JP2004195415A - 循環系水の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】泡沫分離装置2と濾過分離装置3を用いた循環系水の処理方法において、泡沫分離装置2を用いて処理した処理水の一部を濾過分離装置3を用いてさらに処理し、かつ、泡沫分離装置2で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置3で処理する時間当たりの水量より多い循環系水の処理方法。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水族館、養殖施設、実験施設及び排水処理施設における循環系水の処理方法に関し、更に詳しくは循環系水の水質を維持した状態で、処理効果を落とすことなく、バックヤードに必要な占有面積を縮小することができ、濾過分離装置の逆洗頻度を軽減し、処理施設外への総排出水量を削減し、更には処理施設の設備費、維持費を格段に安く抑えることができる循環系水の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、循環系水を清浄に保つために種々の処理方法が用いられていた。特に水族館、養殖施設等の循環系水中には、餌の食べ残し、水棲生物の老廃物や排泄物を含む有機物等の汚濁物質や懸濁物質等が絶えず大量に放出されるので、いかに効率よく汚濁物質や懸濁物質を除去させるかが循環系水の処理方法の要になっていた。
【0003】
このような従来の循環系水の処理方法として、濾過分離装置と泡沫分離装置を組み合わせた処理方法が実施されていた。図4に、その従来の循環系水の処理方法の循環系水処理ラインを含む処理施設の概要図を示す。該循環系水処理ラインは、循環系水が貯留されている水槽37と、槽の中間部に濾材層が設けられている濾過分離装置35と、槽内に気泡発生機が設けられた泡沫分離装置36と、該循環系水処理ライン中に水槽37中の循環系水を送水するためのポンプ38とからなっている。
【0004】
従来の循環系水の処理方法は、水槽37中の循環系水が、ポンプ38によって濾過分離装置35に送水され懸濁物質が除去された後、その処理水の大部分が水槽37に返送され、補助的に該処理水の一部(該処理水の10%〜20%)が泡沫分離装置36に送水され、該処理水中の有機物等の汚濁物質が除去された後、水槽37に返送されることにより、循環系水中の有機物等の汚濁物質や懸濁物質を除去することができるものであった。また、濾過分離装置35に充填されている濾材の洗浄、いわゆる逆洗は、白抜きの矢印の方向の流れのみに循環系水を送水することにより行われていた。
【0005】
従来の循環系水の処理方法は、全てがこのような濾過分離が主体の方法であり、他には、例えば、非特許文献1に開示さているものが挙げられる。
【0006】
【非特許文献1】
手嶋一雄、「演題−飼育水槽の泡沫分離による水質改善」、第8回 動物園水族館設備会議、社団法人日本動物園水族館協会、平成10年9月16日、p.2「セイウチ水槽フローシート」図
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水族館においては水槽の大型化に伴い、濾過分離装置35のスケールも比例的に大きくなってきていた。また、養殖業においては、飼育魚介類の過密化に伴い、濾過分離装置35に加わる負荷量の増大によって、逆洗を頻繁に行わなければならなかった。そのため、従来の循環系水の処理方法には以下の問題点が生じていた。
【0008】
1.濾過分離装置のスケールが大きくなることによって、循環系水処理施設自体のスケールも大きくなり、バックヤードに必要な占有面積が拡大していた。それに伴う処理施設の設備費も巨額なものになっていた。
【0009】
2.また、逆洗の頻度が多くなることによって、濾材の洗浄に伴う逆洗水量が増加し、処理施設外への総排出水量が増加していた。それに伴って、逆洗ポンプの稼動時間及び水温維持のためのボイラー、チラー等の電力量が増加し、処理施設の維持費の負担が大きくなるなどの問題があった。
【0010】
以上のような状況に鑑み、本発明は、循環系水の水質を維持した状態で、従来と比べて処理施設全体のバックヤードに必要な占有面積を縮小することができ、しかも、濾過分離装置の逆洗頻度を軽減し、処理施設外への総排出水量を削減でき、かつ処理施設の設備費及び維持費を格段に安く抑えることができる循環系水の処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、循環系水の処理方法において、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量を濾過分離装置で処理する時間当たりの水量より多くするという全く新しい処理方法によって上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0012】
すなわち、本発明第一の循環系水の処理方法は、泡沫分離装置と濾過分離装置を用いた循環系水の処理方法において、泡沫分離装置を用いて処理した処理水の一部を濾過分離装置を用いてさらに処理し、かつ、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量より多いことを特徴とする。
【0013】
本発明第二の循環系水の処理方法は、泡沫分離装置と濾過分離装置を用いた循環系水の処理方法において、泡沫分離装置を用いた処理と濾過分離装置を用いた処理を独立して行い、かつ、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量より多いことを特徴とする。
【0014】
また、上記本発明は、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量の2倍以上10倍以下であることを好ましい態様として含むものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施態様例を用いて本発明を詳細に説明するが、いかなる意味においても本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0016】
尚、本発明における「泡沫分離装置」とは、発生させた微細な気泡に有機物や懸濁物質等を付着せしめることにより液体中の汚濁物質を除去する装置を意味する。また、「循環系水」とは、水槽と各処理装置との間を循環させながら処理される水のことをいう。
【0017】
まず、本発明第一の循環系水の処理方法に係る第一の実施態様例について説明する。図1は本発明第一の循環系水の処理方法を実施するための処理ラインを含む処理施設の一例を示す概要図であり、図3は自吸式泡沫分離装置の一例を示す概要図である。
【0018】
図1において、1は水槽で、循環系水が貯留されている。
【0019】
2は、水槽1にポンプ4を介してパイプ5、6によって連結されている自吸式の泡沫分離装置であり、図3に示すように、気泡発生機7が備えられている泡沫分離槽8と処理水槽9に分かれている。気泡発生機7は、泡沫分離槽8の上部に固定されている駆動部10と、駆動部10に連結され上部に吸気口(図示せず)が形成されている中空軸11と、中空軸11の下方部に等間隔で4枚固定されている平板状の羽根12とからなり、さらに中空軸11の下方部の各羽根の背面側には軸方向に気泡排出口13が形成されている。
【0020】
泡沫分離装置2の作用について説明すると、水槽1から流入してきた循環系水で満たされている泡沫分離槽8中において、駆動部10によって中空軸11が回転すると一体的に水中の羽根12が回転し、羽根12の背後には負圧が発生する。この負圧の影響によって吸気口から中空軸11内に空気が吸い込まれ、中空軸11内を通過して気泡排出口13から空気が泡沫分離槽8中に放出される。この時、放出される空気は回転状態の羽根12により裁断され、微細気泡となって放出される。微細気泡は循環系水と接触すると、微細気泡のフローテーション効果により、循環系水中の有機物及び懸濁物質などは、気泡表面に濃縮付着され、安定泡沫となって泡放出口14から排出される。有機物及び懸濁物質などが除去された循環系水は、処理水槽9に移動し、一次処理水となる。
【0021】
3は圧力式の濾過分離装置で、中間部に濾層16が設けられている。濾層16中には粒径が1mm〜3mmのアンスラサイトが濾材として用いられている。その作用は、ポンプ15により流入された一次処理水を濾層16で濾過することにより、さらに懸濁物質の除去を行い、循環系水の透明度を向上させ、パイプ17を介して水槽1に返送されるというものである。
【0022】
本発明第一の方法によると、水槽1中に貯留されている循環系水は、ポンプ4によりパイプ5、6を介して泡沫分離装置2に送水され、泡沫分離装置2によって循環系水中に含まれる有機物や懸濁物質等が除去され一次処理水となる。その後一次処理水は、パイプ18を通りポンプ15により、開度が設定されたバルブ19、20が配管されたパイプ21、22を介して、一次処理水の75%は水槽1に返送され、25%は濾過分離装置3に送水される。濾過分離装置3に流入した一次処理水は、濾層16を通りさらに懸濁物質の除去が行なわれ循環系水の透明度を向上させパイプ17を介して水槽1に返送される。また、濾過分離装置3の逆洗は、白抜きの矢印の方向の流れのみに循環系水を送水させ、最終的に該処理施設外に排出させることにより行われる。
【0023】
本発明第一の方法によれば、最初に泡沫分離装置2によって循環系水中に含まれる有機物や懸濁物質等が除去されるため、濾過分離装置3に加わる汚濁負荷量は小さくなる。また泡沫分離装置2で処理される時間当たりの水量は、濾過分離装置3で処理される時間当たりの水量より多くなるように設定しているので、循環系水中の有機物及び懸濁物質の多くは泡沫分離装置2で除去されることになり、濾過分離装置3のスケールを小さくすることができ、処理施設全体のバックヤードに必要な占有面積を縮小することができ、処理施設の設備費の削減ができる。また、濾過分離装置3で処理する時間当たりの水量が少ないため、濾過分離装置3の逆洗頻度が低減し、逆洗に用いられ処理施設外へ排出される水量が削減される。
【0024】
次に、本発明第二の循環系水の処理方法に係る第二の実施態様例について説明する。図2は本発明第二の循環系水の処理方法を実施するための処理ラインを含む処理施設の一例を示す概要図である。図1と異なる点は、自吸式の泡沫分離装置23を用いた処理ラインと、圧力式の濾過分離装置24を用いた処理ラインが各々独立して設けられている点である。
【0025】
本発明第二の方法によると、泡沫分離装置23を用いた処理と、濾過分離装置24を用いた処理が各々独立して同時に行われる。すなわち、水槽1の循環水はポンプ25によりパイプ26、27を介して泡沫分離装置23に送水され処理された後、ポンプ28によりパイプ29、30を介して水槽1に戻される。同時に、ポンプ31により水槽1の循環水はパイプ32、33を介して濾過分離装置24に送水され処理された後、パイプ34を介して水槽1に戻される。そして、本発明第一の方法と同様に、泡沫分離装置23で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置24で処理する時間当たりの水量より多くなるようにポンプ25、28、31により調整されている。また、濾過分離装置24の逆洗は、白抜きの矢印の方向の流れのみに循環系水を送水させ、最終的に該処理施設外に排出させることにより行われる。
【0026】
本発明第二の方法によれば、泡沫分離装置23で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置24で処理する時間当たりの水量より多いので、循環系水中の有機物及び懸濁物質の多くは、泡沫分離装置23で除去されることになる。そのため、本発明第一の方法と同様に濾過分離装置24のスケールを小さくすることができ、処理施設全体のバックヤードに必要な占有面積を縮小することができ、処理施設の設備費の削減ができる。また、濾過分離装置24で処理する時間当たりの水量が少ないため、濾過分離装置24の逆洗頻度が低減し、逆洗に用いられ処理施設外へ排出される水量が削減される。さらには、配管がシンプルなため施工が容易である。
【0027】
本発明第一及び第二の方法において、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量の2倍以上10倍以下であることが好ましく、2倍以上4倍以下であることが更に好ましい。2倍以上であれば、濾過分離が主体にならないようにし、濾過分離装置のスケールを大きくせずに、バックヤードに必要な占有面積を少なくすることにより処理施設の設備費の負担を軽減させ、また、逆洗の頻度も少なくさせ、逆洗ポンプの稼動時間を減少させることにより、処理施設の維持費の負担を軽減させることができる。また、10倍以下であれば、循環系水中の懸濁物質の除去をほぼ完全に行い、循環系水の透明度を維持することができる。
【0028】
【実施例】
<実施例>
図1に示す処理施設を用いて、第一の実施態様例に基づいて、ペンギン水槽24m3の飼育水を処理した場合について説明する。ペンギン水槽1に飼育されているペンギン(フンボルトペンギン)数は13羽で、給餌時間は午前10時頃と午後4時頃の1日2回で、給餌量は3〜5kg/日程度である。また、水槽1中の陸場(図示せず)にペンギンから排泄され放置されている糞は、清掃時に全量が水槽1に移送されることにした(但し、通常では該糞は水槽1に移送されることはない)。従って、負荷量としては通常の処理より極めて高い処理となる。
【0029】
泡沫分離装置2における循環系水の時間当たりの処理量は、水槽1容量の約1/2になるように調整し、また泡沫分離装置2における循環系水の滞留時間は約1.5分に設定した。よって、泡沫分離装置2での時間当たりの処理量は約12m3となり、泡沫分離装置2の分離槽の要求容量は約0.3m3になった。従って、泡沫分離装置2の高さを通常の約1mとしたので、泡沫分離装置2の占有面積は、約0.3m2になった。
【0030】
また、泡沫分離装置2における循環系水の時間当たりの処理量が濾過分離装置3における循環系水の時間当たりの処理量の2倍になるように調整し、濾過分離装置3における循環系水の線速度は約20m/hrに設定した。従って、濾過分離装置4の濾床面積は、約0.3m2になった。
【0031】
よって、本発明の処理方法であれば、濾過分離装置3と泡沫分離装置2を合わせたバックヤード全体の占有面積は、約0.6m2になった。
【0032】
濾過分離装置3の逆洗頻度は、濾過分離装置3で処理する時間当たりの水量が少ないため、5日に1回程度で水質は維持され、1回の逆洗で水槽1容量の約10%の水量が使用され本処理施設外に排出された。また、泡沫分離装置2の処理によって本処理施設外へ排出される1日当たりの水量は水槽1容量の5%であった。従って、1日当たりの濾過分離装置3の逆洗頻度は0.2回で、1日当たりの本処理施設外への総排出水量は水槽1容量の約7%の水量になった。
【0033】
また、本実施例における循環系水の水質の目安となる濁度は0.3度を維持していた。
【0034】
<比較例>
図4に示す処理施設を用いた以外は実施例と同様にしてペンギン水槽の飼育水を処理した場合について説明する。なお、ここで用いる数値(濾過分離装置35の時間当たりの処理量、泡沫分離装置36の時間当たりの処理量、濾過分離装置35の線速度、泡沫分離装置36での滞留時間)については、従来の水族館設備において循環系水の水質を維持するために必要な一般的に用いられる値とした。
【0035】
具体的には、濾過分離装置35における循環系水の時間当たりの処理量は、水槽37容量と同じ循環水量を処理しており、濾過分離装置35における循環系水の線速度は、約10m/hrに設定しているため、濾過分離装置35の濾床面積は約2.4m2であった。
【0036】
また、泡沫分離装置36における循環系水の時間当たりの処理量は、濾過分離装置35における循環系水の時間当たりの処理量の約10〜20%になるように調整してあり、また、泡沫分離装置36の滞留時間は通常約3分であった。よって、泡沫分離装置36の時間当たりの処理量は2.4〜4.8m3程度であり、泡沫分離装置36の分離槽の要求容量は0.12〜0.24m3程度になった。泡沫分離装置36の高さを実施例と同じ約1mとすると、泡沫分離装置の占有面積は、0.12〜0.24m2程度になった。
【0037】
よって、従来の処理方法であれば、濾過分離装置35と泡沫分離装置36を合わせたバックヤード全体の占有面積は、2.52〜2.64m2程度になった。
【0038】
また、濾過分離装置35の逆洗頻度は、1日に1回、1回の逆洗で水槽37容量の約10%の水量が使用され本処理施設外に排出された。また、泡沫分離装置36の処理によって本処理施設外へ排出される1日当たりの水量は水槽37容量の1%であった。従って、1日当たりの濾過分離装置35の逆洗頻度は1回で、1日当たりの本処理施設外への総排出水量は水槽37の約11%の水量になった。
【0039】
また、本比較例における循環系水の濁度は0.3度であった。
【0040】
実施例と比較例との結果の比較を、比較例のバックヤード全体の占有面積、濾過分離装置の逆洗頻度、処理施設外への総排出水量及び濁度の各々の値を1として、表1に表わす。
【0041】
【表1】
【0042】
表1より明らかなように、本発明の循環系水の処理方法を用いることにより、循環系水の水質を維持しながら、従来の循環系水の処理方法に比べて、バックヤード全体の占有面積を約23%に縮小でき、濾過分離装置の逆洗頻度を1/5に軽減することができ、処理施設外への総排出水量も約35%削減することができる。よって、バックヤード全体の占有面積が削減されることにより処理施設の設備費を安く抑えることができ、また、濾過分離装置の逆洗頻度が軽減されることにより逆洗ポンプ稼動時間を減らし処理施設の維持費の負担を軽減することができる。さらに処理施設外への総排出水量が削減されることにより、処理施設へ新たに補給する水量を削減することができるため循環系水の水温維持のためのボイラー、チラー等の電力量を削減でき、処理施設の維持費の負担を軽減することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の循環系水の処理方法を用いることにより循環系水の水質を維持しながら以下の優れた効果が得られる。
【0044】
(1)従来の処理方法と比較してバックヤードに必要な占有面積を縮小することができるため、処理施設の設備費を格段に安く抑えることができる。
【0045】
(2)濾過分離装置の逆洗頻度を軽減することができ、逆洗ポンプ稼動時間が減らせ、処理施設の維持費の負担を軽減することができる。
【0046】
(3)処理施設外への総排出水量が削減されることにより、処理施設へ新たに補給する水量を削減することができ、循環系水の水温を維持のためのボイラー、チラー等の電力量を削減でき、処理施設の維持費の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の循環系水の処理方法を実施するための処理ラインを含む処理施設の一例を示す概要図である。
【図2】本発明第二の循環系水の処理方法を実施するための処理ラインを含む処理施設の一例を示す概要図である。
【図3】自吸式泡沫分離装置の一例を示す概要図である。
【図4】従来の循環系水の処理方法を実施する循環系水処理ラインを含む処理施設の概要図である。
【符号の説明】
1…水槽
2、23…泡沫分離装置
3、24…濾過分離装置
4、15、25、28、31…ポンプ
5、6、17、18、21、22、26、27、29、30、32〜34…パイプ
7…気泡発生機
8…泡沫分離槽
9…処理水槽
10…駆動部
11…中空軸
12…羽根
13…気泡排出口
14…泡放出口
16…濾層
19、20…バルブ
Claims (3)
- 泡沫分離装置と濾過分離装置を用いた循環系水の処理方法において、泡沫分離装置を用いて処理した処理水の一部を濾過分離装置を用いてさらに処理し、かつ、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量より多いことを特徴とする循環系水の処理方法。
- 泡沫分離装置と濾過分離装置を用いた循環系水の処理方法において、泡沫分離装置を用いた処理と濾過分離装置を用いた処理を独立して行い、かつ、泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量より多いことを特徴とする循環系水の処理方法。
- 泡沫分離装置で処理する時間当たりの水量が、濾過分離装置で処理する時間当たりの水量の2倍以上10倍以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の循環系水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002369608A JP2004195415A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 循環系水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002369608A JP2004195415A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 循環系水の処理方法 |
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JP2004195415A true JP2004195415A (ja) | 2004-07-15 |
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ID=32765780
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238769A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置 |
CN102030383A (zh) * | 2010-11-19 | 2011-04-27 | 大连汇新钛设备开发有限公司 | 一种带泡沫分离器的循环水装置 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369608A patent/JP2004195415A/ja active Pending
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JP2006238769A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置 |
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