JP2004202335A - 可視光応答性を有する光触媒複合粉体 - Google Patents

可視光応答性を有する光触媒複合粉体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004202335A
JP2004202335A JP2002373362A JP2002373362A JP2004202335A JP 2004202335 A JP2004202335 A JP 2004202335A JP 2002373362 A JP2002373362 A JP 2002373362A JP 2002373362 A JP2002373362 A JP 2002373362A JP 2004202335 A JP2004202335 A JP 2004202335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bismuth vanadate
clinobisvanite
acid
type
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002373362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4194833B2 (ja
Inventor
Nobutsugu Kawasaki
修嗣 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Kaken Co Ltd
Original Assignee
SK Kaken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Kaken Co Ltd filed Critical SK Kaken Co Ltd
Priority to JP2002373362A priority Critical patent/JP4194833B2/ja
Publication of JP2004202335A publication Critical patent/JP2004202335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4194833B2 publication Critical patent/JP4194833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、可視光領域でも高い光触媒活性を示し、彩度の高い色彩を有し、かつ優れた耐薬品性及び耐候性を有する光触媒複合粉体を提供するものである。
【解決手段】本発明の可視光応答性を有する光触媒複合粉体は、(A)Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子表面に、(B)酸化物半導体を、(A)成分100重量部に対し(B)成分0.1〜25重量部で被覆されてなるものである。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを用いた、耐薬品性及び耐候性に優れる、可視光応答性を有する光触媒複合粉体に関するものである。
【0002】
【従来技術】
地球規模で環境問題が問われている現在の社会状況との関連から、光触媒技術が大変注目されている。
特に、酸化チタン(TiO)等の光触媒技術の研究開発及び実用化がなされており、その抗菌性、防汚性、脱臭性等の性能を活かし、様々な用途で用いられている。
【0003】
しかしながら、酸化チタン等の光触媒反応において利用できる光としては、紫外光領域に限られており、エネルギーの有効利用、および屋内での利用を実現するには、可視光領域でも利用できる光触媒が望まれている。
また、酸化チタン等の光触媒の色彩は、白色のものが多く色彩性に乏しいため、様々な用途で多様なニーズに応えるためには、色彩に富む光触媒の開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
可視光領域でも高い光触媒活性を示し、さらに彩度の高い色彩を有するものとして、例えば、バナジン酸ビスマス等が挙げられる。バナジン酸ビスマスには、Clinobisvanite型、Dreyerite型、及びPucherite型と呼ばれる3つの結晶構造が存在し、このうちClinobisvanite型結晶構造を有するバナジン酸ビスマスは、彩度の高い黄色を有し、可視光領域下で高い光触媒活性を有することが知られている。(例えば、非特許文献1等)
しかしながら、Clinobisvanite型結晶構造を有するバナジン酸ビスマスは酸化チタンと比べて耐薬品性、及び耐候性に劣るという問題があった。
【0005】
【非特許文献1】
S.Tokunaga、H.Kato、A.Kudo、「ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ(J.Am.Chem.Soc.)」、第121号、1999年、p.11459−11467
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、可視光領域でも高い光触媒活性を示し、彩度の高い色彩を有し、かつ優れた耐薬品性及び耐候性を有する光触媒複合粉体を提供するものである。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子表面に、特定の重量比率で酸化物半導体を被覆してなる光触媒複合粉体が、可視光領域でも高い光触媒活性を示し、彩度の高い色彩を有し、かつ優れた耐薬品性及び耐候性を有することを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
即ち本発明は、以下の特徴を有するものである。
1.(A)Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子表面に、(B)酸化物半導体が被覆され、その被覆量が(A)成分100重量部に対し(B)成分0.1〜25重量部であることを特徴とする可視光応答性を有する光触媒複合粉体。
2.(B)酸化物半導体が、酸化チタン、酸化タングズテン、または酸化ジルコニウムから選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする1.記載の可視光応答性を有する光触媒複合粉体。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0010】
(光触媒複合粉体)
本発明の光触媒複合粉体は、可視光下で光触媒活性を示すClinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子(以下「(A)成分」ともいう)表面に酸化物半導体(以下「(B)成分」ともいう)が被覆されたものである。(A)成分は可視光領域で光触媒活性を有することが必須である。また、(B)成分は、導電性を有するもので、光触媒活性を有していなくてもよいが、光触媒活性を有しているものが好ましい。
【0011】
本発明の光触媒複合粉体表面に有害物質が吸着された場合、可視光領域の波長を有する光が(A)成分まで到達すると、(A)成分の光触媒作用で生じた電子(あるいは正孔)が、(B)成分を通して光触媒複合粉体表面まで移動することができるために、(B)成分が可視光領域で光触媒活性を有さない場合でも、光触媒複合粉体表面において光触媒反応により有害物質を分解することができる。また、(B)成分が被覆されていることで、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス単独で用いる場合よりも、耐薬品性に優れた光触媒複合粉体を得ることができる。
【0012】
さらに、本発明の効果を阻害しない程度に、光触媒複合粉体の表面に、リン酸塩(好ましい例としてハイドロキシアパタイト)、酸化ケイ素、シラン化合物等の光触媒反応によって分解されない化合物(さらに好ましくは多孔質である化合物)を被覆することもできる。このような化合物を被覆することにより、さらに耐薬品性に優れた光触媒複合粉体を得ることができるため好ましい。
【0013】
本発明の光触媒複合粉体は、粒子径が通常0.1〜100μm(好ましくは0.2〜10μm)であるものが望ましい。このような範囲にあることによって、塗料、繊維等の支持体に用いた場合、着色力と隠蔽力が大きく、分散しやすい。さらに本発明の光触媒複合粉体は、彩度の高い色彩を有しているため、屋外だけでなく屋内等の美観性を要求される部材での使用に適した光触媒複合体粉体としても使用することができる。
【0014】
(A)成分
本発明の(A)成分は、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスが50重量%以上、好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上含有するものである。
Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスは可視光領域でも高い光触媒活性を有し、彩度の高い黄色を有する成分である。このようなClinobisvanite型バナジン酸ビスマスは、一般式:BiVO、で示される物質であり、本発明の効果を阻害しない程度に、Dreyerite型及びPucherite型バナジン酸ビスマスが含まれていてもよい。また、本発明の効果を阻害しない程度に、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Y、Zr、Mo、Al、Si、Ga、Ge等の金属元素で一部置換されていてもよいし、そのような金属元素を含む化合物で複合されていてもよい。
【0015】
(A)成分の粒子形状、粒子径、粒子径分布等は用途により適宜設定することができる。粒子形状としては、板状、針状、粒状、球状等の形状を用いることができる。粒子径は、0.01〜100μm(好ましくは0.1〜10μm)であるものが望ましい。
【0016】
(B)成分
本発明の(B)成分は、(A)成分表面に被覆し用いるもので、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスの可視光領域での光触媒性能を維持しながら、耐酸性及び耐薬品性を付与するものである。
このような(B)成分としては、特に限定されないが、例えば、酸化チタン、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、酸化鉄、酸化すず、酸化モリブデン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化コバルト等から選ばれる少なくとも1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0017】
特に酸化チタン、酸化タングステン、酸化ジルコニウムを用いた場合、それ自体にも優れた光触媒活性を有するため、より優れた光触媒活性を有する光触媒複合粉体が得られるため、望ましい。
本発明では特に、酸化チタンを用いることが好ましく、ルチル型酸化チタン、アナターゼ型酸化チタン、及びアモルファス型酸化チタンの中から適宜、1種以上選択することができる。特に高い光触媒活性を得るためには、高い光触媒活性を有するアナターゼ型酸化チタンを用いることが望ましい。
【0018】
(B)成分の被覆量としては、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子100重量部に対して、酸化物半導体0.1〜25重量部、好ましくは0.1〜20重量部、さらに好ましくは0.2〜15重量部である。酸化物半導体の被覆量が0.1重量部より少ない場合には、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスの耐酸性と耐薬品性が効果的に改善されない。一方、25重量部よりも多い場合には、可視光領域下での光触媒活性が抑制され、また、彩度の高い色彩が発現しにくくなる。
また、酸化物半導体の被覆状態としては、最終的に、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子の表面全体を被覆してもよいし、また粒子の一部が被覆されていない状態でもよい。また、粒子の内部に酸化物半導体が存在してもよい。
【0019】
(光触媒複合粉体の製造方法)
本発明の光触媒複合粉体は、(イ)Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス粒子に酸化物半導体を被覆して製造することもできるし、また、所望により、(ロ)熱処理等によりClinobisvanite型バナジン酸ビスマスに変化する前駆体粒子(例えば、Dreyerite型バナジン酸ビスマス等)に酸化物半導体を被覆し、熱処理等を施すことで製造することもできる。
酸化物半導体を被覆する方法としては、特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、ゾル−ゲル法、スパッタリング法等を用いることができる。
【0020】
Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス、またはその前駆体であるDreyerite型バナジン酸ビスマス等を主成分とする粒子は公知の製造方法で製造すればよい。
Dreyerite型バナジン酸ビスマス粉体を製造する方法としては、例えば、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって製造する方法等が挙げられる。
Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体を製造する方法としては、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって析出したDreyerite型バナジン酸ビスマス粉体をpHが3未満である溶液中で熟成して製造する方法、Dreyerite型バナジン酸ビスマス粉体を250℃以上で熱処理して製造する方法、Bi化合物とV化合物の混合物を熱処理して得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス焼結体を必要に応じて、粉砕して製造する方法等が挙げられる。
【0021】
本発明では、特に、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって析出したDreyerite型バナジン酸ビスマス粉体に、ゾル状の酸化物半導体を被覆して熱処理して製造する方法、または、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって析出したDreyerite型バナジン酸ビスマス粉体を室温で熟成(あるいは250℃以上で熱処理)して得られるClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体にゾル状の酸化物半導体を被覆した後、所望により熱処理することにより、光触媒複合粉体を製造する方法等が望ましい。
このような方法で製造することにより、(A)成分、及び光触媒複合粉体の粒径や形状を制御することが容易であり、また粉砕等の工程を必要とすることなく微粒子を製造することができるために、好ましい。
以下にその詳細を記述する。
【0022】
本発明において使用するBi化合物とV化合物を含む酸溶液は、Bi化合物とV化合物を硝酸または酢酸に溶解して調整することができる。酸溶液は、好ましくはpH1以下、さらに好ましくはpH0.5以下、より好ましくはpH0以下とする。
【0023】
Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって得られるDreyerite型バナジン酸ビスマスを製造する場合には、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液中のBi/Vのモル比は特に限定されない。
Bi化合物とV化合物を含む酸溶液に、アルカリ溶液を加えることによって得られるDreyerite型バナジン酸ビスマスを室温で熟成してClinobisvanite型バナジン酸ビスマスを製造する場合には、酸溶液中のBi/Vのモル比としては、BiとVのモル比が0.1≦Bi/V≦1.1(好ましくは0.2≦Bi/V≦1.0)とすることが望ましい。このようなモル比の溶液を用いることにより、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする生成物を効率的に作製することができる。溶液中のBi/V比がこのような範囲よりも小さい場合には、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス以外の成分を主成分となる生成物が生じるため、本発明の目的とする、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする生成物を効率的に製造することができない。溶液中のBi/V比がこのような範囲よりも大きい場合には、Dreyerite型バナジン酸ビスマスを主成分とする生成物が安定になり、本発明の目的とする、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする生成物を得ることができない。
【0024】
Bi化合物としては、例えば、水酸化ビスマス、硝酸ビスマス、硝酸ビスマス・五水和物、塩基性硝酸ビスマス、炭酸ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、酸化ビスマス、硫酸ビスマス、塩基性硫酸ビスマス、塩化ビスマス、クエン酸ビスマス、オキシ塩化ビスマス、ヨウ化ビスマス、2−エチルヘキサン酸ビスマス、ナフテン酸ビスマス、ジサリチル酸ビスマス等が挙げられ、特に硝酸ビスマス、酸化ビスマスを好適に用いることができる。
【0025】
V化合物としては、塩化バナジウム、酸化バナジウム、酸化硫酸バナジウム、しゅう酸バナジウム、酸化バナジウムアセチルアセテート、メタバナジン酸ナトリウム、オルトバナジン酸ナトリウム等のバナジン酸ナトリウム、バナジン酸カリウム、バナジン酸アンモニウム等が挙げられ、特にメタバナジン酸ナトリウム、オルトバナジン酸ナトリウム、バナジン酸カリウム、バナジン酸アンモニウムを好適に用いることができる。
【0026】
アルカリ溶液としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア、尿素等の溶液を好適に用いることができる。
Bi化合物とV化合物を含む酸溶液とアルカリ溶液の混合は、バッチ式でも連続式でも行うことができる。溶液の混合は完全な攪拌下で行うことが好ましく、必要があれば高乱流下、例えば流通反応装置や混合ノズルを用いて、必要があれば高性能攪拌機付きの装置内で行う。
水溶性のBi化合物とV化合物を含む酸溶液とアルカリ溶液の混合は、10〜100℃、好ましくは20〜40℃で行われる。
【0027】
前記の酸溶液とアルカリ溶液のpHは、例えば混合後に得られる懸濁液のpHが3、さらに好ましくは1を超えないように調整する。
【0028】
特に、アルカリ溶液を加える際に、さらに、水溶性有機化合物を添加することにより、分散性と粒子径の均一性に優れたバナジン酸ビスマスを製造することができるために、特に好ましい。このような効果を有する水溶性有機化合物としては、アルコール類、ポリオール類、ケトン類、ポリエーテル類、エステル類、カルボン酸類、ポリカルボン酸類、セルロース類、糖類、スルホン酸類、アミノ酸類、アミン類であって、より具体的にはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール等の脂肪族アルコール、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、グルセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の脂肪族多価アルコール、フェノール、カテコール、クレゾール等の芳香族アルコール、フルフリルアコール等の複素環を有するアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトン等のケトン類、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ポリオキシアルキレンエーテル、エチレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物等のエーテルあるいはポリエーテル類、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、グリシンエチルエステル等のエステル類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、サリチル酸、安息香酸、アクリル酸、マレイン酸、グリセリン酸、エレオステアリン酸、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、アクリル酸ーマレイン酸コポリマー等のカルボン酸、ポリカルボン酸、あるいはヒドロキシカルボン酸やその塩類、カルボキシメチルセルロース類、グルコース、ガラクトース等の単糖類、蔗糖、ラクトース、アミロース、キチン、セルロース等の多糖類、アルキルベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、アルキルスルホン酸、α−オレフィンスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキルスルホン酸、リグニンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸等のスルホン酸類やその塩類、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン等のアミノ酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ブタノールアミン等のヒドロキシアミン類、トリメチルアミノエチルアルキルアミド、アルキルピリジニウム硫酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムハロゲン化物、アルキルベタイン、アルキルジエチレントリアミノ酢酸等を例とし挙げることができる。
これら水溶性有機化合物の中でも水酸基、カルボキシル基及びアミノ基の何れか一種或いは二種以上の官能基を有する水溶性有機化合物が好ましい。これらは単独又は2種以上のものを混合して共存させる事もできる。アルカリ溶液を加えることによって沈澱を作製する反応時に存在する水溶性有機化合物は、反応により析出するClinobisvanite型又はDreyerite型のバナジン酸ビスマスの表面に吸着して粒子の成長を制御しているものと思われ、結果として結晶形状や平均粒子径等の結晶性が制御できる。
【0029】
水溶性有機化合物は、Bi化合物とV化合物を含む酸溶液中に約0.001重量%〜約10重量%の範囲で共存させるのが好ましく、その量は所望粒径と粒径分布等により決定される。
【0030】
本発明においては、アルカリ溶液を加えることによりDreyerite型バナジン酸ビスマスが析出した後、さらに懸濁液を撹拌して熟成することにより、Dreyerite型バナジン酸ビスマスの結晶性や形状、表面性状を改善するのに有効である。このような撹拌は0.1〜6時間、好ましくは0.5〜3時間、反応温度またはそれより低い温度にて行うことが好ましい。
【0031】
また所望により、撹拌をさらに長時間継続することにより、懸濁液中でDreyerite型バナジン酸ビスマスがClinobisvanite型バナジン酸ビスマスに変化するために、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス製造することができる。このような撹拌は6〜72時間、好ましくは10〜60時間、室温またはそれより低い温度にて行うことが好ましい。
【0032】
懸濁液は、次いで固液分離し、洗浄、乾燥する。このような操作により、溶液中に残存する不純物を除去することができるため、活性の高い光触媒複合粉体を作製することができ、望ましい。
【0033】
Dreyerite型バナジン酸ビスマスにゾル状の酸化物半導体を被覆した場合、260℃以上の温度で熱処理することにより、Dreyerite型バナジン酸ビスマスがClinobisvanite型バナジン酸ビスマスに変化するので、本発明の目的である光触媒複合粉体を製造することができる。
また、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスにゾル状の酸化物半導体を被覆することによっても、本発明の目的である光触媒複合粉体を製造することができる。このような場合、所望により所定の温度で熱処理を加えてもよい。
Dreyerite型バナジン酸ビスマス、あるいはClinobisvanite型バナジン酸ビスマスに、ゾル状の酸化物半導体を被覆した後、所定の温度で熱処理を加えることにより、熱処理温度に応じて酸化物半導体の結晶形態を制御することができる。上述したように、ゾル状の酸化物半導体を被覆したDreyerite型バナジン酸ビスマスを用いた場合には、酸化物半導体の結晶形態の変化に併行して、Dreyerite型バナジン酸ビスマスがClinobisvanite型バナジン酸ビスマスに変化する。
具体的には、酸化物半導体としてゾル状の酸化チタンを被覆した場合において、熱処理温度に応じて酸化チタンの結晶形態を、ゾル状酸化チタン、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン等の中から選択して作製することができる。これらの酸化物半導体の結晶形態は目的とする光触媒複合粉体の彩度、光触媒活性等に応じて選択すれば良く、例えば、特に光触媒能の高い光触媒複合粉体を得るためには、光触媒活性の高い結晶形態(例えばアナターゼ型酸化チタン)を選択すればよい。
【0034】
このときの熱処理は、空気中、または酸化雰囲気で行われることが好ましい。また、熱処理時の温度は、選択する酸化物半導体の結晶形態に応じて適宜選択すれば良い。
Dreyerite型バナジン酸ビスマスに酸化物半導体を被覆した場合、260℃以上であることが好ましい。260℃より低い温度では、Dreyerite型バナジン酸ビスマスからClinobisvanite型バナジン酸ビスマスの変化が有効に生じない。また、熱処理温度の上限は限定されないが、通常800℃以下であれば、光触媒複合粉体同士の焼結による粒成長が抑制され、光触媒活性の高い光触媒複合粉体を得ることができる。
【0035】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴をより明確にするが、本発明はこの実施例に限定されない。
【0036】
(実施例1)
(ゾル状酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス)
Bi(NO)・5HO 46.5gと、NaVO 23.2gを1N硝酸3.2lに溶解し、エチレングリコール55.5gを加えた。攪拌しながら、1N炭酸ナトリウム2.0lを滴下すると沈澱を析出した。このとき懸濁液のpHは1未満であった。沈澱が析出した後、12時間攪拌を続けて熟成した。濾過、洗浄した後110℃で乾燥して、粉体を得た。
得られた粉体をX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスのXRDパターンとよく一致したことから、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスが生成したことを確認した。
このようにして得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体10gをチタンブトキシド10g:エタノール200g:30%過酸化水素水5gからなる溶液に加えて懸濁液とし、攪拌しながら60℃で3時間加熱し、ろ過、洗浄した後110℃で乾燥して、鮮やかな黄色を有する、粉体を得た。
得られた粉体をX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスに由来するXRDパターンと、アモルファス状のXRDパターンを成分としていることから、ゾル状酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体が生成したことを確認した。
【0037】
(光触媒活性試験)
可視光領域下での光触媒活性の評価は、メチレンブルー溶液の分解試験で行った。実施例1で得られた粉体0.5gを1mg/lメチレンブルー溶液0.1lとともに、ガラス容器に密封した。このガラス容器に、太陽光に近いスペクトル分布を有する蛍光灯(18Wのトルーライト、米ライトソーシズ社製)を用い、蛍光灯とガラス容器の間に380nm以下の紫外光を遮断するアクリル板(厚さ:5.0mm)を挟むことによって、選択的に可視光を24時間照射し、メチレンブルー溶液の退色の程度を観察した。
評価は、○:無色透明になった。△:退色が起こったが、無色とはならなかった、×:退色が起こらなかった、とし、表1に示した。
表1に示すように、メチレンブルー溶液が退色して溶液が無色になり、可視光領域で優れた光触媒活性を有することが確認できた。
【0038】
【表1】
Figure 2004202335
【0039】
(耐酸性試験)
耐酸性試験を以下のようにして行った。実施例1で得られた粉体10wt%、アクリル樹脂(固形分50%)80wt%及びシンナー10wt%を混合し、ガラス板に0.25mmの厚みで塗布、7日間養生し、試験体を得た。さらに、この試験体を10%硫酸中に24時間浸漬した。耐酸性試験では、色差計(CM−3700d、ミノルタ株式会社製)を用いて硫酸に浸漬する前後の色差を測定することによって評価した。
耐酸性試験結果を表2に示す。表2に示すように、硫酸に浸漬する前後の色相の変化が小さく、耐酸性に優れていた。
【0040】
【表2】
Figure 2004202335
【0041】
(実施例2)
(アナターゼ型酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス)
実施例1で得られたゾル状の酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体を、さらに空気中で、400℃で1時間熱処理することにより、鮮やかな黄色を有する粉体を得た。
得られた粉体のX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスに由来するXRDパターンと、アナターゼ型酸化チタンのXRDパターンを成分としていることから、アナターゼ型酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体が生成したことを確認した。
実施例1と同様の光触媒活性試験、耐酸性試験を行なった。
光触媒活性試験の結果を表1に示す。メチレンブルー溶液が退色し、可視光領域下での光触媒活性を有することを確認した。
耐酸性試験結果を表2に示す。実施例1と同様に、耐酸性試験前後の色相の変化が小さく、耐酸性に優れていた。
【0042】
(実施例3)
(酸化タングステンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス)
実施例1で得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体10gをタングステン酸アンモニウム10g:蒸留水200gからなる溶液に加えて懸濁液とし、攪拌しながら100℃で加熱し、溶媒を除去した後400℃で2時間熱処理し、鮮やかな黄色を有する粉体を得た。
得られた粉体のX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスに由来するXRDパターンと、酸化タングステンのXRDパターンを成分としていることから、酸化タングステンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体が生成したことを確認した。
実施例1と同様の光触媒活性試験、耐酸性試験を行なった。
光触媒活性試験の結果を表1に示す。メチレンブルー溶液が退色し、可視光領域下での光触媒活性を有することを確認した。
耐酸性試験結果を表2に示す。実施例1と同様に、耐酸性試験前後の色相の変化が抑制され、耐酸性に優れていた。
【0043】
(実施例4)
(酸化ジルコニウムにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス)
実施例1で得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体10gをジルコニウムプロポキシド10g:エタノール200g:30%過酸化水素水5gからなる溶液に加えて懸濁液とし、攪拌しながら60℃で3時間加熱し、ろ過、洗浄して得られた粉体を、110℃で乾燥した後、さらに400℃で2時間熱処理し、鮮やかな黄色を有する粉体を得た。
得られた粉体のX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスに由来するXRDパターンと、酸化ジルコニウムのXRDパターンを成分としていることから、酸化ジルコニウムにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体が生成したことを確認した。
実施例1と同様の光触媒活性試験、耐酸性試験を行なった。
光触媒活性試験の結果を表1に示す。メチレンブルー溶液が退色し、可視光領域下での光触媒活性を有することを確認した。
耐酸性試験結果を表2に示す。実施例1と同様に、耐酸性試験前後の色相の変化が抑制され、耐酸性に優れていた。
【0044】
(比較例1)
(Clinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体)
実施例1で得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体を用いて、実施例1と同様の光触媒活性試験、耐酸性試験を行なった。
光触媒活性試験の結果を表1に示す。メチレンブルー溶液が退色し、可視光領域下での光触媒活性を有することを確認した。
耐酸性試験の結果を表2に示す。色相変化が大きく、耐酸性に劣る結果が得られた。
【0045】
(比較例2)
(アナターゼ型酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス)
実施例1で得られたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体10gに対して、チタンブトキシド500gを加えた以外は、実施例1と同様にして、淡い黄色を有する粉体を得た。
得られた粉体のX線回折(XRD)パターンを測定したところ、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスに由来するXRDパターンと、アモルファス状物質のXRDパターンを成分としていることから、アモルファス型酸化チタンにより被覆されたClinobisvanite型バナジン酸ビスマス粉体が生成したことを確認した。
実施例1と同様の光触媒活性試験、耐酸性試験を行なった。
光触媒活性試験の結果を表1に示す。メチレンブルー溶液は退色せず、可視光領域下での光触媒活性を有しないことを確認した。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子表面に、酸化物半導体が特定の重量比率で被覆されてなる光触媒複合粉体である。本発明の光触媒複合粉体は、可視光領域でも高い光触媒活性を示し、無公害であり、彩度の高い黄色を有し、かつ優れた耐薬品性及び耐候性を有している。

Claims (2)

  1. (A)Clinobisvanite型バナジン酸ビスマスを主成分とする粒子表面に、(B)酸化物半導体が被覆され、その被覆量が(A)成分100重量部に対し(B)成分0.1〜25重量部であることを特徴とする可視光応答性を有する光触媒複合粉体。
  2. (B)酸化物半導体が、酸化チタン、酸化タングズテン、または酸化ジルコニウムから選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1記載の可視光応答性を有する光触媒複合粉体。
JP2002373362A 2002-12-25 2002-12-25 可視光応答性を有する光触媒複合粉体 Expired - Fee Related JP4194833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373362A JP4194833B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 可視光応答性を有する光触媒複合粉体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373362A JP4194833B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 可視光応答性を有する光触媒複合粉体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004202335A true JP2004202335A (ja) 2004-07-22
JP4194833B2 JP4194833B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=32811660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002373362A Expired - Fee Related JP4194833B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 可視光応答性を有する光触媒複合粉体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4194833B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398201C (zh) * 2006-02-23 2008-07-02 上海交通大学 钒酸铋负载氧化钴的复合光催化剂及其制备方法
CN100460067C (zh) * 2006-02-23 2009-02-11 上海交通大学 负载氧化镍的钒酸铋复合光催化剂、其制备方法及应用
JP2013523445A (ja) * 2010-04-16 2013-06-17 トライバッハー インドゥストリ アクチエンゲゼルシャフト 排気ガスの選択的接触還元のための触媒組成物
JP2015003840A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 Toto株式会社 BiVO4粒子およびその製造方法
JP2015009206A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 独立行政法人産業技術総合研究所 可視光応答性組成物とこれを用いた光電極、光触媒、光センサー
CN106745474A (zh) * 2017-01-20 2017-05-31 上海交通大学 可见光响应的三氧化钨‑钒酸铋异质结薄膜电极制备方法
JP2020111476A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 学校法人 龍谷大学 可視光応答性バナジン酸ビスマスの製造方法
CN116328843A (zh) * 2022-12-29 2023-06-27 广西民族大学 一种异质光催化剂及其制备方法和应用

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398201C (zh) * 2006-02-23 2008-07-02 上海交通大学 钒酸铋负载氧化钴的复合光催化剂及其制备方法
CN100460067C (zh) * 2006-02-23 2009-02-11 上海交通大学 负载氧化镍的钒酸铋复合光催化剂、其制备方法及应用
JP2013523445A (ja) * 2010-04-16 2013-06-17 トライバッハー インドゥストリ アクチエンゲゼルシャフト 排気ガスの選択的接触還元のための触媒組成物
JP2015003840A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 Toto株式会社 BiVO4粒子およびその製造方法
JP2015009206A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 独立行政法人産業技術総合研究所 可視光応答性組成物とこれを用いた光電極、光触媒、光センサー
CN106745474A (zh) * 2017-01-20 2017-05-31 上海交通大学 可见光响应的三氧化钨‑钒酸铋异质结薄膜电极制备方法
CN106745474B (zh) * 2017-01-20 2020-06-30 上海交通大学 可见光响应的三氧化钨-钒酸铋异质结薄膜电极制备方法
JP2020111476A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 学校法人 龍谷大学 可視光応答性バナジン酸ビスマスの製造方法
JP7292703B2 (ja) 2019-01-09 2023-06-19 学校法人 龍谷大学 可視光応答性バナジン酸ビスマスの製造方法
CN116328843A (zh) * 2022-12-29 2023-06-27 广西民族大学 一种异质光催化剂及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP4194833B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101233570B1 (ko) 항균성 소취제 및 그 제조방법
Zaleska Doped-TiO2: a review
CN112142027B (zh) 一种纳米层状磷酸锆及其载银磷酸锆的制备方法
JP5985556B2 (ja) 水系分散液を用いた膜の製造方法
CN105502503B (zh) 一种六方晶钨青铜纳米短棒粒子及其制备方法
JPWO2006064799A1 (ja) 可視光応答性を有する複合金属酸化物光触媒
CN105800686B (zh) 一种制备Bi5O7I的方法
CN103172030A (zh) 氧化物粉体及其制备方法、催化剂、以及催化剂载体
CN109399711A (zh) 一种金红石相二氧化钒纳米粉体的制备方法
Wattanawikkam et al. Sonochemical synthesis, characterization, and photocatalytic activity of perovskite ZnTiO 3 nanopowders
CN108786827B (zh) 一种复合双Z型光催化剂BiFeO3/CuBi2O4/BaTiO3及其制备方法和应用
JP4194833B2 (ja) 可視光応答性を有する光触媒複合粉体
JP5212353B2 (ja) 可視光応答型酸化チタン系微粒子分散液およびその製造方法
JP4365167B2 (ja) 光触媒複合粉体およびその製造方法
JP4208666B2 (ja) バナジン酸ビスマス微粒子の製造方法
KR101548296B1 (ko) 이종 전이금속으로 도핑된 이산화티타늄의 제조방법
CN115624966A (zh) 金属氧化物复合材料及其制备方法和应用
JPH11188270A (ja) 光触媒活性を有する透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材
JP4849778B2 (ja) 抗菌性消臭剤およびその製造方法
CN106799248A (zh) 一种Bi2WO6‑x/AgI/Ag3PO4/TiO2复合光催化剂的制备方法
JP4964331B2 (ja) 抗菌性消臭剤の製造方法
CN109021750A (zh) 一种用于室内装饰的硅藻泥涂料
CN116173951A (zh) 用于治理挥发性空气污染物的光催化涂覆材料的制备方法
JP3806998B2 (ja) 光触媒組成物とその形成剤および光触媒組成物付き基体
CN110950344B (zh) 一种用于生产自清洁玻璃的二氧化硅改性材料及制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080829

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees