JP2004203340A - 車輌の挙動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輌の挙動制御に起因して運転者の操舵又は自動操舵による衝突回避性能が低下することを防止する。
【解決手段】マスタシリンダ圧力Pmに基づき各車輪の目標制動圧Ptiが演算され(S20、30)、車輌のスピンの程度を示すスピン量SVが演算され(S40、50)、スピン状態量SSに基づき選択されたマップより旋回外側前輪の目標制動圧Ptfoが演算され(S60、70)、旋回外側前輪の制動圧が目標制動圧Ptfoになり、他の車輪の制動圧がそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制御されるが(S80〜120)、車輌の衝突の虞れがあり運転者により操舵操作が行われているときには(S260、290)、スピン制御の開始判定のしきい値が高くされると共にスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比が低減される(S60、260)。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の挙動制御装置に係り、更に詳細には車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御する挙動制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車輌の挙動制御装置の一つとして、例えば下記の特許文献1に記載されている如く、オーバステア傾向やアンダーステア傾向の如く車輌の旋回挙動が悪化したときには、車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御する挙動制御装置であって、前方障害物との衝突の危険性が高いときには例えば不感帯を小さくすることにより挙動制御の制御感度を高くするよう構成された挙動制御装置が既に知られている。
【特許文献1】
特開平11−1115709号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、車輪に制動力が付与されると、当該車輪の横力(コーナリングフォース)が低下するので、車輌の挙動制御により所定の車輪に制動力が付与されると、所定の車輪の横力低下に起因して車輌の旋回性能が低下し、従って運転者の操舵又は自動操舵による衝突回避性能が低下する。特にこの問題は所定の車輪が操舵輪を含む場合に顕著であり、更に所定の車輪が操舵輪である旋回外側前輪である場合には、旋回外側前輪に制動力が付与されると車輌にアンチスピンモーメントが作用するので、上記問題は一層顕著である。
【0004】
本発明は、車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御するよう構成された従来の挙動制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、前方障害物との衝突の危険性が高いか否かによって所定の車輪へ付与される制動力を変更することにより、車輌の挙動制御に起因して運転者の操舵又は自動操舵による衝突回避性能が低下することを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御する車輌の挙動制御装置に於いて、前方障害物との衝突の危険性が高いときには挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制することを特徴とする車輌の挙動制御装置によって達成される。
【0006】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前方障害物との衝突の危険性が高く且つ操舵輪が操舵されているときに、挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制するよう構成される(請求項2の構成)。
【0007】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於いて、挙動制御の開始判定のしきい値を高くすることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制するよう構成される(請求項3の構成)。
【0008】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1乃至3の構成に於いて、挙動制御の制御量を低下させることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制するよう構成される(請求項4の構成)。
【0009】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項3の構成に於いて、車輌の旋回方向が反転した場合には前記挙動制御の開始判定のしきい値を低くするよう構成される(請求項5の構成)。
【0010】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項4の構成に於いて、車輌の旋回方向が反転した場合には前記挙動制御の制御量を高くするよう構成される(請求項6の構成)。
【0011】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1乃至6の構成に於いて、前記所定の車輪は操舵輪を含むよう構成される(請求項7の構成)。
【0012】
【発明の作用及び効果】
上記請求項1の構成によれば、前方障害物との衝突の危険性が高いときには挙動制御による所定の車輪への制動力の付与が抑制されるので、所定の車輪への制動力の付与が抑制されない場合に比して、所定の車輪の横力低下に起因して車輌の旋回性能が低下する虞れを低減し、これにより運転者の操舵又は自動操舵による衝突回避性能を向上させることができる。
【0013】
また上記請求項2の構成によれば、前方障害物との衝突の危険性が高く且つ操舵輪が操舵されているときに、挙動制御による所定の車輪への制動力の付与が抑制されるので、運転者の操舵又は自動操舵による衝突回避性能を向上させることができると共に、操舵輪が操舵されていない状況に於いて所定の車輪への制動力の付与が不必要に抑制されることを防止することができる。
【0014】
また上記請求項3の構成によれば、挙動制御の開始判定のしきい値を高くすることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与が抑制されるので、挙動制御が開始されにくくなり、これにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を確実に抑制することができる。
【0015】
また上記請求項4の構成によれば、挙動制御の制御量を低下させることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与が抑制されるので、挙動制御が行われる際の所定の車輪の制動力を低減し、これにより挙動制御の開始を遅らせることなく所定の車輪の横力低下及びこれに起因する車輌の旋回性能の低下を防止することができる。
【0016】
また上記請求項5の構成によれば、車輌の旋回方向が反転した場合には挙動制御の開始判定のしきい値が低くされるので、車輌の旋回方向が反転した後には挙動制御を遅れなく回避させることができ、これにより車輌の挙動の悪化を効果的に防止することができる。
【0017】
また上記請求項6の構成によれば、車輌の旋回方向が反転した場合には挙動制御の制御量が高くされるので、車輌の旋回方向が反転した後の挙動制御を効果的に実行し、これにより車輌の挙動の悪化を効果的に防止することができる。
【0018】
また上記請求項7の構成によれば、所定の車輪は操舵輪を含むので、車輌の挙動制御により操舵輪の横力が低下されること及びこれに起因する車輌の旋回性能の低下を確実に防止することができる。
【0019】
【課題解決手段の好ましい態様】
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、車輌のスピンの程度を示すスピン状態量を求め、スピン状態量に応じて旋回外側前輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御するよう構成される(好ましい態様1)。
【0020】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1の構成に於いて、スピン状態量が大きいほど高い制動力を所定の車輪へ付与するよう構成される(好ましい態様2)。
【0021】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、前方障害物との相対距離及び相対速度に基づき前方障害物との衝突の危険性を判定するよう構成される(好ましい態様3)。
【0022】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、操舵角及び操舵速度に基づき操舵輪が操舵されているか否かを判定するよう構成される(好ましい態様4)。
【0023】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、操舵輪の実舵角及びその変化率に基づき操舵輪が操舵されているか否かを判定するよう構成される(好ましい態様5)。
【0024】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項5の構成に於いて、挙動制御の判定のしきい値を標準値よりも小さい値に設定するよう構成される(好ましい態様6)。
【0025】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項6の構成に於いて、挙動制御の制御量を標準値よりも大きい値に設定するよう構成される(好ましい態様7)。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施の形態(以下単に実施形態という)について詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明による車輌の挙動制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図である。
【0028】
図1に於て、10FL及び10FRはそれぞれ車輌12の左右の前輪を示し、10RL及び10RRはそれぞれ車輌の左右の後輪を示している。操舵輪である左右の前輪10FL及び10FRは運転者によるステアリングホイール14の転舵に応答して駆動されるラック・アンド・ピニオン式のパワーステアリング装置16によりタイロッド18L 及び18R を介して操舵される。
【0029】
各車輪の制動力は制動装置20の油圧回路22によりホイールシリンダ24FR、24FL、24RR、24RLの制動圧が制御されることによって制御されるようになっている。図には示されていないが、油圧回路22はオイルリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧は通常時には運転者によるブレーキペダル26の踏み込み操作に応じて駆動されるマスタシリンダ28により制御され、また必要に応じて後に詳細に説明する如く電子制御装置30により制御される。
【0030】
車輪10FR〜10RLにはそれぞれ対応する車輪のホイールシリンダ24FR〜24RL内の圧力を各車輪の制動圧Pi(i=fr、fl、rr、rl)として検出する圧力センサ32FR〜32RLが設けられ、マスタシリンダ28にはマスタシリンダ圧力Pmを検出する圧力センサ36が設けられている。また車輌12には例えばレーザ光や電波を利用して前方障害物までの相対距離L及び前方障害物に対する自車の相対速度Vreを検出するレーダーセンサ38が設けられている。
【0031】
電子制御装置30にはヨーレートセンサ40より車輌のヨーレートγを示す信号、前後加速度センサ42及び横加速度センサ44よりそれぞれ車輌の前後加速度Gx及び横加速度Gyを示す信号、操舵角センサ46より操舵角θを示す信号、車速センサ48より車速Vを示す信号が入力される。尚ヨーレートセンサ40、横加速度センサ44及び操舵角センサ46は車輌の左旋回方向を正として横加速度等を検出し、前後加速度センサ42は車輌の加速方向を正として前後加速度を検出する。
【0032】
尚図には詳細に示されていないが、電子制御装置30はそれぞれ例えばCPUとROMとRAMと入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のマイクロコンピュータ及び駆動回路を含んでいる。
【0033】
電子制御装置30は、上述の種々のセンサにより検出されたパラメータに基づき後述の如く図2に示されたルーチンに従って車輌のスピン状態の程度を示すスピン状態量SVを演算し、スピン状態量SVに基づき車輌の旋回挙動を判定すると共に、車輌がスピン状態にないときには各車輪の制動力をマスタシリンダ圧力Pmに応じて制御し、車輌がスピン状態にあるときには旋回内側前輪の車輪速度を基準車輪速度として旋回挙動を安定化させるために制動力が付与される旋回外側前輪(本願に於いては所定の車輪という)の目標制動圧をスピン状態量SVに基づいて演算し、旋回外側前輪の制動圧が目標制動圧になるよう旋回外側前輪に制動力を付与するスピン制御を行い、これにより車輌にスピン抑制方向のヨーモーメントを与えると共に車輌を減速させて挙動を安定化させる。
【0034】
また電子制御装置30は、図3に示されたフローチャートに従い、後述の如くレーダーセンサ38により検出された前方障害物までの距離L及び前方障害物に対する自車の相対速度Vreに基づき前方障害物との衝突の虞れを判定し、前方障害物との衝突の虞れがないときには通常のサーボ比Sr(マスタシリンダ圧力Pmに対する各車輪の制動圧の比)にて各車輪の制動力を制御し、前方障害物との衝突の虞れがあるときには、運転者の制動操作による衝突回避が効果的に行われるようサーボ比Srを高くする。
【0035】
また電子制御装置30は、図3に示されたフローチャートに従い、前方障害物との衝突の虞れがある場合であっても、運転者により操舵操作が行われているときには、操舵による衝突回避が阻害されないよう、スピン制御の開始判定のしきい値を高くすると共にスピン状態量に対する旋回外側前輪の目標制動圧の比を低減し、また制動力制御のサーボ比Srを低下させ、これによりスピン制御が開始され難くすると共にスピン制御により各車輪に付与される制動力を低減する。
【0036】
更に電子制御装置30は、図3に示されたフローチャートに従い、スピン制御の開始判定のしきい値を高くしスピン状態量に対する旋回外側前輪の目標制動圧の比を低減すると共に制動力制御のサーボ比を低下させた状況に於いて、運転者による操舵操作方向が反転したときには、車輌の挙動が悪化しないよう、スピン制御の開始判定のしきい値を低下させると共にスピン状態量に対する旋回外側前輪の目標制動圧の比を高くし、また操舵による衝突回避が阻害されないよう、制動力制御のサーボ比を低下させた状態に維持する。
【0037】
次に図2に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於ける挙動制御のメインルーチンについて説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0038】
まずステップ10に於いては圧力センサ32FR〜32RLにより検出された各車輪の制動圧Piを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いてはマスタシリンダ圧力Pmに基づき図4に示されたグラフに対応するマップより後輪係数Krが演算される。
【0039】
ステップ30に於いてはマスタシリンダ圧力Pm及び後述の図3に示されたフローチャートに従って設定されるサーボ比Srに基づき左右前輪の目標制動圧Ptfl及びPtfrがPm下記の式1に従って演算され、またマスタシリンダ圧力Pm、サーボ比Sr、後輪係数Krに基づき左右後輪の目標制動圧Ptrl及びPtrrが下記の式2に従って演算される。
Ptfl=Ptfr=Pm・Sr ……(1)
Ptrl=Ptrr=Pm・Sr・Kr ……(2)
【0040】
ステップ40に於いては横加速度Gyと車体速度Vb及びヨーレートγの積Vb・γとの偏差Gy−Vb・γとして横加速度の偏差、即ち車輌の横すべり加速度Vydが演算され、横すべり加速度Vydが積分されることにより車体の横すべり速度Vyが演算され、更に車体の前後速度Vx(=車速V)に対する車体の横すべり速度Vyの比Vy/Vxとして車体のスリップ角βが演算される。
【0041】
ステップ50に於いてはK1及びK2をそれぞれ正の定数として車体のスリップ角β及び横すべり加速度Vydの線形和K1・β+K2・Vydとしてスピン量SVが演算されると共に、ヨーレートγの符号に基づき車輌の旋回方向が判定され、スピン状態量SSが車輌の左旋回時にはSVとして、車輌の右旋回時には−SVとして演算され、演算結果が負の値のときにはスピン状態量は0とされる。尚スピン量SVは車体のスリップ角β及びその微分値βdの線形和として演算されてもよい。
【0042】
ステップ60に於いては後述の図3に示されたフローチャートに従って設定されるマップ選択指標値THに基づき旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoを演算するための図5に示されたマップが選択され、ステップ70に於いてはスピン状態量SSに基づき選択されたマップより旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoが演算される。
【0043】
ステップ80に於いては旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoが正であるか否かの判別、即ちスピン制御のための制動力の付与が必要であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ120へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ90へ進む。
【0044】
ステップ90に於いては操舵角θ若しくは車輌の横加速度Gy又はヨーレートγに基づき車輌が左旋回状態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ100に於いて右前輪の目標制動圧Ptfrがステップ30に於いて演算された右前輪の目標制動圧Ptfrと旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoとの和に設定され、否定判別が行われたときにはステップ110に於いて左前輪の目標制動圧Ptflがステップ30に於いて演算された左前輪の目標制動圧Ptflと旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoとの和に設定される。
【0045】
ステップ120に於いては各車輪の制動圧(ホイールシリンダ圧力)がステップ30又はステップ110、110に於いて設定された目標制動圧になるよう制御され、しかる後ステップ10へ戻る。
【0046】
次に図3に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於けるサーボ比Sr及びマップ選択指標値THの演算制御について説明する。尚図3に示されたフローチャートによる制御も図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0047】
またステップ210に先立ちサーボ比Sr及びマップ選択指標値THがそれぞれ標準値Sr1及びTH1に設定され、カウンタのカウント値Cr及びCtが0にリセットされ、旋回方向反転後制御保持フラグFr、旋回方向判定フラグFs、操舵による衝突回避履歴フラグFcが0にリセットされる。
【0048】
まずステップ210に於いてはレーダーセンサ38により検出された前方障害物までの相対距離L及び前方障害物に対する自車の相対速度Vreを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ220に於いては旋回方向反転後制御保持フラグFrが1であるか否かの判別、即ち旋回方向反転後の制御が保持されるべき状況であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ260へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ230に於いてカウンタのカウント値Crが1インクリメントされる。
【0049】
ステップ240に於いてはカウンタのカウント値Crが基準値A(正の定数)よりも大きいか否かの判別、即ち旋回方向反転後の制御が解除されるべき状況であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ210へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ250に於いて旋回方向反転後制御保持フラグFr及びカウンタのカウント値Crが0にリセットされる。
【0050】
ステップ260に於いては前方障害物との衝突の虞れがあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ270へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ280へ進む。
【0051】
この場合、前方障害物との衝突の虞れがあるか否かの判別は当技術分野に於いて公知の任意の態様にて行われてよく、例えばレーダーセンサ38により自車の前方に障害物が検出された場合に於いて、前方障害物に対する自車の相対速度Vreが大きいほど小さい基準値Loが演算され、前方障害物までの相対距離Lが基準値Lo以下であるときに衝突の虞れがあると判定されてよい。
【0052】
ステップ270に於いてはサーボ比Sr及びマップ選択指標値THがそれぞれ標準値Sr1及びTH1(何れも正の定数)に設定され、ステップ280に於いてはサーボ比Srが衝突の虞れがあるときの値Sr2(Sr1よりも大きい正の定数)に設定される。
【0053】
ステップ290に於いては操舵角θの微分値が操舵速度θdとして演算されると共に、Ks及びKdをそれぞれ正の定数として下記の式3に従って運転者による操舵操作の程度を示す操舵操作指標値Msが演算される。
Ms=|Ks・θ|+|Kd・θd| ……(3)
【0054】
ステップ300に於いては操舵操作指標値Msが基準値B(正の定数)よりも大きいか否かの判別、即ち運転者により衝突回避の操舵操作が行われているか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ360へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ310へ進む。
【0055】
ステップ310に於いては操舵角θ若しくは車輌の横加速度Gy又はヨーレートγに基づき車輌が右旋回状態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ320に於いて旋回方向判定フラグFsが右旋回状態を示す1にセットされ、否定判別が行われたときにはステップ330へ進む。
【0056】
ステップ330に於いては車輌が左旋回状態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ340に於いて旋回方向判定フラグFsが左旋回状態を示す−1にセットされ、否定判別が行われたときにはステップ350に於いて旋回方向判定フラグFsが直進状態を示す0にセットされる。
【0057】
ステップ360に於いては操舵操作指標値Msに基づき図6に示されたグラフに対応するマップよりサーボ比Srが演算され、ステップ370に於いては操舵操作指標値Msに基づき図7に示されたグラフに対応するマップよりマップ選択指標値THが演算され、ステップ380に於いては衝突回避履歴フラグFcが1にセットされる。
【0058】
ステップ390に於いては衝突回避履歴フラグFcが1であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ430へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ400に於いてカウンタのカウント値Ctが1インクリメントされる。
【0059】
ステップ410に於いては旋回方向判定フラグFsと前回の旋回方向判定フラグFsfとの積が負であるか否かの判別、即ち車輌の旋回方向が反転したか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ430へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ420に於いてマップ選択指標値THが標準値TH1よりも小さい旋回方向反転時の値TH2に設定されると共に、カウンタのカウント値Ctが1インクリメントされる。
【0060】
ステップ430に於いてはカウンタのカウント値Ctが基準値C(正の定数)よりも大きいか否かの判別、即ち前方障害物との衝突の虞れがあるときの制御を終了すべきであるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはそのままステップ450へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ440に於いて衝突回避履歴フラグFcが0にリセットされ、ステップ450に於いては前回の旋回方向判定フラグFsfが今回の旋回方向判定フラグFsに更新される。
【0061】
かくして図示の実施形態によれば、ステップ20及び30に於いてマスタシリンダ圧力Pmに基づき各車輪の目標制動圧Ptiが演算され、ステップ40及び50に於いて車輌のスピンの程度を示すスピン量SVが演算され、ステップ60に於いて図3に示されたフローチャートに従って設定されるマップ選択指標値THに基づき旋回外側前輪の目標制動圧Ptfoを演算するためのマップが選択され、ステップ70に於いてスピン状態量SSに基づき選択されたマップより旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoが演算され、ステップ80〜120に於いて回外側前輪の制動圧が目標付加制動圧が加算された目標制動圧になり、他の車輪の制動圧がそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制御される。
【0062】
従って図示の実施形態によれば、車輌がスピン状態にないときには各車輪の制動力をマスタシリンダ圧力Pmに応じて制御し、運転者の制動操作量に応じた制動力にて車輌を減速させることができ、また車輌がスピン状態にあるときには、旋回外側前輪の制動圧が目標付加制動圧が加算された目標制動圧になるよう旋回外側前輪に制動力を付与し、これにより車輌にスピン抑制方向のヨーモーメントを与えると共に車輌を減速させて挙動を安定化させることができると共に、旋回外側前輪以外の車輪の制動力をマスタシリンダ圧力Pmに応じて制御し、運転者の制動操作量に応じた制動力にて車輌を減速させることができる。
【0063】
また図示の実施形態によれば、前方障害物との衝突の虞れが判定され、衝突の虞れがあるときにはステップ260に於いて肯定判別が行われ、ステップ280に於いて制動力制御のサーボ比Srが標準値よりも高いSr2に設定されるので、運転者の制動操作による車輌の減速及びこれによる車輌の衝突回避を効果的に行わせることができる。
【0064】
また図示の実施形態によれば、衝突の虞れがある場合であっても、運転者により操舵操作が行われているときには、ステップ300に於いて肯定判別が行われ、ステップ360に於いて運転者の操舵操作の程度を示す操舵操作指標値Msが高いほど小さくなるようサーボ比Srが低下され、またステップ370に於いて操舵操作指標値Msが高いほど大きくなるようマップ選択指標値THが増大され、これによりスピン制御の開始判定のしきい値が高くされると共にスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比が低減されるので、スピン制御が開始され難くすると共にスピン制御により各車輪に付与される制動力を低減し、従って操舵輪である左右前輪に付与される制動力を低減してこれらの車輪の横力が低下することに起因する車輌の旋回性能の低下を確実に抑制することができる。
【0065】
特に図示の実施形態によれば、衝突の虞れがある場合であっても、運転者により操舵操作が行われているときには、操舵操作指標値Msが高いほど小さくなるようサーボ比Srが操舵操作指標値Msに応じて可変設定され、操舵操作指標値Msが高いほどスピン制御の開始判定のしきい値が高くなると共に操舵操作指標値Msが高いほどスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比が小さくなるよう、スピン制御の開始判定のしきい値及びスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比が操舵操作指標値Msに応じて可変設定されるので、これらが例えば一定の値に変更される場合に比して、運転者の衝突回避の操舵操作の程度に応じてスピン制御の開始判定のしきい値等を適正に設定することができる。
【0066】
また図示の実施形態によれば、衝突の虞れがある場合であっても、運転者により操舵操作が行われているときには、ステップ310〜340及びステップ410に於いて運転者による操舵操作方向が反転したか否かが判定され、運転者による操舵操作方向が反転したときにはステップ420及びステップ220〜250に於いてマップ選択指標値THが所定の時間に亘り標準値TH1よりも小さい旋回方向反転時の値TH2に設定され、これによりスピン制御の開始判定のしきい値が標準値よりも低くされると共にスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比が標準値よりも高くされるので、スピン制御が開始され易くすると共にスピン制御により各車輪に付与される制動力を増大し、従って車輌の旋回方向が反転した直後の車輌の挙動の悪化を効果的に防止することができる。
【0067】
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0068】
例えば上述の実施形態に於いては、挙動制御はスピン状態量SVに応じて旋回外側前輪に制動力を付与することにより車輌のスピン状態を抑制するようになっているが、挙動制御は車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御するものである限り、当技術分野に於いて公知の任意の態様にて実行されてよく、例えば車輌のドリフトアウトの程度を示すドリフトアウト状態量DVが演算され、スピン状態量SV及びドリフトアウト状態量DVに応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御するよう修正されてもよい。
【0069】
また上述の実施形態に於いては、操舵輪の操舵操作量は操舵角θ及びその微分値θdに基づいて演算されるようになっているが、例えば車輌が自動操舵装置を備えている場合には、操舵角θと操舵輪の実舵角とが相互に異なる場合があるので、操舵輪の操舵操作量は操舵輪の実舵角及びその微分値に基づいて演算されるよう修正されてもよい。
【0070】
また上述の実施形態に於いては、前方障害物との衝突の虞れがあるか否か、衝突の虞れがある場合に於いて運転者により操舵操作が行われているか否かに応じてマップ選択指標値THが可変設定され、マップ選択指標値THに応じてスピン制御の開始判定のしきい値及びスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比の両者が可変設定されるようになっているが、スピン制御の開始判定のしきい値及びスピン状態量SVに対する旋回外側前輪の目標制動圧の比の一方のみが可変設定されるよう修正されてもよい。
【0071】
また上述の実施形態に於いては、前方障害物との衝突の虞れがあるか否か、衝突の虞れがある場合に於いて運転者により操舵操作が行われているか否かに応じてサーボ比Srが可変設定されるようになっているが、サーボ比Srが可変設定は省略されてもよい。
【0072】
更に上述の実施形態に於いては、マスタシリンダ圧力Pmに基づき各車輪の目標制動圧Ptiが演算され、スピン状態量SSに基づき旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoが演算され、旋回外側前輪の制動圧がマスタシリンダ圧力Pmに基づく目標制動圧と目標付加制動圧Ptfoとの和になり、他の車輪の制動圧がそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制御されるようになっているが、各車輪の制動力は目標スリップ率が演算され、各車輪のスリップ率が目標スリップ率になるよう制御されることによって制御されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌の挙動制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図示の実施形態に於ける制動力制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図示の実施形態に於けるサーボ比Sr及びマップ選択指標値THの演算制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】マスタシリンダ圧力Pmと後輪係数Krとの関係を示すグラフである。
【図5】スピン状態量SSと旋回外側前輪の目標付加制動圧Ptfoとの関係を示すグラフである。
【図6】操舵操作指標値Msとサーボ比Srとの関係を示すグラフである。
【図7】操舵操作指標値Msとマップ選択指標値THとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10FR〜10RL…車輪
20…制動装置
28…マスタシリンダ
30…制動制御装置
32i、36…圧力センサ
38…レーダーセンサ
40…ヨーレートセンサ
42…前後加速度センサ
44…横加速度センサ
46…操舵角センサ
48…車速センサ

Claims (7)

  1. 車輌の旋回挙動に応じて所定の車輪に制動力を付与することにより車輌の挙動を制御する車輌の挙動制御装置に於いて、前方障害物との衝突の危険性が高いときには挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制することを特徴とする車輌の挙動制御装置。
  2. 前方障害物との衝突の危険性が高く且つ操舵輪が操舵されているときに、挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制することを特徴とする請求項1に記載の車輌の挙動制御装置。
  3. 挙動制御の開始判定のしきい値を高くすることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌の挙動制御装置。
  4. 挙動制御の制御量を低下させることにより挙動制御による所定の車輪への制動力の付与を抑制することを特徴とする請求項1乃至3に記載の車輌の挙動制御装置。
  5. 車輌の旋回方向が反転した場合には前記挙動制御の開始判定のしきい値を低くすることを特徴とする請求項3に記載の車輌の挙動制御装置。
  6. 車輌の旋回方向が反転した場合には前記挙動制御の制御量を高くすることを特徴とする請求項4に記載の車輌の挙動制御装置。
  7. 前記所定の車輪は操舵輪を含むことを特徴とする請求項1乃至6に記載の車輌の挙動制御装置。
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