JP2004201798A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】釜内を水の沸点より高い本炊き終了温度に上昇するまで加熱する本炊き工程と、前記釜内を米粒のα化に有効な温度に維持する蒸らし工程と、前記釜内を前記蒸らし工程時の釜内温度より低い保温温度に保温する保温工程とを、この順序で実行する炊飯器において、騒音を伴わずに異臭菌の繁殖を抑制する。
【解決手段】開閉蓋(2)で閉塞された釜(6)の内部を大気側に連通させる排気通路(3)と、前記排気通路(3)に配設された弁装置(31)を具備し、前記弁装置(31)は、前記本炊き工程の実行中は前記釜(6)の内部の蒸気が前記大気側へ流出するのを許容する一方、前記蒸らし工程の開始後は前記大気側の空気が前記釜(6)の内部に流入するのを遮断する機能を備えていること。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保温米飯からの異臭発生を防止する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炊飯器の釜内の空気を間欠的に換気することにより、保温米飯から生じる異臭を強制的に除去できるようにした炊飯器として、特許文献1に開示されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に示された炊飯器は、炊飯終了後に送風ポンプを一定時間周期で間欠動作させ、これにより、炊飯終了後の余分な蒸気や、保温米飯から生じる異臭を外部に排出する一方、新鮮な外気を釜内に取り入れるものである。
【0004】
このものでは、炊飯終了後に釜内が送風ポンプで間欠的に換気されるから、釜内の異臭を排出することができ、これにより、保温米飯に付着する異臭が抑えられ、食味の良好な米飯を食事に供することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−333825号公報 (段落番号[0013])
【特許文献2】
特開平9―276134号公報
【特許文献3】
特開2001−245787号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、炊飯終了後に間欠換気が繰り返されることから、該換気時に送風ポンプが作動することによる騒音の問題が発生する。
特に、炊飯終了から食事開始時までの保温(以下、「初回保温」という。)の時間が長い下記のタイマー炊飯が行われる場合には、前記送風ポンプの間欠動作が長時間に亘って継続することから、前記騒音による不快感を解消する必要性が高くなる。
【0006】
即ち、セットした炊飯予約時刻が到来したときに炊飯を終了させるタイマー炊飯を行う炊飯器では、前記炊飯予約時刻の到来までに12時間以上の待機時間がある場合は多量の雑菌が繁殖して米飯の食味低下を招来することから、これを防止する為に前記予約時刻が到来しなくても12時間の経過時に強制的に炊飯を開始し、その後に予約炊飯が到来するまで保温するものがある。かかるものでは、セットされた予約時刻によっては、長時間に亘って米飯が初回保温される場合があり、かかる場合には、前記初回保温中に長時間に亘って送風ポンプが間欠動作することにより騒音が繰り返されるから、前記騒音による不快感が顕著になってこれを解消する必要性が高くなるのである。
【0007】
本発明の発明者は、特殊な菌(以下、「異臭菌」という。)が繁殖することによって前記異臭が生じるとの知見に基づいて上記騒音を解決し得る本発明を完成させた。
【0008】
前記異臭菌が保温米飯を腐敗させるメカニズムについて略述する。
保温米飯中には、有機物に作用して異臭をもたらすバシラス・サーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)と称される異臭菌が混入している。この異臭菌は、胞子を作って生殖する生物体であって、繁殖に適さない環境下では、抵抗力の強い胞子状態で生存し、所定の酸素量及び温度条件下で、栄養分が存在すると発芽して繁殖する。
【0009】
従って、米飯に付着している前記異臭菌は、一般的な保温温度たる74℃程度の温度環境下では雰囲気中の酸素と米飯の澱粉を栄養として発芽して繁殖し、次第に異臭を放つ。
【0010】
本発明は、前記異臭菌の発芽が酸素量や雰囲気温度等と相関を有するとの研究結果に基づいて成されたもので、
『加熱源で加熱される釜の上端開口を気密状態に閉塞する開閉蓋を具備し、
前記釜内を水の沸点より高い本炊き終了温度に上昇するまで加熱する本炊き工程と、前記釜内を米粒のα化に有効な温度に維持する蒸らし工程と、前記釜内を前記蒸らし工程時の釜内温度より低い保温温度に保温する保温工程とを、この順序で実行する炊飯器』において、前記初回保温時の騒音を伴わずに、異臭菌の繁殖を抑制できる炊飯器を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記開閉蓋で閉塞された前記釜の内部を大気側に連通させる排気通路と、
前記排気通路に配設された弁装置を具備し、
前記弁装置は、前記本炊き工程の実行中は前記釜の内部の蒸気が前記大気側へ流出するのを許容する一方、前記蒸らし工程の開始後は前記大気側の空気が前記釜の内部に流入するのを遮断する機能を備えている』ことである。
ここで、前記発明特定事項の弁装置としては、前記機能を備えた電磁開閉弁のほか、釜内の空気の大気側への流出のみを許容する逆止弁等を採用することができる。
【0012】
上記技術的手段によれば、炊飯動作が開始して本炊き工程が実行されると、該本炊き中に釜内の水が沸騰する一方、この沸騰時に発生する蒸気が排気通路の弁装置を通過して大気側に排出され、これにより、釜内の圧力上昇が防止される。前記本炊き工程の継続によって釜内の水分が蒸発し終える頃になると、該釜内の温度が水の沸点を超えて本炊き終了温度まで上昇し、その後、炊飯制御は蒸らし工程に移行する。
【0013】
すると、排気通路に設けられた弁装置は、蒸らし工程の開始後は大気側の空気が釜内に流入するのを遮断する。従って、その後、保温工程に移行することにより釜内の空気が温度低下して体積収縮しても、大気側の空気が釜内に流入しない。よって、釜内が大気圧より低い圧力まで自然に減圧され、その結果、釜内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖が抑制される。
【0014】
そして、上記技術的手段によれば、開放させた前記弁装置を所定のタイミングで閉じることによって釜内を減圧するから、既述送風ポンプが作動する従来のものと相違し、炊飯終了時から開閉蓋が開放されるまでの初回保温時に騒音が発生することがない。
【0015】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記保温温度は、60℃〜73℃の変色抑制温度に設定されている』ものとすることができる。
このものでは、保温工程に於ける米飯の保温温度が一般的な保温温度たる74℃程度より低温の変色抑制温度に設定されているから、前記一般的な保温温度で保温する場合に比べ、保温米飯からの水分の蒸発量が抑えられて米飯の乾燥が防止され、該保温米飯が黄変する不都合を抑えることができる。
【0016】
[3項]
前記1項又は2項に於いて、
『前記開閉蓋が開放されたときに開放信号を出力する蓋センサと、
前記蓋センサが前記開放信号を出力した後に於ける前記保温工程の実行中には、設定時間周期で前記釜を前記保温温度より高温の再加熱温度まで再加熱する制御手段が設けられ、
前記弁装置は、前記再加熱の実行中は前記釜の内部の加熱膨張空気が前記大気側へ流出するのを許容する一方、前記再加熱の終了後は前記大気側の空気が前記釜の内部に流入するのを遮断する機能を備えている』ものとすることができる。
【0017】
このものでは、初回保温中に開閉蓋が開放されると、その後、釜が設定時間周期で再加熱される。そして、この再加熱時に膨張する釜内の空気は、弁装置を介して大気側に排出され、再加熱の終了後は大気側の空気が釜内に流入するのが遮断される。従って、再加熱終了後の温度低下によって釜内の空気が体積収縮し、これにより、既述1項のものと同様に釜内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖が抑制される。
【0018】
[4項]
前記3項に於いて、
『前記釜に注水する為の注水装置が設けられており、
前記再加熱時には、前記注水装置から所定量の注水を行と共に水の沸点以上の再加熱温度まで釜を加熱する』ものでは、注水装置から釜内に注水された水が再加熱によって蒸発する。従って、この蒸気が釜内の空気を排気通路から大気側に追い出すから、該釜内の酸素量が少なくなって異臭菌の繁殖を一層効果的に抑制することができる。又、釜や開閉蓋の表面に付着した異臭菌が再加熱時の蒸気流で洗浄されて大気側に排出されるから、この点からも異臭を抑えることができる。
【0019】
[5項]
前記1項又は2項に於いて、
『前記釜の内部の空気を大気側に排出する排気ポンプと、
前記開閉蓋が開放されたときに開放信号を出力する蓋センサが設けられ、
前記蓋センサが前記開放信号を出力した後に於ける前記保温工程の実行中に前記排気ポンプを作動させるポンプ制御手段が設けられている』ものとすることができる。
このものでは、初回保温中に開閉蓋が開放されると、その後の保温工程では釜内の空気が排気ポンプで大気側に排出され、これにより、該釜内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖が抑制される。
【0020】
[6項]
前記5項に於いて、
『前記強制排気通路には、大気側に排出される空気の酸素濃度を高める気体分離膜が配設されているもの』では、大気側に排出される空気の酸素濃度が気体分離膜によって高められる結果、これとは逆に釜内の酸素量が一層希薄になり、異臭菌の繁殖が一層効果的に抑制される。
【0021】
[7項]
1項〜6項に於いて、
『前記開閉蓋を開放させるときに開操作する蓋ロックボタンが設けられており、
大気側から前記釜内に繋がる給気路が、前記蓋ロックボタンの前記開操作に連動して開かれる』ものでは、開閉蓋を開放すべく蓋ロックボタンを開操作すると、給気路が開かれて釜内が大気側に連通し、これにより、釜内が大気圧に等しくなる。従って、釜内が大気圧より低い場合に比べ、開閉蓋の開放が容易に行なえる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
蒸らし工程の開始後に大気側の空気が釜の内部に流入するのを遮断する弁装置によって異臭菌の繁殖を抑制するから、送風ポンプが作動する既述従来のもののように不快な騒音が発生することがない。よって、送風ポンプで釜内の換気を行う既述従来のものと相違し、初回保温時間が長い場合でも、騒音を伴わずに異臭菌の繁殖を抑制することが出来、前記長時間の騒音による不快感を防止することができる。
【0023】
2項のものでは、一般的な保温温度よりも低温の変色抑制温度で米飯を保温するから、既述したように、保温米飯が黄変することによる品質劣化を防止することができる。
【0024】
3項のものでは、再加熱によって釜内の酸素が希薄になるから、開閉蓋が開放されても、その後の保温中の異臭菌の繁殖を抑えることができる。
【0025】
4項のものでは、再加熱時に釜内に注水するから、既述したように、前記4項のものに比べて異臭菌の繁殖を一層効果的に抑制することができる。
【0026】
5項のものでは、既述したように、開閉蓋が開放され後の保温工程の実行時には、釜内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖を抑えることができる。
【0027】
6項のものでは、排気空気の酸素濃度を高める気体分離膜が設けられているから、異臭菌の繁殖を一層効果的に抑制できる。
【0028】
7項のものでは、既述したように、釜内が減圧状態にあっても、開閉蓋の開放が容易に行なえる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る炊飯器は、本体ケース(1)と、該本体ケース(1)の上端開放部を被蓋する開閉蓋(2)と、前記本体ケース(1)に着脱自在に装着された釜(6)と、該釜(6)を加熱するガスバーナ(5)及び、釜底温度を検知する温度センサ(7)を備えている。
以下、各部の詳細を説明する。
【0030】
<本体ケース(1)について>
本体ケース(1)の前部上面の操作部(14)には、炊飯動作を開始させる際に投入する炊飯スイッチ(15)と、タイマー炊飯の為の炊飯予約時刻をセットする予約時刻設定スイッチ(16)が設けられており、予約時刻設定スイッチ(16)で炊飯予約時刻をセットした後に炊飯スイッチ(15)を投入すると、前記炊飯予約時刻よりも炊飯所要時間だけ早期に炊飯が開始し、これにより、炊飯予約時刻に炊飯が完了されるようなっている。尚、予約時刻設定スイッチ(16)を操作することなく炊飯スイッチ(15)を投入すると、直ちに炊飯動作が開始する。
【0031】
前記操作部(14)の近傍には、開閉蓋(2)を閉状態に維持する為の蓋ロックボタン(11)が配設されていると共に、該蓋ロックボタン(11)は、開閉蓋(2)に係合する方向にキックバネ(17)で付勢されている。又、この蓋ロックボタン(11)の下方には、該蓋ロックボタン(11)の押し込みに連動してオン動作して蓋開放信号を出力する蓋センサ(S)が配設されている。
更に、本体ケース(1)内に設けられた内胴(18)の下部には、熱拡散板(13)(13)を介して釜(6)を加熱する為の保温ヒータ(H)(H)が設けられている。
【0032】
<釜(6)について>
前記内胴(18)に着脱自在に装填される釜(6)の上端外周には係合フランジ(61)が周設されており、該係合フランジ(61)が前記内胴(18)の上端周縁部(19)に載置・係合されるようになっている。
【0033】
<開閉蓋(2)について>
本体ケース(1)の上端開放部を被蓋する開閉蓋(2)は、外蓋(20)とその下面を覆う下面カバー(21)とこれに着脱自在に取り付けられた内蓋(22)から構成されている。
【0034】
この開閉蓋(2)は、本体ケース(1)の背面ブロック(10)に貫設された支軸(12)を回動支点として上下に回動し得るように構成されていると共に、回動側の先端部には、前記蓋ロックボタン(11)に係合する係合突起(23)が設けられている。そして、蓋ロックボタン(11)がキックバネ(17)の付勢力に抗して押し込まれると、該蓋ロックボタン(11)の係合先端部(11a)と前記係合突起(23)の係合が解除されて開閉蓋(2)が開放できるようになっている。
【0035】
外蓋(20)の下面にビス(24)(24)で固定された下面カバー(21)の中心部には、ビス(26)で固定された内蓋取付軸(25)が垂下しており、該内蓋取付軸(25)に内蓋(22)が着脱自在に外嵌されるようになっている。具体的には、内蓋(22)の中心部に貫通装着されたゴム筒(27)が前記内蓋取付軸(25)に弾性的に外嵌されている。そして、開閉蓋(2)が閉じられた状態では、内蓋(22)の外周部(22a)が釜(6)の上端開口(60)の周縁部(62)に圧接され、これにより、上端開口(60)の気密性が確保される。
【0036】
開閉蓋(2)で閉塞された釜(6)の内部を大気に連通させる排気通路(3)は、排気パイプ(30)内を軸線方向に貫通していると共に、該排気パイプ(30)の上端は外蓋(20)の外面に開放している一方、該排気パイプ(30)の下端は内蓋(22)を貫通して釜(6)内に臨んでいる。又、排気パイプ(30)の途中には前記排気通路(3)を開閉する電磁開閉式の弁装置(31)が設けられている。
【0037】
更に、外蓋(20)の裏面には、タンク(41)と注水弁(42)を備えた注水装置(4)が設けられていると共に、前記注水装置(4)の底壁から下方に突出する注水パイプ(44)の下端は内蓋(22)を貫通して釜(6)内に臨むように構成されている。そして、この注水パイプ(44)の途中に前記注水弁(42)が配設されていると共に、タンク(41)の水補給口(45)には開閉栓(43)が装着されている。
【0038】
<ガスバーナ(5)等について>
釜(6)の下面は加熱源たるガスバーナ(5)で加熱される構成になっていると共に、釜(6)の下面には、釜(6)内温度を判定する為の温度センサ(7)が当接している。
【0039】
<制御動作>
次に、上記第1実施形態に係る炊飯器には、図2、図3のフローチャートで示す内容の制御動作を実行するマイクロコンピュータを備えた図示しない制御装置が組み込まれている。以下、炊飯制御の詳細を説明する。
【0040】
先ず、タイマー炊飯を行わせるときは、既述したように予約時刻設定スイッチ(16)で炊飯予約時刻をセットした後に炊飯スイッチ(15)を投入する。一方、予約時刻設定スイッチ(16)を操作することなく直ちに炊飯スイッチ(15)を投入すると、この投入時から直ちに炊飯を開始する通常炊飯が実行される。
【0041】
さて、炊飯スイッチ(15)が投入されると、該投入が図2のステップ(ST1)で確認された後、ステップ(ST2)でタイマー炊飯の実行の要否を確認する為のタイマー確認ルーチンが実行される。このタイマー確認ルーチンでは、図3に示すように、予約時刻設定スイッチ(16)で炊飯予約時刻が予めセットされているか否かがステップ(ST90)で確認され、炊飯予約時刻がセットされていない場合は、ステップ(ST3)以下の炊飯動作が直ちに開始される。一方、ステップ(ST90)を実行した結果、炊飯予約時刻が予めセットされていることが確認できると、ステップ(ST91)を実行し、炊飯予約時刻が到来するまでの待機時間が12時間以下か否かが判断される。そして、待機時間が12時間以下の場合は、ステップ(ST92)からステップ(ST3)を実行し、炊飯予約時刻よりも炊飯所要時間だけ早期に炊飯動作を開始させる。一方、炊飯予約時刻が到来するまでの待機時間が12時間を越える場合は、ステップ(ST93)で12時間が経過するまで待機した後、ステップ(ST3)以下の炊飯動作を実行する。
【0042】
次に、炊飯動作の内容を説明する。
炊飯動作が開始されると、先ずステップ(ST3)で弁装置(31)を開放させ、これにより、釜(6)の内部を大気側に連通させる。
その後、温度センサ(7)の検知温度が約45℃程度に維持されるようにガスバーナ(5)の燃焼量を制御し、これにより、釜(6)内の米粒に水分を吸収させる為の予備炊き工程を実行する(ステップ(ST4)参照)。次に、温度センサ(7)の検知温度が水の沸点より高い本炊き終了温度たる145℃に昇温するまで、即ち、釜(6)内の水分が蒸発し終えるまで該釜(6)内を沸騰状態に維持する本炊き工程を実行する(ステップ(ST5)参照)。そして、前記本炊き工程の実行時には、釜(6)内で発生する蒸気は排気通路に設けられた弁装置(31)を通過して大気側に排出され、これにより、釜内の圧力上昇が防止される。
【0043】
本炊き工程が終了すると、ステップ(ST6)で弁装置(31)を閉弁し、これにより、大気側の空気が釜(6)内に流入するのを遮断すると共に、ステップ(ST7)で蒸らし工程を開始する。即ち、ガスバーナ(5)の燃焼量を低下させるか又はこれを消火状態に維持し、これにより、釜(6)内を米粒のα化に有効な蒸らし温度たる約96℃〜98℃程度に所定時間維持する蒸らし工程を実行する(ステップ(ST7)参照)。そして、上記蒸らし工程の開始後には前述のように弁装置(31)が閉状態に維持さているから、釜(6)内の空気が温度低下して体積収縮しても、大気側の空気が釜(6)内に流入しない。よって、蒸らし工程及びその後のステップ(ST8)で実行される保温工程(保温ヒータ(H)を発熱させて米飯を保温する工程)での保温温度(本実施の形態では変色抑制温度たる68℃に設定されている)まで釜(6)内が温度低下すると、該釜(6)内が大気圧より低い圧力まで自然に減圧される。尚、本実施の形態の炊飯器では釜(6)内が保温温度まで低下した状態では該釜(6)内の圧力が40KPaまで低下することが確認された。
【0044】
そして、前記減圧の結果、釜(6)内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖が抑制される。酸素が希薄になって異臭菌(バシラス・サーモフィルス)の繁殖が抑制されることは、図4に示す実験結果に表れている。即ち、米飯1グラムから検出される、発芽した異臭菌の数を示すグラフL1は、横軸の釜内酸素濃度が低下するに従って値(菌数)が小さくなっている。一方、胞子になって活動を停止する異臭菌の量を示す胞子化率(グラフL2)は、釜内酸素濃度が低下するに従って増加している。従って、図4のグラフによれば、釜内の酸素が希薄になると、異臭菌の発芽数(繁殖数)が減少して胞子化率が増加することが理解でき、これにより、保温米飯の異臭を抑制できることが推測される。
【0045】
ステップ(ST8)の保温工程が開始されると、ステップ(ST9A)で蓋センサ(S)の出力を監視することにより、開閉蓋(2)が開放されるか否かが判断される。そして、開閉蓋(2)が開放されたことを示す開放信号を蓋センサ(S)が出力すると、ステップ(ST9B)で弁装置(31)を一時的に開放する。これにより、既述8項の発明特定事項に記載した給気路としての機能を兼備する排気パイプ(80)内の通路が開かれて釜(6)内が大気側に連通し、該釜(6)内が大気圧に等しくなる。これにより、釜(6)内が大気圧より低い場合に比べ、開閉蓋(2)の開放が容易に行なえる。
【0046】
次に、ステップ(ST10)で開閉蓋(2)が閉じられるのを蓋センサ(S)の出力から判断し、その後、ステップ(ST11)で4時間待機した後、ステップ(ST12)で注水弁(42)を開放して釜(6)内に所定量の注水を行う。その後、ステップ(ST13)で弁装置(31)を開いた後、ステップ(ST14)を実行し、温度センサ(7)の検知する釜内温度が再加熱温度たる145℃に昇温するまでガスバーナ(5)を燃焼させて釜(6)内を再加熱し、その後、ステップ(ST15)で弁装置(31)を閉弁させる。すると、前記145℃まで釜(6)内を再加熱したときには、炊飯終了から保温工程に制御が移行する際(ステップ(ST5)〜ステップ(ST8))の説明で記載したのと同様に、釜(6)内の酸素が希薄になって異臭菌の繁殖を抑えることができる。又、釜(6)を145℃まで再加熱することにより、異臭菌を高温加熱して加熱殺菌することができ、この点からも、異臭菌の繁殖を抑えることができる。
【0047】
以後、ステップ(ST10)に制御動作が移され、開閉蓋(2)が閉状態を維持しているときは、上記ステップ(ST11)〜ステップ(ST15)を再度実行し、これにより、4時間周期で釜(6)の再加熱を繰り返す。
【0048】
本実施の形態では、蓋センサ(S)が開閉蓋(2)の閉を検知している場合だけ釜(6)の再加熱動作(ステップ(ST9B)〜(ST15))を実行し、該開閉蓋(2)が開放状態にあるときは前記再加熱を実行しない。従って、釜(6)内の減圧で酸素を希薄にすることによる異臭菌の繁殖抑制効果を確実に得ることができる。
【0049】
尚、本実施の形態では、保温工程での米飯の保温温度が68℃に設定されており、一般的な保温温度たる74℃より低くなっているから、保温米飯から水分が蒸発することによる米飯の乾燥が抑制され、該保温米飯が黄変することによる品質劣化が抑えられる。尚、変色抑制温度としては60℃〜73℃の範囲の温度を採用することができる。
【0050】
<その他>
▲1▼本実施の形態では、ステップ(ST12)で釜(6)内に注水したが、この注水を行わないで釜(6)を再加熱してもよい。この再加熱時に釜(6)内の空気が膨張して大気側に排出されると共に、再加熱が終了して弁装置(31)が閉じられた後には、釜(6)内の温度低下によって該釜(6)の内圧が低下して酸素が希薄になるからである。
【0051】
▲2▼上記実施の形態では、保温工程での米飯保温温度が変色抑制温度たる68℃に固定されているが、炊飯終了後に蓋センサ(S)が最初の蓋開放信号を出力した後は保温温度を一般的な保温温度たる74℃に変更してもよい。このようにすると、米飯の保温温度が高くなるから、保温中に釜(6)を再加熱(ステップ(ST11)〜(ST15))しなくても、68℃で保温する場合に比べて異臭菌の繁殖を抑えることができる。
【0052】
▲3▼上記実施の形態では、蓋センサ(S)が開閉蓋(2)の閉を検知している場合だけ釜(6)の再加熱動作(ステップ(ST9B)〜(ST15))を実行するようにしたが、開閉蓋(2)の開閉状態に関わらず、保温工程(ステップ(ST8))が開始された後であれば、設定時間周期で釜(6)を再加熱してもよい。開閉蓋(2)が開放状態にあるときに再加熱された場合は、釜(6)内を減圧することはできないが、釜(6)を145℃まで再加熱することによる加熱殺菌効果を得ることができるからである。
【0053】
[第2実施形態]
次に、本願発明の第2実施形態を図5,図6に基づいて説明する。
第2実施形態に係る炊飯器は、既述第1実施形態の炊飯器の注水装置(4)に代えて、釜(6)の内部の空気を大気側に排出させる排気ポンプ(8)と通過空気の酸素濃度を高める気体分離膜(90)が設けられている点を除いて、既述第1実施形態の炊飯器と同様な構造を有している。
【0054】
釜(6)内と大気側とを連通させる通気パイプで構成された強制排気通路(81)に配設された排気ポンプ(8)は、図6に示す構造を有している。即ち、ケーシング(82)に形成されたポンプ室(83)には、電圧印加によって屈曲反転動作を繰り返す圧電素子(84)が設けられている。又、ポンプ室(83)から上流側に延長された流入通路(88)には流入側逆止弁(86)が設けられていると共に、前記ポンプ室(83)から下流側に延長された吐出通路(87)には吐出側逆止弁(85)が設けられている。従って、圧電素子(84)が図6の(イ)に示す想像線の状態から実線の状態に反転すると、流入側逆止弁(86)が開弁して流入通路(88)からの空気がポンプ室(83)内に流入する一方、圧電素子(84)が同図の(ロ)に示す想像線の状態から実線の状態に反転すると、吐出側逆止弁(85)が開弁してポンプ室(83)内の空気が吐出通路(87)に吐出され、この動作の繰り返しによって流入通路(88)の上流側に位置する釜(6)内の空気が吐出通路(87)の下流側に位置する大気側に継続的に吐出される。
【0055】
一方、気体分離膜(90)としては、例えば、セルロースアセテート等の高分子膜を採用することができる。この場合、気体分離膜(90)を通過する空気の気体分子は該気体分離膜(90)の高圧側の膜表面で溶解し、その後気体分離膜(90)の高分子鎖間を拡散しながら低圧側に移動し、気体分離膜(90)の低圧側で脱溶解を行って膜から離脱する。この時、気体の種類によって溶解速度や拡散速度が異なる為、空気中の窒素ガスに比べて溶解速度や拡散速度の速い酸素が気体分離膜(90)の低圧側に濃縮される。これにより、排気ポンプ(8)と分離膜(90)を使うことによって上記釜(6)内の空気から酸素濃度の高い空気が大気側に排出される結果、釜(6)内には酸素濃度の低い空気が残存すると共に、該釜(6)内の空気の圧力が低くなる。
【0056】
次に、第2実施形態に係る炊飯器は図7のフローチャートに示す制御動作を実行するが、同図のステップ(ST51)〜ステップ(ST60)は既述した第1実施形態1の制御動作を示す図2のフローチャートのステップ(ST1)〜ステップ(ST10)と同じであるから、この部分の制御動作の説明は第1実施形態の記載を援用する。
【0057】
そして、第2実施形態では、図7のステップ(ST60)で開閉蓋(2)が閉じられたことが確認できると、ステップ(ST61)で排気ポンプ(8)を作動させ、これにより、釜(6)内の空気を強制排気通路(81)から大気側に排出させると共に、強制排気通路(81)で排出空気の酸素濃度が高められる。これにより、釜(6)内の酸素が希薄になり、その後の異臭菌の繁殖が抑えられる。
【0058】
<その他>
▲1▼本実施の形態では、蓋センサ(S)が開閉蓋(2)の閉を検知している場合だけ排気ポンプ(8)を作動させるようにし(ステップ(ST60)(ST61))、これにより、開閉蓋(2)の開放時に排気ポンプ(8)が無駄に作動しない構成、即ち、開閉蓋(2)が閉状態にあって釜(6)内の減圧効果が確実に得られる場合だけ排気ポンプ(8)を作動させる構成にした。ところが、開閉蓋(2)の開閉状態に関わらず、保温工程(ステップ(ST58))が開始された後であれば、設定時間周期で排気ポンプ(8)を作動させることも既述5項の発明概念に含まれる。例えば、釜(6)内の圧力を検知しながら減圧する構成にした場合、開閉蓋(2)が開放しているときに排気ポンプ(8)が始動しても、その後、開閉蓋(2)が閉状態に戻らなければ釜(6)内の減圧が終了しない。従って、開閉蓋(2)が開放しているときに排気ポンプ(8)が始動しても、結果的には釜(6)内を減圧することができるからである。
【0059】
▲2▼本実施の形態では、強制排気通路(81)に気体分離膜(90)を設けたが、該気体分離膜(90)は必ずしも設ける必要はない。釜(6)内の空気が排気ポンプ(8)で大気側に排出されれば、その分、該釜(6)内の酸素分子の量が少なくなり、異臭菌の繁殖抑制効果が生じるからである。
【0060】
▲3▼本実施形態のものでも、保温工程での米飯保温温度が変色抑制温度たる68℃に固定されているが、炊飯終了後に蓋センサ(S)が最初の蓋開放信号を出力した後は保温温度を一般的な保温温度たる74℃に変更してもよい。
【0061】
[変形例]
▲1▼上記第1,第2実施形態の何れに於いても、蓋センサ(S)で開閉蓋(2)の開閉を検知するようにしたが、釜(6)内の圧力を検知する圧力センサの検知圧力によって、開閉蓋(2)の開閉を検知してもよい。即ち、前記圧力センサの検知圧力が大気圧より低い値から大気圧に変化した場合は開閉蓋(2)が開放されたと判断するのである。この場合、前記圧力センサが既述発明特定事項たる蓋センサに対応する。
【0062】
▲2▼上記第1,第2実施形態の何れに於いても、弁装置(31)として、釜(6)から大気側への空気流のみを許容してその逆の流れを阻止する逆止弁を採用してもよい。
【0063】
▲3▼開閉蓋(2)を開放させるべく蓋ロックボタン(11)を押し込んだ際に、釜(6)内を大気圧にする為の構成として、図8に示す構成を採用することができる。
このものでは、外蓋(20)の下面カバー(21)には、内蓋取付軸(25)を包囲する配列態様の透孔(G)(G)が開設されていると共に、内蓋(21)の中央部に設けられたゴム筒(27)に気密挿入される内蓋取付軸(25)の下部外周には、給気スリット(251)が形成されている。従って、開操作される蓋ロックボタン(11)が、図8の矢印で示すように反時計方向に回動すると、その下端突出部(11b)が外蓋(20)の係合突起(23)を上方に押し上げる。すると、外蓋(20)にビス(24)(24)で固定された下面カバ-(21)が上方に移動し、これに取付けられた内蓋取付軸(25)がゴム筒(27)に対して上昇する。これにより、内蓋取付軸(25)の給気スリット(251)が、同図の部分拡大図の想像線で示すように上昇し、該給気スリット(251)がゴム筒(27)の下部内周に周設された環状リブ(270)部分に一致する。これにより、釜(6)内→給気スリット(251)→ゴム筒(27)内→透孔(G)(G)と繋がる給気路が連通し、釜(6)内に外気が流入してこれが大気圧に等しくなる。これにより、既述したように、釜(6)内が大気圧より低い場合に比べ、開閉蓋(2)の開放が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る炊飯器の部分断面図
【図2】本発明の第1実施形態に係る炊飯器の制御動作を説明するフローチャート
【図3】タイマー確認ルーチンのフローチャート
【図4】酸素濃度と異臭菌の繁殖の関係を示すグラフ
【図5】本発明の第2実施形態に係る炊飯器の部分断面図
【図6】排気ポンプ(8)の構造図
【図7】本発明の第2実施形態に係る炊飯器の制御動作を説明するフローチャート
【図8】開閉蓋(2)を開放させるべく蓋ロックボタン(11)を押し込んだ際に、釜(6)内を大気圧にする為の構成の変形例を示す断面図
【符号の説明】
(2)・・・開閉蓋
(3)・・・排気通路
(4)・・・注水装置
(6)・・・釜
(8)・・・排気ポンプ
(31)・・・弁装置
(81)・・・強制排気通路
(S)・・・蓋センサ

Claims (7)

  1. 加熱源で加熱される釜の上端開口を気密状態に閉塞する開閉蓋を具備し、
    前記釜内を水の沸点より高い本炊き終了温度に上昇するまで加熱する本炊き工程と、前記釜内を米粒のα化に有効な温度に維持する蒸らし工程と、前記釜内を前記蒸らし工程時の釜内温度より低い保温温度に保温する保温工程とを、この順序で実行する炊飯器において、
    前記開閉蓋で閉塞された前記釜の内部を大気側に連通させる排気通路と、
    前記排気通路に配設された弁装置を具備し、
    前記弁装置は、前記本炊き工程の実行中は前記釜の内部の蒸気が前記大気側へ流出するのを許容する一方、前記蒸らし工程の開始後は前記大気側の空気が前記釜の内部に流入するのを遮断する機能を備えている、炊飯器。
  2. 請求項1に記載の炊飯器に於いて、
    前記保温温度は、60℃〜73℃の変色抑制温度に設定されている、炊飯器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の炊飯器に於いて、
    前記開閉蓋が開放されたときに開放信号を出力する蓋センサと、
    前記蓋センサが前記開放信号を出力した後に於ける前記保温工程の実行中には、設定時間周期で前記釜を前記保温温度より高温の再加熱温度まで再加熱する制御手段が設けられ、
    前記弁装置は、前記再加熱の実行中は前記釜の内部の加熱膨張空気が前記大気側へ流出するのを許容する一方、前記再加熱の終了後は前記大気側の空気が前記釜の内部に流入するのを遮断する機能を備えている、炊飯器。
  4. 請求項3に記載の炊飯器に於いて、
    前記釜に注水する為の注水装置が設けられており、
    前記再加熱時には、前記注水装置から所定量の注水を行うと共に水の沸点以上の再加熱温度まで釜を加熱する、炊飯器
  5. 請求項1又は請求項2に記載の炊飯器に於いて、
    前記釜の内部の空気を大気側に排出する排気ポンプと、
    前記開閉蓋が開放されたときに開放信号を出力する蓋センサが設けられ、
    前記蓋センサが前記開放信号を出力した後に於ける前記保温工程の実行中に前記排気ポンプを作動させるポンプ制御手段が設けられている、炊飯器。
  6. 請求項5に記載の炊飯器に於いて、
    前記強制排気通路には、大気側に排出される空気の酸素濃度を高める気体分離膜が配設されている、炊飯器。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の炊飯器に於いて、
    前記開閉蓋を開放させるときに開操作する蓋ロックボタンが設けられており、大気側から前記釜内に繋がる給気路が、前記蓋ロックボタンの前記開操作に連動して開かれる、炊飯器。
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