JP2004191814A - オートフォーカス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影モードや電子的なズーム処理のいかんに拘わらず、最適なオートフォーカス動作を行うことができるようにする。
【解決手段】CCD撮像素子(1−2)から出力された映像信号の高周波成分をバンドパスフィルタ(1−13,1−14)で抽出するときに、映像信号の画素数に応じて、バンドパスフィルタ(1−13,1−14)を変更するようにして、映像信号の空間サンプリング周波数(高周波成分)が変化した場合でも、最適な帯域の周波数成分を抽出することができるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号の高周波成分を用いて合焦動作を行うオートフォーカス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像信号の高周波成分を用いて合焦動作を行うオートフォーカス装置では、映像信号から所定の高周波成分、実際にはノイズの影響を防ぐため、バンドパスフィルタにより抽出される所定の周波数成分を信号処理回路において抽出し、前記所定の周波数成分がなるべく大きな値になるようにレンズ制御を行っている。これは、ピントが合った状態ならば、画像の先鋭度が増し、高い周波数成分が相対的に増えるという現象を利用したものである。本方式のオートフォーカス装置は、映像信号処理回路内に周波数成分の抽出回路を持たせるだけでよいため、特に、安価な民生用のビデオカメラ装置に数多く採用されている。
【0003】
ここで、上述したオートフォーカス動作を実現するために必要な所定の周波数成分とは、正確には、画面に表示される映像の空間周波数領域おける所定の空間周波数成分のことである。所定の空間周波数成分を抽出する際に重要となる空間サンプリング周波数は、映像の画素数によって変化する。
【0004】
従来の動画記録のみを行ってきたビデオカメラ装置においては、CCD撮像素子からテープ記録までの画像信号の画素数は、ビデオテープへの動画記録を行う上での様々なフォーマットの制約により、768H×525Vや、720H×480Vといったものであった。前者は、NTSCのビデオフォーマットであり、後者はCVCの記録フォーマットである。そのため、オートフォーカス装置においても、上記画素数の映像信号からオートフォーカス動作を行う上での最適な空間周波数成分を抽出するためのフィルタを構成していれば、十分満足のいくオートフォーカス動作が得られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、民生用のビデオカメラ装置においては、撮影した画像をビデオテープに動画記録するだけでなく、静止画像を撮影して画像メモリに記録するなどの、いわゆるディジタルカメラ機能を搭載した製品が提供されている。こうした静止画記録においては、画像の画素数に関するフォーマット上の制限はなく、静止画像の高画質化を実現するために静止画像の画素数は増加の一途をたどっている。例えば、総画素数130万画素の静止画を撮影した場合には、撮像素子から1280H×960Vの映像信号が提供される。
【0006】
このとき、768H×525Vの映像信号からオートフォーカスのための最適な周波数成分を抽出するフィルタを用いて、1280H×960Vの映像信号から上記周波数成分を抽出してしまうと、画素数が約1.5倍となっているために空間サンプリング周波数も約1.5倍ということになり、オートフォーカス用の周波数成分も最適な成分の約1.5倍の周波数成分となってしまう。これは、所望のオートフォーカス動作が行えなくなってしまうという問題がある。すわなち、同じビデオカメラ装置での撮影にもかかわらず、動画撮影時と静止画撮影時ではオートフォーカスの精度が異なるものとなってしまう。
【0007】
また、上述したように、画素数の大きな撮像素子を有することから、多画素の画像を縮小することにより電子的なワイド画面処理(ズーム処理)などを行うことが考えられるが、この場合においても画面表示に用いる画像は、元が多画素の画像であることから空間サンプリング周波数が上昇した状態であることに変わりはなく、同様にオートフォーカスに用いる最適な空間周波数成分が得られなくなり、所望のオートフォーカス動作が行えなくなってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、撮影モードや電子的なズーム処理のいかんに拘わらず、最適なオートフォーカス動作を行うオートフォーカス装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のオートフォーカス装置は、映像信号の周波数成分を用いて合焦動作を行うオートフォーカス装置であって、前記映像信号における所定の帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、前記映像信号の画素数に応じて、前記抽出手段で抽出される周波数成分の前記帯域を変更する変更手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】
本発明のオートフォーカス装置は、上述の技術手段を有するので、動画撮影モードと静止画撮影モードで異なる画素数の映像信号が提供され、映像信号の空間サンプリング周波数が変化した場合でも、一定の周波数成分を抽出することが可能となる。これにより、映像信号の画素数によらず安定したオートフォーカス動作を提供することができる。また、電子的な画像の縮小処理などにおいても同様の効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明のオートフォーカス装置の実施形態について説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるオートフォーカス装置の概略構成図である。
図1において、1−1は結像光学レンズ、1−2はCCD撮像素子、1−3は第1のCCDドライバ、1−4は第2のCCDドライバ、1−5は第1のスイッチ、1−6はA/Dコンバータ、1−7は1Hラインメモリ、1−8は第2のスイッチ、1−9はカメラ信号処理部、1−10はCVC動画記録部、1−11はJPEG静止画記録部、1−12はローパスフィルタ、1−13は第1のバンドパスフィルタ、1−14は第2のバンドパスフィルタ、1−15は第3のスイッチ、1−16はAF評価値検出部、1−17はマイクロコンピュータ、1−18は撮影モード入力部である。
【0013】
図1を用いて、本発明の第1の実施形態におけるオートフォーカス装置の動作の説明を行う。本実施形態は、撮影モード入力部(1−18)により設定される2種類の撮影モードをもつ。すなわち、動画撮影モードと静止画撮影モードである。
【0014】
まず、動画撮影モードにおいては、第1のスイッチ(1−5),第2のスイッチ(1−8),第3のスイッチ(1−15)は全て「Movie」側の接続となる。これにより、CCD撮像素子(1−2)を駆動するCCDドライバとしては、第1のCCDドライバ(1−3)が選択され、カメラ信号処理部(1−9)への入力信号としては、1Hラインメモリ(1−7)からの出力信号が選択され、AF評価値検出部(1−16)への入力信号としては、第1のバンドパスフィルタ(1−13)からの出力信号が選択される。
【0015】
すなわち、結像光学レンズ(1−1)を通じて、CCD撮像素子(1−2)の受光面上に結像した光学像はCCD撮像素子(1−2)により光電変換されて、第1のCCDドライバ(1−3)によりCCD出力信号として引き出される。ここで、CCD撮像素子(1−2)の有効画素数は1280H×960Vであり、第1のCCDドライバ(1−3)はCCD撮像素子(1−2)の有効画素のうち、上下の画素による画像を切り取り、1280H×480VのCCD信号を引き出すように動作する。
【0016】
続いて、CCD撮像素子(1−2)から引き出された1280H×480VのCCD信号は、A/Dコンバータ(1−6)によりディジタル信号に変換されて、1Hラインメモリ(1−7)に入力される。この1Hラインメモリ(1−7)では、1280H×480VのCCD信号における水平ライン上の画素変換を行い、1280Hから720Hを切り出すように動作する。すなわち、1Hラインメモリ(1−7)からの出力は、720H×480VのCCD信号となる。
【0017】
続いて、カメラ信号処理部(1−9)では、720H×480VのCCD信号によりカメラ信号処理を行う。こうして得られた信号は、CVCフォーマットに合致した720H×480Vの映像信号であり、CVC動画記録部(1−10)に動画像として記録される。
【0018】
また、A/Dコンバータ(1−6)から出力されたディジタルCCD信号は、ローパスフィルタ(1−12)で色キャリア成分が除去され、続いて、第1のバンドパスフィルタ(1−13)でAF動作に必要な空間周波数成分が抽出される。この第1のバンドパスフィルタ(1−13)は、720H×480Vの画像の空間サンプリング周波数で計算される最適な空間周波数成分を抽出するものであり、この空間周波数成分がAF評価値検出部(1−16)に入力されて、AF用の評価値が検出される。
【0019】
続いて、AF評価値検出部(1−16)で検出されたAF用の評価値は、マイクロコンピュータ(1−17)において読み取られ、この評価値に基づき結像光学レンズ(1−1)の焦点制御が行われる。
【0020】
一方、静止画撮影モードにおいては、第1のスイッチ(1−5),第2のスイッチ(1−8),第3のスイッチ(1−15)は全て「Still」側の接続となる。これにより、CCD撮像素子(1−2)を駆動するCCDドライバとしては、第2のCCDドライバ(1−4)が選択され、カメラ信号処理部(1−9)への入力信号としては、A/Dコンバータ(1−6)からの出力信号が選択され、AF評価値検出部(1−16)への入力信号としては、第2のバンドパスフィルタ(1−14)からの出力信号が選択される。
【0021】
すなわち、結像光学レンズ(1−1)を通じて、CCD撮像素子(1−2)の受光面上に結像した光学像は光電変換されて、第2のCCDドライバ(1−4)によりCCD出力信号として引き出される。ここで、第2のCCDドライバ(1−4)はCCD撮像素子(1−2)の有効画素数である1280H×960Vの全てのCCD信号を引き出すように動作する。
【0022】
続いて、CCD撮像素子(1−2)から引き出された1280H×960VのCCD信号は、A/Dコンバータ(1−6)によりディジタル信号に変換されて、そのままカメラ信号処理部(1−9)に入力される。
【0023】
続いて、カメラ信号処理部(1−9)では、1280H×960VのCCD信号に対してカメラ信号処理を行う。こうして得られた信号は、JPEG静止画記録部(1−11)で静止画として記録される。
【0024】
また、A/Dコンバータ(1−6)から出力されたディジタルCCD信号は、ローパスフィルタ(1−12)で色キャリア成分が除去され、続いて、第2のバンドパスフィルタ(1−14)でAF動作に必要な空間周波数成分を抽出される。この第2のバンドパスフィルタ(1−14)は、1280H×960Vの画像の空間サンプリング周波数で計算される最適な空間周波数成分を抽出するものであり、この空間周波数成分がAF評価値検出部(1−16)に入力されて、AF用の評価値が検出される。
【0025】
続いて、AF評価値検出部(1−16)で検出されたAF用の評価値は、マイクロコンピュータ(1−17)において読み取られ、この評価値に基づき結像光学レンズ(1−1)の焦点制御が行われる。
【0026】
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態におけるオートフォーカス装置の概略構成図である。
図2において、2−1は結像光学レンズ、2−2はCCD撮像素子、2−3はCCDドライバ、2−4はA/Dコンバータ、2−5はメモリ、2−6は補間処理部、2−7はカメラ信号処理部、2−8はCVC記録部、2−9はズーム倍率入力部、2−10は設定制御部、2−11はメモリ制御部、2−12はローパスフィルタ、2−13はTE用バンドパスフィルタ、2−14はFE用バンドパスフィルタ、2−15はAF評価値検出部、2−16はマイクロコンピュータである。
【0027】
図3は、図2に示したTE用バンドパスフィルタ(2−13)及びFE用バンドパスフィルタ(2−14)の内部構成図である。図3に示すバンドパスフィルタの構成図は、TE用バンドパスフィルタ(2−13)とFE用バンドパスフィルタとが同一の内部構成である。
【0028】
次に、本発明の第2の実施形態におけるオートフォーカス装置の動作の説明を行う。
結像光学レンズ(2−1)を通じて、CCD撮像素子(2−2)の受光面上に結像した光学像はCCD撮像素子(2−2)により光電変換されて、CCDドライバ(2−3)から発生する駆動信号により、CCD信号として掃き出される。ここで、CCD撮像素子(2−2)の有効画素数は1280H×960Vであるが、CCDドライバ(2−3)は、常に1280H×960VのCCD信号の全てをCCD撮像素子(2−2)から掃き出させるように動作する。
【0029】
続いて、CCD撮像素子(2−2)から引き出された1280H×960VのCCD信号は、A/Dコンバータ(2−4)によりディジタルCCD信号に変換され、その後、このディジタルCCD信号は、メモリ(2−5)において画素数変換される。
【0030】
続いて、画素数変換されたディジタルCCD信号は、補間処理部(2-6)で信号補間処理されて、カメラ信号処理部(2−7)でガンマ補正、色信号処理などの所定の処理が行われた後、CVC記録部(2−8)においてCVCフォーマットによる動画像記録が行われる。
【0031】
本実施形態では、メモリ(2−5)、メモリ制御部(2−11)及び補間処理部(2−6)により、様々な倍率の電子ズーム処理を実現している。上述したように、メモリ(2−5)の入力においては、常に1280H×960VのCCD信号が入力されている。ここで、CVC記録部(2−8)で記録される動画像は、CVCのフォーマットの720H×480Vであるため、メモリ(2−5)へは1280H×960VのCCD信号を全て信号書き込みして、メモリ(2−5)からの読み出し時に間引いて読み出すことにより、1280H×960Vの画像を720H×480Vの画像に縮小することが可能である。
【0032】
また、例えば、メモリ(2−5)への書き込み時に1280H×960Vの画像から720H×480V分の範囲で切り出して書き込み、読み出し時にはその全て読み出せば等倍である。さらに、メモリ(2−5)への書き込み時に1280H×960Vの画像から480H×320Vの画像を切り出し、読み出し時に全て読み出し、かつ、補間処理部(2-6)において720H×480Vの画素サイズに補間処理すれば拡大画像が得られる。
【0033】
電子ズーム処理の拡大率の指定は、ズーム倍率入力部(2−9)から行われ、設定制御部(2−10)において、メモリ制御部(2−11)が行う上述したメモリ(2−5)の書き込み、読み出しの制御方法を切り替えるように動作する。
【0034】
上述した電子ズーム処理の例では、(1)1280H×960V→メモリ読み出し時に縮小→720H×480Vにする、(2)1280H×960V→メモリ書き込み時に切り出し→720H×480Vにする、(3)1280H×960V→メモリ書き込み時に切り出し→480H×320V→720H×480Vに補間する、3種類の動作例を説明したが、この3種類の動作例では画面表示したときの画像の空間サンプリング周波数はいずれも異なるものとなる。
【0035】
そこで、本実施形態では、設定制御部(2−10)により、TE用バンドパスフィルタ(2−13)とFE用バンドパスフィルタ(2−14)で用いるフィルタの係数データをズーム倍率により書き換えるようにする。これにより、空間サンプリング周波数の変化に対応して、常に最適な周波数特性のバンドパスフィルタを提供することができる。ここで、「TE」と「FE」とは、それぞれ、Top−Evaluate、Foot−Evaluateの略で、TE用バンドパスフィルタ(2−13)は合焦点付近でのAF動作用に用い、FE用バンドパスフィルタ(2−14)はボケ判定用に用いる。
【0036】
バンドパスフィルタの周波数特性としては、TE用バンドパスフィルタ(2−13)の方が高く(空間周波数で約1.5MHzを中心として500kHz〜2.5MHz程度の通過域)、FE用バンドパスフィルタ(2−14)の方が低い(空間周波数で約500kHzを中心として150kHz〜1.2MHz程度の通過域)。図3に示したTE用バンドパスフィルタ(2−13)及びFE用バンドパスフィルタ(2−14)の内部構造については、いずれのバンドパスフィルタとも、片側5タップのFIR型フィルタとなっており、5個の乗算器(図中MUL1〜MUL5)に対して、外部から任意の係数(図中Coef1〜Coef5)を設定可能な構成となっている。したがって、ズーム倍率の変化により空間サンプリング周波数が変化したとしても、それに対応した係数を加えることにより、TE用バンドパスフィルタ(2−13)及びFE用バンドパスフィルタ(2−14)の通過帯域を一定に保つことができる。
【0037】
このようにして得られたTE用バンドパスフィルタ(2−13)及びFE用バンドパスフィルタ(2−14)からの評価用信号は、AF評価値検出部(2−15)に送られ、オートフォーカス制御を行うための評価値を検出する。続いて、検出された評価値をマイクロコンピュータ(2−16)で読み取り、結像光学レンズ(2−1)の制御を行い、オートフォーカス動作が実現される。
【0038】
本発明の実施形態によれば、映像信号の画素数が変化するような場合、例えば、動画撮影モードと静止画撮影モードにおいて異なる画素数の映像信号が提供され、映像信号の空間サンプリング周波数が撮影モードによって変化してしまう場合、あるいは、電子的な画像の拡大・縮小処理などにより空間サンプリング周波数が変化してしまう場合においても、当該サンプリング周波数によらず、オートフォーカス動作に最適な帯域の空間周波数成分(高周波成分)を抽出することができ、安定したオートフォーカス動作を行うことができる。
【0039】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0040】
[実施態様1] 映像信号の周波数成分を用いて合焦動作を行うオートフォーカス装置であって、
前記映像信号における所定の帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、
前記映像信号の画素数に応じて、前記抽出手段で抽出される周波数成分の前記帯域を変更する変更手段と
を有することを特徴とするオートフォーカス装置。
【0041】
[実施態様2] 複数の前記抽出手段を有し、前記変更手段は、当該複数の抽出手段の中から所望の抽出手段を選択して、前記所望の抽出手段を用いて前記帯域を変更することを特徴とする実施態様1に記載のオートフォーカス装置。
【0042】
[実施態様3] 前記抽出手段は、その係数が可変なディジタルフィルタにより構成されていることを特徴とする実施態様1または2に記載のオートフォーカス装置。
【0043】
[実施態様4] 前記抽出手段は、動画撮影モードにおける第1の周波数成分抽出手段と、静止画撮影モードにおける第2の周波数成分抽出手段とを備えており、前記変更手段は、前記第1の周波数成分抽出手段と前記第2の周波数成分抽出手段とのいずれか一方を選択して前記帯域を変更することを特徴とする実施態様1〜3のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
【0044】
[実施態様5] 前記映像信号の画素数が変化する電子的なズーム処理を行う際に、前記変更手段は、前記ズーム処理のズーム倍率に応じて、前記帯域を変更することを特徴とする実施態様1〜4のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
【0045】
[実施態様6] 前記周波数成分が高周波成分であることを特徴とする実施態様1〜5のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、撮影モードや電子的なズーム処理のいかんに拘わらず、オートフォーカス動作に最適な帯域の周波数成分を抽出することができ、安定したオートフォーカス動作を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるオートフォーカス装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態におけるオートフォーカス装置の概略構成図である。
【図3】図2に示したTE用バンドパスフィルタ及びFE用バンドパスフィルタの内部構成図である。
【符号の説明】
1−1 結像光学レンズ
1−2 CCD撮像素子
1−3 第1のCCDドライバ
1−4 第2のCCDドライバ
1−5 第1のスイッチ
1−6 A/Dコンバータ
1−7 1Hラインメモリ
1−8 第2のスイッチ
1−9 カメラ信号処理部
1−10 DVC動画記録部
1−11 JPEG静止画記録部
1−12 ローパスフィルタ
1−13 第1のバンドパスフィルタ
1−14 第2のバンドパスフィルタ
1−15 第3のスイッチ
1−16 AFの評価値検出部
1−17 マイクロコンピュータ
1−18 撮影モード入力部

Claims (6)

  1. 映像信号の周波数成分を用いて合焦動作を行うオートフォーカス装置であって、
    前記映像信号における所定の帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、
    前記映像信号の画素数に応じて、前記抽出手段で抽出される周波数成分の前記帯域を変更する変更手段と
    を有することを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 複数の前記抽出手段を有し、前記変更手段は、当該複数の抽出手段の中から所望の抽出手段を選択して、前記所望の抽出手段を用いて前記帯域を変更することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記抽出手段は、その係数が可変なディジタルフィルタにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記抽出手段は、動画撮影モードにおける第1の周波数成分抽出手段と、静止画撮影モードにおける第2の周波数成分抽出手段とを備えており、前記変更手段は、前記第1の周波数成分抽出手段と前記第2の周波数成分抽出手段とのいずれか一方を選択して前記帯域を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  5. 前記映像信号の画素数が変化する電子的なズーム処理を行う際に、前記変更手段は、前記ズーム処理のズーム倍率に応じて、前記帯域を変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  6. 前記周波数成分が高周波成分であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
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