JP2788734B2 - 両偏波伝送方式 - Google Patents
両偏波伝送方式Info
- Publication number
- JP2788734B2 JP2788734B2 JP63149941A JP14994188A JP2788734B2 JP 2788734 B2 JP2788734 B2 JP 2788734B2 JP 63149941 A JP63149941 A JP 63149941A JP 14994188 A JP14994188 A JP 14994188A JP 2788734 B2 JP2788734 B2 JP 2788734B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarization
- transmission system
- xpic
- cross
- timing signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,無線デジタル伝送方式に関し,特に無線周
波数帯域の有効利用を図る両偏波伝送方式における両偏
波間の変調速度の制御方式に関する。
波数帯域の有効利用を図る両偏波伝送方式における両偏
波間の変調速度の制御方式に関する。
従来の両偏波伝送方式に於いては,両偏波間の変調速
度の公称値が一致することはあっても,互いに位相同期
が取られることはなかった。
度の公称値が一致することはあっても,互いに位相同期
が取られることはなかった。
両偏波伝送方式では,両偏波間干渉を如何に低減する
かが重要な課題である。この干渉量は,使用するアンテ
ナの交差偏波弁別度(XPD)に依存する。しかし,無線
伝播路で発生するフェージングのために安定かつ高いXP
Dを確保するのは難しい。このため,両偏波伝送では,
交差偏波間干渉除去器(XPIC)を用いて所要のXPDを実
現し,回線の稼動率を確保する方式が採用されることが
多い。このXPICは,両偏波間で復調された信号同士を相
互に遣り取りして得られる制御信号により動作する。
かが重要な課題である。この干渉量は,使用するアンテ
ナの交差偏波弁別度(XPD)に依存する。しかし,無線
伝播路で発生するフェージングのために安定かつ高いXP
Dを確保するのは難しい。このため,両偏波伝送では,
交差偏波間干渉除去器(XPIC)を用いて所要のXPDを実
現し,回線の稼動率を確保する方式が採用されることが
多い。このXPICは,両偏波間で復調された信号同士を相
互に遣り取りして得られる制御信号により動作する。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら,従来の方式は,両偏波間の変調速度
(変調タイミング信号)が非同期である為に制御回路が
複雑であり,双方に独立にオーバーヘッドビット(例え
ば,フレーム同期信号,パリティ検出信号)を時分割多
重化する必要があり,変調速度が高くなるという欠点が
あった。
(変調タイミング信号)が非同期である為に制御回路が
複雑であり,双方に独立にオーバーヘッドビット(例え
ば,フレーム同期信号,パリティ検出信号)を時分割多
重化する必要があり,変調速度が高くなるという欠点が
あった。
デジタル信号を伝送する無線両偏波伝送方式に於い
て、送信側では偏波毎に独立した変調器及び送信機を備
えると共に、同一中心周波数を用いる両偏波間の変調タ
イミング信号を位相同期させる手段を備え、同一のクロ
ック源から生成される変調タイミング信号の周波数の一
方をf0とする時、他方の変調タイミング信号の周波数を
(M/N)×f0(M、N:正整数)として位相同期させ、受
信側では受信機と共に前記両偏波信号を交差偏波干渉除
去器(XPIC)を用いて交差偏波弁別する手段を有するこ
とを特徴とする。
て、送信側では偏波毎に独立した変調器及び送信機を備
えると共に、同一中心周波数を用いる両偏波間の変調タ
イミング信号を位相同期させる手段を備え、同一のクロ
ック源から生成される変調タイミング信号の周波数の一
方をf0とする時、他方の変調タイミング信号の周波数を
(M/N)×f0(M、N:正整数)として位相同期させ、受
信側では受信機と共に前記両偏波信号を交差偏波干渉除
去器(XPIC)を用いて交差偏波弁別する手段を有するこ
とを特徴とする。
次に,本発明について図面を参照して説明する。
第1図は,本発明の実施例である。ここでは,左側の
アンテナまでが送信側,右側のアンテナからが受信側の
構成を示す。端子A,Bには,送信すべき信号が供給され
る。これらの信号は互いに非同期である。これらの信号
はスタッフ同期/多重化回路2,2′により主クロック発
生器1からのクロックを用いて,互いに同期した信号に
変換されると共に,オーバー・ヘッド・ビットが多重化
される。これらの多重化信号はそれぞれIF帯で変調器3,
3′により無線伝送に適した信号に変換された後,送信
機4,4′で高周波無線周波数に変換される。送信機4,4′
の出力は,それぞれ,送信アンテナのV偏波,H偏波信号
として送信される。
アンテナまでが送信側,右側のアンテナからが受信側の
構成を示す。端子A,Bには,送信すべき信号が供給され
る。これらの信号は互いに非同期である。これらの信号
はスタッフ同期/多重化回路2,2′により主クロック発
生器1からのクロックを用いて,互いに同期した信号に
変換されると共に,オーバー・ヘッド・ビットが多重化
される。これらの多重化信号はそれぞれIF帯で変調器3,
3′により無線伝送に適した信号に変換された後,送信
機4,4′で高周波無線周波数に変換される。送信機4,4′
の出力は,それぞれ,送信アンテナのV偏波,H偏波信号
として送信される。
なお,2つの変調波はその一方の変調速度を0とした
時,他方の変調速度は (M,Nは正の整数)の関係にあれば良く,汎用性に富ん
でいる。
時,他方の変調速度は (M,Nは正の整数)の関係にあれば良く,汎用性に富ん
でいる。
受信側では,これらの両偏波信号はそれぞれ受信機5,
5′によりIF周波数に変換され,交差偏波間干渉除去器
6,6′を通して干渉が除去される。交差偏波間干渉除去
器6,6′の出力はそれぞれ復調器7,7′でベースバンド信
号として再生され,更にはデスタッフ/分離回路8,8′
により,端子Cには送信側の端子Aに供給された信号の
再生信号,端子Dには送信側の端子Bに供給された信号
の再生信号がそれぞれ出力される。
5′によりIF周波数に変換され,交差偏波間干渉除去器
6,6′を通して干渉が除去される。交差偏波間干渉除去
器6,6′の出力はそれぞれ復調器7,7′でベースバンド信
号として再生され,更にはデスタッフ/分離回路8,8′
により,端子Cには送信側の端子Aに供給された信号の
再生信号,端子Dには送信側の端子Bに供給された信号
の再生信号がそれぞれ出力される。
第2図はXPIC(交差偏波間干渉除去器)とその制御回
路のブロック構成を示す。ここで,ブロックBAはXPIC,
ブロックBB,BCは,それぞれH偏波,V偏波側の復調器,
ブロックBA′はXPIC制御部である。H偏波変調器BBでは
H偏波に干渉したV偏波からの干渉成分が誤差信号EP,E
Qとして検出される。XPIC制御部BA′ではこの誤差信号E
P,EQとV偏波復調器BCからの復調ベースバンド信号DP,D
Qとの相関を取り,その結果を積分してXPICの各タップ
に2個ずつ設けられた可変重み付回路WCを制御して,H偏
波側の干渉信号(V偏波信号)を除去する。
路のブロック構成を示す。ここで,ブロックBAはXPIC,
ブロックBB,BCは,それぞれH偏波,V偏波側の復調器,
ブロックBA′はXPIC制御部である。H偏波変調器BBでは
H偏波に干渉したV偏波からの干渉成分が誤差信号EP,E
Qとして検出される。XPIC制御部BA′ではこの誤差信号E
P,EQとV偏波復調器BCからの復調ベースバンド信号DP,D
Qとの相関を取り,その結果を積分してXPICの各タップ
に2個ずつ設けられた可変重み付回路WCを制御して,H偏
波側の干渉信号(V偏波信号)を除去する。
なお,H偏波側,V偏波側の変調速度が互いに非同期であ
れば,前述の相関を取る操作が非常に難しくなる。何故
ならば,一方からみた他方のデータは,常に時間的に動
いており,うまく相関が取れない場合が存在し,XPICの
動作を不安定とする場合があるからである。
れば,前述の相関を取る操作が非常に難しくなる。何故
ならば,一方からみた他方のデータは,常に時間的に動
いており,うまく相関が取れない場合が存在し,XPICの
動作を不安定とする場合があるからである。
以上説明したように,本発明では,両偏波間の変調速
度を位相同期させるので,簡単で非常に安定したXPICの
制御が可能になる。又フレーム同期用信号,パリティ信
号を両偏波チャネルに多重化する必要もないので,変調
速度を低くすることが出来,効率の良い伝送が実現され
る。
度を位相同期させるので,簡単で非常に安定したXPICの
制御が可能になる。又フレーム同期用信号,パリティ信
号を両偏波チャネルに多重化する必要もないので,変調
速度を低くすることが出来,効率の良い伝送が実現され
る。
第1図は本発明の実施例であり,第2図は,第1図にお
けるXPICとその制御関連回路の具体例を示す。 図中,1:主クロック発生器,2,2′:スタッフ同期/多重
化回路,3,3′:変調器,4,4′:送信機,5,5′:受信機,
6,6′:交差偏波間干渉除去器,7,7′:復調器,8,8′:
デスタッフ/分離回路。
けるXPICとその制御関連回路の具体例を示す。 図中,1:主クロック発生器,2,2′:スタッフ同期/多重
化回路,3,3′:変調器,4,4′:送信機,5,5′:受信機,
6,6′:交差偏波間干渉除去器,7,7′:復調器,8,8′:
デスタッフ/分離回路。
Claims (1)
- 【請求項1】デジタル信号を伝送する無線両偏波伝送方
式に於いて、送信側では偏波毎に独立した変調器及び送
信機を備えると共に、同一中心周波数を用いる両偏波間
の変調タイミング信号を位相同期させる手段を備え、同
一のクロック源から生成される変調タイミング信号の周
波数の一方をf0とする時、他方の変調タイミング信号の
周波数を(M/N)×f0(M、N:正整数)として位相同期
させ、受信側では受信機と共に前記両偏波信号を交差偏
波干渉除去器(XPIC)を用いて交差偏波弁別する手段を
有することを特徴とする両偏波伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63149941A JP2788734B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 両偏波伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63149941A JP2788734B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 両偏波伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01318334A JPH01318334A (ja) | 1989-12-22 |
JP2788734B2 true JP2788734B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=15485917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63149941A Expired - Lifetime JP2788734B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 両偏波伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2788734B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129854A (ja) * | 1982-01-28 | 1983-08-03 | Fujitsu Ltd | 空間多値変調方式 |
JPS59139739A (ja) * | 1983-01-29 | 1984-08-10 | Nec Corp | 交差偏波干渉除去回路 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP63149941A patent/JP2788734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01318334A (ja) | 1989-12-22 |
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