JP2004192153A - 保守紹介方法及びシステム並びにプログラム - Google Patents

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JP2004192153A JP2002357122A JP2002357122A JP2004192153A JP 2004192153 A JP2004192153 A JP 2004192153A JP 2002357122 A JP2002357122 A JP 2002357122A JP 2002357122 A JP2002357122 A JP 2002357122A JP 2004192153 A JP2004192153 A JP 2004192153A
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Abstract

【課題】予め保守依頼先として契約している保守候補が対処可能でない障害が発生した場合に、予め保守依頼先として契約していないその障害に対処可能な臨時候補を迅速かつ効率的に選択する。
【解決手段】本発明は、コンピュータ12により保守の依頼先を紹介する保守紹介方法に関する。本発明では、保守候補の中に発生した障害に対処可能な保守候補がないと判断された場合に、臨時候補に対して障害の対処に必要な条件を通知し、条件を満たし保守の受注を求める臨時候補から自己の対処可能な保守レベルを示す応募データを受け付け、応募データに基づいて応募データを発した臨時候補の中から障害の対処を依頼する臨時候補を選択する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、障害発生時に保守部品又は保守作業の依頼先を選択する保守紹介方法及びシステム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
保守会社は、発生したシステム障害から回復するために必要な保守部品及び保守要員による保守作業を提供する。
【0003】
一般的に、保守会社は、ユーザ(顧客)に対して自己の在庫部品数及び保守要員数を示す保守データを予め通知する。ユーザは、自己のシステムで障害が発生した場合に、保守データに基づいて発生した障害について対処可能な保守会社を選択し、保守を依頼する。
【0004】
特許文献1(特開2002−106930号公報)には、障害が検出された場合に、障害の原因を推定するとともに、予め登録された保守会社の中から、障害の対処に必要な保守部品と保守要員とを備えている保守会社を選択するシステムが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−106930号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の発明では、予め登録された保守会社が障害の対処に必要な保守部品、保守要員を確保している場合には、この保守会社に保守を依頼することができる。
【0007】
しかしながら、予め登録された保守会社が障害の対処に必要な部品、保守要員を確保していない場合、迅速に保守会社を選択することが困難である。
【0008】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、予め保守依頼先として決定されている保守候補が対処可能でない障害が発生した場合に、予め保守依頼先として決定されていないがその障害に対処可能な臨時候補を迅速かつ効率的に選択する保守紹介方法及びシステム並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
【0010】
本発明は、コンピュータにより保守の依頼先を紹介する保守紹介方法に関する。
【0011】
第1の発明では、保守依頼先として予め決定された保守候補の中に発生した障害に対処可能な保守候補がないと判断された場合に、保守依頼先として予め決定されていない臨時候補のシステムに対して障害の対処に必要な条件を示す条件データをネットワーク経由で通知する。
【0012】
また、条件を満たし保守の受注を求める臨時候補のシステムから自己の対処可能な保守レベルを示す応募データをネットワーク経由で受け付けるとともに記録手段に記録する。
【0013】
そして、記録手段から読み出された応募データに基づいて、応募データを発した臨時候補の中から障害の対処を依頼する臨時候補を選択する。
【0014】
第2の発明では、保守候補の対処可能な保守レベルを示す保守データを第1の記録手段に記録し、第1の記録手段に記録された保守データに基づいて、発生した障害に対処可能な保守候補の有無を判定する。
【0015】
対処可能な保守候補がある場合に、その対処可能な保守候補を選択する。
【0016】
対処可能な保守候補がない場合に、臨時候補のシステムに対して条件データをネットワーク経由で通知し、条件を満たし保守の受注を求める臨時候補のシステムから応募データをネットワーク経由で受け付けるとともに第2の記録手段に記録し、第2の記録手段から読み出された応募データに基づいて応募データを発した臨時候補の中から障害に対処を依頼する臨時候補を選択する。
【0017】
なお、保守データと応募データは、在庫部品数を示すデータと在籍保守要員数を示すデータのうち少なくとも一方を含むとしてもよい。
【0018】
また、臨時候補の選択は、応募データを発した臨時候補毎に、応募データと所定の評価アルゴリズムとに基づいて評価ポイントを求め、この評価ポイントに基づいて行われるとしてもよい。
【0019】
この評価アルゴリズムは、評価項目毎に、項目値と項目の重み付け係数との積を求め、前記評価項目毎の積の合計を評価ポイントとしてもよい。
【0020】
また、評価アルゴリズムは、評価項目毎に、項目値と項目の重み付け係数との積である重み項目値を求め、評価項目毎の重み項目値の合計を一次ポイントとし、過去に実行した障害に対する対処について、評価項目毎に、過去の対処の実績値から過去の対処の目標値を引いて過去評価値を求めるとともに過去評価値と項目の重み付け係数との積である重み過去評価値を求め、過去に実行した障害に対する対処について、評価項目毎の重み過去評価値の合計を対処評価値とし、過去に実行した障害に対する対処毎の対処評価値の合計を二次ポイントとし、二次ポイントと過去実績の重み付け係数との積と、一次ポイントとの和を評価ポイントとしてもよい。
【0021】
本発明を適用することにより、予め登録された保守候補の中に、発生した障害に対処可能な保守候補がなくても、対処可能な臨時候補が選択される。これにより、迅速かつ効率的な保守を実現することができる。
【0022】
なお、本発明を実現させるための手段を保守紹介システムに具備してもよい。また、本発明をプログラムによってコンピュータに実現させてもよい。本発明を実現させるためのプログラムを計算機、計算機システム、サーバ、クライアント上で実行させることにより、簡単に本発明と同様の動作が実行される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
本実施の形態において、保守候補は、予め保守依頼先として決定された者であり、例えばデータセンタ又はユーザとの間で保守契約などの結ばれている保守会社とする。
【0025】
一方、臨時候補は、予め保守依頼先として決定されていない者であり、例えばデータセンタ又はユーザとの間で保守契約などの結ばれていない保守会社とする。
【0026】
本実施の形態においては、保守候補の対処可能な保守レベルを示す保守データ(例えば、保守部品の在庫数を示す保守部品データ、対処可能な保守要員の在籍数を示す保守要員データ、保守条件、保守記録など)を記録するとともに、臨時候補の対処可能な保守レベルを示す応募データを臨時候補からアクティブに受け付ける。
【0027】
そして、データセンタで管理されているユーザシステムで発生した障害に対して保守可能な保守候補がない場合に、障害に対して保守可能な臨時候補を選択する。
【0028】
図1は、本実施の形態に係る保守紹介システムの構成の一例を示すブロック図である。この図1に示すシステムは、例えばWWW(World Wide Web)を利用して構築される。
【0029】
データセンタ1は、ユーザシステム91〜9nの管理を代行し、障害監視サーバ2、障害解析サーバ3、保守データサーバ4、保守コールサーバ5、障害データ記録部6、保守部品記録部7、保守要員記録部8を具備する。
【0030】
障害監視サーバ2は、データセンタ1で管理されているユーザシステム91〜9nの障害の発生を監視する。
【0031】
障害データ記録部6は、発生した障害の内容を解析するために用いる障害データ6aを記録する。障害データ6aには、例えば、過去に発生した障害の状況とその原因とを関連付けたデータが含まれる。
【0032】
障害解析サーバ3は、各種の障害解析方法を用いて障害監視サーバ2によって検出された障害を解析する。例えば、発生した障害の状況を検索キーとして障害データ記録部6を検索し、該当する障害の原因を求める。
【0033】
保守データサーバ4は、障害監視サーバ2の監視結果と障害解析サーバ3の解析結果とに基づいて統計処理を実行し、例えばクラスタリングなどの手法を用いて障害を自動的に分類するとともに、障害の発生しやすい部品、障害の対処状況などを分析し、分析結果をデータベースの形式で保持する。
【0034】
また、保守データサーバ4は、保守候補のシステム101〜10nからネットワーク11、保守コールサーバ5経由で受け付けた各保守候補の保守データを記録し、必要に応じて保守データを読み出す。
【0035】
本実施の形態において、保守データには、保守部品データ7aと保守要員データ8aとが含まれており、保守部品データ7aは保守部品記録部7に記録され、保守要員データ8aは保守要員記録部8に記録されるとする。
【0036】
保守コールサーバ5は、各保守候補のシステム101〜10nとネットワーク11経由で接続されており、常時、保守候補のシステム101〜10nから保守データを吸い上げる。この保守コールサーバ5によって受け付けられた保守データは、保守データサーバ4によって記録され、動的に(例えば所定期間経過毎に)更新される。
【0037】
また、保守コールサーバ5は、保守データサーバ4で求められた分析結果を、ネットワーク11経由で保守候補のシステム101〜10nに通知する。保守候補は、受けた分析結果を検討して常に一定の在庫を確保し、障害の多い部品についてメーカ側で対応する旨を依頼する。
【0038】
保守コールサーバ5は、データセンタ1又はユーザによってユーザシステム91〜9nのいずれかの障害が検出された場合、保守データサーバ4経由で保守データを読み出し、発生した障害に対処可能な保守候補の有無を判断する。
【0039】
保守コールサーバ5は、障害に対処可能な保守候補がある場合、この対処可能な保守候補から保守を依頼する保守候補を選択する。
【0040】
一方、保守コールサーバ5は、障害に対処可能な保守候補がない場合、障害の対処に必要な条件を示す条件データを保守紹介システム12に通知する。
【0041】
保守紹介システム12は、記録媒体13に記録されたプログラム14を読み込んで実行する。記録媒体13には、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどが適用可能である。
【0042】
プログラム14は、保守紹介システム12に読み込まれ、実行されると、条件通知部15、応募受付部16、選択部17として機能する。
【0043】
なお、この図1に示す保守紹介システム12の構成要素15〜17は、ハードウェアにより実現させてもよい。
【0044】
保守紹介システム12は、記録装置18を具備し、この記録装置18に各種データを記録し、この記録装置18から各種データを読み出しつつ、処理を実行する。記録装置18には、例えば内部メモリ、ハードディスクなどが適用される。
【0045】
条件通知部15は、発生した障害に対処可能な保守候補がない場合に、条件データを保守コールサーバ5からネットワーク11経由で受け付け、さらにこの条件データを臨時候補のシステム191〜19nにネットワーク11経由で通知する。
【0046】
応募受付部16は、条件を満たし保守の受注を希望する臨時候補のシステムから、臨時候補の対処可能な保守レベルを示す応募データをネットワーク11経由で受け付け、記録装置18に記録する。
【0047】
選択部17は、受け付けた応募データに基づいて、応募データを発信した臨時候補の中から障害に対する保守を依頼する臨時候補を選択する。
【0048】
図2は、保守候補の中から保守の依頼先を選択する場合のシステム間の連携を示すブロック図である。なお、この図2では、保守候補の選択の説明に必要な部分のみが図示されている。
【0049】
保守コールサーバ5は、各保守候補のシステム101〜10nから保守データを自動収集し、保守データサーバ4は、保守データを保守部品記録部7と保守要員記録部8とに記録する。
【0050】
ここで、ユーザシステム91〜9nのいずれかに障害が発生し、データセンタ91又はユーザの少なくとも一方で障害が検出されたとする。
【0051】
この場合、保守コールサーバ5は、保守部品記録部7と保守要員記録部8とに記録された保守データに基づいて、保守に必要な部品の在庫があり、所定レベル以上の品質の部品を持ち、保守要員の在籍人数が所定数以上であり、保守要員のスキルが所定レベル以上であり、保守要員によって所定時間内に対処可能であり、保守価格が所定の額以下であるなどの条件を満たす保守候補を選択する。
【0052】
保守コールサーバ5は、条件を満たす保守候補が選択されると、この保守候補に保守コールを通知する。
【0053】
一方、保守コールサーバ5は、全ての保守候補が条件を満たさない場合、条件データを保守紹介システム12に通知する。
【0054】
図3は、臨時候補の中から保守の依頼先を選択する場合のシステム間の連携を示すブロック図である。なお、この図3では、臨時候補の選択の説明に必要な部分のみが図示されている。
【0055】
保守紹介システム12は、保守候補の中から条件を満たす保守候補を検索できなかった場合、データセンタ1から条件データを受け付け、この条件データを臨時候補のシステム191〜19nに通知し、条件を満たし保守の依頼の受注を求める臨時候補のシステムから応募データを受け付ける。
【0056】
保守紹介システム12は、保守を求めるデータセンタ1又はユーザと保守を行う臨時候補との間を仲介する。
【0057】
保守紹介システム12は、条件を満たす臨時候補が臨時保守の候補に応募するための調整機能を持ち、臨時候補からの応募データや過去の実績から応募した臨時候補を評価する。
【0058】
例えば、政府関係のシステムを多く管理しているデータセンタでは、信頼性の高い保守が優先される。このため、信頼性の高い臨時候補を高評価とする。一方、民間向けシステムを多く管理しているデータセンタでは、信頼性などよりもコストが優先される傾向がある。このため、コストの低い臨時候補を高評価とする。
【0059】
データセンタ1又はユーザは、臨時候補の選択結果を保守紹介システム12に通知する。保守紹介システム12は、選択された臨時候補のシステムに保守コールを発信する。
【0060】
保守コールされた臨時候補のシステムは、障害の対処に必要な部品、保守要員を認識し、自動調達システムとして動作し、回答をデータセンタ1又はユーザに通知する。保守コールされた臨時候補の保守要員は携帯電話で保守作業を行う旨の命令を受ける。
【0061】
図4は、本実施の形態に係る障害発生前の処理の一例を示すフローチャートである。
【0062】
ステップS1において、保守データサーバ4は、過去の障害監視サーバ2の監視結果と障害解析サーバ3の解析結果とに基づいて障害を分析し、分析結果をデータベースの形式で保持する。
【0063】
ステップS2において、保守コールサーバ5は、分析結果を保守候補のシステム101〜10nに通知する。
【0064】
ステップS3において、保守コールサーバ5は、保守候補のシステム101〜10nから保守データを受け付ける。
【0065】
ステップS4において、保守データサーバ4は、保守候補のシステム101〜10nからの保守データを記録する。
【0066】
図5は、本実施の形態に係る障害発生後の処理の一例を示すフローチャートである。
【0067】
ステップT1において、障害解析サーバ3は、障害データ6aに基づいて障害の原因を分析し、障害の発生箇所を追求する。
【0068】
ステップT2において、保守データサーバ4は、保守候補の保守データを読み出す。
【0069】
ステップT3において、保守コールサーバ5は、保守データに基づいて、発生した障害に対処するための条件を満たす保守候補を検索する。
【0070】
ステップT4において、保守コールサーバ5は、条件を満たす保守候補の有無を判断する。
【0071】
条件を満たす保守候補がある場合、ステップT5において、保守コールサーバ5は、条件を満たす保守候補を選択する。
【0072】
またステップT6において、保守コールサーバ5は、選択された保守候補のシステムに対して保守を手配するために保守コールを発する。
【0073】
一方、条件を満たす保守候補がない場合、ステップT7において、保守コールサーバ5は、条件データを保守紹介システム12に通知する。
【0074】
ステップT8において、保守紹介システム12は、条件データを臨時候補のシステム191〜19nに通知し、発生した障害の保守の受注を希望する臨時候補を公募する。
【0075】
ステップT9において、保守紹介システム12は、受注を希望する臨時候補のシステムから応募データを受け付ける。
【0076】
ステップT10において、保守紹介システム12は、応募した臨時候補の応募データと評価アルゴリズムに基づいて、応募した臨時候補を評価する。
【0077】
ステップT11において、保守紹介システム12は、評価結果に基づいて応募した臨時候補の中から保守を依頼する臨時候補を選択する。
【0078】
ステップT12において、保守紹介システム12は、選択された臨時候補のシステムに保守を手配するために保守コールを発する。
【0079】
図6は、データセンタ1で保守の条件が設定されてから保守が依頼されるまでの画面遷移の一例を示す図である。
【0080】
データセンタ1又はユーザによって障害の発生が検出され、この障害に対処可能な保守候補がない場合、保守条件設定画面20が表示され、保守条件設定画面にしたがって条件データが入力される。
【0081】
条件データは保守紹介システム12に通知されると、Webに登録されるとともに臨時候補のシステム191〜19nに通知される。
【0082】
臨時候補のシステム191〜19nでは、通知された条件データを表示するとともに条件を満たす自己の応募データを入力するための公募画面21が表示される。
【0083】
公募画面21上で条件データを見た臨時候補は、この保守の受注を希望する場合、公募画面21上で、応募データを入力し、応募ボタン21aをクリックする。
【0084】
すると、応募した臨時候補のシステムから保守紹介システム12に応募データが通知される。
【0085】
応募データが保守紹介システム12に受け付けられると、保守紹介システム12において、応募した各臨時候補を評価アルゴリズムにしたがって評価する評価プログラムが起動され、応募した各臨時候補が評価される。
【0086】
データセンタ1又はユーザには、応募した各臨時候補のランキング表を含む評価画面22が表示される。
【0087】
評価画面22上では、応募した各臨時候補が評価ポイントの高い順に表示される。例えば、評価ポイントの高い臨時候補がお勧めの保守依頼先として所定数(例えば一位から三位)表示される。
【0088】
評価画面22では、臨時候補が仮選択された場合に、過去の保守の実績値に基づいて、この仮選択された臨時候補を選択した場合のシミュレーションが実行され、シミュレーション結果が表示される。例えば、過去の保守対処時間の実績値の平均を、保守の対処時間についてのシミュレーション結果とする。
【0089】
評価画面22上で臨時候補が選択され、依頼ボタン22aがクリックされると、選択された臨時候補のシステムに保守を依頼する内容のメール23が送信され、応募した臨時候補のうちで選択されなかった臨時候補のシステムに保守を辞退する内容のメール24が送信される。
【0090】
以下に、評価プログラムによって実行される評価アルゴリズムを説明する。上述したように、評価プログラムは、評価アルゴリズムにしたがって応募した各臨時候補の評価ポイントを求める。
【0091】
評価アルゴリズムは、保守の対処時間の速さ、保守部品の在庫数、保守要員の在籍数などの評価項目毎に、項目値と項目の重み付け係数との積を求め、評価項目毎の積の合計を求めて一次ポイントを算出する。
【0092】
また、過去の実績を表す二次ポイントと過去実績の重み付け係数との積を、一次ポイントに対して加算し、評価ポイントを算出する。なお、二次ポイントは、過去に優れた保守が実施されたなど過去の評価が高い場合にプラスの値となり、過去にトラブルを起こすなど過去の評価が低い場合にマイナスの値となるとする。
【0093】
式(1)は、一次ポイントYを算出するために用いられる。
【0094】
【数1】
Figure 2004192153
【0095】
式(1)において、評価項目はn個ある。評価項目毎にポイントが設定されている。
【0096】
例えば、パラメータXについて、保守の対処時間が30分未満の場合を「5」ポイント、30分以上1時間未満の場合を「4」ポイント、1時間以上1.5時間未満の場合を「3」ポイント、1.5時間以上の場合を「2」ポイントと設定する。また、例えば、パラメータXについて、保守部品の在庫数が10個以上の場合を「5」ポイント、5個以上9個以下の場合を「4」ポイント、3個又は4個の場合を「3」ポイントと設定する。その他、パラメータX〜Xについても同様である。
【0097】
各評価項目のパラメータX〜Xには、項目の重み付け係数A〜Aが設定されており、各評価項目のポイントと項目の重み付け係数A〜Aとの積が求められる。例えば、保守の対処時間の重み付け係数Aは「3」、保守部品の在庫数の重み付け係数Aは「2」と設定する。
【0098】
一次ポイントYは各評価項目の項目値と項目の重み付け係数との積の合計である。
【0099】
式(2)は、二次ポイントを算出するために用いられる。
【0100】
【数2】
Figure 2004192153
【0101】
なお、mは最初の保守から前回の保守までの保守識別番号を表す。tは過去の保守で目標とされた値を表す添え字、pは過去の保守の実績値を表す添え字である。
【0102】
例えば、m=3の場合、X1t3は3回目の保守における対処時間の目標値、X2t3は3回目の保守における部品在庫数の目標値である。
【0103】
また、X1p3は、3回目の保守における対処時間の実績値、X2p3は、3回目の保守における部品在庫数の実績値である。
【0104】
過去に実績値が目標値を達成していない場合、(X1p3−X1t3)、(X2p3−X2t3)はマイナスになり、二次ポイントは小さくなる。
【0105】
式(3)は、評価ポイントを算出するために用いられる。
【0106】
【数3】
Figure 2004192153
【0107】
ここで、Bは、過去の実績をどの程度反映するかを決める重み付け係数である。例えば、今回発生した障害の保守の緊急度が高い場合には、現在の状態を重視すべきであるため、過去の実績を低く重み付けし、Bは1より小さい値に設定される。
【0108】
以上説明した本実施の形態においては、WWWが利用され、保守部品の調達、保守要員の確保など障害に対処する保守コール業務が迅速化される。障害に対処可能な保守候補がない場合、保守の受注を望む臨時候補が公募され、障害の対処に必要な保守部品の調達、保守要員の確保が行われる。
【0109】
したがって、保守契約を結んでいない保守依頼先からも保守部品の調達、保守要員の確保を行うことができる。
【0110】
また、緊急時に確実、迅速、効率的に保守部品の調達、保守要員を確保でき、障害に対する対処をスムーズに行うことができる。
【0111】
本実施の形態においては、臨時候補に条件が提示され、この条件を満たす臨時候補が応募する。したがって、顧客の求める保守レベルに対応できる臨時候補を選択できる。
【0112】
本実施の形態においては、例えば保守の対処時間、保守部品の在庫数、保守要員の在籍者数などを評価項目とし、応募した各臨時候補が各評価項目について数値化され、評価される。これにより、適切な保守依頼先を容易に選択することができる。
【0113】
なお、本実施の形態においては、臨時候補が条件データを確認し、保守の受注を求める臨時候補のシステムが応募データを保守紹介システム12に通知し、保守紹介システム12が応募データに基づいて応募した臨時候補を評価するとしている。
【0114】
しかしながら、保守紹介システム12は、各臨時候補のシステムから予め自己の保守レベルを示すデータを逐次受け付けて記録し、応募した臨時候補に関するデータを読み出し、読み出したデータに基づいて応募した臨時候補を評価するとしてもよい。
【0115】
また、上記図1における各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば配置を変更させてもよく、また各構成要素を自由に組み合わせてもよく、各構成要素を自由に分割してもよい。
【0116】
例えば、保守コールサーバ5と保守データサーバ4とを一体としてもよい。また、保守部品記録部7と保守要員記録部8を一体として保守データ記録部としてもよい。
【0117】
また、保守紹介システム12は、保守紹介業者が運営してもよく、データセンタ1が運営してもよい。
【0118】
また、本実施の形態に係る保守紹介システム12は複数の計算機により構成され、プログラム14は複数の計算機に分散して配置され、互いに連携を取りつつ処理を実行するとしてもよい。
【0119】
本実施の形態において、プログラム14は記録媒体13から保守紹介システム12に読み込まれるとしているが、通信媒体により伝送して保守紹介システム12に適用することも可能である。
【0120】
【発明の効果】
以上詳記した本発明においては、予め保守契約を結んでいた保守依頼先が発生した障害に対処できない場合であっても、保守契約を結んでいない保守依頼先から保守の応募を受け付け、選択できる。
【0121】
これにより、発生した障害に対して迅速かつ適切に保守依頼先を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る保守紹介システムの構成の一例を示すブロック図。
【図2】保守候補の中から保守の依頼先を選択する場合のシステム間の連携を示すブロック図。
【図3】臨時候補の中から保守の依頼先を選択する場合のシステム間の連携を示すブロック図。
【図4】障害発生前の処理の一例を示すフローチャート。
【図5】障害発生後の処理の一例を示すフローチャート。
【図6】データセンタで保守の条件が設定されてから保守が依頼されるまでの画面遷移の一例を示す図。
【符号の説明】
1…データセンタ、2…障害監視サーバ、3…障害解析サーバ、4…保守データサーバ、5…保守コールサーバ、91〜9n…ユーザシステム、101〜10n…保守候補のシステム、11…ネットワーク、12…保守紹介システム、13…記録媒体、14…プログラム、15…条件通知部、16…応募受付部、17…選択部、18…記録装置、191〜19n…臨時候補のシステム

Claims (8)

  1. コンピュータにより保守の依頼先を紹介する保守紹介方法において、
    保守依頼先として予め決定された保守候補の中に、発生した障害に対処可能な保守候補がないと判断された場合に、保守依頼先として予め決定されていない臨時候補のシステムに対して前記障害の対処に必要な条件を示す条件データをネットワーク経由で通知し、
    前記条件を満たし保守の受注を求める臨時候補のシステムから自己の対処可能な保守レベルを示す応募データをネットワーク経由で受け付けるとともに記録手段に記録し、
    前記記録手段から読み出された応募データに基づいて、前記応募データを発した臨時候補の中から前記障害の対処を依頼する臨時候補を選択する
    ことを特徴とする保守紹介方法。
  2. コンピュータにより保守の依頼先を紹介する保守紹介方法において、
    保守依頼先として予め決定された保守候補の対処可能な保守レベルを示す保守データを第1の記録手段に記録し、
    前記第1の記録手段に記録された保守データに基づいて、発生した障害に対処可能な保守候補の有無を判定し、
    対処可能な保守候補がある場合に、その対処可能な保守候補を選択し、
    対処可能な保守候補がない場合に、保守依頼先として予め決定されていない臨時候補のシステムに対して前記障害の対処に必要な条件を示す条件データをネットワーク経由で通知し、前記条件を満たし保守の受注を求める臨時候補のシステムから自己の対処可能な保守レベルを示す応募データをネットワーク経由で受け付けるとともに第2の記録手段に記録し、前記第2の記録手段から読み出された応募データに基づいて、前記応募データを発した臨時候補の中から前記障害に対処を依頼する臨時候補を選択する
    ことを特徴とする保守紹介方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の保守紹介方法において、
    前記保守データと前記応募データは、在庫部品数を示すデータと在籍保守要員数を示すデータのうち少なくとも一方を含むことを特徴とする保守紹介方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか記載の保守紹介方法において、
    前記臨時候補の選択は、前記応募データを発した臨時候補毎に、前記応募データと所定の評価アルゴリズムとに基づいて評価ポイントを求め、この評価ポイントに基づいて行われる
    ことを特徴とする保守紹介方法。
  5. 請求項4記載の保守紹介方法において、
    前記評価アルゴリズムは、評価項目毎に、項目値と項目の重み付け係数との積を求め、前記評価項目毎の積の合計を前記評価ポイントとすることを特徴とする保守紹介方法。
  6. 請求項4記載の保守紹介方法において、
    前記評価アルゴリズムは、
    評価項目毎に、項目値と項目の重み付け係数との積である重み項目値を求め、前記評価項目毎の重み項目値の合計を一次ポイントとし、
    過去に実行した障害に対する対処について、評価項目毎に、過去の対処の実績値から過去の対処の目標値を引いて過去評価値を求めるとともに前記過去評価値と前記項目の重み付け係数との積である重み過去評価値を求め、
    前記過去に実行した障害に対する対処について、前記評価項目毎の重み過去評価値の合計を対処評価値とし、
    前記過去に実行した障害に対する対処毎の対処評価値の合計を二次ポイントとし、
    前記二次ポイントと過去実績の重み付け係数との積と、前記一次ポイントとの和を評価ポイントとする
    ことを特徴とする保守紹介方法。
  7. 保守の依頼先を紹介する保守紹介システムにおいて、
    保守依頼先として予め決定された保守候補の中に、発生した障害に対処可能な保守候補がないと判断された場合に、保守依頼先として予め決定されていない臨時候補に対して前記障害の対処に必要な条件を示す条件データを通知する手段と、
    前記条件を満たし保守の受注を求める臨時候補から自己の対処可能な保守レベルを示す応募データを受け付ける手段と、
    前記応募データに基づいて、前記応募データを発した臨時候補の中から前記障害の対処を依頼する臨時候補を選択する手段と
    を具備する保守紹介システム。
  8. コンピュータを、
    保守依頼先として予め決定された保守候補の中に、発生した障害に対処可能な保守候補がないと判断された場合に、保守依頼先として予め決定されていない臨時候補のシステムに対して前記障害の対処に必要な条件を示す条件データをネットワーク経由で通知する手段、
    前記条件を満たし保守の受注を求める臨時候補のシステムから自己の対処可能な保守レベルを示す応募データをネットワーク経由で受け付けるとともに記録手段に記録する手段、
    前記記録手段から読み出された応募データに基づいて、前記応募データを発した臨時候補の中から前記障害の対処を依頼する臨時候補を選択する手段
    として機能させるためのプログラム。
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