JP2004201909A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の遊技への期待感を損なうことなく楽しむことが可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】識別情報における第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報との比率がそれぞれ異なるように予め定められた複数のグループの中からいずれか1つのグループを選択する選択手段と、選択手段によって選択されたグループにおける識別情報を表示装置14に変動表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、表示制御手段は、識別情報が第1の特定の表示結果となる場合には、選択手段により選択されるいずれのグループにおいても必ず第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されるように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。詳しくは、複数の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、変動表示終了後に停止表示される識別情報が特定の表示結果である場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態を生起しうるようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機のような遊技機において、遊技盤の中央部に配置された複数列(例えば3列)の図柄から構成される各識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、所定の確率に基づいて、表示装置に表示された各識別情報が、特賞図柄として、予め定められた表示態様(例えば「1、1、1」)が成立した場合に、特定遊技状態を生起させ、遊技者に所定の遊技価値を付与するようにしたものがある。また、所定の条件が成立した場合には、特典遊技状態として、所定の確率を低確率状態から高確率状態に変化させるとともに、識別情報の変動表示時間を短縮させる構成や、所定の入賞口の開放時間を延長させるようにしたものもある。
【0003】
さらには、上記のような遊技機において、表示装置に変動表示される識別情報の数を抽選により決定するようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000―327676号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許文献1に記載されたような従来技術においては、あくまでも変動表示される識別情報の数が増減することで、特賞状態を生起するのではという遊技者の期待感に変化を持たすだけで、特典遊技状態となる可能性を遊技者に期待させる表示演出は有していない。そのため、特典遊技状態が生起されるか否かの表示演出が乏しく、遊技に対する興味が早期に薄れてしまうことになる。
【0006】
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、遊技者の遊技への期待感を損なうことなく楽しむことが可能となる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)複数の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、該表示装置によって変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が特定の表示結果である場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態を生起させ、かつ前記特定の表示結果には、前記特定遊技状態、及び前記特定遊技状態とは異なる特典遊技状態が生起されることを示す第1の特定の表示結果と、前記特定遊技状態が生起される一方、前記特典遊技状態が生起されないことを示す第2の特定の表示結果とがある遊技機において、前記識別情報における前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と前記第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報との比率がそれぞれ異なるように予め定められた複数のグループの中からいずれか1つのグループを選択する選択手段と、該選択手段によって選択されたグループにおける前記識別情報を前記表示装置に変動表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記識別情報が前記第1の特定の表示結果となる場合には、前記選択手段により選択されるいずれのグループにおいても必ず前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されるように制御する。
【0008】
(2)上記(1)項において、表示制御手段は、識別情報が第1の特定の表示結果となる場合には、選択手段によって選択されたグループにおいては前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報で、かつ前記選択手段によって選択されなかった他のグループにおいては第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報である所定の識別情報を一旦停止表示するとともに、一旦停止表示から再変動表示させた後に、前記選択手段により選択されたいずれのグループおいても必ず前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されるように制御する場合がある。
【0009】
(3)上記(1)または(2)項において、選択手段は、第1の特定の表示結果となる場合には、特定の表示結果とならない場合に比べて、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報の比率が高いグループを選択する確率が高くなる。
【0010】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、特典遊技状態は、特定の表示結果である場合に特定遊技状態を生起しうる確率が通常時よりも向上した高確率状態である。
【0011】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、選択手段によって選択されたグループに係わる比率に関する情報を所定の数値情報で表示する報知手段を備える。
【0012】
(6)上記(5)項において、報知手段は、複数の識別情報を変動表示可能な表示装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における遊技機の一部分を構成する遊技盤(10)の正面図である。
【0014】
遊技盤(10)は、外側ガイドレール(11)と内側ガイドレール(12)とによって包囲された円形状の遊技領域(13)を備え、遊技者の操作により、図外の発射装置から発射された遊技球が、遊技領域(13)を転動することにより、遊技が行われる。
【0015】
なお、遊技領域(13)には、遊技釘が多数配置され、遊技球は、遊技釘に当接しながら下方に転動することになるが、該遊技釘は、図面簡素化のため省略してある。
【0016】
遊技領域(13)の中央部には、特別図柄表示装置(14)が配置されている。特別図柄表示装置(14)は、「0」〜「9」の数字で構成される10種類の左、中、右3列の識別情報としての特別図柄(30)等を変動表示可能に構成されている。
【0017】
所定の確率に基づいて、特別図柄表示装置(14)に停止表示された各特別図柄(30)が、予め定められた表示態様(特定の表示結果)として、例えば「4、4、4」のように同一の数字が表示された場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態を生起させ、後述の変動入賞装置(18)を、遊技者にとって有利な開放状態に変動させ、遊技者に所定の遊技価値を付与するようになっている。
【0018】
また、特別図柄表示装置(14)に停止表示された各特別図柄(30)が、「7、7、7」のように同一の数字が表示されるとともに、該数字が奇数で表示された場合(第1の特定の表示結果)には、特定遊技状態終了後に、特定遊技状態と異なる特典遊技状態が生起される。特典遊技状態の期間中は、再び特定遊技状態が生起される確率を、特定遊技状態が所定回数(例えば1回)生起するまで向上させるようにしてある。この確率向上期間中(高確率制御中)に、特別図柄表示装置(14)に停止表示された各特別図柄(30)が、再び「5、5、5」のように奇数で表示された場合には、さらに確率向上期間は延長される。
【0019】
上述のように、特定遊技状態が生起され、かつ特典遊技状態も生起されることを示す特定の表示結果を、第1の特定の表示結果と定義する。この場合、左、中、右3列の特別図柄(30)のそれぞれは、第1の特定の表示結果の一部を構成する識別情報となる。勿論、特別図柄表示装置(14)に1列の特別図柄(30)のみを表示する場合には、第1の特定の表示結果としての特別図柄(30)は、第1の特定の表示結果を構成する識別情報となる。このため本実施形態では、1列から構成される特別図柄及び複数列から構成される特別図柄の双方を包含するために、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と定義する。
【0020】
また、特定遊技状態が生起される一方、特典遊技状態が生起されないことを示す特定の表示結果を、第2の特定の表示結果と定義する。この場合、左、中、右3列の特別図柄(30)のそれぞれは、第2の特定の表示結果の一部を構成する識別情報となる。勿論、特別図柄表示装置(14)に1列の特別図柄(30)のみを表示する場合には、特別図柄(30)は第2の特定の表示結果を構成する識別情報となる。このため本実施形態では、1列から構成される図柄及び複数列から構成される図柄の双方を包含するために、第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と定義する。
【0021】
特別図柄表示装置(14)の下方には、特別図柄始動口(15)が配置され、また特別図柄始動口(15)の両側方には、普通図柄作動ゲート(16)が配置されている。
【0022】
遊技球が特別図柄始動口(15)に入球すると、所定の確率に基づいて、特定遊技状態状態及び特典遊技状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の特別図柄(30)を始動すなわち変動表示を開始させ、その後に所定の特別図柄(30)を停止表示させる。
【0023】
ここで、遊技球が特別図柄始動口(15)に入球するとは、入賞するタイプだけではなく通過するタイプも含む。また、所定の確率は、通常遊技状態確率モード(当選確率350分の1)、及び特定表示結果となる確率が前記通常確率モード高い特典遊技状態確率モード(当選確率50分の1)の2種類設定されている。
【0024】
遊技球が普通図柄作動ゲート(16)を通過すると、所定の確率に基づいて、準特賞状態を生起するか否かが判定され、その判定の結果をもって、特別図柄表示装置(14)の上方に配置された普通図柄表示装置(17)を変動させ、その後に所定の図柄を確定表示させる。
【0025】
普通図柄表示装置(17)は、それぞれLEDで構成される普通図柄表示領域(17a)(17b)が交互に点灯を繰返す表示を行い、所定の確率に基づいて、交互に点灯表示を繰返す普通図柄が、予め定められた表示態様として普通図柄表示領域(17a)が点灯表示された場合に、準特賞状態を生起させ、特別図柄始動口(15)の左右の可動片(15a)(15b)を所定時間開放し、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞しやすくなる。図1では、可動片(15a)(15b)が開放した状態を示してある。
【0026】
上述のように、特別図柄始動口(15)は、可動片(15a)(15b)を開閉することによって、入賞開口が拡大する第1状態と入賞開口が縮小する第2状態とに変化可能に構成される。この第1状態となる時間は、通常遊技状態時間モード(例えば0.5秒)と通常時間よりも延長させる特典遊技状態時間延長モード(例えば2秒)との2通り設定されている。特典遊技状態時間延長モードは、前述の特典遊技状態確率モード期間中に設定される。
【0027】
また、普通図柄表示装置(17)の図柄変動時間は、通常時の比較的長いパターン(例えば30秒)と、特典遊技状態時の短いパターン(例えば5秒)との2通りある。このように、特典遊技状態を特典遊技状態確率モード期間中とするのではなく、特典遊技状態時間延長モード期間中や普通図柄表示装置(17)の図柄変動時間が短いパターンとなる期間中としてもよいし、それらの組合わせでもよい。
【0028】
遊技領域(13)の下方には、変動入賞装置(18)が配置されている。変動入賞装置(18)は、特定遊技状態期間中に広幅の扉が前面側に開放され、遊技球が入賞可能な状態となる大入賞口(19)を備えている。
【0029】
大入賞口(19)の扉が開放されている状態や、開閉を繰り返している状態で、遊技球が入賞可能な状態を、遊技者にとって有利な第1状態という。この第1状態以外の状態、つまり大入賞口(19)の扉が閉鎖されて、遊技球が入賞不可能な状態を、遊技者にとって不利な第2状態という。
【0030】
その他、遊技領域(13)には、遊技釘とともに遊技球の転動方向を変化させるランプ付き風車(20)、遊技球を遊技盤(10)の裏面に送るアウト口(21)、及びランプ表示装置(22)等が配置されている。
【0031】
以上、遊技盤(10)に配置された各装置のうち主要なものは、マイクロコンピュータによって制御されており、これらについて、図2に示す制御ブロック図を参照しつつ説明する。なお、図2において、図外の発射装置や賞球排出装置を制御する制御系統や電源回路等は省略する。
【0032】
主制御部(200)は、制御プログラムおよびデータを記憶したROM(201)と、CPUのワークエリアとして機能するRAM(202)とともに一体型のワンチップCPUとして構成され、ROM(201)に記憶された制御プログラムにより、一連の制御処理を実行する遊技制御手段が構成されている。また、ROM(201)にはテーブル領域(201a)が形成されている。
【0033】
また、主制御部(200)には、入力ポート(210)を介して、特別図柄始動口(15)の内部に配置され、遊技球の通過を検出する特別図柄始動スイッチ(150)と、普通図柄作動ゲート(16)の内部に配置され、遊技球の通過を検出する普通図柄作動スイッチ(160)と、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置され、大入賞口(19)に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(190)と、同じく変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の内部に配置され、特定の領域を通過した遊技球のみを検出する特定領域スイッチ(195)とが接続され、各検出信号を入力可能となっている。
【0034】
さらに、主制御部(200)には、出力ポート(220)を介して、特別図柄表示装置(14)と、変動入賞装置(18)における大入賞口(19)の広幅な扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)と、特別図柄始動口(15)の可動片(15a)(15b)を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド(225)と、普通図柄表示装置(17)やランプ付き風車(20)やランプ表示装置(22)等の表示灯を点灯制御するための表示灯装置(230)と、図示しないスピーカーを制御するための効果音発生装置(240)とが接続され、各制御信号を出力可能となっている。
【0035】
次に、主制御部(200)が特別図柄表示装置(14)に対して実行する制御の一例について説明する。
遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞すると、主制御部(200)は特別図柄始動スイッチ(150)からの信号を受信し、所定の確率に基づいて、特定遊技状態及び特典遊技状態状態を生起するか否かの判定を行い、その判定にしたがって、特別図柄表示装置(14)へ表示指令情報を出力する。このとき、主制御部(200)は、効果音発生装置(240)へ効果音発生指令情報をも出力する。
【0036】
表示指令情報には、特別図柄表示装置(14)の図柄変動開始を指示するとともに、図柄変動時間及び図柄変動態様を指定する図柄変動指定情報と、停止図柄を指定する停止図柄指定情報と、図柄変動終了を指定する変動停止指定情報とが含まれており、これら表示指令情報は、ROM(201)に格納されている。
【0037】
主制御部(200)は、特別図柄表示装置(14)の図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったときに、表示指令情報を、1回の変動表示制御において、所定のタイミングで特別図柄表示装置(14)に送信する。
【0038】
図3は、特別図柄表示装置(14)に係わる表示制御ブロック図である。
特別図柄表示装置(14)は、主制御部(200)からの表示指令情報を受信するためのデータ受信回路(320)と、受信した表示指令情報に基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して、画像表示処理用LSI(310)に出力するCPU(表示制御手段)(300)と、CPU(300)の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM(330)と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM(340)と、画像表示処理を行う画像表示処理用LSI(310)と、画像表示処理用LSI(310)が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM(350)と、画像表示処理用LSI(310)が画像展開するために必要なデータとして図柄データやキャラクタ画像データ等を格納したキャラクタROM(360)と、画像表示処理用LSI(310)から送出された画像データを用いて、表示画像を出力するLCDディスプレイ(370)とを有している。
【0039】
CPU(300)は、特別図柄表示装置(14)が図柄変動中であることを示す図柄変動中情報や、停止した図柄内容を示す図柄情報等の表示関連情報を遊技機外部に出力する手段を備えている。特別図柄表示装置(14)はさらに、出力端子として表示関連情報出力端子(380)を有している。
【0040】
なお、本実施形態の遊技機においては、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)に変動表示される特別図柄(30)として、前述した第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報(以下、”確率変動図柄(30a)”と記す)と第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報(以下、”非確率変動図柄(30b)”と記す)との比率(以下、単に「比率」と表記する場合がある)を変更可能に構成されている。
【0041】
図4は、特別図柄表示装置(14)に表示される特別図柄(30)を示す模式図である。ここでは、左列の図柄で説明するが、中列及び右列の図柄も後述する内容と同一であるため、ここでは図面は省略する。
【0042】
図4(A)〜(C)に示すように、特別図柄(30)における確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)は、配色が異なるように構成されて遊技者に双方を区別しやすようにしている。
【0043】
なお、本実施形態においては、中抜きの数字を確率変動図柄(30a)とし、また中塗りの数字を非確率変動図柄(30b)とするが、遊技者に双方を区別しやすければ、形状によって区別したりしてもよい。なお、これらの特別図柄(30)は、図柄データとしてキャラクタROM(360)に格納されている。
【0044】
図4(A)では、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が1対1であり、この複数(10種類)の特別図柄(30)をAグループと定義する。すなわち、Aグループでは、確率変動図柄(30a)は、図柄「1」「3」「5」「7」「9」の5種類であり、一方、非確率変動図柄(30b)は、図柄「0」「2」「4」「6」「8」の5種類である。これにより、特定の表示結果としての全10種類中、第1の特定の表示結果は5種類、すなわち特典遊技状態生起割合は5/10となる。
【0045】
図4(B)では、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が4対1であり、この複数(10種類)の図柄をBグループと定義する。すなわち、Bグループでは、確率変動図柄(30a)は、図柄「0」「1」「3」「4」「5」「7」「8」「9」の8種類であり、一方、非確率変動図柄(30b)は、図柄「2」「6」の2種類である。これにより、特定の表示結果としての全10種類中、第1の特定の表示結果は8種類、すなわち特典遊技状態生起割合は8/10となる。
【0046】
図4(C)では、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が1対0であり、この複数(10種類)の図柄をCグループと定義する。すなわち、Cグループでは、確率変動図柄(30a)は、図柄「0」〜「9」の10種類であり、一方、非確率変動図柄(30b)は1つもない。これにより、特定の表示結果としての全10種類中、第1の特定の表示結果は10種類、すなわち特典遊技状態生起割合は10/10となる。
【0047】
なお、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率をそれぞれ異ならせるように予め定めたグループを3種類としたが、他の数の種類としてもよい。
【0048】
確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が異なるグループを選択する契機は、遊技球が特別図柄始動口(15)に入賞したときの抽選による。そして特別図柄(30)が変動を開始するほぼ直前に、選択されたグループに係わる確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率に関する情報が報知される。
【0049】
図5は、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)に表示される表示例を示す模式図である。LCDディスプレイ(370)の表示領域は、左、中、右3列の特別図柄(30)を表示する第1表示領域(371)と、比率の異なるグループのうちどのグループが選択されたのかを表示する第2表示領域(372)と、変更したグループに係わる前述の比率に関する情報を表示する第3表示領域(373)とを少なくとも有する。第1表示領域(371)は、選択されたグループに応じて、予め比率が定められた図4(A)〜(C)のいずれか1つの全10種類からなる特別図柄(30)を3列に渡って変動表示する。
【0050】
第2表示領域(372)は、それぞれ窓を設けて表示される記号情報「A」「B」「C」のいずれか1つが他よりも鮮明に表示されることにより、複数のグループの中からいずれか1つのグループが選択されたことを表示する。
【0051】
すなわち、第2表示領域(372)に「A」が他よりも鮮明に表示された場合には、図4(A)に示すAグループが選択されて、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が1対1に変更したことを示す。
【0052】
第2表示領域(372)に「B」が他よりも鮮明に表示された場合には、図4(B)に示すBグループが選択されて、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が4対1に変更したことを示す。
【0053】
また、第2表示領域(372)に「C」が他よりも鮮明に表示された場合には、図4(C)に示すCグループが選択されて、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が1対0に変更したことを示す。
【0054】
図5においては、第2表示領域(372)に「A」が他よりも鮮明に表示された状態を示しており、第1表示領域(371)には、図4(A)に示すようにAグループが選択されて、確率変動図柄(30a)として図柄「1」「3」「5」「7」「9」、非確率変動図柄(30b)として図柄「0」「2」「4」「6」「8」が変動表示されることになる。
【0055】
第3表示領域(373)は、報知手段として第2表示領域(372)で示されて選択されたグループに係わる比率を数値情報によって表示することで、遊技中の比率を容易に把握できるようにしている。
【0056】
図5においては、第2表示領域(372)に「A」が他よりも鮮明に表示されているため、第3表示領域(373)には、「確変割合5/10」と表示される。これは、Aグループが特定の表示結果としての全10種類中、確率変動図柄(30a)は5種類(特典遊技状態生起割合5/10)であることに起因した表示内容であり、これとは別に、「特典比率は50%」等の表示でもよい。
【0057】
なお、他の実施形態として、図6に示すように、第2表示領域(374)及び報知手段としての第3表示領域(375)を、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)とは別個の表示装置として設けてもよい。この場合、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)の近傍にあることが望ましく、LEDやランプで構成してもよい。
【0058】
図7は、グループを選択するための抽選確率テーブルを示す一覧表図である。該抽選確率テーブルは、ROM(201)のテーブル領域(201a)に格納されている。抽選確率テーブルは、「Xタイプ」「Yタイプ」「Zタイプ」の3種類有し、それぞれ第2表示領域(372)に表示される「A」「B」「C」の各グループに係わる選択確率が予め定められている。
【0059】
図8は、主制御部(200)及びCPU(300)が実行する処理のうちの本実施形態に係わる遊技制御処理を説明するフローチャートである。
まずステップS1において、主制御部(200)は、遊技球が特別図柄始動口(15)に入球した否か、すなわち特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたか否かを判定する信号入力チェック処理を実行する。特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されたと判定(YES)すると、複数の識別情報(30)の変動表示を開始させる契機が発生したとしてステップS2へ移行する。一方、特別図柄始動スイッチ(150)からの信号が入力されないと判定(NO)すると、ここでの処理を終了する。
【0060】
ステップS2において、主制御部(200)は、所定の確率(高確率状態か通常確率状態のいずれか一方で制御される確率)に基づいて、特定遊技状態を生起する(特定の表示結果となる)か否かの決定を行うとともに、特定の表示結果となる場合には第1の特定の表示結果または第2の特定の表示結果のいずれであるかも決定する事前決定処理を実行する。この抽選処理によって、前述した図柄変動指定情報と停止図柄指定情報と変動停止指定情報とがそれぞれ選択され、ステップS3へ移行する。
【0061】
ステップS3において、主制御部(200)は、ステップS2での事前決定処理によって、特定遊技状態を生起する決定であったか否かを判定する。特定の表示結果となると判定(YES)すると、ステップS4へ移行する。一方、特定の表示結果とならないと判定(NO)すると、ステップS5へ移行する。
【0062】
ステップS4において、主制御部(200)は、ステップS2での事前決定処理によって、特典遊技状態を生起する決定であったか否かを判定する。第1の特定の表示結果となると判定(YES)すると、ステップS6へ移行する。一方、第1の特定の表示結果とならないと判定(NO)すると、ステップS7へ移行する。
【0063】
ステップS5、ステップS6、及びステップS7において、主制御部(200)は、選択手段として、特別図柄表示装置(14)のLCDディスプレイ(370)に変動表示される複数の特別図柄(30)における確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率がそれぞれ異なる複数のグループ(図4参照)の中からいずれか1つのグループを選択するための抽選を行う。
【0064】
ステップS5の場合は、図7に示す抽選確率デーブルのうち「Xタイプ」を参照して抽選を行う。「Xタイプ」は、確率変動図柄(30a)の比率が低い順序、すなわち第2表示領域(372)に表示される記号情報「A」「B」「C」のグループ順で選択される確率が高くなるように主制御部(200)は制御を行う。
【0065】
ステップS6の場合は、図7に示す抽選確率テーブルのうち「Yタイプ」を参照して抽選を行う。「Yタイプ」は、確率変動図柄(30a)の比率が高い順序、すなわち第2表示領域(372)に表示される記号情報「C」「B」「A」のグループ順で選択される確率が高くなるように主制御部(200)は制御を行う。
【0066】
ステップS7の場合、図7に示す抽選確率デーブルのうち「Zタイプ」を参照して抽選を行う。「Zタイプ」は、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率を、第2表示領域(372)に表示される記号情報「B」「A」「C」のグループ順で選択される確率が高くなるように主制御部(200)は制御を行う。
【0067】
ステップS8において、主制御部(200)は、各種表示指令情報をCPU(300)へ送信し、CPU(300)は、受信した各種表示指令情報に基づいて、選択されたグループを報知することで、確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率が変更することを表示する制御を行う。
【0068】
すなわちCPU(300)は、ステップS5、ステップS6、及びステップS7のいずれかにおける抽選によって変更されたグループを第2表示領域(372)のそれぞれ窓を設けて表示される記号情報「A」「B」「C」のいずれか1つが他よりも鮮明に表示する制御を行う。さらに、該選択されたグループに係わる比率に関する情報を、第3表示領域(373)に表示する制御を行う。
【0069】
ステップS9において、CPU(300)は、変動表示制御手段として、ステップS8で主制御部(200)から送信された各種表示指令情報に基づいて、選択されたグループに応じて、図4(A)〜(C)のいずれか1つのグループの特別図柄(30)を、左中右の3列において、第1表示領域(371)よって変動表示するとともに、変動表示の終了後に所定の特別図柄(30)を停止表示させる制御を行う。
【0070】
図9は、CPU(300)が実行する処理のうちのステップS9に係わる図柄変動処理を説明するフローチャートである。
まずステップS91において、CPU(300)は、ステップS5、ステップS6、及びステップS7のいずれかにおける抽選によって変更された比率が予め定められたグループに対応する図柄データをRAM(340)の所定エリアにセットする処理を行う。
【0071】
ステップS92において、CPU(300)は、先にセットされた図柄データによって選択されたグループでの特別図柄(30)を第1表示領域(371)に変動表示する制御を行い、ステップS93において、CPU(300)は、所定の特別図柄(30)を第1表示領域(371)に停止表示する制御を行う。
【0072】
ステップS94において、CPU(300)は、現在選択されているグループがAグループ、またはB、Cグループであるかを判定する。BグループまたはCグループであると判定(YES)すると、ステップS95へ移行する。一方、Aグループであると判定(NO)すると、ここでの処理を終了して、図8に示すステップS10に移行する
【0073】
ステップS95において、CPU(300)は、ステップS93での処理で停止表示されている特別図柄(30)が、第1の特定表示結果か否かを判定する。第1の特定表示結果であると判定(YES)すると、ステップS96へ移行する。一方、第1の特定の表示結果ではないと判定(NO)すると、ここでの処理を終了して、ステップS10に移行する
【0074】
ステップS96において、CPU(300)は、ステップS93での処理で停止表示されている特別図柄(30)が、グループAでは第1の特定の表示結果であるかを判定する。例えば、今回グループBが選択され、かつ停止図柄が「0、0、0」であった場合には、「0、0、0」は、グループBでは第1の特定の表示結果で、今回選択されなかったグループAでは第2の特定の表示結果となるため、肯定判定(YES)となり、ステップS97へ移行する。
【0075】
一方、例えば、今回グループCが選択され、かつ停止図柄が「1、1、1」であった場合には、「1、1、1」は、グループCでも、今回選択されなかったグループAでも第1の特定の表示結果となるため、否定判定(NO)となり、ここでの処理を終了して、図8のステップS10に移行する。
【0076】
ステップS97において、CPU(300)は、ステップS93での処理での停止表示状態から特別図柄(30)を再度変動表示する制御を行う。すなわち、ステップS93での処理での停止表示状態は最終停止ではなく一旦停止状態となる。
【0077】
ステップS98において、CPU(300)は、停止図柄を全グループ(A〜C)共通の確率変動図柄(30a)で停止表示させる処理を実行する。換言すれば、グループA、B、Cのいずれのグループにおいても必ず第1の特定の表示結果となる確率変動図柄(30a)として図柄「1」「3」「5」「7」「9」のいずれかの同一の数字で揃った状態によって停止表示させて、図8に示すステップS10に移行する。
【0078】
ステップS10において、主制御部(200)は、ステップS2での事前決定処理において特定遊技状態を生起する決定を行ったことによって、停止表示した各特別図柄(30)が特定の表示結果となったか否かを判定する。特定遊技状態を生起すると判定(YES)すると、ステップS11に移行し、特定遊技状態を生起しないと判定(NO)すると、ここでの処理を終了する。
【0079】
ステップS11において、主制御部(200)は、大入賞口(19)の広幅の扉を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド(180)を駆動制御する特定遊技状態処理を実行する。
【0080】
主制御部(200)は、特定遊技状態処理中に、大入賞口スイッチ(190)からの信号が10回入力されるか、または大入賞口(19)が開放してから30秒が経過すると、大入賞口(19)を閉鎖する駆動制御を実行する。また特定領域スイッチ(195)からの検出信号が入力された場合には、閉鎖後に再度開放する。これを最大15回まで繰返し可能に設定してある。
【0081】
ステップS12において、主制御部(200)は、ステップS2での事前決定処理において特典遊技状態を生起する決定を行ったことによって、ステップS9で停止表示した各特別図柄(30)が第1の特定の表示結果となったか否かを判定する。特典遊技状態を生起する(第1特定の表示結果となった)と判定(YES)すると、ステップS13に移行し、特典遊技状態を生起しない(第1特定の表示結果とならなかった)と判定(NO)すると、ここでの処理を終了する。
【0082】
ステップS13において、主制御部(200)は、特定遊技状態終了後に遊技者にとって有利な特典遊技状態を生起する処理を実行する。特典遊技状態の期間中は、特定遊技状態が生起される確率を、特定遊技状態が所定回数(例えば1回)生起するまで向上させるように制御を行う。
【0083】
上述の実施形態によれば、ステップS5、ステップS6、及びステップS7でのグループ選択処理によって、変動表示される複数の特別図柄(30)における確率変動図柄(30a)と非確率変動図柄(30b)との比率の異なるグループが適宜選択されることによって、第1の特定の表示結果となる期待感を常に一定にすることがなく、変化に富んだ構成となり、遊技の興趣性が増すことが可能となる。
【0084】
また、複数のグループがあっても、第1の特定の表示結果となる場合には、複数のグループのいずれにおいても必ず確率変動図柄(30a)が停止表示されることにより、過度な射倖性を抑えるとともに、第1の特定の表示結果として停止する識別情報(30)の数を増加させないので、遊技内容を複雑化せずに誰にでも楽しめることができる。
【0085】
一旦停止表示される確率変動図柄(30a)は、他のグループでは確率変動図柄(30a)ではないため、確率変動図柄(30a)の比率が高くなったことを実感できるとともに、遊技者の表示結果に対する高揚感を増大させることになる。
【0086】
さらに、グループを選択するための抽選を行う抽選確率テーブルは、それぞれ選択確率が異なる3つのタイプから構成され、それぞれステップS2ので事前決定処理の結果に応じて使用する抽選確率テーブルのタイプが異なる。例えば、ステップS2での事前決定処理の結果が第1の特定の表示結果となる場合には、抽選確率デーブルは「Yタイプ」となる。一方、ステップS2での事前決定処理の結果が特定の表示結果とならない場合には、抽選確率テーブルは「Xタイプ」となる。この「Xタイプ」と「Yタイプ」を比べると、「Yタイプ」のほうが第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報の比率が高まるようになっている。
【0087】
これにより、第1の特定の表示結果となる場合には、確率変動図柄(30a)の比率が高まるようになり、遊技者は、事前決定手段による決定がある程度把握可能となり、遊技者の遊技への集中力を高める表示演出が可能となる。
【0088】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。
例えば、グループの選択を識別情報変動毎に毎回行う構成としたが、所定時間毎とすること、所定の識別情報変動毎に行うこと、特定遊技状態が生起したことを契機として行うこと、所定の抽選に当選したときに行うこと等の所定条件が成立したことに基づいて行う構成であればどのような構成でもよい。また、3列以外の識別情報を表示可能な表示装置を採用すること、抽選確率テーブルの数値を適宜変更すること等が挙げられる。
【0089】
また、複数列の識別情報が予め定められた表示態様となった場合に、大入賞口(19)が開放する遊技機として説明したが、本発明は、図柄が予め定められた特定表示結果となったことにより、所定の入賞口が開放して(遊技者にとって有利な特定遊技状態)、開放期間中の所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、特定の入賞装置が開放する契機となる遊技機等に対しても、適用可能である。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1記載の発明によると、変動表示される複数の識別情報がグループによって、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報との比率を異ならせることによって、第1の特定の表示結果となる期待感を常に一定にすることがなく、変化に富んだ構成となり、遊技の興趣性が増すことが可能となる。
【0091】
また、複数のグループがあっても、第1の特定の表示結果となる場合には、複数のグループのいずれにおいても必ず第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されることにより、過度な射倖性を抑えるとともに、第1の特定の表示結果として停止する識別情報の数を増加させないので、遊技内容を複雑化せずに誰にでも楽しめることができる。
【0092】
(b) 請求項2記載の発明によると、請求項1に係わる発明の効果に加えて、一旦停止表示される第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する所定の識別情報は、他のグループでは第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報ではないため、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する所定の識別情報の比率が高くなったことを実感できるとともに、遊技者の表示結果に対する高揚感を増大することになる。
【0093】
(c) 請求項3記載の発明によると、請求項1または2に係わる発明の効果に加えて、第1の特定の表示結果となる場合には、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報の比率が高まるようになり、停止表示結果をある程度把握可能となり、遊技者の遊技への集中力を高める表示演出が可能となる。
【0094】
(d) 請求項4記載の発明によると、請求項1〜3のいずれかに係わる発明の効果に加えて、特典遊技状態中には、特定遊技状態となる確率が高まるため、遊技者の特定遊技状態が生起するという期待感を向上させることにより、遊技の興趣性がさらに増すことが可能となる。
【0095】
(e) 請求項5記載の発明によると、請求項1〜4のいずれかに係わる発明の効果に加えて、遊技者に選択されたグループに係わる比率に関する情報を容易に把握することができる。
【0096】
(f) 請求項6記載の発明によると、請求項5に係わる発明の効果に加えて、報知手段を既設の表示装置とすることで、部品点数の増加による製造コスト増を抑止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態を適用した遊技機の一部分を構成する遊技盤の正面図である。
【図2】遊技機に係わる遊技制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置に係わる表示制御ブロック図である。
【図4】特別図柄表示装置に表示される特別図柄(識別情報)を示す模式図である。
【図5】特別図柄表示装置に表示される表示例を示す模式図である。
【図6】他の実施形態としての遊技盤における特別図柄表示装置及びその周辺部位の正面図である。
【図7】グループを選択するための抽選確率テーブルを示す一覧表図である。
【図8】主制御部及び特別図柄表示装置が実行する遊技制御処理を説明するフローチャートである。
【図9】特別図柄表示装置が実行する図柄変動処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
(10)遊技盤
(11)外側ガイドレール
(12)内側ガイドレール
(13)遊技領域
(14)特別図柄表示装置(表示装置、報知手段)
(15)特別図柄始動口
(15a)(15b)可動片
(16)普通図柄作動ゲート
(17)普通図柄表示装置
(17a)(17b)普通図柄表示領域
(18)変動入賞装置
(19)大入賞口
(20)ランプ付き風車
(21)アウト口
(22)ランプ表示装置
(30)特別図柄(識別情報)
(30a)確率変動図柄(識別情報)
(30b)非確率変動図柄(識別情報)
(150)特別図柄始動スイッチ
(160)普通図柄作動スイッチ
(180)大入賞口作動ソレノイド
(190)大入賞口スイッチ
(195)特定領域スイッチ
(200)主制御部(選択手段)
(201)ROM
(201a)テーブル領域
(202)RAM
(210)入力ポート
(220)出力ポート
(225)普通電動役物作動ソレノイド
(230)表示灯装置
(240)効果音発生装置
(300)CPU(表示制御手段)
(310)画像表示処理用LSI
(320)データ受信回路
(330)プログラムROM
(340)RAM
(350)ビデオRAM
(360)キャラクタROM
(370)LCDディスプレイ
(371)第1表示領域
(372)第2表示領域
(373)第3表示領域
(380)表示関連情報出力端子

Claims (6)

  1. 複数の識別情報を変動表示可能な表示装置を備え、該表示装置によって変動表示終了後に停止表示される前記識別情報が特定の表示結果である場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態を生起させ、かつ前記特定の表示結果には、前記特定遊技状態、及び前記特定遊技状態とは異なる特典遊技状態が生起されることを示す第1の特定の表示結果と、前記特定遊技状態が生起される一方、前記特典遊技状態が生起されないことを示す第2の特定の表示結果とがある遊技機において、
    前記識別情報における前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報と前記第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報との比率がそれぞれ異なるように予め定められた複数のグループの中からいずれか1つのグループを選択する選択手段と、該選択手段によって選択されたグループにおける前記識別情報を前記表示装置に変動表示させる制御を実行する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記識別情報が前記第1の特定の表示結果となる場合には、前記選択手段により選択されるいずれのグループにおいても必ず前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されるように制御することを特徴とする遊技機。
  2. 表示制御手段は、識別情報が第1の特定の表示結果となる場合には、選択手段によって選択されたグループにおいては前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報で、かつ前記選択手段によって選択されなかった他のグループにおいては第2の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報である所定の識別情報を一旦停止表示するとともに、一旦停止表示から再変動表示させた後に、前記選択手段により選択されたいずれのグループおいても必ず前記第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報が停止表示されるように制御する場合があることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 選択手段は、第1の特定の表示結果となる場合には、特定の表示結果とならない場合に比べて、第1の特定の表示結果の少なくとも一部を構成する識別情報の比率が高いグループを選択する確率が高くなることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 特典遊技状態は、特定の表示結果である場合に特定遊技状態を生起しうる確率が通常時よりも向上した高確率状態であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 選択手段によって選択されたグループに係わる比率に関する情報を所定の数値情報で表示する報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 報知手段は、複数の識別情報を変動表示可能な表示装置であることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
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