JP2004204531A - 開閉体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下端側に通過可能な開口部11を有する開閉体本体10と、該開閉体本体10及び該開口部11の下端部に設けられた座板部材20と、該開閉体本体10に吊下げ状に設けられて前記開口部を開閉自在にする扉シート30とを備え、躯体開口部を開閉する開閉体において、前記座板部材20は、上側部位20aと該上側部位20aよりも下側に配置された下側部位20bとから構成され、前記上側部位20aは、前記下側部位20bよりも開閉体幅方向の長さが短い略ブロック状の上側錘部材21から形成されるとともに、前記扉シート30の下端部によって接触されるように前記開口部11の下端側に配置されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、避難等のための通過用の開口部を有するシャッター装置の開閉体に関し、特に所謂スクリーンシャッター装置におけるシート状の開閉体として好適な開閉体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の開閉体には、例えば、特許文献1に記載された発明のように、下端側に通過可能な開口部を有するシートカーテン部と、該シートカーテン部の下端における幅方向の略全長にわたって設けられる座板部材及び錘部材と、該シートカーテン部に吊り下げ状に設けられて前記開口部を開閉自在にするシート状の扉と、前記シートカーテン部の表面に幅方向にわたって設けられた桟部材とを具備したものがある。
ところで、この従来技術のように開口部をシート状の扉により開閉自在に閉鎖している開閉体においては、開口部を扉により閉鎖した際の遮蔽性が重要である。何故ならば、前記遮蔽性が悪い場合には、例えば開閉体により仕切られた一方の空間で火災等による煙が発生した場合、その煙を他方の空間へ流通させてしまう等のおそれがある。
そこで、この従来技術では、上記錘部材により上記シートカーテン部を下方へ強く引っ張ることで開閉体上下方向の撓みを少なくし、更に、上記桟部材により風圧等を受けた際における上記シートカーテン部の開閉体幅方向の撓みを少なくし、これらによって、上記扉内面と上記シートカーテン部表面との間の隙間が小さくなるように工夫を施している。
【0003】
しかしながら、上記従来技術によれば、金属製の板材を曲げ加工してなる上記座板部材を、上記シートカーテン部の幅方向の略全長にわたって設けていたため、例えば上記シートカーテン部により仕切られた一方の空間側が火災等により加熱された場合には、その熱の影響によって上記座板部材が撓み等の変形を生じるおそれがある。そこで、この熱変形を少なくすることで、上記扉内面と上記シートカーテン表面との隙間を極力小さくすることが好ましい。
尚、本願発明者は、上記錘部材については、金属製の板材を曲げ加工してなる上記座板部材と比較して、加熱された際の熱変形が小さいことを実験的に確認している。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−257357号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術に更なる改良を施すものであり、その課題とする処は、通過のための開口部を扉シートにより閉鎖した際の遮蔽性を高く維持することができる開閉体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、下端側に通過可能な開口部を有する開閉体本体と、該開閉体本体及び該開口部の下端部に設けられた座板部材と、該開閉体本体に吊下げ状に設けられて該開口部を開閉自在にする扉シートとを備え、躯体開口部を開閉する開閉体において、前記座板部材は、上側部位と該上側部位よりも下側に配置された下側部位とから構成され、前記上側部位は、前記下側部位よりも開閉体幅方向の長さが短い略ブロック状の錘部材から形成されるとともに、前記扉シートの下端部によって接触されるように前記開口部の下端側に配置されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、上記開閉体本体とは、躯体開口部を閉鎖すべく構成された部材であり、スラットを開閉方向に複数連設してなる開閉体本体や、単数もしくは複数のパネルからなる開閉体本体、シート状物からなる開閉体本体、これらスラット、パネル、シート状物等を適宜に組み合わせてなる開閉体本体等を含むが、上記扉シートとの接触性を向上して上記開口部が閉鎖された際の気密性を良好にする観点より、少なくとも上記開口部の周辺の表面に凹凸のない開閉体本体であることが好ましく、特に軽量化により開閉動作を敏速にできることからシート状物からなる開閉体本体であることが好ましい。
また、上記開口部は、人や物などの物体が通過可能な開口部であればよく、この開口部の好ましい具体例しては、上記開閉体本体の下端側に正面視略矩形切欠状に形成される。
また、上記扉シートは、開閉体本体に吊下げ状に設けられ、押す、引く、捲る等することで上記開口部を開放し、自重により上記開口部を閉鎖するものであればよく、軽量で生産性のよい好ましい具体例としては、可撓性のシート状物からなる扉シートが挙げられる。
また、上記「吊り下げ状に設けられ」とは、上記扉シートが部分的に上記開閉体本体に固定されることで、上記扉シートの下部側が吊り下げられた状態にあることを意味し、例えば、上記扉シートを略矩形状に形成し、その上端辺部のみを上記開閉体本体に固定した態様や、上記扉シートを略矩形状に形成し、その上端辺部と一方の側辺部とを上記開閉体本体に固定した態様等を含む。そして、この吊り下げ状の扉シートは、上記開閉体本体とは別体の物が部分的に上記開閉体本体に固定されたものでもよいし、上記開閉体本体に切り込みを形成し、その切り込みに沿う部位が開閉されるようにしたもの、すなわち上記開閉体本体に一体に設けられたものであってもよい。
また、上記座板部材とは、躯体開口部が当該開閉体により閉鎖される際に、当該開閉体の下端部と対向する部位(例えば床面)に当接させるように、上記開閉体本体の下端に設けられた部材である。
また、上記略ブロック状の錘部材とは、内部の詰まった略ブロック状部材であって、上記開閉体本体を自重により下方へ引っ張る作用を奏するものである。この錘部材には、好ましくは、金属製の板材を曲げ加工してなる部材を含まない。また、上記略ブロック状とは、例えば、断面略矩形状や、断面略円形状、断面略楕円形状、断面略多角形状等を含み、好ましくは比較的厚み(開閉体厚さ方向の厚み)を有する断面形状とされる。
この錘部材の材質は、比重が大きく且つ耐衝撃性を有する材料であればよく、特に座板部材が床面等に当接した際の耐衝撃性に優れていることから金属材料とするのが好ましく、更に耐食性を向上するためには亜鉛入り鋼材やステンレス材とするのが好ましい。
また、「前記扉シートの下端部によって接触されるように」とは、より具体的に説明すれば、上記座板部材の上側部位が上記扉シートの下端部によって接触されるように、上記扉シートの下端部の高さ位置及び同扉シートの幅方向位置を設定していることを意味する。
また、上記開閉体幅方向とは、上記開閉体本体の開閉方向(上下方向)と略直交する方向(略水平な方向)であって、上記開閉体本体の厚さ方向ではない方向を意味し、以下に記載される同様の表現の箇所も同じ意味とする。
【0008】
更に、第二の発明では、上記錘部材は、該錘部材の真下側の部材と別体の部材であることを特徴とする。
ここで、「錘部材の真下側の部材と別体の部材」とは、上記錘部材が、その真下側の部材と一体でないことを意味し、例えば上記上側部位の上記錘部材の真下側に略ブロック状の錘部材を設けた場合には、この真下側の錘部材と上記上側部位の上記錘部材とをそれぞれ別体の部材とする。
【0009】
更に、第三の発明では、上記座板部材の下側部位は、略ブロック状の錘部材を、開閉体幅方向に複数連設してなることを特徴とする。
尚、下側部位における上記錘部材は、開閉体厚さ方向には単数もしくは複数設けられる。この錘部材の好ましい具体例としては、開閉体厚さ方向に複数の錘部材を設け、これら複数の錘部材の内の単数もしくは複数の錘部材を上記開閉体に接続し、この接続された錘部材に残る他の錘部材を固定する。また、この錘部材の更に好ましい具体例としては、開閉体厚さ方向に三つ以上の錘部材を設け、これら複数の錘部材の内、開閉体厚さ方向の中央よりの錘部材を上記開閉体に接続し、この接続された錘部材を挟み付けるようにして残る他の錘部材を固定する。
【0010】
更に、第四の発明では、上記座板部材は、上記開口部の幅方向の長さと略同一又は該長さよりも短い上側カバー部材を備え、該上側カバー部材は、上記上側部位の錘部材及び上記下側部位の錘部材を、上記開口部側から覆っていることを特徴とする。
【0011】
更に、第五の発明では、上記下側部位の底面を覆う底面カバー部材を備え、該底面カバー部材は、上記下側部位をその略全長にわたって覆っていることを特徴とする。
【0012】
更に、第六の発明では、上記開閉体本体の下端側には、上記開閉体本体の下縁に沿って中空部を確保してなる袋部が形成され、上記上側部位の錘部材は、上記開口部を跨ぐようにして両端部を前記袋部内に挿入させ、そして、上記下側部位の錘部材は、上記開口部を跨ぐようにして両端部を前記袋部内に挿入させて上記上側部位の錘部材を下方から受ける錘部材と、前記袋部外における開閉体厚さ方向の両側に配置される錘部材とからなり、前記袋部外の両錘部材は、前記袋部内の錘部材を両側から挟み付けるようにして保持されていることを特徴とする。
ここで、「前記袋部外の両錘部材は、前記袋部内の錘部材を、両側から挟み付けるようにして保持されている」とは、上記袋部外の両錘部材が、上記袋部及びその袋部内の錘部材を、略サンドイッチ状に挟み付けることで保持されている構成を意味し、好ましい具体例としては、上記袋部外の両錘部材の間に、上記袋部及びその袋部内の錘部材を配置し、これら袋部外の両錘部材、袋部、及び該袋部内の錘部材に、ボルト・ナットや、ねじ、リベット等からなる固定具にて固定することで、袋部外の両錘部材により袋部内の錘部材を挟み付けるようにした態様が挙げられる。
【0013】
更に、第七の発明は、上記扉シートが上記開閉体本体の表面側と裏面側との双方に備えられ、これら扉シートの内の一方又は双方の扉シートの内面に、その扉シートを内面側から開放するための動作を表示した指示表示が設けられていることを特徴とする。
ここで、上記指示表示とは、扉シートをその内面側から開放するための動作を示した表示であり、例えば、言葉や図柄等を扉シートの内面に表示する。
この指示表示の具体例としては、「押す」、又は「Push」等の言葉や、これらの言葉と同等の意味を有する図柄、該言葉と該図柄を組み合わせた表示等が挙げられる。
【0014】
この第七の発明の開閉体は、開閉体本体に通過可能な開口部を設けるとともに、該開口部を扉シートにより開閉自在に閉鎖している開閉体において、前記扉シートが前記開閉体本体の表面側と裏面側との双方に備えられ、これら扉シートの内の一方又は双方の扉シートの内面に、その扉シートを内面側から開放するための動作を表示した指示表示が設けられていることを要旨とする。したがって、この第七の発明によれば、開口部を通過しようとする通過者に対し、一枚目の扉シートが開放された直後に、二枚目の扉シート内面の前記指示表示を目視させることができ、ひいては、二枚目の扉シートに直面した通過者の混乱を少なくするとともに、その通過者に対して、二枚目の扉シートを開放する動作を速やかに促すことができる。
すなわち、上記特許文献1に記載された発明のように、開閉体本体に通過可能な開口部を設けるとともに、該開口部を扉シートにより開閉自在に閉鎖している開閉体においては、前記開口部を前記扉シートにより閉鎖した際の遮蔽性を良好にするために、前記扉シートを開閉体本体の両面側に設けるのが好ましい。
しかしながら、扉シートを開閉体本体の両面側に備えた場合には、前記開口部を通過しようとする通過者が、一枚目の扉シートを開放した直後に、二枚目の扉シートの内面に直面することになる。そこで、二枚目の扉シートの内面に直面した通過者が混乱しないような工夫を施すのが好ましい。
上記第七の発明は、前記従来技術に更なる改良を施すものであり、二枚目の扉シートに直面した通過者の混乱を少なくするとともに、その通過者に対して、二枚目の扉シートを開放する動作を速やかに促すことができる開閉体を提供するものである。
【0015】
更に、第八の発明では、上記開閉体本体と上記扉シートとの内の一方または双方に、開閉体幅方向にわたる補強部材を内在する補強部材収納部が設けられ、この補強部材収納部は、少なくとも内在される補強部材の両端部に対向する部位を、閉鎖していることを特徴とする。
ここで、上記補強部材とは、開閉体幅方向にわたって連続し剛性を有する長尺部材である。この補強部材の材質は、例えば、撓み防止効果を向上するためには剛性の高い金属材料、例えば鋼材やステンレス材とするのが好ましく、更に耐食性を向上するためには亜鉛鋼材やステンレス材とするのが好ましく、また、特に当該開閉体の軽量化を目的とする場合には、硬質プラスチック等とすることも可能である。
また、上記補強部材収納部とは、上記補強部材を、上記開閉体本体または上記扉シートにおける表面と裏面との内の一方又は双方の面に這わせるようにして収納する部位である。
また、「内在される補強部材の両端部に対向する部位」とは、上記補強部材収納部における部位であって、この補強部材収納部に上記補強部材を内在した際に、その内在された補強部材の一端部に対向する部位と、同補強部材の他端部に対向する部位とを意味する。
この補強部材収納部の具体例としては、上記開閉体本体と記扉シートとの内の一方または双方において、その表面と裏面との内の一方又は双方の面に、開閉体幅方向に長尺な帯状のシート材を止着し、該シート材と上記開閉体本体または上記扉シートとの間に上記補強部材を内在する空間部を確保するようにした態様が挙げられる。
また、上記補強部材を上記補強部材収納部に収納する方法の一例としては、上記補強部材収納部における開閉体幅方向の端部に、予め前記補強部材を挿入するための挿入口を開口しておき、上記補強部材を、前記挿入口から上記補強部材収納部内へ挿入した後、前記挿入口における少なくとも上記補強部材の両端部に対向する部位を閉鎖する。
また、上記補強部材を上記補強部材収納部に収納する方法の他例としては、上記補強部材収納部における開閉体幅方向の端部、又は上記補強部材収納部の上端部に、予め前記補強部材を挿入するための挿入口を設けるとともに、予め内在される前記補強部材の両端部に対向する部位にそれぞれ閉鎖部を形成しておく。そして、上記補強部材を、前記挿入口から上記補強部材収納部内へ挿入して、前記両閉鎖部の間に配置する。
【0016】
この第八の発明の開閉体では、開閉体本体と扉シートとの内の一方または双方に、開閉体幅方向にわたって長尺な補強部材を内在する補強部材収納部が設けられ、この補強部材収納部は、少なくとも内在される補強部材の両端部に対向する部位を、閉鎖していることを要旨とする。したがって、この第八の発明によれば、当該開閉体が開閉動作や風圧等により振動したとしても、補強部材収納部から補強部材が抜け出してしまうのを防止可能にすることができる。
すなわち、上記特許文献1に記載されたような開閉体においては、開閉体幅方向にわたって長尺な金属製の補強部材(桟部材)を内在する補強部材収納部(袋部)を、開閉体本体(シートカーテン部)に備えることで、開閉体本体が風圧等を受けて撓むのを防止している。
しかしながら、前記従来技術では、補強部材収納部(袋部)の両端に補強部材(桟部材)を挿入するための挿入用開口部が形成されていたため、開閉体の開閉動作や風圧等により発生する振動が大きかったり経年的に継続されたりした場合でも、前記挿入用開口部から前記補強部材(桟部材)が抜け出してくることがないような工夫を施すのが好ましい。
上記第八の発明は、前記従来技術に更なる改良を施すものであり、開閉体本体の撓みを防止するための補強部材が、補強部材収納部から抜け出してしまうのを防止可能する開閉体を提供するものである。
【0017】
更に、第九の発明では、上記補強部材収納部は、その開閉体幅方向の端部の上側に前記補強部材を挿入するための挿入口を備えるとともに、同端部の下側を、上記補強部材を挿通不能に閉鎖していることを特徴とすることを特徴とする。
この構成において、上記補強部材を上記補強部材収納部に内在する方法の一例としては、上記補強部材を、上記挿入口から上記補強部材収納部内へ挿入し、上記補強部材収納部内における閉鎖された両端部の内側へ落下させるようにして収納する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉体の一例は、住宅やビル、倉庫、工場などの構築・構造物の出入口などとなる開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、この開口部分の閉鎖や、構築・構造物内部の区画を行う所謂スクリーンシャッター装置のシート状の開閉体であって、特に、火災などが発生した際に、煙の拡散や延焼を防止するのに好適な開閉体として説明するが、前記以外の目的で利用することも可能であり、例えば、保冷庫などに配設される合成樹脂製等のシート状シャッターにも利用可能であり、この場合、冷気等の流通を防止し、保温性の低下を極力抑える目的等で使用される。
【0019】
この開閉体1は、通過可能な開口部11を下端側に有する開閉体本体10と、該開閉体本体10に吊下げ状に設けられて前記開口部11を開閉自在にする扉シート30と、該開閉体本体10及び該開口部11の下端部に幅方向にわたって設けられた座板部材20とを備え、躯体開口部を開閉すべく上下動作される(図1及び2参照)。
尚、この開閉体1を上下動させる機構は、例えば、左右両端部のガイドレール(図示せず)により開閉体1を上下方向へ案内するとともに、開閉体1上方の巻取り機構(図示せず)により開閉体1を巻き取り及び繰り出しするように構成される。
【0020】
開閉体本体10は、略矩形帯状のシート材12,12’を、上下方向に複数連接するように縫い付けてなり、連接されたシート材12,12’の下端側には、人や物などの物体が通過可能な正面視略矩形切欠状の開口部11が形成され、更に、これらシート材12,12’の内の最下端のシート材12’には、袋部12a’が形成される。
【0021】
前記各シート材12,12’は、難燃性を有し、かつ耐火性を有するシート状素材、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等からなる。
また、前記袋部12a’は、シート材12’の下端側を上方へ二つ折り状に曲げて縫い付けることにより、その内部に、開閉体本体10の下縁に沿う空間部を形成している。
【0022】
また、扉シート30は、開閉体本体10の表面側と裏面側との双方に具備されている(図2及び図3参照)。
各扉シート30は、上記シート材12,12’と略同材質の略矩形帯状のシート材31,31’を、上下方向へ複数連接するように縫い付けてなる。
【0023】
そして、上下に隣り合うシート材31,31(31’)間と、最下端側のシート材31’の下縁側とには、それぞれ扉シート30の幅方向にわたって空間部を確保した縦断面略袋状の補強部材収納部31aが形成され、この補強部材収納部31a内には、扉シート30の幅方向の略全長にわたって補強部材32が挿入される。
【0024】
この補強部材32は、耐食性及び剛性を有する金属、例えば亜鉛入り鋼材やステンレス材からなる棒状部材であり、その剛性によって扉シート30の幅方向における撓みを防止するとともに、その自重によって、扉シート30が開閉体本体10に吊り下げられて開口部11を閉鎖した際の遮蔽性を良好にする。
尚、図3によれば、複数の補強部材収納部31a及び補強部材32の内、最も下側の補強部材収納部31a及び補強部材32は、最下端側のシート材31’の下縁部に配置することで、扉シート30の最下端部の密閉性を良好にするようにしたが、この配置に限定されるものではない。
例えば、複数の補強部材収納部31a及び補強部材32の内、最も下側の補強部材収納部31a及び補強部材32を、座板部材20よりも上方であって座板部材20の近傍となる位置に配置するとともに、最下端側のシート材31’の下端側部位を座板部材20における上側部位20aの表面に接触させることで、補強部材32の厚さにより上側部位20a表面と扉シート30内面との間の隙間が大きくなるのを防止して、扉シート30による密閉性を向上するようにしてもよい。
【0025】
補強部材32を補強部材収納部31aに挿入する方法の一例について詳細に説明すれば、図4に示すように、補強部材収納部31aにおける開閉体幅方向の両端部に、予め前記補強部材32を挿入するための挿入口31a1,31a1を開口しておき、補強部材32を、何れか一方の挿入口31a1から補強部材収納部31a内へ挿入し(図4(a)参照)、その後に、前記両挿入口31a1,31a1を縫い付けて閉鎖する(図4(b)参照)。而して、補強部材32は、当該開閉体1が開閉動作や風圧等により振動したとしても、挿入口31a1が閉鎖されているため、補強部材収納部31aから抜け出てしまうのを防止される。
尚、上記態様では、挿入口31a1を補強部材収納部31aの両端部に各々形成することで、両端部のどちらからでも補強部材32を挿入できるようにした好ましい一例を示したが、挿入口31a1を補強部材収納部31aの一方の端部のみに設けるとともに他方の端部を予め閉鎖し、補強部材32が前記一方の端部のみから挿入されるようにしてもよい。
【0026】
また、補強部材32を補強部材収納部31aに挿入する方法の他の好ましい一例としては、図5に示すように、予め、補強部材収納部31aにおける開閉体幅方向の両端部の上側に挿入口31a2,31a2を設けるとともに、これら挿入口31a2,31a2の各々の下側には、補強部材32を挿通不能なように縫い付け閉鎖した閉鎖部31a3を形成しておく。
そして、補強部材32を何れか一方の前記挿入口31a2から補強部材収納部31a内へ挿入する(図5(a)(b)参照)。すると、挿入された補強部材32は、補強部材収納部31a内で落下して、両端の閉鎖部31a3,31a3間に配置される(図5(c)参照)。
而して、補強部材収納部31a内の補強部材32は、当該開閉体1が開閉動作や風圧等により振動したとしても、閉鎖部31a3,31a3により補強部材収納部31aから抜け出てしまうのを阻まれことになる。
尚、上記態様では、挿入口31a2及び閉鎖部31a3を補強部材収納部31aの両端部に各々形成することで、両端部のどちらからでも補強部材32を挿入できるようにした好ましい一例を示したが、挿入口31a2及び閉鎖部31a3を補強部材収納部31aの一方の端部のみに設けるとともに他方の端部を予め完全に閉鎖し、補強部材32が前記一方の端部のみから挿入されるようにしてもよい。
【0027】
また、上記構成の補強部材32及び補強部材収納部31aは、上記態様によれば、扉シート30のみに設けている一例を示したが、開閉体本体10における上下に隣り合うシート材12,12(12’)間に設けることも可能であり、必要に応じて、該扉シート30と上記開閉体本体10との内の何れか一方又は双方に設けられる。
【0028】
上記構成の扉シート30は、その最上端部を、開閉体本体10における開口部11よりも若干上方側に縫い付け固定し、最下端部を後述する座板部材20の上側部位20aの側面に当接させて、開閉体本体10の開口部11を閉鎖する。そして、この扉シート30は、開口部11の遮蔽性を向上させるために、開閉体本体10の表面側と裏面側との双方に備えられる。
【0029】
閉鎖状態における各扉シート30の表面には、指示表示30a1,30a2,30a3が配設され(図1参照)、また、各扉シート30の裏面には指示表示30a4(図2参照)が配設されている。
これら指示表示30a1,30a2,30a3,30a4は、扉シート30の使用目的や、扉シート30を開放するための動作等を示すものであり、印刷あるいはシール貼り付け等の技術的手段により設けられている。
【0030】
図示例によれば、指示表示30a1は、各扉シート30の表面における略中央近傍に配置され、扉シート30の使用目的等を、言葉(例えば「非常口」や「避難口」等)や、図柄により表示している(図1参照)。
また、指示表示30a2は、各扉シート30の表面における左端部側と右端部側とのそれぞれに配置され、扉シート30を表面側から引っ張るようにして開放する動作を、言葉(例えば「引く」や「PULL」等)や図柄(例えば扉シート30中央方向を向く矢印)により表示している。
また、指示表示30a3は、各扉シート30の表面における下端部側に配置され、扉シート30を表面側から捲り上げて開放する動作を、言葉(例えば「上げる」や「UP」等)や図柄(例えば上方向を向く矢印)により表示している。
また、指示表示30a4は、各扉シート30の裏面における略中央近傍に配置され(図2参照)、扉シート30を裏面側から押すようにして開放する動作を、言葉(例えば「押す」や「PUSH」等)や、図柄により表示している(図2参照)。
【0031】
而して、上記指示表示30a1,30a2,30a3,30a4によれば、開口部11を通過しようとする通過者は、先ず扉シート30表面の指示表示30a1,30a2,30a3に従って、一枚目の扉シート30を表面側から開放する。そして、通過者は、一枚目の扉シート30を開放した直後に、二枚面の扉シート30裏面の指示表示30a4を目視し、この指示表示30a4に従って二枚目の扉シート30を裏面側から押し開けることになる。
【0032】
また、座板部材20は、上側錘部材21を備えた上側部位20aと、該上側部位20aよりも下側に配置されるとともに複数の下側錘部材22,22,22’を備えた下側部位20bとからなる。
【0033】
また、この座板部材20は、前記上側錘部材21及び前記複数の下側錘部材22,22,22’を開口部11側から覆う上側カバー部材24と、複数の下側錘部材22,22,22’を下方側から覆う底面カバー部材25とを備え、これら上側錘部材21、下側錘部材22,22,22’、上側カバー部材24、及び底面カバー部材25を、略水平方向に貫通される複数の固定具23(例えばボルト・ナットや、ねじ、リベット等)により締め付け固定してなる。
【0034】
上側錘部材21は、下側部位20bよりも肉薄で、且つ下側部位20bよりも開閉体幅方向に短い長さ、詳細には略錘部材32の幅と略同等の長さを有し、且つ内部の詰まった略ブロック状の金属性部材であり、例えば、亜鉛入り鋼材やステンレス材から形成される。
そして、この上側錘部材21は、上記扉シート30の下端部によって接触されるように上記開口部11の下端側に配置されるとともに、上記開口部11を幅方向に跨ぐようにして、両端部の各々を、開閉体本体10下端の袋部12a’に挿入させている。
【0035】
下側錘部材22,22,22’の各々は、上側錘部材21同様に内部の詰まった略ブロック状の金属性部材であり、上側錘部材21と同様の材料から形成される。
尚、図示例によれば、符号22’は、二本の下側錘部材22,22間に配置された下側錘部材を示し(図3参照)、この下側錘部材22’は、上記開口部11を幅方向に跨ぐようにして、両端部の各々を、開閉体本体10下端の袋部12a’に挿入させている。
そして、各下側錘部材22(22’)は、開閉体本体10の幅方向の略全長にわたって設けられ、その長手方向が複数に分割されている。換言すれば、各下側錘部材22(22’)は、複数の錘部材を開閉体本体10の幅方向へ連なるように配設してなる。
【0036】
尚、各下側錘部材22(22’)は、一体の部材から形成することも可能であるが、本実施の形態の好ましい一例によれば、独立した複数の錘部材から構成することで、各錘部材の熱及び熱変形の影響を、開閉体幅方向へ伝達させないようにしている。
尚、上記上側錘部材21についても、長手方向が複数に分割された構成することで、一層座板部材20の撓みを防止するようにしてもよい。
【0037】
また、上記上側錘部材21と上記下側錘部材22’とは、これら双方を一体の部材から構成することも可能であるが、本実施の形態の好ましい一例では、それぞれ独立した部材とすることで、火災時等における下側錘部材22’の熱や熱変形の影響を、上側錘部材21へ伝達させないようにしている。
【0038】
上側カバー部材24は、金属性の板材を曲げ加工することで、上記開口部11の幅方向の長さと略同一の長さを有し、且つ上記上側部位20a及び下側錘部材22,22,22’を開口部11側から覆うように形成されている。
この上側カバー部材24は、図3に示す一例では、上側部位20a側の側面の上端側で分割された二つの部材から構成されているが、一体の部材から構成しても構わない。
尚、この上側カバー部材24は、その上端の出角部分24aや、上側部位20aと下側部位20bとの間の出角部分24bに、R加工を施すことで、通過者が躓いた際の安全性をはかっている。
【0039】
また、底面カバー部材25は、金属性の板材を曲げ加工することで、下側錘部材22,22,22’及び袋部12a’の下端を、その略全長にわたって覆う縦断面略コ字状(図3参照)に形成されている。
この底面カバー部材25は、上記各下側錘部材22(22’)と同様に、座板部材20の全長における撓みを軽減するために、その長手方向が複数に分割されているが、長手方向に一体の部材から形成することも可能である。
【0040】
そして、上記構成の底面カバー部材25は、当該開閉体1が開放された際に目視される座板部材20の底面を、意匠的に見栄えよくするとともに、当該開閉体1が閉鎖される際に、下側錘部材22,22,22’、及び袋部12a’の下端部が、直接床面等に当接して損傷するのを防止する。
尚、この底面カバー部材25は、部品コストを削減する観点から、省くことも可能である。
【0041】
上記構成の座板部材20を開閉体本体10の下端部に装着する作業は、開閉体本体10が、その下端部を床面等に接触させて吊り下げられた状態で行われる。その作業の際、上側錘部材21及び下側錘部材22’の両端部が、袋部12a’内面によって仮押さえされるため、その作業性が良好である。
また、袋部12a’の外側の両下側錘部材22,22は、複数の固定具23に貫通され締め付けられることで、袋部12a’内に支持された下側錘部材22’を両側から挟み付けるため、脱落等の心配なくしっかりと保持されることになる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、座板部材の上側部位が下側部位よりも開閉体幅方向の長さを短く形成されているため、少なくとも前記上側部位が配置される上記開口部の下端側においては、座板部材が熱変形により撓んだとしても、その撓み量を比較的小さくすることができる。したがって、扉シートの周端部の内面と開閉体本体の表面との間には、隙間を生じ難い。
その上、座板部材の上側部位は、比較的熱変形し難く重量のある錘部材から形成されているため、火災等により加熱されたとしても、同形状の上側部位を金属板の曲げ加工により形成したものと比較し、開閉体幅方向における撓みが小さい。しかも、錘部材の重量により開閉体本体の上下方向の撓みが防止されるため、このことによっても、扉シートの周端部の内面と開閉体本体の表面との間に隙間を生じ難い。
よって、火災の際等に座板部材が加熱された場合でも、通過のための開口部を扉シートにより閉鎖した際の遮蔽性を高く維持することができる。
【0043】
更に、第二の発明によれば、上側部位の錘部材は、その真下側の部材と別体の部材であるため、前記真下側の部材から、熱や熱変形の影響を受け難い。したがって、上側部位の錘部材が熱変形により撓むのを、一層防止することができる。
【0044】
更に、第三の発明によれば、座板部材の下側部位が、略ブロック状の錘部材を開閉体幅方向に複数連設することで構成されているため、前記各錘部材の熱変形が開閉体幅方向に隣り合う他の錘部材に伝わり難い。したがって、座板部材の略全長にわたって、熱変形による撓みを小さくすることができる。
【0045】
更に、第四の発明によれば、上側部位の錘部材及び下側部位の錘部材が上側カバー部材により覆われることで束ねられるため、座板部材の組立性が良好である。
また、上側カバー部材は、開閉体本体における開口部の幅方向の長さと略同一又は該長さよりも短く形成されているため、前記開口部の開閉体幅方向の位置が異なる仕様である場合にも、装着が容易である。
【0046】
更に、第五の発明によれば、座板部材の下側部位における略全長にわたって底面カバー部材を備えているため、当該開閉体が開放された際に目視される座板部材の底面を、意匠的に見栄えのよいものにすることができる。その上、当該開閉体が閉鎖される際には、底面カバー部材の内側に配置される部材が直接床面等に当接して損傷するのを防止する。
【0047】
更に、第六の発明によれば、上側部位及び下側部位を構成する複数の錘部材を、袋部を利用して効率的に組み付けられる上、同袋部を利用して脱落することがないように保持することができる。
【0048】
更に、第七の発明によれば、開口部を通過する通過者は、一枚目の扉シートを開放した直後に、二枚目の扉シート内面の前記指示表示を目視することになる。したがって、二枚目の扉シートに直面した通過者の混乱を少なくし、その通過者に対して、二枚目の扉シートを開放する動作を速やかに促すことができる。
【0049】
更に、第八の発明によれば、補強部材収納部が、少なくとも内在される補強部材の両端部に対向する部位を閉鎖しているため、当該開閉体が開閉動作や風圧等により振動したとしても、補強部材が補強部材収納部から抜け出てしまうのを防止可能にする。
【0050】
更に、第九の発明によれば、補強部材を補強部材収納部に収納する作業が容易な上、挿入された補強部材が補強部材収納部から抜け出てしまうのを防止可能にする。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる開閉体の一例を示す正面側斜視図である。
【図2】同開閉体において一枚目の扉シートが開放された状態を示す正面側斜視図であり、要部を切欠して示している。
【図3】同開閉体の縦断面図である。
【図4】補強部材を補強部材収納部に収納する手順の一例を示す斜視図である。
【図5】補強部材を補強部材収納部に収納する手順の他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:開閉体本体
11:開口部
12a’:袋部
20:座板部材
21:上側錘部材
22,22’:下側錘部材
20a:上側部位
20b:下側部位
24:上側カバー部材
25:底面カバー部材
30:扉シート
31a:補強部材収納部
32:補強部材
30a4:指示表示
31a1、31a2:挿入部
Claims (9)
- 下端側に通過可能な開口部を有する開閉体本体と、該開閉体本体及び該開口部の下端部に設けられた座板部材と、該開閉体本体に吊下げ状に設けられて該開口部を開閉自在にする扉シートとを備え、躯体開口部を開閉する開閉体において、
前記座板部材は、上側部位と該上側部位よりも下側に配置された下側部位とから構成され、
前記上側部位は、前記下側部位よりも開閉体幅方向の長さが短い略ブロック状の錘部材から形成されるとともに、前記扉シートの下端部によって接触されるように前記開口部の下端側に配置されていることを特徴とする開閉体。 - 上記錘部材は、該錘部材の真下側の部材と別体の部材であることを特徴とする請求項1記載の開閉体。
- 上記座板部材の下側部位は、略ブロック状の錘部材を、開閉体幅方向に複数連設してなることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉体。
- 上記座板部材は、上記開口部の幅方向の長さと略同一又は該長さよりも短い上側カバー部材を備え、該上側カバー部材は、上記上側部位の錘部材及び上記下側部位の錘部材を、上記開口部側から覆っていることを特徴とする請求項3記載の開閉体。
- 上記下側部位の底面を覆う底面カバー部材を備え、該底面カバー部材は、上記下側部位をその略全長にわたって覆っていることを特徴とする請求項1乃至4記載の開閉体。
- 上記開閉体本体の下端側には、上記開閉体本体の下縁に沿って中空部を確保してなる袋部が形成され、上記上側部位の錘部材は、上記開口部を跨ぐようにして両端部を前記袋部内に挿入させ、
そして、上記下側部位の錘部材は、上記開口部を跨ぐようにして両端部を前記袋部内に挿入させて上記上側部位の錘部材を下方から受ける錘部材と、前記袋部外における開閉体厚さ方向の両側に配置される錘部材とからなり、
前記袋部外の両錘部材は、前記袋部内の錘部材を両側から挟み付けるようにして保持されていることを特徴とする請求項3乃至5何れか1項記載の開閉体。 - 上記扉シートが上記開閉体本体の表面側と裏面側との双方に備えられ、これら扉シートの内の一方又は双方の扉シートの内面に、その扉シートを内面側から開放するための動作を表示した指示表示が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉体。
- 上記開閉体本体と上記扉シートとの内の一方または双方に、開閉体幅方向にわたる補強部材を内在する補強部材収納部が設けられ、
この補強部材収納部は、少なくとも内在される補強部材の両端部に対向する部位を、閉鎖していることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉体。 - 上記補強部材収納部は、その開閉体幅方向の端部の上側に前記補強部材を挿入するための挿入口を備えるとともに、同端部の下側を、上記補強部材を挿通不能に閉鎖していることを特徴とする請求項8記載の開閉体。
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