JP3149806U - バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】基本形状がCリング構造の部品を用い、従来に比して確実かつ安定して連結ピンの組み付けが行えるようにしたバンドを提供する。【解決手段】連結ピン20の小径部23を、一方の外駒部分3の貫通孔5から内駒部分2の貫通孔4を通して、他方の外駒部分3における小径の貫通孔6へ挿入する。小径の貫通孔6の開口部分で連結ピン20の段部23aが係止され、連結ピン20が所定位置にセットされる。連結ピン20の前記セット状態で、内駒部分2の拡径部7にセットされている筒体10の内突起11と、連結ピン20の凹溝22とが係合する。この係合は筒体10自体の弾性力を受けて維持される。【選択図】図1
Description
本考案は、時計バンドや装飾品用のバンドに適用され、複数の駒を連結して構成されるバンドに関するものである。
時計バンドにおいては、複数の外駒と内駒を連結する構成のものについて、数多くの発明,考案がなされ、実施されている。
その基本構成としては、外駒と内駒とに連結ピンを嵌挿して多数の駒を順に連結する構成のものである。
前記連結ピンは、外駒と内駒とを連結すると共に、駒から外れないように固定されなければならない。このため、連結ピンをネジ構造にしたり、係合弾性部を有する構造にしたりする工夫がなされてきている。
また、特許文献1,2に記載されているように、Cリングを用いて連結ピンを駒に固定するものが知られている。この構成により、連結ピンと駒との係合を行う作業が比較的容易になる。
特許文献1に記載のバンド駒構造では、駒と連結ピンにCリングを打ち込むことで駒を連結するものである。この場合、駒がウレタン樹脂で成型されているため、樹脂自体の弾性にてCリングの脱落は防止されと考えられるが、駒が金属製の場合にはCリングの脱落が課題となる。
特許文献2に記載のバンド駒構造では、内凹部を有するCリングを駒の内部に設け、周囲に溝が形成された連結ピンを駒に挿入して、前記内凹部と溝とを係合させるものである。この場合、駒内部のCリングと連結ピンの係合状態が安定しないという課題がある。
そこで本考案は、基本的にCリング構造を用い、従来に比して確実かつ安定して連結ピンの組み付けが行えるようにしたバンドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、内駒部分と外駒部分とを、前記内駒部分を貫通し前記外駒部分に達する連結ピンにて連結する構成のバンドにおいて、前記内駒部分に設けた貫通孔の一部に拡径部を形成し、前記拡径部に、内側へ突出する内突起と外側へ突出する外突起とが形成された断面略C状の筒体を嵌め、前記外突起を前記拡径部内壁に圧接させ、前記内駒部分の一側に配された外駒部分の貫通孔から、一部に段部が形成されかつ外周に凹溝が形成された前記連結ピンを、前記段部が前記内駒部分の他側に配された外駒部分の小径貫通孔部分に係止し、かつ前記筒体の前記凹溝と前記連結ピンの内突起とが係合するように挿入して構成してなるものである。
このようなバンド構成にしたことにより、断面略C状の筒体が、外突起と駒内部の拡径部内壁との圧接係合によって確実に固定され、さらに連結ピンの段部が外駒部分の小径貫通孔部分に係止することによって確実に所定の位置にセットされ、よって、連結ピンの凹溝と筒体の内突起とが確実に係合させる。
これにより駒の連結が確実になり、しかも組立作業が容易になる。
これにより駒の連結が確実になり、しかも組立作業が容易になる。
また、前記連結ピンを、半円弧状の板材を内側に折り曲げて形成するようにしてもよい。
また、前記連結ピンを中実軸から形成してもよい。
本考案では、断面略C状の筒体が、外突起と駒内部の拡径部内壁との圧接係合により、確実に固定される。さらに連結ピンが、段部と外駒部分の小径貫通孔部分との係止により、確実に所定の位置にセットされる。これにより連結ピンの凹溝と筒体の内突起とが確実に係合することになる。
このため、簡易な組み付け作業であって、しかも、駒と連結ピンと断面略C状の筒体が確実に連結・固定されるため、耐久性に優れたバンドとなる。
以下に本考案の好適な実施形態を図面にて説明する。
図1は本考案の実施形態を説明するための時計バンドの一部断面図、図2は本バンドの要部の分解斜視図、図3は本バンドに使用される筒体の平面図、図4は図3の筒体の斜視図、図5は本バンドに使用される連結ピンの平面図、図6は図5の連結ピンの斜視図である。
1は複数個が連結される駒体であって、各駒体1は、一側中央が凸状部1aをなし、他側が凹状部1bであって、凸状部1aが内駒部分2となり、凹状部1bの両側が外駒部分3となる。内駒部分2と外駒部分3には貫通孔4,5,6がそれぞれ形成されている。
内駒部分2の貫通孔4と一方の外駒部分3の貫通孔5とは同じ内径であり、他方の外駒部分3の貫通孔6は内駒部分2の貫通孔4より小径になっている。この小径の貫通孔6側における内駒部分2の貫通孔4に拡径部7が形成されている。
内駒部分2の貫通孔4と一方の外駒部分3の貫通孔5とは同じ内径であり、他方の外駒部分3の貫通孔6は内駒部分2の貫通孔4より小径になっている。この小径の貫通孔6側における内駒部分2の貫通孔4に拡径部7が形成されている。
10は断面略C状の筒体であって、筒体10は内駒部分2の拡径部7に嵌着される。筒体10周壁には、内側へ突出する内突起11と、この内突起11の両側で外側へ突出する外突起12とが形成されている。さらに、筒体10の軸線方向にはスリット13が形成されている。
20は連結ピンであって、本例では、図5に示すように、1本の半円弧状の板材を内側に折り曲げて(曲げ部は20a部分)、上側21aと下側21bとを接合するようにしてピン形状にしている。
連結ピン20の外周には凹溝22が形成され、かつ曲げ部20aの反対側の端部を小径部23が形成され、この部分に段部23aが形成されている。
連結ピン20の外周には凹溝22が形成され、かつ曲げ部20aの反対側の端部を小径部23が形成され、この部分に段部23aが形成されている。
なお、連結ピン25としては、図7,図8に示すように、中実軸を用いて挽き加工により、図5,図6に示す連結ピン20と同様に凹溝26と小径部27とを形成するようにしてもよい。図7,図8に示す連結ピン25は軸方向に略左右対称形状になっている。
次に、本実施形態の各部材の組立について説明する。
先ず、筒体10を、スリット13の存在により内方に撓めながら、駒体1の内駒部分2における貫通孔4に挿入して拡径部7に嵌める。拡径部7において、筒体10が自体の弾性により外方に広がり、筒体10の外突起12が拡径部7の内壁に圧接する。これにより筒体10は内駒部分2の貫通孔4に確実にセットされ、位置決めされる。
その後、前記駒体1の内駒部分2を他の駒体1の外駒部分3に入れ、内駒部分2と外駒部分3と貫通孔4,5,6を合わせる。そして、連結ピン20を、該連結ピン20の小径部23を先にして貫通孔4,5,6へ挿入する。
連結ピン20の小径部23が、一方の外駒部分3の貫通孔5から内駒部分2の貫通孔4を通って、他方の外駒部分3における小径の貫通孔6に達すると、この小径の貫通孔6の開口部分で連結ピン20の段部23aが係止される。この状態で連結ピン20が所定位置にセットされる。
連結ピン20が前記のようにセットされた状態で、内駒部分2の拡径部7にセットされている筒体10の内突起11と、連結ピン20の凹溝22とが係合する。この係合は、筒体10自体の弾性力を受けて維持される。
セットされた連結ピン20を駒体1から外すには、他方の外駒部分3における小径の貫通孔6側から細い治具などで駒内部の連結ピン20を内方へ押す(図1,図2に示す矢印方向)。この押圧により、筒体10の内突起11と連結ピン20の凹溝22との係合が解除される。
前記係合が解除された後は、さらに連結ピン20を軽い力で押すことによって、容易に連結ピン20を移動させることができて、一方の外駒部分3の貫通孔5から外部へ連結ピン20を取り出すことができる。
本考案は、駒体の材質に関係なく、時計バンドなどの各種バンド類に適用することができる。
1 駒体
2 内駒部分
3 外駒部分
4 内駒部分の貫通孔
5 外駒部分の貫通孔
6 外駒部分の小径の貫通孔
7 内駒部分の貫通孔の拡径部
10 断面略C状の筒体
11 内突起
12 外突起
13 スリット
20,25 連結ピン
22,26 凹溝
23,27 小径部
23a 段部
2 内駒部分
3 外駒部分
4 内駒部分の貫通孔
5 外駒部分の貫通孔
6 外駒部分の小径の貫通孔
7 内駒部分の貫通孔の拡径部
10 断面略C状の筒体
11 内突起
12 外突起
13 スリット
20,25 連結ピン
22,26 凹溝
23,27 小径部
23a 段部
Claims (3)
- 内駒部分と外駒部分とを、前記内駒部分を貫通し前記外駒部分に達する連結ピンにて連結する構成のバンドにおいて、
前記内駒部分に設けた貫通孔の一部に拡径部を形成し、
前記拡径部に、内側へ突出する内突起と外側へ突出する外突起とが形成された断面略C状の筒体を嵌め、前記外突起を前記拡径部内壁に圧接させ、
前記内駒部分の一側に配された外駒部分の貫通孔から、一部に段部が形成されかつ外周に凹溝が形成された前記連結ピンを、前記段部が前記内駒部分の他側に配された外駒部分の小径貫通孔部分に係止し、かつ前記筒体の前記凹溝と前記連結ピンの内突起とが係合するように挿入して構成してなることを特徴とするバンド。 - 前記連結ピンを、半円弧状の板材を内側に折り曲げて形成したことを特徴とする請求項1記載のバンド。
- 前記連結ピンを中実軸から形成したことを特徴とする請求項1記載のバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000544U JP3149806U (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | バンド |
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JP2009000544U JP3149806U (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | バンド |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254116A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Casio Computer Co Ltd | バンド連結構造 |
CN110919327A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-03-27 | 歌尔股份有限公司 | 一种表带组装机构及智能穿戴设备组装机构 |
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2009
- 2009-01-13 JP JP2009000544U patent/JP3149806U/ja not_active Expired - Fee Related
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