JP2004197855A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】継手本体1と管Pの間にスリーブ9及びこれに保持させる抜け止め玉11を配置し、スリーブ9を軸方向外側へ移動させることによって、継手本体1の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面3aで抜け止め玉11を管P外面に押し付け、管Pの抜け出しを防止する抜け止め機構12を備えた管継手において、スリーブ9が管Pの自重及び曲げ荷重を受けることなく軸方向に容易に移動でき、作業性が良く、また所定の抜け止め作用を確実に安定して得ることができる管継手を提供する。
【解決手段】継手本体1の開口端部にスリーブ9内径以上で管P外径以下の突起20を周方向に所定間隔おきに形成し、スリーブ9にこの一端から継手本体1の各突起20をはめ込む所定深さの切り込み21を形成し、継手本体1の各突起20にて管Pの自重及び曲げ荷重を受ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、継手本体と管の間にスリーブ及びこれに保持させる抜け止め玉を配置し、スリーブを軸方向外側へ移動させることによって、継手本体の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面で抜け止め玉を管外面に押し付け、管の抜け出しを防止する抜け止め機構を備えた管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の抜け止め機構は、抜け止め玉として硬質のボールを用い、このボールを、スリーブに周方向に等間隔に形成された外面側の開口径が大径となるテーパ状の貫通孔に外面側からはめ込み保持させ、スリーブを、この奥側に配置されたコイルバネ、板バネ、ゴム弾性体等の弾性部材で軸方向外側へ押し出すようにしていた。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、抜け止め玉として外表面にローレット加工を施し、かつ、中心に孔あけ加工を施して軸孔を形成した樽形状で硬質のコマを用い、このコマをリング状のワイヤに複数挿通させた状態で、このワイヤをスリーブにはめ込み、各コマを、スリーブに周方向に等間隔に形成された貫通孔に保持させ、スリーブを上記と同様の弾性部材で軸方向外側へ押し出すものもあった(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
さらに、スリーブの一端部を継手本体の端部から外側に突出させ、この突出端部に半径方向外側へ突出するフランジを形成し、このフランジに螺着させて端部を継手本体の端面に当接させる引き出しボルトによって、スリーブを軸方向外側に引き出すものもあった(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−272795号公報
【特許文献2】
特開2000−179769号公報
【特許文献3】
特開2002−98276号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような抜け止め機構を備えた管継手の場合、継手本体にスリーブを介して管を受けるようになり、管が直接スリーブに接触するため、管の自重及び曲げ荷重がスリーブにかかり、スリーブの軸方向の移動荷重が非常に大きくなり、作業性が悪いばかりでなく、スリーブの動作不良の可能性があり、所定の抜け止め作用を確実に安定して得難いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、スリーブが管の自重及び曲げ荷重を受けることなく軸方向に容易に移動でき、作業性が良く、また所定の抜け止め作用を確実に安定して得ることができる管継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の管継手は、継手本体と管の間にスリーブ及びこれに保持させる抜け止め玉を配置し、スリーブを軸方向外側へ移動させることによって、継手本体の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面で抜け止め玉を管外面に押し付け、管の抜け出しを防止する抜け止め機構を備えた管継手において、継手本体の開口端部にスリーブ内径以上で管外径以下の突起を周方向に所定間隔おきに形成し、スリーブにこの一端から継手本体の各突起をはめ込む所定深さの切り込みを形成したことを特徴とする。
【0009】
上記の構成を採用することによって、継手本体の各突起にて管の自重及び曲げ荷重を受けるから、スリーブは、管の自重及び曲げ荷重を受けることなく軸方向に容易に移動できるようになり、作業性が良くなり、また所定の抜け止め作用を確実に安定して得ることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。図1乃至図14は本発明に係る管継手の一実施例を示し、図中1はソケット形の金属製の継手本体で、接続すべき金属製の管Pの端部を挿入する継手受け口部2を左右対称に一体形成してなり、この各継手受け口部2はこれに挿入される管(以下、「挿入管」という。)Pの端部を気密に連結するための構造を有し、この構造を以下に説明する。
【0011】
図1乃至図7に示す如く、継手受け口部2の内面には、この開口端(外側端)より所定寸法奥側へ入った軸方向位置から奥側に、奥側へ向かうに従って直径を拡径する(軸方向外側へ向かうに従って直径を縮径する)テーパ溝3を形成し、そのテーパ溝3の最奥端から奥側に、テーパ溝3の最大直径と同じ直径を溝幅全長にわたって有する玉収容溝4を連続形成し、その玉収容溝4の奥側に溝隔壁5を挟んでパッキン装着溝6を形成し、そのパッキン装着溝6よりさらに所定寸法奥側に半径方向内側に突出する継手受け口底壁7を形成し、パッキン装着溝6に環状のゴムパッキン8をはめ込んでいる。またパッキン装着溝6と継手受け口底壁7の間の内径を挿入管Pの外径より僅か大径に形成し、継手受け口底壁7部の内径を挿入管Pの内径とほぼ同径に形成し、継手受け口底壁7によって挿入管Pの挿入長さを規定している。さらに継手受け口部2の開口端からテーパ溝3までの内径と溝隔壁5部の内径を、挿入管Pの外径より僅か大径の内径を有して内周に挿入管Pを挿通可能な樹脂製のスリーブ9の外径より僅か大径に形成し、継手受け口部2のパッキン装着溝6より軸方向外側の内周にスリーブ9を軸方向に移動自在に挿入している。
【0012】
図1乃至図5、図8乃至図11に示す如く、スリーブ9は、この継手受け口部2に対する挿入端側寄りの部位に、内外周に貫通する貫通孔10を複数個(本実施例では6個)周方向に等間隔に開口形成し、各貫通孔10に1個ずつ金属製の抜け止め玉11をはめ込み保持している。抜け止め玉11は、継手受け口部2の玉収容溝4部の内面と挿入管Pの外面の間に形成される周方向の隙間より小径で、かつ、スリーブ9の厚みより大径の最大直径を有する中実構造の樽形状に形成し、外表面にはローレット加工を施して軸方向に平行なローレット11aを形成している。また各貫通孔10は、軸方向断面が台形状となる四角形状のテーパ孔に形成するもので、周方向の孔幅を深さ全長にわたって抜け止め玉11の軸方向長さより僅か長く形成し、周方向で対向する孔周壁面を平行に形成する一方、スリーブ9の外面側の軸方向孔幅が抜け止め玉11の最大直径より僅か長く、かつ、スリーブ9の内面側の軸方向孔幅が抜け止め玉11の最大直径より僅か短くなるように、軸方向で対向する孔周壁面を傾斜させてテーパ面10aに形成している。抜け止め玉11は、貫通孔10にスリーブ9の外面側からはまり込み、軸方向及び周方向の移動が規制され、かつ、対向するテーパ面10aにて受け止められてスリーブ9の内周側への脱落が規制され、抜け止め玉11の一部がスリーブ9の内外面に突出した状態で保持され、これによって、抜け止め玉11が継手受け口部2の玉収容溝4内に6個周方向に等間隔に収容保持され、かつ、全ての抜け止め玉11がスリーブ9と一体的に軸方向へ移動できるようにしてある。
【0013】
図10に示す如く、貫通孔10は、この中にはめ込まれる抜け止め玉11に対してスリーブ9の外面側から内面側への押し込み力が働かない状態において、スリーブ9の内面からの抜け止め玉11の突出量が最も少なくなり(スリーブ9の外面からの抜け止め玉11の突出量が最も多くなり)、スリーブ9の内面からの各抜け止め玉11の突出端を結ぶ円の直径が挿入管Pの外径とほぼ同径になる最も浅い深さ位置(図10のイ位置)に、抜け止め玉11を対向するテーパ面10aにて受け止める一方、抜け止め玉11に対して押し込み力が働いたときには、対向するテーパ面10aを僅かに凹み変形させながら、抜け止め玉11を最も浅い深さ位置からさらに深い深さ位置に受け入れ、スリーブ9の内面からの抜け止め玉11の突出量を増大させ(スリーブ9の外面からの抜け止め玉11の突出量を減少させ)、スリーブ9の内面からの各抜け止め玉11の突出端を結ぶ円の直径が挿入管Pの外径以下になる深さ位置(図10のロ位置)を越え、抜け止め玉11の中心を貫通孔10の中に残す状態で、抜け止め玉11の半分近くをスリーブ9の内面側に突出させ、スリーブ9の外面からの抜け止め玉11の突出量が最も少なくなり(スリーブ9の内面からの抜け止め玉11の突出量が最も多くなり)、スリーブ9の外面からの各抜け止め玉11の突出端を結ぶ円の直径が継手受け口部2の開口端部の内径以下になる最も深い深さ位置(図10のハ位置)まで受け入れることができ、かつ、最も浅い深さ位置と最も深い深さ位置の間の深さ位置に抜け止め玉11を受け入れているとき、この抜け止め玉11を対向するテーパ面10aの間で挟持し、各抜け止め玉11をスリーブ9に保持できるようになっている。
【0014】
そして、図1、図3、図4に示す如く、スリーブ9を軸方向外側へ移動させることによって、各抜け止め玉11を玉収容溝4内からこの軸方向外側に連続形成されたテーパ溝3内に移動させ、テーパ溝3の周壁面であるテーパ面3aに各抜け止め玉11のスリーブ9の外面側に突出する外表面を押し付け、各抜け止め玉11に対してこれを半径方向内側へ押し込む力を付与し、各抜け止め玉11を貫通孔10の内方に強制的に押し込み、スリーブ9の内面からの抜け止め玉11の突出量を増大させ(スリーブ9の外面からの抜け止め玉11の突出量を減少させ)、挿入管Pの外面に各抜け止め玉11のスリーブ9の内面側に突出する外表面を押し付け、継手受け口部2からの挿入管Pの抜け出しを防止する抜け止めを行う一方、この抜け止め状態からスリーブ9を奥側へ移動させることによって、各抜け止め玉11をテーパ溝3内からこの奥側に連続形成された玉収容溝4内に移動させ、各抜け止め玉11をテーパ面3aから離反させ、挿入管Pの外面に対する各抜け止め玉11の押し付けを解除し(抜け止めを解除し)、挿入管Pの端部を継手受け口部2に対して自由に抜き挿しできるようにしてある。即ち、継手本体1の継手受け口部2と挿入管Pの間にスリーブ9及びこれに保持させる抜け止め玉11を配置し、スリーブ9を軸方向外側へ移動させることによって、継手受け口部2の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面3aで抜け止め玉11を挿入管Pの外面に押し付け、挿入管Pの抜け出しを防止する抜け止め機構12を備えている。
【0015】
図1乃至図5、図12乃至図14に示す如く、継手受け口部2の開口端部外周には金属製の外リング13をはめている。この外リング13の内径を継手受け口部2の開口端部外径より僅か大径に形成すると共に、継手受け口部2の外面から半径方向外側へ突出する係合ピン14と外リング13の周壁に形成するガイド溝15のはめ合いによって、外リング13が継手受け口部2に対して所定の範囲内で周方向に回転及び軸方向に移動できるようにしてある。また外リング13の一端部(継手受け口部2に対するはめ込み側端と反対側の一端部)を継手受け口部2の開口端より軸方向外側へ突出させ、この突出端に半径方向内側へ突出するフランジ16を形成すると共に、スリーブ9の一端部(継手受け口部2に対する挿入端側と反対側の一端部)を継手受け口部2の開口端より軸方向外側へ突出させ、この突出端に半径方向外側へ突出するフランジ17を形成し、スリーブ9のフランジ17を外リング13のフランジ16にこの軸方向外側にて重ね合わせ(係合させ)、継手受け口部2の端面とこの端面に対向する外リング13のフランジ16の間に配置する弾性部材であるコイルバネ18によって外リング13及びスリーブ9を一体的に軸方向外側へ付勢し、抜け止め機構12を作動状態で保持できるようにしてある。
【0016】
ガイド溝15は、軸方向に形成する縦溝部15aとこの縦溝部15aの一端部に連通させて周方向へ形成する横溝部15bを有する鉤形に形成し、縦溝部15a内に係合ピン14を位置させることによって、外リング13を縦溝部15aの範囲内で軸方向へ移動可能とし、その外リング13の軸方向への移動範囲内で、スリーブ9を、抜け止め機構12が作動状態となる軸方向位置(押し出し位置)と抜け止め機構12が非作動状態となる軸方向位置(押し込み位置)へ移動できるようにしてあると共に、外リング13を継手受け口部2に対して最も押し込んだ軸方向位置から一方向に回転させることによって、係合ピン14が縦溝部15aの一端部から横溝部15bに係入でき、横溝部15b内に係合ピン14を位置させることによって、外リング13を継手受け口部2に対して最も押し込んだ軸方向位置にて位置保持し、スリーブ9に対するバネ付勢を解除し、スリーブ9を、抜け止め機構12が非作動状態となる軸方向位置(押し込み位置)にて手放し状態で位置保持できるようにしてある。一般に、挿入管Pの外径には1パーセント程度のバラツキがあり、このバラツキによって抜け止め機構12が作動状態と非作動状態に切り換わるのに必要なスリーブ9の軸方向の移動ストロークも僅か変化するため、この変化を吸収できるように縦溝部15aの長さが設定されている。またガイド溝15は、横溝部15bと反対側の縦溝部15aの一側に、外リング13の継手受け口部2に対するはめ込み側端に一端を開放するピン導入溝部15cを有し、このピン導入溝部15cの他端を横溝部15bと反対側の縦溝部15aの中間部一側縁に連通接続し、係合ピン14をピン導入溝部15cを介して外リング13の継手受け口部2に対するはめ込み側端から縦溝部15aの中間部に導入できるようにしてある。さらに継手受け口部2の外面には、係合ピン14が複数本(本実施例では2本)等間隔に設けられ、これに対応して外リング13の周壁には、ガイド溝15が係合ピン14と同数だけ周方向に等間隔に設けられ、1本の係合ピン14と1個のガイド溝15を1組として2組設け、継手受け口部2に対する外リング13の周方向の回転案内及び軸方向の移動案内及び最押し込み位置での位置保持及び抜け止め等を複数箇所(本実施例では180度対称位置の2箇所)で適正に行えるようにしてある。
【0017】
外リング13のフランジ16部の内径を、スリーブ9のフランジ17以外の胴部外径より僅か大径に形成し、このフランジ16の軸方向外面の端縁部に、スリーブ9のフランジ17部の外径より僅か大径の直径を有し、かつ、スリーブ9のフランジ17部の肉厚と同じ深さを有する環状の段差溝16aを形成し、この段差溝16a部にスリーブ9のフランジ17を軸方向外側からはめ込み、スリーブ9のフランジ17の軸方向外面と外リング13のフランジ16の軸方向外面が面一になるようにしてある。また外リング13の2個のガイド溝15の間の外面には、軸方向に平行な滑り止め用の突条13aを周方向に等間隔に形成している。
【0018】
図1乃至図4、図6及び図7に示す如く、コイルバネ18は、継手受け口部2の端面と外リング13のフランジ16の間に複数個(本実施例では6個)周方向に等間隔に配置し、外リング13及びスリーブ9に均等にバネ力を付勢し、これらを傾けることなく軸方向外側へ押し出し移動できるようにしてある。また継手受け口部2の端面には、円形の軸孔19をコイルバネ18と同数周方向に等間隔に形成し、各軸孔19に1個ずつコイルバネ18の一端をはめ込み、各コイルバネ18の位置決めを行うと共に、各軸孔19は、外リング13を継手受け口部2に対して最も押し込んだ軸方向位置にて位置保持したときの圧縮状態のコイルバネ18を内装可能な直径と深さに形成し、外リング13をこのフランジ16が継手受け口部2の開口端面に当接又は可及的に接近する軸方向位置まで継手受け口部2に対して押し込み可能とし、抜け止め機構12が作動状態にあるときの継手受け口部2の開口端部から軸方向外側への外リング13及びスリーブ9の張り出し長さを最小限に押さえ、継手受け口部2の長さがあまり長くならないようにしてある。
【0019】
ところで、図1乃至図9に示す如く、継手受け口部2の開口端部には、挿入管Pの自重及び曲げ荷重を受けるために、スリーブ9の内径以上で挿入管Pの外径以下の突起20を抜け止め玉11と同数(本実施例では6個)だけ周方向に等間隔に形成している。各突起20は、この先端面を結ぶ円の直径がスリーブ9の内径以上で挿入管Pの外径以下になるように、継手受け口部2の開口端からテーパ溝3までの内面から半径方向内側へ突出形成している。一方、スリーブ9には、継手受け口部2に対する挿入端から各突起20をはめ込む所定深さの切り込み21を、突起20と同数(本実施例では6本)だけ周方向に等間隔に形成し、この各切り込み21の間のスリーブ9となる6本のスリーブ片9aが継手受け口部2のパッキン装着溝6の直前まで挿入でき、かつ、継手受け口部2より軸方向外側の内周で軸方向に移動自在に挿入できるようにしてある。これによって、継手受け口部2の各突起20が、スリーブ9の各切り込み21部からスリーブ9の内面と挿入管Pの外面の間に形成される周方向の隙間(クリアランス)内に突出し、挿入管Pの自重及び曲げ荷重を受けるから、スリーブ9は、挿入管Pの自重及び曲げ荷重を受けることなく軸方向に容易に移動できるようになっている。
【0020】
切り込み21は、抜け止め玉11を1個ずつはめ込み保持するための6個の貫通孔10の間に1本ずつ形成し、各切り込み21の間のスリーブ9となる6本のスリーブ片9aの継手受け口部2に対する挿入端側部で周方向中央部に1個ずつ貫通孔10を開口形成し、6本の切り込み21と6本のスリーブ片9aを周方向に交互に形成している。また切り込み21は、この周方向の切り込み幅を、突起20の周方向の幅より長く、かつ、各スリーブ片9aの周方向の幅が継手受け口部2の開口端部における各突起20の間の谷部の周方向の幅より若干短くなる幅に形成すると共に、継手受け口部2に対する挿入側端からの軸方向の切り込み深さを、スリーブ9の他端に達しない深さで、かつ、継手受け口部2の開口端からパッキン装着溝6までの軸方向長さとほぼ同じ長さに形成している。
【0021】
次に、継手受け口部2の組み立てについて説明すると、先ず、抜け止め玉11をスリーブ9に対してセットしておくもので、抜け止め玉11を、スリーブ9の各貫通孔10に対して外面側から少し力を加えて強制的に最も深い深さ位置に押し込み、各貫通孔10の対向するテーパ面10aの間で挟持させ、各貫通孔10内にはめ込み保持させる。このように、各貫通孔10に対する抜け止め玉11のはめ込み保持をワイヤを用いることなく行うから、スリーブ9に対する抜け止め玉11のセットが容易に行えると共に、ステンレス等の硬い金属材料からなる小さな抜け止め玉11にワイヤを通す軸孔を加工形成する必要もなく、抜け止め玉11を廉価に得ることができる。
【0022】
続いて、ゴムパッキン8を継手受け口部2のパッキン装着溝6にはめ込み、自由状態のコイルバネ18を継手受け口部2の各軸孔19にはめ込んだ後、継手受け口部2の外周に外リング13をはめるもので、外リング13のフランジ16で各コイルバネ18を圧縮しながら、この外リング13のフランジ16と反対側の端部を継手受け口部2の開口端部外周に少しだけはめ、この状態で外リング13を一方向に回転させ、継手受け口部2側の2本の係合ピン14に、外リング13側の2個のガイド溝15のピン導入溝部15cの開放端部を合わせ、この回転位置で外リング13を継手受け口部2に対してさらに押し込み、係合ピン14をピン導入溝部15c内にはめ込む。この後はピン導入部15cに沿って外リング13を継手受け口部2に対して押し込み、また一方向に回転させ、係合ピン14を縦溝部15a内にはめ込む。ここで、外リング13から手を離すと、外リング13が、各コイルバネ18による軸方向外側への付勢と、係合ピン14と縦溝部15aの一端の係合による抜け止めによって、継手受け口部2の外周の最押し出し位置にはめ合い保持されるが、さらに縦溝部15a及び横溝部15bに沿って外リング13を継手受け口部2に対して押し込み、また一方向に回転させ、係合ピン14を横溝部15b内にはめ込む。これによって、外リング13が、各コイルバネ18による軸方向外側への付勢に抗して、係合ピン14と横溝部15bの係合によって、継手受け口部2の外周の最押し込み位置にはめ合い保持される。
【0023】
続いて、抜け止め玉11をセットしたスリーブ9を、ゴムパッキン8及び各コイルバネ18及び外リング13を装着した継手受け口部2に対して挿入するもので、スリーブ9を、このフランジ17と反対側の端部側で、抜け止め玉11を保持した端部側から外リング13のフランジ16の内周から継手受け口部2の開口端部まで挿入し、この状態でスリーブ9を一方向に回転させ、スリーブ9の各切り込み21を継手受け口部2の各突起20に合わせる(スリーブ9の各スリーブ片9aを継手受け口部2の各突起20の間の谷部に合わせる)。この回転位置でスリーブ9を、このフランジ17が最押し込み位置の外リング13のフランジ16の段差溝16a部にはまり込む軸方向位置まで、継手受け口部2の内周に挿入する。これによって、各突起20が各切り込み21内にこの開口端部から奥側にはまり込みながら、先端部分に貫通孔10を介して抜け止め玉11を保持している各スリーブ片9aが、各突起20の間の谷部から継手受け口部2の内周奥側にはめ込まれ、抜け止め玉11が継手受け口部2の玉収容溝4の内周側まで挿入され、この各スリーブ片9aの間の切り込み14から継手受け口部2の開口端部の各突起20がスリーブ9の内面側に突出される。
【0024】
最後に、継手受け口部2に装着したスリーブ9の各貫通孔10に、最も深い深さ位置に押し込まれて対向するテーパ面10aの間に挟持されている抜け止め玉11を、スリーブ9の内面側から外面側に押し出す。これによって、抜け止め玉11は、各貫通孔10にスリーブ9の外面側からはまり込み、軸方向及び周方向の移動が規制され、かつ、対向するテーパ面10aにて受け止められてスリーブ9の内周側への脱落が規制され、最も浅い深さ位置にてはめ込み保持され、抜け止め玉11が継手受け口部2の玉収容溝4内に6個周方向に等間隔に収容保持される。
【0025】
以上で継手受け口部2は、抜け止め機構12が作動する前の非作動状態に組み立てられる。そして、この組み立て状態の継手受け口部2に対して挿入管Pの端部を、スリーブ9及びゴムパッキン8の内周に挿通させた状態で挿入することにより、継手受け口部2に挿入管Pの端部が気密に連結されるもので、ゴムパッキン8が、継手受け口部2の内面と挿入管Pの外面の間に形成される周方向の隙間の奥部に軸方向の移動が規制された状態で配置され、このゴムパッキン8の外面が継手受け口部2の内面に密着し、かつ、ゴムパッキン8の内面が挿入管Pの外面に密着し、継手受け口部2の内面と挿入管Pの外面の間に形成される周方向の隙間を塞ぐことによって、継手受け口部2と挿入管Pの間で気密を保持できる。
【0026】
また、継手受け口部2の内面と挿入管Pの外面の間に形成される周方向の隙間でゴムパッキン8より軸方向外側には、抜け止め玉11を継手受け口部2に対する挿入端側寄りの部位に6個周方向に等間隔に保持させたスリーブ9、即ち6本のスリーブ片9aが軸方向に移動自在に配置されており、このスリーブ9に対してこれを軸方向外側へ押し出し移動させるバネ力を付勢し、抜け止め機構12を作動させることによって、継手受け口部2に対して挿入管Pの端部を連結することができる。図1の左側の継手受け口部2、図4に示す非作動状態の抜け止め機構12を作動させるには、継手受け口部2外周の最押し込み位置にはめ合い保持されている外リング13を、組み立て時と逆方向に回転させ、係合ピン14を横溝部15bから縦溝部15aに移動させた状態で、外リング13から手を離すことによって、外リング13が各コイルバネ18によって自動的に軸方向外側へ押し出される。この押し出しに伴って、外リング13のフランジ16に軸方向外側から重ね合わされているフランジ17を有するスリーブ9も軸方向外側に押し出され、このスリーブ9の軸方向外側への移動によって、各スリーブ片9aの貫通孔10にはめ込み保持されて継手受け口部2の玉収容部4内に周方向に等間隔に配置されている6個の抜け止め玉11が、スリーブ9と一体的に軸方向外側へ移動し、玉収容溝4内からテーパ溝3内へと移動することによって、このテーパ溝3の周壁面であるテーパ面3aに各抜け止め玉11のスリーブ9の外面側に突出する外表面を押し付け、各抜け止め玉11に対してこれを半径方向内側へ押し込む力を付与し、各抜け止め玉11を貫通孔10の内方に強制的に押し込み、スリーブ9の内面からの抜け止め玉11の突出量を増大させ(スリーブ9の外面からの抜け止め玉11の突出量を減少させ)、挿入管Pの外面に各抜け止め玉11のスリーブ9の内面側に突出する外表面を押し付け、継手受け口部2からの挿入管Pの抜け出しを防止する抜け止めを行う。図1の右側の継手受け口部2及び図3に示すように、抜け止め機構12が作動作動状態になると、抜け止め玉11が継手受け口部2のテーパ面3aと挿入管Pの外面の間に噛み込んだ状態となり、この時点でスリーブ9の軸方向外側への移動が規制され、これに伴って外リング13もこの最押し出し位置の少し手前で軸方向外側への移動も規制される。ここで、外リング13を回転させるだけで、抜け止め機構12を非作動状態から作動状態になすことができ、またガイド溝15と係合ピン14がインジケータの役目を果たし、抜け止め機構12が作動したか否かを目視で確認できる。
【0027】
継手受け口部2から挿入管Pを引き出す場合は、外リング13を、縦溝部15a及び横溝部15bに沿って継手受け口部2に対して押し込み、また一方向に回転させ、係合ピン14を横溝部15b内にはめ込み、各コイルバネ18による軸方向外側への付勢に抗して、係合ピン14と横溝部15bの係合によって、継手受け口部2の外周の最押し込み位置にはめ合い保持させた後、スリーブ9を、このフランジ17が最押し込み位置の外リング13のフランジ16の段差溝16a部にはまり込む軸方向位置まで、継手受け口部2の内周に挿入し、抜け止め玉11を継手受け口部2のテーパ溝3の内周側から玉収容溝4の内周側に移動させ、抜け止め機構12を非作動状態とすることによって、挿入管Pの外面に対する各抜け止め玉11の押し付けを解除し、継手受け口部2に対する挿入管Pの端部の抜き挿しを可能とする。
【0028】
上記のように抜け止め機構12は、スリーブ9の軸方向の移動によって、作動状態と非作動状態に切り換えるもので、この場合、挿入管Pの自重及び曲げ荷重は、スリーブ9ではなく、このスリーブ9の内面と挿入管Pの外面の間の周方向の隙間に突出させた継手受け口部2の各突起20によって受けるから、スリーブ9は、挿入管Pの自重及び曲げ荷重をうけることなく軸方向へ容易に移動でき、作業性が良くなり、また所定の抜け止め作用を確実に安定して得ることができるようになっている。
【0029】
図15はスリーブの押し出し手段の変形例を示し、この変形例は、スリーブ9のフランジ17を、外リング13のフランジ16の軸方向内側に重ね合わせ、継手受け口部2とこの端面に対向するスリーブ9のフランジ17の間にコイルバネ18を設け、スリーブ9のフランジ17に直接バネ力を付勢できるようにしてある。これによって、スリーブが外リング13の軸方向外側及び軸方向内側への移動に連動して移動することができるようになる。
【0030】
尚、コイルバネ18に代えてリング状の板バネを継手受け口部2の端面とこの端面に対向する外リング13のフランジ16の間に配置してもよく、リング状の板バネは、軸方向外側に膨出して外面をフランジ16の内面に当接させる膨出部を周方向に等間隔に設けたものである。
【0031】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、継手本体1と管Pの間にスリーブ9及びこれに保持させる抜け止め玉11を配置し、スリーブ9を軸方向外側へ移動させることによって、継手本体1の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面3aで抜け止め玉11を管P外面に押し付け、管Pの抜け出しを防止する抜け止め機構12を備えた管継手において、継手本体1の開口端部にスリーブ9内径以上で管P外径以下の突起20を周方向に所定間隔おきに形成し、スリーブ9にこの一端から継手本体1の各突起20をはめ込む所定深さの切り込み21を形成したもので、この構成を採用することによって、継手本体1の各突起20にて管Pの自重及び曲げ荷重を受けるから、スリーブ9は、管Pの自重及び曲げ荷重を受けることなく軸方向に容易に移動できるようになり、作業性が良くなり、また所定の抜け止め作用を確実に安定して得ることができる等の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の一実施例を示す全体断面図
【図2】全体正面図
【図3】抜け止め機構の作動状態を示す継手受け口部の部分拡大断面図
【図4】抜け止め機構の非作動状態を示す継手受け口部の部分拡大断面図
【図5】本発明の主要部を示す継手受け口部の部分拡大断面図
【図6】継手受け口部の断面図
【図7】継手受け口部の正面図
【図8】スリーブの断面図
【図9】スリーブの底面図
【図10】スリーブの部分拡大断面図
【図11】抜け止め玉の拡大正面図
【図12】外リングの半断面図
【図13】外リングの正面図
【図14】外リングのガイド溝部の部分側面図
【図15】スリーブ押し出し手段の変形例を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
P 管
1 継手本体
2 継手受け口部
3a テーパ面
9 スリーブ
11 抜け止め玉
12 抜け止め機構
20 突起
21 切り込み

Claims (1)

  1. 継手本体と管の間にスリーブ及びこれに保持させる抜け止め玉を配置し、スリーブを軸方向外側へ移動させることによって、継手本体の内面に形成した奥側が大径となるテーパ面で抜け止め玉を管外面に押し付け、管の抜け出しを防止する抜け止め機構を備えた管継手において、継手本体の開口端部にスリーブ内径以上で管外径以下の突起を周方向に所定間隔おきに形成し、スリーブにこの一端から継手本体の各突起をはめ込む所定深さの切り込みを形成したことを特徴とする管継手。
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