JP4279589B2 - Tスロット用ナット - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、取付けテーブルのTスロット内に挿入されて、治具や工具、ワーク等の位置決め・固定に使用されるTスロット用ナットに係り、特に、Tスロットへの挿入性や、挿入されたTスロット内での保持性が有利に改良された構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、工作機械のテーブルや定盤等の取付けテーブルにおいて、その上面に開口するように設けられた、断面がT字状の溝、所謂Tスロット内に挿入されて、位置決めクランプ等を行う物体を固定するために用いられるTスロット用ナットが、各種用いられている。そして、それらのナットは、一般に、T字の頭部に相当する頭部溝と、該頭部溝を外部に連通する、T字の脚部に相当する脚部溝とからなるTスロットの溝形状に対応した、断面が略T字形状を呈しており、通常、テーブルの端面に設けられたTスロットの開口部から挿入されて、任意の固定位置までTスロット内を移動させられた後に、ボルト等によって、所定の物体が締め付け、固定されるようになっている。
【0003】
ところが、そのようなTスロット用ナットを用いる際に、テーブルの端面に障害物が存在する場合には、テーブル端面からTスロット内にTスロット用ナットを挿入することが出来ない恐れがあった。また、Tスロットの設けられたテーブル上に、ワークや治具等が設置されている場合にあっても、テーブル端面から挿入したTスロット用ナットを移動させる際に、それらのワークや治具に邪魔をされてしまい、目的とする使用場所にまで移動させられないという問題が惹起されることとなる。更に、テーブル端面からTスロット用ナットを挿入する必要があるところから、テーブルが比較的大きな場合には、テーブル端面から使用する場所までTスロット用ナットを移動させる手間がかかり、作業性の悪化につながるものであった。
【0004】
このため、例えば、特許文献1,2において提案されているTスロット用ナットにあっては、Tスロット用ナットの凸形状の底部の出張り部、つまり断面がT字形状における頭部の矩形形状部分のうち、脚部から頭部を貫通するように設けられたネジ穴の上面より見て右回り方向部分を斜めに切断した形状として、Tスロット用ナットの頭部形状を台形としたものが、明らかにされている。
【0005】
それら特許文献に開示のTスロット用ナットにおいては、Tスロット用ナットをテーブル上面よりTスロット内へ挿入可能とするために、Tスロットの頭部溝内に収容される矩形形状のTスロット用ナットの頭部の幅を、Tスロットの開口幅、つまりテーブル面より見て逆T字形状とされた溝の脚部幅よりも僅かに小さくすると共に、ナット頭部の矩形形状の4つの角部のうち、斜め方向に対向する2つの角部を斜めに切断して面取りすることによって、頭部形状を台形乃至は菱形形状としているのである。そして、そのようなTスロット用ナットを、Tスロット内に挿入した後に、Tスロット内で回動させて、Tスロットの頭部溝内面の側壁に、Tスロット用ナットの、前記矩形形状の頭部の面取り部位を接触させることにより、Tスロット用ナットがTスロット内で自由に回転することを抑制すると共に、Tスロット用ナットの頭部が、Tスロットの頭部溝よりも幅狭な脚部溝の内側の端面に接触することによって、Tスロット用ナットがTスロット内部から抜けてしまうことを防止しているのである。
【0006】
しかしながら、そのような頭部形状とされたTスロット用ナットにあっては、Tスロットの任意の位置からTスロット内に挿入可能となっているものの、かかるTスロット用ナットに設けられた雌ねじ内に螺入されたボルトを締めたり、緩めたりするための回転力がナットに作用されて、Tスロット内部でTスロット用ナットが回転した際に、Tスロット用ナットの頭部の幅が、Tスロットの脚部溝幅よりも小さくされているところから、Tスロット内からナットが抜けてしまう問題を内在しており、その結果、作業性の低下が惹起される恐れがあった。
【0007】
また、そのようなTスロット用ナットを、Tスロット内で回転可能とするために、Tスロット用ナットのT字形状における脚部の形状は、円形乃至はTスロットの脚部溝幅よりも充分に小さい大きさの矩形形状とされている必要があるところから、Tスロット内で、Tスロット用ナットが、Tスロットの延びる方向のみならず、Tスロット用ナットの脚部とTスロットの脚部溝との間に形成される隙間において、任意の方向に動くことが可能となり、Tスロットに対するTスロット用ナットの正確な位置決めが出来ないという問題もあった。
【0008】
【特許文献1】
実開平7−35813
【特許文献2】
実開平6−3536
【0009】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、Tスロットの途中から挿入可能なTスロット用ナットを提供することにある。
【0010】
【解決手段】
そして、本発明にあっては、そのような課題を解決するために、取付けテーブルの内部に位置する、T字の頭部に相当する頭部溝と、該頭部溝を外部に連通する、T字の脚部に相当する脚部溝とからなるTスロットの二つが交差する部位において、その一方のTスロット内に挿入せしめられるTスロット用ナットにして、かかるTスロットの頭部溝内に収容される、矩形状の平面形態を呈するナット頭部と、該Tスロットの前記脚部溝内に位置せしめられる、該脚部溝の延びる方向に延びるナット脚部とから一体に構成されると共に、前記Tスロット内への挿入方向前方側と後方側に位置する前記ナット頭部の底部角部が、それぞれ、傾斜面乃至は湾曲面からなる面取り形状において形成されていることを特徴とするTスロット用ナットを、その要旨とするものである。
【0011】
要するに、かかる本発明に従うTスロット用ナットにあっては、収容されるTスロットの頭部溝と脚部溝に対応した形状のナット頭部とナット脚部が一体的に形成されているところから、そのようなナットをTスロットに挿入した際に、ナット頭部がTスロットの頭部溝と脚部溝によって形成される段差部に当接することによって、かかるTスロット用ナットがTスロット内部から抜け出してしまうことが、効果的に阻止されているのである。
【0012】
そして、そのようなTスロット用ナットにあっては、Tスロットの頭部溝内に収容せしめられる矩形形状のナット頭部の底部の一部に、傾斜面乃至は湾曲面の面取り加工がされているところから、2つのTスロットの交差する部位から、かかるTスロット用ナットを一方のTスロット内に挿入しようとする際に、Tスロット用ナットの頭部の底部角部が、挿入方向において、他方のTスロットを形成する溝の側部と干渉することがなくなるため、Tスロット用ナットを、回動させながら、一方のTスロットの途中から容易に挿入可能となるのである。
【0013】
しかも、このように、本発明に従うTスロット用ナットを用いれば、Tスロットの交差する部位があれば、Tスロットの途中からTスロット用ナットを挿入可能となっているところから、例えば、テーブル端面に障害物があって、テーブル端面からTスロット内にTスロット用ナットが挿入出来ない場合でも使用可能となり、更に、比較的大きなテーブル上に設けられたTスロットにTスロット用ナットを挿入する際にあっても、従来のように、テーブル端部よりナットをTスロット内へ挿入する必要がないため、その作業性を有利に向上せしめ得ると共に、テーブル上にワークや治具等が設置されていて、Tスロット用ナットの挿入や移動の邪魔をしている場合にあっても、目的とする場所に近接するTスロットの交差する部位からTスロット用ナットを挿入して、そこから目標位置へと移動させれば良いため、邪魔なワークや治具等を外すといった手間が解消され、以て、迅速に作業をすることが可能となるのである。
【0014】
さらに、そのようなTスロット用ナットによれば、Tスロット内に挿入されたTスロット用ナットに対して螺入されるボルトを締め付けたり、緩めたりする作業の際に、Tスロット用ナットに回転力が作用した場合にあっても、矩形状の平面形態を呈するナット頭部が、Tスロットの頭部溝内に収容されていることによって、かかるTスロット用ナットがTスロット内で回転してしまうことが阻止されているところから、従来の台形形状や菱形形状のTスロット用ナットのように、回転力が加わった際に惹起されていた、Tスロット用ナットがTスロット内から抜け外れてしまう問題が、効果的に解消されることとなる。
【0015】
加えて、本発明に従うTスロット用ナットにあっては、従来の台形形状や菱形形状のTスロット用ナットのように、Tスロット内部でTスロット用ナットを回転させる際に必要な、Tスロット用ナットの頭部とTスロットの頭部溝との間の隙間や、Tスロット用ナットの脚部とTスロットの脚部溝との間の隙間が必要でなく、Tスロット内で移動可能とされる方向は、Tスロットの延びる方向のみであるところから、Tスロット内におけるTスロット用ナットの位置決めを、より簡単に、高精度に行うことが可能となるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0017】
先ず、図1には、本発明に従うTスロット用ナットの一例が、その斜視形態において、概略的に示されている。かかる図より明らかなように、ナット10は、Tスロットの脚部溝幅よりも幅広であり且つ頭部溝幅よりも狭い幅とされた頭部12と、該頭部12よりも幅狭であり且つTスロットの脚部溝幅よりも幅狭とされた脚部14とが、鉄等の金属の如き剛性に優れた材質によって、一体的に、且つ全体として平面形態において矩形形状を呈するように、また両側部が段付き形状を呈するように、凸型において形成されている。そして、そのようなナット10を脚部側の上面から見て脚部14のほぼ中央位置に、ねじ孔18が、それら頭部12と脚部14とを貫通するように設けられているのである。
【0018】
より詳細には、かかるナット10は、図2(a)の断面図からも明らかなように、ナット10のTスロットへの挿入方向に垂直な面で切断した断面(図1におけるA−A断面)が、ナット10の挿入されるTスロットに対応したT字状の断面形状を呈している。つまり、そのようなナット10は、頭部12の外面のうち、脚部14が一体的に形成されている側において、フランジ部20,20が、脚部14から外方に延びるように形成されているのである。そして、このようなフランジ部20,20が、ナット10をTスロット内に挿入した際に、Tスロットの脚部溝と頭部溝との間に形成される段差部と当接することによって、ナット10が挿入されたTスロット内から抜け出してしまうことを、阻止しているのである。加えて、そのようなナット10の頭部12や脚部14の幅が、Tスロットのそれぞれ対応する頭部溝や脚部溝の幅よりも僅かに小さくされて、形成されているところから、ナット10をTスロットに挿入した際に、ナット10がTスロットの延びる方向に自由に移動可能となると共に、ナット10がTスロット内で回転してしまうことが、効果的に阻止されることとなる。
【0019】
さらに、そのような本発明に従うナット10の頭部12は、図1や図2(b)の断面図からも明らかなように、ナット10のTスロットへの挿入方向における前方側と後方側の2つの底部角部は、ナット底面(図において下方)に向かうに従って順次幅狭となる、平坦な傾斜面16,16とされている。このように、ナット10の頭部12の底部角部に、傾斜面16,16が、それぞれ設けられていることによって、ナット10を、2つの交差するTスロットの交差点から挿入しようとした際に、頭部を単純な矩形形状とした場合に発生するナット頭部の底部角部とTスロットの溝側壁や底面との干渉を、効果的に解消することが出来、以て、ナット10をTスロット24内に挿入することが可能となるのである。
【0020】
なお、そのようなTスロット用ナット10にあっては、脚部側の上面から見て脚部14のほぼ中央位置に、それら一体的に形成された頭部12と脚部14とを貫通するように、ねじ孔18が設けられている。そして、そのようなねじ孔18には、ナット10がTスロット内に挿入された後、テーブル上面からボルト等が螺入されることによって、テーブル上面に設置される各種のワークや治具、工具等の物品が固定されることとなるのである。
【0021】
ところで、このような本発明に従うTスロット用ナットであるナット10を、図3に例示されるような工作機器等のテーブル22上に設けられたTスロット24内に挿入する手順としては、先ず、図3(a)に示されるように、2つのTスロット24,24の交差部26から、ナット10を、図4(a)に示すように、傾斜面16a,16bの設けられた方向をそれぞれ前後方向として、ナット10を傾けて回動させつつ、交差部26を通じて、頭部12の前方側から先に、Tスロット24内に挿入する。
【0022】
そしてその後、図4(b)〜(e)に示すように、交差部26において、ナット10を回動させて、先にTスロット24内に挿入したナット10の頭部12の前方側を持ち上げつつ、頭部12の後方側を挿入していくこととなる。つまり、頭部12の前方側の傾斜面16aとTスロット24の溝底部28とが、また頭部12の後方側の傾斜面16bとTスロット24の脚部溝24aの内壁30とが、それぞれ干渉しないように、ナット10を、2つのTスロット24,24の交差部26内において、挿入方向の一方のTスロット24と交差する他方のTスロット24の延びる方向と平行な軸周りに僅かに回動させつつ、挿入することによって、かかる一方のTスロット24の頭部溝24b内に、ナット10の頭部12の全体が収容せしめられる。その結果、図3(b)や図4(d)に示される如く、ナット10の頭部12はTスロット24の頭部溝24b内に、またナット10の脚部14はTスロットの脚部溝24a内に位置するようになる。
【0023】
このように、本発明に従うTスロット用ナットであるナット10にあっては、ナット10の頭部12うち、一方のTスロット24への進入方向となる前方側と後方側の底部角部が、それぞれ面取りされた傾斜面16,16とされているところから、一方のTスロット24内へナット10を挿入する際に、それら頭部12の底部角部が、Tスロット24の溝底面28や脚部溝24aの内壁30と干渉してしまうことが効果的に解消され得ることとなり、その結果、そのようなナット10を、2つの交差するTスロット24,24の交差部26から、Tスロット24内に容易に挿入することが可能となるのである。
【0024】
加えて、かかるナット10によれば、ナット10へ螺入されるボルトを締めたり、緩めたりする回転力が加わった場合にあっても、ナット10がTスロット24内で回転することがないところから、従来の台形形状や菱形形状のTスロット用ナットにように、Tスロット内からナット10が抜け外れてしまう問題が、効果的に解消され得ることとなる。
【0025】
以上、本発明に係るTスロット用ナットの具体例の一つについて詳述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、そのような具体例にのみ限定して解釈されるものでないことが、理解されるべきである。
【0026】
例えば、ナット10の頭部12の底部角部にそれぞれ設けられた傾斜面16,16は、前述の具体例の如く、平坦な傾斜面でなくともよく、例えば、図5(a)及び(b)に示される如く、外方に凸な湾曲面32にて形成されていることも、勿論可能である。つまり、それぞれの底部角部が、Tスロットへの挿入の際に溝底面や側面と干渉しない大きさで面取りがされていれば良いのである。
【0027】
また、本実施例においては、頭部12とほぼ同じ高さの脚部14が一体的に設けられていたが、そのような脚部14の高さは、Tスロット用ナット10の使用される状況に応じて、適宜変更することも可能である。また、その幅も、挿入されるTスロット24の脚部溝24bの溝幅よりも小さくされていればよく、擦動可能な程度の僅かな隙間を形成するような幅とすることによって、より高精度の位置決めを行うことも可能である。
【0028】
加えて、ナット10を貫通するようにねじ孔18が設けられていたが、このようなねじ孔18は、貫通孔でなくても何等差し支えないのである。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に従うTスロット用ナットを用いれば、テーブル上に設けられた2本のTスロットの交差する部位から、かかるTスロット内にTスロット用ナットを容易に挿入することが出来、従来のTスロット用ナットのように、テーブル端面から挿入する必要がなくなると共に、かかるTスロット用ナットに螺入するボルトによって回転力が加わった場合にあっても、Tスロット用ナットがTスロット内から抜け外れる恐れが効果的に解消され得、その結果、テーブル上でのワークや加工治具等の固定における作業性を、効果的に高めることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うTスロット用ナットの一例を示す斜視説明図である。
【図2】図1に示されるTスロット用ナットの断面を示す説明図であって、(a)は、図1におけるA−A断面説明図であり、(b)は、図1におけるB−B断面説明図である。
【図3】本発明に従うTスロット用ナットを、Tスロットに挿入する際の様子を概略的に示す説明図であって、(a)は、その斜視説明図であり、(b)は、Tスロット内にTスロット用ナットが収容された様子を示す断面説明図である。
【図4】本発明に従うTスロット用ナットを、Tスロット内に挿入する際の様子を段階的に示すために、TスロットをTスロットの中央で切断して表す断面説明図であって、(a)は、Tスロットの交差点からTスロット内にTスロット用ナットを斜めに挿入した状態を示し、(b)〜(e)は、(a)にて挿入したTスロット用ナットをTスロットの交差部位で回動させることによって、Tスロット用ナットの頭部を、Tスロット内に収容させる様子を段階的に示している。
【図5】本発明に従うTスロット用ナットの別の一例を示す説明図であって、(a)は、その正面説明図を示し、(b)は、(a)におけるC−C断面説明図である。
【符号の説明】
10 ナット
12 頭部
14 脚部
16 傾斜面
18 ねじ孔
20 フランジ部
22 テーブル
24 Tスロット
26 交差部
28 溝底面
30 内壁
Claims (1)
- 取付けテーブルの内部に位置する、T字の頭部に相当する頭部溝と、該頭部溝を外部に連通する、T字の脚部に相当する脚部溝とからなるTスロットの二つが交差する部位において、その一方のTスロット内に挿入せしめられるTスロット用ナットにして、
かかるTスロットの頭部溝内に収容される、前記脚部溝幅より幅広であり且つ該頭部溝幅よりも狭い幅とされて、幅方向の両側部がフランジ部とされた、矩形状の平面形態を呈するナット頭部と、該Tスロットの前記脚部溝内に位置せしめられる、該ナット頭部よりも幅狭で且つ該脚部溝幅よりも幅狭とされて、長手の矩形状の平面形態を呈する、該脚部溝の延びる方向に延びるナット脚部とから一体に形成され、前記ナット頭部のフランジ部において、前記頭部溝と前記脚部溝との間の段差部に当接することにより、Tスロットからの抜け出しが阻止され得るように構成されると共に、該ナット脚部の長手方向となる、前記Tスロット内への挿入方向前方側と後方側に位置する前記ナット頭部の底部角部が、それぞれ、傾斜面乃至は湾曲面からなる面取り形状において形成され、前記Tスロットの交差部位において、前記取付けテーブルの上方から、該ナット頭部の挿入方向前方側より該Tスロット内に挿入せしめられ得るようになっていることを特徴とするTスロット用ナット。
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