JP3155946B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3155946B2 JP35885797A JP35885797A JP3155946B2 JP 3155946 B2 JP3155946 B2 JP 3155946B2 JP 35885797 A JP35885797 A JP 35885797A JP 35885797 A JP35885797 A JP 35885797A JP 3155946 B2 JP3155946 B2 JP 3155946B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置、特にSOI(Silicon On Insulator)基板をを用い
た半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、素子の微細化技術の進歩により、
電子1個の帯電効果を利用した単一電子トランジスタ等
の単一電子素子が作製されており(例えば、IEEE Tran
s. Magnetics vol.MAG-23 pp.1142-1145 )、大変注目
を集めている。単一電子素子は、電子1個を制御するこ
とが可能な究極の電子デバイスであり、超低消費電力と
いった優れた特徴を有する。
【0003】単一電子トランジスタは微小なトンネル接
合を2個有する伝導体島を最小構成単位とし、この伝導
体島に容量的に結合された外部電位によって接合間に流
れる電流が制御される。より具体的には、伝導体島と容
量Cext をもって容量結合している外部電極の電位Vex
t が、e/Cext 程度変化することで、電子の流れのO
N/OFFを制御することができる。ここで、伝導体島
からみた全ての容量の総和をCとしたとき、単一電子素
子で得られる出力電圧変化および印加可能な電源電圧は
およそe/C程度である。ところが、作製可能なCの大
きさは10aFのオーダーであることから、前述の電圧
変化として高々数mV程度しか得ることができない。設
計ルールが1桁小さくなると、電圧変化は2桁大きくな
る。しかしながら、現在の微細化技術の進展を見ても、
将来にわたって出力電圧変化が100mVを超えること
は極めて難しいと考えられる。単一電子素子は、いわゆ
る単一電子トランジスタやターンスタイル素子あるいは
トンネル接合が1次元もしくは2次元に並んだものな
ど、微小なトンネル接合を有し、電子の帯電効果を利用
した素子の総体として用いる。
【0004】このように、単一電子トランジスタは、超
低消費電力という優れた特徴を持つものの、扱う信号の
大きさは従来のCMOSと比べて極めて小さく、ノイズ
に対する許容度も厳しい。また、電源電圧としても数m
V程度しか印加することができない。
【0005】一方、薄膜SOI上に作製されたMOS型
電界効果トランジスタは、サブスレッショルド特性が良
好なため、しきい値電圧を小さく設定することが可能で
ある。また、その構造上、寄生容量が小さいという特徴
がある。さらに、基板バイアス電圧によるしきい値電圧
変化が小さいため、低電源電圧での動作が安定である。
これらのことから、薄膜SOI上に作製されたMOS型
電界効果トランジスタ(以下、MOSFET)は、バル
クSi上に作製されたMOSFETより低電源電圧時に
高い駆動能力と動作安定性を持つことができ、低消費電
力・高速動作が可能な次世代のデバイス構造として期待
されている。
【0006】ところが、このような薄膜SOI上に作製
されたMOSFETは、基板浮遊効果による様々な問題
を有しており、例えばラッチアップに起因するソース・
ドレイン間耐圧の劣化のため、電源電圧を大きくするこ
とができない。また、このソース・ドレイン間耐圧の劣
化は、nMOSFETの場合に特に厳しいことが知られ
ている。
【0007】このように、単一電子素子は数mVの電源
電圧を使用し、薄膜SOI上のMOSFETは1〜2V
程度の電源電圧を使用するのに対し、現在用いられてい
るCMOS等においては3.3Vの電源電圧が主流であ
る。0.1μmの世代において、電源電圧は1Vになる
と推測されているが、いまだ単一電子トランジスタの電
源電圧とは大きな隔たりがある。
【0008】上述の如く、単一電子素子は、微細加工技
術を利用した究極のデバイスであり、超低消費電力動作
が可能である。しかしながら、扱う信号の大きさは従来
型のCMOSが扱う信号の大きさに比べると非常に小さ
く、それゆえノイズに対する許容度がCMOSに比べて
極めてきびしいという問題があった。また、単一電子ト
ランジスタは、従来型のCMOSと比べるとその電源電
圧が極めて小さいという問題があった。
【0009】一方、薄膜SOI上に作製されたMOSF
ETは、高速・低消費電力という優れた特徴を有してい
る。しかしながら、ソース・ドレイン間耐圧が劣化する
ため、電源電圧として従来型のCMOSに比べて比較的
小さな電圧を用いなくてはならないという問題があっ
た。特に、nMOSのソース・ドレイン間耐圧はpMO
Sのそれよりも劣化するという問題もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単ー
電子素子等のCMOS等に比べて電源電圧が小さなデバ
イス、別の観点から言えばノイズ・マージンや入出力信
号レベルが小さなデバイスと、従来型のCMOS等の電
源電圧が大きなデバイス、別の観点から言えばノイズ・
マージンや入出力信号レベルが大きなデバイスとを、夫
々の特徴を生かしながら混載化することが可能な半導体
集積回路装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のような半
導体集積回路装置により達成される。すなわち、半導体
基板と、この半導体基板上に形成された絶縁膜と、この
絶縁膜上に形成されたシリコン層とからなるSОI基板
を有する半導体集積回路装置において、 前記半導体基板
上に形成された半導体デバイスと、 前記シリコン層上に
形成され且つ伝導体島を構成する単一電子素子とを備
え、 前記伝導体島と前記半導体基板の結合容量をCと
し、前記半導体基板上の半導体デバイスの電源電圧をV
としたとき、C×Vが素電荷eよりも小さくなるように
前記絶縁膜の厚さを設定したことを特徴とする。 また前
記絶縁膜及び前記シリコン層の表面は、導電性材料で覆
われていることが好ましい。
【0012】また、前記半導体基板上の半導体デバイス
の電源電圧は、前記シリコン層上の半導体デバイスの電
源電圧より大きいことが好ましい。
【0013】さらに、前記半導体基板上の半導体デバイ
スは、前記シリコン層上の半導体デバイスの周辺に配置
されることが好ましい。
【0014】また、前記半導体基板上に形成され、外部
電源から電源電圧の供給を受ける降圧回路、昇圧回路、
増幅回路、パルス発生回路を更に具備することが好まし
い。さらに前記絶縁膜と前記シリコン層とのそれぞれ側
面は、導電性の材料によって覆われていることが好まし
い。
【0015】さらに前記導電性材料は接地電位に設定さ
れていることが好ましい。
【0016】一方、上記目的は次のような半導体集積回
路装置によっても達成される。すなわち、半導体基板
と、この半導体基板上に形成された絶縁膜と、この絶縁
膜上に形成されたシリコン層とからなるSOI基板を有
する半導体集積回路装置において、前記半導体基板上に
形成された少なくとも1つの半導体デバイスと、前記シ
リコン層上に形成され、前記半導体基板上に形成された
少なくとも1つの単一電子素子と具備することを特徴と
する。
【0017】また、前記半導体基板上の半導体デバイス
の電源電圧は、前記シリコン層上の単一電子素子の電源
電圧よりも大きいことが好ましい。
【0018】さらに、前記シリコン層上に形成された、
少なくとも1つのMOS型電界効果トランジスタを更に
具備することが好ましい。
【0019】また、前記シリコン層上のMOS型電界効
果トランジスタの電源電圧は、前記シリコン層上の単一
電子素子の電源電圧よりも大きいことが好ましい。
【0020】
【0021】また前記半導体基板上の半導体デバイス
は、前記シリコン層上の単一電子素子を含む半導体集積
回路の周辺に配置していることが好ましい。
【0022】さらに前記半導体基板上の半導体デバイス
は、前記シリコン層上のMOS型電界効果トランジスタ
を含む半導体集積回路の周辺に配置していることが好ま
しい。
【0023】また、前記半導体基板上の半導体デバイス
と前記シリコン層上の単一電子素子とは、前記シリコン
層上のMOS型電界効果トランジスタを介して相互に接
続していることが好ましい。
【0024】さらに前記半導体基板上に形成され、外部
電源から電源電圧の供給を受ける降圧回路、昇圧回路、
増幅回路、パルス発生回路を更に具備することが好まし
い。また前記絶縁膜とシリコン層との側面それぞれが導
電性の材料によって覆われていることが好ましい。
【0025】
【0026】さらに前記導電性材料は接地電位に設定さ
れていることが好ましい。
【0027】また前記シリコン層上の単一電子素子の電
源電圧は、前記半導体基板上の半導体デバイスの電源電
圧の1/100未満であることが好ましい。
【0028】上記において、単一電子素子は、いわゆる
単一電子トランジスタやターンスタイル素子あるいはト
ンネル接合が1次元もしくは2次元に並んだものなど、
微小なトンネル接合を有し、電子の帯電効果を利用した
素子の総体として用いる。
【0029】前記半導体集積回路装置によれば、半導体
基板上に形成された半導体デバイスとシリコン層上に形
成された単一電子素子とを電気的に完全に分離すること
ができる。したがって、CMOS等に比べて電源電圧が
小さい単一電子素子(ノイズ・マージンや入出力信号レ
ベルが小さなデバイス)と、従来型のCMOSなどの電
源電圧が大きい半導体デバイス(ノイズ・マージンや入
出力信号レベルが大きなデバイス)とを、それぞれの特
徴を生かしながら同一の基板上に混載化することが可能
となる。しかも、従来型の半導体デバイスが形成される
半導体基板と、単一電子素子が搭載されたシリコン層と
を隔てる絶縁膜の厚さは、伝導体島と半導体基板の結合
容量をCとし、半導体基板上の半導体デバイスの電源電
圧をVとしたとき、C×Vが素電荷eよりも小さくなる
ように設定しているので、単一電子素子についてはビッ
ト・エラーをより完全に低減することが可能となる。
って、本発明によれば、シリコン層上の単一電子素子に
対しては従来型のCMOSよりも低い電源電圧を用いて
その特徴を最大限に生かした回路ブロック等を形成する
一方、半導体基板上のCMOS等の半導体デバイスには
CMOS等に最適な電源電圧を別途設定した上で、単一
電子素子及び半導体デバイス双方が高い信頼性の下で動
作するものとなる。
【0030】このような前記半導体集積回路は、以下の
ようにして形成される。
【0031】まず、半導体基板、この半導体基板上に形
成された絶縁膜及びこの絶縁膜上に形成されたシリコン
層とからなるSOI基板の第1の領域をマスクし、第1
の領域以外の第2の領域に形成されているシリコン層及
び絶縁膜を除去する。そして、第2の領域の半導体基板
を部分的に酸化して第2の領域のみにLOCOS素子分
離領域あるいはSTI素子分離領域を形成する。その
後、第1の領域に素子分離領域を形成するが、この素子
分離は、第1の領域のシリコン層を部分的に酸化してL
OCOS素子分離とするか、或いは第1の領域のシリコ
ン層を部分的に除去してメサ型素子分離とするか、ある
いはメサ型素子分離の後、絶縁膜を堆積し、CMPを施
すSTI素子分離とする。しかる後、第1の領域及び第
2の領域に半導体デバイスを形成する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0033】本発明は、半導体基板と、この半導体基板
上に形成された絶縁膜と、この絶縁膜上に形成されたシ
リコン層とからなるSOI基板を有する半導体集積回路
装置に向けられている。本発明の特徴は、この半導体基
板上に一の半導体デバイスが形成され、また前記シリコ
ン層上に他の半導体デバイスが形成されるが、前記シリ
コン層上に形成される半導体デバイスは、前記半導体基
板上に形成された半導体デバイスの電源電圧と異なる電
源電圧で動作するものである。
【0034】上述した本発明の特徴の下で、本発明に係
る半導体集積回路の好適な実施形態を図1を参照して説
明する。即ち、本実施形態の集積回路装置は、外部の電
圧変動や温度変化に対して極めて敏感である単一電子素
子を有しながら、容量が数pF以上の大きな外部バスを
数Vレベルで駆動することが可能である。
【0035】図1に示すように、本実施形態の半導体集
積回路では、外部バス150を駆動するためのバッファ
回路、外部電位を半導体装置に最適な電源電圧とするた
めの降圧回路、半導体装置の出力を外部電位で高めるた
めの昇圧回路、ノイズを多く発生するクロック回路、及
び/又はパルス回路の如き回路130''を構成する半導
体デバイス130(130´)を、半導体基板100上
に形成している。この半導体デバイス130´は、MO
S型電界効果トランジスタ130a,バイポーラトラン
ジスタ130b等よりなる。また、単一電子素子140
aや薄膜SOI−MOSFET140bを含む超低消費
電力及び高機能の機能ブロックを構成する半導体デバイ
ス140(140´)を、シリコン層120上に形成し
ている。尚、半導体基板100上に形成している半導体
デバイス130は、低出力、小振幅、低消費電力の半導
体デバイス130´である。また、シリコン層120上
に形成している半導体デバイス140は、大出力、大振
幅、大消費電力の半導体デバイス140´である。
【0036】このような構成をとることで、外部バス1
50を数ボルトのレベルで駆動し、半導体基板100の
電位が変動しても、単一電子素子140aの伝導体島と
半導体基板100の結合容量が絶縁膜110の存在によ
り極めて小さくなるため、半導体デバイス140(14
0´)の単一電子素子140aがビット・エラーを起こ
すことがなくなる。
【0037】また、外部バス150を駆動することによ
る電力消費で半導体基板100の温度が上昇しても、半
導体デバイス140(140´)の単一電子素子140
aはやはり半導体基板100上の絶縁膜110により半
導体基板100と熱分離されているため、温度上昇が著
しく抑えられ、ビット・エラーを起こすことがなくな
る。
【0038】この時、半導体基板100上の半導体デバ
イス130の方が、シリコン層120上の半導体デバイ
ス140よりも熱容量が十分に大きいため、シリコン層
120上の半導体デバイス140の電源電圧を、半導体
基板100上の半導体デバイス130の電源電圧よりも
小さくし、消費電力を抑えることが望ましい。これは、
シリコン層120上の半導体デバイス140が、1V程
度以下の電源電圧で高機能性を発揮するが、外部電源電
圧は従来から使用されている3.3Vや1.5Vがこれ
からも使用されていくであろうことを考えると、その有
利性はより明らかである。
【0039】また、半導体デバイス140の単一電子素
子140aのビット・エラーをより完全に抑えるために
は、単一電子素子140aの伝導体島と、半導体基板1
00の結合容量Cext と、半導体基板100の最大電圧
変化Vext との積が、素電荷よりも充分に小さくなるだ
け、絶縁膜110厚さを厚くすることが望ましい。
【0040】なお、ここでいう単一電子素子140a
は、いわゆる単一電子トランジスタやターンスタイル素
子、あるいはトンネル接合が1次元乃至2次元にアレイ
状にならんだものなど、微小なトンネル接合を有し電子
の帯電効果を利用した素子であればどのようなものでも
かまわないことはもちろんである。
【0041】同じく図1を参照して本発明に係る別の実
施形態の半導体集積回路装置を説明する。本実施形態の
半導体集積回路装置は、先に述べた半導体集積回路より
も動作速度を向上し得、また低消費電力性を向上するこ
とができる。
【0042】別の実施形態の半導体集積回路装置は、シ
リコン層120上に、単一電子素子140a及びMOS
型電界効果トランジスタ140bを形成し、半導体基板
100上に半導体デバイス130を形成している。
【0043】薄膜シリコン層をチャネル部として有する
MOS型電界効果トランジスタ140bは、半導体基板
100上のMOS型電界効果トランジスタ130aに比
べて、接合容量や配線容量を小さくでき、またSub-thre
shold 特性が改善されることから、しきい値電圧をより
低く設定することが可能で、同じ電源電圧を使用したと
きにはより駆動力が高く、高速な集積回路を構成するこ
とが可能となる。
【0044】従って、外部バス150を駆動したり、外
部電源を降圧したり、クロック信号を発生したりする回
路130''を、半導体基板100上に形成し、また、シ
リコン層120上には、その他の高速ロジック等の回路
をMOS型電界効果トランジスタ140bで形成し且つ
比較的低速でもよい機能の回路あるいは低消費電力が強
く望まれる回路等を単一電子素子140aで形成するこ
とにより、最も高いパフォーマンスを発揮する半導体集
積回路を提供できる。
【0045】この場合、単一電子素子140aの超低消
費電力性を最大限に生かすために、単一電子素子140
aの電源電圧を最も小さく設定すると共に、シリコン層
120上のMOS型電界効果トランジスタ140b、半
導体基板100上の半導体デバイス130の順番で電源
電圧を大きくしていくことが望ましい。
【0046】このような構成をとることで単一電子素子
140aと、最も電圧変化の大きな半導体基板100上
の半導体デバイス130とは、半導体基板100上の絶
縁膜110を通して容量接合される。また、シリコン層
120上のMOS型電界効果トランジスタ140bと単
一電子素子140aとの結合容量は、半導体基板100
上の半導体デバイス130との結合容量に比べて大きい
ものの、シリコン層120上のMOS型電界効果トラン
ジスタ140bの電源電圧は、半導体基板100上に比
べて1/2〜1/5程度に設定可能であるため、容量に
対する制限は同程度に緩くすることが可能である。従っ
て、前述したように、単一電子素子140a,MOS型
電界効果トランジスタ140b、半導体デバイス130
の電源電圧を、前述と同様に設定することで、消費電力
性、高速性、信頼性の点でさらによいパフォーマンスを
発揮することが可能となる。
【0047】また、単一電子素子140aは出力インピ
ーダンスが高いので、MOS型電界効果トランジスタ1
40bのように入力インピーダンスが高い素子で受ける
ことが望ましい。さらに、単一電子素子140aは一般
的には駆動力が低く、出力ノードの容量が大きいと、ス
ピードが著しく遅くなるという問題があるため、半導体
基板100上のMOS型電界効果トランジスタ130a
と接続するよりも、シリコン層120上のMOS型電界
効果トランジスタ140bと接続するほうが、全体の容
量を減らせるためには好ましい。これは、シリコン層1
20上のMOS型電界効果トランジスタ140bがより
低電圧で高駆動力を発揮することができるという点から
も好ましい。
【0048】次に、SOI基板を用いた半導体集積回路
装置における、半導体基板100上に形成される半導体
デバイス130と、シリコン層120上に形成される半
導体デバイス140との配置の各種形態を説明する。
【0049】図2に示す実施形態は、SOI基板を用い
た半導体集積回路装置200の半導体基板上に半導体デ
バイス130が形成され、半導体基板上に形成された絶
縁膜上に形成されたシリコン層に半導体デバイス140
が形成された例である。
【0050】図3に示す実施形態は、SOI基板を用い
た半導体集積回路装置210の半導体基板上にMOSF
ET、バイポーラトランジスタの如き半導体デバイス1
30が形成され、半導体基板上に形成された絶縁膜上に
形成されたシリコン層の中心部に単一電子素子140a
が形成され、該単一電子素子140aの外周部にMOS
FET140bが形成された例である。
【0051】図4に示す実施形態は、図2に示す半導体
集積回路装置200と同様のデバイス200a〜200
1を含む、SOI基板を用いた半導体集積回路装置22
0である。なお、シリコン120層上の単一電子素子1
40と容量的に結合するすべての配線170は、その配
線170における最大の電圧変化が大きければ大きいほ
ど結合容量が小さくなるように、できるだけ単一電子素
子140aから遠くに配置されていることが望ましい。
従って、大きな電源ラインや、大きな電源電圧を使用す
る半導体基板100上の半導体デバイス130をつなぐ
配線170aは、シリコン層120の上を通らない方が
望ましい。
【0052】すなわち、半導体基板100上の半導体デ
バイス130は、シリコン層120上に形成された半導
体デバイス140の周りに配置している。
【0053】次に、本発明の別の好適実施形態を説明す
る。図5は、本発明に係る半導体集積回路装置の構成例
を概念的に示したブロック図である。半導体デバイスが
形成されるSOI基板9は、第1の領域1と第2の領域
2とに大別される。第1の領域1には、主として超高
速、超低消費電力或いは低電源電圧の半導体デバイスが
形成され、主としてロジックやメモリ等の高機能回路ブ
ロックが構成されている。この第1の領域1に形成され
る半導体デバイスとしては、単一電子トランジスタ3や
MOSFET4があり、これらはシリコン基板上に埋込
み絶縁膜を介して形成された表面シリコン層上に形成さ
れている。単一電子トランジスタ3には例えば数mVの
電源電圧が供給され、MOSFET4には例えば1Vの
電源電圧が供給される。なお、単一電子トランジスタ3
及びMOSFET4の両方を必ずしも設ける必要はな
く、いずれか一方のみ設けるようにしてもよい。また、
単一電子トランジスタ及びMOSFET以外の半導体デ
バイスを設けてもよい。
【0054】第2の領域2には、主として大出力の半導
体デバイスが形成され、主として外部回路6との間のイ
ンターフェース回路ブロック(入力回路、出力回路或い
は入出力回路)が構成されている。この第2の領域2に
形成される半導体デバイスとしてはMOSFET5があ
り、これはバルクSi基板上に直接形成されている。M
OSFET5には、例えば3.3Vの電源電圧が供給さ
れる。なお、MOSFET以外の半導体デバイスを設け
てもよい。
【0055】第1の領域1と第2の領域2とは相互に接
続されており、外部回路6から入力される信号は第2の
領域2に設けたインターフェース回路でレベル変換され
た後第1の領域1に送られ、また、第1の領域1からの
信号は第2の領域2に設けたインターフェース回路でレ
ベル変換された後外部回路6に出力される。
【0056】つぎに、本発明に係る半導体集積回路装置
の具体的な構成例を図6及び図7を参照して説明する。
本構成例は、表面シリコン層上のMOSFETによって
構成されるCMOSインバータと、バルクSi基板上の
従来型のCMOSインバータとを同一のSOI基板上に
混載化した例である。
【0057】図6は、半導体集積回路の構造を示す断面
図である。バルクSi基板11上に、SiO2 等の埋め
込み絶縁膜12が形成されている。nMOSFET31
a及びpMOSFET31bの活性層となるノンドープ
シリコン層13aと、nMOSFET31aのソース・
ドレイン拡散層となるn+ シリコン層13bと、pMO
SFET31bのソース・ドレイン拡散層となるp+
リコン層13cとは、埋め込み絶縁膜12上の単結晶シ
リコンからなる表面シリコン層に形成されている。
【0058】nMOSFET31a及びpMOSFET
31bのゲート絶縁膜14上に、ポリシリコン等のゲー
ト電極15が形成されている。Al等の配線層17は、
TEOS等の層間絶縁膜16に形成された開口部を介
し、n+ シリコン層13bとp+ シリコン層13cとゲ
ート電極15とにコンタクトするように形成されてい
る。
【0059】このように、第1の領域31には、バルク
Si基板11上に埋め込み絶縁膜12を介して形成され
た表面シリコン層上に、メサ型素子分離によって分離さ
れたnMOSFET31a及びpMOSFET31bが
形成されている。
【0060】pウエル18aにはnMOSFET32a
が形成され、nウエル18bにはpMOSFET32b
が形成されている。n+ 拡散層19aはnMOSFET
32aのソース・ドレイン拡散層としてに形成され、p
+ 拡散層19bはpMOSFET32bのソース・ドレ
イン拡散層として形成される。
【0061】nMOSFET32a及びpMOSFET
32bのゲート絶縁膜20上に、ポリシリコン等のゲー
ト電極21が形成される。
【0062】Al等の配線層22は、層間絶縁膜16に
形成された開口部を介してn+ 拡散層19a、p+ 拡散
層19b及びゲート電極21とコンタクトするように形
成されている。nMOSFET32aとpMOSFET
32bとは、LOCOS素子分離23によって分離され
ている。
【0063】このように、第2の領域32には、バルク
Si基板11上にnMOSFET32a及びpMOSF
ET32bが形成されてており、これらにより従来型の
CMOSが構成されている。
【0064】図7は、図6に示した構造によって得られ
る半導体集積回路の回路構成例を示した図である。第1
の領域31(第1の回路ブロック)には、図6に示した
nMOSFET31a及びpMOSFET31bによっ
て2個のCMOSインバータが形成されている。そし
て、このCMOSインバータの基準電位部40と電源部
41との間には、例えば1Vの電源電圧が供給されてい
る。
【0065】第2の領域32(第2の回路ブロック)に
は、図6に示したnMOSFET32a及びpMOSF
ET32bによって2個のCMOSインバータが形成さ
れている。そして、このCMOSインバータの基準電位
部40と電源部42との間には、例えば3.3Vの電源
電圧が供給されている。
【0066】このようにして得られる半導体集積回路
は、第1の領域31(第1の回路ブロック)では超低消
費電力かつ高速な増幅段が構成されており、第2の領域
32(第2の回路ブロック)によって大きな出力を得る
ことができる。
【0067】なお、図7の例では、第1の領域31(第
1の回路ブロック)に形成されたCMOSインバータと
第2の領域32(第2の回路ブロック)に形成されたC
MOSインバータとを直接接続しているが、一般的に
は、両インバータ間のレベル調整を行うために、第2の
領域32にレベルシフタを形成し、このレベルシフタを
介して両インバータが接続される。
【0068】また、図7の例では、第1の領域31(第
1の回路ブロック)に入力された信号を第2の領域32
(第2の回路ブロック)から出力するように構成してい
るが、これとは逆に、第2の領域32(第2の回路ブロ
ック)に入力された信号を第1の領域31(第1の回路
ブロック)から出力するように構成してもよい。この場
合にも、両回路ブロック間には通常レベルシフタが設け
られる。
【0069】つぎに、本発明に係る半導体集積回路装置
の他の構成例を図8及び図9を参照して説明する。本構
成例は、表面シリコン層上のMOSFET及び単一トラ
ンジスタによって構成されるインバータと、バルクSi
基板上の従来型のCMOSインバータとを同一のSOI
基板上に混載化した例である。
【0070】図8は、半導体集積回路の構造を示す断面
図である。なお、図6に示した構成要素と実質的に同一
或いは対応する構成要素には同一番号を付し、詳細な説
明は図2に示した例の対応する説明を参照するものとす
る。
【0071】本構成例が図6に示した構成例に対して大
きく異なる点は、本構成例では、第1の領域31に側壁
単一電子トランジスタ31cを形成し、さらに第1の領
域31にLOCOS素子分離24を形成したことであ
る。なお、側壁単一電子トランジスタについては後述す
るが、すでに出願されている特願平8−191759号
の明細書及び図面、特願平7−56907号或いは特願
平7−185871号の明細書及び図面にも詳細に記載
されている。
【0072】図9は、図8に示した構造によって得られ
る半導体集積回路の回路構成例を示した図である。第1
の領域31(第1の回路ブロック)には、図8に示した
nMOSFET31a及び単一電子トランジスタ31c
によって構成されるインバータと、図8に示した2個の
nMOSFET31aによって構成されるインバータと
が形成されている。nMOSFET31a及び単一電子
トランジスタ31cによって構成されるインバータに対
しては、基準電位部40と電源部41aとの間に例えば
数mVの電源電圧が供給されている。また、2個のnM
OSFET31aによって構成されるインバータに対し
ては、基準電位部40と電源部41bとの間に例えば1
Vの電源電圧が供給されている。
【0073】第2の領域32(第2の回路ブロック)に
は、図8に示したnMOSFET32a及びpMOSF
ET32bによって2個のCMOSインバータが形成さ
れている。そして、このCMOSインバータの基準電位
部40と電源部42との間には、例えば3.3Vの電源
電圧が供給されている。
【0074】なお、図9の例では、第1の領域31(第
1の回路ブロック)において、nMOSFET31a及
び単一電子トランジスタ31cによって構成されるイン
バータと2個のnMOSFET31aによって構成され
るインバータとを直接接続しているが、一般的には、両
インバータ間のレベル調整を行うために、レベルシフタ
を介して両インバータが接続される。
【0075】また、図9の例では、第1の領域31(第
1の回路ブロック)に形成されたインバータと第2の領
域32(第2の回路ブロック)に形成されたインバータ
とを直接接続しているが、一般的には、両インバータ間
のレベル調整を行うために、第2の領域32にレベルシ
フタを形成し、このレベルシフタを介して両インバータ
が接続される。
【0076】さらに、図9の例では、第1の領域31
(第1の回路ブロック)に入力された信号を第2の領域
32(第2の回路ブロック)から出力するように構成し
ているが、これとは逆に、第2の領域32(第2の回路
ブロック)に入力された信号を第1の領域31(第1の
回路ブロック)から出力するように構成してもよい。こ
の場合、第1の領域31(第1の回路ブロック)では、
2個のnMOSFET31aによって構成されるインバ
ータの出力が、nMOSFET31a及び単一電子トラ
ンジスタ31cによって構成されるインバータの入力と
なるよう、両インバータを接続することが好ましい。
【0077】つぎに、例えば図8に示したような半導体
集積回路を作製する場合の製造工程例について、図10
を参照して説明する。すなわち、表面シリコン層上及び
バルクSi基板上の素子双方に対してLOCOS素子分
離を用いている。なお、図8に示した構成要素と実質的
に同一或いは対応する構成要素については同一番号を付
している。
【0078】まず、シリコン基板11上に酸化シリコン
膜からなる埋込み絶縁膜12、さらにその上に単結晶シ
リコンからなる表面シリコン層13を有するSIMOX
基板若しくは張り合わせSOI基板を用意する。そし
て、表面シリコン層13を酸化して100nm程度のシ
リコン酸化膜51を形成する。その後、第1の領域に相
当する領域をマスクするフォトレジスト52を形成する
(図10(a))。
【0079】つぎに、SOI基板をRIE装置中に置
き、例えばCHF3 などの反応性ガスを用いることによ
り、フォトレジスト52をマスクとして、シリコン酸化
膜51を除去する。さらに、HBrなどの反応性ガスを
用いて表面シリコン層13を除去する(図10
(b))。
【0080】つぎに、フォトレジスト52を除去した
後、SOI基板を例えば緩衝フッ酸溶液中に浸積して、
表面シリコン層13上のシリコン酸化膜51及びバルク
Si基板11上に露出している埋め込み酸化膜12を除
去する(図10(c))。
【0081】つぎに、基板表面を酸化して酸化膜53を
50nm程度の膜厚で形成する。続いて、イオン・イン
プランテーションによりnウエル18a及びpウエル1
8bを形成する(図10(d))。
【0082】つぎに、酸化膜53上に、減圧CVD法等
を用いてシリコン窒化膜54を堆積する(図10
(e))。
【0083】続いて、バルクSi基板11上に素子分離
領域を形成するため、図示しないフォトレジストにより
開口パターンを形成してシリコン窒化膜54を部分的に
除去した後、残されたシリコン窒化膜54をマスクとし
て酸化を行い、バルクSi基板11上にLOCOS素子
分離23を形成する(図10(f))。
【0084】つぎに、減圧CVD法等によりシリコン窒
化膜55を堆積する。続いて、表面シリコン層13上に
素子分離領域を形成するため、図示しないフォトレジス
トにより開口パターンを形成してシリコン窒化膜55を
部分的に除去した後、残されたシリコン窒化膜55をマ
スクとして表面シリコン層13の酸化を行い、表面シリ
コン層13上にLOCOS素子分離24を形成する(図
10(g))。
【0085】なお、LOCOS素子分離を2回に分けて
形成しているのは、表面シリコン層13上の素子とバル
クSi基板11上の素子とで、最適な素子分離酸化膜の
膜厚が異なるためである。
【0086】上記工程の後は、従来のシリコンMOSF
ETを作製する工程を表面シリコン層13及びバルクS
i基板11に施すとともに、側壁単一電子トランジスタ
を作製する工程を表面シリコン層13に施すことによ
り、図8に示すような構成が完成する。
【0087】ここで、側壁単一電子トランジスタの一例
について、図12〜図15を参照して説明する。なお、
詳細については、特願平8−191759号の明細書及
び図面に記載されている。
【0088】図12は、側壁単一電子トランジスタの構
成例を示した鳥かん図である。すなわち、表面に絶縁膜
層102及び絶縁膜層102上に形成されたシリコン等
の半導体薄膜層が形成された半導体基板101(SOI
基板)を用い、チャネルはゲート電極113からの電圧
制御によりシリコン薄膜層107(図13〜図15参
照)の側壁部に形成される。ここで、シリコン薄膜層は
半導体膜層109に形成された部分的な薄い層であり、
電子濃度制御手段111直下にゲート絶縁膜114を介
してゲート電極113に隣接している。そして、電子濃
度制御手段は、電子線描画によりパターニングした2つ
の電子濃度制御用電極111からなり、この電子濃度制
御用電極111によりシリコン薄膜層107内の空乏層
の伸びが制御されて、トンネル接合の接合面槓が制御で
きる。又、ソース・ドレイン領域116、117(図1
3〜図15参照)は2本の電子濃度制御用電極111に
よりシリコン薄膜層107に形成される。108は素子
分離領域、114はシリコン薄膜層の側壁部に形成され
たゲート絶縁膜である。
【0089】ここで、トンネル接合面積及び中間電極の
大きさについて述べる。シリコン薄膜層107の膜厚
は、表面の熱酸化により5nm以下にまで制御可能であ
り、電子濃度制御用電極111及びゲート電極113に
よりシリコン薄膜層107に形成される反転層厚が約1
0nm以下とすると、約50nm2 以下の接合面積が得
られる。又、二つのトンネル接合間に形成される中間電
極部の容量は、シリコン薄膜層の厚さと反転層厚と二つ
の電子濃度制御用電極111間距離の積により決定され
る。トンネルバリアを形成するための2つの電子濃度制
御用電極111は、電子線描画技術により50nm間隔
で50nmの幅まで微細化ができる。したがつて、2つ
の電子濃度制御手段111間の距離は、空乏層の伸びを
考慮すれば50nm以下になる。つまり、直列接続され
た2つのトンネル接合と中間電極の全容量和は2aF以
下がえられる。
【0090】又、電子濃度制御手段により、チャネル層
の表面側の空乏層の伸びを自在に制御できることから、
トンネルバリアを形成すること、或いはこのトンネルバ
リアのバリアハイトを自在に制御することが可能であ
る。
【0091】次に、図12に示した側壁単一電子トラン
ジスタの製造方法について、図13と、図14と、図1
5とを用いて説明する。なお、これらの図において、A
−A´、A1−A1´断面は図2のAn−An´断面
の、B−B´、B1−B1´、B2−B2´断面は図6
のBn−Bn´断面の各工程における断面図である。
【0092】まず、図13(a)の断面図に示すよう
に、シリコン等の半導体基板101上に順次絶縁膜層1
02及びシリコン等からなる半導体膜層103が形成さ
れたSOI基板上に、熱酸化法等により薄い酸化膜層1
04を形成し、半導体層のうち薄膜化予定領域を除き、
シリコン窒化膜等の酸化防止膜105をリソグラフィー
工程及びRIE法等のエッチングにより形成する。そし
て、図13(a)に示すように、酸化防止膜105によ
り囲まれたシリコン膜層の上部領域を選択的に熱酸化し
て酸化膜106とする。この熱酸化の酸化温度、時間、
酸化雰囲気等を制御すれば、チャネルとなるシリコン薄
膜層107の膜厚を例えば5nm程度に制御できる。
【0093】この後、酸化防止膜105及び酸化膜10
6をウエットエッチング法等により順次除去すると、図
13(b)に示すように、シリコン薄膜層107が露出
する。この後、図13(c)に示すように、隣接する素
子間と電気的に分離する為の素子分離膜108をLOC
OS法、STI法等により形成する。図13(d)は、
図13(c)の平面図である。素子領域109は、その
周囲が素子分離領域108により囲まれ、中央にはシリ
コン薄膜層107が形成されている。
【0094】この後、図14(a)の平面図に示すよう
に、素子領域109表面に熱酸化法或いはCVD法等に
より、酸化膜等の絶縁膜110を形成する。ここでも、
熱酸化法において、熱処理温度、熱処理時の雰囲気、熱
処理時間等を制御することで、チャネルが形成されるシ
リコン薄膜層の厚さ(チャネル幅)がnmレベルで制御
できる。そして図14(a)に示すように、絶縁膜層1
10を介して、薄膜領域上に100nm程度の厚さの多
結晶シリコン等の導電体からなる電子濃度制御用電極1
11を形成する。この時、50nm程度の幅の狭い電子
濃度制御用電極111を50nm程度の微小間隔で形成
する場合には、電子線描画方法を用いたリソグラフィー
工程及びRIE法等の異方性エッチングを行う。この方
法で絶縁膜層110上に電子濃度制御用電極111を形
成することが、直接真空蒸着等の蒸着法により形成する
よりも、加工の制御性等の理由から好ましい。図14
(a)の平面図におけるB1−B1´断面を図14
(b)に示す。
【0095】次に、電子濃度制御用電極111を覆う絶
縁膜112を形成し、シリコン膜層107の側壁を露出
させるべく、絶縁膜112、電子濃度制御用電極11
1、絶縁膜110、及びシリコン膜層107の部分領域
を順次エッチングし、図14(c)のB−B´断面に示
すように、電子濃度制御用電極111の側壁部、シリコ
ン薄膜層107の側壁部に、熱酸化法等により酸化膜等
のゲート絶縁膜115を形成する。ここでは、絶縁膜1
15と同時に形成しているが、後に形成するゲート電極
113と電子濃度制御用電極111とが絶縁されるよう
に、これらが離間して形成されればよく、同時に絶縁膜
115を形成する必要はない。
【0096】次に、図15(a)のB2−B2´断面図
に示すように、チャネルが形成されるシリコン薄膜層1
07にゲート絶縁膜114を介して隣接するゲート電極
113を、側壁残しの技術を用いて形成する。なお、図
12の鳥かん図は、図15(a)の絶縁膜112を除い
た状態を示している。
【0097】この後、図15(b)の平面図に示すよう
に、2本の電子濃度制御用電極111を両側から挟むよ
うにソース・ドレイン領域116、117をイオン注入
法等により形成する。この際、導入するイオンの不純物
は、p型の導電型としては例えばボロン、n型としては
例えば燐やヒ素がある。
【0098】そして、素子領域を覆う層間分離膜(図示
せず)を形成し、ゲート電極、ソース・ドレイン電極に
つながる開口を形成し、アルミニウムや銅等の金属から
なる配線を形成して、図14に示すような側壁単一電子
トランジスタが完成する。
【0099】つぎに、例えば図6に示したような半導体
集積回路を作製する場合の製造工程例について、図11
を参照して説明する。すなわち、表面シリコン層上の素
子に対してはメサ型素子分離を用い、バルクSi基板上
の素子に対してはLOCOS素子分離を用いている。な
お、図14に示した製造工程例の途中の段階までは共通
であるため、図10に示した構成要素と実質的に同一或
いは対応する構成要素については同一番号を付してい
る。
【0100】図10(e)の工程の後、バルクSi基板
11上に素子分離領域を形成するため、図示しないフォ
トレジストにより開口パターンを形成してシリコン窒化
膜54を部分的に除去した後、残されたシリコン窒化膜
54をマスクとして酸化を行い、バルクSi基板11上
に、LOCOS素子分離23を形成する(図11
(a))。
【0101】つぎに、シリコン窒化膜54をRIE装置
により例えばCF4 のような反応性ガスを用いて除去し
た後、メサ型素子分離を形成するためのマスクとして、
フォトレジスト56を形成する(図11(b))。
【0102】つぎに、例えば反応性イオンエッチング装
置中でCHF3 等の反応性ガスを用いてシリコン酸化膜
53を除去し、引き続いて例えばHBr等の反応性ガス
を用いて表面シリコン層13を除去する(図11
(c))。
【0103】つぎに、フォトレジスト56を除去した
後、露出表面の埋込み酸化膜12が除去される程度にS
OI基板を緩衝フッ酸溶液に浸積する(図11
(d))。
【0104】つぎに、バルクSi基板11及び表面シリ
コン層13それぞれにゲート酸化膜14及び20を形成
し、続いてゲート酸化膜14及び20上にそれぞれゲー
ト電極15及び21を形成する(図11(e))。
【0105】上記工程の後は、従来のシリコンMOSF
ETを作製する工程を表面シリコン層13及びバルクS
i基板11に施すことにより、図6に示すような構成が
完成する。
【0106】なお、側壁単一電子トランジスタを作製す
る工程を表面シリコン層13に施すことにより、図8と
同様な半導体集積回路を作製することも可能である。
【0107】図16は本発明に係る一実施形態の半導体
集積回路の構造を示す断面図である。図6と同一部分に
は同一符号を付した図16に示すように、図10及び図
11にて示した工程によりゲート電極20を形成し、S
/Dイオンインプランテーションを施した後、層間絶縁
膜となる酸化膜60を、例えばLPCVD法等により例
えば5000オングストローム堆積する。その後、CM
P工程を施して表面を平坦化した後、RIE法等により
コンタクト・ホールを開口する。次に、この開口したコ
ンタクト・ホールに、例えばタングステン等の電極材6
1でコンタクト・ホールを埋め込む。その後、Alある
いはCu等により上面での配線を施せば、図16に示し
たような半導体集積回路が完成する。
【0108】次に、図6と同一部分には同一符号を付し
た図17を参照して、本発明に係る一実施形態の半導体
集積回路を説明する。この実施形態の半導体集積回路
は、シリコン層と半導体基板の電気的絶縁をより完全に
することができる。図10及び図11にて示した工程に
よりゲート電極21を形成し、S/Dイオンインプラン
テーションを施した後、層間絶縁膜となる酸化膜70
を、例えばLPCVD法等により例えば5000オング
ストローム堆積する。その後、CMP工程を施して表面
を平坦化した後、RIE法等によりシリコン層13b,
13Cと半導体基板11の境界にコンタクト・ホールを
形成した後、シリコン層13b,13C及び半導体基板
11との電気的な絶縁をとるために、酸化膜71を例え
ば100オングストローム程度堆積する。
【0109】その後、例えばタングステン等の電極材7
2により、先ほどのコンタクト・ホールを埋め込む。そ
の後、ふたたび酸化膜73をプラズマCVD法等により
例えば1000オングストローム堆積する。この堆積し
た酸化膜73に、半導体デバイスのS/D電極あるいは
ゲート電極領域にコンタクトをとるためのコンタクト・
ホールを開口する。この開口したコンタクト・ホール
に、例えばタングステン等の電極材74を埋め込む。そ
して、AlあるいはCu等により上面での配線を施せ
ば、図17に示したような半導体集積回路が完成する。
【0110】このような構成をとることで、シリコン層
13cは、シリコン層13cと半導体基板11の境界の
電極72によって、半導体基板11から電気的にシール
ドされるためより信頼性の高い半導体集積回路を提供す
ることが可能となる。さらに、電気的な分離を完全にす
るために、シリコン層と半導体基板との境界にけいせい
した電極75は、接地していることが望ましい。
【0111】
【発明の効果】以上述べたように、本発明における半導
体集積回路装置では、半導体基板上に形成された半導体
デバイスとシリコン層上に形成された半導体デバイスと
を電気的に完全に分離することができる。
【0112】したがって、CMOS等に比べて電源電圧
が小さい単一電子素子(ノイズ・マージンや入出力信号
レベルが小さなデバイス)と、従来型のCMOSなどの
電源電圧が大きい半導体デバイス(ノイズ・マージンや
入出力信号レベルが大きなデバイス)とを、それぞれの
特徴を生かしながら同一の基板上に混載化することが可
能となる。しかも、従来型の半導体デバイスが形成され
る半導体基板と、単一電子素子が搭載されたシリコン層
とを隔てる絶縁膜の厚さは、伝導体島と半導体基板の結
合容量をCとし、半導体基板上の半導体デバイスの電源
電圧をVとしたとき、C×Vが素電荷eよりも小さくな
るように設定しているので、単一電子素子についてはビ
ット・エラーをより完全に低減することが可能となる。
よって、本発明によれば、シリコン層上の単一電子素子
に対しては従来型のCMOSよりも低い電源電圧を用い
てその特徴を最大限に生かした回路ブロック等を形成す
る一方、半導体基板上のCMOS等の半導体デバイスに
はCMOS等に最適な電源電圧を別途設定した上で、単
一電子素子及び半導体デバイス双方が高い信頼性の下で
動作するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路装置の構成を概念
的に示した図。
【図2】本発明に係る半導体集積回路装置の好適例を示
した図。
【図3】本発明に係る半導体集積回路装置の好適例を示
した図。
【図4】本発明に係る半導体集積回路装置の好適例を示
した図。
【図5】本発明に係る半導体集積回路装置の構成例を概
念的に示したブロック図。
【図6】本発明に係る半導体集積回路装置の具体的な構
成の一例を示した図。
【図7】図6に示した構造によって得られる回路構成例
を示した図。
【図8】本発明に係る半導体集積回路装置の具体的な構
成の他の例を示した図。
【図9】図8に示した構造によって得られる回路構成例
を示した図。
【図10】本発明に係る半導体集積回路装置の製造工程
の一例を示した図。
【図11】本発明に係る半導体集積回路装置の製造工程
の他の例を示した図。
【図12】単一電子トランジスタの構成例を示した図。
【図13】図12に示した単一電子トランジスタの製造
工程について、その工程の一部を示した図。
【図14】図12に示した単一電子トランジスタの製造
工程について、その工程の一部を示した図。
【図15】図12に示した単一電子トランジスタの製造
工程について、その工程の一部を示した図。
【図16】本発明に係る半導体集積回路装置の具体的な
構成のさらに他の例を示した図。
【図17】本発明に係る半導体集積回路装置の具体的な
構成のさらに他の例を示した図。
【符号の説明】
11…シリコン基板 12…埋込み絶縁膜 13…表面シリコン層 31a、31b…MOSトランジスタ 31c…単一電子トタンジスタ 32a、32b…MOSトランジスタ
フロントページの続き (72)発明者 古賀 淳二 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平8−102498(JP,A) 特開 平5−21706(JP,A) 特開 平3−148852(JP,A) 特開 平8−288505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/08 H01L 29/06 H01L 29/66 H01L 29/78 H01L 29/786

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、この半導体基板上に形成さ
    れた絶縁膜と、この絶縁膜上に形成されたシリコン層と
    からなるSОI基板を有する半導体集積回路装置におい
    て、 前記半導体基板上に形成された半導体デバイスと、 前記シリコン層上に形成され且つ伝導体島を構成する単
    一電子素子とを備え、 前記伝導体島と前記半導体基板の結合容量をCとし、前
    記半導体基板上の半導体デバイスの電源電圧をVとした
    とき、C×Vが素電荷eよりも小さくなるように前記絶
    縁膜の厚さを設定したことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁膜及び前記シリコン層の側面は、
    導電性材料で覆われていることを特徴とする請求項1記
    載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】前記半導体基板上の半導体デバイスの電源
    電圧は、前記シリコン層上の単一電子素子の電源電圧よ
    りも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】前記シリコン層上に形成された、少なくと
    も一つのMОS型電界効果トランジスタを更に具備する
    請求項1乃至3のいずれか一項記載の半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】前記シリコン層上に形成された複数のMО
    S型電界効果トランジスタのうち一部のMОS型電界効
    果トランジスタの電源電圧は、前記シリコン層上の単一
    電子素子の電源電圧よりも大きいことを特徴とする請求
    項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】前記半導体基板上の半導体デバイスは、前
    記シリコン層上の単一電子素子を含む半導体集積回路の
    周辺に配置していることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか一項記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】前記半導体基板上の半導体デバイスは、前
    記シリコン層上のMОS型電界効果トランジスタを含む
    半導体集積回路の周辺に配置していることを特徴とする
    請求項4記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】前記半導体基板上の半導体デバイスと前記
    シリコン層上の単一電子素子とは、前記シリコン層上の
    MОS型電界効果トランジスタを介して相互に接続して
    いることを特徴とする請求項7記載の半導体集積回路装
    置。
  9. 【請求項9】前記半導体基板上に形成され、外部電源か
    ら電源電圧の供給を受ける降圧回路、昇圧回路及びパル
    ス発生回路を更に具備する請求項1乃至8のいずれか一
    項記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】前記導電性材料は、接地電位に設定され
    ていることを特徴とする請求項乃至9のいずれか一項
    記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】前記シリコン層上の単一電子素子の電源
    電圧は、前記半導体基板上の半導体デバイスの電源電圧
    の1/100未満であることを特徴とする請求項3記載
    の半導体集積回路装置。
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