JP2020077024A - 担当者検索装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】業務に関する知識を有する担当者を検索できるようにする。【解決手段】複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を業務履歴DB14Aで記憶しておき、検索処理部17が、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴に基づいて、対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算し、出力処理部18が、検索処理部17で得られた経験担当者と当該経験担当者に関する知識レベルとを、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する。【選択図】 図1
Description
本発明は、対象業務に関する知識を有する担当者を検索するための担当者検索技術に関する。
一般に、企業や公共機関などの組織では、業務上の不明点が生じた場合、作業者がその業務に詳しい担当者に問い合わせを行うことにより、その不明点を解消している。この際、誰に問い合わせすればよいかがわからない、という問題に遭遇する。
従来、このような組織では、各業務を担当している担当者をデータベースで管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、業務上の不明点を問い合わせしたい場合、その業務を担当している担当者を容易に検索することができる。
従来、このような組織では、各業務を担当している担当者をデータベースで管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、業務上の不明点を問い合わせしたい場合、その業務を担当している担当者を容易に検索することができる。
しかしながら、このような従来技術では、ある業務を担当している担当者を検索できるものの、その担当者が人事異動などにより当該業務を担当して間もない場合、その担当者が当該業務について十分な知識を有しているかどうかはわからないし、当該業務に関する過去の情報をまったく知らない場合もある。また、過去の担当者を検索できたとしても、時間の経過とともに知識は薄れていくため、過去の担当者が現在に至っても十分な知識を維持しているかどうかもわからない。したがって、従来技術によれば、当該業務の担当者を単に検索できるだけで、当該業務に関する知識を有する担当者を検索することができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、業務に関する知識を有する担当者を検索できる担当者検索技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる担当者検索装置は、予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務の知識を有する担当者を検索する担当者検索装置であって、前記複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を記憶する業務履歴データベースと、前記業務履歴データベースに登録されている前記業務履歴に基づいて、前記対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の前記業務履歴に基づいて、前記対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する検索処理部と、前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する出力処理部とを備えている。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記検索処理部が、前記知識レベルを計算する際、前記業務履歴に含まれる前記経験担当者が前記対象業務を担当した担当期間の長さに応じた分だけ、前記知識レベルを加算するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記検索処理部が、前記知識レベルを計算する際、前記業務履歴に含まれる前記経験担当者が前記対象業務の担当から外れた非担当期間の長さに応じた分だけ、前記知識レベルを減算するようにしてもよい。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記出力処理部が、前記検索処理部で得られた前記経験担当者のうち、前記知識レベルがしきい値以上である経験担当者のみを区別して選択して出力するようにしてもよい。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記複数の担当者の間の人脈を示す人脈情報を記憶する担当者管理データベースをさらに備え、前記出力処理部は、前記担当者管理データベースから取得した、前記経験担当者に関する人脈情報に基づいて人脈相関図を生成し、得られた人脈相関図に前記経験担当者ごとの知識レベルを付与して出力するようにしてもよい。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記検索処理部が、前記対象業務の知識を有している対象時点として過去の時点が指定された場合、前記対象時点までに前記対象業務を担当したことのある担当者を、前記業務履歴データベースから前記経験担当者として検索し、得られた前記経験担当者の前記対象時点までの前記業務履歴に基づいて、当該経験担当者ごとに前記対象時点における知識レベルを計算するようにしてもよい。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、通信ネットワークを介して接続された第1の端末からの担当者検索要求を受け付けて、前記担当者検索要求で指定された検索条件を前記検索処理部へ通知する端末処理部をさらに備え、前記出力処理部は、前記端末処理部から通知された前記検索条件に基づいて前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力し、前記端末処理部は、前記出力処理部で得られた前記検索結果を前記第1の端末へ返送するようにしてもよい。
また、本発明にかかる上記担当者検索装置の一構成例は、前記端末処理部が、前記第1の端末へ返送した前記検索結果に含まれる前記経験担当者のうちのいずれかを回答者として指定した、前記第1の端末からの回答者選択指示に応じて、前記通信ネットワークを介して接続された、前記回答者選択指示により指定された前記経験担当者の第2の端末へ、当該経験担当者が回答者として指定されたことを通知するようにしてもよい。
また、本発明にかかる担当者検索方法は、予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務の知識を有する担当者を検索する担当者検索装置で用いられる、担当者検索方法であって、業務履歴データベースが、前記複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を記憶する記憶ステップと、検索処理部が、前記業務履歴データベースから取得した前記業務履歴に基づいて、前記対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の前記業務履歴に基づいて、前記対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する検索処理ステップと、出力処理部が、前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する出力処理ステップとを備えている。
本発明によれば、対象業務に関する知識を有する担当者に加えて、担当者が有する対象業務に関する知識を数値化した知識レベルとを、容易に検索することができる。したがって、ある業務に関する不明点を問い合わせたい場合、当該業務に関する十分な知識を有する担当者を極めて容易に検索でき、効率よく作業を行うことができる。
[本発明の原理]
まず、本発明の原理について説明する。
企業や公共機関などの組織において、ある業務に関する不明点を問い合わせたい場合、当該業務に関する十分な知識を有する担当者を検索できれば、効率よく作業を行うことができる。一般に、各種の業務に関する知識については、実際に当該業務を担当している担当者が最も詳しいと考えられる。しかしながら、担当者が新任の場合、当該業務を担当して間もないため、当該業務に関する十分な知識を有しているとは限らない。したがって、担当者が当該業務を担当した期間が長ければ、各担当者の知識レベルが高いと云える。
まず、本発明の原理について説明する。
企業や公共機関などの組織において、ある業務に関する不明点を問い合わせたい場合、当該業務に関する十分な知識を有する担当者を検索できれば、効率よく作業を行うことができる。一般に、各種の業務に関する知識については、実際に当該業務を担当している担当者が最も詳しいと考えられる。しかしながら、担当者が新任の場合、当該業務を担当して間もないため、当該業務に関する十分な知識を有しているとは限らない。したがって、担当者が当該業務を担当した期間が長ければ、各担当者の知識レベルが高いと云える。
また、組織変更や人事異動により別の部署に異動して現在は当該業務を担当していない元担当者であっても、それまで担当していた業務について十分な知識を有している場合もある。さらには、元の業務から離れてある程度時間を経た元担当者について、元の業務に関する記憶が定かではなくなっている場合も考えられる。
本発明は、このような業務に関する担当者の知識レベルが時系列で変化するという一般的な経験則に着目し、対象業務に関する各担当者の業務履歴に基づいて、当該担当者が有する知識を数値化した知識レベルを計算し、得られた知識レベルを、対象業務を担当したことのある経験担当者とその知識レベルとともに、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力するようにしたものである。これにより、問い合わせを行った質問者は、誰がどの程度の知識レベルであるかを具体的に把握でき、回答者を容易に選択することができる。
[担当者検索装置]
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる担当者検索装置10について説明する。図1は、担当者検索装置の構成を示すブロック図である。
この担当者検索装置10は、全体として、サーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、企業や役所などの組織で用いられて、組織に属して各種の業務を行う者として、予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務に関する知識を有する担当者を検索して出力する装置である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる担当者検索装置10について説明する。図1は、担当者検索装置の構成を示すブロック図である。
この担当者検索装置10は、全体として、サーバ装置やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置からなり、企業や役所などの組織で用いられて、組織に属して各種の業務を行う者として、予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務に関する知識を有する担当者を検索して出力する装置である。
担当者検索装置10は、通信ネットワークNWを介して各担当者の担当者端末20と接続されている。これら担当者端末20は、一般的なパーソナルコンピュータのほか、スマートホン、タブレット、携帯電話などの情報端末からなり、担当者により操作される。これら担当者端末20のうち、担当者が業務上の不明点を問い合わせる質問者である場合、当該担当者の担当者端末20を質問者端末21と呼ぶこととする。また、これら担当者端末20のうち、担当者が業務上の不明点に対して回答する回答者である場合、当該担当者の担当者端末20を回答者端末22と呼ぶこととする。なお、質問者端末21は、本発明の一構成例における第1の端末として作用し、回答者端末22は、本発明の一構成例における第2の端末として作用する。
担当者検索装置10は、質問者の担当者端末20である質問者端末21からの担当者検索要求を受け付けて対象業務に関する知識を有する担当者を検索し、得られた検索結果を質問者端末21へ返送する。また、返送した検索結果に基づき質問者端末21から通知された回答者選択指示に応じて、指定された経験担当者の担当者端末20である回答者端末22へ、当該経験担当者が回答者として指定されたことを通知する。
なお、以下では、質問者端末21からの担当者検索要求を受け付けて対象業務に関する知識を有する担当者を検索する場合を例として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、担当者検索装置10に設けられた後述の操作入力部12で、オペレータや質問者からの担当者検索要求操作を受け付けて、指定された対象業務に関する知識を有する担当者を検索してもよい。この場合、得られた検索結果は、担当者検索装置10に設けられた後述の画面表示部13で画面表示すればよい。
図1に示すように、本実施の形態にかかる担当者検索装置10は、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、記憶部14、業務履歴DB14A、担当者管理DB14B、知識レベルDB14C、データベース管理部15、端末処理部16、検索処理部17、および出力処理部18を備えており、これら機能部が内部バスBを介してデータやり取り可能に接続されている。これら機能部のうち、データベース管理部15、端末処理部16、検索処理部17、および出力処理部18は、CPUと後述するプログラム14Pとが協働してなる演算処理部により実現されている。
通信I/F部11は、一般的なデータ通信モジュールからなり、通信ネットワークNWを介して接続された質問者端末21や回答者端末22などの端末との間でデータ通信を行う。
操作入力部12は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、オペレータや質問者の操作を検出して出力する。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、メニュー画面、検索画面、検索結果画面などの各種画面データを画面表示する。
操作入力部12は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの操作入力装置からなり、オペレータや質問者の操作を検出して出力する。
画面表示部13は、LCDなどの画面表示装置からなり、メニュー画面、検索画面、検索結果画面などの各種画面データを画面表示する。
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、担当者検索装置10で実行する担当者検索処理で用いる各種の処理データやプログラム14Pを記憶する。プログラム14Pは、担当者検索装置10に接続された外部装置や記録媒体から予め読み出されて記憶部14に保存される。
業務履歴データベース(以下、業務履歴DBという)14Aは、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、予め登録されている各担当者のそれぞれについて、当該担当者が過去に担当した業務、さらには当該担当者が現在担当中である業務、に関する業務履歴を記憶する。
図2は、業務履歴DBの構成例である。図2の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、担当者が担当する業務に関する、業務名、製品名、システム名、機能名、および担当期間などの項目を有する業務履歴データが、業務履歴DB14Aに登録されている。
図2は、業務履歴DBの構成例である。図2の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、担当者が担当する業務に関する、業務名、製品名、システム名、機能名、および担当期間などの項目を有する業務履歴データが、業務履歴DB14Aに登録されている。
担当者管理データベース(以下、担当者管理DBという)14Bは、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、予め登録されている各担当者のそれぞれについて、当該担当者に関する担当者データを記憶する。
図3は、担当者管理DBの構成例である。図3の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、それぞれの担当者に関する、生年月日、氏名、所属部署、連絡先、および人脈情報などの項目を有する担当者データが、担当者管理DB14Bに登録されている。人脈情報は、例えば特許文献1−2に示されているような、担当者間の人脈や人間関係を示すデータである。
図3は、担当者管理DBの構成例である。図3の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、それぞれの担当者に関する、生年月日、氏名、所属部署、連絡先、および人脈情報などの項目を有する担当者データが、担当者管理DB14Bに登録されている。人脈情報は、例えば特許文献1−2に示されているような、担当者間の人脈や人間関係を示すデータである。
知識レベルデータベース(以下、知識レベルDBという)14Cは、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、予め登録されている各担当者のそれぞれについて、当該担当者が、任意の日時に持っていた、任意の業務に関する知識を数値化した知識レベルを記憶する。
図4は、知識レベルDBの構成例である。図4の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、日時、業務名、および知識レベルなどの項目を有する知識レベルデータが、知識レベルDB14Cに登録されている。なお、業務名については、同一の製品やシステムのバージョンに関するタグを付与することにより、過去のバージョンへの知識レベルの増加を表現してもよい。
図4は、知識レベルDBの構成例である。図4の例では、担当者を識別する担当者IDごとに、日時、業務名、および知識レベルなどの項目を有する知識レベルデータが、知識レベルDB14Cに登録されている。なお、業務名については、同一の製品やシステムのバージョンに関するタグを付与することにより、過去のバージョンへの知識レベルの増加を表現してもよい。
なお、図2〜図4に示した構成は、あくまでも業務履歴DB14A、担当者管理DB14B、および知識レベルDB14Cの一構成例であり、これに限定されるものではない。また、これら業務履歴DB14A、担当者管理DB14B、および知識レベルDB14Cは、記憶部14と同じ記憶装置を兼用して実装してもよく、あるいは別個の外部装置に搭載して担当者検索装置10に外部接続してもよい。
データベース管理部15は、操作入力部12で検出したオペレータ操作や、通信ネットワークNWを介して接続された上位装置(図示せず)からの指示に応じて、業務履歴DB14A、担当者管理DB14B、および知識レベルDB14Cの登録内容を更新する。例えば、組織変更や人事異動により担当者の担当業務が変化した場合、それに合わせて業務履歴DB14Aの業務履歴データや担当者管理DB14Bの担当者データが更新される。この際、検索処理部17で当該担当者の当該担当業務に関する知識レベルを計算し、データベース管理部15が知識レベルDB14Cに登録してもよい。
端末処理部16は、通信I/F部11を介して接続された担当者端末20に対して、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに基づいて、担当者の検索に関するWebサービスを提供する。例えば、端末処理部16は、質問者端末21で起動した、ブラウザやアプリなどのソフトウェアであるアプリケーションからのアクセスに応じて検索画面を配信する。また、端末処理部16は、質問者端末21のアプリケーションで画面表示された検索画面での操作に応じた関連業務検索要求、さらには、質問者端末21のアプリケーションで画面表示された関連業務検索結果画面での操作に応じた担当者検索要求を受信し、これら検索要求で指定された検索条件を検索処理部17へ通知する。
また、端末処理部16は、質問者端末21へ返送した検索結果に含まれる経験担当者のうちのいずれかを回答者として指定した、質問者端末21からの回答者選択指示に応じて、通信ネットワークNWを介して接続された、回答者選択指示により指定された経験担当者の回答者端末22へ、当該経験担当者が回答者として指定されたことを通知する。
検索処理部17は、端末処理部16から通知された関連業務検索要求の検索条件に含まれるキーワードと対象時点に基づいて、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴から検索条件に関連する関連業務を検索する。
また、検索処理部17は、端末処理部16から通知された担当者検索要求の検索条件に含まれる対象業務と対象時点に基づいて、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴から、対象時点に対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、検索して得られた経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する。
知識レベルを計算する際、具体的には、検索処理部17は、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務を担当した担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルを加算する。また、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務の担当から外れた非担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルを減算する。
この際、データベース管理部15が、検索処理部17で計算した知識レベルを、対象時点および対象業務とともに、担当者の担当者IDに関連付けて知識レベルDB14Cに登録してもよい。なお、担当者検索要求の検索条件に含まれる対象業務と対象時点における、当該経験担当者の知識レベルが知識レベルDB14Cに登録されている場合、検索処理部17は、知識レベルを計算せずに知識レベルDB14Cから検索した知識レベルを用いてもよい。
出力処理部18は、検索処理部17で得られた、経験担当者と経験担当者に関する知識レベルとを、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する。なお、担当者検索要求が質問者端末21からのものである場合、検索結果は通信ネットワークNWを介して端末処理部16から質問者端末21へ通知される。また、担当者検索要求が操作入力部12から入力されたものである場合、検索結果は担当者検索装置10の画面表示部13で画面表示される。
また、出力処理部18において、検索処理部17で得られた経験担当者のうち、知識レベルがしきい値以上である経験担当者のみを区別して出力するようにしてもよい。これにより、知識レベルがしきい値以上であり、質問に答えられる知識レベルを有する好適担当者だけを絞り込むことができ、好適担当者だけを検索結果として出力したり、あるいは検索結果のうち他と区別して表示したりすることができる。
出力処理部18では、検索結果として経験担当者とそれぞれの知識レベルの一覧リストを作成して出力してもよいが、経験担当者に関する人脈相関図を作成してもよい。この際、出力処理部18で、担当者管理DB14Bから、経験担当者に関する人脈情報さらには質問者に関する人脈情報を検索して人脈相関図を生成し、得られた人脈相関図に経験担当者ごとの知識レベルを付与して検索結果を出力すればよい。人脈相関図の生成については、特許文献2−3などの公知の手法を利用すればよい。
[本実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる担当者検索装置10の動作について説明する。図5は、担当者検索動作を示すシーケンス図である。図6は、担当者検索動作(続き)を示すシーケンス図である。
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる担当者検索装置10の動作について説明する。図5は、担当者検索動作を示すシーケンス図である。図6は、担当者検索動作(続き)を示すシーケンス図である。
まず、図5に示すように、質問者の操作により質問者端末21で起動されたアプリケーションからのアクセスに応じて(ステップS100)、担当者検索装置10の端末処理部16は、予め設定されている検索画面を記憶部14から取得して、質問者端末21へ配信する(ステップS101)。これにより、質問者端末21のアプリケーションで検索画面が表示される(ステップS102)。
図7は、検索画面例である。ここでは、図7の検索画面例には、業務履歴DB14Aの項目に合わせて、業務名、製品名、システム名、機能名、および対象時期をキーワードとして操作入力する入力欄が設けられている。
図7は、検索画面例である。ここでは、図7の検索画面例には、業務履歴DB14Aの項目に合わせて、業務名、製品名、システム名、機能名、および対象時期をキーワードとして操作入力する入力欄が設けられている。
このような検索画面に対して質問者が業務に関連するキーワード、例えば図2で示した業務名、製品名、システム名、機能名などのキーワードや、検索すべき時点を示す対象時期などの検索条件を入力操作した後、検索開始ボタンの押下により検索要求操作を行った場合(ステップS103)、質問者端末21のアプリケーションから担当者検索装置10に対して関連業務検索要求が送信される(ステップS104)。
端末処理部16は、通信ネットワークNWおよび通信I/F部11を介して、質問者端末21からの関連業務検索要求を受信した場合、その関連業務検索要求で指定された検索条件を検索処理部17へ通知する。
検索処理部17は、端末処理部16から通知された検索条件に含まれるキーワードと対象時期とに基づいて、業務履歴DB14Aから検索条件に関連する関連業務を検索する(ステップS105)。
検索処理部17は、端末処理部16から通知された検索条件に含まれるキーワードと対象時期とに基づいて、業務履歴DB14Aから検索条件に関連する関連業務を検索する(ステップS105)。
端末処理部16は、検索処理部17で得られた関連業務に関する関連業務一覧リストを、関連業務検索結果として端末処理部16へ返送する(ステップS106)。これにより、質問者端末21のアプリケーションで関連業務一覧画面が表示される(ステップS107)。
図8は、関連業務一覧画面例である。図8の関連業務一覧画面例には、検索された関連業務に関する業務名、製品名、システム名、機能名、および担当期間などの各項目データと、これら関連業務のうちから対象業務として選択するためのチェック欄とが一覧表示されている。
図8は、関連業務一覧画面例である。図8の関連業務一覧画面例には、検索された関連業務に関する業務名、製品名、システム名、機能名、および担当期間などの各項目データと、これら関連業務のうちから対象業務として選択するためのチェック欄とが一覧表示されている。
質問者が、このような画面表示された関連業務一覧リストから、検索対象となる対象業務のチェック欄で選択操作し、さらには対象時点欄で検索すべき時点を示す対象時点を検索条件として入力操作した後、検索開始ボタンの押下により検索要求操作を行った場合(ステップS110)、質問者端末21のアプリケーションから担当者検索要求が送信される(ステップS111)。
端末処理部16は、通信ネットワークNWおよび通信I/F部11を介して、質問者端末21からの担当者検索要求を受信した場合、その担当者検索要求で指定された検索条件を検索処理部17へ通知する。
検索処理部17は、端末処理部16から通知された検索条件に含まれる対象業務と対象時点に基づいて、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴から、指定された対象時点に対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し(ステップS112)、検索して得られた経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する(ステップS113)。
検索処理部17は、端末処理部16から通知された検索条件に含まれる対象業務と対象時点に基づいて、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴から、指定された対象時点に対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し(ステップS112)、検索して得られた経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する(ステップS113)。
この際、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務を担当した担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルが加算される。これにより、対象業務を担当した担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が蓄積されるという一般的な経験則が、知識レベルの値に生かされることになる。また、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務の担当から外れた非担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルを減算する。これにより、対象業務から非担当となった非担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が薄れていくという一般的な経験則が、知識レベルの値に生かされることになる。知識レベルの減算については、例えばエビングハウスの忘却曲線などの公知の手法を利用してもよい。
なお、経験担当者の知識レベルについては時間の経過とともに変化するが、例えば対象業務の担当が終了した終了時点、あるいは過去の年次や年度の切替時点などの特定時点については固定値である。このため、このような過去の指定時点における各業務に関する知識レベルは、担当者検索要求ごとに計算してもよいが、検索処理部17で計算した知識レベルを、データベース管理部15が知識レベルDB14Cに登録するようにしてもよい。これにより、担当者検索要求ごとに、指定された対象業務に関する知識レベルを毎回計算する必要がなくなり、担当者検索装置10における処理負担を軽減できる。
次に、出力処理部18は、担当者管理DB14Bから、検索処理部17で得られた経験担当者に関する人脈情報さらには質問者に関する人脈情報を検索し、得られた人脈情報に基づいて人脈相関図を生成し(ステップS114)、生成した人脈相関図に経験担当者ごとの知識レベルを付与する(ステップS115)。
端末処理部16は、出力処理部18で生成された人脈相関図を、担当者検索結果として端末処理部16へ返送する(ステップS116)。これにより、質問者端末21のアプリケーションで人脈相関図が表示される(ステップS117)。
図9は、担当者検索結果を示す人脈相関図例である。図9の人脈相関図例では、2018年3月時点の例として、担当者名が表示された円形シンボルと、人脈の繋がりに応じて円形シンボルを連結する連結線シンボルとが表示されている。また、円形シンボルのうち経験担当者の円形シンボルについては枠線が太線で区別してハイライト表示されており、その円形シンボルには経験担当者名とともに知識レベルの値が表示されている。
例えば、「Yさん」の円形シンボルには知識レベル「Lv.99」が表示されており、最も高い知識を有しており、次に高い知識レベル「Lv.80」を有しているのが「Sさん」で、その次が知識レベル「Lv.60」を有しているのが「Oさん」であることがわかる。なお、「Iさん」は知識レベル「Lv.10」であるが、しきい値「Lv.50」未満であるため太線でハイライト表示されていない。
また、経験担当者「Yさん」,「Sさん」,「Oさん」,「Iさん」の各円形シンボルは、対象業務メンバーという枠内に配置されており、対象業務を経験していない被経験担当者と容易に識別することができる。なお、枠線が破線で表示された円形シンボルは質問者を示しており、経験担当者との人脈を確認することができる。例えば、質問者のNさんは、対象業務メンバーであるIさんとは「テニス部所属」という共通点を有しており、すでに面識があることがわかる。また、Nさんは「上司・部下」の関係であるBさんと面識があり、Bさんは対象業務メンバーであるOさんと「同期入社」の関係であることがわかる。したがって、このような人脈さらには面識の有無に応じて、Nさんは対象業務に関する不明点を質問すべき担当者、すなわち回答者を容易に選択することができる。
この後、図6に示すように、担当者検索結果を示す人脈相関図で、質問者が経験担当者を示すいずれかの円形シンボルを回答者として選択する回答者選択操作を行った場合(ステップS120)、質問者端末21のアプリケーションから担当者検索装置10に対して回答者選択指示が送信される(ステップS121)。
端末処理部16は、通信ネットワークNWおよび通信I/F部11を介して、質問者端末21からの回答者選択指示を受信した場合、その回答者選択指示で指定された経験担当者を回答者として検索処理部17へ通知する。
端末処理部16は、通信ネットワークNWおよび通信I/F部11を介して、質問者端末21からの回答者選択指示を受信した場合、その回答者選択指示で指定された経験担当者を回答者として検索処理部17へ通知する。
検索処理部17は、端末処理部16から回答者として通知された経験担当者に関する担当者データを、担当者管理DB14Bから検索し、端末処理部16へ通知する(ステップS122)。
端末処理部16は、検索処理部17から通知された担当者データに含まれる当該経験担当者の連絡先情報に基づいて、通信I/F部11および通信ネットワークNWを介して回答者端末22へ、当該経験担当者が質問者から対象業務に関する質問に回答する回答者として選択されたことを通知する(ステップS123)。これにより、回答者端末22で回答者選択通知が画面に表示される(ステップS124)。
端末処理部16は、検索処理部17から通知された担当者データに含まれる当該経験担当者の連絡先情報に基づいて、通信I/F部11および通信ネットワークNWを介して回答者端末22へ、当該経験担当者が質問者から対象業務に関する質問に回答する回答者として選択されたことを通知する(ステップS123)。これにより、回答者端末22で回答者選択通知が画面に表示される(ステップS124)。
この後、質問者端末21と回答者端末22との間で対象業務に関する質疑応答が行われることになる(ステップS125)。この際、回答者には回答者として選択されたことが前もって通知されているため、スムーズに質疑応答を開始することができる。また、質疑応答については、質問者端末21と回答者端末22との間で音声、映像、チャットなどの通信手段を用い行ってもよいが、質問者と回答者との間で電話回線を介して通話や、対面で質疑応答を行ってもよい。
質疑応答後、回答者は、質問者が対象業務に関してどの程度の知識が得られたかを評価し、その評価結果を回答者端末22で操作入力した場合(ステップS126)、回答者端末22のアプリケーションから担当者検索装置10に対して質問者評価が通知される(ステップS127)。
端末処理部16は、通信ネットワークNWおよび通信I/F部11を介して、質問者端末21からの質問者評価通知を受信した場合、質問者評価通知に含まれる質問者に関する評価内容をデータベース管理部15へ通知する。
データベース管理部15は、端末処理部16から通知された質問者に関する評価内容に基づいて、質問者に関する知識レベルを業務履歴DB14Aに登録し(ステップS128)、一連の担当者検索動作を終了する。
データベース管理部15は、端末処理部16から通知された質問者に関する評価内容に基づいて、質問者に関する知識レベルを業務履歴DB14Aに登録し(ステップS128)、一連の担当者検索動作を終了する。
図10は、担当者検索結果を示す人脈相関図例(その後)である。図10には、図9から8ヶ月経過した2018年11月時点における最新の人脈相関図が示されている。ここでは、時間の経過に伴って各担当者の知識レベルが変化している。例えば、Sさんは対象業務を非担当となったため知識レベルが図9の「Lv.80」から「Lv.40」まで低下している。これはSさんが対象業務を非担当となったため知識レベルが低下したことを示している。これにより、しきい値「Lv.50」未満となり、Sさんの円形シンボルは、太線でハイライト表示されていない。また、Sさんの円形シンボルは、対象業務メンバーという枠から旧メンバーという枠内に移動している。
また、図10では、時間の経過に伴って担当期間が長くなったので、OさんおよびIさんの知識レベルが「Lv.80」および「Lv.55」に上昇しており、対象業務の担当期間が増えたので知識レベルも上昇していることを示している。また、Iさんの知識レベル「Lv.55」がしきい値「Lv.50」以上となったため、Iさんの円形シンボルが太線でハイライト表示されている。また、Nさんの知識レベルが「Lv.0」から「Lv.10」に上昇しており、前回の質疑応答に応じた回答者評価により知識レベルが高められたことが示されている。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を業務履歴DB14Aで記憶しておき、検索処理部17が、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴に基づいて、対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算し、出力処理部18が、検索処理部17で得られた経験担当者と当該経験担当者に関する知識レベルとを、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力するようにしたものである。
このように、本実施の形態は、複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を業務履歴DB14Aで記憶しておき、検索処理部17が、業務履歴DB14Aに登録されている業務履歴に基づいて、対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の業務履歴に基づいて、対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算し、出力処理部18が、検索処理部17で得られた経験担当者と当該経験担当者に関する知識レベルとを、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力するようにしたものである。
これにより、対象業務に関する知識を有する担当者に加えて、担当者が有する対象業務に関する知識を数値化した知識レベルとを、容易に検索することができる。したがって、ある業務に関する不明点を問い合わせたい場合、当該業務に関する十分な知識を有する担当者を極めて容易に検索でき、効率よく作業を行うことができる。
また、本実施の形態において、検索処理部17が、知識レベルを計算する際、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務を担当した担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルを加算するようにしてもよい。
これにより、対象業務を担当した担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が蓄積されるという一般的な経験則を、知識レベルの値に生かすことができる。したがって、誰がどのくらいの期間にわたって対象業務を担当しているか、あるいは、誰がどのくらいの期間にわたって対象業務を担当していたかなど、対象業務に関する担当状況を質問者が知らなくても、担当者が対象業務についてどの程度の知識を有しているかを適切に把握することが可能となる。
これにより、対象業務を担当した担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が蓄積されるという一般的な経験則を、知識レベルの値に生かすことができる。したがって、誰がどのくらいの期間にわたって対象業務を担当しているか、あるいは、誰がどのくらいの期間にわたって対象業務を担当していたかなど、対象業務に関する担当状況を質問者が知らなくても、担当者が対象業務についてどの程度の知識を有しているかを適切に把握することが可能となる。
また、本実施の形態において、検索処理部17は、知識レベルを計算する際、業務履歴に含まれる経験担当者が対象業務の担当から外れた非担当期間の長さに応じた分だけ、知識レベルを減算するようにしてもよい。
これにより、対象業務から非担当となった非担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が薄れていくという一般的な経験則を、知識レベルの値に生かすことができる。したがって、誰が対象業務から非担当となってからどのくらいの期間が経過したかなど、対象業務に関する非担当状況を質問者が知らなくても、担当者が対象業務についてどの程度の知識を維持しているかを適切に把握することが可能となる。
これにより、対象業務から非担当となった非担当期間が長ければ長いほど、対象業務に関する知識が薄れていくという一般的な経験則を、知識レベルの値に生かすことができる。したがって、誰が対象業務から非担当となってからどのくらいの期間が経過したかなど、対象業務に関する非担当状況を質問者が知らなくても、担当者が対象業務についてどの程度の知識を維持しているかを適切に把握することが可能となる。
また、本実施の形態において、出力処理部18が、検索処理部17で得られた経験担当者のうち、知識レベルがしきい値以上である経験担当者のみを区別して出力するようにしてもよい。
これにより、知識レベルがしきい値以上であり、質問に答えられる知識レベルを有する好適担当者だけを絞り込むことができ、好適担当者だけを検索結果として出力したり、あるいは検索結果のうち他と区別して表示したりすることができる。
これにより、知識レベルがしきい値以上であり、質問に答えられる知識レベルを有する好適担当者だけを絞り込むことができ、好適担当者だけを検索結果として出力したり、あるいは検索結果のうち他と区別して表示したりすることができる。
また、本実施の形態において、複数の担当者の間の人脈を示す人脈情報を記憶する担当者管理DB14Bをさらに備え、出力処理部18が、担当者管理DB14Bから取得した、経験担当者に関する人脈情報に基づいて人脈相関図を生成し、得られた人脈相関図に経験担当者ごとの知識レベルを付与して出力するようにしてもよい。
これにより、検索結果として、経験担当者の知識レベルだけでなく人脈も出力されるため、質問者が回答者を選択する際、面識や人脈の有無に基づいて回答者を選択できる。特に、質問者の人脈情報も考慮して人脈相関図を生成すれば、質問者と経験担当者との人脈を容易に確認できる。
これにより、検索結果として、経験担当者の知識レベルだけでなく人脈も出力されるため、質問者が回答者を選択する際、面識や人脈の有無に基づいて回答者を選択できる。特に、質問者の人脈情報も考慮して人脈相関図を生成すれば、質問者と経験担当者との人脈を容易に確認できる。
また、本実施の形態において、検索処理部17が、対象業務の知識を有している対象時点として過去の時点が指定された場合、対象時点までに対象業務を担当したことのある担当者を、業務履歴DB14Aから経験担当者として検索し、得られた経験担当者の対象時点までの業務履歴に基づいて、当該経験担当者ごとに対象時点における知識レベルを計算するようにしてもよい。
これにより、検索を実行した現在時点だけでなく、対象業務の過去の時点において経験担当者が有していた知識レベルを得ることができ、幅広い観点から柔軟に回答者を選択することができる。
これにより、検索を実行した現在時点だけでなく、対象業務の過去の時点において経験担当者が有していた知識レベルを得ることができ、幅広い観点から柔軟に回答者を選択することができる。
また、本実施の形態において、端末処理部16が、通信ネットワークNWを介して接続された質問者端末21からの担当者検索要求を受け付けて、担当者検索要求で指定された検索条件を検索処理部17へ通知し、出力処理部18は、端末処理部16から通知された検索条件に基づいて検索処理部17で得られた経験担当者と当該経験担当者に関する知識レベルとを、対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力し、端末処理部16は、出力処理部18で得られた検索結果を質問者端末21へ返送するようにしてもよい。
これにより、質問者端末21から対象業務の知識を有する担当者を容易に検索できる。
これにより、質問者端末21から対象業務の知識を有する担当者を容易に検索できる。
また、本実施の形態において、端末処理部16が、質問者端末21へ返送した検索結果に含まれる経験担当者のうちのいずれかを回答者として指定した、質問者端末21からの回答者選択指示に応じて、通信ネットワークを介して接続された、回答者選択指示により指定された経験担当者の回答者端末22へ、当該経験担当者が回答者として指定されたことを通知するようにしてもよい。
これにより、質問者が回答者との間で質疑応答をスムーズに開始することができる。
これにより、質問者が回答者との間で質疑応答をスムーズに開始することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10…担当者検索装置、11…通信I/F部、12…操作入力部、13…画面表示部、14…記憶部、14A…業務履歴DB、14B…担当者管理DB、14C…知識レベルDB、14P…プログラム、15…データベース管理部、16…端末処理部、17…検索処理部、18…出力処理部、20…担当者端末、21…質問者端末、22…回答者端末、NW…通信ネットワーク。
Claims (9)
- 予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務の知識を有する担当者を検索する担当者検索装置であって、
前記複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を記憶する業務履歴データベースと、
前記業務履歴データベースに登録されている前記業務履歴に基づいて、前記対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の前記業務履歴に基づいて、前記対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する検索処理部と、
前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する出力処理部と
を備えることを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1に記載の担当者検索装置において、
前記検索処理部は、前記知識レベルを計算する際、前記業務履歴に含まれる前記経験担当者が前記対象業務を担当した担当期間の長さに応じた分だけ、前記知識レベルを加算することを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1または請求項2に記載の担当者検索装置において、
前記検索処理部は、前記知識レベルを計算する際、前記業務履歴に含まれる前記経験担当者が前記対象業務の担当から外れた非担当期間の長さに応じた分だけ、前記知識レベルを減算することを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の担当者検索装置において、
前記出力処理部は、前記検索処理部で得られた前記経験担当者のうち、前記知識レベルがしきい値以上である経験担当者のみを区別して出力することを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の担当者検索装置において、
前記複数の担当者の間の人脈を示す人脈情報を記憶する担当者管理データベースをさらに備え、
前記出力処理部は、前記担当者管理データベースから取得した、前記経験担当者に関する人脈情報に基づいて人脈相関図を生成し、得られた人脈相関図に前記経験担当者ごとの知識レベルを付与して出力することを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の担当者検索装置において、
前記検索処理部は、前記対象業務の知識を有している対象時点として過去の時点が指定された場合、前記対象時点までに前記対象業務を担当したことのある担当者を、前記業務履歴データベースから前記経験担当者として検索し、得られた前記経験担当者の前記対象時点までの前記業務履歴に基づいて、当該経験担当者ごとに前記対象時点における知識レベルを計算することを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の担当者検索装置において、
通信ネットワークを介して接続された第1の端末からの担当者検索要求を受け付けて、前記担当者検索要求で指定された検索条件を前記検索処理部へ通知する端末処理部をさらに備え、
前記出力処理部は、前記端末処理部から通知された前記検索条件に基づいて前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力し、
前記端末処理部は、前記出力処理部で得られた前記検索結果を前記第1の端末へ返送する
ことを特徴とする担当者検索装置。 - 請求項7に記載の担当者検索装置において、
前記端末処理部は、前記第1の端末へ返送した前記検索結果に含まれる前記経験担当者のうちのいずれかを回答者として指定した、前記第1の端末からの回答者選択指示に応じて、前記通信ネットワークを介して接続された、前記回答者選択指示により指定された前記経験担当者の第2の端末へ、当該経験担当者が回答者として指定されたことを通知することを特徴とする担当者検索装置。 - 予め登録されている複数の担当者のうちから、指定された対象業務の知識を有する担当者を検索する担当者検索装置で用いられる、担当者検索方法であって、
業務履歴データベースが、前記複数の担当者のそれぞれについて、当該担当者が担当した業務に関する業務履歴を記憶する記憶ステップと、
検索処理部が、前記業務履歴データベースから取得した前記業務履歴に基づいて、前記対象業務を担当したことのある経験担当者を検索し、これら経験担当者の前記業務履歴に基づいて、前記対象業務に関する知識の高さを示す知識レベルを当該経験担当者ごとに計算する検索処理ステップと、
出力処理部が、前記検索処理部で得られた前記経験担当者と当該経験担当者に関する前記知識レベルとを、前記対象業務の知識を有する担当者に関する検索結果として出力する出力処理ステップと
を備えることを特徴とする担当者検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018207943A JP2020077024A (ja) | 2018-11-05 | 2018-11-05 | 担当者検索装置および方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7345937B1 (ja) * | 2022-12-01 | 2023-09-19 | 株式会社ミンナのミカタHd | 手続支援装置、支援方法及びプログラム |
JP7475977B2 (ja) | 2020-06-12 | 2024-04-30 | 株式会社エクサ | 知識収集支援システム |
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2018
- 2018-11-05 JP JP2018207943A patent/JP2020077024A/ja active Pending
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