JP2005535242A - Mpeg−4タイプの音響映像マルチメディアコンテンツのスクランブル装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも一つのビデオソースに少なくとも一つの表示装置を接続するためのMPEG−4タイプのマルチメディアとビデオとのインターフェース接続装置に関し、この装置は、MPEG−4タイプの全てのビデオストリームをリアルタイムまたはディレイドタイムでディスプレイし、保存、記録し、および/または、放送ネットワーク(4)および/または通過周波数帯の狭い広域通信ネットワーク(10)で送信し、および/またはチップカードに記録するように構成された処理ユニットと、少なくとも一つのスクリーンインターフェース(7)と、ローカルネットワークまたは広域通信ネットワークおよび/またはチップカード読取装置への接続インターフェース(5、9)とから主に構成されており、主に、画面Pおよび/またはBおよび/またはS(GMC)の幾つかの動きベクトルのメモリ、および/または各音響映像ポータルサイト(12)におけるビデオストリームの幾つかの画面B、P、S(GMC)のメモリを含み、各ビデオインターフェース接続装置(8)が、音響映像プログラムの保存機能、記録機能、処理機能を有し、少なくとも一つの内蔵表示装置またはテレビ画面タイプの表示装置(6)に結合され、各インターフェース接続装置(8)が、その固有のハードディスクの情報から、画面Pおよび/またはBおよび/またはS(GMC)のアルゴリズムおよび/または動きベクトルから、および/または画面Pおよび/またはBおよび/またはS(GMC)から、MPEG−4ストリームを復元し、この全てがポータルサイトから送られることを特徴とする。

Description

本発明は、MPEG−4タイプの公称ストリームフォーマットを用いた、あらゆるマルチメディアプログラムまたはシーケンスのスクランブルに関し、それによって、これらのマルチメディアプログラムまたはシーケンスの従来のアクセス、安全な放送、記録管理、個人コピー、およびディスプレイを、許可されたユーザが実施するようにし、また、相互作用するプログラムおよびビデオシーケンスまたはマルチメディアシーケンスの様々な権利の処理、アクセス、放送、納品、記録、個人コピー、ディスプレイ、および管理のための安全化システムを提案するものである。
一般的な課題は、高画質フィルム全体をMPEG−4タイプのフォーマットで安全にテレビ画面に生中継可能な装置を提供し、および/または、モニタ型画面、テレビ画面、ビデオプロジェクタ、または映画のスクリーンに遠隔伝送ネットワークを接続する装置のハードディスクへの記録が可能な装置を提供し、音響画像品質を保持する一方で、デコーダケースのハードディスクに記録されるフィルムまたは音響映像プログラムの非合法コピーを作る可能性などのあらゆる不法な使用を排除することにある。
本発明は、また、このように供給される作品に付随するコピーおよび権利の使用を全面的に管理可能である。
現行の解決方法では、音響映像フィルムおよびプログラムを、無線、ケーブル、衛星等の放送網を介して、またはDSL(Digital Subscriber Line)またはBLR(無線ローカルルータ)タイプの遠隔通信ネットワークを介して、DAB(Digital Audio Broadcasting)ネットワークを介して、あるいはデジタル遠隔通信ネットワーク(GSM、GPRS、UMTS)を介してデジタル形式で伝送可能である。さらに、このように放送される作品が不正コピーされないようにするために、これらの作品は、当業者が良く知っている様々な手段により、しばしば暗号化される。
従来技術では、国際公開第00165762号パンフレットにおいて、暗号化された搬送ストリーム内の一つまたは複数の受信機に最初の放送局がコンテンツを送信する条件付きのアクセスシステムが開示されている。このシステムは、多層安全化アーキテクチャを提供し、それによって鍵を再使用する攻撃に対してシステムを強化している。一つのレイヤが取り囲まれても、次のレイヤは無傷のままである。第一のレイヤは、暗号化鍵の記録を妨げ、こうしたユーザの暗号化鍵を保護し、受信機の条件付きアクセスモジュールから暗号解読搬送モジュールに至る経路を暗号化する。第二のレイヤは、第二の受信機の暗号解読搬送モジュールで受信機に記録された鍵が再び使用されないようにする。第三のレイヤは、ユーザがアクセス可能な任意のメモリまたは任意のプロセッサを通過する前にストリームを再度暗号化することによって、暗号化モジュールがなければユーザが搬送ストリームの暗号を解読できないようにする。また、直ちに使用するために暗号化されない搬送ストリームまたは暗号化された搬送ストリームと共に、事象テーブルを伝送して、許可のない使用を妨げるようにしている。
この解決方法の主な不都合は、暗号化データばかりでなく暗号解読鍵もユーザに伝送しなければならないことにある。暗号解読鍵の伝送は、音響映像プログラムの前に、または同時に、あるいは後で行われうる。安全性を高め、従って、不正な意図を持つ使用から音響映像作品を保護するには、暗号解読鍵と、音響映像デコーダの暗号解読機能とをオプションで遠隔更新可能な、チップカードまたはその他の物理的な鍵等の改良安全手段を含むことができる。
このように、ハードディスクタイプの任意の媒体または他のタイプのメモリに音響映像プログラムをデジタルで局部的に記録できるようにしながらデコーダケースに適用される現行の解決方法は、不正な意図を持つユーザに対し、こうして記録されたプログラムを許可なしにコピーできる可能性を提供してしまう。何故なら、所定の瞬間に、ユーザは、チップカードシステムに結合または非結合のデジタルデコーダケースで音響映像プログラムを完全に解読可能にするあらゆる情報、ソフトウェアプログラム、およびデータを所持するからである。不正な意図を持つユーザは、このユーザがまさにあらゆるデータを所持することから、不正なコピーがなされた瞬間にこのコピーに誰も気づくことなく、非合法コピーを行うことができる。
従って、一つの解決方法は、音響映像プログラムの局部的な記録を許可せずに、ADSL、ケーブル、または衛星タイプの広帯域通信ネットワークを介して、オンデマンドでのみデジタル音響映像プログラムの全部または一部を伝送することからなる(オンデマンドビデオサービス)。このため、国際公開第0011871号パンフレット(Open Entertainment)は、ユーザの要求に基づいてマルチメディアファイルを放送する解決方法を提案している。この方法の欠点は、これらのネットワークの性能が、MPEG−4ストリームで要求されているように毎秒数メガビットの連続ストリームを各ユーザに対して保証できないことによる。MPEG−4ストリームでは、毎秒数十キロビットから数メガビットの通過帯域が必要とされる。
こうした状況で、一つの解決方法は、いずれも単独では使用できない2個の部分にストリームを分割することからなる。この観点から複数の特許が出願された。かくして、国際公開第09908428号パンフレットにより公知の、位置特定可能な作動端末のマルチアプリケーション処理方法では、一つのアプリケーションの実行専用の識別プログラムと少なくとも一つの接続を行い、前記プログラムが、様々な機能を利用提供するための端末利用条件を指示する。端末は、一つの接続を使用して、決められた時間に管理センターと対話し、必要であれば管理センターの容量を出し入れし、管理センターは、入力プログラムに対してアプリケーションレベルで端末のスレーブとなったり、ならなかったりする。この発明は、また、利用時のプログラムと端末との識別方法に関する。こうした従来技術の方法では、ユーザを識別する役割をする部分と、厳密な意味でのプログラムを含む部分とにストリームが分割される。特に、前記プログラムは、使用不能であるのではなく、第一の部分によってロックされているにすぎない。
一方、欧州特許第0778513号明細書は、ユーザの権利を検証するために検査情報を付加することによって情報の不正使用を予防できる方法を記載している。システムは、情報のどの部分がどのユーザによって使用されているかを常時知ることができ、それによって、ユーザが不正な立場にあるかそうでないかを知ることができる。従って、この方法は、最初の情報をゆがめる付加的な情報を加えることによってデータを安全化している。
従来技術により知られている別の解決方法は、米国特許第4916737号明細書が提案する音響映像ストリームのスクランブル/デスクランブルシステムであり、従来のスクランブル方法を用いているが、サーバへの電話接続を介してデスクランブル鍵またはデスクランブルテーブルを定期的に変更して、各受信装置に適合するコードを識別している。この方法の長所は、受信装置の再書き込み可能なメモリに保存されたデスクランブル鍵(テーブル)を定期的に変えていることにあり、前記鍵が固定されるシステムとは違っている。毎月一度、サーバは、クライアントのデコーダケースに接続され、クライアントを識別し、新しいテーブルを再書き込みする。
この発明は、新しい保護手段を全く請求しておらず、このような保護は、定期的に再書き込みを行ってはいても、全ての音響ストリームに対して同じままである。不正な意図を持つ人物がこれらの鍵を回収した場合、この人物は、全ての音響ストリームをその有効期間中ずっとディスプレイできる。しかも、この特許による方法は、テレビプログラムの広域放送システムに適用され、保護されるフィルムは、デスクランブルされてリアルタイムでクライアント装置にディスプレイされるので、保護されるフィルムを受信装置に保存する可能性については取り扱っていないことから、オンデマンドビデオサービスには適用されない。
国際公開第0049483号パンフレットは、ユーザと、デジタルエンタティのエディタとの間で接続を形成する方法を提案している。この方法は、前記デジタルエンタティを2個の部分に再分割するステップと、情報処理ネットワークに接続されたサーバのメモリエリアに一方の部分を記憶するステップと、情報処理装置を有する少なくとも一人のユーザに他方の部分を伝送するステップと、前記情報処理装置を前記情報処理ネットワークに接続するステップと、前記第一の部分と前記第二の部分との間に機能的な接続を設定するステップとのうちの少なくとも一つのステップを含む。これらの方法およびシステムは、サーバに記憶される部分をユーザが保存できるかどうか特定していないので、ユーザは、前記デジタルエンタティを無断でコピーできてしまう。
国際公開第0197520号パンフレットは、同様に、MPEG−2タイプのデジタルコンテンツの伝送および記録の管理方法および装置を開示している。しかしながら、この特許は、MPEG−4タイプの音響映像記録のためのいかなる指示も開示していない。しかも、この方法は、画像Iの全部または一部を代替しており、第二のストリームの伝送時には、そうした画像の数バイトの重みが非常にコスト高になるので、低ビットレートの遠隔通信ネットワークに対しては全く効果がない。
さらに、この方法では、最も近い従来技術が、HyperLOCK Technologies社の特許に見られ、そのうちの最も関連性のある特許が米国特許第05937164号明細書である。この発明が用いている解決方法は、ストリームを2つの部分に分割することからなり、小さい方の部分が、大きい方の部分の使用に必要な情報を所持する。しかし、この特許は、出されている課題に対応するのに十分ではない。実際、ストリームの一部を除去するとストリームのフォーマットがゆがめられるので、一般的なソフトウェアアプリケーションと共に利用できる標準ストリームとしては認識できなくなる。従来技術によるこの方法は、サーバ側で、2個の部分の分離のために特別なソフトウェアを必要とし、それと同時に、ストリームの復元だけではなく主要ストリームを収集して、この解決方法のホストフォーマットに応じた利用を行う別の特定のソフトウェアを必要とする。こうした公知の解決方法では、ホストフォーマットは、ストリームを二つの部分に分離する前の初期のフォーマットではない。
この会社は、また、他にも3件の特許出願をしている。すなわち、米国特許第5892825号明細書は、上記特許の再録であるが、ストリームが常に暗号化されるので範囲が狭められている。米国特許第6035329号明細書は、同じ原理に基づいており、読み取り時に必要な情報が保存されているチップカードの挿入により権利を識別するという条件付きで、CD−ROMまたはDVD−ROMタイプのディスクを読み取り可能にする方法に関する。この方法は、修正ストリームがオリジナルストリームと同じフォーマットであると保証しているわけではないので、ここで扱っている問題に対してまだ十分ではない。さらに、米国特許第6185306号明細書は、要求を出したコンピュータに向けてWebサイトから暗号化データを伝送する方法に関する。一方、この方法は、データをコピーするのに必要なあらゆるツールを所定の瞬間にユーザに利用提供することができる。
同様に従来技術で知られている欧州特許第0949815号明細書は、MPEGタイプのビデオストリームの保護方法および保護システムを対象としており、デコードモジュールと、アレンジ表およびリアレンジ表とを含み、画像内のマクロブロックまたはスライス(区間)の順序を逆転または置き換えて、結果として得られるストリームの画像品質を劣化することにより、このストリームを保護し、結果として得られるストリームが元のストリームの規格を遵守するようにして、元のフォーマットを妨害または損傷せずに受入可能なあらゆる読取装置で、保護されたストリームを読み込めるようにしている。第一の実施形態は、保護されたストリームの製造モジュールに保存された保護アレンジ表と、暗号解読モジュールにある適切なリアレンジ表とを含んでいる。別の変形実施形態は、保護テーブルからリアレンジ表を構成し、その後、このリアレンジ表をスクランブルデータと同時に暗号解読モジュールに送付することからなる。第三の変形実施形態は、暗号解読モジュールが、暗号化システムから送られるアレンジ表の情報からリアレンジ表を形成することからなる。
しかし、この方法は、通常のビデオを含むMPEGストリームにのみ適用されるので、MPEG−4タイプのストリームには関与しない。「スライス」を入れ換えるこの発明の変形実施形態は、MPEG−4タイプのストリームには「スライス」構造が存在しないために、MPEG−4タイプのストリームには適用できない。その上、動きベクトルの保護に関しては、全く言及されていない。
この発明は、安全性の問題に少しも対応しておらず、ビデオストリームを構成するエレメントを入れ換える従来のスクランブルの解決方法を提案してはいても、保護されるストリームが、ビデオストリームを構成する全てのエレメントを含んでおり、このストリームは全部ユーザに送られる。もし、不正な意図を持つユーザがアレンジ表またはリアレンジ表を手に入れれば、ストリームをデスクランブルすることができる。さらに、保護されるデータおよびアレンジ表またはリアレンジ表は、初期の保護ストリームと同じ経路で送られ、さらに変形実施形態では、保護されるデータとリアレンジ表用の情報とが、同じ経路で同時に送られている。
上記の様々な欠点を解消するために、本発明は、一連の音響映像シーンを示すデータからなる公称ストリームのフォーマットに従ってビデオシーケンスを供給する方法に関し、前記音響映像シーンが、MPEG−4規格を用いる場合のような少なくとも一つの画面Pをそれぞれが含む空間的、時間的な関係を記述するスクリプトに従って階層化された、音響映像オブジェクトから構成される。
実際、当業者によく知られているように、MPEG−4規格は、たとえば通過する人物または自動車といったビデオオブジェクト(VO:「Video Object」)の概念を導入しており、最も簡単なケースでは、VOが矩形のオブジェクトである。MPEG−4規格は、また、ビデオオブジェクトレイヤ(VOL)を導入する。ビデオオブジェクトレイヤは、所定の瞬間にビデオオブジェクトを示す複数のビデオオブジェクト画面(VOP)を含む、ビデオオブジェクト画面群(GOV)から構成される。
このようにオブジェクトに分解すると相互作用が著しく容易になり、オブジェクト(通過するプレイヤーまたは自動車)に関する情報をずっと得やすくなる。
MPEG−4圧縮の基本原理はコンテンツに基づいている。その場合、動いているオブジェクトから背景を分離しなければならない。MPEG−4の特徴の一つは、オブジェクトとシーンの背景とを適切に分離し、その後、圧縮のための様々な長所と、それによってもたらされる追加機能性とをそこから導き出すことにある。これにより、パン(panoramique)の際には、たとえば背景全体を一回だけ伝送し、動いているオブジェクトを別個に送信することができる。
MPEG−4の符号化された音響映像シーンは、独立した別個のエレメントの集合として記述される。音響映像シーンは、タイプ別にまとめられた基本要素を含む。これらのグループは、各リーフが簡単な基本エレメントを示すカットツリーのブランチに対応する。このようにして、MPEG−4タイプの音響映像シーンは、それらの空間的、時間的な関係を記述するスクリプトに従って、音響映像オブジェクトの成分として含まれることになる。MPEG−4の機能性は、MPEG−1およびMPEG−2とは異なるデータ構造を用いる表示環境またはアーキテクチャを必要とする。何故なら、相互作用および操作の際に、音響情報を示す部分にアクセス可能でなければならないからである。以下、本文において、VOP(Video Object Plan)という用語は、任意形状のビデオ要素に対応する。VOPと定義される画面は、独立した相互作用および操作が可能な、シーンを表すオブジェクトを定義する役割を果たす。これは、これらのオブジェクトが、好適にはシーンの他のオブジェクトとは別に、簡単にアクセスできるように表示されることを意味する。しかし、様々なVOPの空間的、時間的な解像度は、必ずしも同じではない。
さらに、操作可能性を増すために、様々なアクセス度に関連するVOPの階層を同様に考慮に入れる。
こうした全てにより、ユーザは、シーンのオブジェクトと相互に作用することができる。以下に、考えられる幾つかの操作を挙げる。
シーンにおけるオブジェクト(VOP)の空間位置の修正
シーンのオブジェクトへの空間スケールファクターの適用
シーン内でのオブジェクト移動速度の変更
オブジェクトの追加
シーンのオブジェクトの削除
MPEG−4規格では、VOPの形状、動き、およびテクスチャに関する情報が別々のVOLレイヤ(Video Object Layer)に符号化され、VOPを別々にデコード可能にしている。MPEG−4では、矩形の画像は、多数のVOPを任意形状の画像として符号化する特殊なケースにすぎない。
MPEG−4 VM(MPEG−4 Video Verification Model)は、同一のアルゴリズムを使用して、形状、動き、およびテクスチャに関する情報を各レイヤで符号化する。しかし、形状に関する情報は、符号化されるシーケンスが矩形サイズの標準画像だけを含む場合、伝送されない。この場合、MPEG−4ビデオ符号化アルゴリズムは、MPEG−1およびMPEG−2のアルゴリズムと同じ構造を有する。これは、コンテンツに基づく広範な機能性を必要としない非常に有効な符号化が求められる用途に適している。
MPEG−4 VM圧縮アルゴリズムは、MPEG−1、MPEG−2規格で既に用いられているDPCM/Transformのハイブリッド技術に基づいている。
各GOVの第一のVOPは、モードIで符号化される。後続画像の各々は、フレーム間予測(P−VOP)を用いて符号化される。先に符号化された最も近い画像のデータだけが、予測に用いられる。B−VOPの媒体がそれに加わる。符号化方法は、MPEG−I、MPEG−2標準と同じである。
一般に、各VOPレイヤに対して符号化が必要な入力画像は任意形状であり、画像の位置および形状は、基準ウィンドウに関して経時的に変化する。その場合、MPEG−4 VMは、形状に適合させうるマクロブロックグリッドと共にVOPの基準ウィンドウの概念を導入する。入力でビデオシーケンスに対して符号化が必要な全てのVOLレイヤは、サイズが一定である基準ウィンドウと比べて規定される。
VOPの形状に関する情報は、VOPのマクロブロックグリッドに基づく位置ベクトルの符号化前に符号化され、エンコードにもデコードにも用いられる。このプロセスの後続ステップでは、マクロブロックの動きおよびマクロブロックのテクスチャに関する情報だけが符号化される(これは、標準マクロブロックと輪郭マクロブロックとを含む)。
本発明は、その最も一般的な意味によれば、複数の音響映像シーンを記述するための公称ストリームフォーマットに従ってビデオシーケンスを供給する方法に関し、各シーンが、階層化された複数の音響映像オブジェクトと、前記階層の記述子と、前記オブジェクト間の空間的、時間的関係とから構成され、各ビデオオブジェクトが、少なくとも一つのデジタル画面Pを含んでおり、クライアント装置への伝送前にストリーム分析を実施することにより、公称ストリームフォーマットを有する第一の修正ストリームと、任意のフォーマットの第二のストリームとを発生し、前記第二のストリームが、前記修正画面を復元できるようにしてから、このように生成された二つのストリームをサーバから受信装置に別々に伝送可能なデジタル情報を含んでおり、受信装置では、前記第一のストリームおよび前記第二のストリームに応じて公称フォーマットでストリームの合成を計算することを特徴とする。
有利には、前記合成が、オリジナルストリームと厳密に同じストリームを発生し、すなわち、この方法には損失がない。
この方法の特定の実施形態では、各ビデオオブジェクトが、少なくとも一つの画面Nを含み、前記画面を示すデータが、前記画面Nと少なくとも一つの他の画面との間の差に応じて計算される。
有利には、前記第一のストリームが修正画面Nを含む。
この方法の実施形態によれば、少なくとも一つの画面Nのデータが、先行する画面Nに対して前記画面Nの動きを補償することにより計算される。その場合、画面Nは、画面P(予測画面)と呼ばれる。
この方法の別の実施形態によれば、少なくとも一つの画面Nのデータは、先行および後続の画面NまたはPに対して前記画面Nの動きを補償することにより計算される。画面Nは、その場合、画面B(双方向画面)と呼ばれる。
有利には、公称ストリームのフォーマットがMPEG−4規格により決定される。
この方法の実施形態では、前記第一のストリームが修正画面Pを有する。
この方法の別の実施形態では、前記第一のストリームが修正画面Bを有する。
当業者にとって、MPEG−4タイプのビデオストリームは、一連の画面I、P、BまたはSとして分解される。画面Iは、いわゆるIntra(フレーム内)である。これは、大型サイズの参照画面であり、動きに関する情報を含まない。画面Pはいわゆる予測画面である。この画面は、いわゆる前方向(「Forward」)の単一方向への動きベクトルにより、この画面に先行する画面(画面Iおよび/またはP)に結合される。画面Bは、いわゆる双方向画面である。この画面は、双方向への動きベクトル(前方向および後方向(「Backward」)により先行画面および後続画面Iおよび/またはPに結合される。
さらに、MPEG−4規格の特徴の一つは、異なるビデオオブジェクトにビデオシーンを分解することからなり、その場合、背景は、他のビデオオブジェクトと相関関係におくことができず、スプライトと呼ばれる画面(S−VOP)としてエンコードされる。この画面は、静止していても動いていてもよい。後者の場合、S−GMC(「global motion compensation」)画面と言い、こうした動画面はまた、動きに関連する情報を含む。
一つの画面における動きを判定する基本単位がマクロブロックであり、これは、一般に16×16ピクセルの画像ブロックに対応する(正確なケースではサイズが異なることがあるが、本発明に支障を与えるものではない)。各マクロブロックは、「Inter」、「Inter+Q」、「Inter4v」、「Intra」または「Intra+Q」の5種類の異なる可能なタイプの中の1つのタイプを必然的に含む。各マクロブロックは、また、後続情報をデコードするのに必要な他のデータを含む。これらのデータは、差分動きベクトルと、輝度ブロックおよび色差ブロック(Yブロック4個、Cbブロック1個、Crブロック1個)であり、存在する場合はそれぞれが差分係数DC、ACを含む。これらは、現行ブロックのDC、AC係数を復元するために用いられる。DC係数は、ブロックのピクセル値を離散コサイン変換した連続成分を示す。AC係数は、一つまたは複数のゼロでない水平空間周波数および/または垂直空間周波数を示す。
動きベクトルは、ストリームから送られる動きベクトルの差分値からデコーダで復元される。差分値は、VLCでエンコードされ、そのうちの許可された値が標準化される。許可される値は、動きベクトルを見つけられるストリームからの値だけである。
これらの値の各々は、各値が属する画面の動きタイプに応じてデコードされる。動きタイプは、前方向(「Forward」)、後方向(「Backward」)、および直接(「Direct」)である。各ケースで、差分動きベクトルが2個の値(ピクセル)により記述され、第一の値が水平移動に対応し、第二の値が垂直移動に対応する。
後方向(「Forwardおよび/またはBackward」)の場合、ストリームの構成に応じて水平データおよび垂直データ用の残差値が得られる。残差値もまた動きベクトル全体を復元するために用いられる。これは、直接(「Direct」)モードには当てはまらない。直接モードは、画面Bに対してのみ使用されて、単一の差分動きベクトルを用いて双方向の直接動き補償を得るものである。
特に、ストリームがインターレースされて、フィールド予測(「field prediction」)が行われる場合、ストリームに応じて複数の連続差分値を得られる。この場合、差分動きベクトルの2個の連続値が得られる。S−GMC画面またはP画面(マクロブロックが「Inter」または「Inter+Q」で符号化される)では、ストリームがインターレースされてフィールド予測が行われる場合、単一の差分動きベクトルが得られ、さらには2個の差分動きベクトルが得られる。マクロブロックが「Inter4v」で符号化されるP画面では、透明でない各輝度ブロックに対して1個の動きベクトル値が得られ、すなわち異なる値を4個まで得られる。B画面のケースでは、各マクロブロックが、1つは前方向で1つは後方向の2個の差分動きベクトル値を含むことができる。さらに、ストリームがインターリーブされてフィールド予測が行われる場合、4個の差分動きベクトルが得られる。
形状が矩形でないビデオストリームに存在するBinary Alpha Blocs(BAB)の場合、差分動きベクトルもまたデコード可能である。各BABには1個の差分動きベクトルしかない。BABすなわちBinary Alpha Blocsは、ビデオオブジェクト用の形状符号化のために設置された境界を矩形にカットする16×16ピクセルからなるグループである。水平値および垂直値は、VLCで符号化され、許可された値が標準化される。
有利には、ビデオストリームが差分動きベクトルを含み、その変換により、ストリームを有効に保護可能であって、人間の目の視覚の観点から受け入れにくくする一方で、MPEG−4タイプのあらゆる読取装置で表示されるようにする。
(実施例)
許可されたVLCコードを尊重しながら、水平値および垂直値を変換することにより、ビデオストリームの表示を著しくゆがめることができる。視覚的な効果は多岐にわたり、オブジェクトの分離または重ね、画像の揺れ、液化作用またはピクセル化作用、動きの逆転などがあって、これらの全てが、人間の目に対してストリームの表示を非常に耐えがたいものにする。有利には、前記分析により、前記第二のストリームに対して所望のサイズに応じて、また前記第一の修正ストリームに対する所望の劣化に応じて、修正すべき差分動きベクトルを決定する。これらの修正は、次のようなものとすることができる。すなわち、画面Pの差分動きベクトルに代えて、別の画面Pの差分動きベクトルを用いる、同一画面Pの2個の差分動きベクトルの順序を逆にする、同一ストリームの2個の画面Pの2個の差分動きベクトルの順序を逆にする、同一画面Pの差分動きベクトルに代えて任意の値を用いる、画面Pの差分動きベクトル値の適切に選択された一つまたは複数のビットの値を逆転する等である。
この方法の特定の実施形態によれば、少なくとも一つの画面Bが、複数の画面Pと同様に修正される。
有利には、前記分析により、前記第二のストリームに対する所望のサイズに応じて、また前記第一の修正ストリームに対する所望の劣化レベルに応じて、修正すべき画面P、B、Sを決定する。
画面P、Bがある場合、画面Nは必然的にPタイプまたはBタイプである。
この方法の特定の実施形態では、前記第一のストリームの伝送が、CD−ROM、DVD、ハードディスク、たとえばフラッシュメモリタイプのメモリカード等の、物理的に供給されるハードウェア媒体を介して実施される。
この方法の別の実施形態では、前記第一のストリームの伝送が、広帯域ネットワーク(ケーブル、衛星、光ファイバー、無線、DSL、DAB)を介して行われる。
この方法の実施形態によれば、前記第二のストリームの伝送が、ケーブルネットワーク、交換電話ネットワーク(アナログまたはデジタルRTC)、GSM、GPRS、またはUMTS規格を用いた移動電話ネットワーク、BLR(無線ローカルルータ)ネットワーク、またはDSLタイプのネットワークを介して実施される。
この方法の特定の変形実施形態によれば、前記第二のストリームの伝送が、前記第一のストリームにより使用されるネットワークと同じタイプの広帯域ネットワークを介して、さらには同じネットワークを介して実施される。
この方法の特定の変形実施形態によれば、前記第二のストリームの伝送は、フラッシュメモリタイプのメモリカードまたはチップカードにより実施される。
有利には、2個のストリームの内の一方のストリームの伝送または双方のストリームの伝送が暗号化される。
この方法の実施形態によれば、生成された2個のストリームを、単一の装置、装置群、または全ての装置向けに用いることができる。
特定の実施形態によれば、復元は、トランザクションを条件とする。
クライアントにより要求される個人コピーの検索のために、同様に復元を許可することができる。
一般に、ポータルサイトの許可時に復元を条件付けることにより、サービスの全ての操作者が、音響映像作品に関連する全ての権利を管理できる。
さらに、本発明は、この方法を実施するためのビデオストリームの製造装置に関し、オリジナルビデオシーケンスを含む少なくとも一つのマルチメディアサーバを含み、前記サーバから送られるビデオストリームを分析して2個のストリームを発生する分析装置を含むことを特徴とする。
有利には、この装置が、各シーケンスに対するユーザの権利、すなわち、個人コピーを何度でも無制限に見ることができる、個人コピーを有限の回数だけ何回でも見ることができる、個人コピーを禁止するといった権利を示す、「個人コピー」マーカの記録用メモリを含む。
さらに、本発明は、この方法を実施するためのビデオストリームの利用装置に関し、ストリームの標準デコーダと、前記第一のストリームのコンテンツを保存するための少なくとも一つの記録インターフェース(ハードディスク、フラッシュメモリタイプのメモリ)および/または、ディスク(CD、DVDなど)の読取装置と、少なくとも一つの表示インターフェース(標準スクリーン、無線スクリーン、ビデオプロジェクタ)とを含み、2個のストリームからオリジナルストリームを復元する手段を含むことを特徴とする。
特定の実施形態によれば、前記復元手段が、装置にインストールされたソフトウェアアプリケーションである。
別の実施形態によれば、前記復元手段が固定電子装置である。
別の実施形態によれば、前記復元手段が、内蔵画面を備えた携帯(移動)電子装置である。
装置をコンピュータにセットする実施形態によれば、前記手段が、製品に固有のリソース(カード)を用いることにより、不揮発性媒体に第二のストリームの一時的な情報をコピーしないようにする。
有利には、前記記録インターフェースが、また、前記第一のストリームと関連して、このシーケンスに対するユーザの権利、すなわち、個人コピーを何度でも無制限に見ることができる、個人コピーを有限の回数だけ何回でも見ることができる、個人コピーを禁じられるといった権利を示す、「個人コピー」マーカを保存する。
有利には、装置が、ユーザを識別可能にするチップカード読取装置を含む。
有利には、装置が、チップカード読取装置を含み、チップカードが、ソフトウェアアプリケーションを含む。
有利には、装置が、チップカード読取装置を含み、チップカードが、所定のコンテンツに対して前記第二のストリームのデータを含む。
さらに、本発明は、ビデオストリーム伝送システムに関し、ビデオストリーム生成装置と、ビデオストリームの少なくとも一つの利用装置と、前記生成装置と一つまたは複数の利用装置との通信を行う少なくとも一つのネットワークとを含むことを特徴とする。
本発明は、添付図面を参照しながら限定的ではなく例として挙げられた以下の実施形態の説明を読めば、いっそう理解されるであろう。
本発明は、公称フォーマットのデータストリームに関し、限定的ではないが特にMPEG−4タイプのストリームに関する。使用される音響映像ストリームのフォーマットは、以下の特徴を持たなければならない。
このフォーマットは、フレームデータ[frame]に分解されるものとし、各フレームが、完全な画面Iと、少なくとも一つの画面Pとを含む。画面Pは、この画面と、先行する画面IまたはPとの差を符号化することにより(動き補償)計算される。
任意選択で、各フレームが、少なくとも一つの画面Bを含む。画面Bは、この画面と、先行および後続の画面Iおよび/またはPとの差を符号化することにより(動き補償)、計算される。
本発明は、公称フォーマットのデータストリームに関し、限定的ではないが特に、MPEG−4タイプのストリームに関する。使用される音響映像ストリームのフォーマットは、次のような特徴を持たなければならない。
−このフォーマットは、フレームデータ[frame]に分解されるものとし、各フレームが、少なくとも一つの画面Pを含む。
−各画面Pが、この画面Pの様々なブロックおよび/またはマクロブロック間に差分動きベクトルを含む。
以下の説明において、実施例は、MPEG−4ストリームに関与するが、これによって保護範囲を制限するものではない。
次に、ビデオストリームの安全化方法の一般原理について説明する。その目的は、これらの全ての放送ネットワークを介したオンデマンドビデオサービスおよびカードによるビデオサービスと、ユーザのデジタルデコーダケースへの局部的な記録とを可能にすることにある。この解決方法は、ユーザの住居外部で、実際には放送伝送ネットワーク内で、記録された音響映像プログラムの一部を常時保存することからなる。この部分は、テレビ画面またはモニタタイプの画面に前記音響映像プログラムを表示するのにきわめて重要であるが、ユーザのもとで記録されたデジタル音響映像プログラムの全体容量に比べて容量は非常に小さい。欠けている部分は、ユーザのもとで予め記録された前記デジタル音響映像プログラムのディスプレイ時に放送伝送ネットワークを介して伝送される。
従って、音響映像ストリームの大部分が従来の放送網を介して伝送され、その一方で、欠けている部分は、従来の電話ネットワークまたはGSM、GPRSもしくはUMTSタイプのセルラネットワーク等の、狭い帯域の通信ネットワークを介して、あるいはDSLまたはBLRタイプのネットワークのわずかな部分を用いて、あるいはまた、ケーブルネットワークで共有される通過帯域の部分集合を用いて、オンデマンドで送信される。
添付図において、図1は、本発明による供給システムの原理図である。
図2は、本発明によるストリームの分析合成システムの特定の実施形態を示す図である。
図3は、本発明によるストリーム合成システムの特定の実施形態を示す図である。
図1において、ビデオインターフェース接続装置(8)は、たとえばモニタ、ビデオプロジェクタ、またはテレビ画面タイプの装置等の少なくとも一つの表示装置(6)を、少なくとも一つの広帯域伝送放送ネットワークインターフェース(4)と、少なくとも一つの通信ネットワークインターフェース(10)とに接続するように構成されている。本発明によれば、この装置はモジュール(8)からなり、このモジュールは、主に、予めロードされたデコードおよびデスクランブルソフトウェアプログラムに従って、MPEG−4タイプの全てのビデオストリームを処理し、特にデコードしてデスクランブルすることにより、リアルタイムまたはディレイドタイムでこれを表示、保存、記録し、および/または通信ネットワークで送信するように構成された処理ユニットと、少なくとも一つのスクリーンインターフェース(7)およびローカルネットワークまたは広域ネットワークへの接続インターフェース(5)および/または(9)とを含む。広帯域伝送放送ネットワーク(4)および通信ネットワーク(10)は、単一ネットワークとして一体化できる。
伝送ネットワークの通過帯域で、ディレイドタイムまたは制限付きで表示する場合、モジュール(8)のハードディスクは、表示されるプログラムまたはビデオシーケンスの少なくとも一部を一時的に保存するためにバッファメモリとして使用可能である。ディスプレイは、ユーザまたはポータルサイト(12)の要求によりディレイドタイムまたは録画で実施することができる。
図1が示すように、接続インターフェース(5)は、光ファイバーのラインインターフェースから、あるいは無線通信用の無線インターフェースまたは赤外線インターフェースから、モデム、衛星モデム、ケーブルモデム等の広帯域伝送放送ネットワーク(4)に接続される。
こうした従来のビデオ放送接続線により、フィルム等の音響映像プログラムのコンテンツが伝送される。しかし、非合法コピーをさせないようにするために、サーバ(1)またはポータルサイト(12)から音響映像コンテンツを伝送する前に、ポータルサイト(12)に音響映像コンテンツのわずかな部分を保存するように構成されている。
リアルタイムで音響映像プログラムをディスプレイする場合、ポータルサイト(12)に保存された音響映像コンテンツのこのわずかな部分は、通信ネットワーク(10)を介して同様にモジュール(8)に送信される。
多数の同じ表示素子を含むビデオシーケンスの連続画面(映画のように一つの画像が前の画像に類似している)のように、MPEG−4は、もともとの画面とは異なる素子だけを記録する。従って、ポータルサイト(12)における差分動きベクトルに行われる修正を保持することによって全体の参照画面を修正し、この参照画面Iに依存する連続画面に対しては、画面Pにもたらされる妨害に応じて表示ストリームを分散させるので、修正の必要がない。
そのため、MPEG−4圧縮では、第一に、それぞれが固有の比色値を有する複数の点またはピクセルを含む様々な正方形のマトリクスに画像を分解する。いまや各点が内部に埋め込まれている各マトリクスに対して、一定の計算により平均値を得られる。この処理によって、色調の差異が存在していたところに一定のピクセルが生成されて一様な色合いになる。MPEG−4の第二の圧縮ステップは、画面と画面の間で、変化する素子だけを保存することからなる。
MPEG−4タイプの動画を得る場合、その原理は、経時的に幾つかの画像をキャッチすることからなり、これらの画像から中間画像を計算する。完全な参照画面の分析により、中間画面Pを予測できる。その後、参照画面と予測画面との間に画面Bを内挿する。
ビデオは、個々の画面の連続として示され、その各々が、画像素子(ピクセル)の二次元マトリクスとして処理される。各ピクセルの色の表示は、1個の輝度成分Yと、2個の色差成分Cb、Crとの3個の成分を含む。
デジタルビデオの圧縮は、人間の視覚システムの感度に適合させるための輝度情報のサンプリング(HVS)、量子化、時間的な冗長性を用いるための動き補償(MC)、空間冗長性を利用するための離散コサイン変換(DCT)による周波数領域内の変換、可変長符号化(VLC)、および画像内挿といった、複数の技術を用いて行われる。
人間の視覚システム(HVS)は、一つの画像の輝度成分の解像度を最も感知するので、ピクセル値Yは、全開の解像度で符号化される。人間の視覚システムは、色差情報をそれほど感知しない。サブサンプリングにより、必然的に位置に基づくピクセル値を除去し、それによって、他の技術で圧縮される情報量を減らす。規格では、2×2輝度ピクセルの各近傍で色差ピクセル全体を保持している。
一つの画像の符号化の基本単位はマクロブロックである。各画像のマクロブロックは、左から右、上から下に連続して符号化される。各マクロブロックは、6個の8×8ブロックからなり、4個の輝度ブロックと、1個の色差ブロックCbと、1個の色差ブロックCrとからなる。4個の輝度ブロックは、人間の視覚システムの感度に符号化を適合させるために実施される色差情報のサブサンプリングにより、各々の色差ブロックと同じ画像エリアをカバーすることに留意すべきである。
所定のマクロブロックに対し、第一の操作は、画像のタイプと、符号化領域内で動き補償される予測の有効性と、ブロック内に含まれる信号の種類とに依存する符号化モードの選択である。第二に、過去または今後の基準画像に基づいて、ブロックのコンテンツの動き補償予測を行う。この予測を現行のマクロブロックの実際のデータから差し引いて、エラー信号を形成する。第三にこのエラー信号を6個の8×8ブロックに分割し(各マクロブロックに4個の輝度ブロックと2個の色差ブロックがある)、その各々に離散コサイン変換を行う。結果として得られる8×8ブロックのDCT係数を量子化する。その結果得られる二次元ブロックをジグザグスキャンして、DCT係数を量子化した一次元チェーンに変換する。第四に、マクロブロックの添付情報(タイプ、ベクトルなど)ならびに量子化係数データを符号化する。効率を最大限にするために、様々なデータエレメントに対して幾つかの可変長符号化テーブルを定義する。量子化係数データには、範囲長符号化が適用される。
ブロックの左上の点(0、0)のDCT係数は、水平および垂直周波数ゼロを示す。これは、DC(直流)係数と呼ばれる。DC係数は、8×8ブロックのピクセルの平均値に比例するので、予測符号化により追加圧縮が可能になる。何故なら、隣接する8×8ブロックの平均値の差が比較的小さい傾向にあるからである。他の係数は、ゼロでない一つまたは複数の水平および/または垂直空間周波数を示し、AC係数と呼ばれる。高い空間周波数に対応する係数の量子化レベルによって係数ゼロの形成を促すために、係数値が量子化レベルを越える場合を除いて、当該空間周波数の損失を認識する機会を人間の視覚システム(VHS)が殆ど持たないような量子化ピッチを選択する。値ゼロの高次の連続係数の予測範囲を統計的に符号化することで、圧縮利得は著しく改善される。シリーズの冒頭にゼロでない係数を集め、ゼロでない最終係数の後にできるだけゼロの係数を符号化するように、ジグザグスキャンによりシーケンスを与え、高い空間周波数をシリーズの最後に集中させる。
可変長符号化(VLC)は、符号化すべき値に符号語を割り当てる統計的な符号化技術である。短い符号語は、頻度の高い周波数値に割り当てられ、長い符号語は、頻度の低い周波数値に割り当てられる。平均して、頻度の高い短い符号語が大半であるので、符号化チェーンは、もともとのデータよりも短くなる。
本発明は、画面Pおよび/またはBおよび/またはSの差分動き補償ベクトルを用いて修正することからなり、それによって、当該画面が属するシーケンスの外観および視覚的な有効性を操作可能にする。
特定の実施形態によれば、MPEG−4ストリーム(101)の全体は、ポータルサイト(12)の分析装置(121)により分析される。全ての画面Pは、それらの差分動きベクトルをそれぞれ見つけるために分析される。システムは、見つけられた各値に対して、ポータルサイト(12)のバッファ(123)でそのバックアップをとり、ストリーム内では、見つけられた各値に対して同じ仕方で、この値を規格により許可された最大値に代える。変換されたストリームは出力バッファ(122)に保存され、そのサイズはオリジナルストリーム(101)とは異なるが、オリジナルストリーム(101)を読み込めるあらゆる読取装置(8)によって完全に読み込み可能である。
特定の実施形態によれば、MPEG−4ストリーム(101)全体の全ての画面Pは、ポータルサイト(12)の分析装置(121)により分析されて、差分動きベクトルの各々を見出すことができる。バックアップされたデータのサイズを縮小するために、2個または3個につき1個のマクロブロックの差分動きベクトルだけを変換する。修正された画面を見つける手段は、変換された差分動きベクトルの元の値と共にポータルサイト(12)のバッファ(123)に保存される。
特定の実施形態によれば、完全なMPEG−4ストリーム(101)の全ての画面Pをポータルサイト(12)の分析装置(121)で分析することにより、それらの差分動きベクトルをそれぞれ見出すことができる。出力バッファ(122)のレベルで元のMPEG−4ストリーム(101)と同じサイズの変換されたストリームを得るには、処理値を示すVLCコード内の幾つかのビットだけを変換することにより、結果として得られるVLCコードが規格を遵守したものとなるように、また、新しい値を元の値から十分に離して、変換をできるだけ有効にするようにする。
特定の実施形態によれば、元のMPEG−4ストリーム(101)の画面の一部だけを分析して変換することにより、ポータルサイト(12)のバッファ(123)に記憶されるデータのサイズを縮小できる。
バイナリー列を読み込む場合、従来のMPEG−4デコーダは、符号化された画面の冒頭を識別してから画面のタイプを識別する。しばしば「Set Top BoxまたはSTB」と呼ばれる標準デコーダケースとのあらゆる混同を回避するため、以下、本明細書では、MPEG−4標準デコーダを「読取装置」(「Player」または「Viewer」)と呼ぶ。読取装置は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで構成できる。MPEG−4読取装置は、画面の各マクロブロックを連続してデコードする。全てのマクロブロックを処理したときに画面が復元される。画面Iの場合、この画面は、後続画面に対して参照画面を構成し、最も古い参照画面の代わりに保存される。このように、用途に応じて、後処理および表示のためにデジタル形式で画面を利用できる。
MPEG−4タイプの音響映像プログラムの場合、サーバ(1)またはポータルサイト(12)から送られる画面Pの全ての特徴がモジュール(8)に伝送されるわけではない。特に、本発明による特徴は、画面Pに含まれる差分動きベクトルにある。
画面Pの幾つかの差分動きベクトルがポータルサイト(12)に保存される。それに対して、伝送されない画面Pの差分動きベクトルの代わりに、本発明による装置は、除去されてポータルサイト(12)に保存された差分動きベクトルと同じ種類の偽の差分動きベクトルを内挿し、モジュール(8)のMPEG−4標準読取装置がこうした修正で妨害されることなく、これらの修正を無視し、出力でMPEG−4出力ストリームを復元するようにする。このストリームは人間の視界の観点からは正しくないが、MPEG−4フォーマットの観点からは正しい。
ケース(8)のMPEG−4読取装置は、MPEG−4標準読取装置であって、画面Pになされた変更により修正もしくは損傷されるものでは少しもない。
図1が示すように、接続インターフェース(9)は、直接、またはアクセスネットワークの役割を果たすローカルネットワークを介して、広域通信ネットワーク(10)に接続され、たとえば加入者線インターフェース(アナログまたはデジタル電話ネットワーク、DSL、BLR、GSM、GPRS、UMTSなど)から構成される。
従って、音響映像プログラムは、サーバ(1)から接続線(3の2)を介して直接、または接続線(2)および(3)によりポータルサイト(12)を経由して、無線、ケーブル、衛星、デジタル無線、DSLなどの広帯域通信ネットワーク(4)を経て、接続線(5)からデコーダモジュール(8)に向けて従来と同様に放送モード(「broadcast」)で放送される。このように放送される各音響映像プログラムは、暗号化してもしなくてもよく、本発明によれば、MPEG−4タイプのストリームは、上記のように幾つかの画面Pおよび/またはBのレベルで幾つかの修正を含む。ユーザにより選択されるパラメータまたは放送サーバにより伝送される情報に応じて、このように修正された不完全な幾つかの音響映像プログラムは、ケース(8)のハードディスクに記録される。
ケース(8)のハードディスクにこうして記録された音響映像プログラムをユーザが表示しようとする場合、ケース(8)に接続されるリモコンによって従来と同様に要求を行い、ケースは、その場合、ローカルネットワークタイプあるいは直接アクセスタイプの接続線(9)と、それ自体が接続線(11)によりポータルサイト(12)に接続される遠隔通信ネットワーク(10)とを介して、ポータルサイト(12)に自動的に接続される。音響映像プログラムの表示中ずっと、接続線(9)および接続線(11)は接続され続け、ケース(8)が、画面Pの修正差分動きベクトルの機能と整理パラメータとを受信できるようにする。このように伝送された画面Pの修正差分動きベクトルがケース(8)のハードディスクに記録されることは決してない。何故なら、復元される画面Pは、揮発性のローカルメモリからケース(8)の読取装置により処理された後で、接続線(7)を介してディスプレイ画面(6)に表示されるからである。ポータルサイト(12)から伝送されたばかりの画面Pの修正および/または欠けている差分動きベクトルは、いったん処理されてディスプレイされると、ケース(8)の揮発性のローカルメモリから消去される。
特定の実施形態によれば、このように放送される画面Pの差分動きベクトルのもともとの値は、既存または今後のあらゆる暗号化手段により暗号化してもしなくてもよい。画面Pの修正差分動きベクトルのアルゴリズム、機能、および整理パラメータについても同様である。
ユーザが、デコーダケース(8)のハードディスクに記録したプログラムを見ようとするたびに、ケース(8)は、ポータルサイト(12)に自動的に接続される。同様に、ユーザが休止する場合、ポータルサイト(12)から送られる画面Pの修正差分動きベクトルの伝送は、表示の再開まで遮断され、このようにして、音響映像プログラムのあらゆる情報が所定の瞬間にケース(8)にないようにし、それによって不正な意図を持つ人物によるこれらの記録の非合法コピーを回避している。
特定の実施形態によれば、デコーダケース(8)は、ポータルサイト(12)が、このケース(8)のホストユーザを認識できるようにするチップカード読取装置を含む。
特定の実施形態によれば、所定のMPEG−4コンテンツに対して、チップカードは、ポータルサイト(12)により記憶された前記第二のストリームを含む。
チップカードはまた、許可された場合に、ユーザが、デコーダケース(8)のハードディスクに記録された音響映像プログラムの個人コピーを実施できるようにする。そのため、ユーザが音響映像プログラムの個人コピーをしようとする場合、ディスプレイ画面(6)にデコーダケース(8)を接続する接続線(7)を介して、従来と同様にビデオテープレコーダでこれを実施する。
一方、デコーダケースのハードディスクに個人コピーを保存しようとする場合、ユーザは、デコーダケース(8)にこれを指示し、デコーダケースは、「個人コピー」情報と、チップカードにあるユーザの連絡先とを、デコーダケース(8)のハードディスク(85)に記録されるこの音響映像プログラムの特定フィールド(84)に記録する。その後、ユーザがこの個人コピーの視聴を望むたびに、デコーダケース(8)は、自動的にポータルサイト(12)に接続されて、ポータルサイトにユーザが個人コピーの読み取りを望んでいることを示す。それに対応して、デコーダケース(8)に接続されたこのチップカードを所有するユーザに対して個人コピーの読み取りが可能である場合、デコーダケース(8)は、画面Pの修正差分動きベクトルおよび/または欠けている差分動きベクトルと、個人コピーを構成する音響映像プログラムを表示可能にする他のあらゆる情報とを受信する。
別の実施形態によれば、ユーザがケースのハードディスクへの個人コピーの保存を望む場合、サーバにこれを指示し、サーバは、チップカードにより認証されたこのユーザに対し、ポータルサイト(12)の個人コピーメモリ(124)にこのプログラムのための「個人コピー」情報を記録する。その後、ユーザがこの個人コピーの視聴を望むたびに、ケース(8)は自動的にポータルサイト(12)に接続され、ユーザが個人コピーの読み取りを望んでいることをポータルサイトに示す。それに対応して、このチップカードを所有するユーザに対し、このプログラムに対して個人コピーの読み取りが可能である場合、デコーダケース(8)は、画面Pの欠けている差分動きベクトルと、個人コピーを構成する音響映像プログラムを表示可能にする他のあらゆる情報とを受信する。
特定の実施形態によれば、いわゆる個人コピーは、ユーザに対し、無制限に、またはこの個人コピーを許可したサービスの提供者が予め決定する回数だけ、同じ音響映像プログラムを見られるようにすることができる。
本発明は、また、データにアクセスするために消費者が使用するハードウェアケース(8)に関する。ハードウェアケースは、ユーザの住居に配置される。このケースは、視聴者の選択に応じて提示すべき適切な情報を管理する機能性の集合を提供するとともに、遠隔サーバとの接続および通信を管理する。
特定の実施形態によれば、ビデオインターフェース接続装置に対応するハードウェアケース(8)は、内蔵ハードディスクを備えた固定オフライン装置として構成される。
特定の実施形態によれば、ビデオインターフェース接続装置に対応するハードウェアケース(8)は、内蔵ハードディスクを備えた携帯式(移動)オフライン装置および/またはディスク(CD、DVDなど)の読取装置として構成される。
特定の実施形態によれば、オフラインハードウェアケース(8)は、チップカードの読取装置を含む。
特定の別の実施形態によれば、ビデオインターフェース接続装置(8)は、PCタイプのコンピュータにセットされる追加カードとして構成され、このカードは、少なくとも一つの広帯域伝送放送ネットワークインターフェース(4)と、少なくとも一つの通信ネットワークインターフェース(10)とに接続される。カードは、第一のストリームの記録のためにPCコンピュータのハードディスクを用いるが、固有の計算機および固有の揮発性メモリを含み、不正な意図を持つPCのユーザに対して、第二のストリームの画面Pの修正差分動きベクトルのような補完情報へのアクセス手段を放置しないようにしている。
本発明によれば、ビデオサーバおよびマルチメディアサーバ(1)および/または(12)が、ビデオデータの符号化手段、符号変換手段、スクランブル手段を含み、特に、シーケンスの冒頭およびシーケンス全体に沿って、暗号安全情報を付加する手段を含む。
本発明は、補完的なデータや特徴にアクセスしなければ伝送および表示されるシーンを認識できなくなるまで、視覚の観点からMPEG−4ストリームを劣化する一方で、ビデオインターフェース接続装置(8)では、如何なる損失もなくMPEG−4ストリームを全面的に復元することに、さらに注目すべきである。
本発明は、特に音響映像データに基づいて説明したが、MPEG−4タイプのビデオデータは最も生成されたデータであって、相互作用するあらゆるマルチメディア情報およびあらゆる相互作用データをこの装置およびシステムで処理できることはいうまでもない。
本発明は、特にケーブルネットワークおよび衛星ネットワークに適した構成の好適な実施形態を限定的ではなく例として示す添付図2を参照しながら、本発明の物理的な基本を示す以下の説明により、いっそう理解されるであろう。MPEG−4ストリーム(101)全体をポータルサイト(12)の分析装置(121)により分析し、それによって、MPEG−4タイプの一つのストリームに分離するが、その一方の部分、さらには画面Pの全ての差分動きベクトルを処理して、ポータルサイトの出力(122)から広帯域放送伝送ネットワーク(4)に向けて送る。
修正MPEG−4ストリームの他方の部分は、ポータルサイト(12)のバッファメモリ(122)に記憶される。このように放送されるMPEG−4ストリームの各々に対して、ポータルサイト(12)は、バッファメモリ(122)に、ポータルサイト(12)の分析装置(121)によりこのMPEG−4ストリームに実施される修正を保存する。MPEG−4の同一入力ストリーム(101)に対して、ストリーム処理は、各ユーザ(8)および/または各ユーザ装置(8)で異なる場合がある。そのため、ポータルサイト(12)のバッファメモリ(123)は、各ユーザに対して異なるメモリエリアを含む。
実施例では、第一のユーザに対して、MPEG−4ストリームの幾つかの画面Pの差分動きベクトルが修正される。第二のユーザに対して、MPEG−4ストリームの画面Pと幾つかの画面Bの幾つかの差分動きベクトルが修正される。第三の例では、装置(8)が携帯(移動)式である。
次に、第一のユーザに対する様々なステップについて説明する。
ポータルサイト(121)は、テレビ画面(6)において録画で見られるようにユーザ(8)に送信すべきMPEG−4ストリーム(101)を選択する。このユーザは、放送デジタルケーブルネットワーク(4)と、ADSL通信ネットワーク(10)とに接続される。
従って、ポータルサイト(12)の分析システム(121)は、MPEG−4入力ストリーム(101)を読み込み、画面Pを検出するたびに、これをマクロブロックに分解し、次いでブロックに分解する。この分析により、符号内で差分動きベクトルを認識し、これらの値の内のいくつかを任意の値に代替して、画面(従ってシーケンス)を人間の視覚の観点から読み取り不能にする。差分動きベクトルの真の値は出力バッファ(123)に保存され、出力バッファは、後で逆の構成に従って、ケース(8)内に起点シーケンスを復元することができる。実施例では、2個につき1個のマクロブロックが、修正ブロック(差分動きベクトル)を含む。
その場合、分析システム(121)は、修正画面Pの代替係数値をバッファ(123)に書き込む。分析システム(121)は、MPEG−4入力ストリームの終わりまで分析を続行する。
修正された新しいMPEG−4ストリームは、出力バッファ(122)に記録されて、接続線(5)を介して放送ネットワーク(4)で放送される。入力MPEG−4ストリーム(101)の修正画面Pの代替された差分動きベクトルは、ポータルサイト(12)のバッファ(123)に記憶される。
この間、全く同期せずに、ポータルサイト(12)の出力バッファ(122)から送られる修正MPEG−4出力ストリームは、広帯域ネットワーク(4)を介して一人または複数のユーザ(8)に向けて放送される。
このように修正されたMPEG−4ストリームの記録を望む許可されたデコーダケース(8)の各々は、その場合、このMPEG−4ストリームを読み込んでハードディスク(85)に記録することができる。こうした記録の決定権は、ポータルサイト(12)の制御下でデコーダ(8)に委ねられる。そのため、分析システム(121)は、MPEG−4ストリームの冒頭に、この修正MPEG−4ストリームの受信者を明記する追加データ情報を書き込んでいる。かくして、受信者は、単独の特定の受信者(8)、受信者グループ(8)、または、ネットワーク(4)に接続されたデコーダ(8)の集合とすることができる。
上記の段階は、ポータルサイト(12)によるMPEG−4ストリームの第一の準備段階と、広帯域ネットワーク(4)を介したその伝送と、デコーダ(8)への記録とに対応する。デコーダは、その場合、ハードディスク(85)に記録されたこのMPEG−4ストリームを表示できる。そのため、デコーダ(8)の合成システム(87)は、ハードディスク(85)からMPEG−4ファイルを読み込んで、従来のMPEG−4読取装置(81)に向かってこれを送信する。合成システム(87)がいかなる補完データも受け取らない場合、読取装置(81)に到達するMPEG−4ストリームがそのまま処理されて表示されるので、ディスプレイ画面(6)への表示に大きなゆがみを発生する。実際、合成システム(87)により処理される修正画面Pは、適正なディスプレイに必要な画面Pに対応しない。何故なら、幾つかの差分動きベクトルが、任意の差分動きベクトルに代替されているからである。それに対して、記録されたストリームはまさしくMPEG−4タイプのストリームであるので、読取装置(81)は如何なる区別もせずに出力画面(6)に情報を表示し、この情報は、まさにMPEG−4ビデオストリームのデータとして生じるが、画面(6)を見る人間にとっては何ら脈絡がない。ケース(8)のハードディスク(85)から送られるMPEG−4ストリームの全てのコピーは、任意のMPEG−4読取装置によって再生した時の視覚効果が同じである。従って、不正な意図を持つこのコピーのあらゆる使用が失敗に終わる。
デコーダ(8)のユーザがハードディスク(85)に記録された音響映像プログラムを画面(6)に実際にディスプレイしようとする場合、ビデオテープレコーダまたは、テレビ画面にメニューを有するDVDレコーダで実施するように、合成システム(87)にリモコンでこれを要求する。合成システム(87)は、ハードディスク(85)に一定の要求を行い、読取バッファ(83)を介してハードディスク(85)から送られる修正MPEG−4ストリームの分析を開始する。分析システム(87)は、この例ではDSL接続線である通信ネットワーク(10)を介してポータルサイト(12)との接続を設定する。この接続が設定されると、映画または音響映像プログラムのディスプレイ中ずっと、合成システム(87)がサーバ(12)のバッファメモリ(123)から、代替された差分動きベクトルと、ハードディスク(85)に記録されたストリームの修正画面Pに対応するデータとを送る。これらの差分動きベクトルおよび位置データは、入力バッファメモリ(86)を介して合成システム(87)に送られ、合成システム(87)の揮発性メモリ(88)に一時的に保管される。バッファ(83)を介して到達する修正MPEG−4ストリームと、メモリ(88)にバッファ(86)を介して送られる差分動きベクトルおよび関連データとから、合成システム(87)は、前述の分析プロセスとは逆に、実際の画面Pにより修正される画面Pを復元し、このように復元された新しいMPEG−4ストリームを読取装置(81)に送って、画面(6)に正しく表示する。代替すべき差分動きベクトルと、画面Pの関連データとは、その使用開始時点で揮発性メモリ(88)から消去される。
実施例では、ポータルサイト(12)がそのバッファ(123)から画面Pおよび関連データの送信を許可する前に、ポータルサイト(12)は、ケース(8)のユーザが実施許可をきちんと受けているかどうか検証する。そのため、ポータルサイト(12)は、ケース(8)のチップカード(82)に含まれている情報を読み込んで、ユーザがこの音響映像プログラムを見る権利を適切に与えられているかどうか検証する。差分動きベクトルおよびその関連データがバッファ(123)からネットワーク(10)を介してこのユーザに対応するケース(8)に送られるのは、こうした検証の後だけである。
実施例では、ユーザは、さらに、音響映像プログラムの個人コピーを実施する。従って、合成システム(87)は、ハードディスク(85)の一部(84)に、補完データ、ならびにチップカード番号(82)および「個人コピー」情報を、この音響映像プログラムの関連データとして書き込む。音響映像プログラムの次回の個人的な読み込み時に、合成システム(87)は、これらの関連データを分析して、ポータルサイト(12)に、デコーダ(8)のユーザが個人コピーを読み込んでいることを知らせる。このユーザ(8)に対してポータルサイト(12)によりこの機能が許可されている場合、差分動きベクトルおよび関連データはポータルサイト(12)からバッファ(86)に前述のように送られる。そうでない場合、差分動きベクトルおよび関連データは送信されず、デコーダ(8)のユーザは、復元されたMPEG−4ストリームを見ることができない。
次に、第二のユーザ(8)に対する様々なステップについて詳しく説明する。
この第二のケースでは、放送ネットワーク(4)が衛星ネットワークであり、通信ネットワーク(10)がGSMタイプの狭い通過帯域を有するセルラ電話システムである。
先の説明と同様に、デコーダ(8)のユーザは、ポータルサイト(12)からMPEG−4ストリームと保管データとを受け取る。
それに対して、実施例では、各画面Pを修正する代わりに、分析システム(121)がn個につき1個の画面Pだけを選択する。ここで、nは、1〜12の任意の数であり、画面Bを考慮する。かくして、出力バッファ(122)からMPEG−4ストリームを送信する前に、分析システム(121)は、MPEG−4入力ストリーム(101)を読み込み、任意の数nを選別後、合成システムがMPEG−4ストリームのn番目の画面Pで差分動きベクトルを修正する。各画面Pをこのように修正後、分析システム(121)は、任意の数nを新たに選別する。こうして使用される任意の各数は、ポータルサイト(12)のバッファ(123)に記録される。画面Bに対して、分析システム(121)は、画面Pが修正されていないフレームでm個につき1個の画面Bを考慮し、ここで、mは、1〜5の任意の数である。
ポータルサイト(12)の分析システム(121)は、MPEG−4入力ストリーム(101)を読み込み、n番目の画面Pまたはm番目の画面Bを検出するたびに、これをマクロブロックに分解し、次いでブロックに分解する。この分析により、分析システムは、差分動きベクトルを符号内で認識し、そのうちのいくつかを任意の値に代えて、画面(従ってシーケンス)を人間の視覚の観点から読めなくすることができる。差分動きベクトルの真の値は出力バッファ(123)に保存され、出力バッファは、後で、逆の構成に従ってケース(8)に起点シーケンスを復元することができる。
さらに、この第二の実施例では、このn番目の画面Pの全ての差分動きベクトルが修正されるわけではない。1個のマクロブロックの6個のブロックに対して修正周波数の同等性を尊重しながら、2個につき1個のマクロブロックだけが1個の修正ブロック(差分動きベクトル)を含む。さらに、各差分動きベクトルの代替は、任意に計算される差分動きベクトルによりなされるが、その値は、代替される差分動きベクトル値と比較されて、その差を検証するようにされる。この差が小さすぎる場合、別の任意の数を計算して、代替されるベクトルと代替するベクトルとの差を広げるようにする。
画面Bに対しても同様である。
MPEG−4ストリームの復元に対して、デコーダ(8)は、バッファ(86)、(87)を読み込み、所定のシンタックスに従ってバイナリー列のデータエレメントをデコードする。
バイナリー列を読み込む場合、デコーダは、符号化された画面の冒頭を識別し、次に画面のタイプを識別する。デコーダは、画面の各マクロブロックを連続してデコードする。マクロブロックのタイプと動きベクトルとを用いて、デコーダに保存された以前および今後の参照画面に基づいて、現在のマクロブロックを予測する。差分動きベクトルのデータがデコードされる。この結果が、所定のダイナミクスで予測信号に付加される。MPEG−4ストリームを読取装置(81)に送信する前に、合成システム(87)は、代替された画面P、Bの差分動きベクトルを、バッファ(86)から送られるストリームのベクトルに代える。
デコーダ(8)の合成システム(87)によりMPEG−4ストリームを復元する場合、これらの任意の数と、代替された差分動きベクトルとをポータルサイト(12)の出力バッファ(123)から読み込み、また、ケース(8)のハードディスク(85)からこのように修正されたMPEG−4ストリームを読み込むことによって、合成システム(87)は、画面P、Bを復元し、読取装置(81)に全体を送ることができる。
これらの全てのマクロブロックが処理されると、画面は読取装置(81)により復元される。画面Pまたは画面Bの場合、後続画面のための参照画面が構成され、元の参照画面の代わりに保存される。このユーザに対する実施例では、第二のストリームが、高品質のMPEG−4ストリーム伝送に必要な通過帯域の1パーミル未満の通過帯域を要求しており、すなわち第一のMPEG−4ストリームに対しては毎秒1メガビットであるのに第二のストリームに対しては毎秒1キロビット未満の通過帯域を要求していることが確認された。
次に、こうした第三のユーザに対する様々なステップについて詳しく説明する。
この実施形態では、MPEG−4ストリームは、第二の実施形態のMPEG−4ストリームと同様に分析システム(12)により処理される。
しかし、修正された第一のMPEG−4ストリームは、分析システム(12)の出力バッファメモリからCDタイプのハードウェア媒体(20)に書き込まれ、記録される。
第二のストリームは、バッファ(123)に記憶され、また、チップカードとフラッシュメモリとからなるクレジットカード様式のハードウェア媒体(10の2)にさらに記録される。このカード(10の2)は、装置(8)のカード読取装置(82)により読み込まれる。装置(8)は、携帯式の移動オフライン装置である。実施形態では、装置(8)が、合成システム(87)と、MPEG−4標準読取装置(81)と、2個のバッファメモリ(86)、(83)と、ディスク読取装置(85)とを含む。
装置(8)は、さらに、ユーザに対してオフライン装置(8)で音響映像プログラムを直接視聴可能にする偏平スクリーン形の内蔵画面(6の2)を含む。
MPEG−4タイプの音響映像プログラムをディスプレイする場合、装置(8)のユーザは、ディスク読取装置(85)に分析システム(12)により記録されるものと同じタイプ(20)のディスク(20の2)を挿入する。そのため、このディスク(20の2)は、第一のストリームタイプのMPEG−4ストリームを含み、すなわち代替された幾つかの画面Pおよび/またはBの差分動きベクトルを有する。
従って、装置(8)のユーザは、装置に組み込まれた画面(6の2)でこのMPEG−4ストリームをディスプレイできる。しかし、差分動きベクトルの代替により、視覚の観点からMPEG−4ストリームは正しくない。ストリームを視覚の観点から正しいものにするには、ユーザが、チップカード読取装置(82)に、差分動きベクトルと共に第二のストリームを含むメモリカード(10の2)を挿入する。すると、合成システムが、ディスク(20の2)から送られる第一のストリームと、読取装置(82)に接続されるカード(10の2)から送られる第二のストリームとから正しいMPEG−4ストリームを復元する。
特定の構成では、チップカード(10の2)が、また、合成システム(87)により実行されるアプリケーションおよびアルゴリズムを含む。
別の特定の構成では、チップカード(10の2)が、複数のMPEG−4ストリームの復元のために複数の第二のストリームのデータと差分動きベクトルとを含む。
特定の構成では、装置(8)が、GSMネットワーク(10)へのセルラ接続を含む。
本発明による方法を実施するシステム全体のアーキテクチャを示す図である。 本発明によるストリームの分析および合成システムの特定の実施形態を示す図である。 本発明によるストリームの合成システムの特定の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ビデオサーバ
4 広帯域ネットワーク
5 接続線
6 表示画面
6の2 画面
8 オフライン装置またはデコーダ
9 接続線
10 GSM通信ネットワーク
10の2 メモリカード
12 ポータルサイト
12 分析システム
20 ハードウェア媒体
20の2 ディスク
81 MPEG−4標準読取装置
82 チップカード読取装置
84 ハードディスクの一部
85 ハードディスク
83、86 バッファメモリ
87 合成システム
88 揮発性メモリ
101 MPEG−4入力ストリーム
121 分析システム
122 出力バッファメモリ
123 出力バッファ
124 個人コピーメモリ

Claims (9)

  1. 複数の音響映像シーンを記述するための公称ストリームフォーマットに従ってビデオシーケンスを供給する方法であって、各シーンが、階層化された複数の音響映像オブジェクトと、前記階層の記述子と、前記オブジェクト間の空間的、時間的関係とから構成され、各ビデオオブジェクトが、少なくとも一つのデジタル画面Pを含んでおり、クライアント装置への伝送前にストリーム分析を実施し、それによって、動きベクトル値の全てまたは一部を修正したマクロブロックを画面P、B、またはS(GMC)が含む、公称ストリームフォーマットの第一の修正ストリームと、任意のフォーマットの第二のストリームとを発生し、前記第二のストリームが、前記修正画面を復元できるようにしてから、このように生成された二つのストリームをサーバから受信装置に別々に伝送可能なデジタル情報を含んでおり、受信装置では、前記第一のストリームおよび前記第二のストリームに応じて公称フォーマットでストリームの合成を計算することを特徴とする方法。
  2. 公称ストリームフォーマットがMPEG−4規格により決定されることを特徴とする請求項1に記載のビデオシーケンスの供給方法。
  3. 前記第一の修正ストリームは、動きベクトル値の全てまたは一部を同種だが任意の値による幾つかの動きベクトル値に代替して修正した画面P、B、またはS(GMC)を有し、前記第二のストリームが、代替された動きベクトル値と、前記修正画面の復元を可能にするデジタル情報とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のビデオシーケンスの供給方法。
  4. 前記分析により、前記第二のストリームに対する所望のサイズと、前記第一の修正ストリームに対する所望の劣化とに応じて、修正すべき動きベクトル値を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第一のストリームの伝送が、広帯域ネットワーク(ケーブル、衛星、デジタル無線、光ファイバー、DSL(デジタル加入者線「Digital Subscriber Line」)、BLR(無線ローカルルータ)、またはDAB(「Digital Audio Broadcasting」デジタルオーディオ放送))を介して行われることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のビデオシーケンスの供給方法。
  6. 前記第二のストリームの伝送が、電話交換網(アナログまたはデジタルRTC)、またはDSL(「Digital Subscriber Line」)タイプのネットワーク、またはBLR(無線ローカルルータ)ネットワーク、または、GSM、GPRS、またはUMTSを用いた移動電話ネットワークを介して、実施されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のビデオシーケンスの供給方法。
  7. 前記第二のストリームの伝送が、物理的に供給されるハードウェア媒体(フラッシュメモリカード、チップカード)を介して実施されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のビデオシーケンス供給方法。
  8. オリジナルビデオシーケンスを含む少なくとも一つのマルチメディアサーバを含んでおり、前記サーバから送られるビデオストリームを分析して2個のストリームを生成する分析装置を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実施するためのビデオストリームの製造装置。
  9. ビデオストリームの生成装置と、少なくとも一つのビデオストリームの利用装置と、前記生成装置と前記利用装置との間の少なくとも一つの通信ネットワークとを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のビデオストリームの伝送システム。
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