JP2004199833A - 不揮発性半導体記憶装置の制御方法及び不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置の制御方法及び不揮発性半導体記憶装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルC1,C2に同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルC1,C2から読み出したデータに基づいて読み出しデータRDを生成する。複数のメモリセルC1,C2から出力される複数のデータを1つのリードアンプ2で順次読み出し、リードアンプ2から順次出力される読み出しデータrdataを複数のラッチ回路4a,4bでラッチし、ラッチ回路4a,4bでラッチしたデータに基づいてデータ訂正処理を行う。
【選択図】 図12
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、小容量型の不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
不揮発性半導体記憶装置は、他の半導体記憶装置と同様、高集積化及び大容量化が進む一方、携帯用電子機器では、記憶容量の少ない小容量型不揮発性半導体記憶装置の需要も多い。このような半導体記憶装置では、メモリセルのフローティングゲートに電子を注入してデータを保持する。そして、高い周囲温度での使用、あるいは書き換え回数の増大等、過酷な条件で使用されても、データ保持特性を維持する必要がある。小容量型不揮発性半導体記憶装置では、大容量型とは異なる観点でデータ保持特性の信頼性を向上させる必要がある。
【0002】
【従来の技術】
不揮発性半導体記憶装置のデータの信頼性を向上させるための一手段として、複数のメモリセルに同一データを書き込むダブルセル構成の不揮発性半導体記憶装置が特許文献1に開示されている。
【0003】
フローティングゲートとトンネル酸化膜とを用いた不揮発性メモリの場合、不良のほとんどは欠陥等によるトンネル酸化膜の弱い絶縁破壊によるものである。そして、絶縁破壊によりメモリセルのフローティングゲートとドレイン間にリーク電流が発生する場合には、当該セルにセル電流を流さないように、メモリセルを構成するトランジスタのしきい値及びセンスアンプの動作点を設定し、対となる他のメモリセルから読み出されるデータを正しいデータとして出力する。
【0004】
このダブルセル方式は、メモリセルアレイの面積が2倍となるため、大容量型の半導体記憶装置では、ダイサイズの増大を招く。しかし、小容量型の不揮発性半導体記憶装置では、周辺回路の面積に比してメモリセルアレイの面積の割合が小さいため、メモリセルアレイの面積が2倍となっても、ダイサイズの増大は少ない。
【0005】
従って、小容量の不揮発性半導体記憶装置では、ダブルセル方式とすることは、読み出しデータの信頼性向上を図る上で有用である。
また、特許文献1には同一データが書き込まれるセルのいずれもが不良となった場合にも、当該半導体記憶装置を救済するために、読み出し動作時にECC(エラー訂正コード)を使用したエラー訂正処理を行う構成も開示されている。
【0006】
特許文献2では、DRAMにおいてダブルセル方式を採用した構成が開示されている。この構成では、いずれかのセルの充電電荷がしきい値を超えていれば当該セルからの読み出しデータを正しいデータとして選択して出力する構成が開示されている。
【0007】
特許文献3及び特許文献4では、複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時にはそれらのメモリセルからの読み出しデータの多数決判定を行い、その判定結果を正しいデータとして出力する構成が開示されている。
【0008】
特許文献5には、同一データが書き込まれたメモリセルからの読み出しデータを比較し、一致したらそのデータを正しいデータとして出力する構成が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平1−264699
【特許文献2】
特開平9−17178
【特許文献3】
特開平6−83716
【特許文献4】
特開平9−134313
【特許文献5】
特開2001−22650
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような不揮発性半導体記憶装置では、例えばメモリセルにデータ「1」を書き込む場合、フローティングゲートにプラス電荷を充電し、データ「0」を書き込む場合、フローティングゲートにマイナス電荷を充電する。すなわち、電位0に対し対称な電位を充電することにより、データ「1」「0」を書き込んでいる。
【0011】
ところが、このような書き込み方法では、図14に示すように、長年の間にフローティングゲートの充電電荷がリークするとき、いずれのメモリセルにおいてもフローティングゲートの電位は0Vに近づいていく。
【0012】
このため、リーク量が大きくなった場合には、データ「1」「0」のいずれのデータも読み出し難くなり、読み出しデータの信頼性を確保することができない。この結果、ダブルセル方式を採用したとしても、読み出しデータの信頼性を十分に確保することはできない。
【0013】
また、読み出しデータの信頼性を確保するためにECC回路を搭載すると、周辺回路の面積を増大させることになる。これは、小容量の不揮発性半導体記憶装置では、ダイサイズの増大を招くという問題点がある。
【0014】
読み出しデータの多数決判定を行うことにより、読み出しデータの信頼性を確保する構成では、同一データを少なくとも3つのメモリセルに書き込む必要があるため、メモリセルアレイの面積増大が著しい。
【0015】
また、複数のメモリセルから読み出したデータが一致したとき、その一致データを正しい読み出しデータとして出力する構成では、正しいデータを出力することができない場合がある。
【0016】
この発明の目的は、ダイサイズを増大させることなく、読み出しデータの信頼性を向上させ得る不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込む。
【0018】
また、複数のメモリセルから出力される複数のデータを1つのリードアンプで順次読み出し、前記リードアンプから順次出力される読み出しデータを複数のラッチ回路でラッチし、前記ラッチ回路でラッチしたデータに基づいてデータ訂正処理を行う。
【0019】
また、データ訂正処理は、複数のメモリセルから読み出したデータの少なくともいずれかが、データ「1」若しくはデータ「0」に対応する電位絶対値の高いデータであるとき、そのデータを正データとして出力する。
【0020】
また、データ訂正処理に基づいて誤データが検出されたとき、対応するメモリセルに対し正データを再書き込みする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図9〜図11は、本発明のダブルセル方式におけるデータ書き込み方法と、読み出し動作時のデータ訂正方法の原理を示す。
【0022】
書き込み動作(プログラム)時には、対をなすメモリセルに対し同一データを書き込む。この書き込み動作は、図10に示すメモリセルにおいて、フローティングゲートFGにマイナス電荷を充電することにより行う。
【0023】
そして、データ「1」を書き込む場合には、フローティングゲートを-3Vに充電し、データ「0」を書き込む場合には、フローティングゲートを0V近辺の電位、例えば-0.3V程度に充電する。
【0024】
すなわち、データ「0」は略0V付近の負電圧とし、データ「1」はデータ「0」より絶対値(電位絶対値)の高い負電圧としている。
すると、図11に示すように、読み出し動作時には、-3Vと0.3Vの中間電位をしきい値Vthとして読み出せば、データ「1」、「0」を読み出すことができる。
【0025】
このような書き込み方法により、ダブルセルに書き込まれるデータ「1」、「0」は、充電電荷がリークするとき、いずれも負電位から0Vに向かって変化するようになる。
【0026】
そして、データ「1」が書き込まれたダブルセルのフローティングゲートの電位をVcg1,Vcg2としたとき、一方のメモリセルのフローティングゲートの電荷がしきい値Vthより低電位であれば、データ「1」を正常に読み出せる。
【0027】
すなわち、図11に示すように、フローティングゲートの電位Vcg1が徐々に放電されて、その電位Vcg1がしきい値Vthより上昇しても、他方のメモリセルのフローティングゲートの電位Vcg2がしきい値Vthより低電位であれば、その電位Vcg2に基づいてデータ「1」を読み出し可能となる。
【0028】
図9(a)〜(c)は、上記のような読み出し動作を行うためのデータ訂正方法の原理を示す。ダブルセルの読み出しデータのOR論理を読み出しデータとして出力する。
【0029】
図9(a)に示すように、同一データが書き込まれたダブルセルの読み出しデータD1,D2がいずれも「0」であれば、読み出しデータとして「0」を出力する。
【0030】
図9(b)に示すように、同一データが書き込まれたダブルセルの読み出しデータD1,D2のいずれかが「1」であれば、読み出しデータとして「1」を出力する。
【0031】
図9(c)に示すように、同一データが書き込まれたダブルセルの読み出しデータD1,D2がいずれも「1」であれば、読み出しデータとして「1」を出力する。
【0032】
このような動作により、データ「0」が書き込まれたダブルセルでは、フローティングゲートの電荷が放電されても、確実にデータ「0」を読み出し可能である。
【0033】
また、データ「1」が書き込まれたダブルセルでは、少なくともいずれか一方のセルのフローティングゲートの電位がしきい値Vthより低ければ、データ「1」を読み出し可能である。
【0034】
対を成すダブルセルは、メモリセルアレイ上で離れた位置に設定する。メモリセルの欠陥は、プロセスの不具合により、通常セルアレイ上において特定の領域で集中して発生し易い。このため、ダブルセルがセルアレイ上で物理的に離れた位置に設定されれば、ダブルセルがともに欠陥セルとなる確立は極めて低くなる。
【0035】
図12は、本発明のダブルセル方式におけるデータ読み出し回路の原理を示す。
ワード線WLの選択に基づいて、ダブルセルC1,C2から読み出されたデータは、ビット線BL,BLを介してデコーダ1に入力される。デコーダ1は、選択信号SLに基づいてビット線BL,BLを順次選択して、ダブルセルC1,C2から読み出されたデータのいずれかをデータRDBとしてリードアンプ2に出力する。
【0036】
前記リードアンプ2は、データRDBを増幅して、読み出しデータrdataを分配器3に出力する。従って、リードアンプ2はデコーダ1から順次出力されるデータRDBを増幅して、分配器3に出力する。
【0037】
前記分配器3は、リードアンプ2から順次出力される読み出しデータrdataを、選択信号SLに基づいて順次選択して、ラッチ回路4a,4bに順次出力する。
前記ラッチ回路4a,4bは、分配器3から出力される読み出しデータrdataをそれぞれラッチし、データ訂正部5に出力する。
【0038】
データ訂正部5は、前記ラッチ回路4a,4bから出力される読み出しデータrdataに基づいてデータ訂正動作を行い、訂正後の読み出しデータRDを出力する。このデータ訂正動作は、上述した図9(a)〜(c)に示す動作を行うものである。
【0039】
データ訂正部5には、動作試験時にテスト信号TESTが入力される。テスト信号TESTが入力されると、データ訂正部5はデータ訂正処理を行わず、各ラッチ回路4a,4bの出力信号をそのまま出力して、ダブルセルC1,C2の動作試験を個別に行うことができるようにしている。
【0040】
このような読み出し回路では、同一データが書き込まれたダブルセルC1,C2のデータを読み出す場合、各セルのデータを1つのリードアンプ2で順次読み出すことができる。
【0041】
従って、分配器3及びラッチ回路4a,4bの追加が必要となるが、それらより回路面積が格段に大きいリードアンプ2を1つとすることができる。よって、メモリセルアレイ以外の周辺回路の回路面積の縮少に大きく寄与する。
【0042】
また、動作試験時には、ダブルセルを構成する各メモリセルに書き込まれたデータを、データ訂正部から出力することができるので、すべてのメモリセルについて動作試験を行うことができる。
【0043】
図13は、前記データ訂正部5で読み出しデータrdataの不一致が検出されたとき、誤データを正データにリフレッシュする再書き込み方法の原理を示す。
図9(b)に示すように、ダブルセルC1,C2の読み出しデータD1,D2が不一致の場合、データ「0」が読み出されたメモリセルでは、フローティングゲートの電荷がリークしている。
【0044】
このような場合には、図13に示す読み出し回路6(図12において、デコーダ1、リードアンプ2、分配器3、ラッチ回路4a,4bに相当)からデータ訂正部5に読み出しデータが入力され、データ訂正部5でデータ不一致が検出されると、書き込み回路7で正データの再書き込み動作が行われる。
【0045】
正データを再書き込みするメモリセルは、メモリセルアレイにあらかじめ形成されている冗長セルアレイ内のメモリセル8a,8bとし、次回からの同一アドレスでのアクセスでは、当該冗長セルにアクセスするようにする。
【0046】
このようなデータ再書き込み方法を採用することにより、読み出しデータの信頼性をさらに向上させることが可能となる。
正データの再書き込み先は、冗長セルではなく、誤データを読み出したメモリセルとしてもよい。
【0047】
次に、本発明をさらに具体化した不揮発性半導体記憶装置について説明する。図1は、不揮発性半導体記憶装置であるフラッシュメモリの概要を示す。セルアレイ11は、多数のメモリセルを備え、Xデコーダ12によりワード線WLが選択され、Yデコーダ13によりビット線BLが選択される。
【0048】
そして、ワード線WL及びビット線BLの選択に基づいて、特定のメモリセルが選択され、当該メモリセルに対するデータ読み出し動作、データ書き込み動作あるいは消去動作が行われる。
【0049】
リード/ライト制御回路14には、MPU等の機能回路から書き込みモード信号WRITE-MODE、書き込み開始信号WRITE-START、書き込みデータの取り込み信号WRITE-MDATA、読み出し信号RD-REQ等が入力される。
【0050】
書き込みモード信号WRITE-MODEは書き込みモードを設定する信号であり、書き込み開始信号WRITE-STARTは書き込み動作の開始を設定する信号であり、取り込み信号WRITE-MDATAは書き込みデータを取り込むための信号である。読み出し信号RD-REQは読み出し動作の開始を設定する信号である。
【0051】
また、リード/ライト制御回路14から書き込み終了信号WRITE-ENDがMPU等の機能回路に出力される。リード/ライト制御回路14は、オシレータ15の出力信号をクロック信号として動作する。
【0052】
高電圧発生回路16,17は、基準電圧発生回路18から出力される基準電圧と、前記オシレータ15から出力されるクロック信号とに基づいて昇圧動作を行う。そして、高電圧発生回路16は書き込み動作時に例えば9.5Vの昇圧電圧を前記Xデコーダ12に供給する。また、高電圧発生回路17は例えば6Vの昇圧電圧をライトドライバ19に供給する。
【0053】
負電圧発生回路20は、基準電圧発生回路18から出力される基準電圧と、前記オシレータ15から出力されるクロック信号とに基づいて降圧動作を行う。そして、負電圧発生回路20は消去動作時に例えば−9.3Vの降圧電圧を前記Xデコーダ12に供給する。
【0054】
アドレスバッファ21には、前記機能回路からアドレス信号WD-ADDRが入力され、そのアドレス信号WD-ADDRが前記Xデコーダ12及びYデコーダ13に出力される。
【0055】
アドレスカウンタ22は、ダブルセルの各コラムアドレスを生成する。また、連続するコラムアドレスに対する書き込み動作あるいは読み出し動作を行う場合には、そのコラムアドレス信号を生成して、前記Yデコーダ13に出力する。
【0056】
前記Yデコーダ13の一例を図4に示す。図4は、Yデコーダ13の一部であって、8本のビット線の中からいずれか1本を選択するためのビット線選択信号を生成する構成を示し、Yデコーダ13はこのような回路が複数設けられる。そして、通常の読み出し動作時には、コラムアドレス信号の下位3ビットの信号IYB(0)〜IYB(2)に基づいて、ビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)のいずれか1つがHレベルとなる。
【0057】
なお、信号RDmemがLレベルとなると、ビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)はすべてLレベルとなる。
前記Yデコーダ13から出力されるビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)は、Y選択ゲート回路23に入力される。前記Y選択ゲート回路23の一部、すなわち1バイト分の構成を図2に示す。
【0058】
図2において、各トランジスタT00〜T07のゲートには、前記ビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)がそれぞれ入力される。各トランジスタT00〜T07のソースにはそれぞれビット線が接続され、ドレインはトランジスタT10を介して図1に示すリードアンプ2に接続される。
【0059】
前記トランジスタT10のゲートには選択信号YD1が入力される。この選択信号YD1は、多数のバイトのうちのいずれかを選択するための信号であり、前記Yデコーダ13により生成される。
【0060】
このように構成されたY選択ゲート回路23では、選択信号YD1によりトランジスタT10がオンされている状態で、ビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)のいずれかがHレベルとなると、トランジスタT00〜T07のいずれかがオンされる。そして、対応するビット線に読み出されたデータが読み出しデータRDBとして前記リードアンプ2に出力される。
【0061】
前記リードアンプ2の具体的構成を図3に示す。このリードアンプ2は、読み出しデータRDBを増幅して読み出しデータrdataとして出力するものである。 基準電流生成部25は、あらかじめ設定された基準電流IrをセンスノードN1に供給する。基準電流生成部25には、4ビットの設定信号REFが入力され、その設定信号REFがそれぞれインバータ回路に入力される。
【0062】
そして、各インバータ回路の出力信号に基づいて4つのPMOSトランジスタのオン・オフが制御される。各インバータ回路により制御されるPMOSトランジスタのドレイン電流は1:2:4:8に設定されている。従って、前記基準電流Irを16通りに調整可能となっている。
【0063】
このような構成により、基準電流Irは読み出しデータRDBが「1」のときのセル電流Imと、「0」のときのセル電流Imとの中間値となるように設定される。
【0064】
前記センスノードN1にはNMOSトランジスタTn20のドレインが接続され、同トランジスタTn20のソースに読み出しデータRDBが入力される。
そして、読み出しデータRDBが低電位となると、セル電流Imが増大して、センスノードN1の電位が低下する。また、読み出しデータRDBが高電位となると、セル電流Imが減少して、センスノードN1の電位が上昇する。
【0065】
センスノードN1の電位が低下すると、PMOSトランジスタTp23がオンされて、インバータ回路26の入力電圧が上昇し、読み出しデータrdataがLレベルとなる。
【0066】
また、センスノードN1の電位が上昇すると、PMOSトランジスタTp23がオフされて、インバータ回路26の入力電圧が低下し、読み出しデータrdataがHレベルとなる。
【0067】
なお、PMOSトランジスタTp23のドレインは、NMOSトランジスタTn23を介してグランドに接続される。そして、読み出し動作時にNMOSトランジスタTn23のゲートに入力される信号に基づいて、同トランジスタTn23に定電流が流れ、上記のようなインバータ回路26の入力電圧が設定される。
【0068】
前記NMOSトランジスタTn20のゲートには、読み出し動作時にオン状態となるPMOSトランジスタTp20から定電流が供給される。また、NMOSトランジスタTn20のゲートは、3つのNMOSトランジスタTn21を介してグランドに接続され、そのトランジスタTn21のゲートは前記NMOSトランジスタTn20のソースに接続されている。
【0069】
そして、前記セル電流Imが減少して、NMOSトランジスタTn20のソース電位が上昇すると、トランジスタTn21のドレイン電流が増大してNMOSトランジスタTn20のゲート電位が低下し、NMOSトランジスタTn20のソース電位が降下するように構成されている。
【0070】
このような構成により、NMOSトランジスタTn20のソース電位は、1V程度に維持され、ビット線電位の上昇によるメモリセルへの悪影響を防止している。
【0071】
PMOSトランジスタTp21は、読み出し動作時以外にオン状態となって、センスノードN1をHレベルにリセットし、NMOSトランジスタTn22は読み出し動作時以外にオン状態となって、前記NMOSトランジスタTn20をオフさせる。
【0072】
図5は、分配信号発生部を示す。分配信号発生部は、図12に示す分配器3の一部を構成するものであり、前記Yデコーダ13内に形成される。
そして、8個の転送ゲート27aと8個のNMOSトランジスタTn24とから構成される第一の発生部28aと、同じく8個の転送ゲート27bと8個のNMOSトランジスタTn25とから構成される第二の発生部28bとから構成される。
【0073】
各転送ゲート27aには、前記Yデコーダ13から出力されるビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が入力され、各転送ゲート27aの出力端子は、各NMOSトランジスタTn24を介してグランドに接続される。
【0074】
また、各転送ゲート27aのゲート端子には、相補信号である分配信号DV1,DV2が入力され、各NMOSトランジスタTn24のゲートには、分配信号DV2が入力される。
【0075】
従って、各転送ゲート27aが導通するとき、各NMOSトランジスタTn24はオフされて、各転送ゲート27aからビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が出力信号DS0〜DS7として出力される。
【0076】
また、各転送ゲート27aが不導通となるとき、各NMOSトランジスタTn24はオンされて、各転送ゲート27aの出力信号DS0〜DS7はすべてLレベルとなる。
【0077】
各転送ゲート27bには、前記転送ゲート27aと同様に、前記Yデコーダ13から出力されるビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が入力され、各転送ゲート27bの出力端子は、各NMOSトランジスタTn25を介してグランドに接続される。
【0078】
また、各転送ゲート27bのゲート端子には、相補信号である分配信号DV3,DV4が入力され、各NMOSトランジスタTn25のゲートには、分配信号DV4が入力される。
【0079】
従って、各転送ゲート27bが導通するとき、各NMOSトランジスタTn25はオフされて、各転送ゲート27bからビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が出力信号DS8〜DS15として出力される。
【0080】
また、各転送ゲート27bが不導通となるとき、各NMOSトランジスタTn25はオンされて、各転送ゲート27bの出力信号DS8〜DS15はすべてLレベルとなる。
【0081】
前記分配信号DV1と同DV3とは相補信号である。従って、転送ゲート27aからビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が出力信号DS0〜DS7として出力されるとき、転送ゲート27bの出力信号DS8〜DS15はすべてLレベルとなる。
【0082】
一方、転送ゲート27bからビット線選択信号YD0(0)〜YD0(7)が出力信号DS8〜DS15として出力されるとき、転送ゲート27aの出力信号DS0〜DS7はすべてLレベルとなる。
【0083】
前記分配信号DV1〜DV4は、図12に示す選択信号SLに相当するものであり、前記Yデコーダ13に入力されるコラムアドレス信号の上位ビットに基づいて生成される。すなわち、同一データが書き込まれるダブルセルが、メモリセルアレイ11をコラム方向に2分割したセルアレイAとセルアレイBに配置される。
【0084】
従って、一方のセルが選択されるとき、第一の発生部28aからビット線選択信号が出力され、他方のセルが選択されるとき、第二の発生部28bからビット線選択信号が出力される。
【0085】
図7は、前記ラッチ回路4a,4bとデータ訂正部5の具体的構成を示す。ラッチ回路4aは、前記分配信号発生部の第一の発生部28aの出力信号DS0〜DS7と、リードアンプ2から出力される読み出しデータrdataと、選択信号SLAとが入力される。
【0086】
ラッチ回路4bは、前記分配信号発生部の第二の発生部28bの出力信号DS8〜DS15と、リードアンプ2から出力される読み出しデータrdataと、選択信号SLBとが入力される。
【0087】
ラッチ回路4a,4bは、図8に示す回路をそれぞれ8ビット分備えたものである。すなわち、読み出しデータrdataがNMOSトランジスタTn26を介してインバータ回路29a,29bで構成されるラッチ部に入力される。
【0088】
前記NMOSトランジスタTn26のゲートには第一の発生部28aの出力信号DS0〜DS7あるいは第二の発生部28bの出力信号DS8〜DS15がそれぞれ入力される。
【0089】
前記ラッチ部の入力端子は、NMOSトランジスタTn27を介してグランドに接続され、同トランジスタTn27のゲートには、選択信号SLAあるいは選択信号SLBが入力される。
【0090】
そして、各ラッチ回路4a,4bの出力信号がNAND回路で構成されるデータ訂正部5に入力され、そのデータ訂正部5から訂正後の読み出しデータRDが出力される。
【0091】
前記選択信号SLA,SLBを生成する選択信号生成部を図6に示す。動作試験時にHレベルとなるテスト信号TESTがインバータ回路31aを介してNOR回路32a,32bに入力される。また、セルアレイ選択信号CASLがNOR回路32aに入力されるともに、インバータ回路31bを介してNOR回路32bに入力される。そして、NOR回路32a,32bから選択信号SLA,SLBが出力される。
【0092】
このような選択信号生成部では、動作試験時以外では、テスト信号TESTがLレベルとなって選択信号SLA,SLBはいずれもLレベルとなる。このとき、ラッチ回路4a,4bではNMOSトランジスタTn27がオフされ、ラッチ部が活性化される。
【0093】
そして、ラッチ回路4a,4bでは第一の発生部28aの出力信号DS0〜DS7あるいは第二の発生部28bの出力信号DS8〜DS15に対応するラッチ部で、読み出しデータrdataが順次反転信号としてラッチされて、読み出しデータrdatabが出力される。
【0094】
このような動作により、各ラッチ回路4a,4bには、前記ダブルセルから順次読み出される読み出しデータrdataが順次ラッチされる。
ラッチ回路4a,4bの読み出しデータrdatabは、データ訂正部5にそれぞれ入力される。データ訂正部5はラッチ回路4a,4bから出力される読み出しデータrdatabがともにHレベルの場合に限り、Lレベルの読み出しデータRDを出力する。
【0095】
すなわち、ラッチ回路4a,4bに入力される読み出しデータrdataの少なくともいずれかがHレベルであれば、Hレベルの読み出しデータRDが出力される。この結果、データ訂正部5では、図9に示す94に動作する。
【0096】
動作試験時にテスト信号TESTがHレベルとなると、セルアレイ選択信号CASLに基づいて選択信号SLA,SLBの一方がHレベル、他方がLレベルとなる。すると、ラッチ回路4a,4bの出力信号rdatabは、一方がHレベルに固定され、他方は読み出しデータrdataの反転信号となる。
【0097】
このような動作により、動作試験時にはセルアレイ選択信号CASLをHレベルとLレベルに交互に切替えることにより、各ラッチ回路4a,4bにラッチされた読み出しデータrdataが順次読み出しデータRDとして出力される。
【0098】
従って、ダブルセルを構成する各セルから読み出される読み出しデータをデータ訂正処理を行うことなく、読み出しデータRDとして出力することが可能となる。
【0099】
図1において、前記ラッチ回路4a,4bの出力信号は、再書き込み制御部33に出力される。また、データ訂正部5から出力される読み出しデータRDは、バッファ回路34を介して前記ライトドライバ19に出力する。
【0100】
再書き込み制御部33は、ラッチ回路4a,4bの出力信号が不一致であるとき、リード/ライト制御回路14に制御信号を出力する。リード/ライト制御回路14は、その制御信号に基づいて、図13に示すように、誤データを出力したメモリセルあるいは冗長セルに対し再書き込み動作を行う。
【0101】
上記のように構成された不揮発性半導体記憶装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)同一データを書き込むダブルセルにデータを書き込むとき、フローティングゲートの電位を−3Vに充電することによりデータ「1」を書き込み、フローティングゲートの電位を−0.3Vとすることによりデータ「0」を書き込むようにした。
【0102】
すなわち、データ「1」「0」を書き込むとき、フローティングゲートの電位を0Vに対し非対称としたので、フローティングゲートの電荷のリークによるデータ遷移は、負電位から0Vへの1方向のみとなる。従って、データ読み出し動作時の誤データの判定が容易となり、読み出しデータの信頼性が向上する。
(2)ダブルセルの各セルの読み出しデータを共通のリードアンプで順次読み出すことができるので、1つのリードアンプでダブルセルの読み出し動作を行うことができる。従って、周辺回路の回路面積を縮小してダイサイズを縮小することができる。
(3)ダブルセルの読み出しデータが不一致であるとき、誤データを読み出したセルに対し正データを再書き込みするので、データの信頼性が向上する。また、再書き込みを行うセルは誤データを読み出したセルとは異なる冗長セルとすれば、さらに信頼性を向上させることができる。
(4)動作試験時には、ダブルセルから読み出したデータにデータ訂正動作を行わず、ダブルセルからそれぞれ独立してデータを読み出すことができる。従って、ダブルセルの各セルに対しそれぞれ動作試験を行って、各セル毎に冗長操作を行うことができるので、欠陥セルの冗長効率を向上させることができる。
(5)ECC回路を搭載することなく、読み出しデータの信頼性を向上させることができる。従って、周辺回路の回路面積を縮小してダイサイズを縮小することができる。
【0103】
上記実施の形態は、次に示すように変更することもできる。
・データ「1」「0」のフローティングゲートは、−3Vと−0.3Vに限定されるものではない。データ「0」は少なくとも0V付近であればよい。
(付記1)同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、
前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(1)
(付記2)前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「0」に対し略0V若しくは若干の負電圧を充電し、データ「1」に対しデータ「0」より絶対値の大きい負電圧を充電することを特徴とする付記1記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(2)
(付記3)セルアレイ上において離れてレイアウトされる前記複数のメモリセルからデータを読み出すことを特徴とする付記1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
(付記4)同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、
前記複数のメモリセルから出力される複数のデータを1つのリードアンプで順次読み出し、前記リードアンプから順次出力される読み出しデータを複数のラッチ回路でラッチし、前記ラッチ回路でラッチしたデータに基づいてデータ訂正処理を行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(3)
(付記5)前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込み、前記データ訂正処理は、複数のメモリセルから読み出したデータの少なくともいずれかが、データ「1」若しくはデータ「0」に対応する電位絶対値の高いデータであるとき、そのデータを正データとして出力することを特徴とする付記4記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(4)
(付記6)動作試験時には、前記ラッチ回路でラッチした各メモリセルのデータを、データ訂正処理を行うことなく出力することを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(5)
(付記7)前記データ訂正処理に基づいて誤データが検出されたとき、対応するメモリセルに対し正データを再書き込みすることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。(6)
(付記8)前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「0」に対し略0V若しくは若干の負電圧を充電し、データ「1」に対しデータ「0」より絶対値の大きい負電圧を充電することを特徴とする付記4乃至7のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
(付記9)同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込む書き込み回路と、
複数のメモリセルから読み出したデータの少なくともいずれかが、データ「1」若しくはデータ「0」に対応する電位絶対値の高いデータであるとき、そのデータを正データとして出力するデータ訂正部と
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。(7)
(付記10)前記複数のメモリセルから出力される複数のデータを1つのリードアンプに順次出力するデコーダと、
前記リードアンプから順次出力される読み出しデータをラッチして前記データ訂正部に出力する複数のラッチ回路と
を備えたことを特徴とする付記9記載の不揮発性半導体記憶装置。(8)
(付記11)前記データ訂正部は、テスト信号に基づいて前記ラッチ回路にラッチされたデータをデータ訂正処理を行うことなく出力する試験モードを設定可能としたことを特徴とする付記9又は10記載の不揮発性半導体記憶装置。(9)
(付記12)前記データ訂正部で誤データが検出されたとき、対応するメモリセルに対し正データを再書き込みする再書き込み制御部を備えたことを特徴とする付記9乃至11のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。(10)
(付記13)前記データ訂正部で誤データが検出されたとき、冗長セルに対し正データを再書き込みする再書き込み制御部を備えたことを特徴とする付記9乃至11のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
【0104】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明はダイサイズを増大させることなく、読み出しデータの信頼性を向上させ得る不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を示すブロック図である。
【図2】Y選択ゲート回路を示す回路図である。
【図3】リードアンプを示す回路図である。
【図4】Yデコーダを示す回路図である。
【図5】分配信号発生部を示す回路図である。
【図6】選択信号生成部を示す回路図である。
【図7】ラッチ回路及びデータ訂正部を示すブロック図である。
【図8】ラッチ回路を示す回路図である。
【図9】データ訂正動作の原理を示す説明図である。
【図10】フラッシュメモリのメモリセルを示す説明図である。
【図11】フローティングゲートのリークを示す説明図である。
【図12】ダブルセルの読み出し原理を示す説明図である。
【図13】再書き込み動作の原理を示す説明図である。
【図14】フローティングゲートの電荷のリークを示す説明図である。
【符号の説明】
1 デコーダ
2 リードアンプ
4a,4b ラッチ回路
5 データ訂正部
C1,C2 メモリセル
FG フローティングゲート
Claims (10)
- 同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、
前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。 - 前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「0」に対し略0V若しくは若干の負電圧を充電し、データ「1」に対しデータ「0」より絶対値の大きい負電圧を充電することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
- 同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、
前記複数のメモリセルから出力される複数のデータを1つのリードアンプで順次読み出し、前記リードアンプから順次出力される読み出しデータを複数のラッチ回路でラッチし、前記ラッチ回路でラッチしたデータに基づいてデータ訂正処理を行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。 - 前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込み、前記データ訂正処理は、複数のメモリセルから読み出したデータの少なくともいずれかが、データ「1」若しくはデータ「0」に対応する電位絶対値の高いデータであるとき、そのデータを正データとして出力することを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
- 動作試験時には、前記ラッチ回路でラッチした各メモリセルのデータを、データ訂正処理を行うことなく出力することを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
- 前記データ訂正処理に基づいて誤データが検出されたとき、対応するメモリセルに対し正データを再書き込みすることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
- 同一アドレスでアクセスされる複数のメモリセルに同一データを書き込み、読み出し動作時には複数のメモリセルから読み出したデータに基づいて読み出しデータを生成する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルのフローティングゲートには、データ「1」及びデータ「0」を書き込むとき、電荷のリーク方向が同一方向となる異なる電位で書き込む書き込み回路と、
複数のメモリセルから読み出したデータの少なくともいずれかが、データ「1」若しくはデータ「0」に対応する電位絶対値の高いデータであるとき、そのデータを正データとして出力するデータ訂正部と
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリセルから出力される複数のデータを1つのリードアンプに順次出力するデコーダと、
前記リードアンプから順次出力される読み出しデータをラッチして前記データ訂正部に出力する複数のラッチ回路と
を備えたことを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記データ訂正部は、テスト信号に基づいて前記ラッチ回路にラッチされたデータをデータ訂正処理を行うことなく出力する試験モードを設定可能としたことを特徴とする請求項7又は8記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記データ訂正部で誤データが検出されたとき、対応するメモリセルに対し正データを再書き込みする再書き込み制御部を備えたことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
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