JP2004202610A - 凹部用カバー - Google Patents

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剛司 山本
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Abstract

【課題】溝や穴等の凹部や、当該凹部を覆うための凹部用カバーの公差幅や寸法誤差が大きくても、凹部に取付けやすく、かつ安定して凹部に固定できる凹部用カバーを提供する。
【解決手段】凹部を覆う天板11と、天板11から延出し、凹部に挿入されて凹部の側壁52A及び52Bを押圧する一対の押圧部12A及び12Bを備え、押圧部12A及び12Bの基端15A及び15Bは、互いの間隔が側壁52Aと側壁52Bとの間の距離Wより狭くなる位置で天板11に設けられ、押圧部12A及び12Bの延出部16A及び16Bの一部は、距離Wより広い位置まで外側に突出形成されている。
【選択図】 図2

Description

【発明が属する技術分野】
本発明は、工作機械に形成された溝や穴等の凹部を覆うための凹部用カバーに関する。
【従来の技術】
従来から、工作機械に形成された溝穴を覆うための溝穴用カバーが種々提案されている。
例えば、特開昭57−178639号公報には、フライス盤、ボール盤、形削り盤、平削り盤、中ぐり盤等の工作機械用で、穴を押抜いた平らな上部ウエブと、この上部ウエブから2つの平行する案内枝部が下方に延びている案内枝部と、からなるT溝ガードが開示されている。(特許文献1)。
また、意匠登録583836号公報には、工作機械テーブルに設けられている溝穴を覆い、加工中に発生する切粉や、工具等が、前記溝穴に落ち込むことを防止する工作機械テーブル用溝穴カバーが提案されている。この工作機械テーブル用溝穴カバーは、溝穴を覆う天板と、天板から垂直に立設された一対の脚部を備え、断面が略コ字状を有している。前記脚部の先端は、脚部より外側に若干突出している。(意匠登録文献1参照)。
この意匠登録公報に記載された工作機械テーブル用溝穴カバーは、脚部を溝穴に挿入して天板で溝穴を塞ぐ(覆う)ものである。この工作機械テーブル用溝穴カバーは、溝穴に脚部が挿入された際に、当該脚部の先端に形成されている突出部が溝穴の側壁に当接させることで、溝穴に対し固定させている。
【特許文献1】
特開昭57−178639号公報
【意匠登録文献1】
意匠登録583836号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した公報に記載されたT溝ガード及び溝穴カバーは、案内枝部(脚部)が上部ウエブ(天板)から垂直に立設されているため、溝穴の幅寸法の公差幅に対する許容を大きくすることが困難である。したがって、前記公差幅が大きな溝穴に、前記T溝ガードまたは溝穴カバーを取付ける場合、これらの溝穴に対する固定状態に大きな差が生じる虞がある。また、T溝ガードや溝穴カバーを製造する上で、寸法精度の公差幅が大きい場合も、前記溝穴に対する固定状態に大きな差が生じる虞がある。
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題とするものであり、溝や穴等の凹部や、当該凹部を覆うための凹部用カバーの公差幅や寸法誤差が大きくても、凹部に取付けやすく、かつ安定して凹部に固定できる凹部用カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、工作機械に形成された凹部を覆うための凹部用カバーであって、前記凹部を覆う天板と、前記天板から延出し、前記凹部に挿入されて当該凹部の側壁を押圧する一対の押圧部と、を備え、前記一対の押圧部の基端は、互いの間隔が前記押圧される側壁間の距離より狭くなる位置で前記天板に設けられ、当該一対の押圧部の延出部の一部は、前記側壁間の距離より広い位置まで外側に突出形成されている凹部用カバーを提供するものである。
この構成を備えた凹部用カバーは、一対の押圧部の延出部の一部が、前記側壁間の距離より広い位置まで外側に突出形成されているが、この凹部用カバーを凹部に挿入させる際には、これを傾ければ凹部内に挿入できる。そして、前記両延出部は、凹部内に挿入されると、その弾性力によって、凹部の側壁を押圧する。このため、前記凹部や、当該凹部を覆うための凹部用カバーの公差幅や寸法誤差が、ある程度大きくても、凹部用カバーを前記凹部に容易に取付けることができ、また安定して凹部に固定することができる。
前記一対の押圧部は、前記延出部の先端近傍において互いの間隔が前記側壁間の距離より広い位置となるよう、互いに離間させることができる。
また、前記一対の押圧部は、一方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第1の線と、他方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第2の線が、20度以上、30度以下の角度をもって交差するよう構成することもできる。
そしてまた、前記一方の延出部の最外突出部と、前記他方の延出部の最外突出部との距離の最小許容寸法は、前記凹部の最大許容寸法よりも大きくなるよう構成することができる。
そしてまた、本発明にかかる凹部用カバーは、前記凹部の側壁間の距離Wと、前記一方の延出部の最外突出部と、前記他方の延出部の最外突出部との距離Lと、前記一方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第1の線と、前記他方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第2の線とがなす角度θとが、以下に示す数式1を満たすよう構成することができる。
W≧L・cos(θ/2) 数式1
但し、W<L
また、本発明にかかる凹部用カバーは、前記天板に、凹部溝カバーを前記凹部から取外すための取外具が係合する係合部を形成することができる。このように構成することで、凹部溝カバーを凹部から、さらに簡単に取外すことができる。また、前記係合部は、前記天板に形成された小穴から構成することができる。
そしてまた、前記凹部は、加工物を保持するテーブルに形成されたT溝とすることができる。
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる凹部用溝カバーについて、図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態1及び2は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる凹部用溝カバー(以下、「溝カバー」という)の斜視図、図2は、図1に示す溝カバーの拡大正面図、図3は、図1に示す溝カバーをT溝に取付ける途中の状態を示す拡大断面図、図4は、図1に示す溝カバーをT溝に取付けた状態を示す拡大断面図、図5は、図1に示す溝カバーをT溝から取外す途中の状態を示す拡大断面図である。
図1〜図5に示すように、実施の形態1にかかる溝カバー1は、工作機械のT溝50を覆う天板11と、天板11の下面から延出した一対の押圧部12A及び12Bを備えて構成されている。
天板11の上面であって、T溝50の長さ方向に沿った両側には、凸状縁部13A及び13Bが形成されている。天板11の下面のT溝50の長さ方向に沿った両側には、T溝50のエッジ部51A及び51Bに相補した形状の勾配部14A及び14Bが形成されている。また、天板11には、T溝50に取付けられた溝カバー1をT溝50から取外すための取外具100(図5参照)が係合する係合部としての小穴20が数カ所開口されている。この小穴20は、ワークの加工中に発生する切粉や、工具等が、T溝50内に侵入することが無いサイズで構成されている。
一対の押圧部12A及び12Bは、溝カバー1の中心線O(図2参照)に対し線対称に形成され、正面から見て略ハ字状を備えている。この押圧部12A及び12Bは、T溝50に挿入されてT溝50の側壁52A及び52Bを、各々押圧する。(図4参照)。押圧部12A及び12Bの基端15A及び15Bは、押圧部12A及び12Bの互いの間隔が、側壁52Aと52Bとの間の距離W(図4参照)より狭くなる位置で、天板11の下面に設けられている。すなわち、押圧部12Aの基端15Aの外側から押圧部12Bの基端15Bの外側までの距離C(図2及び図4参照)は、側壁52Aと52Bとの間の距離Wより短く(W>C)なっている。
押圧部12A及び12Bの、天板11から延出した延出部16A及び16Bの最先端部18A及び18Bは、互いに向き合うように内側に曲げられている。この押圧部12A及び12Bは、外力が加えられた際に、延出部16A及び16Bが互いに近づく方向に弾性変形可能となっている。
最先端部18A及び18Bに隣接した延出部16A及び16Bの先端側は、側壁52Aと52Bとの間の距離Wより広い位置まで外側に突出形成されている。すなわち、延出部16A及び16Bは、先端側において互いの間隔が前記距離Wより広い位置となるよう、互いに離間しており、延出部16Aの最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの距離L(図2参照)は、距離Wより長く(L>W)なっている。また、図2に示すように、最外突出部17Aと基端15Aとを結ぶ第1の線LAと、最外突出部17Bと基端15Bとを結ぶ第2の線LBは、角度θ(20°≦θ≦30°)をもって交差するよう構成されている。
この延出部16Aの最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの距離Lの最小許容寸法は、T溝50の側壁52Aと52Bとの間の距離Wの最大許容寸法よりも大きく構成されている。具体的には、例えば、T溝50の側壁52Aと52Bとの間の寸法(距離W)が、溝の製作に必要な公差を含め、18.0±0.2mmの場合、T溝50の最大許容寸法は、18.2mmである。一方、溝カバー1のアルミ押出し形成による製作に必要な公差が±0.2mmの場合、最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの寸法(距離L)の最小許容寸法は、X−0.2mmである。この最小許容寸法(X−0.2mm)と、T溝50の最大許容寸法(18.2mm)との関係は、
(X−0.2mm)>18.2mm
であるから、
X>18.4mm
となる。これより、上記条件の場合、最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの距離Lは、18.4mmより大きく設定されることになる。また、前記距離W、距離L、及び角度θの関係は、以下に示す数式1を満たしている。
W≧L・cos(θ/2) 数式1
但し、W<L
次に、実施の形態1にかかる溝カバー1の具体的動作について説明する。
T溝50に溝カバー1を取付けて、T溝50の開口部を覆うには、先ず、T溝50の開口部に対し、溝カバー1を傾けながら延出部16A及び16BをT溝50内に挿入する。(図3参照)。次に、溝カバー1の天板11が水平になるように、溝カバー1をT溝50に押し込む。この時、延出部16Aの最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの距離Lは、側壁52Aと52Bとの間の距離Wより大きく設計されているため、延出部16A及び16Bは、側壁52A及び52Bに押されて、前記距離Lを縮める方向に弾性変形されながら、T溝50内に押し込まれ、天板11でT溝50の開口部を覆う。(図4参照)。T溝50内に押し込まれ、図4に示す状態になった溝カバー1の延出部16A及び16Bは、その弾性復元力によって、T溝50の側壁52A及び52Bを押圧するため、溝カバー1は、T溝50に確実に固定される。また、天板11の下面には、T溝50のエッジ部51A及び51Bに相補した形状の勾配部14A及び14Bが形成されているため、さらに安定してT溝に固定されると共に、T溝50の開口部を確実に覆う(カバーする)ことができる。このように、溝カバー1で工作機械に形成されたT溝50を覆うことで、加工中に発生する切粉や、工具等が、前記溝穴に落ち込むことを防止することができ、作業効率を向上することができる。
T溝50から溝カバー1を取外す際は、図5に示すように、天板11に形成されている小穴20に、溝カバー1を取外すための取外具100の先端を挿入して係合させ、溝カバー1をT溝50から引っ張り出せば、簡単に取外すことができる。
なお、実施の形態1では、凹部用カバーとして溝カバー1を用い、この溝カバー1でT溝50を覆う場合について説明したが、これに限らず、本発明にかかる凹部用カバーは、工作機械に形成された他の形状の溝や穴等を覆うように、天板11の形状、長さ、幅等や、押圧部12A及び12Bの基端15A及び15Bの設置位置、延出部16A及び16Bの長さや前記距離L等を任意に設定することができる。但し、いずれの場合であっても、前記基端15A及び15Bは、互いの間隔が凹部(例えば、T溝50)の側壁間の距離Wより狭くなる位置で天板11に設けられ、延出部16Aの最外突出部17Aから延出部16Bの最外突出部17Bまでの距離Lが、前記距離Wより広いという条件を満たすものである。
また、実施の形態1では、押圧部12A及び12Bを、それぞれ1枚の連続した略板状部材から構成したが、例えば、図6に示すように、複数の押圧部112A(112B)を天板11の長さ方向に沿って、互いに間隔をおいて配設してもよい。
また、天板11に形成した小穴20は、例えば、凸状縁部13Aまたは13Bのいずれか側に寄った位置に形成する等、任意の位置に形成することができる。(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかる溝カバーについて図面を参照して説明する。
図7は、実施の形態2にかかる溝カバーの正面図、図8は、図7に示す溝カバーをT溝に取付ける途中の状態を示す断面図、図9は、図7に示す溝カバーをT溝に取付けた状態を示す断面図である。
なお、実施の形態2では、実施の形態1で説明した部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7〜図9に示すように、実施の形態2にかかる溝カバー2の、実施の形態1にかかる溝カバー1と異なる主な点は、押圧部22A及び22Bの構成要素である延出部26A及び26Bの形状である。
すなわち、押圧部22A及び22Bは、溝カバー1の中心線O(図7参照)に対し線対称に形成され、正面から見て、延出部26A及び26Bの略中央部まで互いに平行に形成され、この平行部分に連続して略ハ字状に、互いに離間した形状を備えている。この押圧部22A及び22Bも、押圧部12A及び12Bと同様に、T溝50に挿入されて側壁52A及び52Bを各々押圧する。また、押圧部22A及び22Bの基端15A及び15Bは、押圧部12A及び12Bと同様に、押圧部22A及び22Bの互いの間隔が、側壁52Aと52Bとの間の距離W(図9参照)より狭くなる位置で、天板11の下面に設けられている。すなわち、押圧部22Aの基端15Aの外側から押圧部22Bの基端15Bの外側までの距離C(図9参照)は、側壁52Aと52Bとの間の距離Wより短く(W>C)なっている。
延出部26A及び26Bの略ハ字状の部分は、側壁52Aと52Bとの間の距離Wより広い位置まで外側に突出形成されている。すなわち、延出部26A及び26Bの最外突出部17Aから延出部26Bの最外突出部17Bまでの距離L(図7参照)は、距離Wより長く(L>W)なっている。また、図7に示すように、最外突出部17Aと基端15Aとを結ぶ第1の線LAと、最外突出部17Bと基端15Bとを結ぶ第2の線LBは、角度θ(20°≦θ≦30°)をもって交差するよう構成されている。
また、溝カバー2も溝カバー1と同様に、延出部26Aの最外突出部17Aから延出部26Bの最外突出部17Bまでの距離Lの最小許容寸法は、T溝50の側壁52Aと52Bとの間の距離Wの最大許容寸法よりも大きく構成されている。さらに、前記距離W、距離L、及び角度θの関係は、前述した数式1(但し、W<L)を満たしている。
なお、実施の形態2にかかる溝カバー2も、実施の形態1にかかる溝カバー1と同様にT溝50に取付けて、T溝50の開口部を覆うことができる。この時、延出部26A及び26Bは、側壁52A及び52Bに押されて、前記距離Lを縮める方向に弾性変形されながら、T溝50内に押し込まれ、天板11でT溝50の開口部を覆う。(図9参照)。T溝50内に押し込まれ、図9に示す状態になった溝カバー1の延出部26A及び26Bは、その弾性復元力によって、T溝50の側壁52A及び52Bを押圧するため、溝カバー2は、T溝50に確実に固定される。また、T溝50から溝カバー2を取外す際も、実施の形態1と同様に行えばよい。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる凹部用カバーは、一対の押圧部の延出部の一部が、凹部の側壁間の距離より広い位置まで外側に突出形成されているが、この凹部用カバーを凹部に挿入させる際には、これを傾ければ凹部内に挿入できる。そして、前記両延出部は、凹部内に挿入されると、その弾性力によって、凹部の側壁を押圧することができる。この結果、前記凹部や、当該凹部を覆うための凹部用カバーの公差幅や寸法誤差がある程度大きくても、凹部用カバーを前記凹部に容易に取付けることができ、また安定して凹部に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる凹部用溝カバーの斜視図である。
【図2】図1に示す溝カバーの拡大正面図である。
【図3】図1に示す溝カバーをT溝に取付ける途中の状態を示す拡大断面図である。
【図4】図1に示す溝カバーをT溝に取付けた状態を示す拡大断面図である。
【図5】図1に示す溝カバーをT溝から取外す途中の状態を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態にかかる溝カバーの斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2にかかる溝カバーの正面図である。
【図8】図7に示す溝カバーをT溝に取付ける途中の状態を示す断面図である。
【図9】図7に示す溝カバーをT溝に取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 溝カバー
11 天板
12A、12B、22A、22B 押圧部
15A、15B 基端
16A、16B、26A、26B 延出部
17A、17B 最外突出部
50 T溝
52A、52B 側壁

Claims (8)

  1. 工作機械に形成された凹部を覆うための凹部用カバーであって、
    前記凹部を覆う天板と、
    前記天板から延出し、前記凹部に挿入されて当該凹部の側壁を押圧する一対の押圧部と、
    を備え、
    前記一対の押圧部の基端は、互いの間隔が前記押圧される側壁間の距離より狭くなる位置で前記天板に設けられ、当該一対の押圧部の延出部の一部は、前記側壁間の距離より広い位置まで外側に突出形成されている凹部用カバー。
  2. 前記一対の押圧部は、前記延出部の先端近傍において互いの間隔が前記側壁間の距離より広い位置となるよう、互いに離間している請求項1記載の凹部用カバー。
  3. 前記一方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第1の線と、前記他方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第2の線が、20度以上、30度以下の角度をもって交差する請求項1または請求項2記載の凹部用カバー。
  4. 前記一方の延出部の最外突出部と、前記他方の延出部の最外突出部との距離の最小許容寸法は、前記凹部の最大許容寸法よりも大きい請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の凹部用カバー。
  5. 前記凹部の側壁間の距離Wと、
    前記一方の延出部の最外突出部と、前記他方の延出部の最外突出部との距離Lと、
    前記一方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第1の線と、前記他方の押圧部の基端と延出部の最外突出部とを結ぶ第2の線とがなす角度θが、
    以下に示す数式1を満たす請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の凹部用カバー。
    W≧L・cos(θ/2) 数式1
    但し、W<L
  6. 前記天板に、凹部溝カバーを前記凹部から取外すための取外具が係合する係合部を形成した請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の凹部用カバー。
  7. 前記係合部は、前記天板に形成された小穴である請求項6記載の凹部用カバー。
  8. 前記凹部は、加工物を保持するテーブルに形成されたT溝である請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の凹部用カバー。
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