JP2004193542A - 単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とmosトランジスタとを同時に形成する製造方法 - Google Patents

単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とmosトランジスタとを同時に形成する製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半球形シリコン形成技術を用いて電子島を効果的に形成し、従来のトランジスタ製造工程との互換性を有する単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とMOSトランジスタとを同時に形成する製造方法を提供すること。
【解決手段】基板310上に、所定の間隔で隔離したソース領域及びドレイン領域が形成された半導体層330と、この半導体層330の間に形成された活性層であって、多数の電子島を有する半球形シリコン層360と、全体構造上に形成されたゲート絶縁層370a,370bと、このゲート絶縁層370a,370b上に形成され、活性層に電圧を印加するためのゲート電極380で構成されている。
【選択図】 図11A

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とMOSトランジスタを同時に形成する製造方法に関し、より詳細には、半球形シリコン形成技術を用いて電子島を効果的に形成した単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とMOSトランジスタとを同時に形成する製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単電子素子(Single electron device)は、1つの電子で電流を制御することが可能な、電子素子の究極的な最終構造である。電界効果トランジスタ(FET)と類似構造のトランジスタ概念の単電子素子が既に提案され、超高集積メモリ又は超低電力演算回路の実現のために研究されており、その他にも同じ原理を用いた新しい概念の様々な素子構造と回路が研究されている。
【0003】
以下、図1及び図2を参照して単電子素子の動作原理等の概念について説明する。図1は、FETと類似の構造を有する単電子トランジスタの概略図である。
【0004】
電子島120が2つのトンネル接合(Tunnel Junction)115、125とキャパシタ135に取り囲まれており、トンネル接合115、125はそれぞれ(R、C)と(R、C)の抵抗及び電荷容量の特性を持っており、キャパシタの電荷容量はCである。電子島120の前端Aと後端Cの間には一定の電圧Vが印加されており、キャパシタの前端Bには電子島120の電気的特性を制御することが可能な電圧Vが印加されている。
【0005】
この構造は、MOSFETと非常に類似の構造であって、2つの端子AとCはそれぞれソースとドレインの相当し、入力端子Bはゲートに相当する。一定の電圧VをAとCの端子に印加し、Vを入力端子Bに印加した際に流れる電流iは、図2に示した通りである。
【0006】
すなわち、図2に示すように、e/Cの周期を有する電流のピークパターンを有する。図2は、Vの印加電圧に対するトンネル接合を介して電子島を流れる電流iと電子島120の特性を制御する制御電圧Vとの関係を示す図であるが、ピークに該当する付近は、クーロンブロックケードが解除された伝導状態(conducting state)であり、最低値の電流が流れる部分は、クーロンブロックケードによる絶縁状態である。
【0007】
また、周期は、キャパシタ135に誘導された電荷がeだけ変化することを感知することが可能な感度を示すものであり、これは1つの電子がもつ電荷量以下の誘導電荷によってソース/ドレイン電流が変調され得ることを意味する。従って、これを単電子トランジスタという。
【0008】
トンネル接合115及び125の特性が抵抗とキャパシタンス(R、C)、(R、C)で与えられ、キャパシタ135のキャパシタンスをCで表わすと、図2の特性が示すような、すなわち単電子貫通現象が起こる条件は、以下の通りである。
>>h/e〜26kΩ ・・・(1)
/C>>kT(ここで、C=C+C+C) ・・・(2)
【0009】
式(1)は、電子が一つずつ貫通する事件を区分することが可能な単電子貫通の要求条件であり、式(2)は、電子島120に貫通して入り込んだ電子が、クーロン法則によって他の電子が熱的揺動によって入らないようにブロックケードすることが可能な条件を示す。式(1)から分かるように、単電子素子自体の抵抗は数百kΩにならなければならず、式(2)において、素子の大きさが数十nm程度であり、電子島120のキャパシタンスがaF単位程度に小さくならなければならないことを意味する。
【0010】
このような条件を満足させるために多くの研究が行われてきた。特に、従来のMOSトランジスタ技術との互換性を有する単電子トランジスタを製作するためには、シリコンを用いて数nmサイズの電子島を均一に形成させる技術の開発が必須的である。nmサイズの電子島を現在のフォトリソグラフィ及びエッチング工程を用いて実現する場合、電子線描画方法を使用しなければならないが、この方法は非常に長い時間がかかるため、量産には不適当である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の単電子素子は、単電子輸送動作のための、製作上非常に難しい条件を必要とする。すなわち、常温動作のための10nm水準のパターニング技術と、電子を隔離することが可能な数aF程度の電荷容量及び数10kΩの抵抗を有するトンネル接合を要求するためである。現在の技術では個別素子製作が可能であってアナログ素子、すなわちセンサ、検出器、又は電流標準などに用いられているが、より実用的で高需要のデジタル集積回路の製作は、既存の材料/工程ではほぼ不可能であり、新しい概念の工程開発が必要である。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、半球形シリコン形成技術を用い、電子島を効果的に形成するようにした単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とMOSトランジスタを同時に形成する製造方法を提供することにある。
【0013】
また、本発明の他の目的は、量産が容易で、従来のMOSトランジスタ製作工程との互換性を有する単電子素子及びその製造方法並びに単電子素子とMOSトランジスタを同時に形成する製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、基板上に、所定の間隔で隔離したソース領域とドレイン領域が形成された半導体層と、該半導体層の間に形成された活性層であって、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層と、前記全体構造上に形成されたゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層上に形成され、前記活性層に電圧を印加するためのゲート電極とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定の間隔は100nm以下であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記半球形シリコン層の厚さは3〜5nmであり、前記シリコン電子島の大きさは3〜5nmであることを特徴とする。
【0017】
また、請求項4に記載の発明は、基板上に、所定の間隔で隔離するようにソース/ドレイン電極用半導体層を形成する段階と、前記半導体層上に非晶質シリコン層を蒸着して前記半導体層の間に活性領域を形成する段階と、前記非晶質シリコン層を、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層に形成する段階と、前記全体構造上にゲート絶縁膜を形成する段階と、前記ゲート絶縁膜上に、前記活性領域に電圧を印加するためのゲート電極を形成する段階と、前記半導体層にソース/ドレイン領域を形成する段階とを有することを特徴とする。
【0018】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記半球形シリコン層を形成する段階は、前記非晶質シリコン層を500℃〜700℃の温度で1〜3X10E- torr以下に高真空を維持した状態で、第1の所定時間にシリコン含有ガスを噴射する段階と、500℃〜700℃の温度で第2の所定時間に熱処理を行う段階とを有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記シリコン含有ガスはSiH又はSiであることを 特徴とする。
【0020】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1の所定時間は10〜170秒であり、前記第2の所定時間は10〜90秒であることを特徴とする。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記所定の間隔は100nm以下であり、前記半球形シリコン層の厚さは3〜5nmであり、前記シリコン電子島の大きさは3〜5nmであることを特徴とする。
【0022】
また、請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記所定の間隔は100nm以下であることを特徴とする。
【0023】
また、請求項10に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記基板はSOI基板であり、前記半導体層は前記SOI基板の最上層であることを特徴とする。
【0024】
また、請求項11に記載の発明は、単電子素子部位とMOSトランジスタ部位とを形成する段階と、前記単電子素子部位の基板上には所定の間隔で隔離するようにソース/ドレイン電極用半導体層を形成し、前記MOSトランジスタ部位の基板上には隔離部位なしで半導体層を形成する段階と、前記半導体層上に非晶質シリコン層を蒸着して単電子素子部位にのみ半導体層間の活性領域を形成する段階と、前記単電子素子部位の前記非晶質シリコン層を、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層に形成する段階と、前記全体構造上にゲート絶縁膜を形成する段階と、該ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する段階と、前記半導体層にソース/ドレイン領域を形成する段階とを有することを特徴とする。
【0025】
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記ゲート絶縁膜を形成する段階は、フォトレジストを用いてMOSトランジスタ部位を覆い被せた状態で単電子素子部位にのみ第1ゲート絶縁膜を形成する段階と、前記全体構造上に第2ゲート絶縁膜を形成する段階とを有し、前記単電子素子部位のゲート絶縁膜が、前記MOSトランジスタ部位のゲート絶縁膜より厚いことを特徴とする。
【0026】
「半球形シリコン形成技術」は、現在DRAMでキャパシタ形成技術として多くの研究が行われており、大口径ウェーハの適用にも問題がなく、量産にも有利である。従来の半球形シリコン形成技術は、表面積を広めるのに主に注目したため、形成されたシリコンの大きさが主に数百nm程度で単電子トランジスタが要求する電子島の大きさよりはるかに大きい。ところが、いろいろの条件を変えながら実験した結果、数nmサイズの電子島を均一に形成することができることが分かった。これについては詳細に後述する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
以下、図3(a),(b)乃至図11B(a),(b)を参照して半球形シリコンを用いた単電子素子(トランジスタ)とMOSトランジスタとを同時に形成する製造方法について以下に説明する。但し、本発明に係る単電子素子は、必ずしもMOSトランジスタと同時に製造しなければならないものではなく、独立的に製造することが可能であることは明らかである。
【0028】
図3(a),(b)は、半導体基板の一例であるSOI(Silicon On Insulator)基板を示す図で、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図である。なお、(a),(b)の識別を必要としない場合には、以下、単に図3のように記載する。
【0029】
通常のSOI基板は、シリコン基板からなる支持基板310上に絶縁膜320及び単結晶半導体層330で形成されている。但し、本実施例ではSOI基板を例として示しているが、一般的なシリコンウェーハや各種化合物半導体等の単結晶半導体基板を用いることができる。
【0030】
次に、上述したSOI基板において、単電子トランジスタが形成される部位(以下、単電子素子部位という)は、図4A、図5A、図6A、図7A、図8A、図9A、図10A及び図11Aに示し、MOSトランジスタが形成される部位(以下、MOSトランジスタ部位という)は、図4B、図5B、図6B、図7B、図8B、図9B、図10B及び図11Bに示し、同一基板上のそれぞれ異なる部位に形成される単電子素子とMOSトランジスタそれぞれの形成過程について以下に詳細に説明する。
【0031】
図4A及び図4Bは、図示の便宜上、単電子素子部位とMOSトランジスタ部位を別々に示しているが、実際の実現においては同一基板上のそれぞれ異なる部位に該当することは当然である。図4A及び図4Bは、単電子素子部位とMOSトランジスタ部位それぞれの単結晶半導体層330に活性化領域を形成するために、フォトリソグラフィ及びエッチング方法を用いてパターニングした工程を示している。
【0032】
一方、図5Aは、単電子素子部位のチャネル部分をさらにエッチングした後を示している。フォトリソグラフィ技術の程度によっては、図4Aの工程を省略し、図3で直ちに図5Aの工程を使用することもできる。ところが、図5Aで形成される単電子トランジスタのチャネル領域は、活性化領域に比べて非常に微小なサイズ(例えば、約100nm以下)であるため、図4Aの工程を省略し、直ちに図5Aの工程を行うことは、技術的な難易度が相当高い場合に可能である。この際、単電子チャネルの間隔が広い場合、電荷輸送の多い電子島を通過して行われるため、チャネルの抵抗が非常に大きくなる。したがって、チャネルの間隔は適切に制御しなければならず、約100nm以下が好ましい。
【0033】
次に、図6A及び図6Bを参照すると、全体構造上に非晶質シリコン層340を蒸着する。この場合、非晶質シリコン層340は20nm以下に形成することが好ましい。さらに好ましくは、量子効果を効果的に誘導するために5nm以下の厚さに蒸着する。また、後続工程で半球体を形成することが可能な層として、多結晶シリコン層、非晶質シリコン層、ドープされた非晶質シリコン層などが全て可能であるが、ドープされたシリコン又は多結晶シリコンを蒸着するときには、半球形シリコンが均一に形成されない場合、最終単電子トランジスタの特性が不均一になる可能性もあるので、ドープされていない非晶質シリコンを用いる。非晶質シリコン層は、LPCVD法を用いて530℃以下で蒸着可能である。通常、570℃以上で蒸着すると多結晶シリコン層になる。
【0034】
次に、図7A及び図7Bを参照すると、単結晶シリコン層330を単電子トランジスタのチャネルが形成される部分のみを残し、他の領域の非晶質シリコン層340をフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて除去する。但し、便宜上、活性化領域を含んでフォトレジスト350で保護膜を形成したが、工程の余裕度を考慮し、他の素子の特性に影響を与えない範囲内で、チャネルが形成される部分の非晶質シリコン層のみを残すことも可能である。
【0035】
この場合、非晶質シリコン層340をエッチングする技術は、非常に重要である。プラズマを用いたドライエッチングは、非晶質シリコン層340と単結晶シリコン層330の選択的エッチングが容易でなく、MOSトランジスタ部位の単結晶シリコンがプラズマに露出される場合、プラズマによる損傷を受けることになり、今後、素子特性に悪影響を及ぼす。
【0036】
このような観点から、ドライエッチングよりは、非晶質シリコン層と単結晶シリコン層のエッチング選択比が大きいウェットエッチング法が有利である。ウェットエッチング溶液としては、例えば、硝酸+水+HFを100:40:xで混合して使用する。この場合、普通xの値は3程度であるが、値が大きいほど非晶質シリコンと結晶シリコンとのエッチング選択比が小さく、値が小さくなると、選択比が大きくなるという傾向がある。
【0037】
また、図8A及び図8Bは、非晶質シリコン層340が存在する部分に半球形シリコン層(HSG−Si)360を形成させたものである。半球形シリコン層360を形成するための工程条件を例として詳細に説明する。まず、500℃〜700℃の一定の温度で1〜3X10E- torr以下に高真空を保持した状態でシリコン含有ガス(SiH、Si等)を噴射させる。この際、噴射時間を核形成時間Tという。次に、500℃〜700℃の一定の温度で(例えば、開始から終了まで工程温度を一定にすることができる。)、ウェーハ温度基準では約600±30℃の温度で熱処理工程を行う(この温度のために装備でセットする温度は約60℃〜130℃以上高い)。この際、加熱時間を成長(growth)時間Tという。従って、非晶質シリコン層340上にはシリコン核が形成され、この核を中心としてシリコン原子が移動して半球状のシリコングレーンが形成される。
【0038】
この場合、好ましい工程条件を考察すると、後述する実験例によれば、非晶質シリコン層は、約5nm〜7nm程度のグレーンサイズを有する。一方、単電子素子としてさらに効果的に活用するためには、グレーンサイズは約3〜5nmであることが好ましく、この際、非晶質シリコン層の厚さが2〜3nmであれば、形成された半球形シリコン層360の厚さが約3〜5nmである。但し、これは工程温度、核形成時間及び成長時間などによって変化することができる。例えば、核形成時間は、約10〜170秒の範囲内で変化可能であり、成長時間は、約10〜90秒の範囲内で変化可能である。
【0039】
次に、図9A及び図9Bを参照すると、ゲート酸化膜370a、370bを形成する。図8Aで形成された半球形シリコンは完璧に分離されてはおらず、非常に薄いシリコン層でつながっている可能性が高い。従って、酸化工程を行うと、グレーンサイズの薄いシリコン層が酸化し、各シリコングレーンは電気的に完璧に分離されることになる。分離されたグレーンは電子島として作用し、電子が流れるとクーロンブロックケードの効果を起こすことにより、単電子トランジスタとして作動する。ゲート酸化膜の形成において最も重要な点は、単電子トランジスタの酸化膜厚とMOSトランジスタの酸化膜厚を異なるようにすることである。
【0040】
単電子トランジスタでの電子の輸送は、ソースとドレイン間の電子島を電子がトンネリングして移動することにより可能になる。従って、各電子島の間にはトンネリングが可能な非常に薄い厚さ、例えば、約10〜15Å程度の酸化膜がある。一方、ゲート電極がソースとドレインにオーバーラップしているため、オーバーラップ部分にもトンネリングが可能な非常に薄い厚さの酸化膜のみがある場合、電子は電子島を介して移動するのではなく、ゲート電極を介して移動する確率が非常に高くなる。従って、これを防ぐために、単電子トランジスタのゲート酸化膜は酸化工程だけでなく、さらに酸化膜を蒸着してゲート、ソース、ドレイン間のトンネリングを防止しなければならない。一方、MOSトランジスタの場合には素子の特性のために適正厚さの酸化膜を形成しなければならない。
【0041】
MOSトランジスタの酸化膜は、主に850℃以下の酸化炉でシリコンを酸化させて普通50Å以下にすることが可能であり、高速で動作するMOSトランジスタの場合、15Åの酸化膜厚を採用することができる。一方、単電子トランジスタの場合、酸化膜を蒸着した後、更に酸化炉で酸化させる方法を利用し、酸化膜の厚さを約50Å程度に制御することが好ましく、代表的な方法は、LPCVD装置でSiH+Oガスで蒸着するか、或いはTEOS又はTEOS+Oを用いた蒸着方法がある。
【0042】
これを総合的に考慮し、ゲート酸化膜の形成は次のような順で行うことが好ましい。まず、ゲート電極とソース/ドレイン電極のトンネリングを防ぐためにLPCVD等を用いて全体的に酸化膜を蒸着した後、フォトリソグラフィとエッチング方法を用いてMOSトランジスタ部位の酸化膜を除去し、フォトレジストも除去する。その後、全体構造上に洗浄及び酸化工程を行うと、単電子素子部位は、トランジスタ部分のゲート絶縁膜よりさらに厚い絶縁膜を形成することができる。すなわち、シリコン電子島を有する単電子素子部位の場合、酸化工程を加え、電子島間の薄いシリコン層を酸化させて電気的に分離させることが好ましい。但し、このような具体的な方式は、MOSトランジスタ部位と単電子素子部位のゲート絶縁膜厚が異なるようにすることが可能な工程の場合によって変形可能であるのは明らかである。
【0043】
次に、図10A及び図10Bを参照すると、ゲート電極380を形成した後、ソースとドレイン領域を形成するためにドーピング工程を行う。その後、素子の安定性のためにゲート電極の側面をやや酸化させるか、或いはスペーサなどの側壁を形成した後、LDD(Lightly Doped Drain)工程をさらに追加することもできる。
【0044】
次に、図11A及び図11Bでは、金属膜400、410でソース/ドレインとゲート電極を接続して最終的に単電子トランジスタとMOSトランジスタを同時に完成させる。勿論、パッドを形成する前に多層の金属配線を形成して集積回路を完成することもできる。
【0045】
(実験例)
以下、非晶質シリコン層340が存在する部分に半球形シリコン(HSG−Si)360を形成させるための実験を詳細に説明する。
【0046】
まず、無酸素非晶質シリコンウェーハを次のように準備する。8インチp型シリコン(100)ウェーハ上に100nm厚さに熱的にシリコン酸化膜を成長させる。次に、ドープされていない非晶質シリコン層がLPCVD法によって約530℃で蒸着される。非晶質シリコン層の厚さは5〜20nmの範囲内で変化する。次に、試料は自然酸化膜を除去するために60秒間1%のHF溶液に浸漬する。その後、半球形シリコン層の形成工程を行う。工程の実験ではバッチ式装備が使用された。
【0047】
半球形シリコン層の形成工程の具体的な条件は、チャンバーの圧力は約10- Torrであり、工程温度は580〜600℃の範囲で変化させた。工程チャンバーの温度は工程の間に一定に維持される。
【0048】
半球形シリコン層の形成工程は3つの段階からなる。まず、第1段階では、試料の温度を安定化する。核サイトが形成できるように試料を十分加熱するが、工程チャンバーの内部にサンプルをローディングした後、高い真空条件の下で加熱する。安定化温度は60秒程度が好ましい。第2段階では、SiH又はSiのようなシリコン含有ガスを注入することにより、シリコンの表面に核サイトを形成する。次に、第2段階の工程時間は、核形成時間と定義し、Siガスの注入量は30sccmであり、チャンバーの温度は10- Torrである。さらに、第3段階では、高真空条件の下で試料をアニーリングすることにより、シリコン結晶を成長させる。第3段階工程の時間は成長時間と定義する。一方、上述した核形成時間と成長時間はシリコンナノ結晶の密度と大きさに影響を及ぼす。核形成時間は10〜170秒、成長時間は10〜90秒にそれぞれ変化させながら実験を行った。
【0049】
(1)まず、20nmの非晶質シリコン層を利用し、成長温度を590〜600℃、核形成時間を90〜150秒、成長時間を90秒とした際、工程条件によっては、ナノポイントの大きさはあまり差がなく、密度は差があった。成長温度が低くて核形成時間が長いほど、シリコンポイントの密度がさらに高くなるという現象があった。核は核形成時間に形成されるので、ナノポイントの密度は主に核形成時間に左右される。核形成時間の増加は核数の増加を意味し、よって、これはナノポイント数の増加をもたらす。
【0050】
(2)次に、10nmの非晶質シリコン層を利用し、工程温度を590℃、成長時間を90秒、核形成時間を90秒〜130秒にした。図12A〜図12Cは、このような条件の下で施した実験により得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示している。図12Aは核形成時間が90秒、図12Bは核形成時間が110秒、図12Cは核形成時間が130秒の場合である。
【0051】
同図より、核形成時間の増加はグレーンサイズを大きくし、分布を広くすることが分かる。核形成時間の増加は核をさらに多く生成し、核同士の距離が徐々に近くなって互いに合体されることもできる。図12Cのサイドローブがこれを示している。シリコンナノポイントが互いに合体されることは好ましくないので、成長温度を低くすることにより、これを防止することができる。これを確認するために、130秒の核形成時間と590℃の工程温度で成長時間を90〜30秒の範囲で変化させながら実験を行った。その結果によるシリコンナノポイントの大きさ分布を、図13A〜図13Cに示している。図13Aは成長時間が90秒、図13Bは成長時間が70秒、図13Cは成長時間が30秒の場合である。成長時間が減少するにつれて、分布は集中度が増加し、サイドローブも減った。但し、シリコンナノポイントの密度が低くなるという傾向があった。
【0052】
次に、工程の温度を下げ、核形成時間を増加させた。核形成時間を130〜170秒の範囲で変化させ、工程温度を584℃、成長時間を30秒として実験した。ところが、シリコンナノポイントの密度が減った。
【0053】
このような実験によって成長時間を短くし、且つ工程温度を下げることは、シリコンナノポイントの密度を増加させる。しかし、温度と工程時間の変化のみでは密度を著しく増加させることはできなかった。従って、非晶質シリコン層の厚さを減少させる方法を講ずることができる。
【0054】
(3)5nmの非晶質シリコン層を利用し、工程温度は584℃とし、成長時間及び核形成時間はそれぞれ10秒〜50秒の範囲で変化させた。このような条件の下でシリコンナノポイントの密度は著しく増加する現象を示した。大略的な密度は約2.6×1011/cmであり、SEM写真同士の間に若干の誤差はあった。グレーンサイズは約7nm程度であった。従って、薄い厚さの非晶質シリコ層を用いると、密度が高くてより均一なシリコンナノポイントを形成することができた。図14は、成長時間と核形成時間をそれぞれ10秒及び50秒にした場合のシリコンナノポイントのSEMイメージの一例を示す図である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半球形シリコン形成技術を用いて電子島を効果的に形成し、これにより従来のトランジスタ製造工程との互換性を持たせた。これにより、量産性のある電子島製造工程を確保したうえ、既存のMOSトランジスタと混合された集積回路の製作を可能にすることにより、単一チップ内で単電子素子の特性とMOSトランジスタの利点とが結合された非常に有用な集積回路の製作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】MOSFETと類似の構造を有する従来の技術による単電子トランジスタの概略図である。
【図2】単電子トランジスタの動作原理を説明するための概念図である。
【図3】本発明の好適な一実施例を適用するための半導体基板としてのSOI基板を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その1)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その1)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その2)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その2)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図6A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その3)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図6B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その3)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図7A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その4)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図7B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その4)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図8A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その5)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図8B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その5)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図9A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その6)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図9B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その6)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図10A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その7)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図10B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その7)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図11A】本発明の好適な実施例に係る単電子トランジスタの製造方法の工程図(その8)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図11B】本発明の好適な実施例に係るMOSトランジスタの製造方法の工程図(その8)で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図12A】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、核形成時間が90秒の場合を示す図である。
【図12B】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、核形成時間が110秒の場合を示す図である。
【図12C】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、核形成時間が130秒の場合を示す図である。
【図13A】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、成長時間が90秒の場合を示す図である。
【図13B】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、成長時間が70秒の場合を示す図である。
【図13C】本発明の実験例によって得られたシリコンナノポイントの大きさ分布を示す図で、成長時間が30秒の場合を示す図である。
【図14】本発明の実施例に係るシリコンナノポイントのSEMイメージの一例を示す図である。
【符号の説明】
310 支持基板
320 絶縁膜
330 単結晶半導体層
340 非晶質シリコン層
350 フォトレジスト
360 半球形シリコン層
370a,370b ゲート酸化膜
380 ゲート電極
400,410 金属膜

Claims (12)

  1. 基板上に、所定の間隔で隔離したソース領域とドレイン領域が形成された半導体層と、
    該半導体層の間に形成された活性層であって、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層と、
    前記全体構造上に形成されたゲート絶縁層と、
    該ゲート絶縁層上に形成され、前記活性層に電圧を印加するためのゲート電極と
    を備えたことを特徴とする単電子素子。
  2. 前記所定の間隔は100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の単電子素子。
  3. 前記半球形シリコン層の厚さは3〜5nmであり、前記シリコン電子島の大きさは3〜5nmであることを特徴とする請求項1に記載の単電子素子。
  4. 基板上に、所定の間隔で隔離するようにソース/ドレイン電極用半導体層を形成する段階と、
    前記半導体層上に非晶質シリコン層を蒸着して前記半導体層の間に活性領域を形成する段階と、
    前記非晶質シリコン層を、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層に形成する段階と、
    前記全体構造上にゲート絶縁膜を形成する段階と、
    前記ゲート絶縁膜上に、前記活性領域に電圧を印加するためのゲート電極を形成する段階と、
    前記半導体層にソース/ドレイン領域を形成する段階と
    を有することを特徴とする単電子素子の製造方法。
  5. 前記半球形シリコン層を形成する段階は、
    前記非晶質シリコン層を500℃〜700℃の温度で1〜3X10E- torr以下に高真空を維持した状態で、第1の所定時間にシリコン含有ガスを噴射する段階と、
    500℃〜700℃の温度で第2の所定時間に熱処理を行う段階と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の単電子素子の製造方法。
  6. 前記シリコン含有ガスはSiH又はSiであることを 特徴とする請求項5に記載の単電子素子の製造方法。
  7. 前記第1の所定時間は10〜170秒であり、前記第2の所定時間は10〜90秒であることを特徴とする請求項5に記載の単電子素子の製造方法。
  8. 前記所定の間隔は100nm以下であり、前記半球形シリコン層の厚さは3〜5nmであり、前記シリコン電子島の大きさは3〜5nmであることを特徴とする請求項4に記載の単電子素子の製造方法。
  9. 前記所定の間隔は100nm以下であることを特徴とする請求項4に記載の単電子素子の製造方法。
  10. 前記基板はSOI基板であり、前記半導体層は前記SOI基板の最上層であることを特徴とする請求項4に記載の単電子素子の製造方法。
  11. 単電子素子部位とMOSトランジスタ部位とを形成する段階と、
    前記単電子素子部位の基板上には所定の間隔で隔離するようにソース/ドレイン電極用半導体層を形成し、前記MOSトランジスタ部位の基板上には隔離部位なしで半導体層を形成する段階と、
    前記半導体層上に非晶質シリコン層を蒸着して単電子素子部位にのみ半導体層間の活性領域を形成する段階と、
    前記単電子素子部位の前記非晶質シリコン層を、多数のシリコン電子島を有する半球形シリコン層に形成する段階と、
    前記全体構造上にゲート絶縁膜を形成する段階と、
    該ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する段階と、
    前記半導体層にソース/ドレイン領域を形成する段階と
    を有することを特徴とする単電子素子とMOSトランジスタとを同時に形成する製造方法。
  12. 前記ゲート絶縁膜を形成する段階は、
    フォトレジストを用いてMOSトランジスタ部位を覆い被せた状態で単電子素子部位にのみ第1ゲート絶縁膜を形成する段階と、
    前記全体構造上に第2ゲート絶縁膜を形成する段階とを有し、
    前記単電子素子部位のゲート絶縁膜が、前記MOSトランジスタ部位のゲート絶縁膜より厚いことを特徴とする請求項11に記載の単電子素子とMOSトランジスタとを同時に形成する製造方法。
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