JP2003143579A - 全方位映像の有料配信システム,有料配信方法及び有料視聴システム - Google Patents

全方位映像の有料配信システム,有料配信方法及び有料視聴システム

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JP2003143579A
JP2003143579A JP2001336818A JP2001336818A JP2003143579A JP 2003143579 A JP2003143579 A JP 2003143579A JP 2001336818 A JP2001336818 A JP 2001336818A JP 2001336818 A JP2001336818 A JP 2001336818A JP 2003143579 A JP2003143579 A JP 2003143579A
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Japan
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omnidirectional
omnidirectional video
video
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Application number
JP2001336818A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Igari
達也 猪狩
Akihito Nakagawa
彰人 中川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画角の映像から成る全方位映像を有料
で提供する対象を広げる。 【解決手段】 全方位映像のうち、いずれかの画角の映
像に表示上の制限をかける制限手段2, 4と、この制限
のかかった全方位映像を通信回線で送信する第1の送信
処理手段2と、この全方位映像の受信者11との間でこ
の全方位映像の視聴料の決済が行われたことに応じて、
その受信者11宛に、この全方位映像をこの制限のかか
っていない状態でこの通信回線で送信する第2の送信処
理手段2,4とを備えた全方位映像の有料配信システム
1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画角の映像
から成る全方位映像を有料で提供するためのシステム及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】複数の画角の映像から成る全方位映像の中
から、視聴者が所望の画角を選択して映像を見ることが
できるようにしたシステムが存在している。
【0004】図1は、この全方位映像システムの概要を
示す。全方位映像の制作側では、同図Aに示すように、
例えば撮影現場であるコンサート会場に、複数台のテレ
ビカメラを、1台はステージの左側の画角A1をカバー
し、別の1台はステージの中央の画角A2をカバーし、
別の1台はステージの右側の画角A3をカバーし、別の
1台は観客席の右側の画角A4をカバーし、別の1台は
観客席の中央の画角A5をカバーし、残りの1台は観客
席の左側の画角A6をカバーし、というように、互いに
異なる画角をカバーし且つ全体として側方360°をカ
バーするようにして固定して設置する。
【0005】そして、各テレビカメラで撮影した映像に
そのテレビカメラの画角を示す情報を付加する処理等を
施して、全方位映像を完成させる。
【0006】視聴者側では、図1Bに示すように、全方
位映像用の映像表示装置(例えば家庭用ゲーム機やセッ
ト・トップ・ボックス)51を使用する。この映像表示
装置51には、画角A1〜A6のうちの所望の画角を選
択するための操作器と、操作器で選択された画角の映像
をディスプレイ(例えばパーソナルコンピュータ用ディ
スプレイやテレビジョン受信機)52に供給する信号処
理回路とが設けられている。
【0007】視聴者は、例えばコンサートを行っている
アイドルグループのうちの特定のメンバーだけを見てい
たい場合には、そのメンバーがステージを中央, 左側,
中央と移動したり観客席の中央に降りたりする毎に映像
表示装置51の操作器で画角A2, 画角A1, 画角A
2, 画角A5と切り換えて選択することにより、常にそ
のメンバーを追っていってディスプレイ52に表示させ
ることができる。
【0008】あるいはまた、ステージの中央だけを見て
いたい場合には、操作部で画角A2を選択しておくこと
により、常にステージの中央をディスプレイ52に表示
させることができる。
【0009】この図1では側方360°をカバーする全
方位映像を示したが、側方360°×上下方向360°
をカバーする全方位映像や、厳密な意味では全方位では
ないが超広角視野をカバーした全方位映像も存在してい
る。
【0010】このように、全方位映像では、視聴者は、
予め決められた画角(制作側のカメラワークや編集処理
によって決められた画角)の映像を受動的に見るのでは
なく、能動的に所望の画角を選択して映像を見ることが
できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした全
方位映像をコンテンツとして提供するビジネスにおいて
は、スポンサーを付けて無料で提供する場合を除いて
は、有料で提供することが必要である。
【0012】映像をコンテンツとして有料で提供する形
態としては、一般に、映像をDVD等の映像記録媒体に
記録して販売するという形態(この場合には図1Aの映
像表示装置51はDVD等を再生する機能を有するもの
になる)か、あるいは、デジタル放送で、有料受信契約
を結んでいる視聴者に映像を送信するという形態(この
場合には図1Aの映像表示装置51は限定受信方式でデ
ジタル放送を受信する機能を有するものになる)が考え
られる。
【0013】しかし、これらの形態では、視聴者は、ま
だ映像を見ていない段階で視聴料の決済を行わなければ
ならない。そのため、予めそのコンテンツを必ず購入し
たいと考えている者(例えば、そのコンテンツがアイド
ルグループのコンサートを撮影したものであれば、以前
からそのアイドルグループのファンになっている者)以
外の者にまでコンテンツの提供対象を広げることはなか
なか困難である。
【0014】本発明は、上述の点に鑑み、全方位映像を
有料で提供する対象を広げることを課題としてなされた
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、複数の画角の映像から成る全方位映像
のうち、いずれかの画角の映像に表示上の制限をかける
制限手段と、この制限のかかった全方位映像を通信回線
で送信する第1の送信処理手段と、この全方位映像の受
信者との間でこの全方位映像の視聴料の決済が行われた
ことに応じて、その受信者宛に、この全方位映像をこの
制限のかかっていない状態でこの通信回線で送信する第
2の送信処理手段とを備えた全方位映像の有料配信シス
テムを提案する。
【0016】この有料配信システム(本発明に係る第1
の有料配信システム)では、制限手段によっていずれか
の画角の映像に表示上の制限をかけられた全方位映像
が、第1の送信処理手段によって送信される。
【0017】この全方位映像の受信者は、全方位映像用
の映像表示装置を使用してこの全方位映像を見ることが
できるが、一部の画角の映像に表示上の制限のかかった
状態でしか見ることができない。
【0018】その受信者との間でこの全方位映像の視聴
料の決済が行われると、第2の送信処理手段により、そ
の受信者宛に、この全方位映像が制限のかかっていない
状態で送信される。
【0019】その受信者は、この全方位映像を受信する
ことにより、今度は、この全方位映像を本来の完全な形
で見ることができるようになる。
【0020】このように、この有料配信システムによれ
ば、視聴者(受信者)に、視聴料の決済を行う前に、一
部の画角の映像に表示上の制限のかかった状態で全方位
映像を見せることができる。
【0021】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができる。
【0022】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができる。
【0023】なお、この有料配信システムが、全方位映
像をMPEG方式で符号化する符号化手段を含んでいる
場合には、一例として、制限手段を、いずれかの画角に
ついて、Iピクチャー, Pピクチャー及びBピクチャー
から成るグループオブピクチャーのうちのIピクチャー
のみをこの符号化手段から出力させるものとして構成す
ることが好適である。
【0024】Iピクチャーのみを出力した画角について
は、数フレーム毎に1フレーム分の映像しか表示されな
いことにより、撮像物の動きが不連続になるという表示
上の制限がかかるようになる。
【0025】次に本出願人は、複数の画角の映像から成
る全方位映像のうち、いずれかの画角の映像に表示上の
制限をかける第1ステップと、この制限のかかった全方
位映像を通信回線で送信する第2ステップと、この全方
位映像の受信者との間でこの全方位映像の視聴料の決済
が行われたことに応じて、その受信者宛に、この全方位
映像をこの制限のかかっていない状態でこの通信回線で
送信する第3ステップとを有する全方位映像の有料配信
方法を提案する。
【0026】この有料配信方法(本発明に係る第1の有
料配信方法)によれば、前述の本発明に係る第1の有料
配信システムにおけると同様に、全方位映像を有料で提
供する対象を広げることができるとともに、視聴者の心
理に働きかけて購入意欲を高めることができる。
【0027】次に本出願人は、複数の画角の映像から成
る全方位映像と、これらの複数の画角のうち映像を表示
する画角を選択するための処理をコンピュータに行わせ
るプログラムであっていずれかの画角の映像に表示上の
制限をかけたプログラムとを、通信回線で送信する第1
の送信処理手段と、これらの全方位映像及びプログラム
の受信者との間でこの全方位映像の視聴料の決済が行わ
れたことに応じて、その受信者宛に、このプログラムで
のこの制限を解除させるための情報をこの通信回線で送
信する第2の送信処理手段とを備えた全方位映像の有料
配信システムを提案する。
【0028】この有料配信システム(本発明に係る第2
の有料配信システム)では、全方位映像と、全方位映像
の複数の画角のうち映像を表示する画角を選択するため
の処理をコンピュータに行わせるプログラムであってい
ずれかの画角の映像に表示上の制限をかけたプログラム
とが、第1の送信処理手段によって送信される。
【0029】これらの全方位映像及びプログラムの受信
者は、このプログラムをインストールさせたコンピュー
タを使用して全方位映像を見ることができるが、一部の
画角の映像に表示上の制限のかかった状態でしか見るこ
とができない。
【0030】その受信者との間でこの全方位映像の視聴
料の決済が行われると、第2の送信処理手段により、そ
の受信者宛に、このプログラムでの制限を解除させるた
めの情報が送信される。
【0031】その受信者は、この情報によってこのこの
プログラムでの制限が解除されることにより、今度は、
この全方位映像を本来の完全な形で見ることができる。
【0032】このように、この有料配信システムによれ
ば、視聴者(受信者)に、視聴料の決済を行う前に、一
部の画角の映像に表示上の制限のかかった状態で全方位
映像を見せることができる。
【0033】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができる。
【0034】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができる。
【0035】なお、このプログラムが、MPEG方式で
符号化された全方位映像を復号化するプログラムを含ん
でいる場合には、一例として、このプログラムを、いず
れかの画角についてブロックのうちの低周波数領域のみ
を復号化するものにすることが好適である。
【0036】ブロックのうちの低周波数領域のみを復号
化した画角については、撮像物の輪郭等が不鮮明になる
という表示上の制限がかかるようになる。
【0037】次に本出願人は、複数の画角の映像から成
る全方位映像と、これらの複数の画角のうち映像を表示
する画角を選択するための処理をコンピュータに行わせ
るプログラムであっていずれかの画角の映像に表示上の
制限をかけたプログラムとを、通信回線で送信する第1
ステップと、これらの全方位映像及びプログラムの受信
者との間でこの全方位映像の視聴料の決済が行われたこ
とに応じて、その受信者宛に、このプログラムでのこの
制限を解除させるための情報をこの通信回線で送信する
第2ステップとを有する全方位映像の有料配信方法を提
案する。
【0038】この有料配信方法(本発明に係る第2の有
料配信方法)によれば、前述の本発明に係る第2の有料
配信システムにおけると同様に、全方位映像を有料で提
供する対象を広げることができるとともに、視聴者の心
理に働きかけて購入意欲を高めることができる。
【0039】次に本出願人は、複数の画角の映像から成
る全方位映像のうち映像を表示する画角を選択可能な映
像表示手段であって、いずれかの画角の映像に表示上の
制限をかけるとともに、この制限を解除させるための情
報に基づいてこの制限を解除する映像表示手段を備えた
視聴部と、この視聴部側との間でこの全方位映像の視聴
料の決済が行われたことに応じて、この視聴部宛に、こ
の映像表示手段でのこの制限を解除させるための情報を
通信回線で送信する送信処理手段を備えた制限解除部と
を含んだ全方位映像の有料視聴システムを提案する。
【0040】この有料視聴システムでは、視聴部側の視
聴者は、映像表示手段を使用して全方位映像を視聴する
ことができるが、一部の画角の映像に表示上の制限のか
かった状態でしか見ることができない。
【0041】視聴部側と制限解除部との間でこの全方位
映像の視聴料の決済が行われると、制限解除部の送信処
理手段により、視聴部宛に、映像表示手段での制限を解
除させるための情報が送信される。
【0042】視聴部側の視聴者は、この情報に基づいて
映像表示手段での制限が解除されることにより、今度
は、この全方位映像を本来の完全な形で見ることができ
る。
【0043】このように、この有料視聴システムによれ
ば、視聴部側の視聴者が、視聴料の決済を行う前に、一
部の画角の映像に表示上の制限のかかった状態で全方位
映像を見ることができる。
【0044】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができる。
【0045】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができる。
【0046】なお、この映像表示手段が、MPEG方式
で符号化された全方位映像を復号化するものである場合
には、この映像表示手段を、いずれかの画角についてブ
ロックのうちの低周波数領域のみを復号化するものにす
ることが好適である。
【0047】ブロックのうちの低周波数領域のみを復号
化した画角については、撮像物の輪郭等が不鮮明になる
という表示上の制限がかかるようになる。
【0048】
【発明の実施の形態】最初に、本発明に係る第1の有料
配信システム及び第1の有料配信方法の具体例を説明す
る。
【0049】図2は、これらの発明を適用した有料配信
システムの構成例を示す。この有料配信システム1に
は、インターネットに接続されたサーバー(コンピュー
タ)2と、データベース3と、エンコーダ4とが、LA
N(ローカルエリアネットワーク)で結ばれている。
【0050】データベース3には、複数の画角の映像か
ら成る全方位映像(図1Aを用いて説明したようにして
完成された全方位映像)が複数種類格納されている。
【0051】エンコーダ4は、MPEG−2(あるいは
MPEG−1であってもよい)の符号化方式に則った符
号化器である。
【0052】サーバー2は、全方位映像をコンテンツと
して有料で提供するためのWebページを開設してい
る。サーバー2は、インターネットに接続されたいずれ
かのクライアント(コンピュータ)11がサーバー2に
アクセスしたことに基づき、図3に示すような処理を実
行する。
【0053】この処理では、最初に、提供可能な全方位
映像(データベース3に格納されている全方位映像)を
一覧表示するとともにそのうちの所望の全方位映像を選
択させるためのWebページのHTML文書を、そのク
ライアント11宛に送信する(ステップS1)。
【0054】続いて、そのクライアント11で全方位映
像が選択されたことに基づき、その全方位映像をデータ
ベース3から読み出させてエンコーダ4に転送させる
(ステップS2)。
【0055】そして、その全方位映像をエンコーダ4で
エンコード(符号化)させてサーバー2に転送させる。
その際、一部の画角については、Iピクチャーのみをエ
ンコーダ4から出力させてサーバー2に転送させる(ス
テップS3)。
【0056】すなわち、MPEG方式で符号化されるデ
ータは、通常は、図4に示すようにIピクチャー, Pピ
クチャー及びBピクチャーから成るGOP(グループオ
ブピクチャー)が連続した構造になるが、ステップS3
では、一部の画角については、各GOP内のIピクチャ
ーのみをエンコーダ4から出力させてサーバー2に転送
させる。
【0057】そして、エンコーダ4から転送された全方
位映像を、ストリーミングによってそのクライアント1
1宛に送信する(ステップS4)。
【0058】続いて、そのコンテンツ(全方位映像)の
購入を促すとともにクレジットカード等での視聴料の決
済手続きを行わせるためのWebページのHTML文書
を、そのクライアント11宛に送信する(ステップS
5)。
【0059】続いて、そのクライアント11で視聴料の
決済が行われたか否かを判断する(ステップS6)。
【0060】視聴料の決済が行われなかった場合には、
そのまま処理を終了する。
【0061】他方、視聴料の決済が行われると、その全
方位映像を再度データベース3から読み出させてエンコ
ーダ4に転送させる(ステップS7)。
【0062】そして、その全方位映像をエンコーダ4で
エンコードさせてサーバー2に転送させる。今度は、ス
テップS2のように一部の画角についてIピクチャーの
みを出力させたりせず、全ての画角について図4のよう
な通常通りのデータをエンコーダ4から出力させてサー
バー2に転送させる(ステップS8)。
【0063】そして、エンコーダ4から転送された全方
位映像を、ストリーミングによってそのクライアント1
1宛に送信する(ステップS9)。そして処理を終了す
る。
【0064】この有料配信システム1によるサービス
は、クライアント11側からみると、次のようになる。
【0065】或るクライアント11側で、有料配信シス
テム1のサーバー2にアクセスし、どんな全方位映像が
選択可能であるかをWebページ(図3のステップS1
によるWebページ)で確認し、興味を持った全方位映
像をそのWebページで選択したとする。
【0066】すると、図3のステップS2〜S4によ
り、選択した全方位映像が、一部の画角の映像はIピク
チャーのみで構成された状態で、ストリーミングによっ
てクライアント11に受信される。
【0067】この全方位映像の受信者は、全方位映像の
複数の画角のうち映像を表示する画角を選択するための
処理(キーボードの特定のキーに画角を選択する機能を
割り当て、そのキーで選択された画角の映像をディスプ
レイに表示させる処理)をコンピュータに行わせるプロ
グラムをクライアント11にインストールしておくこと
により、クライアント11を使用してこの全方位映像を
見ることができる。しかし、一部の画角については、映
像がIピクチャーのみで構成されているので、数フレー
ム毎に1フレーム分の映像しか表示されないことによ
り、撮像物の動きが不連続になるという表示上の制限が
かかる。
【0068】その受信者は、このように一部の画角の映
像に表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴し
てみた上で、視聴料を支払ってその全方位映像を本来の
完全な形で視聴したいと考えた場合には、Webページ
(図3のステップS5によるWebページ)で視聴料の
決済手続きを行う。
【0069】すると、図3のステップS6〜S9によ
り、選択した全方位映像が、今度は完全な状態(一部の
画角の映像がIピクチャーのみで構成されたりすること
のない状態)で、ストリーミングによってクライアント
11に受信される。
【0070】その受信者は、今度は、この全方位映像を
本来の完全な形で見ることができるようになる。
【0071】このように、この有料配信システムによれ
ば、視聴者(受信者)に、視聴料の決済を行う前に、一
部の画角の映像に表示上の制限のかかった状態で全方位
映像を見せることができる。
【0072】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができる。
【0073】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができる。
【0074】なお、複数の画角のうちのどの画角の映像
に表示上の制限をかけるかは、全方位映像のジャンルに
応じて決定すればよい。例えば、図1Aに示したような
コンサートを撮影した全方位映像については、ステージ
の中央の画角A2の映像に表示上の制限をかけることが
考えられる。また、例えば野球の試合を撮影した全方位
映像については、ピッチャーマウンドやバッターボック
スの画角の映像に表示上の制限をかけることが考えられ
る。
【0075】また、この例では、一部の画角の映像に表
示上の制限をかける方法として、その画角の映像をIピ
クチャーのみで構成している。しかし、別の例として、
その画角の映像を全くクライアント11に送信しないと
いう方法や、その画角の映像にモザイクをかけるという
方法をとってもよい。
【0076】また、この例において、有料配信システム
1からクライアント11に全方位映像を配信するだけで
なく、全方位映像の複数の画角のうち映像を表示する画
角を選択するための処理をコンピュータに行わせるプロ
グラムも、有料配信システム1からクライアント11に
ダウンロードさせるようにしてもよい。
【0077】また、この例では、インターネットで全方
位映像を配信している。しかし、別の例として、デジタ
ル放送で全方位映像を配信する(放送局から、限定受信
機能付きの全方位映像用のテレビジョン受信機に対し、
最初は一部の画角の映像に表示上の制限をかけて無料で
全方位映像を送信し、視聴料の決済が行われたことに応
じて完全な状態で全方位映像を送信する)ようにしても
よい。
【0078】次に、本発明に係る第2の有料配信システ
ム, 第2の有料配信方法及び有料視聴システムの具体例
を説明する。
【0079】図5は、これらの発明を適用した有料視聴
システムの構成例を示す。有料配信システム21が、本
発明に係る第2の有料配信システム, 第2の有料配信方
法を適用したものであるとともに、本発明に係る有料視
聴システムの制限解除部を構成している。インターネッ
トに接続される個々のクライアント(コンピュータ)3
1が、それぞれ本発明に係る有料視聴システムの視聴部
を構成している。
【0080】有料配信システム21では、インターネッ
トに接続されたサーバー(コンピュータ)22と、デー
タベース23と、データベース24と、エンコーダ25
とが、LANで結ばれている。
【0081】データベース23には、複数の画角の映像
から成る全方位映像(図1Aを用いて説明したようにし
て完成された全方位映像)が複数種類格納されている。
【0082】データベース24には、全方位映像の複数
の画角のうち映像を表示する画角を選択するための処理
(キーボードの特定のキーに画角を選択する機能を割り
当て、そのキーで選択された画角の映像をディスプレイ
に表示させる処理)をコンピュータに行わせるプログラ
ムが格納されている。以下では、このプログラムを「ビ
ューワー」と呼ぶことにする。
【0083】このビューワーは、MPEG方式でエンコ
ードされた全方位映像をデコード(復号化)するプログ
ラムを含んでいる。このデコード用プログラムは、一部
の画角については、ブロックの全ての周波数領域のデコ
ードを許可する情報(以下「許可情報」と呼ぶ)が存在
しない場合には、ブロックのうちの低周波数領域のみを
デコードし、他方この許可情報が存在する場合には、ブ
ロックの全ての周波数領域をデコードするものになって
いる。
【0084】すなわち、MPEG方式では、図6に示す
ように、各ピクチャー(Iピクチャー, Pピクチャー,
Bピクチャー)は輝度信号Yと2つの色差信号Cb, C
rとに分離されてそれぞれ8×8画素のブロックを単位
としてDCT(直交変換符号化 )が行われ、DCTさ
れたブロックをIDCT(逆変換)する際には通常は全
て の周波数領域(DCT係数)がIDCTされる。
【0085】しかし、DCTされたブロックのうちID
CTする周波数帯域は任意に決定することが可能であ
る。そこで、このビューワーでのデコード用プログラム
は、一部の画角については、上述の許可情報が存在しな
い場合にはDCTされたブロックのうちの低周波数領域
のみをIDCTし、他方この許可情報が存在する場合に
はDCTされたブロックの全ての周波数領域をIDCT
するものになっている。
【0086】エンコーダ25は、MPEG−2(あるい
はMPEG−1であってもよい)の符号化方式に則った
符号化器である。
【0087】サーバー22は、全方位映像をコンテンツ
として有料で提供するためのWebページを開設してい
る。またサーバー22内には、上述の許可情報が記憶さ
れている。サーバー22は、インターネットに接続され
たいずれかのクライアント31がサーバー22にアクセ
スしたことに基づき、図7に示すような処理を実行す
る。
【0088】この処理では、最初に、ビューワーのダウ
ンロードを要求するためのWebページのHTML文書
を、そのクライアント31宛に送信する(ステップS1
1)。
【0089】続いて、そのクライアント31でダウンロ
ードが要求されたことに基づき、ビューワーをデータベ
ース24から読み出させてサーバー22に転送させる
(ステップS12)。そして、このビューワーをそのク
ライアント31宛に送信(ダウンロード)する(ステッ
プS13)。
【0090】続いて、提供可能な全方位映像(データベ
ース23に格納されている全方位映像)を一覧表示する
とともにそのうちの所望の全方位映像を選択させるため
のWebページのHTML文書を、そのクライアント3
1宛に送信する(ステップS14)。
【0091】続いて、そのクライアント31で全方位映
像が選択されたことに基づき、その全方位映像をデータ
ベース23から読み出させてエンコーダ25に転送させ
(ステップS15)、その全方位映像をエンコーダ25
でエンコードさせてサーバー22に転送させる(ステッ
プS16)。
【0092】そして、エンコーダ25から転送された全
方位映像をそのクライアント31宛に送信(ダウンロー
ド)する(ステップS17)。
【0093】続いて、そのコンテンツ(全方位映像)の
購入を促すとともにクレジットカード等での視聴料の決
済手続きを行わせるためのWebページのHTML文書
を、そのクライアント31宛に送信する(ステップS1
8)。
【0094】続いて、そのクライアント31で視聴料の
決済が行われたか否かを判断する(ステップS19)。
【0095】視聴料の決済が行われなかった場合には、
そのまま処理を終了する。
【0096】他方、視聴料の決済が行われると、サーバ
ー22内の許可情報を、そのクライアント31宛に送信
する(ステップS20)。そして処理を終了する。
【0097】この有料視聴システムでのサービスは、ク
ライアント31側からみると、次のようになる。
【0098】或るクライアント31側で、有料配信シス
テム21のサーバー22にアクセスし、Webページ
(図7のステップS11によるWebページ)でビュー
ワーのダウンロードを要求すると、図7のステップS1
2, S13により、ビューワーがクライアント31にダ
ウンロードされる。
【0099】続いて、クライアント31側で、どんな全
方位映像が選択可能であるかをWebページ(図7のス
テップS14によるWebページ)で確認し、興味を持
った全方位映像をそのWebページで選択したとする。
【0100】すると、図7のステップS15〜S17に
より、選択した全方位映像がクライアント11にダウン
ロードされる。
【0101】この全方位映像の受信者は、ビューワーを
ダウンロードしたクライアント31を使用して、この全
方位映像を見ることができる。しかし、前述の許可情報
が存在しないため、一部の画角については、ブロックの
うちの低周波数領域のみがデコードされるので、撮像物
の輪郭等が不鮮明になるという表示上の制限がかかる。
【0102】その受信者は、このように一部の画角の映
像に表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴し
てみた上で、視聴料を支払ってその全方位映像を本来の
完全な形で視聴したいと考えた場合には、Webページ
(図7のステップS18によるWebページ)で視聴料
の決済手続きを行う。
【0103】すると、図7のステップS19, S20に
より、許可情報がクライアント31に受信される。
【0104】その受信者が、クライアント31に記憶さ
れているこの全方位映像をクライアント31を使用して
見ると、今度は、許可情報が存在するので、この一部の
画角についてもブロックの全ての周波数領域がデコード
される。したがって、この全方位映像を本来の完全な形
で見ることができるようになる。
【0105】このように、この有料視聴システムによれ
ば、視聴者(受信者)に、視聴料の決済を行う前に、一
部の画角の映像に表示上の制限のかかった状態で全方位
映像を見せることができる。
【0106】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができる。
【0107】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができる。
【0108】なお、複数の画角のうちのどの画角の映像
に表示上の制限をかけるかは、やはり全方位映像のジャ
ンルに応じて決定すればよい。
【0109】また、この例では、一部の画角の映像に表
示上の制限をかける方法として、ビューワーを、その画
角についてはブロックのうちの低周波数領域のみをデコ
ードするものにしている。しかし、別の例として、ビュ
ーワーを、その画角の映像を全くディスプレイに表示さ
せないものにするという方法や、ビューワーを、その画
角の映像をモザイクをかけてディスプレイに表示させる
ものにするという方法をとってもよい。
【0110】また、この例では、サーバー22が、図7
のステップS17で全方位映像をクライアント31にダ
ウンロードしている。しかし、別の例として、このステ
ップS17で、全方位映像をストリーミングによってク
ライアント31に送信するようにしてもよい。その場合
には、図7のステップS20で許可情報を送信した後、
再度全方位映像をストリーミングによってクライアント
31に送信すればよい。
【0111】また、この例では、インターネットで全方
位映像を配信している。しかし、別の例として、デジタ
ル放送で全方位映像を配信する(放送局から、限定受信
機能付きの全方位映像用のテレビジョン受信機に対して
全方位映像を送信し、視聴料の決済が行われたことに応
じて許可情報を送信する)ようにしてもよい。その場合
には、そのテレビジョン受信機を、一部の画角について
は、許可情報が存在しない場合にはブロックのうちの低
周波数領域のみをデコードし、他方許可情報が存在する
場合にはブロックの全ての周波数領域をデコードするよ
うな処理を行うものとして構成すればよい。
【0112】あるいはまた、全方位映像及びビューワー
を、通信回線で送信することなく、DVD等の映像記録
媒体に記録して無料で配布してクライアント(コンピュ
ータ)で再生させ、視聴料の決済が行われたことに応じ
て、許可情報を通信回線でクライアントに送信するよう
にしてもよい。その場合には、そのクライアントで使用
させる全方位映像用の映像表示装置を、DVD等を再生
する機能及び通信回線に接続する機能を有するととも
に、一部の画角については、許可情報が存在しない場合
にはブロックのうちの低周波数領域のみをデコードし、
他方許可情報が存在する場合にはブロックの全ての周波
数領域をデコードするような処理を行うものとして構成
すればよい。
【0113】また、以上の各例では視聴料の決済の前に
全方位映像のうちの一部の画角の映像に表示上の制限を
かけているが、視聴料の決済の前には全方位映像の全て
の画角の映像に表示上の制限をかけるようにしてもよ
い。
【0114】また、全方位映像システムの中には、撮影
時の個々の画角(図1では画角A1〜A6)と同じ方角
だけでなく、所望の方角(例えば図1の画角A1とA2
とを半分ずつ含む方角のように、隣り合う2つの画角に
またがる方角)を選択してその方角の映像を表示させる
ことができるものも存在するので、そのような全方位映
像システムにも本発明を適用してよい。
【0115】その場合にも、選択した方角の中に表示上
の制限のかかった画角が含まれていると、画面表示され
る映像のうちその制限のかかった画角の部分の映像には
表示上の制限がかかるようになる。
【0116】また、以上の各例では、全方位映像につい
て、視聴料の決済の前に表示上の制限をかけた配信を行
っているが、全方位映像以外の映像について、視聴料の
決済の前に表示上の制限をかけた配信を行うようにして
もよい。
【0117】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0118】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、視聴者
に、視聴料の決済を行う前に、一部の画角の映像に表示
上の制限のかかった状態で全方位映像を見せることがで
きる。
【0119】これにより、全方位映像をコンテンツとし
て有料で提供する対象を、予めそのコンテンツを必ず購
入したいと考えている者以外の者(一部の画角の映像に
表示上の制限のかかった状態で全方位映像を視聴してみ
た上で初めてそのコンテンツを購入したいと考えるよう
になった者)にまで広げることができるという効果が得
られる。
【0120】また特に、全方位映像は視聴者が所望の画
角を選択して映像を見ることができる点に特徴を有する
ものであるから、表示上の制限のかかっている画角が存
在することは、どの画角の映像も制限なく見たいという
視聴者の心理に働きかけて、視聴者の購入意欲を高める
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全方位映像システムの概要を示す図である。
【図2】本発明を適用した有料配信システムの構成例を
示す図である。
【図3】図2のサーバーが実行する処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】MPEG方式で符号化されるデータの構造を示
す図である。
【図5】本発明を適用した有料視聴システムの構成例を
示す図である。
【図6】MPEG方式でDCT, IDCTされるデータ
の単位を示す図である。
【図7】図5のサーバーが実行する処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1, 21 有料配信システム、 2, 22 サーバー、
3, 23, 24 データベース、 4, 25 エンコ
ーダ、 11, 31 クライアント
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK40 MA15 MA23 RA01 RA08 RE15 SS08 TA25 TB03 TB15 TC45 UA02 UA05 UA12 5C064 BA01 BB01 BB07 BC04 BC06 BC16 BC21 BC23 BC27 BD04 BD08 BD16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画角の映像から成る全方位映像の
    うち、いずれかの画角の映像に表示上の制限をかける制
    限手段と、 前記制限のかかった前記全方位映像を通信回線で送信す
    る第1の送信処理手段と、 前記全方位映像の受信者との間で前記全方位映像の視聴
    料の決済が行われたことに応じて、前記受信者宛に、前
    記全方位映像を前記制限のかかっていない状態で前記通
    信回線で送信する第2の送信処理手段とを備えたことを
    特徴とする全方位映像の有料配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の全方位映像の有料配信
    システムにおいて、 前記全方位映像をMPEG方式で符号化する符号化手段
    を含んでおり、 前記制限手段は、前記複数の画角のうちのいずれかの画
    角について、Iピクチャー, Pピクチャー及びBピクチ
    ャーから成るグループオブピクチャーのうちのIピクチ
    ャーのみを前記符号化手段から出力させることを特徴と
    する全方位映像の有料配信システム。
  3. 【請求項3】 複数の画角の映像から成る全方位映像の
    うち、いずれかの画角の映像に表示上の制限をかける第
    1ステップと、 前記制限のかかった前記全方位映像を通信回線で送信す
    る第2ステップと、 前記全方位映像の受信者との間で前記全方位映像の視聴
    料の決済が行われたことに応じて、前記受信者宛に、前
    記全方位映像を前記制限のかかっていない状態で前記通
    信回線で送信する第3ステップとを有することを特徴と
    する全方位映像の有料配信方法。
  4. 【請求項4】 複数の画角の映像から成る全方位映像
    と、前記複数の画角のうち映像を表示する画角を選択す
    るための処理をコンピュータに行わせるプログラムであ
    っていずれかの画角の映像に表示上の制限をかけたプロ
    グラムとを、通信回線で送信する第1の送信処理手段
    と、 前記全方位映像及び前記プログラムの受信者との間で前
    記全方位映像の視聴料の決済が行われたことに応じて、
    前記受信者宛に、前記プログラムでの前記制限を解除さ
    せるための情報を前記通信回線で送信する第2の送信処
    理手段とを備えたことを特徴とする全方位映像の有料配
    信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の全方位映像の有料配信
    システムにおいて、 前記プログラムは、MPEG方式で符号化された前記全
    方位映像を復号化するプログラムを含んでおり、前記複
    数の画角のうちのいずれかの画角についてブロックのう
    ちの低周波数領域のみを復号化することを特徴とする全
    方位映像の有料配信システム。
  6. 【請求項6】 複数の画角の映像から成る全方位映像
    と、前記複数の画角のうち映像を表示する画角を選択す
    るための処理をコンピュータに行わせるプログラムであ
    っていずれかの画角の映像に表示上の制限をかけたプロ
    グラムとを、通信回線で送信する第1ステップと、 前記全方位映像及び前記プログラムの受信者との間で前
    記全方位映像の視聴料の決済が行われたことに応じて、
    前記受信者宛に、前記プログラムでの前記制限を解除さ
    せるための情報を前記通信回線で送信する第2ステップ
    とを有することを特徴とする全方位映像の有料配信方
    法。
  7. 【請求項7】 複数の画角の映像から成る全方位映像の
    うち映像を表示する画角を選択可能な映像表示手段であ
    って、いずれかの画角の映像に表示上の制限をかけると
    ともに、前記制限を解除させるための情報に基づいて前
    記制限を解除する映像表示手段を備えた視聴部と、 前記視聴部側との間で前記全方位映像の視聴料の決済が
    行われたことに応じて、前記視聴部宛に、前記映像表示
    手段での前記制限を解除させるための情報を通信回線で
    送信する送信処理手段を備えた制限解除部とを含むこと
    を特徴とする全方位映像の有料視聴システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の全方位映像の有料視聴
    システムにおいて、 前記映像表示手段は、MPEG方式で符号化された前記
    全方位映像を復号化するものであり、いずれかの画角に
    ついてブロックのうちの低周波数領域のみを復号化する
    ことを特徴とする全方位映像の有料視聴システム。
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