JP2000257357A - 開閉体の構造 - Google Patents

開閉体の構造

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JP2000257357A
JP2000257357A JP11060288A JP6028899A JP2000257357A JP 2000257357 A JP2000257357 A JP 2000257357A JP 11060288 A JP11060288 A JP 11060288A JP 6028899 A JP6028899 A JP 6028899A JP 2000257357 A JP2000257357 A JP 2000257357A
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Koji Nakajima
厚二 中島
Shinichi Murayama
伸一 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテン等の開閉体の一部に設け
られる非常口等の開口部分における周縁部分に対して、
損傷を防止する。 【解決手段】 建物開口に配設されるガイドレール2に
左右側縁を支持されて昇降し開閉動作する開閉体3であ
って、開閉体3の下部を構成し、下縁に錘部材13が配
設され、かつ幅方向の中途部に錘部材13を下縁とする
開口部16が形成され、開口部16に対して開閉自在と
される扉12を有するシートカーテン部9を備えた開閉
体の構造において、錘部材13に沿い両ガイドレール2
間にわたってシートカーテン部9の下縁に配設され、開
閉体3が建物開口を閉塞する際に建物開口の下縁に当接
する座板部材14を有し、座板部材14及び錘部材13
における開口部16に位置する縁部には、この縁部を被
覆するカバー部15が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、敷地や建物内を区
画する開閉体、例えばシャッターカーテン等において、
このシャッターカーテンの一部に開口部が設けられ、こ
の開口部に潜り戸などの扉が備えられている開閉体の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビルや工場,倉庫などの建築物の
出入口や、これら建築物の屋内に備えられ、この出入口
の閉鎖や屋内の区画を行う装置として、シャッター装置
など開閉体の開閉動作を行う装置がある。
【0003】シャッター装置を構成する開閉体としての
シャッターカーテンは、左右に長尺な短冊板形状の金属
製のスラット部材を上下方向に多数連結し構成されるス
ラットカーテンや、例えばポリ塩化ビニールやポリエス
テルなどを素材とする樹脂製シートなどの可撓性を有し
たシート材よりなるシートカーテンなどがあり、建物開
口の上縁に配設される巻取ドラムに巻き取られることで
出入口等を開放し、また巻取ドラムより巻き戻されるこ
とでこの出入口等の閉鎖が行われる。
【0004】上記従来のシャッターカーテンにおけるシ
ートカーテンの構造は、建物開口の高さ及び左右幅方向
の長さに合わせた1枚のシート材よりなるとともに、上
下方向(高さ方向)の複数ヶ所に、左右幅方向に延びる
パイプ状の補強枠が略等間隔となって設けられ、また、
床面に当接する最下縁に各補強枠よりやや重量のある枠
体が設けられている。
【0005】このシャッターカーテンによれば、重量が
軽量であることから、高速に開閉操作を行え、すなわち
建物開口(出入口)に対する開閉を迅速に行えるもので
ある。
【0006】そして、このような構成のシャッターカー
テンを用いて、近年では、シート材を難燃性の素材で構
成させ、耐火スクリーン装置とし、建物に配設されるよ
うになっている。
【0007】この耐火スクリーン装置として構成させる
場合では、建物開口(出入口)をシャッターカーテンで
閉鎖することで、火災時の煙の拡散や延焼の防止を行う
が、火災発生とともに、このシャッターカーテンが閉鎖
する構造とされることから、人が通り抜けられるように
シャッターカーテンには非常口が設けられる構成とす
る。
【0008】この非常口の構造については種々案出され
ており、例えばシャッターカーテンを構成するシート材
に上下方向に複数のスリットを形成させ、このスリット
によりシート材に開口部分を形成させ、この開口部分を
非常口として構成するものである。
【0009】また、シャッター装置以外の構造として
は、例えば防火扉などがあり、これは屋内において防火
区画を形成させる所望の位置、例えば階段における踊り
場部分等に配置され、防火性能に優れた所定の厚さの鋼
板製の扉であり、通常時は開放されて、非常時に閉鎖し
て屋内の区画が行われる。
【0010】この防火扉も、上記シャッターカーテンと
同様に、防火扉の一部に人が通過可能な非常口となる潜
り戸状の扉が開閉自在となって配設されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなシャッターカーテンや防火扉の構造は、通常の状
態では、閉鎖されておらずに開放状態であり、すなわち
非常時のみに閉鎖されるものであることから、通行部分
であった建物開口や出入口などが閉ざされ、また屋内を
区画されることとなり、これを通過するためには非常口
などを使用することとなり、この非常口に備えられる扉
を開放することで通行することとなる。すなわち、容易
に通行が可能であった部分がシャッターカーテンや防火
扉によって、容易に通行が出来なくなることとなる。
【0012】そして、このような非常口などの通過の
際、この非常口の開口面積が通常時の開口面積に比べて
小さいことから、容易に通行できない不具合が発生し、
また、物品等の搬出などを容易に行えない不具合があ
る。すなわち、通過可能な開口が狭まる構造となるの
で、この非常口となる開口の通過時に、この開口の内周
縁部分と物品等が衝突するおそれがある。
【0013】特に、非常口を構成するシャッターカーテ
ンや防火扉の開口部分の構造が、これらシャッターカー
テンや防火扉の一部を貫通する構造であり、設置される
床面に対し、やや上方となる構成となり、すなわち、こ
の非常口には下枠を有する構造となる。このことから、
この非常口の通過時に、下枠部分に物品等が衝突するお
それがある。
【0014】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、シャッターカーテンや防火扉などの開閉体の一部
に設けられる非常口などの開口部分における周縁部分に
対して損傷を防止することの可能な構造が備えられる開
閉体の構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の開閉体の構造は、開閉移動が自
在とされ、閉鎖時に、敷地や建物内を区画する開閉体
3,30であって、該開閉体3,30の一部に、該開閉
体3,30を貫通する開口部16,31が設けられ、該
開口部16,31に対して開閉自在とされる扉12,3
2を備えた開閉体の構造において、前記開閉体3,30
の開口部16,31における前記扉12,32の外周縁
と当接する内周縁の少なくとも下縁に位置する縁部に
は、該縁部を被覆するカバー部15が設けられることを
特徴としている。
【0016】この開閉体の構造によれば、閉鎖状態の開
閉体3,30に設けられる開口部16,31を通過する
際に、この開口部16,31の少なくとも下縁が、カバ
ー部15によって覆われていることにより、この下縁部
分が、通過する物品などから保護され、損傷することな
く通過が行われることとなる。
【0017】なお、前記開閉体3,30,扉12,32
及びカバー部15の各部が、難燃性耐火材よりなる構成
としても良く、これによれば上記開閉体3,30を、防
火区画などを構成する構造とすることが可能となり、防
火扉などとして構成することで、前記開口部16,31
が非常口となるものである。
【0018】また、この発明の開閉体の構造は、建物開
口に対向して配設されるガイドレール2に、左右側縁を
支持されて前記建物開口に対して昇降し開閉動作する開
閉体3であって、該開閉体3の下部を構成し、下縁に錘
部材13が配設され、かつ幅方向の中途部に該錘部材1
3を下縁とする開口部16が形成され、該開口部16に
対して開閉自在とされる扉12を有するシートカーテン
部9を備えた開閉体の構造において、前記錘部材13に
沿い前記両ガイドレール2間にわたって前記シートカー
テン部9の下縁に配設され、前記開閉体3が前記建物開
口を閉塞する際に該建物開口の下縁に当接する座板部材
14を有し、該座板部材14及び又は前記錘部材13に
おける前記開口部16に位置する縁部には、該縁部を被
覆するカバー部15が設けられていることを特徴として
いる。
【0019】この開閉体の構造によれば、閉鎖状態の開
閉体3のシートカーテン部9に設けられる開口部16を
通過する際に、この開口部16の下縁部分を構成する錘
部材13,座板部材14が、カバー部15によって覆わ
れていることにより、この下縁部分が、通過する物品な
どから保護され、損傷することなく通過が行われること
となる。
【0020】なお、前記カバー部15は、ウレタン樹脂
などの緩衝性を有する樹脂素材やゴム素材とすること
で、衝突時の衝撃を緩和でき、互いに損傷することがな
い。
【0021】また、前記ガイドレール2,シートカーテ
ン部9,錘部材13,扉12,座板部材14及びカバー
部15の各部が、難燃性耐火材よりなる構成としてもよ
い。
【0022】この場合、上記開閉体3を、防火区画など
を構成する構造とすることが可能となり、防火扉や耐火
シャッター装置などとして構成することで、前記開口部
が非常口となるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明による開閉体の構造
の一実施の形態を示す斜視図、図2は同開閉体の構造に
おける要部拡大側面図、図3は同開閉体の構造における
要部拡大側断面図である。
【0024】本実施の形態の開閉体の構造では、住宅や
ビル、倉庫、工場などの建物の出入口などとなる開口部
分や、建物の内部に配設され、この開口部分の閉鎖や、
建物内部の区画を行うシャッター装置を構成するシャッ
ターカーテンの構造として説明する。また、このシャッ
ター装置は、火災などが発生した際に、煙の拡散や延焼
を防止するために構成される耐火シャッター装置として
説明する。
【0025】耐火シャッター装置1を構成するガイドレ
ール2は、難燃性耐火材より構成され、建物の開口部分
等の左右側縁に対向し垂直となり、左右一対に配設され
る。両ガイドレール2の対向面には、ガイド溝が形成さ
れて断面略コ字状に形成され、シャッターカーテン3の
左右側縁部分が挿入されて、このシャッターカーテン3
の昇降移動を案内する。
【0026】両ガイドレール2の上端は、建物開口の上
縁に延出し、この建物開口の上縁に配設されるシャッタ
ーケース4に開口形成される案内口の左右端部に接続さ
れる。シャッターケース4内には、巻取ドラム5と図示
しない駆動機構等が配設されており、巻取ドラム5には
シャッターカーテン3の上縁が接続される。
【0027】巻取ドラム5は、電動モータ等を備える駆
動機構に連動連結されており、正逆両方向に回転される
ようになっている。そして、この回転により、シャッタ
ーカーテン3は巻取ドラム5に対して巻き取り及び巻き
戻されて、建物開口部分に対して昇降移動し、この建物
開口部分を開放及び閉鎖するようになっている。なお、
本実施の形態では、シャッターカーテン3が建物開口部
分に対して、非常時においてのみ自重で降下し、建物開
口部分の閉鎖を行う構成とされる。
【0028】次に、本実施の形態のシャッターカーテン
3は、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、
フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊
維を含んだ合成樹脂シート材など、難燃性を有し、かつ
耐火性を有するシート状素材よりなり、上シートカーテ
ン部6と下シートカーテン部9とで構成されている。
【0029】上シートカーテン部6は、上縁がシャッタ
ーケース4内の巻取ドラム5に連結される一枚仕立ての
シート材で、上下(高さ)方向の等間隔毎に、左右幅方
向に延びる袋部7が設けられている。各袋部7は、カー
テン部本体と同素材とされ、シート材の幅長と略同等の
長さの長尺な丸パイプ状の桟部材8がそれぞれ挿通され
ている。
【0030】そして、この上シートカーテン部6は、左
右側縁部分及び桟部材8の左右両端が、左右ガイドレー
ル2のガイド溝に挿入されている。
【0031】また、下シートカーテン部9は、上シート
カーテン部6の下縁に、中桟部材10を介して吊下状に
連結される。この下シートカーテン部9は、本実施の形
態では、図1に示すように、幅方向左右に位置するシー
ト部11と、幅方向の略中間となる中途部に位置する扉
としての開閉シート12と、最下縁を構成する錘部材1
3及び座板部材14と、カバー部15とで構成されてい
る。
【0032】左右シート部11は、中桟部材10に対
し、この中桟部材10の左右両端側に位置して吊下状に
連結されており、これら左右シート部11の間隙部分が
開口部16とされている。なお、この開口部16は、後
述するカバー部15が下縁を構成することとなるが、そ
の開口高さ及び幅長は、好ましくは人が通れる大きさに
設定され、例えば、高さ1800mm、幅長750mm
に設定されている。また、各シート部11は、下縁に沿
って中空部分が形成されるように袋部17がそれぞれ形
成されている。
【0033】開閉シート12は、左右シート部11の高
さ方向の長さと略同等の長さに形成されており、中桟部
材10の幅方向の中途部に位置して吊下状に連結される
とともに、左右側縁部が、図1に示すように、左右シー
ト部11の側縁と重なる重ね代とされ、すなわち、この
開閉シート12が、開口部16を覆う大きさとされてい
る。
【0034】次に、錘部材13は、シャッターカーテン
3の幅長と同等の長さに形成されている長尺な部材で、
難燃性,耐火性を有した素材、例えば金属などよりな
り、本実施の形態では、略短冊板状に形成されている。
そして、この錘部材13は、左右両端側が左右シート部
11の各袋部17にそれぞれ挿通され、すなわち、下シ
ートカーテン部9の下枠部分を構成し、かつ左右両端部
が両ガイドレール2のガイド溝に挿入状態となる。ま
た、この錘部材13の中途部は、開口部16の下縁に位
置することとなる。
【0035】次に、座板部材14は、錘部材13と同様
に難燃性,耐火性を有した素材、例えば金属などよりな
り、断面略角パイプ状に形成され、シャッターカーテン
3の幅長と略同等の長さに形成される長尺な部材とされ
る。そして、下シートカーテン部9の最下縁を構成する
ように、錘部材13に対して固着されるようになってい
る。本実施の形態では、この座板部材14は、長手方向
に沿って2つに分割される構造とされ、座板本体部18
と被覆部20とで構成されている。
【0036】座板本体部18は、図2に示すように、略
上方が開口した断面略コ字状に形成されるとともに、垂
直上方に延出する固定片19を有している。被覆部20
は、図2に示すように、垂直な固定片部21と水平な底
片部22とで構成される断面略L字状に形成されてい
る。そして、座板本体部18の固定片19と被覆部20
の固定片部21とで、図2に示すように、袋部17とと
もに錘部材13を挟み、固定手段、例えばボルト・ナッ
トや、リベット、接着、溶着、などの手段にて固定さ
れ、この錘部材13の位置における下シートカーテン部
9の下縁部分を、表裏面及び下面を覆うようになってい
る。
【0037】次に、カバー部15は、下シートカーテン
部9の開口部16における下縁に位置するように、この
開口部16の開口幅長に合わせて形成され、この開口部
16の下縁を被覆するように断面略コ字状に形成されて
いる。本実施の形態のカバー部15は、前述した座板部
材14の被覆部20と兼ねる形状とされ、すなわち、図
3に示すように、被覆部20の固定片部21上縁に上方
に延出するように連続して一体に形成され、この被覆部
20の、開口部16の位置における断面形状が、略C字
状に形成されている。なお、このカバー部15は、図3
に示すように、折曲加工等の加工によって得られる形状
とされるが、角部分を形成せずに、湾曲面状に形成す
る。
【0038】次に、上記のように構成されたシャッター
カーテン3の作用を説明する。本実施の形態の耐火シャ
ッター装置1を構成するシャッターカーテン3は、火災
などが発生すると、図示しない制御装置によって、シャ
ッターケース4内に収納されている状態から、降下が開
始される。そして、建物の開口部分を閉鎖する。なお、
この閉鎖動作においては、下シートカーテン部9の最下
縁に錘部材13と座板部材14とが構成されていること
により、シャッターカーテン3の降下動作を助勢する重
量を得ることが可能となっている。
【0039】閉鎖された状態では、下シートカーテン部
9の下縁を構成する座板部材14が建物開口の下縁に当
接しており、この状態において、このシャッターカーテ
ン3を通過しようとする際は、下シートカーテン部9を
構成する開閉シート12を開放し、開口部16にて通過
する。
【0040】そして、この開口部16の下縁が、カバー
部15によって覆われる構成としたことにより、この下
縁部分を構成する錘部材13,座板部材14が表出せ
ず、すなわち、これら部材のエッジ部分が覆い隠され、
通過する物品などから保護されるとともに、この開口部
16を通過する人や物に対しても、そのカバー部15に
より、かつこのカバー部15が湾曲面状に形成されてい
ることから、互いに損傷することなく、その通過が行わ
れることとなる。
【0041】なお、上述した実施の形態では、カバー部
15が、座板部材14を構成する被覆部20と一体な構
成として述べたが、カバー部15は、図4に示すよう
に、座板部材14と別体構成とされていてもよい。この
場合、カバー部15は、座板部材14の被覆部20及び
座板本体部18とともに、ボルト・ナットなどの固定手
段にて錘部材13に固定され、開口部16の縁部を構成
する。
【0042】また、上述した実施の形態では、開閉体を
シート材よりなるシャッターカーテン3とした耐火シャ
ッター装置1を例として説明したが、このシャッターカ
ーテン3の構造は、他の構造としてもよく、例えば、上
記のようなシャッターカーテンが上部と下部とで構成さ
れる構造とした場合、下部の構造を上記と同等のシート
カーテン部とし、上部を、短冊板形状の金属製のスラッ
ト部材を連結して構成されるスラットカーテン部や、パ
ネル部材を連結して構成されるパネルカーテン部とした
複合的なシャッターカーテンとして構成してもよい。
【0043】さらに、上述した実施の形態では、開閉体
を、シート材よりなるシャッターカーテン3とし、この
シャッターカーテン3を高さ方向に中桟部材10で上下
2分割構造とした例について述べたが、中桟部材10を
有さず、高さ方向に連続してシート材で構成されるシャ
ッターカーテンとしてもよい。
【0044】また、上述した実施の形態では、開閉体と
してのシャッターカーテン3を、建物開口の上部に配設
されるシャッターケース4内に、巻き取ることで収納す
るシャッター装置について説明したが、建物開口の上方
に移動し収納する構成であれば、他の構成、例えば、シ
ャッターカーテンを建物開口の上方にて水平に収納させ
る構造などとしてもよい。
【0045】さらに、上述した実施の形態では、開閉体
をシャッターカーテン3とした例について述べたが、こ
の開閉体は、シャッターカーテン以外の構成としてもよ
く、例えば、図5に示すように、建物内に防火区画を形
成するために設置される防火扉30を開閉体として構成
してもよい。
【0046】この防火扉30の構成の場合、防火扉30
の一部に設けられる開口部としての非常口31には、扉
としての潜戸32が設けられる構造とされ、この潜戸3
2の外周縁と当接する非常口31の内周縁である下縁、
及び側縁,上縁の各縁部にカバー部15が設けられる構
成となる。このカバー部15は、図6に示すように、断
面略コ字状に形成される部材で、非常口31の縁部とな
る周面には、角部分が形成されずに、湾曲面で形成す
る。なお、防火区画を形成する防火扉30であることか
ら、カバー部15の素材も難燃性の素材とする。
【0047】この防火扉30の構造によれば、上記実施
の形態と同様に、非常口31の縁部にカバー部15を設
けたことにより、この非常口31を通過する際の損傷な
どの不具合が発生するおそれがなくなり、特に非常口3
1の下縁だけでなく、側縁及び上縁にもカバー部15を
設けたので、この非常口31での通過時における損傷が
防止されるものである。
【0048】また、上記実施の形態では、耐火シャッタ
ー装置1として説明し、各構成部分の素材を、難燃性の
素材にて構成する例としたが、耐火構造を必要としない
開閉体である場合には、その素材は限定されるものでは
なく、例えば、カバー部においては、発泡ウレタン樹脂
など軟質な樹脂や、合成ゴムなど、緩衝性に富む素材に
て構成することで、開閉体に設けられる開口部を通過す
る人や物に対しての、この開口部の周縁との衝突時にお
ける衝撃を緩和させることが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉体
の構造では、閉鎖することで敷地や建物内を区画した
り、建物の開口部分を閉鎖する開閉体の一部に設けられ
る開口部を通過する際に、この開口部の少なくとも下縁
に位置する縁部が、カバー部にて覆われる構成としたこ
とから、通過する物品などから保護されることとなり、
損傷するおそれがなくなる効果を得られる。
【0050】また、この開閉体をシートカーテン部を備
えた構造とした際には、このシートカーテン部の開口部
における錘部材及び座板部材の縁部が、表出することな
く覆われることとなるので、通過する物品などから保護
されるとともに、この開口部を通過する物品等に対して
も、そのカバー部によって互いに損傷することなく、そ
の通過を行うことを可能とする。
【0051】また、シートカーテン部や、このシートカ
ーテン部とともに開閉体を構成する錘部材及び座板部材
の各部、さらにカバー部が、難燃性耐火材よりなる構成
とすることで、開閉体を、防火区画などを構成する構造
とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉体の構造の一実施の形態を示
す斜視図
【図2】同開閉体の構造における要部拡大側面図
【図3】同開閉体の構造における要部拡大側断面図
【図4】他の実施の形態を示す開閉体の構造における要
部拡大側面図
【図5】他の実施の形態を示す開閉体の構造の斜視図
【図6】同要部拡大側断面図
【符号の説明】
2…ガイドレール 3…開閉体(シャッターカーテン) 9…シートカーテン部(下シートカーテン部) 12…扉(開閉シート) 13…錘部材 14…座板部材 15…カバー部 16…開口部 30…開閉体(防火扉) 31…開口部(非常口) 32…扉(潜戸)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉移動が自在とされ、閉鎖時に、敷地
    や建物内を区画する開閉体であって、該開閉体の一部
    に、該開閉体を貫通する開口部が設けられ、該開口部に
    対して開閉自在とされる扉を備えた開閉体の構造におい
    て、 前記開閉体の開口部における前記扉の外周縁と当接する
    内周縁の少なくとも下縁に位置する縁部には、該縁部を
    被覆するカバー部が設けられることを特徴とする開閉体
    の構造。
  2. 【請求項2】 前記開閉体,扉及びカバー部の各部が、
    難燃性耐火材よりなることを特徴とする請求項1記載の
    開閉体の構造。
  3. 【請求項3】 建物開口に対向して配設されるガイドレ
    ールに、左右側縁を支持されて前記建物開口に対して昇
    降し開閉動作する開閉体であって、該開閉体の下部を構
    成し、下縁に錘部材が配設され、かつ幅方向の中途部に
    該錘部材を下縁とする開口部が形成され、該開口部に対
    して開閉自在とされる扉を有するシートカーテン部を備
    えた開閉体の構造において、 前記錘部材に沿い前記両ガイドレール間にわたって前記
    シートカーテン部の下縁に配設され、前記開閉体が前記
    建物開口を閉塞する際に該建物開口の下縁に当接する座
    板部材を有し、 該座板部材及び又は前記錘部材における前記開口部に位
    置する縁部には、該縁部を被覆するカバー部が設けられ
    ていることを特徴とする開閉体の構造。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレール,シートカーテン部,
    錘部材,扉,座板部材及びカバー部の各部が、難燃性耐
    火材よりなることを特徴とする請求項3記載の開閉体の
    構造。
JP06028899A 1999-03-08 1999-03-08 開閉体の構造 Expired - Fee Related JP3419336B2 (ja)

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JP2004204531A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体
KR101517939B1 (ko) * 2014-05-13 2015-05-06 (주)나인인터내셔널 건축물의 외부공간활용을 위한 개폐식 커튼월 설치장치

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