JP2004199464A - プリント方法、プリンタ、及び入力装置 - Google Patents

プリント方法、プリンタ、及び入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004199464A
JP2004199464A JP2002368198A JP2002368198A JP2004199464A JP 2004199464 A JP2004199464 A JP 2004199464A JP 2002368198 A JP2002368198 A JP 2002368198A JP 2002368198 A JP2002368198 A JP 2002368198A JP 2004199464 A JP2004199464 A JP 2004199464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
data
page
job
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002368198A
Other languages
English (en)
Inventor
Keihan Niwa
啓範 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2002368198A priority Critical patent/JP2004199464A/ja
Publication of JP2004199464A publication Critical patent/JP2004199464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、出力サイズを揃えてプリント処理する。
【解決手段】A3サイズとA4サイズのページデータが混在しているジョブをプリント処理する際に、当該ジョブが分割が指示されている場合には、基本サイズとしてのA4サイズよりも大きいA3サイズのページデータを選別し(ステップ106)、当該ページデータについては、ラスタライズ結果(ステップ108)をA4サイズに2分割してから(ステップ110)、両面印刷(ステップ114)又は片面印刷(ステップ116)でプリント処理するようになっている。これにより、同一ジョブにA3サイズとA4サイズのページデータが混在していても、基本サイズであるA4サイズに用紙を揃えてプリントすることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント方法、プリンタ、及び入力装置に係わり、特に、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブをプリント処理するためのプリント方法、このプリント方法を適用可能なプリンタ及び入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタなどのプリント装置により、例えばA3サイズやA4サイズなど、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブをプリント処理したいという要求がある。このような要求に応えるための技術として、例えば、出力サイズ毎に当該ジョブを分割して異なる複数のプリント装置でプリントさせて、後からプリントされた用紙をページ順にソートする技術がある(特許文献1参照)。
【0003】
また、従来より、複数サイズの用紙にプリント可能なプリント装置も存在し、出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを1台のプリント装置でプリントすることも考えられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−178606号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術は何れもジョブ中の各ページのデータをそのままの出力サイズでプリントするものであり、例えば、図4(A)に示すようなカタログのPDFファイルをプリントした場合、すなわち、カタログ自体はA4サイズであり、内側のページをA3サイズで見開きプリントした場合は、図4(B)に示すように、プリント結果には、A4サイズとA3サイズの用紙が混在することになり、ファイリングに手間が掛かるという問題があった。また、特許文献1の技術は、用紙サイズ毎にプリント装置が必要とされ、大規模なシステムになってしまうという問題もあった。
【0006】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、出力サイズを揃えてプリント処理することができるプリント方法、プリンタ、及び入力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブをプリント処理する際に、基本となるサイズよりも大きいサイズのデータを選別し、選別した前記大きいサイズのデータを前記基本となるサイズ以下のサイズとなるように複数に分割してから、前記基本となるサイズを出力サイズとして、ページ単位でプリント処理する、ことを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、同一ジョブ中に物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在していても、基本となるサイズ(基本サイズ)よりも大きいサイズのページのデータを分割して、基本サイズ以下のページのデータの集合とされるので、全てのページを基本サイズで出力可能である。これにより、物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、基本サイズに出力サイズを揃えてプリントすることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、入力されたジョブをプリント処理するプリンタであって、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブから基本となるサイズよりも大きいサイズのページのデータを選別する選別手段と、前記選別手段により選別した前記大きいサイズのページのデータを前記基本となるサイズ以下となるように複数のページのデータに分割する分割手段と、を備え、前記基本となるサイズを出力サイズとして、ページ単位でプリント処理することを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブについては、基本サイズよりも大きいサイズのページのデータが含まれている場合には、選別手段により、当該大きいサイズのページのデータが選別され、分割手段により、基本サイズ以下となるように複数のページのデータに分割されてから、プリント処理される。したがって、同一のジョブ中に複数の出力サイズのページのデータが混在していても、基本サイズよりも大きいサイズのページのデータを分割して、基本サイズ以下のページのデータの集合とされるので、全てのページを基本サイズで出力可能である。これにより、物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、基本サイズに出力サイズを揃えてプリントすることができる。
【0011】
なお、一般に、プリンタでは、出力サイズ中の全領域にプリント可能であるのではなく、出力サイズにプリント不可領域が含まれることが多い。したがって、上記のプリンタにおいては、プリント不可領域を考慮して、請求項3に記載されているように、前記分割手段は、前記基本となるサイズを出力サイズとしてプリント処理する場合、当該出力サイズ上のプリント可能領域内に収まるように前記分割したページのデータを縮小することが好ましい。
【0012】
また、上記のプリンタにおいては、請求項4に記載されているように、前記選別手段で選別した大きいサイズのページのデータを分割するか否かを指示する指示情報を入力するための指示入力手段を更に有し、前記分割手段が、前記指示入力手段から分割を指示する指示情報が入力された場合に、前記分割を実行するようにするとよい。
【0013】
請求項5に記載の発明は、プリンタにプリント処理させるジョブを入力するための入力装置であって、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブを入力する際に、基本となるサイズよりも大きいサイズのページのデータを選別する選別手段と、前記選別手段により選別した前記大きいサイズのページのデータを前記基本となるサイズ以下となるように複数のページのデータに分割する分割手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブについては、基本サイズよりも大きいサイズのページのデータが含まれている場合には、選別手段により、当該大きいサイズのページのデータが選別され、分割手段により、基本サイズ以下となるように複数のページのデータに分割されてから、プリンタにプリント処理させるために入力される。したがって、同一のジョブ中に複数の出力サイズのページのデータが混在していても、基本サイズよりも大きいサイズのページのデータを分割して、基本サイズ以下のページのデータの集合とされるので、プリンタに全てのページを基本サイズで出力させることができる。
【0015】
具体的には、このようにして分割手段により分割したジョブをプリンタに入力する際に、基本サイズを出力サイズとして、ページ単位でプリント処理するように当該プリンタに指示することで、プリンタに、全てのページを基本サイズで出力させることができる。或いは、予め基本サイズを出力サイズとして、入力されたジョブをページ単位でプリント処理するプリンタに対して、分割手段により分割を行ったジョブを入力することでも、プリンタに、全てのページを基本サイズで出力させることができる。
【0016】
これにより、物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、基本サイズに出力サイズを揃えてプリントすることができる。
【0017】
なお、上記の入力装置においては、請求項6に記載されているように、前記分割手段は、前記基本となるサイズを出力サイズとしてプリント処理する場合に、当該出力サイズ上のプリント可能領域内に収まるように前記分割したページのデータを縮小することが好ましい。
【0018】
また、上記の入力装置においては、請求項7に記載されているように、前記選別手段で選別した大きいサイズのページのデータを分割するか否かを指示する指示情報を入力するための指示入力手段を更に有し、前記分割手段が、前記指示入力手段により分割が指示された場合に、前記分割を実行するようにするとよい。
【0019】
なお、上記のプリンタ及び入力装置においては、基本サイズは、予め所定サイズに定めておいてもよいし、各ジョブの最小出力サイズとしてもよいし、各ジョブの1ページ目のサイズとしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。なお、以下では、図1に示すプリントシステム10、すなわち入力されたジョブをプリント処理するプリンタ12と、プリンタ12へジョブを入力するための入力装置としてのPC14とがネットワーク16を介して接続して構成されたプリントシステム10を例に説明する。
【0021】
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態では、本発明をプリンタ12に適用した場合を説明する。図2には、本発明が適用されたプリンタの構成が示されている。
【0022】
図2に示されているように、このプリンタ12は、PC14から、印刷データとしてプリントする各ページを表すデータ(ページデータ)を含み、当該印刷データのプリント処理を指示するジョブが入力されるようになっている。一般に、各ページは、文字、イメージ、及び図形により構成され、各ページを表すページデータは、これらの構成要素をページ上に配置したイメージをPDL(Page Description Language)で記述したPDLデータである。なお、PC14については、一般的な構成のもの(図8で示すPC14からデータ分割制御部90を省略したもの(詳細は第2の実施の形態参照))でよい。
【0023】
また、プリンタ12は、本プリンタにおけるプリント処理を司るプリンタコントローラ20と、プリンタコントローラ20の制御により、用紙などの画像記録媒体に画像をプリントするプリンタエンジン22と、を備えている。
【0024】
プリンタコントローラ20は、PC14から入力されたジョブを受信する受信部24と、受信部24で受信したジョブを解析して編集する解析編集部26と、入力された文字コードをビデオデータに変換する文字描画部28と、入力されたイメージコードをビデオデータに変換するイメージ描画部30と、入力された図形コードをビデオデータに変換する図形描画部32と、プリントするページのビデオデータを格納するためのフレームバッファ34と、各種フォントのデータを格納するためのフォントメモリ36と、を備えている。
【0025】
受信部24は、PC14から送信されてきたジョブを受信すると共に、図示しないバッファに受信したジョブを一旦格納し、ジョブ毎にページ単位で管理する。この受信部24は、解析編集部26と接続されており、受信したジョブに含まれる印刷データ、すなわちプリントする各ページをPDLで記述したページデータを解析編集部26に入力する。
【0026】
解析編集部26は、文字描画部28、イメージ描画部30、及び図形描画部32にも接続されており、入力された印刷データをページ単位に解析し、当該ページに含まれる文字、イメージ(ラスター形式の画像)、図形(ベクター形式の画像)といった要素の種類に応じてPDLのコードを分けて、文字描画部28、イメージ描画部30、図形描画部32に入力する。すなわち、各ページをPDLで記述したページデータのうち、当該ページ上の文字を表す文字コードについては文字描画部28、イメージを表すイメージコードについてはイメージ描画部30、図形をあらわす図形コードについては図形描画部32に入力される。
【0027】
文字描画部28は、入力された文字コードをラスタライズして、2値のドットの集合で当該ページにおける文字部分を表すビデオデータを生成する。イメージ描画部30は、入力されたイメージコードをラスタライズして、2値のドットの集合で当該ページにおけるイメージ部分を表すビデオデータを生成する。図形描画部32は、入力された図形コードをラスタライズして、2値のドットの集合で当該ページにおける図形部分を表すビデオデータを生成する。
【0028】
文字描画部28、イメージ描画部30、及び図形描画部32は、フレームバッファ34と接続されている。フレームバッファ34は、ページ単位でビデオデータを格納して管理するためのものであり、文字描画部28、イメージ描画部30、及び図形描画部32は、それぞれ生成したビデオデータをフレームバッファ34に重ねて書き込むことで、フレームバッファ34に文字、イメージ、図形が配置された状態の1ページ分のビデオデータが格納されることになる。
【0029】
すなわち、文字描画部28、イメージ描画部30、及び図形描画部32は、PDLデータをページ単位でラスタライズして、各ページを2値のドットの集合で表したビデオデータを生成する所謂RIP(Raster Image Processor)として機能するものである。
【0030】
なお、PDLデータでは、一般に、イメージや図形といった画像データについては、ベクター/ラスター形式に係わらず当該PDLデータ内に含まれるが、文字については、当該文字のデザインがフォント名により指定されている。このため、文字描画部28は、フォントメモリ36と接続されている。
【0031】
フォントメモリ36には、当該プリンタ12で使用可能な各種デザインのフォントデータが予め格納されており、このフォントデータには、大きく分けて、文字の輪郭のいくつかの分割点が座標点と、分割点と分割点を結ぶ接続線とで文字を表現した所謂アウトラインデータフォントデータ38Aと、ドットの組み合わせで文字を表現した所謂ビットマップフォントデータ38Bとがある。また、一般に、フォントメモリ36に予め格納されていない外字などの特殊なフォントについては、PC14から当該フォントを示すアウトラインフォントデータ38Aやビットマップフォントデータ38Bが入力される。フォントメモリ36には、このようなPC14から入力されたアウトラインデータフォントデータ38Aやビットマップフォントデータ38Bについても格納される。
【0032】
文字描画部28では、このように各種フォントデータが格納されているフォントメモリ36から、文字コードで指定されているフォント名のフォントデータを適宜読み出して、ラスタライズを行うようになっている。
【0033】
フレームバッファ34は、プリンタエンジン22と接続されており、文字描画部28、イメージ描画部30、及び図形描画部32によりビデオデータが生成されて、フレームバッファ34に文字、イメージ、図形が配置された状態のページを表した1ページ分のビデオデータが格納されると、当該ビデオデータがプリンタエンジンに供給されるようになっている。
【0034】
プリンタエンジン22は、実際にプリント処理を実行する機構部であり、トナーやインクなどの画像形成材料を用いて、入力されたビデオデータに基づいて、用紙などの画像記録媒体に画像をプリントする。本実施の形態では、一例として、画像記録材料としてトナーを用いるようになっており、プリンタエンジン22では、入力されたビデオデータ(2値データ)に基づいて、露光ヘッドをON/OFF駆動することで、一様に帯電された感光材料を露光して潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像して得られたトナー像を用紙に転写することで、ページ単位で画像が用紙にプリントされる。
【0035】
なお、本実施形態においては、物理的な出力サイズとなる用紙サイズとして、A3サイズ及びA4サイズの何れかを選択して、画像をプリントすることができるようになっており、フレームバッファ34からプリンタエンジン22に供給されるビデオデータのサイズに応じて、適切なサイズの用紙が図示しない給紙トレイから給紙される。
【0036】
また、本実施形態に係わるプリンタコントローラ20には、A4サイズを基本となるサイズとして、A4サイズよりも大きいA3サイズのページのデータをA4サイズへ分割するためにデータ分割制御部40が更に設けられている。このデータ分割制御部40は、解析編集部26、及びフレームバッファ34と接続されている。解析編集部26は、受信部24により受信したジョブを解析して、当該ジョブが分割指示されたものである場合には、データ分割制御部40に通知し、分割制御の実行を依頼するようになっている。また、本実施の形態では、分割指示の場合には、ユーザは、PC14から両面/片面印刷の指定も行うことができるようになっている。
【0037】
なお、本実施の形態では、ユーザが分割するか否かの指示をPC14から行ない、受信部24を指示入力手段として機能させ、受信部24によりこの指示を受信して入力されるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に点線で示すように、プリンタ12にUI(ユーザインタフェース)42を設け、このUI42を指示入力手段として用い、ユーザによりUI42から分割するか否かの指示が入力されたら、当該指定結果に基づいて、データ分割制御部40に分割制御の実行が依頼されるようにしてもよい。また、分割指示の場合には、UI42から両面/片面印刷の指定を行うようにしてもよい。
【0038】
データ分割制御部40は、選別手段としての選別部44と、分割手段としての分割処理部46とを備えている。選別部44は、解析編集部26で印刷データを処理しているときに、当該印刷データの各ページデータについて、出力サイズがA3サイズであるかA4サイズであるのかを判別し、A3サイズのページデータを選別する。フレームバッファ34には、この選別したページデータのラスタライズ結果としては、A3サイズのビデオデータが格納されるので、分割処理部46は、このA3サイズのビデオデータを2分割して、A4サイズの2ページ分のビデオデータとして、フレームバッファ34に格納し直す。したがって、分割指示されたジョブの場合、プリンタエンジン22には、A3サイズのページについてはA4サイズの2ページに分割されて、分割後の各ページを表すビデオデータが供給される。なお、分割処理部46では、ラスタライズ後のデータを分割するようにしたが、PDLで記述された状態のラスタライズ前のページのデータを分割してA4サイズの2ページのページデータを作成し直して、解析編集部26に戻し、各A4サイズのページデータについてラスタライズが行われるようにしてもよい。
【0039】
なお、上記で説明したプリンタコントローラ20の各部の機能は、回路によりハードウェア的に構成してもよいし、CPU、RAM、ROMなどを備えたコンピュータを用いて、プログラムの実行により上記各部の機能が構築される、すなわち上記各部の機能をソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
【0040】
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
【0041】
プリンタ12でプリント処理を行う場合、PC14からプリンタ12に、印刷データとしてプリントする各ページをPDLで記述したページデータを含むジョブを送信する。なお、このジョブには、分割指定されたか否かを示す情報と、分割指定の場合には、両面/片面印刷の指定に関する情報も含まれている。
【0042】
プリンタ12では、このジョブをプリンタコントローラ20の受信部24により受信すると、図3に示す処理が行われる。
【0043】
図3に示すように、プリンタコントローラ20では、受信部24により受信したジョブが分割指定されていないものであった場合には、ステップ100からステップ102に進み、当該ジョブの印刷データをラスタライズして、ステップ104でプリンタエンジン22に通常印刷させる。
【0044】
詳しくは、解析編集部26により受信したジョブの印刷データ、すなわちプリントする各ページをPDLで記述したページデータをページ単位に解析し、文字、イメージ、図形の種類によって、文字描画部28、イメージ描画部30、図形描画部32でそれぞれラスタライズを行い、フレームバッファ34に各ページデータに基づく1ページ分のビデオデータを作成する。プリンタコントローラ20は、このビデオデータをプリンタエンジン22に供給してプリント処理させる。これにより、印刷データの各ページデータがそのままの用紙サイズでプリントされる。
【0045】
一方、受信部24により受信したジョブが分割指定されたものであった場合には、プリンタコントローラ20では、ステップ100からステップ106に進み、データ分割制御部40が駆動されて、当該ジョブの印刷データから分割するページ、すなわち出力サイズがA3サイズのページデータを選別する。そして、次のステップ108で当該ジョブの印刷データをラスタライズすると共に、次のステップ110で、前述のステップ106で選別された印刷データのページ、すなわちA3サイズのページデータについては、そのラスタライズ結果としてフレームバッファ34に格納されたビデオデータをA4サイズのデータに2分割する。これにより、A3サイズとA4サイズのページのデータが当該ジョブ中に混在している場合には、A3サイズのページのデータがA4サイズの2ページに分割されて、全てA4サイズのページのデータとされて、プリンタエンジンに供給されることになる。
【0046】
そして、当該ジョブが両面印刷が指定されたものである場合には、次のステップ112からステップ114に進み、プリンタエンジン22に両面印刷させ、当該ジョブが片面印刷が指定されたものである場合には、次のステップ112からステップ116に進み、プリンタエンジン22に片面印刷させる。このとき、全てA4サイズのページのデータとされているため、両面印刷するときも、片面印刷するときも、A4サイズの用紙にプリントされることになる。
【0047】
ここで、具体的に、図4(A)に示すカタログのPDFファイルを印刷データとしたジョブを本プリンタ12でプリント処理する場合について説明する。なお、図4(A)は、全4ページのカタログをプリントするための印刷データであり、カタログの1ページ目(すなわち表紙)を示す出力サイズがA4サイズのページデータ50A、カタログの2ページ目と3ページ目とを見開き1ページとした出力サイズがA3サイズのページデータ50B、カタログの4ページ目(すなわち裏表紙)を示す出力サイズがA4サイズのページデータ50Cにより構成されている。
【0048】
本プリンタ12では、上記で説明したデータ分割制御部40の制御処理により、図4(A)の印刷データのプリントを指示するジョブが分割指定で且つ片面印刷指定されている場合には、図4(B)に示すように、カタログの1ページ目と4ページ目を示す出力サイズがA4サイズのページデータ50A、50Cは、それぞれそのままのA4サイズでプリントされ、カタログの2ページ目と3ページ目とを見開き1ページとした出力サイズがA3サイズのページデータ50BはA4サイズに2分割されて、カタログの2ページ目と3ページ目とがそれぞれA4サイズに分割プリントされる。すなわち、カタログの1ページ目から4ページ目の全てのページがA4サイズの用紙の片面にプリントされる。
【0049】
また、図4(A)の印刷データのプリントを指示するジョブが分割指定で且つ両面印刷指定されている場合には、図4(C)に示すように、カタログの2ページ目と3ページ目を示す出力サイズがA3サイズのページデータ50BをA4サイズに2分割してから、A4サイズで両面印刷される。これにより、カタログの1ページ目をプリントしたA4サイズの用紙の裏に2ページ目がプリントされ、カタログの3ページ目をプリントしたA4サイズの用紙の裏に4ページ目がプリントされることになり、本来のカタログとほぼ同形態の出力結果が得られる。
【0050】
また、図4(A)の印刷データのプリントを指示するジョブが分割指定されていない場合には、各ページデータがそのままの出力サイズでプリントされるので、図4(D)に示すように、カタログの1ページ目はA4サイズの用紙、2ページ目と3ページ目は見開き1ページとしてA3サイズの用紙、4ページ目はA4サイズの用紙にそれぞれプリントされる。
【0051】
このように、第1の実施の形態では、A3サイズとA4サイズのページデータが混在しているジョブをプリント処理する際に、基本サイズとしてのA4サイズよりも大きいA3サイズのページデータを選別し、当該ページデータについてはラスタライズ結果をA4サイズに2分割してから、プリント処理するようになっている。これにより、同一ジョブにA3サイズとA4サイズのページデータが混在していても、基本サイズであるA4サイズに用紙を揃えてプリントすることができる。
【0052】
また、用紙サイズを揃えるためであれば、基本サイズを定め、基本サイズに合わせてジョブ中の各ページのデータを拡大・縮小してプリントすることも考えられるが、この場合、ページによって文字、イメージ、図形といったコンテンツの大きさが異なるため、プリント結果にコンテンツの大きさが異なるページが混在し、見づらいものになってしまう。第1の実施の形態では、A3サイズのページのデータをA4サイズに縮小したり、或いはA4サイズのページのデータをA3サイズに拡大するなど、各ページのデータを拡大・縮小することなく、用紙サイズを揃えることができるので、より見やすいプリント結果を得ることができるという効果もある。
【0053】
また、用紙サイズを揃えたことで両面印刷も容易となり、上記で説明した如く、両面/片面印刷を任意に選択可能にすることもできるという効果もある。
【0054】
なお、上記では、分割するか否かをユーザにより指示されるようにしたが、A3サイズとA4サイズのページデータが混在しているジョブが入力されたら、A3サイズのページデータについては自動的に分割が行われるようにしてもよい。ただし、上記の如く、分割するか否かをユーザにより指示可能にしたことにより、ユーザは所望の形態でプリント出力を得ることができるという効果がある。
【0055】
ところで、プリンタエンジン22では、出力サイズ中の全領域、すなわち用紙全面にプリント可能であるのではなく、図5に示すように用紙の周囲にプリント不可領域60(通常、4mm前後)が含まれており、内部のプリント可能領域62にのみプリントすることができる。このため、例えば、図6(A)に示すA3サイズのページのデータをA4サイズに分割して実際にプリントした場合、図6(B)のように、プリント不可領域60に対応する部分64のデータが欠けてプリントされなくなってしまう。
【0056】
これを防ぐためには、分割処理部46において、フレームバッファ34内のビデオデータの分割と共に、分割後のデータの縮小も行うことができるようにすればよい。この場合、プリンタコントローラ20において、例えば、図7に示す処理が行われる。なお、図7は、図3と同一の処理については、同一のステップ番号を付与しており、ここでは詳細な説明は省略する。
【0057】
すなわち、プリンタコントローラ20では、図7に示すように、ステップ110で、データ分割制御部40によりA3サイズのページのデータをA4サイズに分割した後、プリント可能領域62に合わせて縮小する場合には、ステップ120からステップ122に進み、プリント可能領域62内に収まるようにフレームバッファ34に格納されている分割後のページのデータを縮小すればよい。
【0058】
なお、縮小するか否かの指示は、ジョブ入力時に、PC14からユーザにより指示されて、プリンタコントローラ20に入力されるようにしてもよいし、UI42から入力されるようにしてもよい。また、分割時には、自動的に分割後のデータの縮小が行われるようにしてもよい。
【0059】
このように分割後のページのデータを縮小することにより、図6(C)に示すように、プリント不可領域60のためにデータが欠けることなく、プリントすることができる。
【0060】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、プリンタにジョブを入力する入力装置として用いられるPCに本発明を適用した場合を説明する。図8には、本発明が適用されたPC14の機能構成が示されている。なお、PC14は、CPU、RAM、ROM、及びマウスやキーボードといったUI70を備えた一般的な構成のものを用いることができ、プログラムの実行により、当該PC14のハードウェア資源を利用して、図8の機能が構成される。
【0061】
図8に示すように、PC14には、アプリケーション処理部72と、プリンタドライバ74が構築されるようになっている。
【0062】
アプリケーション処理部72は、ワープロ、フォトレタッチ、ページ編集などの各種のアプリケーションソフトのプログラムを実行することにより構築されるものであり、ユーザによるUI70からの指示入力に従って文字、イメージ、図形といったコンテンツを作成し、ページにコンテンツを配置したイメージを示すデータ(以下、アプリケーションデータ)を作成する。
【0063】
プリンタドライバ74は、プリンタドライバソフトのプログラムを実行することにより構築されるものである。なお、プリンタドライバソフトのプログラムは、このアプリケーション処理部72で作成されたアプリケーションデータのプリント指示がUI70から入力された場合に起動される。
【0064】
プリンタドライバ74は、アプリケーション処理部72からプリント指示されたアプリケーションデータが入力され、このアプリケーションデータをプリンタ12で解釈可能な印刷データに変換して、ジョブとしてプリンタ12に入力する。このために、プリンタドライバ74は、データ解析部76、文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82、言語変換部84、ページデータ合成部86、及び出力制御部88を備えている。
【0065】
データ解析部76は、アプリケーション処理部72からプリント指示されたアプリケーションデータが入力されるようになっている。また、データ解析部76は、文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82と接続されている。
【0066】
データ解析部76は、アプリケーションデータをページ単位で解析し、当該データ内にプリンタドライバ74でのラスタライズが必要なコマンドが有った場合には、ラスタライズが必要な要素の種類、すなわち文字、イメージ、図形の種類に応じて、当該コマンドを文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82へ入力する。
【0067】
文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82は、入力されたコマンドに基づいてラスタライズを行うものであり、それぞれ文字、イメージ、図形のラスタライズ結果が得られる。文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82は、ページデータ合成部86と接続されており、それぞれのラスタライズ結果は、ページデータ合成部86に入力される。
【0068】
また、データ解析部76は、言語変換部84とも接続されており、アプリケーションデータのうち、ラスタライズを行う必要のないコマンドについては、言語変換部84に入力する。
【0069】
言語変換部84は、入力されたコマンドをプリンタ12で解釈可能な言語に変換するものであり、PDLに変換するようになっている。この言語変換部84もページデータ合成部86と接続されており、言語変換部84による変換結果もページデータ合成部86に入力される。
【0070】
ページデータ合成部86は、文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82、及び言語変換部84から入力されたラスタライズ結果及び変換結果を合成し、ページ単位で、当該ページ上に文字、イメージ、図形といった構成要素を配置したイメージをPDLで記述したページデータを生成する。ページデータ合成部86は、出力制御部88と接続されており、出力制御部88により、ページデータ合成部86で生成された各ページのページデータをまとめて印刷データとし、当該印刷データのプリントを指示するジョブとしてプリンタ12へ送信される。なお、プリンタ12については、第1の実施の形態で説明したプリンタ12からデータ分割制御部40を省略した一般的な構成のものでよい。
【0071】
また、本実施形態に係わるプリンタドライバ74には、A4サイズを基本となるサイズとして、A4サイズよりも大きいA3サイズのページのデータをA4サイズへ分割するためにデータ分割制御部40が更に設けられている。このデータ分割制御部90は、UI70及びページデータ合成部86と接続されている。
【0072】
データ分割制御部90は、ユーザによりUI70から分割指示が入力された場合に、動作されるようになっている。また、本実施の形態では、ユーザが分割指示した場合には、UI70から両面/片面印刷の指定も行うことができるようになっている。
【0073】
データ分割制御部90は、選別部92と分割処理部94とを備えている。選別部92は、ページデータ合成部86で生成された各ページデータについて、出力サイズがA3サイズであるかA4サイズであるのかを判別し、A3サイズのページデータを選別する。分割処理部94は、選別したA3サイズのページデータをA4サイズに2分割して、A4サイズの2ページのページデータに作成し直してページデータ合成部86に戻す。したがって、分割指示された場合、A3サイズのページについてはA4サイズの2ページに分割されて、分割後の各ページを表すページデータがまとめられて印刷データとしてプリンタ12へ供給されることになる。
【0074】
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。
【0075】
アプリケーション処理部72で作成したアプリケーションデータをプリンタ12でプリント処理する場合、ユーザは、UI70から当該アプリケーションデータのプリント指示と共に、分割するか否かの指示も入力する。UI70からプリント指示が入力されると、PC14では、プリンタドライバ74により図9に示す処理が開始される。
【0076】
図9に示すように、プリンタドライバ74では、ユーザにより分割指示がなされなかった場合には、ステップ200からステップ202に進み、プリント指示されたアプリケーションデータを、プリンタ12で解釈可能な印刷データ、すなわちプリントさせる各ページをPDLで記述したページデータを生成して、ステップ204で、ジョブとしてプリンタ12へ送信する。
【0077】
詳しくは、アプリケーションデータをページ単位で解析し、ラスタライズの必要があるコマンドについては、文字、イメージ、図形の種類によって、文字処理部78、イメージ処理部80、図形処理部82でそれぞれラスタライズを行い、その他のコマンドについては、言語変換部84でPDLに変換して、ラスタライズ結果及び変換結果をページデータ合成部86で合成してページデータを生成する。このようにしてページデータ合成部86で生成された各ページのページデータをまとめて印刷データとして、出力制御部88により、プリント処理を行うプリンタ12へジョブとして送信される。
【0078】
プリンタ12では、このジョブを受けて、前述の第1の実施の形態で説明した通常印刷が行われることになる(図4(B)参照)。すなわち、アプリケーションデータが示す各ページがそのままの用紙サイズでプリントされる。
【0079】
一方、ユーザにより分割指示がなされた場合には、プリンタドライバ74では、ステップ200からステップ206に進み、プリント指示されたアプリケーションデータを、プリンタ12で解釈可能な印刷データ、すなわちプリントさせる各ページをPDLで記述したページデータを生成した後、ステップ208に進む。
【0080】
ステップ208では、データ分割制御部90が駆動されて、生成したページデータから分割するページ、すなわち出力サイズがA3サイズのページデータを選別して、次のステップ210で、当該選別したページデータをA4サイズに2分割して、A4サイズの2ページのページデータに作成し直す。すなわち、A3サイズとA4サイズのページのデータが混在したジョブをプリンタへ入力する場合には、A3サイズのページのデータがA4サイズの2ページに分割されて、全てA4サイズのページのデータとされてから、プリンタへ供給されることになる。
【0081】
そして、次のステップ212で、両面印刷するか片面印刷するかの指定を受け付けて、次のステップ214でページデータと共にこの指定結果をジョブとしてプリンタ12へ送信する。
【0082】
プリンタ12では、このジョブを受けて、両面印刷が指定されているものについては、前述の第1の実施の形態で説明した両面印刷が行われ(図4(C)参照)、片面印刷が指定されているものについては、前述の第1の実施の形態で説明した片面印刷が行われことになる(図4(B)参照)。プリンタ12には、全てA4サイズのページのデータとしてから、ジョブが入力されるため、両面印刷するときも、片面印刷するときも、A4サイズの用紙にプリントされることになる。
【0083】
このように、第2の実施の形態では、A3サイズとA4サイズのページデータが混在しているジョブをプリンタへ入力する際に、基本サイズとしてのA4サイズよりも大きいA3サイズのページデータを選別し、当該ページデータについてはA4サイズに分割して、A4サイズの2ページのページデータにしてから、ジョブを入力するようになっている。これにより、本来はA3サイズとA4サイズのページデータが混在していたジョブであっても、全てA4サイズのページデータとしたジョブとなってプリント処理されるので、基本サイズであるA4サイズに用紙を揃えてプリントすることができる。
【0084】
また、A3サイズのページのデータをA4サイズに縮小したり、或いはA4サイズのページのデータをA3サイズに拡大するなど、各ページのデータを拡大・縮小することなく、用紙サイズを揃えることができるので、より見やすいプリント結果を得ることができるという効果もある。
【0085】
また、用紙サイズを揃えたことで両面印刷も容易となり、上記で説明した如く、両面/片面印刷を任意に選択可能にすることもできるという効果もある。
【0086】
なお、上記では、分割するか否かをユーザにより指示されるようにしたが、A3サイズとA4サイズのページデータが混在しているジョブが入力されたら、A3サイズのページデータについては自動的に分割が行われるようにしてもよい。ただし、上記の如く、分割するか否かをユーザにより指示可能にしたことにより、ユーザは所望の形態でプリント出力を得ることができるという効果がある。
【0087】
また、前述した如くプリント不可領域60を考慮する場合には(図5参照)、分割処理部94において、ページデータの分割と共に、分割後のデータの縮小も行うことができるようにすればよい。この場合、プリンタドライバ74において、例えば、図10に示す処理が行われる。なお、図10は、図9と同一の処理については、同一のステップ番号を付与しており、ここでは詳細な説明は省略する。
【0088】
すなわち、プリンタドライバ74では、図9に示すように、ステップ210で、データ分割制御部90によりA3サイズのページのデータをA4サイズに分割した後、図9で示したステップ212の代わりに、ステップ220に進み、両面印刷するか片面印刷するかの指定と共に、縮小印刷を行うか否かの指定も受け付ける。そして、縮小印刷を行わないと指定された場合には、次のステップ222からそのままステップ214に進み、縮小印刷を行うと指定された場合には、次のステップ222からステップ224に進み、プリント可能領域62内に収まるように、分割後のページのデータを縮小してからステップ214に進めばよい。なお、縮小するか否かの指示は、分割指示入力時に、分割指示と共にUI70から入力される。また、分割時には、自動的に分割後のデータの縮小が行われるようにしてもよい。
【0089】
このように分割後のページのデータを縮小することにより、第1の実施の形態と同様に(図6(C)参照)、プリント不可領域60のためにデータが欠けることなく、プリントすることができる。
【0090】
なお、ジョブに縮小指示を含めてプリンタ12へ送信し、プリンタ12側で縮小処理が行われるようにしてもよい。
【0091】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、一例として、A4サイズを基本サイズとして、A3サイズをA4サイズに分割してプリントする場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。基本サイズよりも大きなサイズのページのデータを、基本サイズ以下となるように複数のページに分割して、基本サイズの用紙にプリント可能にすることが本質である。例えば、B4とA4のサイズのページのデータが混合しているジョブの場合は、B4サイズのページのデータを2分割して、A4サイズよりも小さいB5サイズの2つのページに分ければ、A4サイズの用紙にプリント可能となる。
【0092】
この場合、第2の実施の形態で説明した如くプリンタドライバ74側で分割を行うと、基本サイズであるA4サイズの用紙にプリントするように予め設定されているプリンタ12であれば、すべてのページをA4サイズの用紙にプリントするが、この設定がなされていないプリンタ12では、B5サイズのページデータはB5サイズの用紙に印刷し、出力結果にA4とB5サイズの用紙が混在してしまう恐れがあるため、ジョブに基本サイズであるA4サイズの用紙へのプリント指示を含めて送信するようにすることが好ましい。
【0093】
また、この場合、B5サイズに分割後のページのデータをA4サイズの用紙にプリントすると余白部分が増えて、もともとA4サイズであったページのデータのプリント結果とのバランスが悪くなるため、分割後のページのデータをA4サイズに拡大してプリントするようにしてもよい。ただし、文字のフォントサイズや、イメージや図形のサイズを、本来のサイズのままプリントするため、或いはもともとA4サイズであったページのデータのプリント結果と揃えるためには、この拡大を行わずにプリント処理することが好ましい。
【0094】
また、上記第1及び第2の実施の形態では、基本サイズが予めA4サイズに定められている場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ジョブ毎に基本サイズをユーザが任意に選択可能としてもよいし、ジョブ毎に基本サイズが自動選択されるようにしてもよい。自動選択の場合は、例えば、各ジョブの最小出力サイズを基本サイズにしたり、各ジョブの1ページ目のページのデータの出力サイズとしてもよい基本サイズは変更可能としてもよい。
【0095】
また、上記では、プリンタ12とPC14とがネットワークを介して接続されたプリントシステムを前提に説明したが、本発明は、プリンタ12とPC14とを所定のケーブルで所謂ローカル接続した場合にも適用可能である。
【0096】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、物理的な出力サイズが異なるページのデータが混在したジョブを、出力サイズを揃えてプリント処理することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントシステムの構成例を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係わるプリンタの機能構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係わるプリンタのプリンタコントローラで実行される処理を示すフローチャートである。
【図4】(A)は元データ、(B)は(A)を通常印刷した場合のプリント結果、(C)は(A)を分割して片面印刷した場合のプリント結果、(D)は(A)を分割して両面印刷した場合のプリント結果を示す図である。
【図5】プリント不可領域を説明するための図である。
【図6】(A)は元データ、(B)は(A)を分割印刷時に縮小しなかった場合のプリント結果、(C)は(A)を分割印刷時に縮小した場合のプリント結果を示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係わるプリンタのプリンタコントローラで実行されるプリント不可領域を考慮した場合の処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係わるPCの機能構成図である。
【図9】第2の実施の形態に係わるPCのプリンタドライバで実行される処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態に係わるPCのプリンタドライバで実行されるプリント不可領域を考慮した場合の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 プリントシステム
12 プリンタ
14 PC
16 ネットワーク
20 プリンタコントローラ
22 プリンタエンジン
40 データ分割制御部
44 選別部
46 分割処理部
46 分割制御部
60 プリント不可領域
62 プリント可能領域
72 アプリケーション処理部
74 プリンタドライバ
90 データ分割制御部
92 選別部
94 分割処理部

Claims (7)

  1. 物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブをプリント処理する際に、
    基本となるサイズよりも大きいサイズのページのデータを選別し、
    選別した前記大きいサイズのページのデータを前記基本となるサイズ以下となるように複数のページのデータに分割した後、
    前記基本となるサイズを出力サイズとして、ページ単位でプリント処理する、
    ことを特徴とするプリント方法。
  2. 入力されたジョブをプリント処理するプリンタであって、
    物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブが入力された場合に、当該ジョブから、基本となるサイズよりも大きいサイズのページのデータを選別する選別手段と、
    前記選別手段により選別した前記大きいサイズのページのデータを前記基本となるサイズ以下となるように複数のページのデータに分割する分割手段と、を備え、
    前記基本となるサイズを出力サイズとして、ページ単位でプリント処理する、ことを特徴とするプリンタ。
  3. 前記分割手段は、前記基本となるサイズを出力サイズとしてプリント処理する場合、当該出力サイズ上のプリント可能領域内に収まるように前記分割したページのデータを縮小する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記選別手段で選別した大きいサイズのページのデータを分割するか否かを指示する指示情報を入力するための指示入力手段を更に有し、
    前記分割手段が、前記指示入力手段から分割を指示する指示情報が入力された場合に、前記分割を実行する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプリンタ。
  5. プリント処理させるジョブをプリンタに入力するための入力装置であって、
    物理的に出力サイズが異なるページのデータが混在しているジョブを入力する際に、基本となるサイズよりも大きいサイズのページのデータを選別する選別手段と、
    前記選別手段により選別した前記大きいサイズのページのデータを前記基本となるサイズ以下となるように複数のページのデータに分割する分割手段と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  6. 前記分割手段は、前記基本となるサイズを出力サイズとしてプリント処理する場合に、当該出力サイズ上のプリント可能領域内に収まるように前記分割したページのデータを縮小する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の入力装置。
  7. 前記選別手段で選別した大きいサイズのページのデータを分割するか否かを指示する指示情報を入力するための指示入力手段を更に有し、
    前記分割手段が、前記指示入力手段により分割が指示された場合に、前記分割を実行する、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の入力装置。
JP2002368198A 2002-12-19 2002-12-19 プリント方法、プリンタ、及び入力装置 Pending JP2004199464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002368198A JP2004199464A (ja) 2002-12-19 2002-12-19 プリント方法、プリンタ、及び入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002368198A JP2004199464A (ja) 2002-12-19 2002-12-19 プリント方法、プリンタ、及び入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004199464A true JP2004199464A (ja) 2004-07-15

Family

ID=32764841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002368198A Pending JP2004199464A (ja) 2002-12-19 2002-12-19 プリント方法、プリンタ、及び入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004199464A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149063A (ja) * 2005-10-26 2007-06-14 Seiko Epson Corp 印刷支援システム、印刷支援プログラムおよび記憶媒体、並びに印刷支援方法
CN100378642C (zh) * 2004-12-28 2008-04-02 三星电子株式会社 打印控制设备及其方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100378642C (zh) * 2004-12-28 2008-04-02 三星电子株式会社 打印控制设备及其方法
JP2007149063A (ja) * 2005-10-26 2007-06-14 Seiko Epson Corp 印刷支援システム、印刷支援プログラムおよび記憶媒体、並びに印刷支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4298146B2 (ja) 印刷データを生成する情報処理装置及び方法
US7679776B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium storing computer-readable program therein
US20050248811A1 (en) Print control method and apparatus
JP5197787B2 (ja) ホストコンピュータ、制御方法および記憶媒体
JP2007034795A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法及び印刷制御プログラム
JP2001063155A (ja) プリンタホスト、印刷コマンド生成装置およびプログラムが記憶されている記憶媒体
JP4396670B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP2001158159A (ja) 印刷制御方法及び装置および印刷システム
JP4447817B2 (ja) 情報処理装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2008269325A (ja) 印刷装置及び印刷システム
JP2005056414A (ja) クライアント側で文書データをビューイングするための方法及び装置
JP2004152003A (ja) タブ紙両面印刷方法、タブ紙両面印刷プログラム、プログラムを格納した記コンピュータ読取り可能な憶媒体及び印刷制御装置
JP2004199464A (ja) プリント方法、プリンタ、及び入力装置
JP2005161819A (ja) 印刷装置および印刷制御方法
US7027170B1 (en) Printing control system for separation printing
JP4296948B2 (ja) 画像形成支援装置
JP2006079178A (ja) 印刷システム及び印刷制御方法
JP3583879B2 (ja) プリンタ制御装置
JP2004062431A (ja) 情報処理装置及び方法及び印刷制御プログラム
JP2023065186A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2001239717A (ja) デジタル印刷制御装置およびデジタル印刷システム
JP2007026100A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2006228011A (ja) 印刷システム、印刷制御装置、プリンタドライバ、コンピュータプログラム、および印刷方法
JP2000181667A (ja) フォームオーバレイ機能を備えた印刷装置およびフォームオーバレイ制御・管理方法並びにフォームオーバレイ制御・管理プログラムを記録した記録媒体
JP5304422B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム