JP2003199061A - デジタル放送配信方法及びデジタル放送配信システム、それを用いた課金方法 - Google Patents

デジタル放送配信方法及びデジタル放送配信システム、それを用いた課金方法

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JP2003199061A
JP2003199061A JP2001400003A JP2001400003A JP2003199061A JP 2003199061 A JP2003199061 A JP 2003199061A JP 2001400003 A JP2001400003 A JP 2001400003A JP 2001400003 A JP2001400003 A JP 2001400003A JP 2003199061 A JP2003199061 A JP 2003199061A
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健二 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコンテンツの特性を効果的に利用
し、1つのデジタルコンテンツから多様な放送方式に対
応したデジタル放送の配信方法を提供すること。 【解決手段】 従来の放送方式の解像度を超える超高精
細映像20を本発明によるデジタルコンテンツ編集装置
21に入力し、超高精細映像20の中の映像範囲20a
や20bを受信端末に向けて配信する。受信端末では従
来の放送方式に準拠した放送方式で、それぞれ異なる映
像を視聴することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や音声等のデ
ジタルコンテンツを配信するデジタル放送配信方法及び
システムに関わるものである。特に、複数の放送方式に
応用が可能であって、その配信方法の多様化を図るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットをはじめとする通
信技術の進歩、衛星放送などによるテレビ放送の多チャ
ンネル化など、デジタルコンテンツの制作、配信は大手
の放送事業者のみならず、中小の配信企業、個人に至る
まで、その機会が飛躍的に増加している。
【0003】例えば我が国でもテレビ放送においては従
来からのNTSC方式から、HDTV方式の高解像度化
が進められており、放送業者は様々な受信者側の受信機
器に対応する必要が生じている。さらに、デジタルコン
テンツの受信にはテレビだけでなく、インターネット等
を介して受信が可能なデスクトップ型・ノートブック型
のパーソナルコンピュータも急速に普及しており、近年
のブロードバンド化に従い、これらコンピュータを用い
たコンテンツの受信も増えている。また、携帯端末、例
えばPDAと呼ばれる情報端末や携帯電話でも、高機能
化に従い、デジタルコンテンツを受信し、再生する能力
を備えてきており、これからの受信機器として注目され
る。
【0004】しかし、従来の手法によれば、テレビ放送
を行う多くのソースがデジタルコンテンツで制作されて
いるにも関わらず、例えばNTSC方式による放送用、
HDTV方式による放送用、というようにあらかじめそ
れぞれの放送方式用に分けて制作される必要があり、上
記のような複数の受信機器に対応できる配信方法が提供
されていなかった。特に、従来の構成ではテレビ放送用
とインターネットを介したコンテンツの配信用で1つの
システムによって配信を実現することは不可能であっ
た。
【0005】そのため、例えば複数の放送方式に対応す
る映像を撮影するためには、複数のカメラ等の撮影機
器、スタッフが必要であって、コスト面での負担が大き
くなるばかりでなく、放送されるコンテンツの質的向上
にも障害となっていた。
【0006】さらに、配信する側で放送する映像範囲を
決めてしまうため、視聴者はカメラマン・編集者の決め
た1つの映像のみを受動的に視聴することになり、自己
の嗜好にあわせた映像を選択することができない問題が
ある。従来の解決法として、同時に複数のカメラ映像を
別のチャンネルで放送する事例はあるが、あくまでも選
択の幅が広がるだけにとどまり、視聴者の完全に自由な
選択を実現するものではなかった。また、この方法では
さらに多くの撮影機器・スタッフ・チャンネル割り当て
が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、デジタルコンテンツの特性を効果的に利用し、
1つのデジタルコンテンツから多様な放送方式に対応し
たデジタル放送の配信方法を提供することであり、同時
に、多様な視聴者のニーズにも応えることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決を図るた
め、本発明では次のようなデジタルコンテンツ配信方法
を提供する。すなわち、送信側から受信側に向けてデジ
タルコンテンツの伝送を行うデジタル放送配信方法にお
いて、デジタルコンテンツを所定のブロックに分割し、
該ブロックの組み合わせを自在に変化させることによっ
て、該デジタルコンテンツの少なくとも一部の随意な範
囲を再生させることを特徴とするデジタル放送配信方法
を創出する。
【0009】これにより、特に非常に高解像度な撮影機
器を用いて制作されたデジタルコンテンツを用い、画質
の劣化を招くことなく複数の放送方式に対応したデジタ
ルコンテンツ配信が可能となり、コストの抑制と共に、
コンテンツの質的向上を図ることができる。
【0010】また、上記デジタルコンテンツのうち、映
像に係るデジタル映像コンテンツを、映像の原データよ
りも小容量に圧縮して伝送する過程で、該映像を複数に
分割して符号化するタイリング処理を行う場合に、本発
明による方法を採用すると、特に効果的である。
【0011】デジタルコンテンツは、画質の向上に連れ
てデータ量が多くなり、配信が難しくなる。そこで、近
年急速に進歩している圧縮技術を用いると同時に、圧縮
の際にタイリング処理を行う規格を用い、該タイリング
の少なくとも一部を組み合わせて再構成する。送信側で
再構成すると、例えば視聴者側で所望した映像範囲の映
像を、少ないデータ容量で配信することが可能となる。
また、タイリング処理されたデジタルコンテンツを配信
し、受信側において所望の映像範囲を選択する構成をと
ってもよい。本手法によれば、例えば番組放送の演出上
必要な映像情報を一度に撮影して、視聴者が希望する一
部の映像を、あるいは視聴者の受信機器の条件に伴う制
約などに応じて、ニーズに応じた配信方法を実現するこ
とも可能となる。
【0012】さらに、デジタル放送配信方法の送信側に
おいて、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部の範
囲から構成された第1範囲のデジタルコンテンツと、該
第1範囲のデジタルコンテンツとは異なる範囲から構成
された第2範囲のデジタルコンテンツとの少なくとも2
通りの範囲を同時に配信し、受信側において所望の範囲
を選択して再生してもよい。
【0013】本発明では、デジタルコンテンツのうち、
映像だけでなく音声についても映像に連係した配信を行
うことで、より臨場感のあるリアルなコンテンツ配信を
実現することもできる。そのために、音声に係るデジタ
ル音声コンテンツを伴うデジタル映像コンテンツを用
い、該デジタル映像コンテンツの少なくとも一部の表示
範囲を表示させる構成において、該デジタル音声コンテ
ンツを、該表示範囲に応じた音声に変換して再生させ
る。
【0014】さらに、本発明は次のような、デジタルコ
ンテンツを配信局からデジタル放送受信端末に向けて配
信するデジタル放送配信システムを提供することもでき
る。デジタル放送配信システムにおいては、配信局が、
コンテンツ作成装置と、コンテンツ分割装置と、コンテ
ンツ編集装置と、配信装置とを備える一方、デジタル放
送受信端末が、受信装置と、表示装置とを備える。
【0015】コンテンツ分割装置は、コンテンツ生成装
置で生成された高い解像度の映像情報を含むデジタルコ
ンテンツのうち、映像に係るデジタル映像コンテンツ
を、一定の大きさの映像領域に分割及びブロック化し、
第1デジタルコンテンツを作成する。
【0016】一方、コンテンツ編集装置は、該第1デジ
タルコンテンツを、装置内に入力するコンテンツ入力手
段と、第1デジタルコンテンツのうち、映像に係る第1
デジタル映像コンテンツ中で出力する映像範囲を指定す
る出力範囲指定手段と、該出力範囲指定手段の指定に基
づき、少なくとも1個以上の映像領域を集成してより低
い解像度の第2デジタル映像コンテンツを作成する第2
デジタルコンテンツ作成手段と、該第2デジタルコンテ
ンツを出力するコンテンツ出力手段とを有する。
【0017】前記コンテンツ分割装置が、デジタル映像
コンテンツを、映像の原データよりも小容量に圧縮して
伝送する過程で、該映像を複数に分割して符号化するタ
イリング処理を行う構成であって、第2デジタルコンテ
ンツ作成手段が、該タイリングの少なくとも一部を組み
合わせて再構成してもよい。
【0018】さらに、本システムでは次のように受信者
が表示範囲を選択できる構成をとってもよい。すなわ
ち、デジタル放送受信端末が、表示装置における所望の
表示範囲を受信者が指定する表示範囲指定手段と、該表
示範囲の情報を前記配信局に通知する表示範囲通知手段
とを備える。そして、第2デジタルコンテンツ作成手段
が、該表示範囲通知手段からの情報を受信して第1デジ
タルコンテンツの少なくとも一部の随意な範囲で構成さ
れる第2デジタルコンテンツを作成する。第2デジタル
コンテンツ作成手段では、配信する相手のデジタル放送
受信端末に応じて符号化の方式を変換可能な符号化変換
を行うこともできる。これにより、多様な符号化方式に
対応できるシステムが提供できる。
【0019】第2デジタルコンテンツ作成手段によっ
て、第1デジタル映像コンテンツの少なくとも一部の随
意な範囲で構成される第2デジタル映像コンテンツが作
成されたときに、音声に係る第1デジタル音声コンテン
ツを該第2デジタル映像コンテンツに応じた音声に変換
する、連動音声変換手段を備えてもよい。これにより、
音声が映像に連係する好適なデジタルコンテンツを配信
することができる。
【0020】本発明のデジタルコンテンツ配信システム
では、第1デジタルコンテンツが、長辺が3000画素
以上で構成される高解像度デジタル映像コンテンツを含
む構成であり、かつ、デジタル放送受信端末が、長辺2
000画素以下のテレビ放送方式に準拠したテレビジョ
ンである構成に用いると、既存の放送方式に対応でき、
汎用性に優れて特に効果的である。
【0021】ここで、本発明においては、上記デジタル
放送配信システムを用いた情報料金の課金方法を提供す
ることもできる。その場合、配信局において、課金情報
記録手段を備え、配信するデジタルコンテンツに応じて
情報料金を該課金情報記録手段に記録する。そして、情
報料金をデジタル放送受信端末の使用者に向けて請求す
る。
【0022】また、デジタルコンテンツを編集するコン
テンツ編集装置のみを提供することもできる。該装置で
は、高い解像度の映像情報を含む第1デジタルコンテン
ツを、装置内に入力するコンテンツ入力手段と、該第1
デジタルコンテンツのうち、映像に係る第1デジタル映
像コンテンツ中で出力する映像範囲を指定する出力範囲
指定手段と、該出力範囲指定手段の指定に基づき、少な
くとも1個以上の映像領域を集成してより低い解像度の
第2デジタル映像コンテンツを作成する第2デジタルコ
ンテンツ作成手段と、該第2デジタルコンテンツを出力
するコンテンツ出力手段とを備える。
【0023】配信局から配信されるデジタルコンテンツ
を受信するデジタル放送受信端末を提供することもでき
る。該デジタル放送受信端末は、第1デジタル映像コン
テンツの解像度よりも低い解像度の表示手段と、該表示
手段における所望の表示範囲を指定する表示範囲指定手
段と、該表示範囲を配信局側に向けて通知する表示範囲
通知手段と、第1デジタルコンテンツから指定された表
示範囲に基づいて作成される第2デジタルコンテンツを
受信する、第2デジタルコンテンツ受信手段とを備え
る。
【0024】前記デジタル放送受信端末が、第1デジタ
ルコンテンツのうち、音声に係る第1デジタル音声コン
テンツを受信する一方、前記第2デジタルコンテンツ受
信手段によって、映像に係る第2デジタル映像コンテン
ツを受信し、該第2デジタル映像コンテンツに応じて該
第1デジタル音声コンテンツを変換し、再生する構成で
もよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施方法を図面に
示した実施例に基づいて説明する。なお、本発明の実施
形態は以下に限定されず、適宜変更可能である。ここで
はデジタルコンテンツの配信の一例としてテレビ放送を
取り上げるが、本発明の実施にはテレビ放送に限らず、
デジタルコンテンツを配信するインターネットを用いた
映像・音声配信などいかなる配信方法にも用いることが
できる。
【0026】従来のテレビ放送番組制作の手法では、放
送局が複数のカメラの映像を選択して放送する。例え
ば、図1に示すように、被写体(1)に対して3台のカ
メラ(2)(3)(4)を構える。各カメラ(2)
(3)(4)がそれぞれ別の映像(5)(6)(7)を
撮影して、編集装置(8)によって任意の1つ、例えば
映像(7)を選択して放送する。
【0027】あるいは、CSデジタル放送では、同時に
複数の放送チャンネルに複数のカメラ映像を放送して、
視聴者がチャンネルを選択する方式はあった。図2にお
いて、各カメラ(2)(3)(4)の映像(5)(6)
(7)をそれぞれ、100チャンネル(9)(10)
(11)で放送し、視聴者が任意のチャンネルを選択す
る方法である。
【0028】しかし、いずれの場合でも、放送局におい
て、カメラマンが撮影した各映像(5)(6)(7)
は、カメラマンが多くの視聴者にとって一般的に最適と
考える映像範囲を撮影したものであり、視聴者の細かな
選択嗜好には、応じられなかった。また、3台のカメラ
で撮影するには、それぞれ別々に撮影機材や撮影スタッ
フが必要であり、コストの上昇を招いていた。
【0029】そこで、本発明では次のような放送配信方
法を提案する。図3に示すようにNTSC方式やHDT
V方式など従来のTVフォーマットを超える多画素映像
を撮影することができる超高精細カメラ(10)を用い
て、被写体(1)全体を撮影して超高精細映像(11)
を得る。この映像の任意の場所からNTSC方式やHD
TV方式に準じた映像部位を選択し、各映像(5)
(6)(7)を出力する。
【0030】例えば、本件発明者らが参考文献1で示し
た高精細映像伝送システムでは横3840画素、縦10
28画素の映像フォーマットを提供している。これは通
常のHDTV映像フォーマットの横方向2画面分に相当
する超高精細映像を得られるシステムである。
【0031】
【参考文献1】田中健二、鈴木健治、佐藤正人、荒川佳
樹、”高精細映像(WHD:Wide/Double HD)伝送システ
ム”、信学論、D-II、Vol.J84-DII,No.6,pp.1094-1101,
June.2001.
【0032】また、この高精細映像伝送システムからさ
らに発展した、HDTV方式の縦横それぞれ2倍に相当
する映像フォーマットとなるQHD(Quadruple HD、横
3840画素、縦2048画素)を開発し、そのカメラ
(参考文献2)、表示プロジェクタ(参考文献3)も実
現している。
【0033】
【参考文献2】田中英史、田中健二、鈴木健治、磯貝光
雄、荒川佳樹、佐藤正人、”3板式4k*2kCMOSカラーカ
メラの開発”、信学総大、D-II-69,Mar.2001.
【0034】
【参考文献3】田中健二、磯貝光雄、荒川佳樹、佐藤正
人、”Q-HDTV用プロジェクタ”、映情年次大会、10-7,A
ug.2001.
【0035】このように、すでにHDTV方式の解像度
を大きく上回る解像度の撮影機器は現実のものとなって
おり、その進歩は引き続き進むと考えられる。一方で受
信者側ではようやくHDTV方式のテレビジョンが普及
しつつある段階で、これらの最新の撮影機器によるコン
テンツをそのまま再生する目途はたっていない。また、
将来的にも放送事業者が導入する撮影機器の解像度は、
常に受信者側の設備を上回ると考えられ、配信者側から
は多様な受信者に対応する要求、受信者側からは配信者
側の優れた設備の利点を生かせるシステムの要求があ
る。
【0036】そこで、本発明を用いると、超高精細カメ
ラ(10)で撮影した例えば3840×2048画素の
デジタル映像コンテンツ(11)を編集装置(12)に
入力し、該編集装置(12)で、各映像(5)(6)
(7)を出力する。出力される映像はNTSC方式、H
DTV方式など任意の放送フォーマットにすることがで
きる。この方法の詳細については後述する。
【0037】以上の方法によると、ズーム・チルト・パ
ンなどのカメラ操作をすることなく必要な映像情報が撮
影できるため、カメラの台数削減やカメラ操作者の削減
などの効率化が図れることになる。
【0038】また、本発明では、選択した映像部位の位
置に応じて音声のバランス調整を行うこともできる。例
えば、超高精細映像(11)の撮影時に、該映像(1
1)内の範囲に応じて音声を録音し、各映像(5)
(6)(7)の再生時には、各映像が映し出した範囲に
近い音声のバランスを大きく、映し出した範囲から遠い
範囲の音声は小さく又は消して再生する。これによっ
て、映像に応じた音声の再生が可能となり、視聴者は違
和感がなく、リアルな映像を視聴することができる。
【0039】図4には、超高精細映像(20)を複数の
ブロックに分割すると共に、NTSC方式やHDTV方
式など従来のテレビ放送方式の映像を複数配信するデジ
タルコンテンツ編集装置(21)の概要を示す。まず被
写体全体を撮影して超高精細映像(20)を得る。そし
て、本装置(21)に入力し、この映像(20)の任意
の場所からNTSC方式やHDTV方式に準じた映像範
囲を選択し、映像(22)(23)(24)を出力す
る。これらの映像をそれぞれ同時に放送して、視聴者が
任意のチャンネルを選択する。
【0040】このとき、超高精細映像(20)は例えば
横10個、縦8個のブロックに分割され、映像(22)
では左下の映像範囲(20a)を、映像(23)では映
像範囲全体(20)を、映像(24)では右下(24)
の映像範囲(20b)を映し出している。いずれも同一
の放送方式で放送してもよいし、例えば映像(22)
(24)はNTSC方式、映像(23)はHDTV方式
と別の放送方式で放送してもよい。この手法により、従
来放送方式毎に別個な撮影機器や編集装置が必要であっ
たが、本発明によって1個の設備で実現できるため、コ
ストの抑制、コンテンツの質的向上を望むことができ
る。
【0041】さらに、本発明では視聴者からの要求に応
じて配信する映像範囲を変化させる構成を提供すること
もできる。このようなデジタルコンテンツ配信システム
の構成を図5に示す。超高精細カメラ(30)により撮
影された超高精細映像(20)を伝送する時、細かな部
位に分割して符号化処理を行う。ここで、デジタルコン
テンツ編集装置(31)により、視聴者からの要求に応
じて当該部分を選択して提供する。
【0042】視聴者はそれぞれが使うテレビジョンなど
の受信端末(32)(33)(34)から、自己の所望
する映像範囲を指定し、デジタルコンテンツ編集装置
(31)に向けて要求する。例えば映像(22)のよう
な左下隅の映像を希望する視聴者に対しては、符号化さ
れたデータ中の映像範囲(20a)に相当するデータの
みを提供する。映像(23)のように全体を要求する場
合には、当該視聴者に対して符号化データ全体(20)
を提供する。映像(24)のように右下隅の映像を希望
する視聴者に対しては符号化されたデータ中の映像範囲
(20b)に相当するデータを提供する。選択部位に応
じた音声のバランス調整を行う。
【0043】本発明に係るコンテンツ受信端末の一構成
例を図6に示す。該受信端末(40)には、例えばケー
ブルテレビ会社からの放送を受信する受信ターミナル部
(41)と、表示部(42)と、該表示装置の操作部
(43)と、映像範囲の指定情報を送信する送信部(4
4)とを備える。送信部(44)は受信ターミナル部
(41)に付設される。
【0044】視聴者は操作部(43)のチャンネルボタ
ン(45)で放送局を選択し、希望するコンテンツを表
示させる。そして、表示範囲を表示範囲指定ボタン(4
6a)(46b)(46c)(46d)で動かす。例え
ば、現在の表示範囲よりも右側が見たいときにはボタン
(46b)を押下して表示範囲を右方向に動かすことが
できる。また、画面全体を見渡したいときには全体表示
ボタン(47)を、表示範囲の拡大、縮小にはそれぞれ
ズームボタン(48)、ワイドボタン(49)を押下す
ることで自己の嗜好にあった映像表示を実現できる。
【0045】このとき、各ボタン(46a〜46d)
(47)(48)(49)の押下情報は映像範囲指定情
報として送信部(44)からケーブルテレビ回線(4
5)を通じてデジタルコンテンツ編集装置(21)に通
知される。デジタルコンテンツ編集装置(21)では、
次に示す符号化処理を行うことにより、映像範囲指定情
報に応じたデジタルコンテンツの配信を行う。
【0046】デジタルコンテンツ編集装置(21)の構
成を図7に示す。本発明では、一例として近時標準化の
進められるJPEG2000を用いたデジタルコンテン
ツ(50)を入力部(51)から入力する。コンテンツ
受信端末(52)からの映像範囲指定情報(53)は指
定受理部(54)で受信し、デジタルコンテンツ(5
0)の再構築を圧縮符号化部(55)で行い、配信部
(56)から配信する。
【0047】JPEG2000方式では、ウェイブレッ
ト変換・ブロックベースエントロピー符号化・算術符号
化が行われ、1/10程度の圧縮率では視覚的に画質の
劣化がほとんど見られない。さらに、高い圧縮率でも、
従来のJPEG方式などDCT変換を用いる符号化方式
に比べて視覚的に劣化が少ない特徴を有している。ま
た、1つの映像を複数に分割して複合化処理を行うタイ
リング機能の選択が可能である。n個に分割した場合の
コードストリームは図8のようになる。
【0048】前述の横3840画素、縦1028画素の
映像フォーマットにおいて、サッカー場に適用した場合
を考える。図9のように1つの固定アングルで競技場内
や両チームのベンチ、さらに観客席までもが鮮明に撮影
できる映像(60)が得られる。そこで、3人の視聴者
が図9中の3カ所の映像範囲(60a)(60b)(6
0c)で示したNTSC方式のサイズに相当する映像範
囲を見たいとした場合に、予めJPEG2000のタイ
リング機能を用いてデジタルコンテンツ(50)を符号
化しておく。
【0049】そして、圧縮符号化部(55)において、
各視聴者の要求にそれぞれ必要な部位のタイリング情報
を用いてコードストリームを再構築する。該コードスト
リームは配信部(56)から配信される。このとき、タ
イルサイズ及び圧縮率の選定が重要であるが、本発明で
は横3840画素、縦2048画素、容量にして23M
バイトのデータをタイリング・圧縮した時のPSNR関
係を調べ、概ねタイリングのサイズは64画素×64画
素(タイリング数1920)から960画素×512画
素(タイリング数16)とし、圧縮率は1/10よりも
低い圧縮率とすることを提案する。
【0050】ところで、本発明では上記圧縮符号化部
(55)において、デジタルコンテンツ(50)の符号
化方式から、任意の符号化方式に変換することも可能で
ある。例えば、デジタルコンテンツ(50)がJPEG
2000方式で符号化されている場合に、コンテンツ受
信端末(52)からの通知(53)に従って、MPEG
2やJPEG、MPEG4などの別方式のデジタルコン
テンツに変換して配信することもできる。例えば入力す
るデジタルコンテンツが独自方式の場合などには、通知
(53)によらずに、一律に別方式に変換する構成でも
よい。
【0051】図10に示す該映像のタイルサイズを変更
した場合の圧縮率とPSNRとの関係から、タイルの分
割数を多くすると各タイルのオーバヘッドデータが多く
なり、PSNRが低下することが分かる。このため、い
たずらに細かく分割することは適さない。逆に、タイル
サイズが大きいと視聴者が必要としない部位のデータを
多く伝送することになり、配信の遅延や欠落が発生する
可能性がある。
【0052】そこで、図10において概ね良好な結果を
得られ、かつ別に実施した被験者による映像評価でも高
い評価の得られた上記範囲を最適な範囲として採用す
る。ただし、これらは現在最適と考え得るJPEG20
00の規格に基づく試験であり、将来的な圧縮・タイリ
ング処理技術の向上に伴って、より細分化したタイリン
グや高圧縮率化が図られると考えられ、本発明は上記範
囲に限定するものではない。
【0053】例えば、JPEG2000の規格に基づく
と、タイリング処理を用いているが、従来からのJPE
G、MPEG1、MPEG2といった規格によるデジタ
ルコンテンツの配信にも本発明を用いることができる。
すなわち、これらの規格によって作成された1つのデジ
タル映像コンテンツを、領域別に複数のブロックに分割
し、それぞれを圧縮処理する。そして、これら圧縮処理
された複数のブロックを同時に配信する一方、受信端末
ではブロックのうちから再生したいブロックのみを再生
することができる。
【0054】勿論、配信側において受信端末の特性に応
じて配信するブロックを選択する構成でもよく、これら
の手法によっても、本発明の効果、すなわちデータ配信
量を抑制しながら、1個のコンテンツで複数の受信端末
に対応することが可能となる。
【0055】上記実施例では、既存のNTSC方式・H
DTV方式よりもさらに高精細なデジタルコンテンツを
用いる例を示したが、本発明の実施においては任意の第
1デジタルコンテンツ及び第2デジタルコンテンツを用
いることができる。
【0056】例えば、第1デジタルコンテンツとしてH
DTV方式で撮影したコンテンツを用い、携帯端末に向
けて配信することもできる。携帯端末は、小型化を図る
ために高い解像度を有する表示装置を備えるものは少な
いが、その種類は極めて多様であって、それら全てに対
応することは困難であった。
【0057】本発明では、複数の解像度にも簡便に対応
することができ、特にHDTV方式など比較的余裕を持
つデジタルコンテンツを第1デジタルコンテンツとして
用いることで、ほぼ全ての携帯端末に対応できると考え
られる。この場合、第1デジタルコンテンツを圧縮する
方式は、各携帯端末で再生可能な方式に変換する機能を
設けてもよい。
【0058】上記のデジタル放送配信システムを用い
て、情報料金を徴収するシステムを提供することもでき
る。すなわち、デジタルコンテンツで映画や有用な情報
を配信する場合に、視聴料などの名目で情報料金を課金
する事例が近年増加しており、本システムにおいても、
情報料金の課金を可能にすることができる。
【0059】その場合、配信局にデジタル放送受信端末
毎の課金情報を記録しておき、配信毎や、1月などの一
定期間毎に視聴者に請求する。請求は予め視聴者から登
録された銀行口座からの自動引き落としなどで徴収する
ことができる。従って、課金情報は、配信局に備えた課
金情報記録手段に記録されるが、この際に前記のブロッ
ク数(タイリング数)や、実際に配信したデータ量、映
像のフレーム数、参照時間に基づいて記録することも可
能である。
【0060】このように、本発明におけるデジタル放送
配信システムにおける課金方法では、情報の伝送量や参
照時間に応じて課金額を変動させることもできるので、
例えば高い解像度で配信を受けた場合には高額に、携帯
端末などで小さなデータを受けた場合には低額にするな
どの差別化も可能である。
【0061】本構成は、端末側からの配信の要求を契機
に課金することもできるし、逆に配信側において圧縮時
にスクランブルをかけ、該スクランブルの解除信号の送
信に伴って課金することもできる。また、端末側からの
配信要求がなければ配信しないようにするか、上記のよ
うにスクランブルをかけることにより、不正利用の防止
を図ることもできる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を備えるので、次
の効果を奏する。すなわち、本発明のデジタルコンテン
ツ配信方法によれば、従来の手法と異なり、例えば1つ
のHDTVカメラで撮影された画像から、NTSC方式
用の配信コンテンツと、HDTV方式用の配信コンテン
ツを作成し、しかも少なくともNTSC方式においては
HDTVカメラで撮影された映像から、画質の劣化を招
くことなく複数の映像範囲のコンテンツを制作すること
ができる。さらに高解像度のカメラを用いれば、HDT
V方式の配信においても複数の映像範囲を制作すること
もできる。
【0063】また、デジタルコンテンツを圧縮すると共
に符号化してタイリング処理を行うことによって、配信
するデータ量を抑制でき、受信側からの映像範囲の指定
にも同時に多くの要求に対応することができる。
【0064】さらに、本発明では音声を映像情報にあわ
せてバランス調整することによって、視聴する映像と音
声が連係するために違和感がなく、より臨場感にあふれ
た、効果的なデジタルコンテンツを配信することができ
る。
【0065】以上より、本発明によるデジタルコンテン
ツ配信方法は、コンテンツ製作時の省力化を図り、多チ
ャンネル化・放送方式の多様化にも低コストで対応でき
る方法を実現する。同時に、映像範囲の選択を配信者・
受信者の少なくともいずれかが自由に行え、配信者側で
は複数の撮影機器・スタッフを要さず、受信者は自己の
嗜好にあわせたコンテンツを享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビ放送番組制作の手法の説明図であ
る。
【図2】同、CSデジタル放送の多チャンネル同時放送
の説明図である。
【図3】本発明における超高精細カメラを用いたコンテ
ンツ制作方法の説明図である。
【図4】本発明によるデジタルコンテンツ配信システム
(その1)の構成図である。
【図5】本発明によるデジタルコンテンツ配信システム
(その2)の構成図である。
【図6】本発明に係るコンテンツ受信端末の一構成例で
ある。
【図7】本発明に係るデジタルコンテンツ編集装置の説
明図である。
【図8】JPEG2000のコードストリーム説明図で
ある。
【図9】横3840画素、縦1028画素の映像フォー
マットで競技場を撮影した映像である。
【図10】各タイルサイズにおける圧縮率対PSNRの
値を示すグラフである。
【符号の説明】
20 超高精細映像 20a 左下隅の映像範囲 20b 右下隅の映像範囲 21 デジタルコンテンツ編集装置 22 出力映像1 23 出力映像2 24 出力映像3
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK36 LC03 MA00 MA24 MA32 MA35 MC11 MC38 ME11 PP04 SS02 SS03 SS05 SS06 SS21 TA12 TB01 TC45 TC47 UA02 UA05 5C063 AB03 AB05 AC01 CA23 DA01 DA13 5C064 BA01 BB01 BC01 BC16 BC23 BD02 BD08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側から受信側に向けてデジタルコンテ
    ンツの伝送を行うデジタル放送配信方法において、 デジタルコンテンツを所定のブロックに分割し、該ブロ
    ックの組み合わせを自在に変化させることによって、該
    デジタルコンテンツの少なくとも一部の随意な範囲を再
    生させることを特徴とするデジタル放送配信方法。
  2. 【請求項2】前記デジタル放送配信方法において、 前記デジタルコンテンツのうち、映像に係るデジタル映
    像コンテンツを、映像の原データよりも小容量に圧縮し
    て伝送する過程で、該映像を複数に分割して符号化する
    タイリング処理を行い、 送信側又は受信側の少なくとも一方において、該タイリ
    ングの少なくとも一部を組み合わせて再構成し、受信側
    において随時適当な表示範囲を表示できるようにするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送配信方
    法。
  3. 【請求項3】前記デジタル放送配信方法の送信側におい
    て、 前記デジタルコンテンツの少なくとも一部の範囲から構
    成された第1範囲のデジタルコンテンツと、 該第1範囲のデジタルコンテンツとは異なる範囲から構
    成された第2範囲のデジタルコンテンツとの少なくとも
    2通りの範囲を同時に配信し、 受信側において所望の範囲を選択して再生する請求項1
    又は2に記載のデジタル放送配信方法。
  4. 【請求項4】前記デジタル放送配信方法であって、 デジタルコンテンツのうち、音声に係るデジタル音声コ
    ンテンツを伴うデジタル映像コンテンツを用い、該デジ
    タル映像コンテンツの少なくとも一部の表示範囲を表示
    させる構成において、 該デジタル音声コンテンツを、該表示範囲に応じた音声
    に変換して再生させることを特徴とする請求項1ないし
    3に記載のデジタル放送配信方法。
  5. 【請求項5】デジタルコンテンツを配信局からデジタル
    放送受信端末に向けて配信するデジタル放送配信システ
    ムであって、 配信局が、コンテンツ作成装置と、コンテンツ分割装置
    と、コンテンツ編集装置と、配信装置とを備える一方、 デジタル放送受信端末が、受信装置と、表示装置とを備
    える構成において、 該コンテンツ分割装置が、 該コンテンツ生成装置で生成された高い解像度の映像情
    報を含むデジタルコンテンツのうち、映像に係るデジタ
    ル映像コンテンツを、一定の大きさの映像領域に分割及
    びブロック化し、第1デジタルコンテンツを作成すると
    共に、該コンテンツ編集装置が、 該第1デジタルコンテンツを、装置内に入力するコンテ
    ンツ入力手段と、 第1デジタルコンテンツのうち、映像に係る第1デジタ
    ル映像コンテンツ中で出力する映像範囲を指定する出力
    範囲指定手段と、 該出力範囲指定手段の指定に基づき、少なくとも1個以
    上の映像領域を集成してより低い解像度の第2デジタル
    映像コンテンツを作成する第2デジタルコンテンツ作成
    手段と、 該第2デジタルコンテンツを出力するコンテンツ出力手
    段とを有することを特徴とするデジタル放送配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記コンテンツ分割装置が、デジタル映像
    コンテンツを、映像の原データよりも小容量に圧縮して
    伝送する過程で、該映像を複数に分割して符号化するタ
    イリング処理を行う構成であって、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段が、該タイリング
    の少なくとも一部を組み合わせて再構成する請求項5に
    記載のデジタル放送配信システム。
  7. 【請求項7】前記デジタル放送受信端末が、前記表示装
    置における所望の表示範囲を受信者が指定する表示範囲
    指定手段と、該表示範囲の情報を前記配信局に通知する
    表示範囲通知手段とを備えると共に、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段が、 該表示範囲通知手段からの情報を受信して第1デジタル
    コンテンツの少なくとも一部の随意な範囲で構成される
    第2デジタルコンテンツを作成することを特徴とする請
    求項5又は6に記載のデジタル放送配信システム。
  8. 【請求項8】前記デジタル放送配信システムにおいて、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段が、配信する前記
    デジタル放送受信端末に応じて符号化の方式を変換可能
    な符号化変換を行う請求項5ないし7に記載のデジタル
    放送配信システム。
  9. 【請求項9】前記デジタル放送配信システムにおいて、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段によって、第1デ
    ジタル映像コンテンツの少なくとも一部の随意な範囲で
    構成される第2デジタル映像コンテンツが作成されたと
    きに、 音声に係る第1デジタル音声コンテンツを該第2デジタ
    ル映像コンテンツに応じた音声に変換する、連動音声変
    換手段を備える請求項5ないし8に記載のデジタル放送
    配信システム。
  10. 【請求項10】前記第1デジタルコンテンツが、長辺が
    3000画素以上で構成される高解像度デジタル映像コ
    ンテンツを含む構成において、 前記デジタル放送受信端末が、 長辺2000画素以下のテレビ放送方式に準拠したテレ
    ビジョンである請求項5ないし9に記載のデジタル放送
    配信システム。
  11. 【請求項11】前記デジタル放送配信システムを用いた
    情報料金の課金方法であって、 前記配信局において、課金情報記録手段を備え、 配信するデジタルコンテンツに応じて情報料金を該課金
    情報記録手段に記録し、 該情報料金を前記デジタル放送受信端末の使用者に向け
    て請求することを特徴とする請求項5ないし9に記載の
    デジタル放送配信システムを用いた課金方法。
  12. 【請求項12】デジタルコンテンツを編集するデジタル
    コンテンツ編集装置であって、 高い解像度の映像情報を含む第1デジタルコンテンツ
    を、装置内に入力するコンテンツ入力手段と、 該第1デジタルコンテンツのうち、映像に係る第1デジ
    タル映像コンテンツ中で出力する映像範囲を指定する出
    力範囲指定手段と、 該出力範囲指定手段の指定に基づき、少なくとも1個以
    上の映像領域を集成してより低い解像度の第2デジタル
    映像コンテンツを作成する第2デジタルコンテンツ作成
    手段と、 該第2デジタルコンテンツを出力するコンテンツ出力手
    段とを備えたことを特徴とするデジタルコンテンツ編集
    装置。
  13. 【請求項13】前記第1デジタル映像コンテンツが、映
    像の原データよりも小容量に圧縮され、該映像を複数に
    分割して符号化するタイリング処理を施されたデータで
    ある構成において、 第2デジタルコンテンツ作成手段が 該タイリングの少なくとも一部を再構成する請求項12
    に記載のデジタルコンテンツ編集装置。
  14. 【請求項14】前記デジタルコンテンツ編集装置におい
    て、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段が、配信する前記
    デジタル放送受信端末に応じて符号化の方式を変換可能
    な符号化変換を行う請求項12又は13に記載のデジタ
    ルコンテンツ編集装置。
  15. 【請求項15】前記デジタルコンテンツ編集装置におい
    て、 前記第2デジタルコンテンツ作成手段が、 第1デジタルコンテンツのうち、音声に係る第1デジタ
    ル音声コンテンツを、前記第2デジタル映像コンテンツ
    に応じた第2デジタル音声コンテンツに変換する、 請求項12ないし14に記載のデジタルコンテンツ編集
    装置。
  16. 【請求項16】配信局から配信されるデジタルコンテン
    ツを受信するデジタル放送受信端末であって、 高い解像度の映像情報を含む第1デジタルコンテンツの
    うち、映像に係る第1デジタル映像コンテンツが、一定
    の大きさの映像領域に分割されて配信される構成におい
    て、 該デジタル放送受信端末が、 第1デジタル映像コンテンツの解像度よりも低い解像度
    の表示手段と、 該表示手段における所望の表示範囲を指定する表示範囲
    指定手段と、 該表示範囲を配信局側に向けて通知する表示範囲通知手
    段と、 第1デジタルコンテンツから指定された表示範囲に基づ
    いて作成される第2デジタルコンテンツを受信する、第
    2デジタルコンテンツ受信手段とを備えたことを特徴と
    するデジタル放送受信端末。
  17. 【請求項17】前記デジタル放送受信端末が、 第1デジタルコンテンツのうち、音声に係る第1デジタ
    ル音声コンテンツを受信する一方、 前記第2デジタルコンテンツ受信手段によって、映像に
    係る第2デジタル映像コンテンツを受信し、 該第2デジタル映像コンテンツに応じて該第1デジタル
    音声コンテンツを変換し、再生する請求項16に記載の
    デジタル放送受信端末。
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