JP2004201154A - 交差偏波干渉補償装置 - Google Patents

交差偏波干渉補償装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な回路構成で規模も小さい交差偏波干渉補償装置を提供する。
【解決手段】交差偏波干渉補償における送信フレームを生成するフレーミング回路100,110に、フレーム初期化信号cにより垂直、水平偏波同時に初期化を行なうことができる初期化機能を設ける。また、受信側の復調器201,211の後に自偏波および異偏波用のフレームの位相を検出するフレーム検出回路204,205,214,215と、それらのフレーム位相を比較するフレーム比較回路206,216と、フレーム比較回路の情報により遅延を調整することのできるシフトレジスタ203,213を設ける。これにより、送信する垂直、水平偏波のフレーム位相をそろえ、受信側でそのフレームの位相差が等しくなるよう遅延を調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルマイクロ波伝送装置で使用される交差偏波干渉補償装置、特に伝搬経路長差によって生じる伝搬遅延時間を調整するための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルマイクロ波伝送装置では周波数の有効利用を図るべく交差偏波方式が利用されている。この場合、降雨等の伝搬障害が発生すると、伝搬媒体の異方性のため交差波間に干渉が生じる。交差偏波干渉を補償するには、干渉波の経路である異偏波の送信器から自偏波の復調器までの経路長と、干渉補償信号の経路である異偏波の送信器から交差偏波干渉補償器までの経路長を等しくすることが必要となる。すなわち、最適な干渉波成分の除去を行なうために、干渉波成分と干渉補償信号の遅延時間を等しくすることが必要である。
【0003】
その一般的な調整方法は、先ず、実際の経路による遅延時間を測定器により測定して、それぞれの測定結果により遅延時間差を算出する。そして、その遅延時間差を補正するために異偏波の受信器から交差偏波干渉補償器までのケーブルの長さを調整するというものである。しかし、これでは作業が煩雑であり、また送信機や受信機の設置位置を変更する毎に調整作業が必要とされるので、調整作業を簡略化できる方式が提案されている(例えば、特許文献1参)。
【0004】
この交差偏波干渉補償方式は、自偏波と異変波の送信器から同一データを送信する機能を設ける。受信側には、自偏波側の信号と異偏波側の信号との位相を比較する手段を設け、位相比較の結果に基づいて両偏波の信号の位相を一致させることで、両偏波の経路長を自動的に等しくしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−270764(第1頁−第4頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、送信側において、調整作業中は同じ変調信号をそれぞれ異なる偏波信号として送信するが、変調信号は通常高速な信号であって取扱いに十分な注意が必要となる。例えば、調整作業中は変調信号が分配されるため、分配が不要な運用中と同レベルにするには、分配する側では変調信号の出力レベルを調整する必要がある。更に、分配される側では、本来の自偏波の変調信号とのアイソレーションが必要であるが、変調信号はアナログ信号であるので困難が伴う。
【0007】
また、受信側においては、自偏波側の信号と異偏波側の信号と位相の比較は、それぞれの復調信号自体を例えば排他的論理回路で比較して、比較結果が同じである状態が規定回数連続すると同位相、そうでない場合は位相が相違すると判断する。これでは、位相が遅れているのか、進んでいるのか不明である。そこで、シフトレジスタで異偏波側の信号の遅延量を減らす方向を変化させ、位相が一致しなければ増やす方向へ変化させる。
【0008】
以上のように、送信側,受信側共に複雑な動作が必要になるので、回路の構成も複雑化し、したがって回路の規模が大きくなるという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、単純な回路構成で規模も小さい交差偏波干渉補償装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の交差偏波干渉補償装置は、異偏波から自偏波への干渉除去を行う交差偏波干渉補償装置において、送信フレームを生成するフレーミング回路に垂直偏波無線フレーム信号と水平偏波無線フレーム信号の位相を一時的に合わせることができる初期化機能を設けたことと、受信側の復調の後に自偏波および干渉補償用異偏波の無線フレーム信号のフレーム位相を検出するフレーム検出回路と、フレーム検出回路が検出したフレーム位相を比較するフレーム比較回路と、フレーム比較回路からの情報により自偏波と干渉補償用異偏波の遅延を調整することができるシフトレジスタとを設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明では、送信側の無線フレームの位相を一時的に合わせ、受信側でその位相差を検出することで自偏波と干渉補償用異偏波の遅延時間差を認識し、最適な干渉除去が行なえるよう遅延調整を行なうものである。
【0012】
より具体的には、送信側のフレーミング回路は、自偏波および異偏波同時に初期化することが可能で初期化後は位相が一致した無線フレームが出力される。受信側では、自偏波の復調器の後段と異偏波の交差偏波干渉補償器の後段にフレーム検出回路を設け、無線フレームの位相検出を行う。自偏波と干渉補償用異偏波の2種のフレーム位相をフレーム比較回路で比較し、その位相差情報で干渉波成分側に設けた(特に干渉波成分側である必要ない)シフトレジスタを制御し、干渉波成分側の位相を自偏波に一致させるという動作(作用)を実行する。
【0013】
初期化機能は、干渉補償信号の遅延調整を行いたい場合に受信側で制御要求信号を出力する制御回路と、制御要求信号を垂直偏波無線フレーム信号と水平偏波無線フレーム信号の少なくとも一方に多重化する多重化回路と、制御要求信号が多重化された垂直偏波無線フレーム信号または水平偏波無線フレーム信号を対向する無線通信機で受信し復調した後に、制御要求信号を検出するとフレーミング回路へフレーム初期化信号を出力する分離回路とにより実行し、更に、遅延調整は、干渉補償信号の遅延調整を行いたい受信側においてフレーム比較回路が自偏波と干渉補償用異偏波の位相の一致を検出すると、制御回路に位相一致信号を出力して制御要求信号を停止することにより完了するようにしてもよい。
【0014】
また、初期化機能は、干渉補償信号の遅延調整を行いたい場合に送信側のフレーミング回路へフレーム初期化信号を出力するスイッチにより実行し、更に、受信側のフレーム比較回路が自偏波と干渉補償用異偏波の位相の一致を検出すると出力する位相一致信号により点灯する発光ダイオードと、発光ダイオードの点灯によりシフトレジスタの制御を固定するためのスイッチとを設け、遅延調整は該スイッチを作動させることにより完了するようにしてもよい。
【0015】
また、受信側の復調の後に自偏波をシフトレジスタの最大遅延の半分だけ遅延させる遅延回路を設け、該遅延回路から出力される自偏波に、シフトレジスタから出力される干渉補償用異偏波を加算することにより干渉除去を行うことが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の上記の目的,特徴および利点を明確にすべく、以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
【0017】
本発明は、送信側の無線フレームの位相を一時的に合わせ、受信側でその位相差を検出することで自偏波と異偏波の遅延時間差を認識し、最適な干渉除去が行なえるよう遅延調整を行なうものである。
【0018】
図1は本発明による交差偏波干渉補償装置を備えた通信システムの基本構成を示すブロック図である。図1では、図面の煩雑化を回避するために、アンテナ10からデジタルマイクロ波を送信する送信部1と、アンテナ20によりデジタルマイクロ波を受信する受信部2とを分離して示しているが、無線通信機としては送信部1と受信部2とを併せ持つ。また、交差偏波干渉補償装置は送信部1と受信部2とにまたがって存在する。
【0019】
送信部1は、V偏波用のフレーミング回路100,変調器101および送信器102と、H偏波用のフレーミング回路110,変調器111および送信器112とを備えている。フレーミング回路100はV偏波用送信ベースバンド信号を無線フォーマットにフレーミングしてV偏波無線フレーム信号a、フレーミング回路110はH偏波用送信ベースバンド信号を無線フォーマットにフレーミングしてH偏波無線フレーム信号bに変換する。変調器101はV偏波無線フレーム信号aを変調してV偏波IF信号、変調器101はH偏波無線フレーム信号bを変調してH偏波IF信号とする。送信器102はV偏波IF信号をV偏波RF信号、送信器112はH偏波IF信号をH偏波RF信号にそれぞれ変換してアンテナ10からデジタルマイクロ波として送信する。
【0020】
フレーミング回路100,110は、フレーム初期化信号dの入力が無い場合には、それぞれは異偏波の無線フレーム信号とは無関係に自偏波の無線フレーム信号を出力する。したがって、通常は、自偏波の無線フレーム信号と異偏波の無線フレーム信号の位相が一致していないことが多い。しかし、フレーム初期化信号dが入力すると、フレーミング回路100,110は、出力するV偏波無線フレーム信号aとH偏波無線フレーム信号bの位相を一致させる。なお、フレーム初期化信号dについては後述する。
【0021】
受信部2は、V偏波用の受信器200,復調器201,交差偏波干渉補償器202,シフトレジスタ203,2つのフレーム検出回路204,205,フレーム比較回路206および加算器207と、H偏波用の受信器210,復調器211,交差偏波干渉補償器212,シフトレジスタ213,2つのフレーム検出回路214,215,フレーム比較回路216および加算器217とを備えている。
【0022】
受信器200はアンテナ20によりV偏波RF信号を受信してV偏波IF信号に変換し、受信器210はアンテナ20によりH偏波RF信号を受信してH偏波IF信号に変換する。復調器201はV偏波IF信号を復調してV偏波無線フレーム信号を出力し、復調器211はH偏波IF信号を復調してH偏波無線フレーム信号を出力する。交差偏波干渉補償器202は受信器210からのH偏波IF信号,交差偏波干渉補償器212は受信器200からのV偏波IF信号を復調した後、トランスバーサルフィルタを使用し、異偏波信号の干渉補償成分である干渉補償信号を生成する。
【0023】
シフトレジスタ203は、交差偏波干渉補償器202からの干渉補償信号gを遅延させ、復調器201から出力される自偏波であるV偏波無線フレーム信号との遅延調整を行なう。また、シフトレジスタ213は、交差偏波干渉補償器212からの干渉補償信号を遅延させ、復調器211から出力される自偏波であるH偏波無線フレーム信号との遅延調整を行なう。
【0024】
フレーム検出回路204は、遅延回路208からのV偏波無線フレーム信号の先頭を示すフレームタイミング信号fを検出して、フレーム比較回路206および分離回路20Aへ出力する。また、フレーム検出回路214は、遅延回路218からのH偏波無線フレーム信号の先頭を示すフレームタイミング信号を検出して、フレーム比較回路216へ出力する。
【0025】
フレーム検出回路205は、シフトレジスタ203から出力される干渉補償信号の無線フレーム信号の先頭を示すフレームタイミング信号hを検出してフレーム比較回路206へ出力する。また、フレーム検出回路215は、シフトレジスタ213から出力される干渉補償信号の無線フレーム信号の先頭を示すフレームタイミング信号を検出してフレーム比較回路216へ出力する。
【0026】
遅延調整が完了している場合、フレーム初期化信号d入力時には、V偏波RF信号とH偏波RF信号は同位相で送信されてくるので、自偏波のフレームの位相は異偏波からの干渉波成分の位相と一致している。
【0027】
フレーム比較回路206は、フレーム検出回路204からのフレームタイミング信号と205からのフレームタイミング信号を比較する。また、フレーム比較回路216は、フレーム検出回路214からのフレームタイミング信号と215からのフレームタイミング信号を比較する。これにより、自偏波と干渉補償信号の位相差、すなわち干渉波成分と干渉補償信号の位相差を判定する。それぞれの比較の結果は、制御信号としてシフトレジスタ203,213にフィードバックされ遅延量に反映される。
【0028】
加算器207,217は、それぞれ復調した自偏波(復調器201,211出力)に干渉補償信号(シフトレジスタ203,213出力)を加算することによって、自偏波に混入している異偏波からの干渉波成分を取り除く。
【0029】
以上のように、送信側のフレーミング回路100,110は、フレーム初期化信号dの入力により自偏波および異偏波同時に初期化することが可能であり、初期化後は位相が一致した無線フレームが出力される。
【0030】
受信側では、自偏波の復調器201,211の後段にフレーム検出回路204,214、異偏波の交差偏波干渉補償器202,212の後段にフレーム検出回路205,215を設け、無線フレーム信号の位相検出を行う。自偏波と干渉補償信号のフレーム位相をフレーム比較回路206,216で比較し、その位相差情報で干渉補償信号側に設けたシフトレジスタ203,213における遅延量を制御し、干渉補償信号側の位相を自偏波の位相に一致させる。なお、シフトレジスタ203,213は、特に干渉補償信号側である必要はなく、自偏波側に設けてもよい。
【0031】
従って、加算器207,217は、自偏波と干渉補償信号の位相がぴったり一致し、最適な干渉除去を行なったV偏波受信ベースバンド信号,H偏波受信ベースバンド信号を出力することができるようになる。
【0032】
【実施例の構成】
図2は、本発明の交差偏波干渉補償装置の一実施例を示すブロック図である。図2は、図1による理解に基づき、送信部と受信部とを一体化した無線通信機として示している。すなわち、図1の送信部1と受信部2とを折り重ねた形で示したものである。本実施例は、送信用のフレーミング回路100,110の初期化を対向する無線通信機からの制御で行なう機能を有する例である。
【0033】
図2では、図1に対して、多重化回路103,遅延回路208,218と、デフレーミング回路209,219と、分離回路20Aと、制御回路20Bとが追加されている。図1におけるのと同一の参照番号が付された構成要素は、図1における上述の機能と同一の機能を有するので、追加された構成要素と関連する点を除いては、その機能の説明を省略する。
【0034】
制御回路20Bは、干渉補償信号の遅延調整を行いたい場合に、多重化回路103と2つのシフトレジスタ203,213へ制御要求信号cを出力する。遅延調整を行いたい場合とは、無線通信機を新たに設置したり、無線通信機の設置位置を変更したり、電源を投入した場合である。遅延調整の結果、フレーム比較回路206および216から位相一致信号を受けると制御要求信号cの出力を停止する。
【0035】
多重化回路103は、制御要求信号cを受けると、フレーミング回路100からのV偏波無線フレーム信号aのフォーマット中の付加情報部に制御要求信号cを多重化して変調器101へ出力する。シフトレジスタ203,213は、制御回路20Bからの制御要求信号cが入力した場合にはフレーム比較回路206,216からの制御信号によって遅延量が制御される。制御要求信号cの入力が無い場合は制御されず、設定済みの遅延量を保持する。
【0036】
遅延回路208は復調器201からのV偏波無線フレーム信号eを遅延させ、遅延回路218は復調器211からのH偏波無線フレーム信号を遅延させる。その遅延時間は、シフトレジスタ203,213を構成するメモリのビット数の半分のビット数で定まるだけとする。そうすることにより、干渉補償信号が自偏波に比べ進んでいるとき、遅れているときの両方に対応することができる。遅延回路208の出力はフレーム検出回路204,加算器207および分離回路20Aへ供給され、遅延回路208の出力はフレーム検出回路204および加算器207へ供給される。
【0037】
分離回路20Aは、フレーム検出回路204からのフレームタイミング信号fを使用して、遅延回路208から入力する無線フレーム信号の中に付加情報である制御要求信号を検出すると、フレーム初期化信号dをフレーミング回路100,110へ出力する。
【0038】
以上の構成要素によって最適な遅延調整が行なわれた結果を受けて、加算器207,217では、自偏波の無線フレーム信号から干渉波成分が取り除かれる。最後に、デフレ−ミング回路209,219は無線フレーム信号をベースバンド信号に変換して出力する。
【0039】
【実施例の動作】
次に、以上のように構成された本実施例の動作につき、図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。以下の説明では、無線通信機Aと無線通信機Bとの間で無線通信を行うこととし、図3において、V偏波無線フレーム信号a,H偏波無線フレーム信号bおよびフレーム初期化信号dは無線通信機A側の信号、制御要求信号c,V偏波無線フレーム信号e,干渉補償信号g,2つのフレームタイミング信号f,hおよび位相一致信号iは無線通信機B側の信号とする。また、V偏波用回路とH偏波用回路とで同様な動作については、一方の説明を割愛することがある。
【0040】
無線通信機Aにおいて、V偏波用送信ベースバンド信号はV偏波無線フレーム信号aに変換され、H偏波用送信ベースバンド信号はフレーミング回路110にてH偏波無線フレーム信号bに変換され、それぞれV偏波RF信号,H偏波RF信号としてアンテナ10から無線通信機Bへ送信される。
【0041】
図3のタイミングt0までは、異偏波との遅延調整を行うための制御要求信号cが制御回路20Bから出力されていない。この状態では、フレーミング回路100からのV偏波無線フレーム信号aがそのまま多重化回路103から出力される。また、フレーム初期化信号dの入力もないので、V偏波無線フレーム信号aと、フレーミング回路110からのH偏波無線フレーム信号bとの位相ずれたままであることが多い。
【0042】
無線通信機B側では、V偏波RF信号,H偏波RF信号は前述のようにして変換および復調されてV偏波無線フレーム信号,H偏波無線フレーム信号となり、遅延回路208,218にて遅延が加えられて、加算用のV偏波無線フレーム信号,H偏波無線フレーム信号となる。遅延回路208,218の遅延量はシフトレジスタ203,213の可変量の半分である。
【0043】
V偏波IF信号は交差偏波干渉補償器212、H偏波IF信号は交差偏波干渉補償器202に入力する。交差偏波干渉補償器202,212は、復調器201,212と同様に異偏波のIF信号を復調し、更にフィルタを経由させることで干渉補償信号を生成する。干渉補償信号はシフトレジスタ203,213を経由して加算用の干渉波無線フレーム信号となる。
【0044】
タイミングt0までは、V偏波無線フレーム信号eと、H偏波IF信号から生成される干渉補償信号gとの位相もずれ、フレーム検出回路204,205から出力されるそれぞれのフレームタイミング信号f,hも同様である。この結果、フレーム比較回路206は制御信号をシフトレジスタ203ヘ出力する。しかし、シフトレジスタ203は、制御要求信号cの入力がないため、遅延量が制御されず、設定済みの遅延量を保持した干渉補償信号Gを出力する。
【0045】
以上の説明はH偏波側についても同様である。また、分離回路20Aは、遅延回路208から入力する無線フレーム信号の中に付加情報である制御要求信号cを検出することがないため、フレーム初期化信号dを出力しない。
【0046】
加算器207は、遅延回路208からの出力であるV偏波無線フレーム信号と、シフトレジスタ203の出力である干渉補償信号Gを加算し、これによりV偏波無線フレーム信号に混入しているH偏波からの干渉波成分を取り除こうとする。また、加算器217は遅延回路218の出力であるH偏波無線フレーム信号と、シフトレジスタ213の出力である干渉補償信号を加算し、これによりH偏波無線フレーム信号に混入しているV偏波からの干渉波成分を取り除こうとする。
【0047】
最後に、デフレーミング回路209はV偏波無線フレーム信号をベースバンド信号に変換してV偏波用受信ベースバンド信号として出力し、デフレーミング回路209はH偏波無線フレーム信号をベースバンド信号に変換してH偏波用受信ベースバンド信号として出力する。これによって一連の信号伝送が完了する。
【0048】
以上の処理によっては、干渉波成分と干渉補償信号との位相調整が行われていないため、位相がずれたまま放置されいるので、十分に異偏波からの干渉を取り除くことができていないことが多い。そこで、異偏波との遅延調整が必要になると無線通信機Bにおいて制御回路20Bを起動する。
【0049】
タイミングt0において制御回路20Bから制御要求信号cがシフトレジスタ203,213と多重化回路103に対して出力される。多重化回路103においてはV偏波無線フレーム信号aに制御要求の付加情報が多重化され、アンテナ20から送信される。
【0050】
対向装置である無線通信機Aは、アンテナ10でV偏波RF信号を受信し、受信器200にてV偏波RF信号をV偏波IF信号へ変換する。復調器201は、V偏波IF信号を復調し、V偏波無線フレーム信号に変換する。V偏波無線フレーム信号は遅延回路208を経て分離回路20Aへ入力し、分離回路20Aは付加情報である制御要求信号を検出し、タイミングt1においてフレーム初期化信号dを出力する。
【0051】
無線通信機Aのフレーミング回路100,110は、フレーム初期化信号dのタイミングt1において同時に初期化される。この結果、フレーム初期化信号dの立下り後に出力するV偏波無線フレーム信号aとH偏波無線フレーム信号bは同一の位相となる。
【0052】
この同一タイミングで出力されたV偏波無線フレーム信号a,H偏波無線フレーム信号bは、それぞれの伝搬路を経由して変調され変換されV偏波RF信号,H偏波RF信号となって、無線通信機Bのアンテナ10に到る。すなわち、V偏波無線フレーム信号aは、多重化回路103を経由し、変調器101でV偏波IF信号に変調され、送信器102でV偏波RF信号に変換されてアンテナ10に入力する。一方、H偏波無線フレーム信号bは、変調器111でH偏波IF信号に変調され、送信器112でH偏波RF信号に変換されてアンテナ10に入力する。
【0053】
無線通信機B側では、受信・変換・変調されたV偏波無線フレーム信号eについてフレーム検出回路204が検出したフレームタイミング信号fの立上りはt2であり、受信・変換・変調された干渉補償信号Gについてフレーム検出回路214が検出したフレームタイミング信号hの立上りはt3である。フレーム比較回路206は、タイミングt2とt3の位相差に比例した遅延情報を有する制御信号をシフトレジスタ203,213に出力する。例えば、タイミングt2がt3より2ビット分だけ進んでいるとすると、遅延情報はシフトレジスタ203の遅延量を2ビット分だけ減少させるものとなる。
【0054】
この場合は、制御要求信号cがシフトレジスタ203,213に入力しているので、シフトレジスタ203,213において遅延調整が行なわれる。すなわち、シフトレジスタ203は、フレーム比較回路206からの制御信号により、干渉補償信号gを遅延させる。
【0055】
図3のタイミングt2とタイミングt3とではV偏波無線フレーム信号eの方が干渉補償信号Gより進んでいるため、シフトレジスタ203における遅延量を減少させる。この遅延調整の結果を受けて、更にフレーム比較回路206において、フレームタイミングf,hの比較が行われる。実際、タイミングt4とタイミングt5とでは、タイミングt2とタイミングt3の位相差より圧縮されていることが分かる。しかし、まだフレームタイミングf,hは一致していないので、上述の遅延調整が続行される。
【0056】
タイミングt6に到って、フレームタイミングf,hは一致しているため、フレーム比較回路206は位相位相一致信号iを制御回路20Bへ出力する。これにより、制御回路20Bは制御要求信号cを停止する。したがって、シフトレジスタ203における遅延調整も停止する。これ以後は、この位相調整状態で無線通信機A,Bが使用される。
【0057】
加算器207では、加算用のV偏波無線フレーム信号に、位相の一致した加算用の干渉波無線フレーム信号を加算する。したがって、干渉波成分と干渉補償信号の位相も一致することになるので、自偏波信号から干渉波成分を取り除くことができる。
【0058】
この本実施例では、無線の付加情報信号を使用して、対向する無線通信機から出力されるV偏波無線フレーム信号とH偏波無線フレーム信号の位相を一致させることができるので、位相調整作業を一人で行なうことが可能となる。
【0059】
【他の実施例】
本発明の他の実施例として、その基本的な構成は上述の実施例と同じであるが、フレーミング回路の初期化方法とシフトレジスタの制御をより簡単化した交差偏波干渉補償装置の構成を図4に示す。
【0060】
本実施例では、送信側で自偏波と異偏波の無線フレーム信号の位相を一致させるための手段として単純なスイッチ104を使用してフレーム初期化信号dの生成を行っている。また、フレーム比較回路206,216における無線フレーム信号の比較結果を発光ダイオード(LED)20Cおよび21Cで識別し、更にシフトレジスタ203,213の制御許可をスイッチ20D,21Dで手動設定することにより回路の簡略化を図っている。
【0061】
スイッチ104は、図2における制御回路20Bの代って、フレーミング回路100,110を初期化する。LED20C,21Cはフレーム比較回路206,216からの位相一致信号iにより点灯する。また、スイッチ20D,21Dはフレーム比較回路206,216からの制御信号による制御有効の許可を与えるものである。
【0062】
基本的な動作は、第1実施例と同様であるので、以下、第1実施例と異なる部分のみを記載する。
【0063】
フレーミング回路100,110を初期化する場合は、スイッチ104を操作し、フレーミング回路100,110へフレーム初期化信号dを出力する。スイッチ104はプッシュオン型を使えば、一度押して直ぐ手を離せばよい。これにより、第1実施例におけるのと同様に、フレーミング回路100,110が同時に初期化され、V偏波無線フレーム信号aとH偏波無線フレーム信号bの位相が一致する。
【0064】
受信部2においては、発光ダイオード20C,21Cの点灯状態を確認し、消灯している場合は一致していないことが分かる。その場合は、スイッチ20D,21Dをオンにして、シフトレジスタ203,213に対する制御信号を有効にし制御の許可を与えることができる。シフトレジスタ203,213は、フレーム比較回路206,216からの制御信号によって遅延量が設定される。
【0065】
シフトレジスタ203,213による遅延調整により、加算用の干渉波無線フレーム信号の位相が加算用の自偏波無線フレーム信号の位相に一致すると、フレーム比較回路206,216から位相一致信号が出力され、発光ダイオード20C,21Cが点灯する。発光ダイオード20C,21Cの点灯は、2つの偏波間の遅延調整が完了したことを示しているので、シフトレジスタ203,213の制御を固定するために、スイッチ20D,21Dをオフとすれば遅延調整は完了する。
【0066】
本実施例の動作タイミングは、図3に示したタイミングチャートと変わるところがない。
【0067】
また、図4に示した構成から、シフトレジスタ203,213に対する制御許可用のスイッチ20D,21Dと、フレーム比較回路206,216からのシフトレジスタ203,213に対する制御信号を削除し、発光ダイオード20C,21Cの点灯を確認しながらシフトレジスタ203,213の遅延設定を手動で行っても同様の効果を得ることができる。
【0068】
また、第1実施例では、V偏波無線フレーム信号eから付加情報を分離するための分離回路20Aを加算器207に前置したが、分離回路20Aを加算器207の後段に配置、すなわち加算器207で干渉波成分を除去した後の信号から付加情報を分離するようにしてもよい。
【0069】
また、第1実施例では、H偏波信号側には多重化回路および分離回路を設けていないが、V偏波信号側と同様に多重化回路と分離回路を設けることにより、多くの付加情報を伝送する構成としてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明は、自偏波の位相と異偏波から生成される干渉補償信号の位相とを、それらの無線フレーム信号の先頭を示すタイミング信号を使用して合わせ、その後に、自偏波と干渉補償信号を加算器に入力して干渉波成分を除去する構成としたため、位相のずれの方向と大きさとを直接把握できるようになるので、単純な回路構成により最適な交差偏波干渉補償装置の実現が可能になるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交差偏波干渉補償装置を備えた通信システムの基本構成を示すブロック図
【図2】本発明の交差偏波干渉補償装置を備えた無線通信機の第1実施例のブロック図
【図3】本発明の交差偏波干渉補償装置の動作例を示すタイミングチャート
【図4】本発明の交差偏波干渉補償装置を備えた無線通信機の第2実施例のブロック図
【符号の説明】
1 送信部
2 受信部
10,20 アンテナ
100,110 フレーミング回路
101,111 変調器
102,112 送信器
104 スイッチ
200,210 受信器
201,211 変調器
202,212 交差偏波干渉補償器
203,213 シフトレジスタ
204,214 フレーム検出回路
205,215 フレーム検出回路
206,216 フレーム比較回路
207,217 加算器
208,218 遅延回路
209,219 デフレーミング回路
20A 分離回路
20B 制御回路
20C,21C 発光ダイオード
20D,21D スイッチ

Claims (6)

  1. 異偏波から自偏波への干渉除去を行う交差偏波干渉補償装置において、
    送信フレームを生成するフレーミング回路に垂直偏波無線フレーム信号と水平偏波無線フレーム信号の位相を一時的に合わせることができる初期化機能を設けたことと、
    受信側の復調の後に自偏波および干渉補償用異偏波の無線フレーム信号のフレーム位相を検出するフレーム検出回路と、
    前記フレーム検出回路が検出したフレーム位相を比較するフレーム比較回路と、
    前記フレーム比較回路からの情報により前記自偏波と干渉補償用異偏波の遅延を調整することができるシフトレジスタとを設けたことを特徴とする交差偏波干渉補償装置。
  2. 前記初期化機能は、
    干渉補償信号の遅延調整を行いたい場合に受信側で制御要求信号を出力する制御回路と、
    前記制御要求信号を垂直偏波無線フレーム信号と水平偏波無線フレーム信号の少なくとも一方に多重化する多重化回路と、
    前記制御要求信号が多重化された垂直偏波無線フレーム信号または水平偏波無線フレーム信号を対向する無線通信機で受信し復調した後に、前記制御要求信号を検出すると前記フレーミング回路へフレーム初期化信号を出力する分離回路とにより実行することを特徴とする請求項1に記載の交差偏波干渉補償装置。
  3. 前記遅延調整は、干渉補償信号の遅延調整を行いたい受信側において前記フレーム比較回路が自偏波と干渉補償用異偏波の位相の一致を検出すると、前記制御回路に位相一致信号を出力して前記制御要求信号を停止することにより完了することを特徴とする請求項2に記載の交差偏波干渉補償装置。
  4. 前記初期化機能は、干渉補償信号の遅延調整を行いたい場合に送信側の前記フレーミング回路へフレーム初期化信号を出力するスイッチにより実行することを特徴とする請求項1に記載の交差偏波干渉補償装置。
  5. 受信側の前記フレーム比較回路が自偏波と干渉補償用異偏波の位相の一致を検出すると出力する位相一致信号により点灯する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードの点灯により前記シフトレジスタの制御を固定するためのスイッチとを設け、
    前記遅延調整は該スイッチを作動させることにより完了することを特徴とする請求項4に記載の交差偏波干渉補償装置。
  6. 前記受信側の復調の後に自偏波を前記シフトレジスタの最大遅延の半分だけ遅延させる遅延回路を設け、該遅延回路から出力される自偏波に、前記シフトレジスタから出力される干渉補償用異偏波を加算することにより前記干渉除去を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の交差偏波干渉補償装置。
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