JP2004198646A - 現像装置 - Google Patents

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Toshimitsu Goto
利充 後藤
Tasuke Kamimura
太介 上村
Kiyoshi Toizumi
潔 戸泉
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Abstract

【課題】トナーなどの現像剤の破壊やブレードヘの融着などの劣化を防止して現像の信頼性を高める。
【解決手段】光電効果により電子を発生する電子放出部15を現像剤規制ブレード14に設け、その電子放出部15に光を照射することにより発生する光電子がトナー帯電に寄与する構成とすることで、ブレードによる摩擦帯電のみて現像剤帯電を行う場合よりも、現像剤への加圧力及び熱的負荷を低減する。また、未帯電の現像剤が現像領域に搬送されないように、照射手段(紫外線照射器16)への電圧印加、電子放出部15への電圧印加、現像バイアス印加、現像ローラ13の回転駆動などを所定タイミングで制御する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ及びファクシミリなどの電子写真装置(画像形成装置)に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、プリンタ及びファクシミリなどの電子写真装置においては、静電潜像を担持搬送する感光体に対して現像手段にトナーが供給され、感光体表面上の静電潜像がトナーによって現像(可視化)される。このような現像装置では、トナーは現像ローラ表面に供給ローラにより周方向から順次供給され、現像ローラの回転により感光体へ向けて担持搬送される。
【0003】
また、現像ローラ上に形成されるトナー層は、供給ローラよりも現像ローラの回転方向下流側に設けられたブレードによって、現像ローラ上でその層厚が規制される。このとき同時に、トナーは、ブレードとの摩擦により電荷を帯びる(摩擦帯電)。そして、帯電されたトナーは、現像ローラにより、さらに回転方向下流側に位置する感光体との対向部まで担持搬送されて、感光体表面上の静電潜像に対して静電的に供給され、静電潜像をトナー像として現像(可視化)する。可視化されたトナー像は、転写手段によって記録用紙に転写された後、定着手段によって加熱及び加圧され記録用紙上に定着される。
【0004】
現像装置に適用される帯電方式としては、上記した摩擦帯電方式のほか、例えば、トナーに特殊な波長の光に反応するホトクロミック化合物などを含有させ、現像装置内部でトナーに直接光を照射することによりトナーを帯電させる方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照。)。
【0005】
さらに、ホトクロミック反応を利用した光照射によるトナーに関する提案もなされている(例えば、特許文献4及び特許文献5参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−281473号公報
【特許文献2】
特開平7−295327号公報
【特許文献3】
特開平9−6132号公報
【特許文献4】
特開平4−220657号公報
【特許文献5】
特開平7−234536号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、摩擦帯電方式を用いた現像装置によれば、層厚規制部材であるブレードがトナーの層厚を規制すると同時に、トナーを摩擦帯電させる手段として使用されている。すなわち、トナーをブレードとの摩擦により帯電させているため、トナーにおいて所望の帯電量を得るために、ブレードを現像ローラに対して比較的大きな加圧力(F)をもって圧接させている。このように、ブレードによってトナーに対して大きな加圧力が作用する構成では、この加圧力によってトナーの破壊が生じる恐れがある。
【0008】
また、上記摩擦帯電方式におけるエネルギー収支では、以下のことが言える。
【0009】
すなわち、現像ローラの駆動エネルギー(Ek)は、ブレードの作用によってトナー層厚規制エネルギー(Es)とトナー帯電エネルギー(Et)とに変換されるが、一部は熱ロスエネルギー(E1)として消費される。このときに発生する熱ロスエネルギー(E1)によっては、トナーが軟化することでトナーの破壊が促進されるか、あるいは、軟化したトナーがブレード表面に融着してトナーの摩擦帯電特性が劣化するといった問題が生じる。
【0010】
ここで、近年では、省エネルギー技術として、トナーの軟化点を低減させて定着エネルギーを削減するか、あるいは、トナーの顔料部数を増加させて着色力を高める(トナーの耐破壊性が低下する)といったトナーの改良が進んでいる。しかしながら、従来の摩擦帯電方式では、上述したようにトナーに対する加圧力や熱的負荷が大きいため、このようなトナーを用いた現像には適用できない。
【0011】
なお、上記した特許文献1〜5に開示されている技術は、特殊なホトクロミック化合物を含有させたトナーに光を照射させることによりトナーを帯電させるものであり、放電された電子をトナーに降り注ぐ手法については何ら示唆されていない。
【0012】
本発明はそのような問題点を解決するためになされたもので、トナーなどの現像剤の破壊やブレードヘの融着などの現像剤劣化を防止することができ、現像の信頼性を向上させることが可能な現像装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の現像装置は、感光体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、前記感光体に現像剤を搬送する現像ローラと、光照射による光電効果により電子を発生する電子放出部及びその電子放出部に光を照射する照射手段を有し、前記電子放出部から発生した電子を現像剤に付与することにより現像剤を帯電させる帯電手段とを備え、当該現像装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで制御するように構成されていることによって特徴づけられる。
【0014】
この発明の現像装置によれば、光電効果により電子(光電子)を発生する電子放出部を現像剤規制ブレード等に設け、その電子放出部から発生する電子が現像剤帯電に寄与するようにしているので、従来の摩擦帯電方式を用いた現像装置に比べて、現像剤への加圧力及び熱的負荷を大幅に低減することができ、現像剤破壊やブレードへの現像剤融着などを防止することができる。
【0015】
さらに、この発明の現像装置では、装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで制御するので、以下の作用効果も達成できる。
【0016】
まず、装置への印刷要求直後に全ての帯電制御をON状態にすると、現像ローラ上の未帯電の現像剤が、感光体(潜像担持体)との接触領域(現像領域)に到達してしまい、印刷品位の低下(白抜け、画像ボケ、未帯電現像剤の付着等)及び現像剤の機内飛散が発生する。さらに、未帯電の現像剤が現像ローラに吸着搬送されずに、電子放出部の表面に付着して電子放出部の現像剤帯電能力の低下が発生する。
【0017】
従って、未帯電現像剤が現像領域に搬送されないようにする必要があり、本発明では、現像装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで制御すること、つまり照射手段への電圧印加、電子放出部への電圧印加、現像ローラへの現像バイアス印加、並びに現像ローラの回転駆動を所定タイミングで制御することによって、所定の帯電量となった現像剤のみが現像領域に搬送されるようにすることで、上記した不具合を解消している。また、未帯電の現像剤が電子放出部に付着することを防止している。
【0018】
この発明の現像装置の具体的な制御を以下に説明する。
【0019】
まず、照射手段の光源として、一般的な蛍光ランプを使用している場合、光量が安定するまで所定の時間が必要となる。しかも、ランプ光量が安定するまでの時間は現像装置中において最も長いため、印刷要求があった直後に、最初に照射手段を駆動する。また、ランプ光量が安定するまでの時間は現像装置中において最も長いことから、ランプ光量が不安定な期間中に他の機能部の駆動を制御することにより時間短縮をはかる。この場合、前記照射手段の光量が不安定な期間中に電子放出部にバイアスを印加することが好ましい。すなわち、電子放出部から放出された電子は、現像ローラと電子放出部の光電面との間の電界により、増殖され現像ローラ上のトナーを帯電させるが、安定な放出量が得られるまでには照射手段と同じく、所定の時間が必要となる。しかし、照射手段が安定な光量に到達するよりも短い時間で放出量が安定するため、照射手段を最初に駆動し、安定するまでの時間に電子放出部にバイアスを印加することにより、時間短縮をはかることができる。
【0020】
さらに、現像ローラに現像バイアスを印加した時点から所定時間が経過した後に、現像ローラの駆動を開始する。このように、帯電した現像剤が現像ローラに安定吸着した後に現像ローラを回転することで、感光体と現像装置の現像領域に現像剤を常に安定した状態で搬送することが可能になる。
【0021】
本発明の現像装置は、感光体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、前記感光体に現像剤を搬送する現像ローラと、光照射による光電効果により電子を発生する電子放出部及びその電子放出部に光を照射する照射手段を有し、前記電子放出部から発生した電子を現像剤に付与することにより現像剤を帯電させる帯電手段とを備え、当該現像装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで停止するように構成されていることによって特徴づけられる。
【0022】
この発明の現像装置によれば、光電効果により電子(光電子)を発生する電子放出部を現像剤規制ブレード等に設け、その電子放出部から発生する電子が現像剤帯電に寄与するようにしているので、従来の摩擦帯電方式を用いた現像装置に比べて、現像剤への加圧力及び熱的負荷を大幅に低減することができ、現像剤破壊やブレードへの現像剤融着などを防止することができる。
【0023】
さらに、この発明の現像装置では、装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで停止するので、現像ローラ上の未帯電現像剤が装置内に飛散することを防止できる。すなわち、装置への印刷終了要求直後に全ての帯電制御をOFF状態とすると、現像ローラ上の未帯電現像剤が機内に飛散するという不具合が生じるが、所定のタイミングで駆動を停止することで、そのような不具合を解消することができる。また、照射手段の駆動終了のタイミングを調整することで、次の印刷要求に対して迅速に対応できるようになる。
【0024】
この発明の現像装置において、印刷停止要求があった後に、現像ローラを停止し、その現像ローラの停止後に、現像ローラへの現像バイアスの印加停止と、電子放出部への電気的バイアスの印加停止とを略同時に行うようにする。これは、現像ローラへの現像バイアスの印加停止及び電子放出部への電気的バイアスの印加停止を、現像ローラ停止前に行うと、現像ローラ上の現像剤の飛散を引き起こすので、これを回避するためである。
【0025】
この発明の現像装置において、照射手段の光源として、一般的な蛍光ランプを使用している場合、光量が安定するまで所定の時間が必要であるので、印刷要求終了後においても暫く点灯し続け、所定時間が経過した時点で、次の印刷要求がなかった場合には駆動電圧を停止することが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
<実施形態1>
まず、本発明の現像装置を適用する電子写真装置(画像形成装置)のプロセス部の概略構成を図1を参照しながら説明する。
【0028】
図1に示す電子写真装置は、感光体ドラム1、帯電ローラ2、露光手段(図示せず)、本発明の実施形態である現像装置10(詳細は後述する)、転写用放電ローラ3、クリーニング手段(図示せず)、除電手段(図示せず)、及び、定着ローラ4などを備えている。なお、図1において、Lは上記露光手段からの光ビームを示しており、この光ビームが感光体ドラム1の表面に照射されることによって感光体ドラム1表面に静電潜像が書き込まれる。また、Pは記録用紙を示している。
【0029】
感光体ドラム1は、所定方向(図1に示す矢印A方向)に回転しており、その外周表面が帯電ローラ2によって均一帯電される。均一帯電された感光体ドラム1の表面には、露光手段により画像データに応じて制御される光ビームLが照射され静電潜像が形成される。
【0030】
感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、感光体ドラム1の回転によって、現像装置10と対向する位置まで移動し、現像装置10によって現像剤であるトナーが供給されて可視化される(感光体ドラム1上にトナー像が形成される)。このとき、現像装置10の現像ローラ13は、感光体ドラム1に供給するトナーを担持搬送するために所定方向(図1に示す矢印B方向)に回転している。
【0031】
なお、感光体ドラム1は有機光半導体で構成されており、−700V(帯電ローラ2による帯電量)に帯電して、周速度が50mm/sでA方向に回転している。現像ローラ13は、円筒状の導電性ゴム弾性材料で構成されており、−400Vの現像バイアスがバイアス印加手段20にて印加され、感光体ドラム1と等しい周速度でB方向に回転している。供給ローラ12は、円筒状の発泡性ゴム弾性材料で構成されており、感光体ドラム1と等しい周速度でB方向に回転している。
【0032】
転写用放電ローラ3は、感光体ドラム1上に現像によって形成されたトナー像を記録用紙Pに転写する。感光体ドラム1の回転方向における転写用放電ローラ3の下流側には、さらにクリーニング手段及び除電手段(ともに図示せず)が配置されている。クリーニング手段は転写後の感光体ドラム1表面の残留トナーを除去し、また、除電手段は感光体ドラム1表面の除電を行う。
【0033】
そして、トナー像が転写された後の記録用紙Pは定着ローラ4に搬送され、その記録用紙Pが、上下一対の定着ローラ4の間を通過する際に加熱及び加圧を受けてトナー像が記録用紙P上に定着される。
【0034】
次に、本発明の実施形態である現像装置10について説明する。
【0035】
現像装置10は、図1に示すように、感光体ドラム1と対向するように配置され、その感光体ドラム1の表面に形成される静電潜像を、例えば1成分系の非磁性よりなるトナーを現像剤として用いて現像する。
【0036】
現像装置10は、トナーを収容する容器状の現像槽11、供給ローラ(現像剤供給手段)12、現像ローラ(現像剤担持体)13、及びトナー規制ブレード(層厚規制ブレード)14などを備えている。
【0037】
供給ローラ12は、現像装置10内に配置されており、現像ローラ13と互いに外周面同士が対面するように回転可能に連設され、現像槽11内のトナーを現像ローラ13の外周面に供給する。
【0038】
現像ローラ13は、現像装置10内に感光体ドラム1と対向する箇所にて回転可能に配置されており、供給ローラ12により供給されたトナーを感光体ドラム1に向けて担持搬送する。
【0039】
トナー規制ブレード14は、現像ローラ13の回転方向に対し、供給ローラ12の下流側で、かつ感光体ドラム1の上流側にて現像ローラ13と接触して配置され、現像ローラ13表面に形成されるトナー層を層厚規制する。
【0040】
さらに、現像装置10は、感光体ドラム1に供給されるトナーを所定の電荷量に帯電させるためのトナー帯電手段(現像剤帯電手段)として、トナー規制ブレード14の一部に形成された電子放出部15と、電子放出部15に対して紫外線を照射する紫外線照射器(照射手段)16とを備えている。なお、トナー帯電手段の詳細については後述する。
【0041】
次に、現像装置10の現像過程を説明する。
【0042】
現像装置10では、上述したように、供給ローラ12より現像ローラ13表面にトナーを順次供給して、現像ローラ13がトナーを保持した状態で回転運動する。これにより、現像ローラ13によって搬送されるトナーが、現像ローラ13とトナー規制ブレード14との接触領域Wsに送られ、現像ローラ13上のトナーの層厚が規制される。なお、接触領域Wsは、トナー規制ブレード14の先端に設けられている。
【0043】
トナー規制ブレード14にて現像ローラ13上に層厚規制されたトナーは、電子放出部15及び紫外線照射器16によって電荷が与えられ、現像に必要な帯電量まで帯電される。すなわち、トナー規制ブレード14に形成された電子放出部15に対して紫外線照射器16から紫外線を照射することによって、光電効果によって電子放出部15から光電子が誘起される。この光電子は現像ローラ13上のトナーに向けて放出され、トナーが所定の帯電量に帯電する。なお、紫外線照射器16の発光を、現像ローラ13の回転と同期させるようにすれば、電力消費の増加につながる不必要な発光を抑制できて好ましい。また、図示はしないが、電子放出部15と紫外線照射器16との間は、トナーが入り込んで光照射の障害とならないようにシールされることが好ましい。
【0044】
電子放出部15は、トナー規制ブレード14上の接触領域Wsとは別の位置に形成されており、電子放出部15は現像ローラ13上のトナーとは非接触となっている。このため、トナーに対して無負荷の状態で帯電を行うことができる。従って、この実施形態の現像装置10においては、トナー規制ブレード14は、現像ローラ13に対して、少なくともトナーの層厚規制に必要な程度の力にて圧接されていればよく、トナー規制ブレード14によるトナーへの加圧力及び熱的負荷を大幅に低減することができる。
【0045】
また、電子放出部15の形成領域は、現像ローラ13とは完全に非接触であるため、その表面粗さがトナーの層形成に影響を及ぼすことがなく、従って、電子放出部15の表面粗さが設計上の制約を受けることはない。
【0046】
そして、所定の帯電量まで帯電されたトナーは、さらに現像ローラ13の回転によって感光体ドラム1との対向部まで送られ、感光体ドラム1の表面上の静電潜像に対して静電的に供給され、その静電潜像をトナー像として現像(可視化)する。
【0047】
次に、この実施形態の特徴部分であるトナー規制ブレード14の具体的な構成を図2を参照しながら説明する。
【0048】
トナー規制ブレード14は、例えば、基材としてステンレス(すなわち、導電性基材)を使用しており、電子放出部15が形成される領域には、図2(a)及び(b)に示すように、エッチング加工等により複数の開口部151が設けられている。さらに、電子放出部15が形成される領域には、光電面152としてアルミニウム薄膜が蒸着法等によって積層されている。
【0049】
なお、図2(a)に示す構造では、開口部151の形状を円形としているが、これに限定されることなく、開口部の形状は四角形や三角形等の他の任意の形状であってもよい。さらに、開口部はスリット形状であってもよい。
【0050】
また、電子放出部15の光電面152を形成する材料は、アルミニウムに限定されるものではなく、光の照射を受けたときに光電効果が生じるものであればよく、例えば、Taなどの金属、Mg−Agなどの合金、半導体、導電ポリマーなどであってもよい。また、電子放出部15の光電面152は、図2(b)に示すように、トナー規制ブレード14の両面に形成されている必要はなく、少なくとも紫外線照射器16との対向面側(光照射面側)に形成されていればよい。
【0051】
さらに、電子放出部15に照射する光は、紫外線に限定されるものではなく、光電面152を構成する材料に対して光電効果を起こし得る波長を有するものであれば、可視光線やX線等であってもよい。
【0052】
そして、以上の構造のトナー規制ブレード14において、電子放出部15の光電面152に紫外線が照射されると、光電面152にて光電効果による光電子が誘起される。この光電子は、主に、紫外線の照射面側、すなわち、紫外線照射器16との対向面側において発生するものであるが、発生した光電子の一部は、電子放出部15の開口部151を通って現像ローラ13との対向面側からトナーに向けて放射され、トナーの帯電に寄与する。
【0053】
ここで、電子放出部15が電気的にフロートの状態であれば、電子放出部15の光電面152が光電子を放出しつづけることができないので、光電面152から放出した分の電子を外部から供給できる構成とする必要がある。これを実現する手段としては、電子放出部15が、ステンレスからなるトナー規制ブレード14の導電性基材上に光電面152としてアルミニウム薄膜を蒸着した構成である点を利用して、トナー規制ブレード14の導電性基材を接地するという構成を採用すればよい。
【0054】
以上のように、この実施形態の現像装置10によれば、光電効果により電子放出部15から発生した光電子がトナー帯電に寄与するので、トナー規制ブレード14の圧接力を、従来の摩擦帯電方式を用いた現像装置に比べて大幅に低くすることができる。これにより、トナー規制ブレード14によるトナーへの加圧力及び熱的負荷が大幅に低減され、トナー破壊やトナー規制ブレード14へのトナー融着といった不具合を回避することができる。
【0055】
<実施形態2>
本発明の他の実施形態を図3〜図7を参照しながら説明する。
【0056】
前記した<実施形態1>の現像装置10では、光電効果によって光電面152から誘起された光電子が、電子放出部15の開口部151を通って現像ローラ13との対向面側からトナーに向けて放射される。しかしながら、このような構成において、トナー規制ブレード14の光照射面側で発生する光電子の全てが、開口部151を通過するとは限らず、開口部151を通過しない光電子はトナーの帯電には寄与しないためトナー帯電効率があまり高くならない場合がある。
【0057】
この実施形態は、そのような点を解消したものであり、トナー帯電効率をより一層向上させるところに特徴がある。その具体的な構成を以下に説明する。
この実施形態の現像装置10’は、図3に示すように、前記した図1の現像装置10の構成において、トナー規制ブレード14をトナー規制ブレード14’に替えるとともに、トナー規制ブレード14’にバイアス印加手段19を接続してトナー規制ブレード14’と現像ローラ13との間に電気的バイアス(グリッド電圧)を印加するように構成している。その他の構成は、図1に示す現像装置10と同じである。
【0058】
なお、この実施形態において、バイアス印加手段19はトナー規制ブレード14’の基材に接続している。また、現像ローラ13側のバイアス印加手段は、感光体ドラム1と現像ローラ13との間に現像バイアスを印加するためのバイアス印加手段20をそのまま兼用している。
【0059】
次に、この実施形態に用いるトナー規制ブレード14’の具体的な構成を図4を参照しながら説明する。
【0060】
トナー規制ブレード14’は、図2に示したトナー規制ブレード14とほぼ同様の構成であるが、図4(b)に示すように、現像ローラ13との接触領域Wsに絶縁層17及び金属層18が設けられている点が異なる。それ以外の構成つまりトナー規制ブレード14’上に形成される電子放出部15の構成などは、図2のトナー規制ブレード14と同じである。
【0061】
このようにトナー規制ブレード14’に絶縁層17及び金属層18を設けているのは次の理由による。
【0062】
まず、この実施形態の現像装置10’では、トナー規制ブレード14’と現像ローラ13との間に電気的バイアスを印加するので、図1に示す現像装置10のような構成つまりトナー規制ブレード14の導電性基材と現像ローラ13とが直接接触する構成をそのまま採用すると、トナー規制ブレード14と現像ローラ13との間が導通するので、電気的バイアスを印加することができなくなる。これを解消するために、この実施形態では、現像ローラ13とトナー規制ブレード14’の基材との間を絶縁する絶縁層17を設けている。絶縁層17としては、例えば上記基材の上にフッ素樹脂を厚さ80μmで積層したフッ素樹脂層が挙げられる。
【0063】
また、金属層18は、現像ローラ13の表面において均一なトナー層が形成されるように、現像ローラ13との接触面において適切な硬度や表面粗さを提供するものである。金属層18としては、例えば、厚さ20μmのステンレスを積層した金属層が挙げられる。
【0064】
なお、現像ローラとトナー規制ブレードとの間を絶縁する構成としては、トナー規制ブレード側に絶縁層を設ける構成に限定されるものではなく、導電性基材からなる現像ローラの外周層に、例えばゴム等の絶縁層を設ける構成であってもよい。
【0065】
そして、以上の構成の現像装置10’では、トナー規制ブレード14’と現像ローラ13との間に電気的バイアスを印加することにより、以下の2つの作用(1)及び(2)によって帯電効果を向上させることができる。
【0066】
(1)上記電気的バイアス(グリッド電圧)を印加すると、トナー規制ブレード14’と現像ローラ13との間に電界が発生する。このとき、トナー規制ブレード14’の電子放出部15における開口部151付近においては、図5に示すような電気力線(図中、破線にて示す)が発生する。このため、電子放出部15の光電面152において、開口部151付近で発生した光電子は、上記電気力線に沿って移動し、開口部151を通過して現像ローラ13側に引き寄せられる。すなわち、電子放出部15から発生した光電子をトナーの帯電に効率的に使用することができる。
【0067】
(2)現像ローラ13側に引き寄せられた光電子は、上記電界の作用によって加速される。そして加速された電子が、気体分子に衝突すると、その気体分子が電子を放出してイオン化する。このとき、気体分子より放出された電子も同様の作用を生じるため、気体中の電子が急激に増加する、いわゆる電子なだれの現象が発生する。この電子なだれによって生じた電子もトナーの帯電に寄与するため、帯電効率が大幅に向上する。
【0068】
ここで、この実施形態において、現像ローラ13とトナー規制ブレード14’と間の電気的バイアスは、電界強度が1.0〜6.0×10(V/m)となる範囲で印加する。このような範囲の電界強度の電気的バイアスを印加した場合について、所望の帯電量(−2.0×10−2μC/kgとする)が得られるときの電界強度とプロセス速度の関係を図6に示す。
【0069】
この図6から明らかなように、上記電気的バイアスの電界強度を上げることによって所望の帯電量が得られるプロセス速度も向上しており、上記範囲の電気的バイアスを印加する場合、プロセス速度50〜200mm/sに相当する程度にまでトナー帯電が可能になることがわかる。
【0070】
次に、トナー規制ブレード14’による加圧力とトナーの帯電特性との関係を図7に示す。図7には、電子放出部15の開口部151のパターン条件を、開口率:40%、開口部151の内径:φ200μmとし、現像ローラ13とトナー規制ブレード14’との間に5×10−6V/mの電気的バイアスを印加した状態で、電子放出部15に紫外線照射器16から波長254nmの紫外光を照射したときのデータを示している。なお、上記開口率とは、電子放出部15の形成領域の面積に対する開口部151の面積(開口面積)の比率である。
【0071】
図7から明らかなように、従来の摩擦帯電方式では、トナーの所望の帯電量(−2.0×10−2μC/kg)を得るには、約196kPaの加圧力が必要であるのに対し、本発明の帯電方式では、従来の摩擦帯電方式に必要な加圧力の1/4、すなわち約49kPaの加圧力で所望の帯電量が得られることがわかる。
【0072】
<実施形態3>
本発明の別の実施を図8に基づいて説明する。
【0073】
前記した<実施形態1>及び<実施形態2>では、トナー規制ブレード14またはトナー規制ブレード14’の電子放出部15において、開口部151のブレード断面における形状が直方形状(図2(b)参照)となっている。すなわち、開口部151の光照射面側の開口面積と、現像ローラ13との対向面側の開口面積とが等しくなっている。
【0074】
これに対し、この実施形態では、トナー規制ブレードの電子放出部における開口部の形状を、光照射面側の開口面積が現像ローラ13との対向面側の開口面積よりも大きくなるような形状とすることで、電子放出部15における受光領域の面積を大きくして、光電子の発生量の増加をはかっている点に特徴がある。
【0075】
この実施形態に用いるトナー規制ブレード21の具体的な構成を図8を参照しながら説明する。
【0076】
図8(a)及び(b)に示すトナー規制ブレード21は、例えば、基材としてステンレス(すなわち、導電性基材)を使用しており、その一部に電子放出部22が形成されている。電子放出部22の形成領域には、複数の開口部221が設けられており、さらに、光電面222としてアルミニウム薄膜が蒸着法等によって積層されている。
【0077】
ここで、電子放出部22の開口部221は、光照射面側の開口直径φDと、現像ローラ13との対向面側の開口直径φdとがφD>φdであり、光照射面側からローラ対向面側に向かうに従って開口面積が小さくなるような、すり鉢形状(円すいテーパ形状)に成形されている。このような形状の開口部221をトナー規制ブレード21に形成することは、例えばブレード基材の片面エッチングによって可能である。なお、図2に示すようなストレートの開口部151は両面エッチングを行った場合に得られるものである。
【0078】
また、電子放出部22の光電面222は、電子放出部22において、少なくともトナー規制ブレード21の光照射面側と開口部221の内面(円すいテーパ面)に形成されていればよい。
【0079】
そして、電子放出部22を以上のような形状とすることにより、電子放出部22に照射された光は、光電面222に加えて開口部221の内面で受光されるので、電子放出部22における受光領域の面積を拡大することができる。これにより光電子の発生量が増加する結果、トナー帯電の安定化をはかることができる。
【0080】
なお、電子放出部22の開口部221は、[光照射面側の開口面積]>[現像ローラ13との対向面側の開口面積]の関係を満足するのであれば、その形状は特に限定されるものではなく、前記した<実施形態1>及び<実施形態2>における電子放出部15の場合と同様に任意の形状を採用することができる。
【0081】
また、この実施形態において、トナー規制ブレード21は、図1に示す現像装置10のように、トナー規制ブレード21と現像ローラ13との間に電気的バイアスを印加しない構成としてもよいが、図3に示す現像装置10’のように、現像ローラ13との接触領域Wsに絶縁層を設け、トナー規制ブレード21と現像ローラ13との間に電気的バイアスを印加する構成とするが好ましい。
【0082】
<実施形態4>
この実施形態は、現像装置の各機能部を所定のタイミングで駆動制御・停止する場合の実施形態であり、その具体的な処理を、図12のフローチャート及び図9〜図11を参照しながら以下に説明する。なお、この処理例では、図3に示す現像装置10’を制御する場合の例を示している。
【0083】
まず、印刷開始時のタイミングについて説明する。
【0084】
照射手段である紫外線照射器16の光源として、一般的な蛍光ランプを使用した場合の時間と照射光量の関係を図11に示す。この図11のグラフから明らかなように、照射光量が安定するまでには約2分程度必要であり、現像装置10’の機能部の中では最もウォーミングアップの時間がかかる。そのため、この実施形態においては、印刷要求があった後(ステップS1)、すぐに照射手段である紫外線照射器16を駆動(光源ON)してランプを点灯させておく(ステップS2)。
【0085】
また、紫外線照射器16の光量が不安定な期間中に電子放出部15にバイアスを印加する(ステップS3)。電子放出量もランプ光量と同じく、安定な電子放出量になるまでの所定の時間が必要であるが、紫外線照射器16のランプが安定するよりも短い時間(数秒)t2(図9)で安定な状態になるため、紫外線照射器16を駆動した後に、電子放出部15の光電面152に電気的バイアス(グリッド電圧)を印加する。このように、光量が不安定な期間中に、電子放出部15に電気的バイアスを印加しておくことにより時間の短縮が期待される。
【0086】
そして、紫外線照射器16のランプ光量が安定になったタイミングt1(図9)で、現像ローラ13に現像バイアスを印加する(ステップS4)。現像バイアスを印加する際には、電子放出部15と現像ローラ13との間の電位差を一定に保つため、電子放出部15に印加しているバイアス電圧に現像バイアス分の電圧を付加する。すなわち、電子放出部15の光電面152から放出された光電子は、現像ローラ13と光電面152との間に形成される電界にて増殖され、現像ローラ13上のトナーを帯電させるので、電界強度を一定に保つ必要がある。
【0087】
現像ローラ13に現像バイアスを印加してから所定時間t3(図9)が経過した時点で、現像ローラ13(及び感光体ドラム1)の回転を開始する(ステップS5)。このように現像バイアスを印加してから現像ローラ13を回転させることにより、帯電した現像剤が現像ローラ13に安定吸着した後に、現像ローラ13の回転が開始されることになるので、感光体ドラム1と現像装置10’との現像領域に安定した現像剤の搬送が可能となる。
【0088】
次に、印刷終了時のタイミングについて説明する。
【0089】
まず、装置への印刷終了要求があった直後に全ての帯電制御をOFF状態とすると、現像ローラ13上の未帯電現像剤の機内飛散を招くため、所定のタイミングで起動を停止する。具体的には、印字終了要求後t4(図10、ステップS7)、初めに、現像ローラ13(及び感光体ドラム1)の回転を停止する(ステップS8)。その後、t5(図10)が経過した時点で、現像ローラ13への現像バイアスの印加停止と、電子放出部15への電気的バイアス(グリッド電圧)の印加停止とを略同時に行う(ステップS9,S10)。
【0090】
このように、現像ローラ13と感光体ドラム1の停止後に、現像ローラ13への現像バイアスの印加停止と電子放出部15へのバイアスの印加停止を行う理由は、それらバイアスの印加停止を、現像ローラ13を停止する前に行うと、現像ローラ13上の現像剤の飛散を引き起こすという不具合を回避するためである。
【0091】
そして、電子放出部15への電気的バイアスの印加停止後、紫外線照射器16の駆動を停止する(光源OFF:ステップS11)。紫外線照射器16の光源に使用している蛍光ランプは、前記したように光量が安定するまでに所定時間が必要であるので、印刷要求終了後においても暫く点灯し続け、所定時間t6(図10)が経過した時点で、次の印刷要求がなかった場合には駆動電圧を停止する。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の現像装置によれば、光照射による光電効果により電子(光電子)を発生する電子放出部を現像剤規制ブレード等に設けているので、従来の摩擦帯電方式を用いた現像装置に比べて、現像剤への加圧力及び熱的負荷が大幅に低減され、現像剤破壊やブレードへの現像剤融着などの現像剤劣化を防止することができ、現像の信頼性を向上させることができる。従って、本発明の現像装置は、定着エネルギーを削減するために軟化点を低減したトナーや、着色力を高めるために顔料部数を増加させたトナーを用いた現像にも適用することが可能である。
【0093】
また、本発明の現像装置では、印刷要求があった後、照射手段への電圧印加、電子放出部への電圧印加、現像ローラへの現像バイアス印加、並びに、現像ローラの回転駆動を所定タイミングで制御するので、印刷品位の低下、現像剤の機内飛散並びに電子放出部の現像剤帯電能力の低下の発生を防止することができる。さらに、印刷停止要求があった後に、前記した各機能部の駆動を所定のタイミングで停止するので、現像ローラ上の未帯電現像剤が機内に飛散することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略構成を模式的に示す断面図である。
【図2】図1の現像装置に使用されるトナー規制ブレードの構成を示す平面図(a)とその図(a)のX−X断面図(b)を併記して示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態の概略構成を模式的に示す断面図である。
【図4】図3の現像装置に使用されるトナー規制ブレードの構成を示す平面図(a)とその図(a)のY−Y断面図(b)を併記して示す図である。
【図5】図3の現像装置においてトナー規制ブレードと現像ローラとの間に電気的バイアスを印加した時にトナー規制ブレードの開口部付近に生じる電気力線の説明図である。
【図6】トナー規制ブレードと現像ローラとの間に印加される電気的バイアスの電界強度と画像形成可能なプロセス速度との関係を示すグラフである。
【図7】トナー帯電量とトナー規制ブレードの加圧力との関係を示すグラフである。
【図8】本発明の別の実施形態に使用されるトナー規制ブレードの構成を示す平面図(a)とその図(a)のZ−Z断面図(b)を併記して示す図である。
【図9】本発明の更に別の実施形態における印刷要求時のタイミングチャートである。
【図10】同じく印刷終了時のタイミングチャートである。
【図11】蛍光ランプの照射光量の時間変化を示すグラフである。
【図12】本発明の更に別の実施形態で実行する駆動制御処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,10’ 現像装置
11 現像槽
12 供給ローラ
13 現像ローラ
14,14’ トナー規制ブレード
15 電子放出部
151 開口部
152 光電面
16 紫外線照射器(照射手段)
17 絶縁層
18 金属層
19 バイアス印加手段(トナー規制ブレード側)
20 バイアス印加手段(現像ローラ側)
21 トナー規制ブレード
22 電子放出部
221 開口部
222 光電面

Claims (9)

  1. 感光体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、前記感光体に現像剤を搬送する現像ローラと、光照射による光電効果により電子を発生する電子放出部及びその電子放出部に光を照射する照射手段を有し、前記電子放出部から発生した電子を現像剤に付与することにより現像剤を帯電させる帯電手段とを備え、当該現像装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで制御するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、印刷要求があった直後に前記照射手段を駆動することを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2記載の現像装置において、前記照射手段の光量が不安定な期間中に他の駆動制御を行うことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3記載の現像装置において、前記照射手段の光量が不安定な期間中に電子放出部にバイアスを印加することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項3記載の現像装置において、前記電子放出部の光電子放出量が安定した後に、前記現像ローラに現像バイアスを印加することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項5記載の現像装置において、前記現像ローラに現像バイアスを印加した時点から所定時間が経過した後に、現像ローラの駆動を開始することを特徴とする現像装置。
  7. 感光体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、前記感光体に現像剤を搬送する現像ローラと、光照射による光電効果により電子を発生する電子放出部及びその電子放出部に光を照射する照射手段を有し、前記電子放出部から発生した電子を現像剤に付与することにより現像剤を帯電させる帯電手段とを備え、当該現像装置の各機能部の駆動を所定のタイミングで停止するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項7記載の現像装置において、印刷停止要求があった後に前記現像ローラを停止し、その現像ローラの停止後に前記現像ローラへの現像バイアスの印加停止と、電子放出部への電気的バイアスの印加停止とを略同時に行うことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項8記載の現像装置において、前記電子放出部への電気的バイアスの印加停止から所定時間が経過した後に、前記照射手段の駆動を停止することを特徴とする現像装置。
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JP2008108641A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 放電発生装置、及び発光装置、並びに照明器具

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