JP4578212B2 - 不具合発生時の臨時出動要請方法 - Google Patents

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本発明は、監視対象施設での事故・故障の不具合発生時に、監視対象施設の各設備の保守を行う社員を円滑/迅速に不具合発生施設に出動させるための不具合発生時の臨時出動要請方法に関する。
従来から、電気所や送電線等の監視対象施設の設備で事故や故障の不具合が発生した場合には、これらの設備の異常を感知するために取り付けられた各種センサにより検出した検出信号(警報)が監視センタである制御所に自動的に送られ、制御所ではその警報に応じて関係各所に連絡を行うことで不具合へ対処している。
また、緊急を要する不具合が発生した場合には、不具合が発生した設備の保守を行う社員(担当者)に臨時出動してもらうために、電気所であれば制御所が電気所の運用箇所の
管理者に電話連絡し、管理者が保守を行う担当者に電話連絡することで出動要請を行い、送電線であれば制御所が送電線の運用箇所の管理者に電話連絡し、管理者が保守を行う担当者に電話連絡することで出動要請を行っていた。
また近年では特許文献1に記載の「異常状態処理支援装置」のように、携帯型コンピュータや無線通信装置、GPSレシーバを用いて保守員の位置を把握し、異常状態発生ビルに最も近い保守員の選択を可能とし、保守員の当該ビル位置の確実な認識を可能とすることを目的とした発明も創案されている。
特開平9−105774号公報
しかしながら上記特許文献1に記載の発明は、保守員の現在位置を把握して出動要請をすることができるものの、その実施には携帯型コンピュータやGPSレシーバなど多くの機材が必要となり、多くのコストが必要となるといった問題があった。
また、本願出願人の電力事業者のように保守の担当者(社員)が不具合の発生した施設について熟知している場合には、その位置を画面上で地図表示する必要性もほとんどない。その一方、本願出願人のような公共性の高い事業を営む者にとっては、担当者は管理者の管理の下で行動する必要があると同時に、円滑/迅速に不具合の発生した施設に出動して設備の速やかな機能回復を図る必要がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、近年ほとんどの者が所有する携帯電話に代表される携帯通信端末を用い、多くのコストを要することなく簡易なシステムによって、管理者の管理の下、最適な社員(担当者)を円滑/迅速に不具合発生施設に出動させることができる不具合発生時の臨時出動要請方法を提供することを目的とする。
請求項1乃至4に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、社員が帰宅した深夜などの時間帯に、緊急性を要しないが迅速な対応が好ましい事故や故障等の不具合が発生した場合に、社員を円滑に緊急出動させることをその主目的とするものである。
この目的を達成するため請求項1に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、監視対象施設(12)での事故・故障の不具合発生時に、該監視対象施設に社員(14)を円滑に臨時出動させるための不具合発生時の臨時出動要請方法であって、前記監視対象施設の各種設備の異常を検出するための各種センサにより検出された検出信号(P)を、監視対象施設を管理する監視センタ(16)の監視サーバ(18)に送信する不具合検出段階(S1)と、前記監視サーバが、該不具合検出段階で送信された検出信号を受信して、不具合情報収集プログラムを実行することより、不具合情報データベース(43)と連携して、事故・故障に関する不具合情報(T)を収集する不具合情報収集段階(S2)と、前記監視サーバが、該不具合情報収集段階で収集した前記不具合情報と、社員選定プログラムを実行することにより人事情報データベース(41)と連携して、所定のポイント計算により導き出された値を基準として出動優先順位順に列記した不具合に対処する社員の社員リスト(L)記載した、ホームページ作成・処理プログラムの実行により作成したホームページのURLを、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、社員を管理する管理者(22)の携帯通信端末(24)に送信する不具合・社員情報送信段階(S3)と、該不具合・社員情報送信段階で送信した前記ホームページ上の社員リストの中から、前記管理者により、出動を要請したい社員選定され、その結果が管理者の携帯通信端末から監視サーバに送信される選定結果連絡段階(S4)と、前記監視サーバが、該選定結果連絡段階における選定結果を受信し、電子メール作成・処理プログラムを実行して、人事情報データベースと連携することにより、選定
された前記社員の携帯通信端末(26)に出動要請の電子メールを送信する出動要請段階(S5)と、該出動要請段階で送信された電子メールを受信した社員により、予め付与された暗証番号(N)の入力を伴って出動可能な旨の返信連絡の電子メールが作成され、社員の携帯通信端末から前記監視サーバに送信される返信連絡段階(S6)と、前記監視サーバが、該返信連絡段階で送信された出動可能な旨の返信連絡の電子メールを受信した場合には、本人認証プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、入力された暗証番号から本人からの返信連絡であることを認証し、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記管理者の携帯通信端末に出動要請が完了した旨を連絡する出動要請完了段階(S7)と、を含前記選定結果連絡段階において、不具合情報を参照した前記管理者がポイント化される条件の中のいずれか一つを選択指定すると、前記監視サーバが、前記社員選定プログラムを実行することにより、選択指定した条件に基づいて順番を並び替えた社員リストを再表示する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、前記出動要請完了段階(S7)で監視サーバ(18)が受信した返信連絡が出動不可能の旨の返信連絡である場合、一定時間内に選定された社員(14)からの返信連絡がない場合、または、前記本人認証プログラムを実行し、前記人事情報データベースと連携しても、暗証番号による本人認証ができなかった場合には、監視サーバは、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、その旨を管理者(22)の携帯通信端末(24)に電子メールにより送信し、該電子メールを受信した前記管理者により、新たに出動要請をしたい社員を再選定され、その結果が該管理者の携帯通信端末から監視サーバに送信される再選定結果送信段階(S8)を更に含該再選定結果送信段階の後は、前記出動要請段階(S5)に進む、ことを特徴とする。
請求項3に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、前記所定のポイント計算は、少なくとも過去の出動回数又は過去の出動累積時間のうちいずれか1つ以上の条件を含んでポイント化し、社員の業務負担の公平化を図る、ことを特徴とする。
請求項4に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、社員の帰宅後の時間帯においても出動要請がなされる場合の臨時出動要請方法であって、前記所定のポイント計算は、少なくとも社員(14)の自宅から不具合が発生した監視対象施設(12)までの距離又は移動時間のうちいずれか1つ以上の条件を含んでポイント化する、ことを特徴とする。
請求項5乃至8に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、緊急対処を要する事故や故障等の不具合が発生した場合に、如何に迅速にこれに対応するかをその主目的とするものである。
この目的を達成するため請求項5に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、監視対象施設(12)での事故・故障の不具合発生時に、該監視対象施設に社員(14)を迅速に臨時出動させるための不具合発生時の臨時出動要請方法であって、前記監視対象施設の各種設備の異常を検出するための各種センサにより検出された検出信号(P)を、監視対象施設を管理する監視センタ(16)の監視サーバ(18)に送信する不具合検出段階(S1)と、前記監視サーバが、該不具合検出段階で送信された検出信号を受信して、不具合情報収集プログラムを実行することより、不具合情報データベース(43)と連携して、事故・故障に関する不具合情報(T)を収集する不具合情報収集段階(S2)と、前記監視サーバが、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、不具合に対処する各社員の携帯通信端末(26)および社員を管理する管理者(22)の携帯通信端末(24)に事故・故障の発生を連絡する不具合発生連絡段階(S3’)と、該不具合発生連絡段階で送信された電子メールを受信した社員により、各社員に予め付与された暗証番号(N)の入力を伴って出動可能な旨の返信連絡の電子
メールが作成され、社員の携帯通信端末から前記監視サーバに送信される返信連絡段階(S4’)と、前記監視サーバが、該返信連絡段階で作成された前記電子メールを受信すると、本人認証プログラムを実行して、人事情報データベースと連携することにより、入力された暗証番号から本人からの返信連絡であることを認証し、社員選定プログラムを実行することにより人事情報データベースと連携し作成した、出動可能な社員の出動可能社員リスト(L)と、前記不具合情報収集段階で収集した不具合情報とを記載した、ホームページ作成・処理プログラムにより作成したホームページのURLを、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記管理者の携帯通信端末に送信する出動可能者連絡段階(S5’)と、前記管理者が、該出動可能者連絡段階で送信された出動可能社員リストの中から最適な社員に出動要請の電子メールを送信する出動依頼段階(S6’)と、を含前記返信連絡段階において、社員が、不具合が発生した監視対象施設到着までに要する予想所要時間(h)を更に入力して返信連絡を行い、前記監視サーバが、出動可能者連絡段階においては、該出動可能な社員の前記予想所要時間の短い者を上位にして列記した出動可能社員リストを作成する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、前記出動依頼段階(S6’)での社員(14)への出動要請の連絡は、管理者(22)により前記ホームページ上の出動可能社員リストの中から、依頼する社員の選定結果が監視サーバ(18)に送信され、監視サーバが受信した後に、監視サーバが、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記社員に電子メールを送信することで行われる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、前記出動要請段階(S5)または前記出動依頼段階(S6’)において、前記監視サーバ(18)が社員(14)に送信する前記電子メールには、不具合情報を記述したホームページのURLが記載され、前記社員が、該URLにアクセスすることで、前記不具合情報を参照できる、ことを特徴とする。
請求項8に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法は、臨時出動の要請・依頼により臨時出動を行った社員(14)は、前記監視対象施設(12)での作業完了時に作業が完了した旨の電子メールを自己が所持する携帯通信端末(26)から監視サーバ(18)に送信し、
監視サーバは、電子メール作成・処理プログラムを実行させることにより、前記出動要請時の電子メール送信時刻と作業が完了した旨の電子メールが送信された時刻とに基づいて、各社員の出動回数および出動累積時間を人事情報データベース(43)に格納し、各社員の労働状況を管理する、ことを特徴とする。
(0014+0016+0017+0033)
請求項1に記載の発明では、監視サーバから不具合情報および社員リストを受信した管理者が、出動を要請したい社員を選出して出動要請を監視サーバを介して該社員の携帯電話等の携帯通信端末に電子メールにより行うため、社員が帰宅した後の深夜等の時間帯においても、携帯通信端末の電子メール自動受信機能により、管理者の管理の下、担当社員に連絡を取り、監視対象施設に円滑に社員を出動させることができる。また、社員選定のために管理者の携帯通信端末に送信される社員リストには、社員が所定のポイント計算により導き出された値を基準として出動優先順位を付けて列記されている。さらに、管理者からの要求により、監視サーバは社員リストに列記される社員の並び順を、ポイント化する条件の選択によってソートして管理者の携帯通信端末に再表示できる。これらにより、管理者は社員選定に時間を要することなく、最適な社員を容易に選定して出動要請を行う
ことができる。
ここで電子メールを受信した社員が、暗証番号の入力を伴った出動可否の返信連絡を監視サーバに行うため、例えば子供などの第三者による不用意な返信によって、監視サーバによる出動要請が完了したとの誤認を回避することが可能となる。
なお本発明では担当の社員への連絡を電子メールにより行うため、電源が入っている限り携帯通信端末(携帯電話)は自動的にこれを受信し、直ちに音声や振動によって電子メールが届いたことを社員に知らせることができる。
また本発明による出動要請の連絡は、管理者によって選定された社員にのみ行われるため、例えば深夜時間帯の電子メールによりその他の社員を煩わせることはない。
請求項2に記載の発明によれば、管理者が出動要請を行った社員が出動不可能である場合に、監視サーバがその旨を管理者の携帯通信端末に送信することで、管理者は直ちに自動的にこの電子メールを受信し、新たに出動要請をしたい社員を迅速に再選定することができる。
請求項3または4に記載の発明によれば、管理者に送信する社員リストに列記される社員を、過去の出動回数、過去の出動累積時間、社員の自宅から不具合が発生した監視対象施設までの距離又は移動時間のいずれかの条件によって優先順位をつけて列記することで、管理者は事故・故障の重要度や緊急性などに応じて、最も適当と思われる社員を迅速かつ容易に選定し、その社員に出動要請を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、監視サーバから発生した不具合に対処する各社員およびその管理者の携帯通信端末に一斉に事故・故障の発生を連絡し、出動可能な旨の返信連絡をしてきた社員の中から適当な社員に管理者が出動依頼を行うことで、管理者の管理の下、最適な社員を迅速に監視対象施設に出動させることができる。
なお請求項1に記載の発明と同様に暗証番号による本人認証を行うため、監視サーバによる出動可能との誤認を回避することが可能となる。また、事故・故障の発生の連絡を受けた社員が、監視対象施設到着までに要する時間を入力し、これを管理者に連絡することで、管理者はこの情報から、監視対象施設にできるだけ迅速に出動可能な社員を選出してその社員に出動依頼をすることができる。
請求項に記載の発明によれば、社員への出動依頼を監視サーバを介して社員に行うことで、監視サーバはどの社員に出動依頼が行われたかを管理することができ、これにより各社員の出動回数を更新することができる。
(0037+0044)
請求項7に記載の発明によれば、電子メールを受け取った社員が、記載されているURLにアクセスすることで、不具合情報を参照することができる。
請求項8に記載の発明によれば、出動した社員が作業完了時にその旨を監視サーバに連絡することにより、監視サーバは臨時出動した社員の労働時間を管理することができ、管理者等はその情報を臨時出動の手当てや給与の支払い金額算定に利用することができる。
以下、本発明の不具合発生時の臨時出動要請方法の好ましい実施例を図面を参照して説明する。本発明の不具合発生時の臨時出動要請方法は、監視サーバをシステムの中心として、監視対象施設の各設備の不具合に対処する各社員の所持する携帯電話やPHS(携帯通信端末)および社員を管理する管理者の所持する携帯電話やPHS(携帯通信端末)を利用して、円滑/迅速に社員の臨時出動を行わせるもので、主に電力事業者が電気所や送電線等の設備で発生した不具合に対処するために用いるものである。
図1は本発明の不具合発生時の臨時出動要請方法に利用される臨時出動要請システムの全体構成を示した図である。
この臨時出動要請システム10は、電気所や送電線等の監視対象施設12に設けられた各種センサおよび検出信号送信装置(図示せず)と、監視センタ16に備えられた監視サーバ18と、各社員14が所有・携行する携帯電話26(携帯通信端末)と、各社員の管理者22が所有・携行する携帯電話24(携帯通信端末)等、から構成される。
各種センサは、電気所や送電線等の監視対象施設12の各種設備に取り付けられ、各種設備の異常を検出する。各種センサで検出された異常を知らせる検出信号Pは検出信号送
信装置に送られ、検出信号送信装置からは監視センタ16に検出信号Pが転送される。
各社員14および管理者22が所有・携行する携帯電話24,26は、通話機能のほかに、インターネットを介することで、電子メールの送受信および所望のURLの入力によりそのホームページにアクセスすることができる電子メール機能およびホームページ表示機能を有している。
図2に示した監視センタ16の監視サーバ18は、検出信号送信装置からの検出信号Pを受信するとともに、管理者22や社員14の携帯電話24,26との間でデータのやり取りを行う送受信部35と、送受信部35で受信した検出信号Pの処理や各種アプリケーション・プログラムにしたがって各種データの処理・作成を行うデータ処理部37と、各種データが格納されたデータベース部39と、を備えている。
データベース部39は、各社員14に関する情報やその管理者22に関する情報が格納された人事情報データベース41と、受信した検出信号Pから不具合が発生した箇所やその状況等を特定するための不具合情報データベース43を有している。
人事情報データベース41に記録されている人事情報には、各社員14の氏名や連絡先(携帯電話のメールアドレスおよび電話番号)のほか、社内資格・設備運用責任者の資格の有無・設備運用業務経験年数等の対応経験値、過去の出動回数、過去の出動時間、各社員の自宅から各監視対象施設12までの距離(または各社員の自宅から各監視対象施設までの移動に要する時間の概算)に関してのデータおよび各社員に予め与えられている暗証番号が含まれる。
不具合情報データベース43には、全ての監視対象施設12の各種設備に関して、検出信号Pから特定される不具合情報、例えば、異常振動、異常電圧、動作不良等のデータと、その設備や不具合を担当する社員14およびその管理者22(担当チーム)を特定する情報が格納されている。すなわちこの不具合情報は検出信号Pと関連付けられており、検出信号Pからは不具合発生箇所や不具合の種類、不具合の程度およびその不具合を担当する担当チームを特定することができる。
データ処理部37は各種アプリケーション・プログラム、すなわち、不具合情報収集プログラム、社員選定プログラム、電子メール作成・処理プログラムおよびホームページ作成・処理プログラム、本人認証プログラムを格納し必要に応じてこれを実行する。
不具合情報収集プログラムは、不具合情報データベース43と連携することで、検出信号Pから不具合発生箇所や不具合の種類、不具合の程度を特定し、また、不具合発生箇所・種類・程度から不具合をランク分けするとともに、不具合を担当する担当チームを特定する。不具合のランク分けは、(A)特に緊急性を要しない不具合、(B)緊急性を要しないが迅速な対応が好ましい不具合、(C)緊急対処を要する不具合、の三段階で行われる。
社員選定プログラムは、人事情報データベース41と連携することで、不具合情報収集プログラムによって特定された担当チームの構成員(社員14およびその管理者22)の
人事情報を抽出してその社員リストLを作成し、また要求により、社員リストLに列記される社員14を、ソートして並び替える。
電子メール作成・処理プログラムは、社員選定プログラムによって作成した社員リストLから、管理者22や社員14に不具合の発生を報告するための電子メールの作成、管理者22に出動要請が完了した旨を報告するための電子メールの作成、受信した電子メールからの文字データの抽出・処理等を行う。
ホームページ作成・処理プログラムは、社員リストLをソート可能な形式で記載したホームページの作成や、不具合の詳細な状況が記載されホームページの作成を行う。
本人認証プログラムは、ホームページ上で社員14によって入力された暗証番号Nを、個人情報データベースに記録された暗証番号と照会することによって、社員本人による入力送信であるか否かを判断する。
次に上述した臨時出動要請システム10を用いた不具合発生時の臨時出動要請方法について図面を用いて以下に説明する。
以下に、上記不具合情報収集プログラムによるランク分けにより(B)の緊急性を要しないが迅速な対応が好ましい不具合と判断される場合を実施例1に、(C)の緊急対処を要する不具合と判断される場合を実施例2に夫々説明する。なお検出された不具合が(A)の特に緊急性を要しない不具合である場合には、その旨が単に管理者の携帯電話にメール送信されるだけであるため、その説明は省略する。
図3は本実施例の主として監視センタ16、管理者22、社員14の三者間の情報の授受を表したフローであり、上記(B)の場合に適用されるものである。
[不具合検出段階(S1)]
この段階は、監視対象施設12の異常を検出するための各種設備により検出した検出信号Pを、監視対象施設を管理する監視センタ16の監視サーバ18に送信する段階である。
電気所や送電線等の監視対象施設12の各種設備には、設備の異常振動や異常電圧、設備の動作不良などを検知するための各種センサが取り付けられており、センサによって異常が検出された場合には、その検出信号Pは検出信号送信装置に集められてから有線または無線の通信回線によって監視センタ16に転送される。
[不具合情報収集段階(S2)]
この段階は、監視サーバ18が検出信号Pを受信して、事故・故障に関する不具合情報Tを収集する段階である。
送受信部35によって検出信号Pを受信した監視サーバ18は、不具合情報収集プログラムを実行することにより、不具合情報データベース43と連携して、検出信号Pから不具合発生箇所や不具合の種類、不具合の程度を特定する。また不具合情報収集プログラムは、不具合発生箇所・種類・程度から不具合をランク分けするとともに、不具合を担当する担当チームを特定する。発生した不具合は、(A)特に緊急性を要しないもの、(B)緊急性を要しないが迅速な対応が好ましいもの、(C)緊急対処を要するもの、のいずれかに分類される。そして不具合が(B)に分類された場合には、次の不具合・社員情報送信段階に進む。
[不具合・社員情報送信段階(S3)]
この段階は、発生した不具合が上記(B)の緊急性を要しないが迅速な対応が好ましいものであると判断された場合に、監視サーバ18が、社員14を管理する管理者22の携帯電話24に不具合情報Tおよび不具合に対処する社員の社員リストLを送信する段階である。
監視サーバ18は社員選定プログラムを実行することにより、上記不具合情報収集段階S2で特定した担当チームからその構成員(管理者22および社員14)の人事情報を人事情報データベース41から抽出して社員14を列記した社員リストLを作成する。この社員リストLへの社員名の記載は、当初所定のルールに従って与えられたポイントの合計値が大きな社員14が上に合計値が小さな社員14が下にくるように列記される。所定のポイントの計算は、図4に示したように、各社員14(a〜i)の社内資格をA〜E、設備運用責任者の資格の有無をA又はB、設備運用業務経験年数をA〜C、過去1月の出動回数をA〜C、過去1月の出動累積時間をA〜C、社員の自宅から各監視対象施設までの移動に要する時間(所要時間)の概算をA〜Eでランク付けし(図4(a))、社内資格と所要時間にEを含む社員を除外し(図4(b))、Aを4点、Bを3点、Cを2点、Dを1点、Eを0点として(図4(c))、社内資格の点数を0.5倍、設備運用責任者資格の有無の点数を1倍、設備運用業務経験年数の点数を2倍、出動回数の点数を3倍、出動累積時間の点数を2倍、所要時間の点数を2.5倍し(図4(d))、各社員のポイントを合計し(図4(e))、その合計値の大きな社員を上位に表示することによって行われる(図4(f))。
なお図4(a)に示したように、過去1月の出動回数や出動累積時間のランク分けでは、これらが少ない社員ほど高いランクに分けられているが、これは出動回数や出動累積時間が少ない社員をできるだけ出動させて、社員間の出動回数等の偏りを少なくし、業務負担の公平化を図るためである。
また監視サーバ18は、ホームページ作成・処理プログラムを実行することにより、不具合情報収集段階で収集した不具合情報の詳細およびソート可能な形式で社員リストLを記載したホームページを作成する。
次に監視サーバ18は、電子メール作成・処理プログラムを実行することにより、人事情報データベース41にアクセスして抽出した管理者22の携帯電話のメールアドレスに監視対象施設12に不具合が発生した旨および作成したホームページのURLを記載した電子メールを送信する。
電子メールを自動受信した管理者22は、電子メールに記載されたURLにアクセスすることにより、不具合情報Tおよび社員リストLに記載の社員名を参照する。なお管理者22の携帯電話の画面に表示される社員リストLは、上述のように当初のポイントの合計値が大きな社員ほど上位に記載されているが、例えば各社員の自宅から各監視対象施設までの「所要時間」を選択指定することで、社員リストLを所要時間の短い社員が上位にくるようにソートさせて表示させることもできる。
[選定結果連絡段階(S4)]
この段階は、管理者22が受信した社員リストLの中から出動を要請したい社員14を選定し、その結果を監視サーバ18に連絡する段階である。
上記不具合・社員情報送信段階S3で不具合情報Tおよび社員リストLを記載したホームページを参照した管理者22は、最適と思われる社員名の横に設けられたチェックボックスにチェックマークを入れた後に、同じページ上にある「送信」ボタンを押すことで、出動を要請したい社員14の選定結果を監視サーバ18に送信する。なお2人以上の出動が必要な場合には、必要な人数分のチェックマークがチェックボックスに付けられてその結果が監視サーバに送信される。
[出動要請段階(S5)]
この段階は、監視サーバ18が、選定された社員14の携帯電話に出動要請の電子メールを送信する段階である。
上記選定結果連絡段階S4の管理者22からの社員14の選定結果の連絡を受信した監視サーバ18は、電子メール作成・処理プログラムを実行して、人事情報データベース41に記録されているその選定された社員の携帯電話のメールアドレスを抽出し、そのメールアドレスに宛てて出動要請があった旨および出動してもらいたい監視対象施設12の名
前および住所を記載した電子メールを送信する。
[返信連絡段階(S6)]
この段階は、電子メールを受信した社員14が、予め付与された暗証番号の入力を伴って出動可能な旨の返信連絡を監視サーバ18に行う段階である。
出動要請の電子メールを自動受信した社員14は、出動可能である場合には返信の電子メールを監視サーバ18に送信する。この返信の電子メールの本文部分にはその社員14の入力による4桁の暗証番号Nが記載される。ここで正しい暗証番号Nを記載した返信連絡は、出動可能である旨の連絡であることが社員との取り決めにより予め定められている。
なおその社員が出動不可能である場合には、返信連絡を行わないでおくこともできるが、暗証番号Nを記載しない電子メールを監視サーバ18に返信することが好ましい。これは後述するように管理者が出動可能な社員14を再選定して、できるだけ迅速に不具合発生施設に出動させるためである。
[出動要請完了段階(S7)]
この段階は、監視サーバ18が、入力された暗証番号Nから選定された社員本人からの返信連絡であることを認証するとともに出動可能な旨の返信の連絡であることを確認し、
管理者22の携帯電話24に出動要請が完了した旨を連絡する段階である。
返信連絡の電子メールを受信した監視サーバ18は、その電子メールの送信者の電子メールアドレスから出動要請を行った社員14の携帯電話26から送信された電子メールであることを確認するとともに、本人認証プログラムを実行して、本文に記載された暗証番号Nと人事情報データベース41に記録されているその社員の暗証番号Nとを照合し、その社員本人からの返信連絡であるか否かを認証する。返信の電子メールに記載された暗証番号Nがその社員の暗証番号と一致した場合には、監視サーバ18はその社員が出動可能なものと判断し、ホームページ作成・処理プログラムを実行することで作成した不具合情報の詳細を記述したホームページのURLを記載した電子メールをその社員14の携帯電話に送信する。電子メールを受け取った社員14は、記載されているURLにアクセスすることで、不具合情報の詳細を参照することができる。
また監視サーバ18は、電子メール作成・処理プログラムを実行することにより管理者22の携帯電話24に出動要請が完了した旨の電子メールを送信する。以上により出動要請が完了する。
[再選定結果送信段階(S8)]
この段階は、上記出動要請完了段階S7で出動要請を行った社員が出動できない場合に、監視サーバ18がその旨を管理者22の携帯電話に電子メールにより送信し、連絡を受けた管理者22は新たに出動要請をしたい社員14を再選定して、その結果を監視サーバに連絡する段階である。
監視サーバ18が受信した返信連絡の電子メールが暗証番号を記載しておらず、すなわち出動不可能の旨の返信連絡である場合、一定時間内(ex.5分以内)に選定された社員14からの返信連絡がない場合、または、暗証番号Nによる本人認証ができなかった場合に、監視サーバ18が電子メール作成・処理プログラムを実行することにより、その旨および上記不具合・社員情報送信段階と同様の要領で出動不可能な社員14を除外した社員リストLを記述したホームページのURLを記載した電子メールを管理者22の携帯電話24に送信する。
電子メールを受信した管理者22は、上記選定結果連絡段階の手順に従い社員14を再選定し、その結果を監視サーバ18に送信する。
以下、上記出動要請段階S5および返信連絡段階S6と、本再選定結果送信段階S8が出動できる社員が見つかるまで繰り返され、出動要請完了段階S7に至る。
なお、一定時間内(ex.2分以内)に選定された社員14からの返信連絡がない場合
には、監視サーバ18が出動要請の電子メールをその社員に所定回再送することとしてもよい。
以上説明したように、本実施例の不具合発生時の臨時出動要請方法によれば、社員14が帰宅した後の深夜等の時間帯においても、携帯電話の電子メール自動受信機能により、管理者22の管理の下、監視対象施設12に円滑に最適な社員14を出動させることができる。ここで社員14による出動可否の連絡が暗証番号Nの入力を伴って行われるため、過誤による出動可能との連絡により、出動要請が完了したとの誤認を回避することができる。
なお、本実施例では、出動可能な社員14が直ちに決まらない場合には社員決定までに多少の時間を要するが、緊急性を要しないが迅速な対応が好ましい不具合が発生した場合に、選定された社員にのみに電子メールが送信され、深夜などのメール受信によりその他の社員を煩わせることを避けることができる。
図5は本実施例の主として監視センタ16、管理者22、社員14の三者間の情報の授受を表したフローであり、上記(C)の場合に適用されるものである。本実施例の不具合検出段階S1および不具合情報収集段階S2は基本的に実施例1に記載したものと同様であるため重複した説明を省略するが、不具合情報収集段階S2において監視サーバ18による不具合のランク分けが(C)の緊急対処を要するものに分類された場合に、次の不具合発生連絡段階S3’へと進む。
[不具合発生連絡段階(S3’)]
この段階は、監視サーバ18が、不具合に対処する各社員14および管理者22に事故・故障の発生を連絡する段階である。
監視サーバ18は、電子メール作成・処理プログラムを実行して、前記不具合情報収集段階S2で特定された担当チームの構成員(管理者22および社員14)の人事情報を人事情報データベース41から抽出して、各構成員の携帯電話24,26のメールアドレスに宛てて不具合が発生した旨および不具合が発生した監視対象施設12の名前および住所を記載した出動打診の電子メールを送信する。ここでこの電子メールには不具合情報収集段階S2で収集した不具合情報Tの詳細を記述したホームページのURLが記載されており、各構成員はこのURLにアクセスすることで、不具合情報の詳細を参照することができることが好ましい。
[返信連絡段階(S4’)]
この段階は、出動打診の電子メールを受信した社員14が、各社員に予め付与された暗証番号Nの入力を伴って出動可能な旨の返信連絡を監視サーバ18に行う段階である。
出動打診の電子メールを自動受信した社員14は、出動可能である場合には直ちに返信の電子メールを監視サーバ18に送信する。この返信の電子メールの本文部分には、社員14の入力により、3桁で表した監視対象施設到着までに要する予想所要時間(分)と、スペースを空けて4桁の暗証番号が記載される。例えば電子メール本文の内容が「030_1234」であれば、これは予想所要時間が「30分」、暗証番号が「1234」であることを意味する。ここで正しい暗証番号Nを記載した返信連絡は、出動可能である旨の連絡であることが社員との取り決めにより予め定められている。
なおその社員14が出動不可能である場合には、返信連絡を行わないでおくこともできるが、暗証番号Nを記載しない電子メールを監視サーバ18に返信することが好ましい。
[出動可能者連絡段階(S5’)]
この段階は、監視サーバ18が、入力された暗証番号Nから社員本人からの返信連絡であることを認証し、出動可能な社員14の出動可能社員リストL’を管理者22の携帯電
話24に送信する段階である。
返信連絡の電子メールを受信した監視サーバ18は、その電子メールの送信者の電子メールアドレスから出動打診を行った社員14を確認・特定するとともに、本人認証プログラムを実行して、本文に記載された暗証番号Nと人事情報データベース41に記録されているその社員14の暗証番号Nとを照合し、その社員本人からの返信連絡であるか否かを認証する。ここで監視サーバ18は、暗証番号の認証ができた場合には、その社員が出動可能なものと判断する。
なお監視サーバ18は、本文に記載された予想所要時間をその社員14と関連付けて一時的に記録する。監視サーバ18は例えば5分間だけ返信連絡の電子メールを受け付ける。
さらに監視サーバ18は、出動可能の連絡のあった社員14を、返信連絡の電子メールの本文に記載された監視対象施設到着までの予想所要時間の短い者を上位にして列記した出動可能社員リストL’を、社員選定プログラムを実行して作成する。そして管理者22にホームページ作成・処理プログラムの実行により作成した出動可能社員リストL’を参照するためのホームページのURLを記載した電子メールを送信する。
電子メールを受信した管理者22は、記載されたURLにアクセスすることで、出動可能な社員のリストL’を参照する。
[出動依頼段階(S6’)]
この段階は、管理者22が出動可能社員リストL’の中から選定した社員14に出動要請を行う段階である。
上記出動可能者連絡段階S5’で出動可能社員リストL’を記載したホームページを参照した管理者22は、最適と思われる社員名の横に設けられたチェックボックスにチェックマークを入れた後に、同じページ上にある「送信」ボタンを押すことで、出動を依頼したい社員の選定結果を監視サーバ18に送信する。この場合できるだけ迅速に監視対象施設に社員を出動させるため、通常はリストの最上位に記載された社員が優先して選定される。なお2人以上の出動が必要な場合には、必要な人数分のチェックマークがチェックボックスに付けられてその結果が監視サーバ18に送信される。
社員の選定結果の連絡を受信した監視サーバ18は、電子メール作成・処理プログラムを実行して、選定された社員14の携帯電話26に、正式な出動依頼があった旨の電子メールを送信する。以上により出動依頼が完了する。なお出動依頼の電子メールを受信した社員は、メールに記載されたURLにアクセスすることで、上記不具合発生連絡段階S3’と同様に、不具合情報の詳細を参照することができることが好ましい。
以上説明したように、本実施例の不具合発生時の臨時出動要請方法によれば、社員が帰宅した後の深夜等の時間帯においても、携帯電話の電子メール自動受信機能により、管理者の管理の下、監視対象施設に迅速に社員を出動させることができる。ここで社員による出動可否の連絡が暗証番号の入力を伴って行われるため、過誤による出動可能との返信連絡に基づいて、出動依頼がなされることを回避することができる。
なお本実施例では、複数の社員に一斉に出動打診の電子メールが送信されることとなるが、緊急性を要する不具合が発生した場合にこのような措置をとることは妥当であり、また、社員本人による不具合発生施設までの予想所要時間の入力を基に、社員リストL’への社員の記載順を決定するため、管理者は実質的に最も早く不具合発生施設に出動することができる社員を容易かつ確実に選定して出動依頼を行うことができる。
また上記実施例1および実施例2において、不具合が発生した監視対象施設12に臨時出動した社員14が、その作業完了時に作業が完了した時刻を記載した電子メールを監視サーバに送信することとすれば、監視サーバ18は各社員の臨時出動回数や出動に伴う労働時間を管理することができる。これにより管理者は各社員の出動回数を考慮して出動要請する社員を選定することができ、また、その情報を臨時出動の手当てや給与の支払い金
額算定に利用することもできる。
なお上記実施例では、電力事業者における不具合発生時の臨時出動要請方法について説明したが、本発明の適用はこれらの事業者に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるのは勿論である。
上述したように本発明の不具合発生時の臨時出動要請方法は、円滑/迅速に社員を緊急出動させる必要がある場面であれば、様々な業種に適用することができ、また、深夜などの時間帯に限らず、日中であっても適用することができる。
なお不具合の発生施設やその状況により社員への緊急出動の要請・依頼の方法を使い分けることで、円滑性と迅速性のいずれかを優先して、社員を緊急出動させることができるようになる。
本発明に利用される臨時出動要請システムの全体構成を示した図である。 監視センタの監視サーバの構成を示した概念図である。 実施例1での監視センタ、管理者、社員の情報の授受を表したフローである。 社員のポイントの計算方法を説明するための表である。 実施例2での監視センタ、管理者、社員の情報の授受を表したフローである。
10 臨時出動要請システム
12 監視対象施設
14 社員
16 監視センタ
18 監視サーバ
22 管理者
24 携帯通信端末(管理者の携帯電話)
26 携帯通信端末(社員の携帯電話)
35 送受信部
37 データ処理部
39 データベース部
41 人事情報データベース
43 不具合情報データベース
S1 不具合検出段階
S2 不具合情報収集段階
S3 不具合・社員情報送信段階
S4 選定結果連絡段階
S5 出動要請段階
S6 返信連絡段階
S7 出動要請完了段階
S8 再選定結果送信段階
S3’不具合発生連絡段階
S4’返信連絡段階
S5’出動可能者連絡段階
S6’出動依頼段階
P 検出信号
T 不具合情報
L 社員リスト
N 暗証番号

Claims (8)

  1. 監視対象施設(12)での事故・故障の不具合発生時に、該監視対象施設に社員(14)を円滑に臨時出動させるための不具合発生時の臨時出動要請方法であって、
    前記監視対象施設の各種設備の異常を検出するための各種センサにより検出された検出信号(P)を、監視対象施設を管理する監視センタ(16)の監視サーバ(18)に送信する不具合検出段階(S1)と、
    前記監視サーバが、該不具合検出段階で送信された検出信号を受信して、不具合情報収集プログラムを実行することより、不具合情報データベース(43)と連携して、事故・故障に関する不具合情報(T)を収集する不具合情報収集段階(S2)と、
    前記監視サーバが、該不具合情報収集段階で収集した前記不具合情報と、社員選定プログラムを実行することにより人事情報データベース(41)と連携して、所定のポイント計算により導き出された値を基準として出動優先順位順に列記した不具合に対処する社員の社員リスト(L)記載した、ホームページ作成・処理プログラムの実行により作成したホームページのURLを、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、社員を管理する管理者(22)の携帯通信端末(24)に送信する不具合・社員情報送信段階(S3)と、
    該不具合・社員情報送信段階で送信した前記ホームページ上の社員リストの中から、前記管理者により、出動を要請したい社員選定され、その結果が管理者の携帯通信端末から監視サーバに送信される選定結果連絡段階(S4)と、
    前記監視サーバが、該選定結果連絡段階における選定結果を受信し、電子メール作成・処理プログラムを実行して、人事情報データベースと連携することにより、選定された前記社員の携帯通信端末(26)に出動要請の電子メールを送信する出動要請段階(S5)と、
    出動要請段階で送信された電子メールを受信した社員により、予め付与された暗証番号(N)の入力を伴って出動可能な旨の返信連絡の電子メールが作成され、社員の携帯通信端末から前記監視サーバに送信される返信連絡段階(S6)と、
    前記監視サーバが、該返信連絡段階で送信された出動可能な旨の返信連絡の電子メールを受信した場合には、本人認証プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、入力された暗証番号から本人からの返信連絡であることを認証し、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記管理
    者の携帯通信端末に出動要請が完了した旨を連絡する出動要請完了段階(S7)と、を含
    前記選定結果連絡段階において、不具合情報を参照した前記管理者がポイント化される条件の中のいずれか一つを選択指定すると、前記監視サーバが、前記社員選定プログラムを実行することにより、選択指定した条件に基づいて順番を並び替えた社員リストを再表示する、ことを特徴とする不具合発生時の臨時出動要請方法。
  2. 前記出動要請完了段階(S7)で監視サーバ(18)が受信した返信連絡が出動不可能な旨の返信連絡である場合、一定時間内に選定された社員(14)からの返信連絡がない場合、または、前記本人認証プログラムを実行し、前記人事情報データベースと連携しても、暗証番号による本人認証ができなかった場合には、監視サーバは、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、その旨を管理者(22)の携帯通信端末(24)に電子メールにより送信し、該電子メールを受信した前記管理者により、新たに出動要請をしたい社員再選定され、その結果が該管理者の携帯通信端末から監視サーバに送信される再選定結果送信段階(S8)を更に含
    該再選定結果送信段階の後は、前記出動要請段階(S5)に進む、ことを特徴とする請求項1に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
  3. 前記所定のポイント計算は、少なくとも過去の出動回数又は過去の出動累積時間のうちいずれか1つ以上の条件を含んでポイント化し、社員の業務負担の公平化を図る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
  4. 社員の帰宅後の時間帯においても出動要請がなされる場合には、
    前記所定のポイント計算は、少なくとも社員(14)の自宅から不具合が発生した監視対象施設(12)までの距離又は移動時間のうちいずれか1つ以上の条件を含んでポイント化する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
  5. 監視対象施設(12)での事故・故障の不具合発生時に、該監視対象施設に社員(14)を迅速に臨時出動させるための不具合発生時の臨時出動要請方法であって、
    前記監視対象施設の各種設備の異常を検出するための各種センサにより検出された検出信号(P)を、監視対象施設を管理する監視センタ(16)の監視サーバ(18)に送信する不具合検出段階(S1)と、
    前記監視サーバが、該不具合検出段階で送信された検出信号を受信して、不具合情報収集プログラムを実行することより、不具合情報データベース(43)と連携して、事故・故障に関する不具合情報(T)を収集する不具合情報収集段階(S2)と、
    前記監視サーバが、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、不具合に対処する各社員の携帯通信端末(26)および社員を管理する管理者(22)の携帯通信端末(24)に事故・故障の発生を連絡する不具合発生連絡段階(S3’)と、
    不具合発生連絡段階で送信された電子メールを受信した社員により、各社員に予め付与された暗証番号(N)の入力を伴って出動可能な旨の返信連絡の電子メールが作成され、社員の携帯通信端末から前記監視サーバに送信される返信連絡段階(S4’)と、
    前記監視サーバが、該返信連絡段階で作成された前記電子メールを受信すると、本人認証プログラムを実行して、人事情報データベースと連携することにより、入力された暗証番号から本人からの返信連絡であることを認証し、社員選定プログラムを実行することにより人事情報データベースと連携し作成した、出動可能な社員の出動可能社員リスト(L)と、前記不具合情報収集段階で収集した不具合情報とを記載した、ホームページ作成・処理プログラムにより作成したホームページのURLを、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記管理者の携帯通信端末に送信する出動可能者連絡段階(S5’)と、
    前記管理者が、該出動可能者連絡段階で送信された出動可能社員リストの中から最適な社員に出動要請の電子メールを送信する出動依頼段階(S6’)と、を含
    前記返信連絡段階において、社員が、不具合が発生した監視対象施設到着までに要する予想所要時間(h)を更に入力して返信連絡を行い、
    前記監視サーバが、出動可能者連絡段階においては、該出動可能な社員の前記予想所要時間の短い者を上位にして列記した出動可能社員リストを作成する、ことを特徴とする不具合発生時の臨時出動要請方法。
  6. 前記出動依頼段階(S6’)での社員(14)への出動要請の連絡は、管理者(22)により前記ホームページ上の出動可能社員リストの中から、依頼する社員の選定結果が監視サーバ(18)に送信され、監視サーバが受信した後に、監視サーバが、電子メール作成・処理プログラムを実行し、人事情報データベースと連携することにより、前記社員に電子メールを送信することで行われる、ことを特徴とする請求項5に記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
  7. 前記出動要請段階(S5)または前記出動依頼段階(S6’)において、前記監視サーバ(18)が社員(14)に送信する前記電子メールには、不具合情報を記述したホームページのURLが記載され、前記社員が、該URLにアクセスすることで、前記不具合情報を参照できる、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は6のいずれか一つに記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
  8. 臨時出動の要請・依頼により臨時出動を行った社員(14)は、前記監視対象施設(12)での作業完了時に作業が完了した旨の電子メールを自己が所持する携帯通信端末(26)から監視サーバ(18)に送信し、
    監視サーバは、電子メール作成・処理プログラムを実行させることにより、前記出動要請時の電子メール送信時刻と作業が完了した旨の電子メールが送信された時刻とに基づいて、各社員の出動回数および出動累積時間を人事情報データベースに格納し、各社員の労働状況を管理する、ことを特徴とする請求項1、2、3、4、6又は7のいずれか一つに記載の不具合発生時の臨時出動要請方法。
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