JP2004195409A - 自動研米装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】精米したままの白米をその後に水で洗う(研ぐ)手間が不要でそのまま炊飯でき、またはさっと洗うだけで炊飯できる無洗白米として装置の利用者に提供することができる自動研米装置を得る。
【解決手段】自動研米装置10では、操作室12Aに張込みホツパ14が設けられており、また、機械室12Bには研米機38が配置されている。研米機38は、供給された白米Hを受け取り、この白米Hを更に研いでその表面に付着している糠粉を取り除き、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とすることができる。無洗白米MHが集積タンク26へ送り出されて袋27に集積され、装置の利用者に提供される。したがって、装置の利用者のニーズに適切に対応することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】自動研米装置10では、操作室12Aに張込みホツパ14が設けられており、また、機械室12Bには研米機38が配置されている。研米機38は、供給された白米Hを受け取り、この白米Hを更に研いでその表面に付着している糠粉を取り除き、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とすることができる。無洗白米MHが集積タンク26へ送り出されて袋27に集積され、装置の利用者に提供される。したがって、装置の利用者のニーズに適切に対応することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動研米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
投入されたコインに応じて作動し、投入された米粒(玄米あるいは籾)を白米に処理するコイン精米装置が知られており、さらに、コインのみならず挿入されたプリペイドカードに応じても作動する自動精米装置も提案されている。
【0003】
このような従来の自動精米装置では、機体の内部には精白ロールを備えた精米機が配置されている。また、機体の前面壁には米粒が投入される張込みホツパが設けられており、張込みホツパは昇降機等の搬送機器を介して精米機に連結されている。さらに機体の前面壁には、コイン投入部及びカード挿入部が設けられており、コインを投入できると共にカードが挿入できる。
【0004】
この自動精米装置では、張込みホツパへ米粒を投入すると共に、コイン投入部へ所定枚数のコインを投入し、またはカード挿入部へプリペイドカードを挿入し、次いで運転スイツチを操作すると、投入された米粒が昇降機等によって搬送されて精米機へ供給され、さらに精米機の精白ロールが回転して精米処理され白米となって取り出される。この自動精米装置の運転は、投入されたコインの金額または挿入されたプリペイドカードの度数に応じた時間で行なわれる。
【0005】
このように、従来の自動精米装置は、投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカードに応じて自動的に精米処理して白米にできる。
【0006】
なお、コインのみで作動する自動精米装置、プリペイドカードのみで作動する自動精米装置もある。
【0007】
ところで、このようなコインあるいはプリペイドカードを用いて運転できる自動精米装置では、投入された米粒を精米処理して白米として取り出すことができ、処理された白米はその後に水で洗われ(研がれ)て炊飯され、食用に供されるが、近年、当該装置の利用者はこのような水で洗う(研ぐ)手間を省いて炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米、所謂「無洗米」を得たいというニーズがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、精米したままの白米をその後に水で洗う(研ぐ)手間が不要でそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米として装置の利用者に提供することができる自動研米装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の自動研米装置は、精米処理された後の白米を張り込むための張り込みホッパと、装置内に投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカードに応じて所定時間作動することにより、前記張り込みホッパに張り込まれた前記白米を受け取り前記白米を更に研いで当該白米表面に付着している糠粉を取り除く研米機と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の自動研米装置では、精米処理された後の白米は張り込みホッパに張り込まれ、さらに、研米機によって、表面に付着している糠粉が取り除かれ、光沢のあるきれいな白米(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米)とされる。この無洗白米が装置外へ取り出され、装置の利用者に提供される。
【0011】
このように、請求項1記載の自動研米装置では、水で洗う(研ぐ)手間を省いてそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米を得たいという装置の利用者のニーズに対応することができる。
【0012】
なお、研米機としては種々の型式のものが適用可能であるが、例えば、研米処理を白米同士の研磨作用によって行う摩擦式のタイプ(特開2001−46889号公報)や、研米処理をブラシによって行うブラシ式のタイプ(特開平2−135152号公報)が好適である。
【0013】
請求項2に係る発明の自動研米装置は、請求項1記載の自動研米装置において、装置内に投入された米粒を精米処理する精米装置に、隣接して設置した、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の自動研米装置では、米粒(籾あるいは玄米)を精米処理する精米装置に隣接して設置されているため、籾あるいは玄米を持ち込んだ利用者であってもその場で直ちに精米処理して白米とし、しかる後に直ちに当該白米を研米処理して、無洗白米を得ることができる。
【0015】
このように、請求項2記載の自動研米装置では、装置の利用者のニーズに一層広範囲に対応することができる。
【0016】
【実施の形態】
図1には本発明の実施の形態に係る自動研米装置10の概略全体構成図が示されている。
【0017】
自動研米装置10は、操作室12Aと機械室12Bから成る屋外用建物12を備えている。操作室12Aの前面壁に、精米された白米H(籾米あるいは玄米を精米したままのもの)が投入される張込みホツパ14が操作室12Aに露出する状態で設けられている。張込みホツパ14は米粒搬送用のスクリユウコンベア15を内蔵しており、張込みホツパ14へ投入され前記白米Hはスクリユウコンベア15によって機械室12Bの内部へ搬送供給できる。
【0018】
一方、機械室12Bの内部には、スクリユウコンベア15の終端部に対応して研米機38が配置されている。この研米機38は、スクリユウコンベア15によって搬送供給された前記白米Hを受け取り、この白米Hを更に研いでその表面に付着している糠粉を取り除き、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とすることができる。
【0019】
なお、研米機38としては種々の型式のものが適用可能であるが、乾式タイプのものであれば、研米処理を白米同士の研磨作用によって行う摩擦式のタイプや研米処理をブラシによって行うブラシ式のタイプのものであっても適用できる。
【0020】
研米機38の側方には糠回収機24が配置されており、研米機38による研米処理の際に発生する糠粉を回収し糠袋25に集積できる。この糠袋25は自由に取り替えることが可能である。
【0021】
また一方、研米機38によって研米された無洗白米MHの放出口38Aに対応して、昇降機42が立設されている。昇降機42は、研米機38の放出口38Aから取り出される無洗白米MHを、機械室12Bの上部へ持ち上げ搬送できる。
【0022】
また、昇降機42の上端部に設けられた放出口42Aに対応した操作室12Aの前面壁には、集積タンク26が操作室12Aに露出する状態で配置されており、精米処理及び研米処理後の無洗白米MHを袋27に集積できる。
【0023】
一方、操作室12Aの前面壁の張込みホツパ14の上方には操作パネル28が配置されている。図2に示す如く、操作パネル28にはコイン金額識別部30及びカード度数識別部32が設けられている。コイン金額識別部30では、操作パネル28に開口する投入口34が設けられており、所定のコイン(例えば、100円硬貨)が投入でき、これを識別可能である。一方、カード度数識別部32では、操作パネル28に開口する挿入口36が設けられており、所定のカード(例えば、所謂クローズド型のプリペイドカード)が挿入でき、これを識別可能である。これらのコイン金額識別部30及びカード度数識別部32は後述する制御装置50に接続されている。
【0024】
図3には制御装置50の概略構成が示されている。制御装置50は、中央処理装置(CPU)52、リードオンリメモリ(ROM)54、ランダムアクセスメモリ(RAM)56、入力ポート58、出力ポート60を含んで構成されている。入力ポート58には前述のコイン金額識別部30及びカード度数識別部32が接続されている。一方、出力ポート60には、張込みホツパ14のスクリユウコンベア15、研米機38、及び昇降機42の各駆動モータがそれぞれ接続されている。また、ROM54には、自動研米装置10の満了作動時間の所定の値および所定の運転プログラムが記憶されており、この運転プログラムに従ってCPU52が前記各駆動部を制御する。
【0025】
以上の構成の自動研米装置10は、図4に示す如く、コイン精米所70の側方に隣接し独立して設置されている。
【0026】
コイン精米所70は、図示は省略するが、建屋内に機械室及び操作室が設けられている。機械室内には籾摺機及び精米機が配置されており、また、操作室内には米粒を投入するための供給ホッパ及び操作盤が設けられている。
【0027】
このコイン精米所70を利用する際には、供給ホッパへ米粒(籾または玄米)を投入すると共に操作盤を操作すると、投入された米粒が籾の場合はそのまま籾摺機へ供給されて籾摺り処理された後に、精米機で精米処理され白米となって取り出される。一方、処理する(供給ホッパへ投入した)米粒が玄米の場合には、直接精米機へ供給され、同様に精米処理され白米となって取り出される。
【0028】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0029】
上記構成の自動研米装置10を利用する際には、コインをコイン金額識別部30の投入口34へ投入するか、カードをカード度数識別部32の挿入口36へ挿入すると共に、張込みホツパ14へ白米H(籾米あるいは玄米を精米したままのもの)を投入する。次いで、運転スイツチ(スタートボタン)を操作すると、張込みホツパ14のスクリユウコンベア15、研米機38、及び昇降機42の各駆動モータが作動されて運転が開始される。
【0030】
運転が開始されると、張込みホツパ14へ投入された前記白米Hは、スクリユウコンベア15によって研米機38へ供給され、この研米機38によって、この研米機38によって、当該白米Hの表面に付着している糖粉が取り除かれ、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とされる。
【0031】
また、この研米機38による研米処理の際に発生する糠粉は、糠回収機24によって回収されて糠袋25に集積される。
【0032】
一方、研米機38によって処理された無洗白米MHは、昇降機42によって持ち上げ搬送されて集積タンク26へ送り出され、袋27に集積されて、装置の利用者に提供される。
【0033】
以上の工程が順次実施され、投入されたコインまたは挿入されたカードに応じた所定時間経過した後に装置が停止される。
【0034】
このように、本実施の形態に係る自動研米装置10では、精米されたままの白米Hを更に研米処理して無洗白米MHとし、この無洗白米MHを袋27に集積して装置の利用者に提供することができる。したがって、装置の利用者のニーズに適切に対応することができる。
【0035】
またしかも、この自動研米装置10は、コイン精米所70の側方に隣接して設置されているため、籾あるいは玄米を持ち込んだ利用者であってもその場で直ちにコイン精米所70で精米処理して白米Hとし、しかる後に直ちに当該白米Hを研米処理して、無洗白米MHを得ることができる。したがって、装置の利用者のニーズに一層広範囲に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る自動研米装置は、精米したままの白米をその後に水で洗う(研ぐ)手間が不要でそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米として装置の利用者に提供することができるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の概略全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の操作パネルの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の制御装置の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の設置状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 自動研米装置
14 張込みホツパ
38 研米機
42 昇降機
H 白米
MH 無洗白米
【発明の属する技術分野】
本発明は自動研米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
投入されたコインに応じて作動し、投入された米粒(玄米あるいは籾)を白米に処理するコイン精米装置が知られており、さらに、コインのみならず挿入されたプリペイドカードに応じても作動する自動精米装置も提案されている。
【0003】
このような従来の自動精米装置では、機体の内部には精白ロールを備えた精米機が配置されている。また、機体の前面壁には米粒が投入される張込みホツパが設けられており、張込みホツパは昇降機等の搬送機器を介して精米機に連結されている。さらに機体の前面壁には、コイン投入部及びカード挿入部が設けられており、コインを投入できると共にカードが挿入できる。
【0004】
この自動精米装置では、張込みホツパへ米粒を投入すると共に、コイン投入部へ所定枚数のコインを投入し、またはカード挿入部へプリペイドカードを挿入し、次いで運転スイツチを操作すると、投入された米粒が昇降機等によって搬送されて精米機へ供給され、さらに精米機の精白ロールが回転して精米処理され白米となって取り出される。この自動精米装置の運転は、投入されたコインの金額または挿入されたプリペイドカードの度数に応じた時間で行なわれる。
【0005】
このように、従来の自動精米装置は、投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカードに応じて自動的に精米処理して白米にできる。
【0006】
なお、コインのみで作動する自動精米装置、プリペイドカードのみで作動する自動精米装置もある。
【0007】
ところで、このようなコインあるいはプリペイドカードを用いて運転できる自動精米装置では、投入された米粒を精米処理して白米として取り出すことができ、処理された白米はその後に水で洗われ(研がれ)て炊飯され、食用に供されるが、近年、当該装置の利用者はこのような水で洗う(研ぐ)手間を省いて炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米、所謂「無洗米」を得たいというニーズがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、精米したままの白米をその後に水で洗う(研ぐ)手間が不要でそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米として装置の利用者に提供することができる自動研米装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の自動研米装置は、精米処理された後の白米を張り込むための張り込みホッパと、装置内に投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカードに応じて所定時間作動することにより、前記張り込みホッパに張り込まれた前記白米を受け取り前記白米を更に研いで当該白米表面に付着している糠粉を取り除く研米機と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の自動研米装置では、精米処理された後の白米は張り込みホッパに張り込まれ、さらに、研米機によって、表面に付着している糠粉が取り除かれ、光沢のあるきれいな白米(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米)とされる。この無洗白米が装置外へ取り出され、装置の利用者に提供される。
【0011】
このように、請求項1記載の自動研米装置では、水で洗う(研ぐ)手間を省いてそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米を得たいという装置の利用者のニーズに対応することができる。
【0012】
なお、研米機としては種々の型式のものが適用可能であるが、例えば、研米処理を白米同士の研磨作用によって行う摩擦式のタイプ(特開2001−46889号公報)や、研米処理をブラシによって行うブラシ式のタイプ(特開平2−135152号公報)が好適である。
【0013】
請求項2に係る発明の自動研米装置は、請求項1記載の自動研米装置において、装置内に投入された米粒を精米処理する精米装置に、隣接して設置した、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の自動研米装置では、米粒(籾あるいは玄米)を精米処理する精米装置に隣接して設置されているため、籾あるいは玄米を持ち込んだ利用者であってもその場で直ちに精米処理して白米とし、しかる後に直ちに当該白米を研米処理して、無洗白米を得ることができる。
【0015】
このように、請求項2記載の自動研米装置では、装置の利用者のニーズに一層広範囲に対応することができる。
【0016】
【実施の形態】
図1には本発明の実施の形態に係る自動研米装置10の概略全体構成図が示されている。
【0017】
自動研米装置10は、操作室12Aと機械室12Bから成る屋外用建物12を備えている。操作室12Aの前面壁に、精米された白米H(籾米あるいは玄米を精米したままのもの)が投入される張込みホツパ14が操作室12Aに露出する状態で設けられている。張込みホツパ14は米粒搬送用のスクリユウコンベア15を内蔵しており、張込みホツパ14へ投入され前記白米Hはスクリユウコンベア15によって機械室12Bの内部へ搬送供給できる。
【0018】
一方、機械室12Bの内部には、スクリユウコンベア15の終端部に対応して研米機38が配置されている。この研米機38は、スクリユウコンベア15によって搬送供給された前記白米Hを受け取り、この白米Hを更に研いでその表面に付着している糠粉を取り除き、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とすることができる。
【0019】
なお、研米機38としては種々の型式のものが適用可能であるが、乾式タイプのものであれば、研米処理を白米同士の研磨作用によって行う摩擦式のタイプや研米処理をブラシによって行うブラシ式のタイプのものであっても適用できる。
【0020】
研米機38の側方には糠回収機24が配置されており、研米機38による研米処理の際に発生する糠粉を回収し糠袋25に集積できる。この糠袋25は自由に取り替えることが可能である。
【0021】
また一方、研米機38によって研米された無洗白米MHの放出口38Aに対応して、昇降機42が立設されている。昇降機42は、研米機38の放出口38Aから取り出される無洗白米MHを、機械室12Bの上部へ持ち上げ搬送できる。
【0022】
また、昇降機42の上端部に設けられた放出口42Aに対応した操作室12Aの前面壁には、集積タンク26が操作室12Aに露出する状態で配置されており、精米処理及び研米処理後の無洗白米MHを袋27に集積できる。
【0023】
一方、操作室12Aの前面壁の張込みホツパ14の上方には操作パネル28が配置されている。図2に示す如く、操作パネル28にはコイン金額識別部30及びカード度数識別部32が設けられている。コイン金額識別部30では、操作パネル28に開口する投入口34が設けられており、所定のコイン(例えば、100円硬貨)が投入でき、これを識別可能である。一方、カード度数識別部32では、操作パネル28に開口する挿入口36が設けられており、所定のカード(例えば、所謂クローズド型のプリペイドカード)が挿入でき、これを識別可能である。これらのコイン金額識別部30及びカード度数識別部32は後述する制御装置50に接続されている。
【0024】
図3には制御装置50の概略構成が示されている。制御装置50は、中央処理装置(CPU)52、リードオンリメモリ(ROM)54、ランダムアクセスメモリ(RAM)56、入力ポート58、出力ポート60を含んで構成されている。入力ポート58には前述のコイン金額識別部30及びカード度数識別部32が接続されている。一方、出力ポート60には、張込みホツパ14のスクリユウコンベア15、研米機38、及び昇降機42の各駆動モータがそれぞれ接続されている。また、ROM54には、自動研米装置10の満了作動時間の所定の値および所定の運転プログラムが記憶されており、この運転プログラムに従ってCPU52が前記各駆動部を制御する。
【0025】
以上の構成の自動研米装置10は、図4に示す如く、コイン精米所70の側方に隣接し独立して設置されている。
【0026】
コイン精米所70は、図示は省略するが、建屋内に機械室及び操作室が設けられている。機械室内には籾摺機及び精米機が配置されており、また、操作室内には米粒を投入するための供給ホッパ及び操作盤が設けられている。
【0027】
このコイン精米所70を利用する際には、供給ホッパへ米粒(籾または玄米)を投入すると共に操作盤を操作すると、投入された米粒が籾の場合はそのまま籾摺機へ供給されて籾摺り処理された後に、精米機で精米処理され白米となって取り出される。一方、処理する(供給ホッパへ投入した)米粒が玄米の場合には、直接精米機へ供給され、同様に精米処理され白米となって取り出される。
【0028】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0029】
上記構成の自動研米装置10を利用する際には、コインをコイン金額識別部30の投入口34へ投入するか、カードをカード度数識別部32の挿入口36へ挿入すると共に、張込みホツパ14へ白米H(籾米あるいは玄米を精米したままのもの)を投入する。次いで、運転スイツチ(スタートボタン)を操作すると、張込みホツパ14のスクリユウコンベア15、研米機38、及び昇降機42の各駆動モータが作動されて運転が開始される。
【0030】
運転が開始されると、張込みホツパ14へ投入された前記白米Hは、スクリユウコンベア15によって研米機38へ供給され、この研米機38によって、この研米機38によって、当該白米Hの表面に付着している糖粉が取り除かれ、光沢のあるきれいな無洗白米MH(水で洗うことなく、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる白米)とされる。
【0031】
また、この研米機38による研米処理の際に発生する糠粉は、糠回収機24によって回収されて糠袋25に集積される。
【0032】
一方、研米機38によって処理された無洗白米MHは、昇降機42によって持ち上げ搬送されて集積タンク26へ送り出され、袋27に集積されて、装置の利用者に提供される。
【0033】
以上の工程が順次実施され、投入されたコインまたは挿入されたカードに応じた所定時間経過した後に装置が停止される。
【0034】
このように、本実施の形態に係る自動研米装置10では、精米されたままの白米Hを更に研米処理して無洗白米MHとし、この無洗白米MHを袋27に集積して装置の利用者に提供することができる。したがって、装置の利用者のニーズに適切に対応することができる。
【0035】
またしかも、この自動研米装置10は、コイン精米所70の側方に隣接して設置されているため、籾あるいは玄米を持ち込んだ利用者であってもその場で直ちにコイン精米所70で精米処理して白米Hとし、しかる後に直ちに当該白米Hを研米処理して、無洗白米MHを得ることができる。したがって、装置の利用者のニーズに一層広範囲に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る自動研米装置は、精米したままの白米をその後に水で洗う(研ぐ)手間が不要でそのまま炊飯でき、またはさっと軽く洗うだけで炊飯できる無洗白米として装置の利用者に提供することができるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の概略全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の操作パネルの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の制御装置の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動研米装置の設置状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 自動研米装置
14 張込みホツパ
38 研米機
42 昇降機
H 白米
MH 無洗白米
Claims (2)
- 精米処理された後の白米を張り込むための張り込みホッパと、
装置内に投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカードに応じて所定時間作動することにより、前記張り込みホッパに張り込まれた前記白米を受け取り前記白米を更に研いで当該白米表面に付着している糠粉を取り除く研米機と、
を備えたことを特徴とする自動研米装置。 - 装置内に投入された米粒を精米処理する精米装置に、隣接して設置した、
ことを特徴とする請求項1記載の自動研米装置。
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JP2002369331A JP2004195409A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 自動研米装置 |
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2002
- 2002-12-20 JP JP2002369331A patent/JP2004195409A/ja active Pending
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