JP2004195349A - 有害物質分解除去フィルターおよびバグフィルター - Google Patents

有害物質分解除去フィルターおよびバグフィルター Download PDF

Info

Publication number
JP2004195349A
JP2004195349A JP2002366355A JP2002366355A JP2004195349A JP 2004195349 A JP2004195349 A JP 2004195349A JP 2002366355 A JP2002366355 A JP 2002366355A JP 2002366355 A JP2002366355 A JP 2002366355A JP 2004195349 A JP2004195349 A JP 2004195349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
filter
harmful substances
gas
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002366355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4029029B2 (ja
Inventor
Kazuyo Fujisawa
和代 藤澤
Takeshi Miyaji
健 宮地
Gentaro Takasuka
玄太郎 高須賀
Nobuyasu Kanda
伸靖 神田
Shinseki Itaya
真積 板谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2002366355A priority Critical patent/JP4029029B2/ja
Publication of JP2004195349A publication Critical patent/JP2004195349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4029029B2 publication Critical patent/JP4029029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、触媒の脱落がほとんどなく、ガス中の有害物質を確実に除去することができ、長期間に渡って使用可能な有害物質分解除去フィルターおよびバグフィルターを提供すること。
【解決手段】表裏に連通した空孔を有するシート11に、ガス21中の有害物質24を分解除去する触媒19を坦持した触媒層を有することを特徴とする。また、ろ布13または前記触媒層に接触して多孔質膜12を配置することもでき、さらに、前記触媒層を中心として、その表裏に多孔質膜12を接触して配置させ、前記多孔質膜の外側にろ布13を接触して配置することもできる。これにより、触媒の脱落、特に重力方向への触媒の脱落が防止され、長期間に渡って触媒の坦持状態を維持することができ、これにより高い有害物質分解除去機能をも維持することが可能である。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市ゴミ焼却施設、汚泥焼却施設、産業廃棄物焼却施設、汚泥土壌処理設備等の排ガス処理設備などから排出されるガスに含まれる有害物質を分解除去する有害物質分解除去フィルターおよびバグフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ゴミ焼却炉、汚泥焼却施設、産業廃棄物焼却施設、汚泥土壌処理設備等の排ガス処理設備などから排出されるガスには、ダスト(煤塵)や、窒素酸化物,硫黄酸化物,一酸化炭素,ダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの有害物質が含まれている。このようなガスを処理する手段として、例えば、以下のようなフィルターが報告されている。
【0003】
(1)触媒を繊維に着けたろ布の煤塵側(上流側)表面に、テトラフルオロエチレン樹脂連続多孔質膜を備えたバグフィルターがある(例えば、特許文献1参照)。このバグフィルターにおいては、テトラフルオロエチレン樹脂連続多孔質の薄い膜が煤塵側(上流側)への触媒の脱落を防止するとともに、ダスト等による触媒の汚損を防止する作用が得られることが記載されている。
しかし、該バグフィルターはその表面に堆積したダストを払い落とす逆洗処理時や通常使用状態時に、触媒が清浄側(下流側)に脱落しやすいという欠点がある。また、ろ布内での重力方向(すなわち、鉛直方向)への触媒の脱落規制手段については特に記載されておらず、触媒は繊維状のろ布内を重力方向に脱落してしまうことがある。これにより、逆洗処理回数や使用時間が多くなるほど有害物質の分解能が低下してしまう。
【0004】
(2)内部に微粒子状の排ガス処理剤を坦持した織布または不織布からなるろ布の片面または両面に、多孔質体膜を密着させたバグフィルターがある(例えば、特許文献2参照)。このバグフィルターにおいては、ろ布の表面に密着させた多孔質体膜によって、逆洗時における排ガス処理剤の脱落を防止するとともに、ダスト等による触媒の汚損を防止する作用が得られることが記載されている。
しかし、ろ布の両面に多孔質体膜を密着させたとしても、このバグフィルターではその表面に堆積したダストを払い落とす逆洗処理時や通常使用状態時に、触媒が脱落しやすいという欠点がある。特に、ろ布内での重力方向(すなわち、鉛直方向)への触媒の脱落規制手段については記載されておらず、触媒は織布または不織布からなるろ布内を重力方向に脱落してしまうことがある。また、ろ布の外側に多孔質体膜を設けているため、破損し易いという欠点がある。これにより、逆洗処理回数や使用時間が多くなるほど有害物質の分解能が低下してしまう。
【0005】
(3)基布を触媒スラリと接触させて乾燥させることにより活性微粒子を坦持した基布の両側をフィルター材で狭持したバグフィルターがある(例えば、特許文献3参照)。
この場合も基布内での重力方向(すなわち、鉛直方向)への触媒の脱落規制手段については記載されておらず、基布内を重力方向に脱落してしまうことがある。これにより、逆洗処理回数や使用時間が多くなるほど有害物質の分解能が低下してしまう。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−230119号公報
【特許文献2】
特開平11−309317号公報
【特許文献3】
特開平11−244636号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような実情に鑑みなされたものであって、その課題は触媒の脱落がほとんどなく、ガス中の有害物質を確実に除去することができ、長期間に渡って使用可能な有害物質分解除去フィルターおよびバグフィルターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層を有することを特徴とする。
【0009】
この特徴によれば、ガス中の有害物質を分解除去する触媒がシートの空孔内に入り込むため、当該触媒が重力方向に脱落することがなく、触媒の坦持状態を長期間に渡って維持することができる。
また、触媒が入り込む空孔はシートの表裏に連通しているため、ガスがこの空孔を通過することができるとともに、ガスが当該空孔を通過する際に触媒と接触することによって有害物質を確実に分解して除去することができる。
【0010】
また、本発明の第2の態様は、表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層と、ろ布層と、を有することを特徴とする。
【0011】
この特徴によれば、ガス中の有害物質を分解除去する触媒がシートの空孔内に入り込むため、当該触媒が重力方向に脱落することがなく、触媒の坦持状態を長期間に渡って維持することができる。
また、触媒が入り込む空孔はシートの表裏に連通しているため、ガスがこの空孔を流通することができるとともに、ガスが当該空孔を通過する際に触媒と接触することによって有害物質を確実に分解して除去することができる。
また、ろ布を触媒層の上流側に配置した場合には、ガス中のダスト等を確実に捕捉して除去することによりダスト等による触媒の汚損を防止することができ、触媒の分解能を長期間維持することができる。また、ろ布層を設けることにより有害物質分解除去フィルター全体としての強度を高めることができるとともに、触媒の脱落防止を間接的に補完することができる。また、ろ布層を触媒層に接触して設けた場合には触媒の脱落を直接的に規制することができる。
【0012】
また、本発明の第3の態様は、表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層と、前記触媒層に接触して配置された多孔質膜層と、を有することを特徴とする。
【0013】
この特徴によれば、ガス中の有害物質を分解除去する触媒がシートの空孔内に入り込むため、当該触媒が重力方向に脱落することがなく、触媒の坦持状態を長期間に渡って維持することができる。
また、触媒が入り込む空孔はシートの表裏に連通しているため、ガスがこの空孔を流通することができるとともに、ガスが当該空孔を通過する際に触媒と接触することによって有害物質を確実に分解して除去することができる。
【0014】
また、多孔質膜を触媒層の上流側に配置した場合には、触媒の上流側への脱落を防止することができるとともに、ガス中のダスト等を確実に捕捉して除去することにより、ダスト等による触媒の汚損を防止することができ、触媒の分解能を長期間維持することができる。また、多孔質膜を触媒層の下流側に配置した場合には、触媒の下流側への脱落を防止することができる。
【0015】
また、本発明の第4の態様は、表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した中心層としての触媒層と、前記触媒層の表裏に接触して配置された多孔質膜層と、前記多孔質膜層に接触して配置された最外層としてのろ布層と、を有することを特徴とする。
【0016】
この特徴によれば、ガス中の有害物質を分解除去する触媒がシートの空孔内に入り込むため、当該触媒が重力方向に脱落することがなく、触媒の坦持状態を長期間に渡って維持することができる。
また、触媒が入り込む空孔はシートの表裏に連通しているため、ガスがこの空孔を流通することができるとともに、ガスが当該空孔を通過する際に触媒と接触することによって有害物質を確実に分解して除去することができる。
【0017】
また、触媒層の表裏に接触して配置された多孔質膜層によって、逆洗時などにおける触媒の脱落、特に上流側及び下流側(すなわち、水平方向)への脱落が防止され、長期間に渡って触媒の坦持状態を維持することができる。
【0018】
また、最外層にはろ布層が配置されているので、有害物質分解除去フィルター全体としての強度を高めることができるとともに、その内側に配置されている多孔質膜層をダストや逆洗時のパルスジェットなどから保護することができ、当該多孔質膜層の破損などの虞がない。また、当該ろ布層および多孔質膜層によってガス中のダスト等を捕捉して除去することができるため、触媒がダスト等によって汚損される虞がなく、長期間に渡り触媒の有害物質分解能を維持することができる。
【0019】
すなわち、本発明の有害物質分解除去フィルターにおいては、触媒の脱落がほとんどないとともに、触媒が汚損される虞もないため、長期間に渡り有害物質を分解除去することができる長寿命なフィルターである。
【0020】
また、本発明の第5の態様は、前記第1から第4のいずれかの態様において、前記シートは、耐熱性樹脂,耐熱性繊維,セラミックス,金属,または金属酸化物のいずれかから構成されていることを特徴とする。
【0021】
この特徴によれば、シートとして、耐熱性樹脂,耐熱性繊維,セラミックス,金属,または金属酸化物のいずれかから構成されることにより、充分な耐熱性が得られる。
【0022】
また、本発明の第6の態様は、前記第1から第4のいずれかの態様において、前記触媒は、Ti,Si,Al,Zr,Au,Pt,Ag,Cr,Mo,V,W,Co,Cu,Fe及びMnからなる群から選ばれる1種または複数種の金属の酸化物を含有することを特徴とする。
【0023】
この特徴によれば、触媒として、Ti,Si,Al,Zr,Au,Pt,Ag,Cr,Mo,V,W,Co,Cu,Fe及びMnからなる群から選ばれる1種または複数種の金属の酸化物を使用することにより、ガスに含まれる窒素酸化物,硫黄酸化物,一酸化炭素,ダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの有害物質を確実に分解して除去することができる。
【0024】
また、本発明の第7の態様は、前記第1から第4のいずれかの態様において、前記触媒は、V,W及びTiの酸化物を含有することを特徴とする。
【0025】
この特徴によれば、触媒として、V,W及びTiの酸化物を使用することにより、ガスに含まれる窒素酸化物,硫黄酸化物,一酸化炭素,ダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの有害物質を確実に分解して除去することができる。
【0026】
また、本発明の第8の態様は、前記第2または第4の態様において、前記ろ布は、ガラスの織布,またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリアミド,ポリフェニレンサルファイト(PPS),メタアミド,ポリエステル,ポリイミド,アクリル,ポリエチレンのいずれかからなる不織布から構成されていることを特徴とする。
【0027】
この特徴によれば、ろ布として、ガラスの織布、またはPTFE,ポリアミド,PPS,メタアミド,ポリエステル,ポリイミド,アクリル,ポリエチレンのいずれかからなる不織布から構成されることにより、充分な強度が得られるとともに、ガス中のダストを確実に除去することができ、また充分な耐熱性が得られる。
【0028】
また、本発明の第9の態様は、前記第3または第4の態様において、前記多孔質膜は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリイミド,フッ素樹脂,ポリエーテルエーテルケトン,ガラス,ガラス及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリフェニレンサルファイト(PPS),または耐熱ナイロンのいずれかから構成されていることを特徴とする。
【0029】
この特徴によれば、多孔質膜層として、PTFE,ポリイミド,フッ素樹脂,ポリエーテルエーテルケトン,ガラス,ガラス及びPTFE,PPS,または耐熱ナイロンのいずれかから構成されることにより、ガス中のダストを確実に除去することができるとともに、充分な耐熱性が得られる。
【0030】
また、本発明の第10の態様は、前記第1から第9のいずれかの態様に記載されている有害物質分解除去フィルターを有するバグフィルターである。
【0031】
この特徴によれば、都市ゴミ焼却施設、汚泥焼却施設、産業廃棄物焼却施設、汚泥土壌処理設備等の排ガス処理設備においてバグフィルターとして使用することにより、これらの施設から排出されるガスに含まれる有害物質を効率よく、かつ確実に除去することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る有害物質分解除去フィルターの一実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る有害物質分解除去フィルターの要部断面図である。
本実施形態に係る有害物質分解除去フィルター10は、表裏に連通した空孔を有するシート11にガス中の有害物質を分解除去する触媒19を坦持した中心層としての触媒層と、前記触媒層の表裏に接触して配置された多孔質膜層12と、多孔質膜層12の外側に配置された最外層としてのろ布層13とを有している。
【0033】
本発明に使用できるシート11としては、表裏につながる仕切り壁によって表裏に連通した空孔(空間部)が形成され、その空孔に触媒を坦持可能なもの、すなわち様々な形状をした空孔がシートの表裏に連通した蜂の巣構造(ハニカム)または格子構造のものを使用することができる。このシート11は、例えば、耐熱性樹脂,耐熱性繊維(例えば、ポリイミド,テトラフルオロエチレン〔PTFE〕,フッ素樹脂,ポリアミドイミド,ポリエーテルエーテルケトン,ポリフェニレンサルファイト〔PPS〕,ポリパラフェニレンベンゾビスオサゾール等から形成される繊維),セラミックス,金属,金属酸化物等から構成された耐熱性を有するものを用いることができる。
【0034】
シート11の目開きは、触媒19を坦持可能な範囲で設定することができ、例えば、100〜20000μm程度とすることができる。また、厚みは、ガス中の有害物質を分解するための充分量の触媒を坦持することができる範囲で設定することができ、例えば、100〜10000μm程度であればよく、100〜1000μm程度であればより好ましい。
【0035】
上記シート11に触媒19を坦持することにより触媒19が空孔の内部に入り込むため、パルスジェット式の逆洗によっても触媒19の重力方向(すなわち、鉛直方向)への脱落を防止することができ、触媒19の坦持状態を長期間に渡って維持することができる。また、空孔がシート11の表裏に連通しているため、ガスがこの空孔を通過することができ、圧力損失を生じることがほとんどない。また、ガスが空孔を通過する際に触媒19と接触することにより、有害物質を確実に分解し、除去することができる。
【0036】
本発明に使用できる有害物質を分解除去する触媒19としては、ガスに含まれるダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの有害物質を有効に分解することができるものであれば制限なく使用することができる。より具体的には、例えば、チタン(Ti),ケイ素(Si),アルミニウム(Al),ジルコニウム(Zr),金(Au),白金(Pt),銀(Ag),クロム(Cr),モリブデン(Mo),バナジウム(V),タングステン(W),コバルト(Co),銅(Cu),鉄(Fe),マンガン(Mn)等の金属の酸化物を含有するものを使用することができる。
【0037】
これらの中で、チタン(Ti),ケイ素(Si),アルミニウム(Al),ジルコニウム(Zr)等の金属の酸化物を担体として使用し、それに金(Au),白金(Pt),銀(Ag),クロム(Cr),モリブデン(Mo),バナジウム(V),タングステン(W),コバルト(Co),銅(Cu),鉄(Fe),マンガン(Mn)等の金属の酸化物を坦持させたものが好ましい。特に、チタン(Ti),バナジウム(V)及びタングステン(W)の酸化物を含有するもの、すなわち、二酸化チタン(TiO),五酸化バナジウム(V),及び三酸化タングステン(WO)を含有するものがより好ましい。
【0038】
これらの金属酸化物はガス中の有害物質、特にダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの有害物質に対する触媒分解能が高いため、ガスからこれらの有害物質を確実に除去することができる。もちろん、これらの金属酸化物において有機ハロゲン化合物以外の有害物質、例えば、窒素酸化物,硫黄酸化物,一酸化炭素なども分解して除去することが可能である。
【0039】
上記金属酸化物の触媒19は、例えばジェット粉砕により処理した粉末状のものが好ましい。触媒の粒子径は、平均粒子径0.01〜500μm程度が好ましく、0.1〜100μm程度であればより好ましく、0.1〜10μm程度であれば最も好ましい。触媒の粒子径が上記範囲であると、ダイオキシン類等の有害物質に対する分解触媒能を充分に発揮でき、また有害物質との接触機会が増加するため有害物質の分解を効率的に行うことができるとともに、前記シート11の空孔の内部に入り込み脱落しにくい状態で坦持させることができる。
【0040】
また、触媒として上記金属酸化物とともに硫黄(S)および/またはリン(P),またはこれらの化合物を含有するものを用いることもできる。触媒に硫黄(S)および/またはリン(P),またはこれらの化合物が微量含まれることにより、ダイオキシン類などの有機ハロゲン化合物の触媒分解作用をより一層向上させることが可能である。
【0041】
これらの触媒19のシート11への坦持量は、有害物質を有効に除去できるとともに、所定のガス通過量を確保できる範囲で設定することができ、例えばシート11の空孔容積の50〜70%程度とすることができる。また、シート11の単位面積を基準とすると100g/m以上、好ましくは100〜500g/m、最も好ましくは200〜400g/mとすることができる。触媒19の坦持量が上記範囲であると、触媒による有害物質の除去を効率的に行うことができるとともに、触媒19を坦持したシート11において所定のガス通過量を維持することができ、圧力損失の発生を抑制することができる。
【0042】
本発明に使用できるろ布13としては、ガスに含まれるダストを捕捉して除去することができるものを使用できる。より具体的には、例えば、ガラス繊維,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリアミド,ポリフェニレンサルファイド(PPS),メタアミド,ポリエステル,ポリイミド,アクリル,ポリプロピレン等からなる織布または不織布を用いることができる。織布としては、これらの繊維を朱子織り,平織り,綾織,崩綾織り,二重織り,三重織りなどで織り込んだものを例示できる。
【0043】
上記ろ布13により、ガスに含まれるダストを捕捉して除去することができ、触媒19がダストによって汚損されることを防止することができる。また、本実施形態に係る図1に示すように、ろ布層13を最外層として表裏2層設ける場合には、フィルター全体として所定のガス通過量が得られるようにそれぞれのろ布厚を従来よりも薄く設定することが好ましい。これにより、圧力損失の発生を抑制することが可能となり、フィルターとして適切に使用することができる。
また、多孔質膜12の外側にろ布13を配置することにより、比較的破損しやすい多孔質膜12を保護することができる。これにより、パルスジェット式の逆洗などによって衝撃が付与されても多孔質膜12が破損される虞がない。
【0044】
本発明に使用できる多孔質膜12としては、前記シート11に坦持された触媒19及びガス中のダストの径よりも小径の微細孔を有し、かつ、所定の耐熱性を備えたフィルム状のものを使用することができる。より具体的には、例えば、ポリイミド,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),フッ素樹脂,ポリアミドイミド,ポリエーテルエーテルケトン,ガラス,ガラスとポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポリフェニレンサルファイド(PPS),耐熱ナイロンなどからなるものを用いることができる。
【0045】
当該多孔質膜12を、触媒19を坦持したシート11に密接させることにより、触媒よりも小径の微細孔を有する多孔質膜12によって触媒が下流側または上流側(すなわち、水平方向)に脱落することがほとんどなく、触媒を確実にシート11に坦持させておくことができる。また、ダストの径よりも小径の微細孔を有する多孔質膜12によって、ろ布13で除去されなかった微細なダストも除去されるため、触媒19がダスト等によって汚損される虞がない。従って、長期間に渡って触媒の坦持量および有害物質分解能を維持することができる。
【0046】
多孔質膜の密着方法としては、公知に属する任意のラミネート方法または熱圧着方法が望ましい。多孔質膜は、シートまたはろ布のどちらに密着させても良い。また、シートとろ布、多孔質膜が密着したシートとろ布、または多孔質膜が密着したろ布とシート、の接着方法は、例えばキルト加工により行うことができる。
【0047】
キルト加工の場合には針穴が形成されるため、シリコン系などの接着剤を用いて当該針穴をコーチングすることが好ましい。これにより、針穴を介したダストの有害物質分解除去フィルター内部への入り込みや触媒の脱落を防止することができる。
【0048】
また図1においては、触媒19を坦持したシート11の両側に多孔質膜12を配置し、さらにその外側にろ布13を配置した構成としてが、多孔質膜12の一方もしくは両方を省略してシート11にろ布13を接触して設けてもよく、またろ布13の一方を省略した構成とすることもできる。
【0049】
本発明の有害物質分解除去フィルターは、例えば図2に示すような排ガス処理施設のバグフィルター式集塵装置におけるバグフィルターとして用いることができる。
排ガス処理施設30は主要な構成として、焼却炉31,水冷減温装置32,バグフィルター式集塵装置33,送風機34,および排気塔35を備えており、さらにバグフィルター式集塵装置33の上流位置には脱塩剤や剥離剤等の供給手段としての噴霧装置36が設けられている。
【0050】
焼却炉31でゴミ等の焼却により発生する排ガスは、水冷減温装置32に送られて所定の温度(例えば、120〜300℃)まで冷却された後、本発明の有害物質分解除去フィルターを備えたバグフィルター式集塵装置33へ送られる。このバグフィルター式集塵装置33の上流位置の煙道では、噴霧装置36によりバグフィルター式集塵装置33へ送られてくる排ガスに脱塩剤,剥離剤,活性炭等を供給できるようになっている。
【0051】
ここで、図3に本発明の有害物質分解除去フィルターをバグフィルターとして使用した際の状態を示す。
上流側から送られた排ガス21に含まれるダスト23は、有害物質分解除去フィルター10の最外層であるろ布層13で捕捉されて除去される。また、固形物質であるダスト23に付着しているダイオキシン類、いわゆる固相ダイオキシン類についても、このろ布層13によって除去される。そして、除塵された排ガス21が触媒層を通過する際に、シート11に坦持された触媒19と接触する。これにより排ガス21に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物、一酸化炭素、ダイオキシン類に代表される有機ハロゲン化合物などの気相中の有害物質24が分解されて除去される。すなわち、固相および気相に存在する有機ハロゲン化合物を確実に除去することができるようになっている。こうして、排ガス21は有害物質分解除去フィルター10を通過した後、清浄ガス22となる。
【0052】
なお、噴霧装置36から脱塩剤等を排ガスに添加した場合には、排ガス21に含まれる塩化水素ガスや窒素酸化物、硫黄酸化物等の有害物質24がアルカリ性反応剤によって脱塩,脱硝,脱硫されて中和反応物が生成され、この中和生成物はダスト23と同様にろ布13によって捕捉されて除去される。もちろん、脱塩剤や中和生成物等に付着しているダイオキシン類についてもろ布13によって除去される。
【0053】
また、剥離剤を含む場合には、ダスト23によるろ布13の目詰まりが防止される。また活性炭を含む場合には、排ガス21に含まれる有機ハロゲン化合物等を吸着して除去することができる。
【0054】
【実施例】
ここで、実施例等を挙げて本発明についてより詳細に説明するが、本発明はこれらになんら限定されるものではない。
【0055】
実施例
<有害物質分解除去フィルターの作成>
ポリアミドから構成され、目開き5mm、厚さ100μmに形成されたシートに、平均粒子径10μm以下の五酸化バナジウム(V)、二酸化タングステン(WO)及び二酸化チタン(TiO)からなる金属酸化物触媒を350g/mとなるように坦持させて中心層としての触媒層を調整した。この触媒層の両面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から構成された多孔質膜を密着し、この多孔質膜のさらに外側に最外層としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の不織布からなるろ布を配置して、キルト加工により図1と同様の有害物質分解除去フィルターを作成した。
【0056】
<評価方法>
試験用バグフィルター装置に上記のように作成した有害物質分解除去フィルターを取り付け、(1)所定逆洗回数後における触媒保持率、及び(2)9000回の逆洗後における分解性能変化率を評価した。
【0057】
(1)触媒保持率
下記の条件において、3000回,6000回,9000回のパルスジェット方式逆洗後における触媒保持量を測定し、これらを初期を基準とした触媒保持率として図4に示した。
パルス圧:0.3MPa
ガス流量:1m/min
温度:200℃
【0058】
(2)分解性能変化率
下記の条件において、初期の分解性能(初期性能:作成した有害物質分解除去フィルターそのもの)と、9000回のパルスジェット方式逆洗後における有害物質の分解率を測定し、初期性能と9000回逆洗後の分解性能の変化率を図5に示した。
【0059】
ガス流量:1m/min
温度:200℃
ガス組成:酸素10%,水分25%(残り窒素)
ダイオキシン類代替物質(指標物質):o−クロロフェノール(o−CP)
指標物質濃度:30mg/h
【0060】
比較例
<有害物質分解除去フィルターの作成>
平均粒子径10μm以下の五酸化バナジウム(V)、二酸化タングステン(WO)及び二酸化チタン(TiO)からなる金属酸化物触媒の水スラリを基布に含浸させて350g/mとなるように当該金属酸化物触媒を坦持させた後、乾燥させて中心層としての触媒層を調整した。この触媒層の両面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から構成されたろ布を配置して有害物質分解除去フィルターを作成した。
【0061】
<評価方法>
実施例と同様にして、(1)所定逆洗回数後における触媒保持率、及び(2)9000回の逆洗後における分解性能変化率を評価した。結果をそれぞれ図4及び図5に示した。
【0062】
<結果>
本実施例に係る有害物質分解除去フィルターでは、9000回の逆洗を行った後でも初期の97%以上の触媒が保持されていた。一方、本比較例に係る有害物質分解除去フィルターでは、9000回の逆洗を行った後では84%程度の触媒しか保持されていなかった。このことから、本発明に係る有害物質分解除去フィルター(実施例)では、触媒の脱落がほとんどなく、長期間に渡って触媒の坦持状態を維持できることが判った。
【0063】
また、初期性能と逆洗9000回後との、指標物質であるo−クロロフェノール(o−CP)の分解性能の変化率については、本実施例に係る有害物質分解除去フィルターでは96%程度の変化率が得られた。一方、本比較例に係る有害物質分解除去フィルターでは84%程度の変化率しか得られなかった。これは、本比較例に係る有害物質分解除去フィルターでは逆洗によって触媒が脱落したことにより有害物質の分解能が低下したためと思われる。
これらの結果から、本発明に係る有害物質分解除去フィルターは、触媒の脱落がほとんどなく長期間に渡って有害物質を有効に分解可能な有害物質分解除去フィルターであり、バグフィルターとして好適に用いることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表裏に連通した空孔を有するシートに触媒を坦持させているため、触媒が重力方向に脱落することがないとともに、当該シートに接触して配置した多孔質膜によって水平方向への脱落が防止される。従って、長期間に渡って触媒を坦持することができ、有害物質を有効に分解可能な有害物質分解除去フィルターであり、またこれはバグフィルターとして好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る有害物質分解除去フィルターの要部断面図である。
【図2】排ガス処理装置の一例を示した概略構成図である。
【図3】本発明の有害物質分解除去フィルターをバグフィルターとして使用した際における排ガス処理状態を示した概略構成図である。
【図4】実施例および比較例に係る触媒保持率を示したグラフ図面である。
【図5】実施例および比較例に係る分解性能変化率を示したグラフ図面である。
【符号の説明】
10 有害物質分解除去フィルター
11 シート
12 多孔質膜
13 ろ布
19 触媒
21 有害物質等を含むガス(排ガス)
22 清浄ガス
23 ダスト
24 有害物質
30 排ガス処理装置
31 焼却炉
32 水冷減温装置
33 バグフィルター式集塵装置
34 送風機
35 排気塔
36 噴霧装置

Claims (10)

  1. 表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層を有することを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  2. 表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層と、
    ろ布層と、を有することを特徴とする有害物質分解除去フィルター。
  3. 表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した触媒層と、
    前記触媒層に接触して配置された多孔質膜層と、を有することを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  4. 表裏に連通した空孔を有するシートにガス中の有害物質を分解除去する触媒を坦持した中心層としての触媒層と、
    前記触媒層の表裏に接触して配置された多孔質膜層と、
    前記多孔質膜層に接触して配置された最外層としてのろ布層と、を有することを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記シートは、耐熱性樹脂,耐熱性繊維,セラミックス,金属,または金属酸化物のいずれかから構成されていることを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記触媒は、Ti,Si,Al,Zr,Au,Pt,Ag,Cr,Mo,V,W,Co,Cu,Fe及びMnからなる群から選ばれる1種または複数種の金属の酸化物を含有することを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記触媒は、V,W及びTiの酸化物を含有することを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  8. 請求項2または請求項4において、前記ろ布は、ガラスの織布,またはポリテトラフルオロエチレン,ポリアミド,ポリフェニレンサルファイト,メタアミド,ポリエステル,ポリイミド,アクリル,ポリエチレンのいずれかからなる不織布から構成されていることを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  9. 請求項3または請求項4において、前記多孔質膜は、ポリテトラフルオロエチレン,ポリイミド,フッ素樹脂,ポリエーテルエーテルケトン,ガラス,ガラス及びポリテトラフルオロエチレン,ポリフェニレンサルファイト,または耐熱ナイロンのいずれかから構成されていることを特徴とする、有害物質分解除去フィルター。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載されている有害物質分解除去フィルターを有するバグフィルター。
JP2002366355A 2002-12-18 2002-12-18 バグフィルター Expired - Fee Related JP4029029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002366355A JP4029029B2 (ja) 2002-12-18 2002-12-18 バグフィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002366355A JP4029029B2 (ja) 2002-12-18 2002-12-18 バグフィルター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004195349A true JP2004195349A (ja) 2004-07-15
JP4029029B2 JP4029029B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=32763583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002366355A Expired - Fee Related JP4029029B2 (ja) 2002-12-18 2002-12-18 バグフィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4029029B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022858A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Nitto Denko Corp バグフィルタ用濾材の製造方法、この方法に用いるポリテトラフルオロエチレン多孔質膜およびバグフィルタ用濾材
JP2013177658A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Central Research Institute Of Electric Power Industry 多孔質構造体及びその製造方法
JP2013184986A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Central Research Institute Of Electric Power Industry 燃料ガス精製装置、発電システム及び燃料合成システム
JP5496381B1 (ja) * 2013-02-28 2014-05-21 泉株式会社 バグフィルター用濾過布およびそれを用いたバグフィルター装置
JP2019155295A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 三菱重工業株式会社 ろ布、バグフィルタ、これを備えるガス処理設備、及びろ布の製造方法
JP2021021503A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 住友重機械工業株式会社 排ガス処理装置及び排ガス処理方法
JP2021512776A (ja) * 2017-11-17 2021-05-20 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティドW.L. Gore & Associates, Incorporated 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022858A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Nitto Denko Corp バグフィルタ用濾材の製造方法、この方法に用いるポリテトラフルオロエチレン多孔質膜およびバグフィルタ用濾材
JP2013177658A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Central Research Institute Of Electric Power Industry 多孔質構造体及びその製造方法
JP2013184986A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Central Research Institute Of Electric Power Industry 燃料ガス精製装置、発電システム及び燃料合成システム
JP5496381B1 (ja) * 2013-02-28 2014-05-21 泉株式会社 バグフィルター用濾過布およびそれを用いたバグフィルター装置
WO2014133016A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 泉株式会社 バグフィルター用濾過布およびそれを用いたバグフィルター装置
JP7095088B2 (ja) 2017-11-17 2022-07-04 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体
JP7382455B2 (ja) 2017-11-17 2023-11-16 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体
JP2022130511A (ja) * 2017-11-17 2022-09-06 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体
JP2021512776A (ja) * 2017-11-17 2021-05-20 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティドW.L. Gore & Associates, Incorporated 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体
WO2019176617A1 (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 三菱重工業株式会社 ろ布、バグフィルタ、これを備えるガス処理設備、及びろ布の製造方法
JP7064910B2 (ja) 2018-03-14 2022-05-11 三菱重工業株式会社 ろ布、バグフィルタ、及びこれを備えるガス処理設備
JP2019155295A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 三菱重工業株式会社 ろ布、バグフィルタ、これを備えるガス処理設備、及びろ布の製造方法
JP2021021503A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 住友重機械工業株式会社 排ガス処理装置及び排ガス処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4029029B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7382455B2 (ja) 触媒的混合マトリックス膜層を含む多層複合体
JP2012086217A (ja) 化学的に活性なフィルター材料
JP4029029B2 (ja) バグフィルター
JPH0883772A (ja) 原料ガスとしてテトラエトキシシラン又はモノシランを使用する化学蒸着装置から排出される排ガスの無害化処理方法及びその装置
JPH05154345A (ja) 廃ガスからばい塵および有機化合物類を除去する方法
JP4582475B2 (ja) フェルトの製造方法
JPH04363116A (ja) 排ガス処理装置
JP2003275515A (ja) 有害物質除去フィルターおよびバグフィルター
JPH0698268B2 (ja) 排ガス処理装置
JP2001246209A (ja) ガス透過体、その製造方法、及び除塵装置
JP2005007384A (ja) フィルター材料の製造方法、フィルター材料、バグフィルター及び排ガス処理方法
JP2006061796A (ja) 触媒フィルター材
CN217068375U (zh) 过滤材料及使用该过滤材料的袋式过滤器
JPH01293123A (ja) 燃焼排ガスの総合的処理方法
JPH05217A (ja) 排ガス処理装置及び排ガス処理方法
JP2004298744A (ja) 排ガス処理設備及び排ガス処理方法
JP2002248322A (ja) 排ガス処理方法
JP2000237538A (ja) 光触媒空気浄化装置
JP3971578B2 (ja) 排ガス処理装置
JP2002210328A (ja) 排ガスの処理方法及び処理装置
US12016982B2 (en) Filter and filtering system including the same
JP4246412B2 (ja) 排ガス処理触媒およびそれを用いた排ガス浄化方法
US20220339471A1 (en) Multi-layer filtration system and filter unit comprising same
KR100818866B1 (ko) 여과포의 재생 방법과 재생 여과포
JPH0649135B2 (ja) 排ガス処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees