057】図13に示すように、業務処理システム4
0は、取引処理システム50から振込処理結果を取得す
る(ステップS40)。本実施形態においては、この通
知処理はバッチ処理であるので、複数の振込処理結果が
取得される場合が多い。このように複数の振込処理結果
が取得された場合には、その振込処理結果の数だけ、こ
の通知処理が行われるものとする。
【0058】次に、業務処理システム40は、振込処理
結果が振込処理を実行したことを示しているかどうかを
判断する(ステップS41)。振込処理結果が振込処理
を実行したことを示していない場合(ステップS41:
No)には、ユーザに振込処理が実行されなかった旨を
通知する(ステップS42)。本実施形態においては、
この通知を電子メールの送信とインフォメーションボー
ドへの登録により行う。
【0059】すなわち、業務処理システム40は、電子
メールサーバ35を介して、そのユーザの電子メールア
ドレス宛に、振込処理が実行されなかった旨の電子メー
ルを送信する。本実施形態においては、この電子メール
では、振込処理が実行されなかった旨のみを送信するこ
ととし、その詳しい内容は含まないようにしている。こ
れは、この電子メールは暗号化していないため、第三者
に内容を読まれたり、内容を改ざんされたりする可能性
があるためである。
【0060】また、業務処理システム40は、そのユー
ザのインフォメーションボードに、振込処理が実行され
なかった詳細な情報を登録する。具体的には、業務処理
システム40は、インフォメーションボードデータベー
ス46におけるそのユーザのインフォメーションボード
テーブルに、振込処理が実行されなかった際の情報を登
録する。
【0061】本実施形態においては、このインフォメー
ションボードに振込処理が実行されなかったことについ
ての詳細な情報を記述する。すなわち、振込処理ができ
なかった理由や特定振込先口座等に関する具体的な内容
を含ませる。このインフォメーションボードデータベー
ス46に情報が登録された場合には、図6に示す初期画
面W30のインフォメーションボード一覧表T31に、
そのタイトル等が表示される。このインフォメーション
ボード一覧表T31に表示された項目の1つをユーザが
選択することにより、ユーザはその詳細な内容を閲覧す
ることができる。本実施形態においては、ユーザと金融
処理システム70との間のリンクが確立した後は、送受
信されるデータは暗号化されているので、第三者に内容
を読まれたり、内容を改ざんされたりする恐れは、実質
的にないといえる。
【0062】一方、上述したステップS41において、
振込処理結果が振込処理を実行したことを示している場
合(ステップS41:Yes)には、ユーザに振込処理
が実行された旨を通知する(ステップS43)。上述し
たように、本実施形態においては、この通知を電子メー
ルの送信とインフォメーションボードへの登録により行
う。
【0063】すなわち、業務処理システム40は、電子
メールサーバ35を介して、そのユーザの電子メールア
ドレス宛に、振込処理が実行された旨の電子メールを送
信する。また、業務処理システム40は、そのユーザの
インフォメーションボードに、振込処理が実行された詳
細な情報を登録する。つまり、業務処理システム40
は、インフォメーションボードデータベース46におけ
るそのユーザのインフォメーションボードテーブルに、
振込処理が実行された際の情報を登録する。
【0064】次に、業務処理システム40は、受取人で
ある特定企業に振込がなされた旨を通知する(ステップ
S44)。具体的には、業務処理システム40は、図8
に示す特定振込先テーブルTB1の電子メールアドレス
113を検索し、その特定企業が届け出ている電子メー
ルアドレスを調べる。そして、その電子メールアドレス
宛に、電子メールサーバ35を介して、振込がなされた
旨の電子メールを送信する。本実施形態においては、こ
の電子メールに、図9のフィールドF50に入力したコ
メントの内容も含ませるようにしている。但し、この電
子メールにユーザの入力したコメントは含めないように
することもできる。
【0065】このステップS44の処理又は上述したス
テップS42の処理が終了することにより、本実施形態
に係る通知処理が終了する。
【0066】次に、図8に示した特定振込先テーブルT
B1への登録及びメンテナンスについて説明する。この
特定振込先テーブルTB1の登録及びメンテナンスは、
金融機関の金融担当者が、金融担当者受付システム36
に接続された端末37を操作することにより、行うこと
ができる。
【0067】図14は、端末37に表示される特定振込
先メンテナンスメニュー画面W80を示す図である。新
たな特定振込先口座を特定振込先テーブルTB1に登録
する場合、金融担当者は、新たに登録する振込先口座を
フィールドF80〜F82に入力する。すなわち、フィ
ールドF80に店番を入力し、フィールドF81に科目
を入力し、フィールドF82に口座番号を入力する。本
実施形態においては、特定振込先の振込先口座として登
録できるのは、同一金融機関内に限っているので、金融
機関名を入力する必要はない。
【0068】続いて、金融担当者は、特定振込先口座を
新規登録する場合に選択するフィールドF83を選択
し、「次へ」ボタンB80をクリックする。すると、端
末37には、図15に示す特定振込先登録画面W90が
表示される。この特定振込先登録画面W90において、
金融担当者は、店名102と、口座名義(カナ)105
と、口座名義(漢字)106と、ショッピングサイト名
107と、取扱開始日108と、取扱終了日109と、
手数料区分110と、振込手数料(3万円以上)111
と、振込手数料(3万円未満)112と、電子メールア
ドレス113とを、入力する。そして、「登録」ボタン
B90をクリックする。これにより、新たな特定振込先
口座が特定振込先テーブルTB1に登録される。
【0069】一方、特定振込先テーブルTB1に登録さ
れている特定振込先口座の内容を変更する場合、金融担
当者は、図14に示す特定振込先メンテナンスメニュー
画面W80において、登録内容を変更する振込先口座を
フィールドF80〜F82に入力する。
【0070】続いて、金融担当者は、特定振込先口座の
内容を変更する場合に選択するフィールドF84を選択
し、「次へ」ボタンB80をクリックする。すると、端
末37には、図16に示す特定振込先登録内容変更画面
W100が表示される。この特定振込先登録内容変更画
面W100において、金融担当者は、変更内容入力エリ
アT100に、変更後のデータを入力する。本実施形態
においては、データの変更がある項目にのみ変更後のデ
ータを入力することとしている。この変更後のデータ入
力後に、金融担当者は、「変更」ボタンB100をクリ
ックする。これにより、特定振込先テーブルTB1に登
録されている特定振込先口座の登録内容が変更される。
【0071】一方、特定振込先テーブルTB1に登録さ
れている特定振込先口座を削除する場合、金融担当者
は、図14に示す特定振込先メンテナンスメニュー画面
W80において、登録を削除する振込先口座をフィール
ドF80〜F82に入力する。
【0072】続いて、金融担当者は、特定振込先口座を
削除する場合に選択するフィールドF85を選択し、
「次へ」ボタンB80をクリックする。すると、端末3
7には、図17に示す特定振込先登録削除画面W110
が表示される。この特定振込先登録削除画面W110に
おいて、金融担当者は、表示された特定振込先口座を確
認し、削除する対象の特定振込先口座である場合には、
「削除」ボタンB110をクリックする。これにより、
特定振込先テーブルTB1に登録されている特定振込先
口座が削除される。
【0073】次に、金融担当者が特定企業についての取
扱実績を調べる場合の処理について説明する。図18
は、金融担当者が特定企業についての取扱実績を調べる
際に、端末37に表示される特定振込先口座一覧画面W
120を示す図である。この特定振込先口座一覧画面W
120には、特定振込先口座一覧表T120が表示され
る。この特定振込先口座一覧表T120は、特定振込先
テーブルTB1に登録されている特定企業の特定振込先
口座の一覧である。金融担当者は、この特定振込先口座
一覧表T120の中から、取引実績を調べたい特定振込
先口座を1つ選択し、例えば、「当月取扱実績」ボタン
B120をクリックする。すると、端末37には、図1
9に示す当月取扱実績画面W130が表示される。これ
により、特定企業における当月の取扱実績を調べること
ができる。なお、前月の取扱実績を調べたい場合は、図
18に示す特定振込先口座一覧画面W120において、
「前月取扱実績」ボタンB121をクリックすればよ
い。
【0074】次に、図20に基づいて、特定振込先口座
に振込がなされた旨の通知を受領した特定企業における
処理を説明する。この図20は、その際の特定企業内の
処理内容を説明するフローチャートである。
【0075】図20に示すように、特定企業は金融処理
システム70から送信された、振込がなされた旨の電子
メールを受領する(ステップS50)。この電子メール
の受領は、電子商取引に関するホームページを開設して
いるネットワークサーバ80で行ってもよいし、他のサ
ーバコンピュータで行ってもよい。
【0076】次に、特定企業の担当者は、特定振込先口
座の入出金明細を金融処理システム70からダウンロー
ドする(ステップS51)。この入出金明細には、図9
に示す振込内容入力画面W50のフィールドF50に入
力したコメントも出力される。
【0077】次に、特定企業の担当者は、消込処理を行
う(ステップS52)。すなわち、特定企業の担当者
は、特定振込先口座に振り込みを行った振込人を特定
し、必要な振込がなされているかどうかを確認する。図
9の例では、チケット購入をしたユーザのコメントとし
て「予約番号1234567」というメッセージが付さ
れているので、特定企業の担当者は、その振込人と購入
したチケットとを容易に特定することができる。また、
振り込むべき金額が特定振込先口座に入金されているか
どうかも容易に確認することができる。
【0078】次に、特定企業の担当者は、チケットや商
品の発送、売り上げの計上等の必要な手続きを行う(ス
テップS53)。続いて、特定企業の担当者は、必要に
応じて、金融処理システム70にユーザ宛連絡事項を送
信する(ステップS54)。例えば、振込の受取確認
や、チケット/商品の発送予定日や、お礼等の連絡を、
振込依頼人を特定して、金融処理システム70に送信す
る。これにより、特定企業側の処理が終了する。
【0079】次に、図21に基づいて、特定企業からユ
ーザ宛の連絡事項を受領した場合における金融処理シス
テム70の処理について説明する。図21は、その際に
金融処理システム70で実行されるメッセージサービス
処理について説明するフローチャートである。
【0080】図21に示すように、金融処理システム7
0の業務処理システム40は、特定企業からユーザ宛連
絡事項を受領する(ステップS60)。このユーザ宛連
絡事項を受領した業務処理システム40は、そのユーザ
を特定することができるかどうかを判断する(ステップ
S61)。具体的には、業務処理システム40は、顧客
情報データベース42のネットワークバンキングユーザ
テーブルを検索し、特定企業から連絡事項の送信を依頼
されたユーザを特定する。
【0081】ユーザを特定できた場合(ステップS6
1:Yes)、業務処理システム40は、インフォメー
ションボードデータベース46におけるそのユーザのイ
ンフォメーションボードテーブルに、その連絡事項を登
録する(ステップS62)。続いて、業務処理システム
40は、そのユーザの電子メールアドレス宛に、インフ
ォメーションボードにメッセージが登録された旨の電子
メールを送信する(ステップS63)。
【0082】一方、上述したステップS61でユーザを
特定できなかった場合には、その連絡事項を送信してき
た特定企業に、連絡事項をユーザに連絡できなかった旨
を通知する(ステップS64)。具体的には、業務処理
システム40は、図8に示す特定振込先テーブルTB1
の電子メールアドレス113を検索し、その特定企業の
電子メールアドレス宛に、連絡不能の旨の電子メールを
送信する。
【0083】これらステップS63又はステップS64
の処理が終了することにより、本実施形態に係るメッセ
ージサービス処理が終了する。
【0084】以上のように、本実施形態に係る金融処理
システム70によれば、ネットワークバンキングを用い
た電子決済をするにあたり、振込先口座を入力するユー
ザの労力を軽減することができる。すなわち、特定企業
の特定振込先口座については、図7に示す特定振込先一
覧画面W40において、特定振込先口座一覧表T42で
振込先口座を1つ選択するだけで、図9に示す振込内容
入力画面W50の振込先確認表T50が表示される。こ
のため、ユーザは、特定振込先口座の店番、科目、口座
番号等を入力する必要がなくなる。
【0085】また、図8に示すように、特定振込先テー
ブルTB1を設けたので、特定企業毎に異なる振込手数
料を設定することができる。すなわち、特定振込先口座
毎に、315円、無料、一律○○円等の、異なる料金体
系を採用することができる。
【0086】さらに、図9に示す振込内容入力画面W5
0のフィールドF50に入力されたコメントは、振込先
である特定企業にも通知されるので、振込を受けた特定
企業は、振込依頼人を容易に特定することができ、消込
作業が容易になる。このフィールドF50には、受付番
号、予約番号、顧客番号等の様々なデータを入力するこ
とができるので、各種の業態の特定企業に対応させるこ
とができる。
【0087】しかも、振込を受けた特定企業は、その振
込依頼人に対しての連絡事項を、金融処理システム70
を介して、振込依頼人に通知することができる。すなわ
ち、金融処理システム70を活用して、電子メールやイ
ンフォメーションボードにより、必要な連絡事項を通知
することができる。このため、代金の受取確認や、商品
の発送予定や、お礼等のメッセージを、円滑に顧客であ
るユーザに知らせることができる。しかも、顧客である
ユーザへの連絡に、金融処理システム70が備えるイン
フォメーションボードを利用することにより、その連絡
内容の秘密性を確保することができる。
【0088】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態にお
いては、振込手数料を振込依頼人が全額負担する場合
と、受取人である特定企業が全額負担する場合の、2通
りを設定できることとしたが、この振込手数料を一定の
割合で両者が負担するようにしてもよい。この場合、図
8に示す特定振込先テーブルTB1における手数料区分
110の項目に、設定した負担割合を登録しておけばよ
い。例えば、1:振込依頼人であるユーザが振込手数料
を負担する場合、2:受取人である特定企業が振込手数
料を負担する場合、3:振込依頼人と特定企業とで50
%づつ振込手数料を負担する場合、4:振込依頼人が振
込手数料の25%を負担し、特定企業が振込手数料の7
5%を負担する場合、5:振込依頼人が振込手数料の7
5%を負担し、特定企業が振込手数料の25%を負担す
る場合というように、登録しておけばよい。
【0089】また、特定企業が負担する分の振込手数料
については、振込処理を実行する毎に、特定企業の所定
の口座から引き落としてもよいし、一定期間の金額を累
積して一括して所定の口座から引き落とすようにしても
よい。このように、特定企業が負担する振込手数料を一
括して管理することにより、特定企業の振込手数料負担
額を容易に把握することができる。そして、手数料計算
書や領収書を金融機関が特定企業に発行することによ
り、特定企業におけるコスト管理が容易になる。
【0090】なお、上述した実施形態における金融機関
は広義に解釈されるべきであり、銀行、証券会社、生命
保険会社、損害保険会社、郵便局等のあらゆる金融機関
が含まれる。
【0091】上述の実施形態で説明した各処理について
は、これら各処理を実行するためのプログラムをフロッ
ピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Di
sc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記
録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能
である。この場合、このプログラムが記録された記録媒
体を金融処理システム70を構成するコンピュータに読
み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を
実現することができる。
【0092】また、金融処理システム70を構成するコ
ンピュータは、オペレーティングシステムや別のアプリ
ケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合
がある。この場合、金融処理システム70を構成するコ
ンピュータの備える他のプログラムを活用し、記録媒体
にはそのコンピュータが備えるプログラムの中から、本
実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出す
ような命令を記録するようにしてもよい。
【0093】さらに、このようなプログラムは、記録媒
体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒
布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形
で伝送されたプログラムは、金融処理システム70を構
成するコンピュータに取り込まれて、このプログラムを
実行することにより上述した実施形態を実現することが
できる。
【0094】また、記録媒体にプログラムを記録する際
や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プ
ログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。
この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラム
を読み込んだ金融処理システム70を構成するコンピュ
ータは、そのプログラムの復号化や伸張化を行った上
で、実行する必要がある。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金融
処理システムによれば、振込を受ける特定振込先口座を
開設した特定企業と、金融機関との間で、予め定められ
た振込手数料を、特定振込先口座毎に保持する、振込手
数料保持手段を設け、ユーザからネットワークを介して
前記特定振込先口座への振込依頼を受け付けた場合に、
前記振込手数料保持手段に保持されているその特定振込
先口座への振込手数料を検索し、定められた振込手数料
を徴収するようにしたので、特定振込先口座毎に異なる
振込手数料を設定し、徴収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるネットワークバンキングの
全体構成を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子商取引処理を説
明するフローチャート。
【図3】電子商取引処理において、ユーザの情報処理端
末に表示されるログイン入力画面を示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係る特定企業振込受付処
理を説明するフローチャート。
【図5】特定企業振込受付処理においてユーザの情報処
理端末に表示されるログイン入力画面を示す図。
【図6】特定企業振込受付処理においてユーザの情報処
理端末に表示される初期画面を示す図。
【図7】特定企業振込受付処理においてユーザの情報処
理端末に表示される特定振込先一覧画面を示す図。
【図8】本実施形態に係る特定振込先テーブルの構造を
示す図。
【図9】特定企業振込受付処理においてユーザの情報処
理端末に表示される振込内容入力画面を示す図。
【図10】特定企業振込受付処理においてユーザの情報
処理端末に表示される確認用パスワード入力画面を示す
図。
【図11】特定企業振込受付処理においてユーザの情報
処理端末に表示される振込受付確認画面を示す図。
【図12】本発明の一実施形態に係る振込実行処理を説
明するフローチャート。
【図13】本発明の一実施形態に係る通知処理を説明す
るフローチャート。
【図14】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される特定振込先メンテナンスメニュー画面を
示す図。
【図15】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される特定振込先登録画面を示す図。
【図16】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される特定振込先登録内容変更画面を示す図。
【図17】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される特定振込先登録削除画面を示す図。
【図18】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される特定振込先口座一覧画面を示す図。
【図19】本実施形態において金融担当者が操作する端
末に表示される当月取扱実績画面を示す図。
【図20】特定振込先口座に振込がなされた旨の通知を
受領した特定企業内の処理を説明するフローチャート。
【図21】特定企業からユーザ宛連絡事項を受領した場
合の金融処理システムの処理を説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
10 情報処理端末 12 パソコン 14 携帯電話 16 テレビジョンセット 20 公衆ネットワーク 25 プロバイダー 30 受付サーバ 35 電子メールサーバ 40 業務処理システム 42 顧客情報データベース 44 受付データベース 46 インフォメーションボードデータベース 48 特定振込先データベース 50 取引処理システム 52 勘定系データベース 60 全銀システム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザからの振込依頼をネットワークを介
    して受け付ける金融処理システムであって、 振込を受ける特定振込先口座を開設した特定企業と、金
    融機関との間で、予め定められた振込手数料を、特定振
    込先口座毎に保持する、振込手数料保持手段と、 ユーザからネットワークを介して前記特定振込先口座へ
    の振込依頼を受け付けた場合に、前記振込手数料保持手
    段に保持されているその特定振込先口座への振込手数料
    を検索する、振込手数料検索手段と、 前記振込手数料検索手段で検索した振込手数料を徴収す
    る、徴収手段と、 を備えることを特徴とする金融処理システム。
  2. 【請求項2】振込依頼をしたユーザが前記振込手数料を
    負担するのか、又は、振込を受けた特定企業が負担する
    のかを、前記特定振込先口座毎に振込手数料負担区分と
    して保持する、振込手数料負担区分保持手段をさらに備
    え、 前記徴収手段は、この振込手数料負担区分に基づいて、
    前記振込手数料を徴収する、ことを特徴とする請求項1
    に記載の金融処理システム。
  3. 【請求項3】振込依頼をしたユーザと振込を受けた特定
    企業との間の前記振込手数料の負担割合を、前記特定振
    込先口座毎に振込手数料負担割合として保持する、振込
    手数料負担割合保持手段をさらに備え、 前記徴収手段は、この振込手数料負担割合に基づいて、
    前記振込手数料を徴収する、ことを特徴とする請求項1
    に記載の金融処理システム。
  4. 【請求項4】振込依頼をするユーザは、特定振込先口座
    一覧表の中から1つの口座を選択するだけで、振込を行
    おうとしている前記特定振込先口座を指定できる、こと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    金融処理システム。
  5. 【請求項5】ユーザからの振込依頼をネットワークを介
    して受け付ける金融処理システムのシステム処理方法で
    あって、 振込を受ける特定振込先口座を開設した特定企業と、金
    融機関との間で、予め定められた振込手数料を、特定振
    込先口座毎に振込手数料保持手段に保持しておき、ユー
    ザからネットワークを介して前記特定振込先口座への振
    込依頼を受け付けた場合に、前記振込手数料保持手段に
    保持されているその特定振込先口座への振込手数料を検
    索する、振込手数料検索工程と、 前記振込手数料検索工程で検索した振込手数料を徴収す
    る、徴収工程と、 を備えることを特徴とする金融処理システムのシステム
    処理方法。
  6. 【請求項6】ユーザからの振込依頼をネットワークを介
    して受け付ける金融処理システムのシステム処理に関す
    るプログラムを記録した記録媒体であって、 振込を受ける特定振込先口座を開設した特定企業と、金
    融機関との間で、予め定められた振込手数料を、特定振
    込先口座毎に振込手数料保持手段に保持しておき、ユー
    ザからネットワークを介して前記特定振込先口座への振
    込依頼を受け付けた場合に、前記振込手数料保持手段に
    保持されているその特定振込先口座への振込手数料を検
    索する、振込手数料検索ステップと、 前記振込手数料検索ステップで検索した振込手数料を徴
    収する、徴収ステップと、 を備えるプログラムを記録した記録媒体。
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JP2003233757A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd 売掛金消し込みにかかる電子決済支援装置および方法、コンピュータを電子決済支援装置として機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体
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JP2009157810A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Sumitomo Mitsui Banking Corp 返金振込システム
JP2021521545A (ja) * 2018-04-19 2021-08-26 ヴィチェーン ファウンデーション リミテッド ブロックチェーン取引処理

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