JP2004203209A - 車輪軸受装置 - Google Patents

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昭吾 鈴木
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Abstract

【課題】車輪軸受装置のコンパクト化、軽量化を図る。
【解決手段】外周にインナレース23、24を有する内方部材20を、第一部材21とその外周に嵌合した第二部材22とで構成する。第二部材22に車体取付けフランジ25を形成し、これを車体側の部材に取り付ける一方、外方部材10の車輪取付けフランジ12に従動輪を取り付ける。これにより内方部材20が固定側の部材となるため、内方部材20の最弱部A1、A2には繰返しの曲げ応力が作用せず、内方部材20の小径化、あるいは薄肉化が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両において車輪を車体に対して回転自在に支持するための車輪軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の車輪軸受装置の一例を示す。この車輪軸受装置は、従動輪用として使用されるもので、内周に複列のアウタレース1aを有する外方部材1と、外周に複列のインナレース2aを有する内方部材2と、アウタレース1aとインナレース2aの間に配置された複列の転動体3とを具備する。
【0003】
内方部材2は、ハブ5とハブ5の外周に嵌合した内輪6とからなり、ハブ5の軸端を外径側にかしめることにより形成した塑性変形部7で内輪6の位置決めと軸受内部への予圧付与とを行っている。ハブ5には、車輪に取り付けるためのフランジ部5bが形成されており、ハブボルト8を介してこのフランジ部5bに車輪が取り付けられる。一方、外方部材1に形成したフランジ部1bに、図示しないボルトを介して車体側の部材が取り付けられる。これにより、車両の走行中は、外方部材1が固定側の部材、内方部材2が回転側の部材となり、車輪が車体に対して回転自在に支持される。
【0004】
同種の構造の車輪軸受装置は、例えば特開2002−21864号公報に開示されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−21864号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の車輪軸受装置では、車両の旋回中等において内方部材2のうち、フランジ部5bの根本部付近B1、ハブ5のインナレース付近B2、およびハブ5と内輪6の突合せ部付近B3に大きな曲げ応力が作用する。特に、従来品ではハブ5が回転側の部材であるため、これらの部分B1〜B3には繰り返し曲げ応力が負荷され、強度的に最弱部となる。従って、これらの部分を肉厚あるいは大径に設計する必要があり、この点が車輪軸受装置のさらなるコンパクト化・軽量化を阻む要因になっている。
【0007】
そこで、本発明は、車輪軸受装置のさらなるコンパクト化、軽量化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のため、本発明は、外周に複列のインナレースを有する内方部材と、内周に複列のアウタレースを有する外方部材と、インナレースとアウタレースの間に介在させた複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪軸受装置において、内方部材に、アウトボード側のインナレースを有する第一部材と、インボード側のインナレースを有し、第一部材の外周に嵌合された第二部材とを設け、さらにこの内方部材を車体側に取付け、外方部材に、車輪に取付けるための車輪取付けフランジを設けたものである。
【0009】
このように内方部材を車体側に取り付けることにより、大きな曲げ応力を受ける内方部材が固定側となるので、繰り返しの曲げ応力を考慮する必要が無い。従って、内方部材の必要強度が低くなり、内方部材を小径化あるいは薄肉化することが可能となって、径方向寸法を削減することができる。また、図6に示す従来品では、内方部材に、外方部材のアウトボード側端部を回り込むようにして車輪取付けフランジを形成する必要があり、この回り込みスペース分だけ軸方向寸法が余分に必要となるが、本発明品では外方部材に車輪取付けフランジを形成しており、上記回り込みスペースが不要となるので、装置全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
【0010】
第一部材と第二部材をかしめにより結合すれば、ナットで結合する場合に比べ、軸方向寸法の削減、および軽量化を図ることができる。加工性、コスト、かしめ後の強度等を考慮すると、揺動かしめ、あるいは拡径かしめで第一部材と第二部材を結合するのが望ましい。
【0011】
第二部材に、車体に取付けるための車体取付けフランジを設けることにより、内方部材の車体への取付けを容易に行うことができる。
【0012】
外方部材に、ABS(アンチロックブレーキシステム)用のエンコーダを取付けることにより、車輪軸受装置に、ABS用の車輪回転速度検出手段を組み込むことができ、車輪周辺のコンパクト化、軽量化、さらには設計自由度の向上等を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、以下の説明において、車両に取り付けた状態で車両の車幅方向外側寄りとなる側(上記各図の左側)をアウトボード側といい、車両の車幅方向中央寄りとなる側(上記各図の右側)をインボード側という。
【0014】
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる従動輪用の車輪軸受装置の断面図である。この車輪軸受装置は、外方部材10と、その内周側に配置した内方部材20と、外方部材10と内方部材20とを相対回転自在に支持する軸受部30とを主要な構成要素とする。
【0015】
外方部材10は略円筒状の一部品で、その内周には複列のアウタレース11が形成され、外周(本実施形態ではその軸方向ほぼ中間部)には車輪取り付けフランジ12が形成されている。車輪取付けフランジ12には、ハブボルト13を介して図示しない従動輪が取り付けられる。
【0016】
内方部材20は、第一部材21と、その外周に配置した第二部材22とで構成される。第一部材21のインボード側端部には小径円筒部21aが形成され、その外周に第二部材22がクリープを防ぐために適当な締め代をもって圧入固定されている。第一部材21と第二部材22の各外周にはそれぞれインナレース23,24が形成され、また、第二部材22のインナレース24よりもインボード側の外周には、車体取付けフランジ25が形成されている。車体取付けフランジ25は、図示しないボルト等の締結手段を介してナックル等の車体側の部材に取り付けられている。
【0017】
外方部材10の複列のアウターレース11と、内方部材20の複列のインナレース23,24との間には、転動体31としてのボール(円錐ころを使用する場合もある)が複列にかつ各列複数個ずつ配置されている。各転動体31は、保持器32によって円周方向に等間隔に配置されている。この実施形態において、インボード側の転動体31は、その一部輪郭(インボード側)が外方部材10のインボード側端面13よりもインボード側にある。複列の転動体31がアウタレース11およびインナレース23、24を転動することで、外方部材10と内方部材20を相対回転可能に支持する軸受部30が構成される。
【0018】
軸受部30の軸受内部空間(外方部材10と内方部材20の間の半径方向の空間)は、その軸方向両側がシール手段41、42によって密封される。図示例においては、アウトボード側のシール手段41を、外方部材10のアウトボード側開口部を閉塞するキャップで構成し、インボード側のシール手段42を、弾性リップを有するシール部材で構成した場合を例示している。図示例のシール部材42は、外方部材10のインボード側端面13と車体取付けフランジ25の端面25aとの間に配置されるもので、詳しくは、外方部材10のインボード側端部の外周に圧入等の手段で固定した芯金に複数(図示例では3つ)のリップを設け、このリップを第二部材22のフランジ端面25aおよび第二部材22の外周面に接触させたものである。
【0019】
本実施形態において、内方部材20の第一部材21と第二部材22はかしめによって結合される。かしめは、例えば第一部材21の小径円筒部21a外周に第二部材22を嵌合した状態で、第二部材22のインボード側に突出した部分を外径側に塑性変形させることにより行うことができる。この場合のかしめ方法として、例えばかしめ治具を軸線に対して揺動させながら小径円筒部21aの突出部分を外径側に折り曲げる、いわゆる揺動かしめを採用することができる。このようにして形成された塑性変形部26により、第一部材21と第二部材22が塑性的に結合されると共に、軸受部30に適当な予圧が付与される。
【0020】
外方部材10、第一部材21、第二部材22の素材としては、S40CやS53Cを始め、JISに規定する炭素量0.3〜0.61の間の機械構造用炭素鋼が広く使用可能である。この他、重量%でCを0.5〜0.7%、Siを0.6〜1.2%、Mnを0.6〜1.0%含有すると共に、残部をFeおよび不可避的不純物とした鋼材も使用可能である。これらの素材の加工法としては、鍛造(特に冷間鍛造)が好ましい。
【0021】
上記各部材10、21、22には、鍛造等による成形後、部分的な熱処理が施される。熱処理により硬化される部分を図1に散点模様で示す。図示のように外方部材10ではアウタレース11を含む内周面、第一部材21では小径円筒部21aの外周面から第二部材22との突合せ部を経てインナーレース23に至る領域、第二部材22では、内周面から上記突合せ部およびインナーレス24を経てシール部材42のシールリップとの摺接面(シールランド)至る領域がそれぞれ硬化される。熱処理としては、部分的な焼入れが可能な高周波焼入れが適当である。これ以外の部分、特にかしめ前の塑性変形部26には、かしめ時の作業性を考慮して熱処理は施さない。
【0022】
このように本発明では、図6に示す従来品と異なり、外方部材10を車輪取付けフランジ12を有する回転側とし、内方部材20を車体取付けフランジ25を有する固定側としている。そのため、内方部材20の曲げ応力に対する最弱部、すなわち車体取付けフランジ部25の根本部A1(シールランド付近)や第一部材21と第二部材22の突合せ部A2は固定側となり、これらの最弱部A1,A2に作用する繰返しの曲げ応力を緩和することができる。そのため、内方部材20の必要強度を下げることができ、内方部材10の小径化、あるいは薄肉化を通じて軸受装置全体の半径方向寸法を小さくすることができる。
【0023】
また、従来品(図6参照)では、内方部材2を従動輪に取り付けるため、外方部材1のアウトボード側を回り込む形でフランジ部5bを形成する必要があった。従って、その回り込みスペース(図示例でいえばフランジ部5bの厚さ分)が必要であったが、本発明では、車輪取付けフランジ12が外方部材10に設けられているため、内方部材10からの回り込みスペースが不要となる。それ故、従来品に比べて軸方向寸法を小さくすることも可能となる。
【0024】
このように本発明によれば、必要強度を確保しつつ軸方向および半径方向の双方で小型化を図ることができ、車輪軸受装置のさらなるコンパクト化や軽量化を図ることができる。
【0025】
以下、第二〜第五の実施形態を図2〜図5に基づいて説明する。なお、図2〜図5の各図では、熱処理による硬化層の図示が省略されている。
【0026】
図2は、本発明の第二の実施形態を示すもので、第一の実施形態と同様に、外方部材10を従動輪に取り付けると共に、内方部材20を車体に取り付ける構造である。この実施形態の第一の実施形態と異なる点は、第一部材21と第二部材22との結合を、いわゆる拡径かしめで行った点、および軸受内部へ泥水が侵入するのを防止するため、第二部材22のインボード側開口部をキャップ43で閉塞した点にある。
【0027】
拡径かしめは、第二部材22の内周に第一部材21の小径円筒部21aを嵌合した状態で、小径円筒部21aの塑性変形部26を拡径方向に塑性変形させ、塑性変形部26の外周を第二部材22の内周に形成された凹凸部27に食い込ませることにより両部材21、22を結合する工程である。これによりインナレース23、24間の寸法が規定されて軸受部30に所定の予圧が付与される。塑性変形部26の拡径加締めは、例えば中空の第一部材21の内周にポンチを挿入し、このポンチをポンチ外周より小径に形成した塑性変形部26内周に押し込むことによって行うことができる。
【0028】
この場合、かしめ時の延性を確保するため、塑性変形部26は熱処理を施させずに未硬化状態とするのが望ましい。一方、第二部材22の凹凸部27は、潰れにくく、良好な食い込み性を確保するため、熱処理によって硬化させるのが望ましい。これにより、拡径代を大きくとっても塑性変形部26の加締め割れを生じにくくなり、第一部材21と第二部材22の間で高い結合強度を確保することができる。
【0029】
第二の実施形態におけるこれ以外の構成・作用は、図1に示す第一実施形態と共通するので、その重複説明を省略する。
【0030】
図3は、本発明の第三の実施形態を示すもので、第一の実施形態と同様に、外方部材10を従動輪に取り付けると共に、内方部材20を車体に取り付けた構造である。この実施形態が第一の実施形態と異なる点は、アウトボード側のシール手段41として、キャップ(図1参照)の代わりに、ユニット化したシール装置を使用した点にある。このシール装置は、断面L字型をなし、固定側および回転側にそれぞれ取り付けられる一対の金属環体と、何れか一方または双方の金属環体に取り付けられ、相手側の金属環体に接触する一又は複数の弾性リップとを有するもので、予めユニット化された構造を有する。このシール装置は、一方の金属環体を外方部材10の内周に、他方の金属環体を第一部材21の外周にそれぞれ圧入することによって装着される。
【0031】
第三の実施形態におけるこれ以外の構成・作用は図1に示す第一実施形態と共通するので、その重複説明を省略する。
【0032】
図4は、本発明の第四の実施形態を示すもので、第一の実施形態と同様に、外方部材10を従動輪に取り付けると共に、内方部材20を車体に取り付けた構造である。この実施形態が第一の実施形態と異なる点は、外方部材10のインボード側端部にインボード側に延ばした延設部14を設け、インボード側のシール手段42として、延設部14の内周に弾性リップを有するシール部材を装着したものである。この場合、外方部材10のインボード側端面13は、インボード側の転動体31の輪郭を越えてこれよりもインボード側に位置しており、従って、当該端面13と車体取付けフランジ25の端面25aとの間の距離は、図1に示す実施形態と比べて小さくなっている。
【0033】
第四の実施形態におけるこれ以外の構成・作用は図1に示す第一の実施形態と共通するので、その重複説明を省略する。
【0034】
図5は、本発明の第五の実施形態を示すもので、第一の実施形態と同様に、外方部材10を従動輪に取り付けると共に、内方部材20を車体に取り付けた構造である。この実施形態が第一の実施形態と異なる点は、ABS用に車輪の回転数を検出する回転速度検出手段46を車輪軸受装置に組み込んだ点にある。
【0035】
回転速度検出手段46は、例えば外方部材10と共に回転するエンコーダ44と、エンコーダ44と軸方向で対峙させて図示しないナックル(第二部材22でもよい)等の固定側部材に取り付けたセンサ部45とで構成することができる。エンコーダ44として、例えばNSの磁極を円周方向に交互に多極着磁させたリング状の弾性磁性体を使用することができ、センサ部45として、ホール素子、磁気抵抗素子等の磁気検出素子を使用することができる。センサ部45は、エンコーダ44の回転による磁束の変化をセンシングし、その検出信号に基づいて外方部材10の回転速度を検出し、従動輪の回転数情報としてABSの制御装置に伝送する。以上の説明は一例にすぎず、回転速度検出手段46として他の方式・構造のものを使用することもできる。また、第二〜第四の実施形態で説明した何れの車輪軸受装置にも回転速度検出手段46を組み込むことが可能である。
【0036】
第五の実施形態におけるこれ以外の構成・作用は図1に示す第一の実施形態と共通するので、その重複説明を省略する。
【0037】
以上の実施形態の説明では、内方部材20の第一部材21と第二部材22を何れもかしめ結合する場合を例示しているが、両部材の結合方法はこれに限定されるものではなく、例えばナットを用いて結合することもできる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、車輪軸受装置の半径方向寸法および軸方向寸法の双方を減じることができ、車輪軸受装置全体の省スペース化、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第四の実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の第五の実施形態を示す断面図である。
【図6】従来の車輪軸受装置の断面図である。
【符号の説明】
10 外方部材
11 アウタレース
12 車輪取付けフランジ
20 内方部材
21 第一部材
22 第二部材
23 インナレース
24 インナレース
25 車体取付けフランジ
26 塑性変形部
30 軸受部
31 転動体
32 保持器
46 回転速度検出手段

Claims (6)

  1. 外周に複列のインナレースを有する内方部材と、内周に複列のアウタレースを有する外方部材と、インナレースとアウタレースの間に介在させた複列の転動体とを備え、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪軸受装置において、
    内方部材が、アウトボード側のインナレースを有する第一部材と、インボード側のインナレースを有し、第一部材の外周に嵌合された第二部材とを備え、
    この内方部材を車体側に取付け、
    外方部材が、車輪に取付けるための車輪取付けフランジを有する車輪軸受装置。
  2. 第一部材と第二部材をかしめにより結合した請求項1記載の車輪軸受装置。
  3. 揺動かしめにより第一部材と第二部材を結合した請求項2記載の車輪軸受装置。
  4. 拡径かしめにより第一部材と第二部材を結合した請求項2記載の車輪軸受装置。
  5. 第二部材に、車体に取付けるための車体取付けフランジを設けた請求項1〜4何れか記載の車輪軸受装置。
  6. 外方部材に、ABS用のエンコーダを取付けた請求項1〜5何れか記載の車輪軸受装置。
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