JP2004193766A - 映像配信表示システム、映像配信システム、映像表示システム、および映像配信方法 - Google Patents

映像配信表示システム、映像配信システム、映像表示システム、および映像配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数台のカメラによって撮影された映像を、狭いネットワークの帯域を介してかつ簡単な操作によって視聴者に配信する。
【解決手段】映像配信システム10に、テレビカメラ13で撮影される各映像を入力する信号入力部111と、入力された各映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像を生成するマルチ映像生成部115と、各映像のうちユーザが要求する映像をそのユーザの映像表示システムに送信するデータ送信部124と、を設け、映像表示システムに、映像配信システムから映像とマルチ映像とを受信するデータ受信部と、受信したマルチ映像を表示するディスプレイ装置と、マルチ映像の各分割領域に配置される各映像のうち配信を希望する映像を示す要求情報を映像配信システムに送信するユーザコマンド送信部と、受信した映像を表示するディスプレイ装置22と、を設ける。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のビデオカメラで撮影された映像を配信しまたは表示するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、競技場やコンサートホールなどで開催されているスポーツの試合や公演などのイベントの模様を、入場できない人たちのために、その人たちを集めたイベント用のホール、体育館、またはスポーツファンのパブ(いわゆるスポーツパブ)などの会場に設置されている大画面のディスプレイ装置に表示して見せるサービスが行われている。
【0003】
このディスプレイ装置に表示される映像は、テレビ放送局または番組制作会社などによって編集されたものである。したがって、その映像には、制作ディレクタやイベントの主催者などの意思が反映されることがほとんどである。例えば、一般に、XチームとYチームとが対戦するサッカーの試合においてXチームがホームチーム(主催チーム)である場合は、Xチームが中心となるように編集が行われる。つまり、複数台のカメラ(ビデオカメラ、テレビカメラ)によってXチームおよびYチームの両方の様子が同時に撮影されていても、編集の際に、Xチームを撮影した映像は多く用いられるが、Yチームを撮影した映像はあまり用いられない。
【0004】
このような編集がなされた映像をYチームのファンが集まった会場で見せても、Yチームのファンから高い満足度を得ることはできない。
そこで、視聴者の好みに応じてディスプレイ装置に表示する映像を選べるようにする技術が提案されている。例えば、下記の特許文献1に記載の発明によると、複数台のカメラで撮影された映像を、それぞれに割り当てられたチャンネルによって視聴者のところへ同時に送信する。そして、視聴者は、受信した映像の中から1つを選択し、その映像をテレビに表示させて見ることができる。特許文献2に記載の発明によると、視聴者は、自分が選択した撮影拠点にあるカメラで撮影された映像を取得し、見ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−44617号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−218429号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の発明によると、カメラの台数に応じたチャンネル数が必要となるので、カメラが多いほどネットワークの帯域の確保が難しくなり、映像の送信の遅延が生じ、画質が悪くなってしまうなどの不具合が起こりやすくなる。
【0008】
特許文献2に記載の発明によると、視聴者が指定したカメラの映像のみを受信するので、特許文献1に記載の発明に比べて上記のような不具合は起こりにくい。しかし、指定したカメラが視聴者の所望する映像を撮影しているとは限らない。視聴者の所望する映像か否かは、実際にその映像を確認してみないと分からない。したがって、所望する映像を見つけるのに時間と手間が掛かり、操作が煩わしくなってしまう。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑み、複数台のカメラによって撮影された映像を、狭いネットワークの帯域を介してかつ簡単な操作によって視聴者に配信することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る映像配信表示システムは、複数台のビデオカメラによって撮影された映像を配信する映像配信システムと、前記映像を表示する映像表示システムと、を有する映像配信表示システムであって、前記映像配信システムには、前記各映像を入力する映像入力手段と、入力された前記各映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像を生成するマルチ映像生成手段と、前記各映像のうちユーザが要求する映像を示す要求情報を当該ユーザの前記映像表示システムから取得する要求取得手段と、前記マルチ映像と前記要求情報に示される前記映像とを、当該映像を要求したユーザの前記映像表示システムに送信する送信手段と、が設けられ、前記映像表示システムには、前記映像配信システムから前記映像と前記マルチ映像とを受信する受信手段と、受信した前記マルチ映像を表示する第一の表示手段と、前記要求情報として、前記マルチ映像の各分割領域に配置される前記各映像のうち配信を希望する映像を示す要求情報を映像配信システムに送信する要求手段と、受信した前記映像を表示する第二の表示手段と、が設けられてなる。
【0011】
好ましくは、前記映像配信システムには、録画映像を記憶する記憶手段が設けられ、前記映像表示システムには、前記記憶手段に記憶されている前記録画映像のうちのいずれかを指定する指定情報を前記映像配信システムに送信する指定手段が設けられ、前記マルチ映像生成手段は、前記マルチ映像として、前記録画映像に割り当てられた分割領域に前記指定情報に示される前記録画映像が配置されてなるマルチ映像を生成し、前記要求手段は、前記要求情報として、前記マルチ映像の分割領域に配置される前記録画映像を示す要求情報を送信することができ、前記送信手段は、前記要求取得手段が前記要求情報として前記録画映像を示す要求情報を取得した場合は、前記映像として当該要求情報に示される前記録画映像を送信する。
【0012】
または、前記映像表示システムには、前記各ビデオカメラのうちの操作対象であるビデオカメラの動きを指定する操作コマンドを入力するコマンド入力手段と、入力された前記操作コマンドを前記操作対象であるビデオカメラと対応付けて前記映像配信システムに送信するコマンド送信手段と、が設けられ、前記映像配信システムには、前記映像表示システムから前記操作コマンドを受信するコマンド受信手段と、受信した前記操作コマンドに基づいて前記操作対象であるビデオカメラを制御するビデオカメラ制御手段と、が設けられなる。
【0013】
または、前記映像配信システムには、前記要求情報に示される前記映像または前記録画映像を構成するフレームのうちの一部のフレームをそれぞれ、当該フレームとほぼ同じ時刻における、前記マルチ映像を構成するフレームに置き換える、フレーム置換手段が設けられ、前記送信手段は、置き換えられた前記映像または前記録画映像を送信する。
【0014】
または、前記映像表示システムには、前記マルチ映像および前記映像として、当該映像を構成するフレームのうちの一部のフレームがそれぞれ当該フレームとほぼ同じ時刻における、当該マルチ映像を構成するフレームに置き換えられてなる、置換映像が受信された場合に、当該置換映像を前記マルチ映像および前記映像に振り分ける振分手段が設けられてなる。
【0015】
本発明において、各ビデオカメラによって撮影された映像は、例えばアナログの映像信号として映像配信システムに入力される。映像およびマルチ映像は、例えばストリーミングデータとして映像表示システムに送信される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る映像配信表示システム1、映像配信システム10、および視聴システム2の構成の例を示す図、図2は競技場におけるテレビカメラ13の配置の例を示す図、図3はテレビカメラ13A〜13Cによって撮影された映像PGA〜PGCの例を示す図、図4は映像配信システム10の機能的構成の例を示す図、図5は視聴システム2の機能的構成の例を示す図、図6はマルチ映像MGの例を示す図である。
【0017】
本発明に係る映像配信表示システム1は、図1に示すように、映像配信システム10、視聴システム2、およびネットワーク3などによって構成される。映像配信システム10と視聴システム2とは、ネットワーク3を介して互いに接続されている。
【0018】
ネットワーク3として、インターネット、専用線、公衆回線、またはディジタル放送回線などが用いられる。映像配信システム10から視聴システム2へのデータ送信の回線(下り回線)とその逆方向の回線(上り回線)とは別々のものであってもよい。例えば、上り回線としてインターネットを用い、下り回線としてディジタル放送回線を用いてもよい。
【0019】
映像配信システム10は、映像変換装置11、配信制御装置12、および複数台のテレビカメラ13(13A、13B、…)およびマイクロホン14(14A、14B、…)などによって構成され、スポーツの試合、自動車レース、競馬、サーカス、コンサート、演劇、または会議など様々なイベントの模様を撮影し、遠隔地にある会場2Kに映像および音声を配信するための処理を行う。映像配信システム10は、例えば、テレビ局または映像制作会社などによって運営される。会場2Kとして、例えば、公民館、公共ホール、イベント用のホール、体育館、競技場、またはスポーツパブなどの場所が用いられる。
【0020】
各会場2Kには、視聴システム2が1組ずつ設けられている。視聴システム2は、受信装置21、1台または複数台の大型のディスプレイ装置22、ディスプレイ装置22a、および1台または複数台のスピーカ23などによって構成され、会場2Kに訪れた大勢の客に、映像配信システム10から配信される映像および音声を楽しんでもらうことができる。
【0021】
各会場2Kの運営者(以下、「ユーザ」と記載することがある。)は、映像配信システム10から配信される映像および音声を編集することができる。これにより、会場2Kごとにオリジナリティのある番組を客に提供することができる。以下、競技場で行われているチームX対チームYのサッカーの試合を、映像配信システム10によって各会場2Kの視聴システム2へライブ中継し、各会場2Kの客に観戦してもらう場合を例に説明する。
【0022】
試合の撮影は、例えば図2に示すように、3台のテレビカメラ13A、13B、13Cおよび3台のマイクロホン14A、14B、14Cによって行われる。テレビカメラ13A、13B、13Cは、それぞれ、競技場のスコアボードに向かって中央、右側、および左側に設置されており、図3(a)〜(c)に示すような映像PG(PGA〜PGC)を得ることができる。これらのテレビカメラ13は、カメラマンが操作するが、映像変換装置11によって遠隔操作することもできる。マイクロホン14とテレビカメラ13とは、対にして設置する必要はない。例えば、マイクロホン14Aを実況者席に設け、マイクロホン14B、14CをそれぞれチームX、Yを担当するリポータに携帯させてもよい。撮影によって得られた映像信号および音声信号は、映像変換装置11に送信される。
【0023】
図1に戻って、映像変換装置11は、テレビ放送局またはテレビ中継車などで用いられる例えば映像卓および音声卓などに相当する装置であり、各テレビカメラ13および各マイクロホン14から送信されてくる映像信号および音声信号をディジタル変換し視聴システム2に提供する映像および音声を編集するための装置である。この映像変換装置11は、CPU、RAM、および図4に示す信号入力部111〜テレビカメラ制御部119の機能を実現するためのプログラムおよびデータなどを記憶する磁気記憶装置、ROM、および各種回路などによって構成される。
【0024】
配信制御装置12は、映像変換装置11で編集された映像および音声を視聴システム2に配信するための装置である。配信制御装置12として、ネットワーク3に接続可能なパーソナルコンピュータなどに対してストリーミングによってデータを配信するストリーミングサーバが用いられる。配信制御装置12の磁気記憶装置にはOS(オペレーティングシステム)および図4に示すユーザコマンド受付部121〜課金処理部126の機能を実現するためのプログラムおよびデータなどが記憶されている。また、配信制御装置12は、コンテンツ(映像および音声)などの使用料金を徴収するために、ネットワーク3を介して銀行または信販会社のシステムと接続することができる。
【0025】
受信装置21は、配信制御装置12から配信されるデータを受信し、ディスプレイ装置22、22aおよびスピーカ23にそれぞれ映像および音声を出力するための処理を行う。つまり、受信装置21は、セットトップボックスの役割を果たす。受信装置21には、図5に示す各機能を実現するためのプログラムおよびデータなどがインストールされている。受信装置21として、例えば、ネットワーク3に接続可能なパーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。または、パーソナルコンピュータとデコーダ装置とを組み合わせるなどして構成してもよい。
【0026】
ディスプレイ装置22として、例えば、プラズマディスプレイ、LCDプロジェクタ、または高精細超大画面映像システム(いわゆるメガビジョン)などの大型のディスプレイ装置が用いられ、表示面が客によく見えるように配置されている。スピーカ23は、音声が客によく聞こえるように配置されている。ディスプレイ装置22aは、ユーザ(会場2Kの運営者)が映像の編集の操作を行う際のテレビモニタとして用いられ、会場2Kの編集室などに受信装置21とともに配置されている。
【0027】
次に、図4に示す映像変換装置11、配信制御装置12、および図5に示す受信装置21の各機能を、コンテンツの配信のための機能、会場2Kごとに番組を制作するための機能、およびユーザ認証およびコンテンツの使用料金などの徴収のための機能の3つに大別して説明する。
【0028】
〔コンテンツ(映像および音声)の配信のための機能〕
図4において、映像変換装置11の信号入力部111は、テレビカメラ13(13A、13B、13C)から送信されてくる映像信号PS(PSA、PSB、PSC)およびマイクロホン14(14A、14B、14C)から送信されてくる音声信号SS(SSA、SSB、SSC)を入力する処理を行う。
【0029】
信号変換部112は、入力された映像信号PSA、PSB、PSCおよび音声信号SSA、SSB、SSCをディジタル変換することにより、映像情報PI(PIA、PIB、PIC)および音声情報SI(SIA、SIB、SIC)を生成する。
【0030】
映像音声記録部118は、変換された映像情報PIおよび音声情報SIを記録することによって、各テレビカメラ13によって得られた映像を録画し、各マイクロホン14によって得られた音声を録音しておくことができる。これらの映像情報PIおよび音声情報SIは、試合中に起こった出来事(例えば、得点シーン)などを繰り返して配信するためなどに用いられる。なお、過去に行われた試合、他の競技場で行われている別のチームの試合、および選手の自己紹介などの映像情報PIおよび音声情報SIを記憶しておいてもよい。
【0031】
マルチ映像生成部115は、図6に示すような4つの分割領域50(50A、50B、50C、50R)を有するマルチ映像MGを表示(再生)するためのマルチ映像情報MIを生成する。分割領域50A、50B、50Cは、それぞれ、テレビカメラ13A、13B、13Cで撮影された映像PGA、PGB、PGC(図3参照)を表示するための領域である。分割領域50Rは、映像音声記録部118に記録されている映像のうち視聴システム2のユーザによって指定されたいずれか1つの映像を表示するための領域である。以下、映像音声記録部118に記録(録画)されている再生用の映像を「リプレイ映像」と記載することがある。
【0032】
なお、マルチ映像MGは、映像PGA〜PGCまたはリプレイ映像のうちのいずれの映像を客に見せるのかを選択する際に、ユーザが参考にするための映像であり、基本的に客には見せない。したがって、マルチ映像MGの画質を多少落としても構わない。例えば、解像度を640×480ドット程度に落としたり、最大表示色数を256色程度に減らしたり、フレーム数(コマ数)を毎秒1〜数コマ程度に減らしたりしても構わない。これにより、マルチ映像情報MIのデータ量を少なくすることができる。
【0033】
映像音声切替部113は、各テレビカメラ13によって得られた映像および各マイクロホン14によって得られた音声のうち視聴システム2に送信(配信)するものをそれぞれ選択する処理を行う。すなわち、映像および音声を切り替える処理を行う。詳細は後に説明する。
【0034】
データ合成部116は、必要に応じて、試合のスコア(得点表)、選手の氏名または経歴などを紹介する字幕、または選手の顔写真などを映像またはリプレイ映像に重畳させるための処理を行う。つまり、テレビカメラ13で撮影された映像に文字データまたは画像データなどを合成する処理を行う。
【0035】
データ圧縮部117は、音声情報SIおよび必要に応じて文字データ(文字情報)などが重畳された映像情報PIを所定のフォーマット(データ形式)のデータに変換し、音声情報、映像情報、および必要な文字情報などを含むマルチメディアデータMM1を生成する。例えば、テレビカメラ13Aで撮影された映像の映像情報PIAおよびマイクロホン14Cで拾われた音声の音声情報SIAに基づいてMPEG−2またはMPEG−4などの形式のマルチメディアデータMM1を生成する。同様に、マルチ映像情報MIをMPEG−4などの形式のデータに変換し、マルチメディアデータMM2を生成する。
【0036】
生成されたマルチメディアデータMM1、MM2は、データ出力部114によって配信制御装置12に出力される。配信制御装置12のストリーミングデータ変換部123は、マルチメディアデータMM1、MM2をそれぞれストリーミング配信するためのパケット状のデータすなわちストリーミングデータに変換する。変換されたストリーミングデータは、データ送信部124によって所定のタイミングで次々と視聴システム2に送信される。配信データ記録部122は、マルチメディアデータMM1、MM2をそれぞれマルチメディアファイルとして送信先の会場2Kと対応付けて記録する。
【0037】
図5において、受信装置21の番組編集部28は、データ受信部281、ユーザ認証依頼部282、ユーザコマンド送信部283、および課金問合せ部284などによって構成され、主に客に見せる番組を編集するための処理を行う。出力処理部29は、デコード部291、映像分配部292、および音声分配部293などによって構成され、主に映像および音声を出力するための処理を行う。
【0038】
配信制御装置12から送信されてきたストリーミングデータは、データ受信部281によって受信され、デコード部291によって映像信号および音声信号にデコードされる。
【0039】
映像分配部292は、デコードされた映像信号を所定のディスプレイ装置に分配する。すなわち、ユーザ(会場2Kの運営者)が客に見せるために選択した映像PGの映像信号はディスプレイ装置22に分配し、マルチ映像MGの映像信号はディスプレイ装置22aに分配する。音声分配部293は、デコードされた音声信号を各スピーカ23に分配する。これにより、ディスプレイ装置22には運営者が選択した図3に示すような映像PGが表示され、ディスプレイ装置22aには図6に示すようなマルチ映像MGが表示される。スピーカ23からは、選手の声や競技場にいる観客の声援などが出力される。
【0040】
〔会場2Kごとに番組を制作するための機能〕
ユーザは、図6のマルチ映像MGを参照し、キーボードまたはマウスなどのユーザインタフェース装置21u(図1参照)を操作することによって、テレビカメラ13A〜13Cで撮影されたいずれの映像PG(PGA〜PGC)またはリプレイ映像を客に見せるかを指定する。また、いずれのマイクロホン14A〜14Cから得られる音声を客に聴かせるかも指定する。すると、ユーザコマンド送信部283は、指定された映像および音声を示す映像指定情報71を映像配信システム10の配信制御装置12に対して送信する。
【0041】
映像配信システム10において、図4に示す配信制御装置12のユーザコマンド受付部121は、映像指定情報71を受け付け、映像指定情報71に示される映像またはリプレイ映像を指定元の視聴システム2に送信するように映像変換装置11に対して指令する。
【0042】
映像変換装置11の映像音声切替部113は、視聴システムに送信する映像および音声の内容を切り替えるための処理を行う。具体的には、ユーザコマンド受付部121から指令を受けるごとに、映像指定情報71に示される映像またはリプレイ映像および音声の含まれるマルチ映像情報MIを生成するようにデータ圧縮部117を制御する。
【0043】
そして、前に説明したように、データ出力部114、ストリーミングデータ変換部123、およびデータ送信部124などの処理によって、指定元の視聴システム2へのストリーミングデータの配信が行われる。
【0044】
上に述べたように、ユーザは、現在撮影中の映像(ライブ映像)だけでなく、過去の場面や選手紹介などの映像(リプレイ映像)を指定して客に見せることができる。リプレイ映像の提供を受けるための準備として、ユーザは、例えば映像配信システム10に記録されているリプレイ映像のうち現在行われている試合に関連する映像(例えば、前回のXチーム対Yチームの試合の得点シーン、出場している選手の好プレーのシーン、またはインタビューなどの映像)のリストを予め映像配信システム10の運営者から取得しておく。
【0045】
ユーザは、そのリストの中から客に見せたいリプレイ映像をキーボードまたはマウスなどを操作して指定する。すると、図5のユーザコマンド送信部283は、そのリプレイ映像を示す映像指定情報72を配信制御装置12に対して送信する。映像配信システム10において、図4に示すユーザコマンド受付部121がその映像指定情報72を受け付けると、マルチ映像生成部115は、その映像指定情報72に示されるリプレイ映像の映像情報PIを映像音声記録部118から抽出し、そのリプレイ映像が分割領域50Rに表示されるマルチ映像MG(図6参照)を再生するためのマルチ映像情報MIを新たに生成する。
【0046】
生成されたマルチ映像情報MIは視聴システム2に送信され、新たなマルチ映像MGがディスプレイ装置22aに表示される。そして、ユーザは、このマルチ映像MGを参照し、タイミングを見計らって(例えば、プレーが中断したときに)リプレイ映像を指定する。すると、そのリプレイ映像を示す映像指定情報71が映像配信システム10に送信され、そのリプレイ映像のストリーミング配信が開始される。
【0047】
また、テレビカメラ13の操作権を有するユーザは、キーボードまたはマウスなどを操作してテレビカメラ13を動かし、自分の好きなように試合の撮影を行うことができる。例えば、テレビカメラ13Aの操作権を有するユーザは、図6に示すマルチ映像MGのうちの分割領域50Aの映像を見ながら、テレビカメラ13Aに対してカメラアングルの変更またはズームの調整などのコマンド(命令)を与える。
【0048】
すると、そのコマンドは、操作対象のテレビカメラ13と対応付けられた操作コマンド情報73として、視聴システム2のユーザコマンド送信部283から映像配信システム10へ送信される。そして、テレビカメラ制御部119は、その操作コマンド情報73に従ってテレビカメラ13を制御する。
【0049】
〔ユーザ認証およびコンテンツの使用料金などの徴収のための機能〕
ユーザは、映像配信システム10からコンテンツの配信のサービスなどを受ける前に、自分のユーザIDおよびパスワードを入力する。すると、図5のユーザ認証依頼部282は、そのユーザによるコンテンツの使用ができるように、配信制御装置12に対してユーザ認証およびログオンを依頼する。
【0050】
図4に示す配信制御装置12のユーザ認証部125は、視聴システム2から示されたIDおよびパスワードに基づいて、入力を行ったユーザが正規のユーザであるか否かの認証を行う。正規のユーザであることが確認できた場合は、そのユーザのログオンを完了する。そして、そのユーザからの映像配信の要求(映像指定情報71)などの受付けを開始してもよい旨をユーザコマンド受付部121に通知し、そのユーザの視聴システム2に対してストリーミングデータの配信を開始してもよい旨をデータ送信部124に通知する。また、テレビカメラ13の操作権を有するユーザの場合は、その操作権に係るテレビカメラ13に対するコマンド(操作コマンド情報73)の受付けを開始してもよい旨をユーザコマンド受付部121に通知する。
【0051】
図5の課金問合せ部284は、ユーザが所定のコマンドを入力したときまたは所定の時期(例えば毎月の末日)が来たときに、配信制御装置12に対してコンテンツの使用料金の問合せを行う。
【0052】
図4の課金処理部126は、各ユーザのコンテンツの使用状況(使用した時間、データ量、または内容など)を記録し、コンテンツの使用料金を算出する。テレビカメラ13の操作権を有するユーザについては、そのテレビカメラ13の使用料金も算出する。使用料金は、コンテンツのデータ量またはテレビカメラの使用時間などに応じて算出してもよいし(従量制)、使用状況に関わらず契約期間に応じて算出してもよい(定額制)。そして、各ユーザから使用料金を徴収するための処理を行う。例えば、ユーザが指定する銀行口座またはクレジットカードから料金を引き落とすための処理を行う。
【0053】
また、課金処理部126は、視聴システム2から要求があったときに、その視聴システム2におけるコンテンツなどの使用料金を算出し、算出結果を回答する。なお、視聴システム2から要求の有無に関わらず、所定の時期(例えば毎月の末日)が来たときに、視聴システム2ごとの使用料金を算出し、算出結果を通知するようにしてもよい。
【0054】
図7は映像変換装置11における映像に関するデータの流れの例を示す図である。次に、Xチームのファンが集まっている会場2KXおよびYチームのファンが集まっている会場2KYの2ヶ所で試合の観戦が行われている場合を例に、映像変換装置11における映像に関するデータなどの流れについて説明する。
【0055】
図7に示すように、テレビカメラ13A〜13Cによって得られた映像信号PSA〜PSCは、信号入力部111によって映像変換装置11に入力され、信号変換部112によって映像情報PIA〜PICに変換される。図中の「コマA1」、「コマA2」、…は、映像を構成するフレーム(コマ)を意味している。例えば、毎秒60コマで撮影された映像の場合は、各コマは1/60秒ごとの画像を表している。
【0056】
マルチ映像生成部115は、会場2KX、2KYごとに、図6に示すようなマルチ映像MGを再生するためのマルチ映像情報MI(MIX、MIY)を生成する。分割領域50A〜50Cにはテレビカメラ13A〜13Cによって撮影された映像が表示されるが、分割領域50Rには会場2KX、2KYからの要求に応じてそれぞれ異なったリプレイ映像が表示される。例えば、会場2KX、2KY用のマルチ映像MGの分割領域50Rには、それぞれ、前回の試合でのXチームの得点シーンの映像(コマR1、R2、…)およびYチームの選手のインタビューの映像(コマS2、S2、…)が表示される。
【0057】
生成されたマルチ映像情報MIX、MIYは、データ合成部116によって必要に応じて試合のスコアまたは字幕などが重畳される。そして、データ圧縮部117によってMPEG−4などのフォーマットに変換され、会場2KX、2KYへのストリーミング配信のために配信制御装置12に送られる。
【0058】
また、会場2KX、2KYにおいて例えばテレビカメラ13A、13Bの映像がそれぞれ指定された場合は、映像の映像情報PIA、PIBが、必要に応じて試合のスコアなどが重畳され、MPEG−4などのフォーマットに変換され、マルチ映像情報MIX、MIYとともに配信制御装置12に送られる。
【0059】
このように、1つの会場2Kごとに2つのストリーミングデータが同時に配信される。つまり、1つの会場2Kごとに2チャンネル分の帯域(ネットワーク帯域または配信帯域などと言う場合もある。)があればよい。また、前に述べたようにマルチ映像MGの画質を落とすことによって、マルチ映像MGのストリーミング配信のチャンネルの帯域を狭くし、ネットワークのトラフィックを減らすことができる。
【0060】
図8は映像配信システム10および視聴システム2における処理の流れの例を説明するフローチャートである。次に、映像配信システム10から視聴システム2へコンテンツが提供される際の処理の流れを、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0061】
視聴システム2がネットワーク接続を開始し(#21)、ユーザ(会場2Kの運営者)のユーザIDおよびパスワードを送信してユーザ認証を依頼すると(#22)、映像配信システム10はそのユーザIDおよびパスワードに基づいてそのユーザが正規のユーザか否かを判別する(#11)。正規のユーザである場合は、視聴システム2に対してコマンドの送信の許可を与える(#12)。これにより、映像配信システム10から視聴システム2へのコンテンツの配信サービスが開始され、視聴システム2はコンテンツを受信して試合の模様を客に見せることができる(#23)。
【0062】
映像配信システム10は、視聴システム2に対して図6に示すようなマルチ映像MGのストリーミング配信を開始する(#13)。すると、視聴システム2は、マルチ映像MGの受信およびディスプレイ装置22aへの表示を開始する(#24)。これにより、ユーザが客に見せる映像を編集するための準備が完了する。
【0063】
ユーザは、マルチ映像MGを見ながら、客に提供したい映像および音声を選択する。すると、映像配信システム10に対して映像および音声の切替えの要求がなされ(#25)、映像配信システム10から選択された映像および音声のストリーミング配信が開始される(#14)。そして、その映像がディスプレイ装置22に表示され、音声がスピーカ23に出力される(#26)。さらに、ユーザは、試合が終了するまでの間(#27および#15でそれぞれNo)、マルチ映像MGを見ながら試合の流れを把握し、適宜、客に見せる映像などの切替えを行う(#25、#26、#14)。
【0064】
本実施形態によると、複数のカメラによって撮影される映像を、狭いネットワークの帯域を介してかつ簡単な操作によって視聴者に配信することができる。会場の管理者は、高価な編集設備がなくても、会場に集まった客の好みに応じて自由に番組を制作することができる。また、会場に集まった客は、実際に行われているイベントを他の客と一緒に仮想的または擬似的に体験し、臨場感を得ながらそのイベントを楽しむことができる。
【0065】
図9は2台のディスプレイ装置22を設置した場合の映像の例を示す図、図10はメイン画面領域51Aおよびサブ画面領域51Bからなる映像の例を示す図、図11は映像PGAの一部のフレームをマルチ映像MGのフレームに置き換える例を説明する図である。
【0066】
視聴システム2を、同時に2つ以上の映像を客に見せることができるように構成してもよい。例えば、図9に示すような特大のメインディスプレイ装置22Bおよびそれより小さいサブディスプレイ装置22Sの2台のディスプレイ装置22を会場2Kに設置してもよい。そして、シュートを打とうとしている選手の映像をメインディスプレイ装置22Bに表示し、相手チームのキーパの映像をサブディスプレイ装置22Sに表示するなど、様々な工夫を凝らして、より臨場感のある映像を客に楽しんでもらうことができる。
【0067】
この場合は、ユーザは、メインディスプレイ装置22Bおよびサブディスプレイ装置22Sに表示する映像を1つずつ指定する必要がある。映像配信システム10は、マルチ映像MGおよび指定された2つの映像をそれぞれをストリーミング配信する必要がある。したがって、3チャンネル分の帯域を要する。ただし、マルチ映像MGまたはサブディスプレイ装置22Sに表示する映像の画質を落として、全体のトラフィックを減らすことが可能である。
【0068】
または、図10に示すように、1つの映像の中にメイン画面領域51Aおよびサブ画面領域51Bの2つの分割領域51を設け、上述の図9の場合と同様に異なる2台のテレビカメラ13の映像をそれぞれに表示するようにしてもよい。この場合も、ユーザは、メイン画面領域51Aおよびサブ画面領域51Bのそれぞれに表示する映像を指定する必要がある。図4に示すデータ合成部116は、メイン画面領域51Aおよびサブ画面領域51Bのそれぞれに指定された映像が表示されてなる合成映像を生成する。そして、生成された合成映像は、ストリーミングデータ変換部123およびデータ送信部124によって、ストリーミングデータに変換され視聴システム2に送信される。または、図9のメインディスプレイ装置22Bに図10の映像を表示し、3つの映像を同時に見せられるように構成してもよい。
【0069】
本実施形態では、マルチ映像MGとテレビカメラ13で撮影された映像とを別々のデータとして配信したが、1つのデータに合成して配信するように構成してもよい。
【0070】
例えば、図4のデータ圧縮部117は、図11に示すように、テレビカメラ13Aで撮影された映像PGAの一部のフレーム(コマ)を、そのフレームと同時刻またはその前後におけるマルチ映像MGのフレームと置き換える。フレームの置換えは、毎秒60コマの映像PGの場合は、例えば10〜60コマおき程度の間隔で行うようにすればよい。そして、ストリーミングデータ変換部123およびデータ送信部124によって、置き換えられた映像PGAをストリーミング配信する。
【0071】
この場合に、置き換えられた映像PGAを受信した視聴システム2において、図5の映像分配部292は、この映像PGAからマルチ映像MGを抽出して取り除く。そして、抽出したマルチ映像MGの映像信号をディスプレイ装置22aに送り、マルチ映像MGが取り除かれた映像PGAの映像信号をディスプレイ装置22に送る。つまり、映像PGAおよびマルチ映像MGをそれぞれディスプレイ装置22、22aに振り分ける。
【0072】
本実施形態のテレビカメラ13およびマイクロホン14を、従来のテレビ放送の撮影に用いられているテレビカメラおよびマイクロホンと共用してもよい。例えば、サッカーの試合の中継番組がVHF放送によって各家庭のテレビに配信されているとする。映像変換装置11および配信制御装置12の運営者は、そのVHF放送を行う放送局から、その放送局のテレビカメラによって撮影された映像およびマイクロホンによって拾われた音声の使用権および編集権を取得する。そして、放送局から得た映像および音声を用いて、図8などに示す処理を行う。
【0073】
これにより、放送局は従来のテレビ放送のための映像および音声を第三者に提供することによって新たな利益を得ることができ、映像変換装置11などの運営者はテレビカメラ13の設備費およびカメラマンの人件費などを節約することができる。
【0074】
この場合の映像変換装置11などの運営を、例えばインターネットのサービス管理業者(ISP、プロバイダ)などが行ってもよい。サービス管理業者は、信頼性の高い、ユーザ認証および課金処理のためのシステムを有しているので、映像配信のためのシステムの構築に際してコストダウンおよびセキュリティの向上を容易に図ることができる。また、一般にサービス管理業者のWebサイトをポータルサイトとしているインターネットユーザは多いので、サービス管理業者が映像変換装置11などの運営者になることによって、本実施形態の映像配信のサービスを受ける新たなユーザを容易に集めることができる。また、サービス管理業者が様々なコンテンツを配信することにより、ユーザにとってコンテンツの比較および選択の余地が広がり、利便性が向上する。
【0075】
または、イベントを開催する事業者自身が、映像配信システム10の運営を行ってもよい。例えば、人気のあるチーム同士が対戦する試合の場合は、観戦を希望するすべての人を競技場に収容することができないことがある。そこで、試合を開催する事業者は、競技場に入場できなかった観戦希望者を別のイベント用ホールなどに集め、その試合の模様を映像配信システム10によって撮影し、イベント用ホールに設けられた視聴システム2に中継する。これにより、競技場に入場できなかった観戦希望者は、他のファンと一緒にサポートチームを応援することができ、自宅のテレビで観戦する場合よりも多くの満足感および臨場感を得ることができる。事業者は、競技場へ入場した客だけでなく、入場できなかった客からも、収入を得ることができる。
【0076】
本実施形態では、テレビカメラ13で撮影された映像をライブ配信したが、オンデマンド配信するようにしてもよい。例えば、映像配信システム10は、ユーザから配信開始の依頼を受け付けたときに、録画しておいたテレビカメラ13A〜13Cの映像PGA〜PGCなどが含まれるマルチ映像MGのストリーミング配信の準備を開始する。そして、ユーザからの指定を受けると、指定されたテレビカメラ13の映像PGのストリーミング配信を開始する。
【0077】
視聴システム2を家庭に設置し、個人的に楽しむことも可能である。例えば、家族や友人たちを居間に集め、みんなの好みに合わせて編集したオリジナルの映像を楽しんでもよい。また、試合の模様を個人のオリジナルの映像として編集し保存しておいてもよい。
【0078】
その他、映像配信表示システム1、映像配信システム10、映像変換装置11、配信制御装置12、視聴システム2の全体または各部の構成、画面の構成および内容、画像および音声のデータのフォーマット、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0079】
【発明の効果】
請求項1〜7、10に記載の発明によると、複数のカメラによって撮影された映像を、狭いネットワークの帯域を介してかつ簡単な操作によって視聴者に配信することができる。
【0080】
請求項1〜3、8、9の発明によると、視聴者は、複数のカメラによって撮影された映像を、狭いネットワークの帯域を介してかつ簡単な操作によって受信して見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像配信表示システム、映像配信システム、および視聴システムの構成の例を示す図である。
【図2】競技場におけるテレビカメラの配置の例を示す図である。
【図3】テレビカメラによって撮影された映像の例を示す図である。
【図4】映像配信システムの機能的構成の例を示す図である。
【図5】視聴システムの機能的構成の例を示す図である。
【図6】マルチ映像の例を示す図である。
【図7】映像変換装置における映像に関するデータの流れの例を示す図である。
【図8】映像配信システムおよび視聴システムにおける処理の流れの例を説明するフローチャートである。
【図9】2台のディスプレイ装置を設置した場合の映像の例を示す図である。
【図10】メイン画面領域およびサブ画面領域からなる映像の例を示す図である。
【図11】映像の一部のフレームをマルチ映像のフレームに置き換える例を説明する図である。
【符号の説明】
1 映像配信表示システム
2 視聴システム(映像表示システム)
10 映像配信システム
13 テレビカメラ(ビデオカメラ)
21u ユーザインタフェース装置(コマンド入力手段)
22 ディスプレイ装置(第二の表示手段)
22a ディスプレイ装置(第一の表示手段)
50A〜50C、50R(50) 分割領域
71 映像指定情報(要求情報)
72 映像指定情報(指定情報)
111 信号入力部(映像入力手段)
115 マルチ映像生成部(マルチ映像生成手段)
117 データ圧縮部(フレーム置換手段)
119 テレビカメラ制御部(ビデオカメラ制御手段)
121 ユーザコマンド受付部(要求取得手段、コマンド受信手段)
124 データ送信部(送信手段)
281 データ受信部(受信手段)
283 ユーザコマンド送信部(要求手段、指定手段、コマンド送信手段)
292 映像分配部(振分手段)
MG マルチ映像
PGA〜PGC(PG) 映像
PGR、PGS(PG) 映像(録画映像)

Claims (10)

  1. 複数台のビデオカメラによって撮影された映像を配信する映像配信システムと、前記映像を表示する映像表示システムと、を有する映像配信表示システムであって、
    前記映像配信システムには、
    前記各映像を入力する映像入力手段と、
    入力された前記各映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像を生成するマルチ映像生成手段と、
    前記各映像のうちユーザが要求する映像を示す要求情報を当該ユーザの前記映像表示システムから取得する要求取得手段と、
    前記マルチ映像と前記要求情報に示される前記映像とを、当該映像を要求したユーザの前記映像表示システムに送信する送信手段と、が設けられ、
    前記映像表示システムには、
    前記映像配信システムから前記映像と前記マルチ映像とを受信する受信手段と、
    受信した前記マルチ映像を表示する第一の表示手段と、
    前記要求情報として、前記マルチ映像の各分割領域に配置される前記各映像のうち配信を希望する映像を示す要求情報を映像配信システムに送信する要求手段と、
    受信した前記映像を表示する第二の表示手段と、が設けられてなる、
    ことを特徴とする映像配信表示システム。
  2. 前記映像配信システムには、録画映像を記憶する記憶手段が設けられ、
    前記映像表示システムには、前記記憶手段に記憶されている前記録画映像のうちのいずれかを指定する指定情報を前記映像配信システムに送信する指定手段が設けられ、
    前記マルチ映像生成手段は、前記マルチ映像として、前記録画映像に割り当てられた分割領域に前記指定情報に示される前記録画映像が配置されてなるマルチ映像を生成し、
    前記要求手段は、前記要求情報として、前記マルチ映像の分割領域に配置される前記録画映像を示す要求情報を送信することができ、
    前記送信手段は、前記要求取得手段が前記要求情報として前記録画映像を示す要求情報を取得した場合は、前記映像として当該要求情報に示される前記録画映像を送信する、
    請求項1記載の映像配信表示システム。
  3. 前記映像表示システムには、
    前記各ビデオカメラのうちの操作対象であるビデオカメラの動きを指定する操作コマンドを入力するコマンド入力手段と、
    入力された前記操作コマンドを前記操作対象であるビデオカメラと対応付けて前記映像配信システムに送信するコマンド送信手段と、が設けられ、
    前記映像配信システムには、
    前記映像表示システムから前記操作コマンドを受信するコマンド受信手段と、
    受信した前記操作コマンドに基づいて前記操作対象であるビデオカメラを制御するビデオカメラ制御手段と、が設けられた、
    請求項1または請求項2記載の映像配信表示システム。
  4. 複数台のビデオカメラによって撮影された映像を入力する映像入力手段と、
    前記各映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像を生成するマルチ映像生成手段と、
    前記各映像のうちユーザが要求する映像を示す要求情報を取得する要求取得手段と、
    前記要求情報に示される前記映像と前記マルチ映像とを、当該映像を要求したユーザの映像表示システムに送信する送信手段と、
    を有してなることを特徴とする映像配信システム。
  5. 録画映像を記憶する記憶手段を有し、
    前記マルチ映像生成手段は、前記マルチ映像として、前記録画映像に割り当てられた分割領域にユーザの指定した前記録画映像が配置されてなるマルチ映像を生成し、
    前記送信手段は、前記要求取得手段が前記要求情報として前記録画映像を示す要求情報を取得した場合は、前記映像として当該要求情報に示される前記録画映像を送信する、
    請求項4記載の映像配信システム。
  6. 前記各ビデオカメラのうちの操作対象であるビデオカメラの動きを指定する操作コマンドを前記映像表示システムから受信するコマンド受信手段と、
    受信した前記操作コマンドに従って前記操作対象であるビデオカメラを制御するビデオカメラ制御手段と、
    を有してなる、
    請求項4または請求項5記載の映像配信システム。
  7. 前記要求情報に示される前記映像または前記録画映像を構成するフレームのうちの一部のフレームをそれぞれ、当該フレームとほぼ同じ時刻における、前記マルチ映像を構成するフレームに置き換える、フレーム置換手段を有し、
    前記送信手段は、置き換えられた前記映像または前記録画映像を送信する、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の映像配信システム。
  8. 複数台のビデオカメラによって撮影された映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像と前記各映像のうち映像配信システムに対して要求した映像とを受信する受信手段と、
    受信した前記マルチ映像を表示する第一の表示手段と、
    受信した前記映像を表示する第二の表示手段と、
    を有してなることを特徴とする映像表示システム。
  9. 前記マルチ映像および前記映像として、当該映像を構成するフレームのうちの一部のフレームがそれぞれ当該フレームとほぼ同じ時刻における、当該マルチ映像を構成するフレームに置き換えられてなる、置換映像が受信された場合に、当該置換映像を前記マルチ映像および前記映像に振り分ける振分手段を有してなる、
    請求項8記載の映像表示システム。
  10. 複数台のビデオカメラによって撮影された映像を入力するステップと、
    入力された前記各映像がそれぞれに割り当てられた分割領域に配置されてなるマルチ映像を生成するステップと、
    前記マルチ映像を映像表示システムに送信するステップと、
    前記映像表示システムから前記各映像のうちのいずれかの指定を受け付けるステップと、
    前記指定に係る前記映像を指定元の前記映像表示システムに送信するステップと、
    を有してなることを特徴とする映像の配信方法。
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