JP2004191113A - 二次電池の充電率推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】充放電の切替え時における推定誤差を低減した二次電池の充電率推定装置を提供する。
【解決手段】(数1)式に示す連続時間系の電池モデルの開路電圧Vを、(数4)式で近似して適応デジタルフィルタ演算を行い、(数4)式から係数パラメータA(s)、B(s)、C(s)および変数hを推定するパラメータ推定手段1と、充放電の極性が変化した場合に推定したパラメータのうちの内部抵抗に関するパラメータを、充放電の極性に基づいて定められた比率に応じて補正する補正手段2と、補正後の係数パラメータから(数5)式を用いて開路電圧Vを推定する開路電圧演算手段3と、推定した開路電圧Vを用いて、予め求めた開路電圧Vと充電率SOCの関係から充電率を推定する充電率推定手段4と、を備えた二次電池の充電率推定装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池の充電率(SOC)を推定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−323183号公報
【特許文献2】特開2000−268886号公報
【非特許文献1】「論文“適応デジタルフィルタを用いた鉛電池の開路電圧と残存容量の推定”四国総研、四国電力、湯浅電池 T.IEEE Japan Vol.112−C,No.4 1992」
二次電池の充電率SOC(充電状態とも言う)は開路電圧V(通電遮断時の電池端子電圧であり、起電力、開放電圧とも言う)と相関があるので、開路電圧Vを求めれば充電率を推定することが出来る。しかし、二次電池の端子電圧は、通電を遮断(充放電を終了)した後も安定するまでに時間を要するので、正確な開路電圧Vを求めるには、充放電を終了してから所定の時間が必要である。したがって充放電中や充放電直後では、正確な開路電圧Vを求めることが出来ないので、上記の方法で充電率SOCを求めることが出来ない。そのため、従来は、たとえば上記非特許文献1に記載のような方法を用いて開路電圧Vを推定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のごとき従来例においては、実際の電池の物理特性とは全く異なる「非回帰型の電池モデル(出力値が入力値の現在値および過去値だけで決るモデル)」に「適応デジタルフィルタ(逐次型のモデルパラメータ同定アルゴリズム)」を用いて開路電圧を算出し、この値から充電率SOCを算出している。そのため、実際の電池特性(入力:電流、出力:電圧)に応用した場合、電池特性によっては推定演算が全く収束しなかったり、真値に収束しないため、正確な充電率SOCを推定することが困難である、という問題があった。
本発明は上記のごとき従来技術の問題を解決するためになされたものであり、充電率SOCおよびその他のパラメータを正確に推定することの出来る二次電池の充電率推定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明においては、前記(数1)式に示す連続時間系の電池モデルの開路電圧Vを、前記(数2)式で近似することで前記(数3)式とし、(数3)式と等価な前記(数4)式を用いて適応デジタルフィルタ演算を行い、(数4)式から係数パラメータA(s)、B(s)、C(s)および変数hを推定するパラメータ推定手段と、充放電の極性が変化した場合には、前記推定したパラメータのうちの内部抵抗に関するパラメータを、少なくとも充放電の極性に基づいて予め定められた比率に応じて補正する補正手段と、補正後の係数パラメータを(数2)式と等価な(数5)式に代入してV(s)を算出し、これを開路電圧Vの代用とする開路電圧演算手段と、上記の推定した開路電圧Vを用いて、予め求めた開路電圧Vと充電率SOCの関係から充電率を推定する充電率推定手段と、を備えるように構成している。
なお、上記補正手段における「充放電の極性が変化する」とは、充電から放電へ、または放電から充電へ切り替わることを意味する。
【0005】
【発明の効果】
二次電池の電流Iと端子電圧Vの関係を示す(数1)式を、(数4)式のように近似することで開路電圧V(オフセット項)を含まない構成であるため、計測可能な電流Iと端子電圧Vを各々フィルタ処理した値と、未知パラメータ(係数パラメータA(s)、B(s)、C(s)及びh)の積和式が得られるので、通常の適応デジタルフィルタを連続時間系のまま適用することが可能になり、未知パラメータを精度良く推定できる。そして推定した係数パラメータを(数5)式に代入することで、開路電圧Vの推定値を容易に算出できる。これら未知パラメータは、SOCや温度や劣化度などに影響され時々刻々と変化することが分かっているけれども、適応デジタルフィルタにより精度良く逐次推定できる。そして、開路電圧Vと充電率SOCの間には一定の関係(図4)があるため、これを予め記憶しておけば開路電圧Vの推定値から充電率SOCを推定できる。
【0006】
また、電池の種類によっては充電側と放電側で、内部抵抗が無視できないほど異なる場合があり、その結果、充電側と放電側で内部抵抗が実際に変化する場合に、推定パラメータに遅れが生じるため、開路電圧の推定精度が悪化するおそれがあるが、本発明では、充電側と放電側が切り替わった場合に、係数パラメータ推定値の中から内部抵抗に関するパラメータを、充電時と放電時とで予め定めた比率に基づいて補正するように構成しているので、充電側と放電側とに切り替わる時の推定誤差を小さくでき、開路電圧の推定精度を良好にすることが出来るという効果がある。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例を機能ブロックで表した図である。図1において、1はパラメータ推定手段であり、開路電圧V(k)をオフセット項とする電池モデルに基づいたものである。また、2は充放電の極性が変化した場合に、推定したパラメータのうちの内部抵抗に関するパラメータを、少なくとも充放電の極性に基づいて予め定められた比率に応じて補正する補正手段、3は開路電圧V(k)演算手段、4は開路電圧から充電率を演算する充電率推定手段である。また、5は電池から充放電される電流を検出する電流I(k)計測手段、6は電池の端子電圧を検出する端子電圧V(k)計測手段である。
【0008】
図2は、本実施例の具体的な構成を示すブロック図である。この実施例は、二次電池でモータ等の負荷を駆動したり、モータの回生電力で二次電池を充電するシステムに、二次電池の充電率推定装置を設けた例を示す。
図2において、10は二次電池(単に電池とも言う)、20はモータ等の負荷、30は電池の充電状態を推定するバッテリーコントローラ(電子制御ユニット)で、プログラムを演算するCPUやプログラムを記憶したROMや演算結果を記憶するRAMから成るマイクロコンピュータと電子回路等で構成される。40は電池から充放電される電流を検出する電流計、50は電池の端子電圧を検出する電圧計、60は電池の温度を検出する温度計であり、それぞれバッテリーコントローラ30に接続される。上記のバッテリーコントローラ30は前記図1のパラメータ推定手段1、補正手段2、開路電圧V(k)演算手段3および充電率推定手段4の部分に相当する。また、電流計40は電流I(k)計測手段5に、電圧計50は端子電圧V(k)計測手段6に、それぞれ相当する。
【0009】
まず、本実施例で用いる「電池モデル」を説明する。図3は、二次電池の等価回路モデルを示す図であり、下記(数7)式(=前記数6式)で表わすことが出来る。
【0010】
【数7】
Figure 2004191113
ただし、モデル入力は電流I[A](正値は充電、負値は放電)、モデル出力は端子電圧V[V]、V[V]は開路電圧、Kは内部抵抗、T〜Tは時定数、sはラプラス演算子である。
本モデルは、正極、負極を特に分離していないリダクションモデル(一次)であるが、実際の電池の充放電特性を比較的正確に示すことが可能である。(数7)式は前記(数1)式において、A(s)=T・s+1、B(s)=K・(T・s+1、C(s)=T・s+1と置いたものである。
【0011】
以下、前記(数7)式の電池モデルから適応デジタルフィルタまでの導出を、最初に説明する。
開路電圧Vは、電流Iに可変な効率Aを乗じた値を、或る初期状態から積分したものと考えれば、(数8)式で書ける。
【0012】
【数8】
Figure 2004191113
なお、(数8)式は前記(数2)式におけるhを上記Aに置き替えたものに相当する。
(数8)式を(数7)式に代入すれば(数9)式になる。
【0013】
【数9】
Figure 2004191113
なお、(数9)式は前記(数3)式に相当するものであり、(数3)式中のA(s)、B(s)、C(s)について前記(数7)式と同様に下記の式を代入したものである。
A(s)=T・s+1
B(s)=K・(T・s+1)
C(s)=T・s+1
つまり、(数3)式が一般式であり、それを一次モデルに適用したものが(数9)式である。
上記の(数9)式を整理すれば(数10)式になる。
【0014】
【数10】
Figure 2004191113
なお、(数10)式の最後の式においては、パラメータを下記(数11)式に示すように書き直している。
【0015】
【数11】
Figure 2004191113
安定なローパスフィルタG(s)を(数10)式の両辺に導入して、整理すれば(数12)式になる。
【0016】
【数12】
Figure 2004191113
つまり、(数10)式において、前記(数7)式と逆に
・s+1=A(s)
K・(T・s+1)=B(s)
・s+1=C(s)
を代入すると、
s・A(s)・C(s)・V=B(s)・C(s)・s・I+A・A(s)・I
となり、これを変形すると、
s・A(s)・C(s)・V=〔B(s)・C(s)・s+A・A(s)〕・I
となる。上式の両辺にローパスフィルタG(s)を導入すると前記(数4)式となる。つまり、(数4)式が一般式であり、それを一次モデルに適用したものが(数12)式である。
【0017】
実際に計測可能な電流Iや端子電圧Vを、ローパスフィルタやバンドパスフィルタで処理した値を下記(数13)式のように定義する。ただし、pは、G(s)の応答性を決める定数である。
【0018】
【数13】
Figure 2004191113
上記(数13)式に示した変数を用いて(数12)式を書き直せば(数14)式になり、変形すれば、(数15)式になる。
【0019】
【数14】
Figure 2004191113
【0020】
【数15】
Figure 2004191113
(数15)式は、計測可能な値と未知パラメータの積和式になっているので、一般的な適応デジタルフィルタの標準形(数16)式と一致する。
なお、ωは、ベクトルωの行と列を入れ替えた転置ベクトルを意味する。
【0021】
【数16】
Figure 2004191113
ただし、(数16)式において、y、ω、θはそれぞれ下記(数17)式で示される。
【0022】
【数17】
Figure 2004191113
したがって、電流Iと端子電圧Vにフィルタ処理を施した信号を、適応デジタルフィルタ演算に用いることで、未知パラメータベクトルθを推定することが出来る。
本実施例では、単純な「最小二乗法による適応デジタルフィルタ」の論理的な欠点(一度推定値が収束すると、その後パラメータが変化しても再度正確な推定ができないこと)を改善した「両限トレースゲイン方式」を用いる。前記(数16)式を前提にした未知パラメータベクトルθを推定するためのパラメータ推定アルゴリズムは(数18)式に示すようになる。ただし、k時点のパラメータ推定値をθ(k)とする。
【0023】
【数18】
Figure 2004191113
ただし、λ、λ(k)、γ、γは初期設定値で、b<λ<1、0<λ(k)<∞とする。P(0)は十分大きな値、θ(0)は非ゼロの十分小さな値を初期値とする。trace{P}は行列Pのトレースを意味する。
以上が、電池モデルから適応デジタルフィルタまでの導出である。
【0024】
図5は、バッテリーコントローラ30のマイクロコンピュータが行う処理のフローチャートであり、同図のルーチンは一定周期T毎に実施される。例えば、I(k)は今回の値、I(k−1)は1回前の値を意味する。
ステップS10では、電流I(k)、端子電圧V(k)を計測する。
ステップS20では、二次電池の遮断リレーのオン・オフ判断を行う。つまりバッテリーコントローラ30は二次電池の遮断リレーの制御も行っており、リレー遮断時(電流I=0)はステップS30へ進む。リレー締結時はステップS40へ進む。
ステップS30では、端子電圧V(k)を端子電圧初期値V_iniとして記憶する。
ステップS40では、端子電圧差分値△V(k)を算出する。
ただし、△V(k)=V(k)−V_ini
これは、適応デジタルフィルタ内の推定パラメータの初期値を約0としているので、推定演算開始時に推定パラメータが発散しないように、入力を全て0とするためである。リレー遮断時はステップS30を通るので、I=0かつ△V(k)=0のため、推定パラメータは初期状態のままである。
【0025】
ステップS50では、電流I(k)と端子電圧差分値△V(k)に、(数13)式に基づきローパスフィルタ、バンドパスフィルタのフィルタ処理を施し、I(k)〜I(k)およびV(k)〜V(k)を(数19)式から算出する。
この際、(数18)式のパラメータ推定アルゴリズムの推定精度を良くするために、観測ノイズを低減するようローパスフィルタG(s)の応答性を遅く設定する。ただし、電池の応答特性(時定数Tの概略値は既知である)よりも速い特性でないと、電池モデルの各パラメータを精度良く推定できない。(数19)式のpは、G(s)の応答性を決める定数である。
【0026】
【数19】
Figure 2004191113
ステップS60では、ステップS50で算出したI(k)〜I(k)およびV(k)〜V(k)を(数18)式に代入する。そして適応デジタルフィルタでのパラメータ推定アルゴリズムである(数18)式を実行し、パラメータ推定値θ(k)を算出する。ただし、y(k)、ω(k)、θ(k)は下記(数20)式で示される。
【0027】
【数20】
Figure 2004191113
また、電池の種類によっては充電側と放電側で、内部抵抗が無視できないほど異なる場合がある。適応デジタルフィルタは本来、変化するパラメータでも継続して推定する性質を持つが、ノイズが存在する実際の環境では、適応デジタルフィルタの推定速度を遅く設定する必要がある。その結果、充電側と放電側で内部抵抗が実際に変化する場合に、推定パラメータに遅れが生じるため開路電圧の推定精度が悪化してしまうおそれがある。そのため本実施例においては、充電側と放電側での内部抵抗特性を予め解析しておき、充電側と放電側が切り替わってから所定時間、実際の内部抵抗特性に合うように、内部抵抗に関する推定パラメータを補正するように構成している。図5のステップS70〜S330は上記の補正を行うステップ(前記図1の補正手段2における処理)であり、その内容の詳細は図6〜図8に示す。
【0028】
図6〜図8に示すフローチャートでは、充放電が切り替わる場合、所定時間だけ内部抵抗に関係するパラメータを補正している。以下、詳細に説明する。
ステップS70では、充電、放電状態とオープン状態(不感帯内にある微小通電状態)とを区別するため、電流の絶体値|I(k)|を所定値と比較する。その結果、正の所定値より小さい場合(不感帯)はステップS90へ進む。その他の場合はステップS80へ進む。
ステップS80では、電流の正負で充電、放電を区別する。I(k)>0の場合(充電時)はステップS100へ進む。その他の場合(放電時)はステップS110へ進む。
【0029】
ステップS90では、電流が不感帯内にあるためオープン状態として、以下の処理を行う。ただし、MODE(k)は充電、放電、オープン状態を区別する変数(モード)、CNTJ(k)は充電状態にある時間を示すカウンタ、CNTH(k)は放電状態にある時間を示すカウンタ、、CNTOP(k)はオープン状態にある時間を示すカウンタである。初期値は全て0とする。
MODE(k)=0
CNTOP(k)=CNTOP(k−1)+1
CNTH(k)=0
CNTJ(k)=0
ステップS100では、充電状態として以下の処理を行う。
MODE(k)=1
CNTOP(k)=0
CNTJ(k)=CNTJ(k−1)+1
CNTH(k)=0
ステップS110では、放電状態として以下の処理を行う。
MODE(k)=−1
CNTOP(k)=0
CNTJ(k)=0
CNTH(k)=CNTH(k−1)+1
ステップS120では、現在のモードが前回の演算時から切り替わったか否かを判断する。MODE(k)=MODE(k−1)の場合、つまり前回の演算におけるモードと替わらない場合はステップS250へ進む。その他の場合、つまりモードが切り替わった場合にはステップS130へ進む。ステップS130〜240はモードが切り替わった場合に限り実行される。
【0030】
ステップS130では、切り替わる1回前のモードMODE1(k)、2回前のモードMODE2(k)を書き替える。初期値は全て0とする。
MODE2(k)=MODE1(k−1)
MODE1(k)=MODE(k−1)
ステップS140では、現在のモードがオープン状態であるか否かを判断する。MODE(k)=0の場合(オープン状態)はステップS150へ進む。その他の場合はステップS160へ進む。
【0031】
ステップS150では、現在のモードがオープン状態なので、推定パラメータを補正する必要が無いため、HOSEI(k)=0とする。HOSEI(k)は充放電補正を示すモードであり、初期値は0とする。
ステップS160では、現在のモードが充電状態であるか否かを判断する。MODE(k)=1の場合(充電状態)はステップS180へ進む。その他の場合はステップS170へ進む。
【0032】
ステップS180では、現在のモードが充電状態であるため、切り替わる1回前のモードが放電であるか否かを判断する。MODE1(k)=−1の場合(1回前が放電状態)は、ステップS220へ進む。その他の場合はステップS190へ進む。
【0033】
ステップS190では、現在のモードが充電状態であり、かつ1回前のモードがオープン状態であるため、切り替わる2回前のモードが放電であるか否かを判断する。MODE2(k)=−1の場合(2回前が放電状態)は、ステップS220へ進む。その他の場合はステップS210へ進む。
ステップS210では、放電から充電に切り替わってないので、推定パラメータを補正する必要が無いため、HOSEI(k)=0とする。
ステップS220では、放電から充電に切り替わったので、推定パラメータを充電側に補正する必要があるため、HOSEI(k)=1とする。
【0034】
ステップS170では、現在のモードが放電状態であるため、切り替わる1回前のモードが充電であるか否かを判断する。MODE(k)=1の場合(1回前が充電状態)は、ステップS230へ進む。その他の場合はステップS200へ進む。
【0035】
ステップS200では、現在のモードが放電状態であり、かつ1回前のモードがオープン状態であるため、切り替わる2回前のモードが充電であるか否かを判断する。MODE2(k)=1の場合(2回前が充電状態)は、ステップS230へ進む。その他の場合はステップS240へ進む。
ステップS230では、充電から放電に切り替わったので、推定パラメータを放電側に補正する必要があるため、HOSEI(k)=−1とする。
ステップS240では、充電から放電に切り替わってないので、推定パラメータを補正する必要が無いため、HOSEI(k)=0とする。
ステップS250では、補正の有無を判断する。HOSEI(k)=0の場合、補正は必要無いためステップS330へ進む。その他の場合はステップS260へ進む。
ステップS260では、充電側補正の有無を判断する。HOSEI(k)=1の場合は充電側補正を必要とするためステップS280へ進む。その他の場合は放電側補正を必要とするためステップS270へ進む。
【0036】
ステップS280では、充電モードに入ってからの時間を判断する。これは充電側補正を、切り替わった時点から所定時間に限定するためである。CNTJ(k)<所定値の場合(所定時間内)は、ステップS300へ進む。その他の場合はステップS290へ進む。
ステップS290では、切り替わった時点から所定時間を経過したため、充電側補正を終了し、HOSEI(k)=0とする。
【0037】
ステップS300では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から、内部抵抗に関係するパラメータc(k)、d(k)、e(k)(前記数20式参照)に充電側補正を行う。この補正の内容は、充電側と放電側の内部抵抗の差異を予め解析しておき、放電側から見た充電側の所定比率を決めておく。補正方法はc(k)、d(k)、e(k)に、この所定比率を乗じて、パラメータ推定値と充電側真値との誤差を小さくする。つまり補正前のパラメータをc(k)、d(k)、e(k)とし、補正後のパラメータをc(k)、d(k)、e(k)とすれば、
(k)=c(k)×所定比率
(k)=d(k)×所定比率
(k)=e(k)×所定比率
である。
【0038】
ステップS270では、放電モードに入ってからの時間を判断する。これは放電側補正を、切り替わった時点から所定時間に限定するためである。CNTH(k)<所定値の場合(所定時間内)は、ステップS310へ進む。その他の場合はステップS320へ進む。
【0039】
ステップS310では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から、内部抵抗に関係するパラメータc(k)、d(k)、e(k)に放電側補正を行う。この補正の内容は、充電側と放電側の内部抵抗の差異を予め解析しておき、充電側から見た放電側の所定比率を決めておく。補正方法はc(k)、d(k)、e(k)に、この所定比率を乗じて、パラメータ推定値と放電側真値の誤差を小さくする。つまり補正前のパラメータをc(k)、d(k)、e(k)とし、補正後のパラメータをc(k)、d(k)、e(k)とすれば、
(k)=c(k)×所定比率
(k)=d(k)×所定比率
(k)=e(k)×所定比率
である。
【0040】
ステップS320では、切り替わった時点から所定時間を経過したため、放電側補正を終了し、HOSEI(k)=0とする。
ステップS330では、補正終了後の切り替わりで推定値と補正値に段差が生じないように非補正処理を行う。公知の方法を用いて、ステップS300またはステップS310で乗じた所定比率を緩やかに1にする。ここでは、所定比率を1に戻した状態として、非補正処理を下記に記す。
【0041】
(k)=c(k)
(k)=d(k)
(k)=e(k)
図9は、上記の補正処理の一例のタイムチャートである。
図9に示すように、充電から放電、または放電から充電へ切り替わってから所定時間の間は、内部抵抗に関係するパラメータc(k)、d(k)、e(k)が補正されることにより、内部抵抗推定値が真値に一致するように補正される。
【0042】
次に、図5に戻り、ステップS340では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中からa〜bと、補正処理をしたc(k)、d(k)、e(k)を(数22)式に代入する。
【0043】
(数22)式は電池モデルである前記(数7)式を変形した式であり、開路電圧Vの代用としてV’を算出する。開路電圧Vは変化が緩やかなので、V’で代用できる。ただし、ここで求まるのは推定演算開始時からの開路電圧推定値の変化分△V(k)である。なお、(数22)式中のc、d、eは、補正処理をしたc(k)、d(k)、e(k)である。
【0044】
ここで、下記(数21)式中の〔1/G(s)]I等を下記(数24)式に示すように置き換えたものが(数22)式に相当する。また、(数22)式の導出において、(数21)式のKと(数22)式のeは厳密には異なるけれども、物理的に K》A・T であるため、e≒Kと近似している。また、(数22)式中の各係数a〜eは下記(数23)式に示す内容である。
【0045】
【数21】
Figure 2004191113
【0046】
【数22】
Figure 2004191113
【0047】
【数23】
Figure 2004191113
【0048】
【数24】
Figure 2004191113
(数24)式のpはG(s)の応答性を決める定数である。電池パラメータのTは概略値が数秒と判っているため、(数24)式中のT’はTに近い値に設定する。それにより(数22)式中の分子に残る「T・s+1」を相殺できるため、開路電圧Vの推定精度を向上できるからである。
なお、(数21)式は前記(数5)式に相当する。つまり、(数21)式は、
(T・s+1)・V
(T・s+1)(T・s+1)・V−K・(T・s+1)(T・s+1)・I
から導出されており、この式に前記(数10)式と同様に、
・s+1=A(s)
K・(T・s+1)=B(s)
・s+1=C(s)
を代入すると、
A(s)・V=A(s)・C(s)・V−B(s)・C(s)・I
となる。これを変形すると、
=C(s)・V−B(s)・C(s)・I/A(s)
=C(s)・〔V−B(s)・I/A(s)〕
となり、この両辺にローパスフィルタG(s)を導入すると(数5)式になる。つまり、(数5)式が一般式であり、それを一次モデルに適用したものが(数21)式である。
【0049】
ステップS350では、ステップS340で算出した△V(k)はパラメータ推定アルゴリズム開始時からの開路電圧の変化分であるから、開路電圧初期値すなわち端子電圧初期値V_iniを加算して開路電圧推定値V(k)を下記(数25)式から算出する。
(k)=△V(k)十V_ini …(数25)
ステップS360では、図4に示す開路電圧と充電率の相関マップを用いて、ステップS350で算出したV(k)から充電率SOC(k)を算出する。
なお、図4において、VはSOC=0%に、VはSOC=100%に相当する開路電圧である。
ステップS370では、次回演算に必要な数値を保存して、今回演算を終了する。以上を、実施例の動作の説明とする。
【0050】
(第2の実施例)
第2の実施例は、前記図1の補正手段2における補正において、充放電の極性に加えて電池温度による補正を加味したものである。
以下、図5〜図8に示したフローチャートにおいて、前記第1の実施例と異なる部分だけを説明する。
まず、図5のステップS10では、電流I(k)、端子電圧V(k)、温度T(k)を計測する。
また、図8のステップS300では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から、内部抵抗に関係するパラメータc(k)、d(k)、e(k)に充電側補正を行う。このとき充電側と放電側の内部抵抗の差異を温度毎に予め解析しておき、放電側から見た充電側の所定比率を温度毎にマップ化しておく。そして温度T(k)でマップ引きすることにより所定比率を決定する。補正方法はc(k)、d(k)、e(k)に、この所定比率を乗じて、パラメータ推定値と充電側真値の誤差を小さくする。
【0051】
また、図8のステップS310では、ステップS60で算出したパラメータ推定値θ(k)の中から、内部抵抗に関係するパラメータc(k)、d(k)、e(k)に放電側補正を行う。このとき充電側と放電側の内部抵抗の差異を温度毎に予め解析しておき、充電側から見た放電側の所定比率を温度毎にマップ化しておく。そして温度T(k)でマップ引きすることにより所定比率を決定する。補正方法はc(k)、d(k)、e(k)に、この所定比率を乗じて、パラメータ推定値と放電側真値の誤差を小さくする。
なお、充放電極性に応じて異なる内部抵抗特性は、電池温度が低温であるほど顕著である。そのため低温になるほど上記の所定比率を大きくするように補正する。その他の部分は第1の実施例と同様である。以上が第2の実施例の内容である。
【0052】
以上、説明したごとく、第1の実施例においては、二次電池の電流Iと端子電圧Vの関係(数1)式を、(数4)式のように近似することで開路電圧V(オフセット項)を含まない構成であるため、計測可能な電流Iと端子電圧Vを各々フィルタ処理した値と、未知パラメータ(多項式の係数パラメータA(s)、B(s)、C(s)及びh)の積和式が得られるので、通常の適応デジタルフィルタ(最小二乗法などで、公知のパラメータ推定アルゴリズム)を連続時間系のまま適用することが可能になり、未知パラメータを精度良く推定できという効果がある。その結果、未知パラメータを一括推定することができ、推定した係数パラメータを(数5)式に代入することで、開路電圧Vの推定値を容易に算出できる。これら未知パラメータは、SOCや温度や劣化度などに影響され時々刻々と変化することが分かっているけれども、適応デジタルフィルタにより精度良く逐次推定できる。そして、図4に示すように、開路電圧Vと充電率SOCの関係は一定の関係があるため、これを予め記憶しておけば開路電圧Vの推定値から充電率SOCを推定できる。
【0053】
また、電池の種類によっては充電側と放電側で、内部抵抗が無視できないほど異なる場合がある。適応デジタルフィルタは本来、変化するパラメータでも継続して推定する性質を持つが、ノイズが存在する実際の環境では、適応デジタルフィルタの推定速度を遅く設定する必要がある。その結果、充電側と放電側で内部抵抗が実際に変化する場合に、推定パラメータに遅れが生じるため、開路電圧の推定精度が悪化するおそれがある。しかし、第1の実施例においては、充電側と放電側が切り替わってから所定時間、係数パラメータ推定値の中から内部抵抗に関するパラメータを、充電時と放電時で比較した際の内部抵抗比率(予め解析しておく)を基に補正するように構成しているので、充電側と放電側で切り替わる時の推定誤差を小さくすることが出来、開路電圧の推定精度を良好にすることが出来るという効果がある。
【0054】
また、充放電極性に応じて異なる内部抵抗特性は、電池温度が低温であるほど顕著である。そのため第2の実施例に示すように、充放電極性に応じた比率を電池温度に応じて変更するように構成することにより、低温でも開路電圧の推定精度を良好にすることができるという効果がある。
また、電池モデルを(数6)式(=数7式)に限定することにより、演算時間やプログラム容量を必要最小限に抑えることが出来るという効果がある。
【0055】
以下、図10、図11に基づいてパラメータ推定のシミュレーション結果について説明する。図10は本発明の補正をしない場合、図11は充放電を繰り返す電流パターンにおいて、充電と放電が切り替わる場合に、所定時間だけ内部抵抗推定値を補正している場合の結果を示す。
シミュレーションに用いた電池モデルの内部抵抗特性として、放電側は充電側に対して20%大きく設定している。図10に示した補正しない場合には、充電と放電が切り替わる時、内部抵抗推定値は真値への収束が遅い(図10の▲1▼▲2▼)ため、開路電圧推定値からマップ換算するSOC推定値は真値との誤差が大きい。しかし、本発明によって補正した場合には、充電と放電が切り替わる時、内部抵抗推定値は真値への収束が早い(図11の▲1▼▲2▼)ため、SOC推定値は真値との誤差が小さい。
上記のように本発明は、充放電の極性が切り替わってから所定時間、係数パラメータ推定値の中から内部抵抗に関するパラメータを、極性に応じた比率を基に補正する構成であるため、充電側と放電側で切り替わり時の推定誤差を小さくでき、開路電圧の推定精度を良好にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を機能ブロックで表した図。
【図2】実施例の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】二次電池の等価回路モデルを示す図。
【図4】開路電圧と充電率の相関マップ。
【図5】バッテリーコントローラ30のマイクロコンピュータが行う処理のフローチャート。
【図6】補正処理部分の詳細を示すフローチャートの一部。
【図7】補正処理部分の詳細を示すフローチャートの他の一部。
【図8】補正処理部分の詳細を示すフローチャートの他の一部。
【図9】電流Iと端子電圧Vを適応デジタルフィルタに入力して、各パラメータを推定したシミュレーション結果を示す図。
【図10】パラメータ推定のシミュレーション結果を示す図であり、補正なしの場合を示す。
【図11】パラメータ推定のシミュレーション結果を示す図であり、補正ありの場合を示す。
【符号の説明】
1…パラメータ推定手段 2…補正手段
3…開路電圧V(k)演算手段 4…充電率推定手段
5…電流I(k)計測手段 6…端子電圧V(k)計測手段
10…二次電池 20…負荷
30…バッテリーコントローラ 40…電流計
50…電圧計 60…温度計

Claims (4)

  1. 二次電池の電流Iと端子電圧Vとを計測し、適応デジタルフィルタを用いて、前記電流Iと端子電圧Vの計測値から開路電圧Vを推定し、予め求めた開路電圧Vと充電率SOCとの関係に基づいて充電率を推定する充電率推定装置において、
    下記(数1)式に示す連続時間系の電池モデルの開路電圧Vを、下記(数2)式で近似することで下記(数3)式とし、(数3)式と等価な下記(数4)式を用いて適応デジタルフィルタ演算を行い、(数4)式から係数パラメータA(s)、B(s)、C(s)および変数hを推定するパラメータ推定手段と、
    充放電の極性が変化した場合に、前記推定したパラメータのうちの内部抵抗に関するパラメータを、少なくとも充放電の極性に基づいて予め定められた比率に応じて補正する補正手段と、
    前記補正後の係数パラメータを(数2)式と等価な下記(数5)式に代入してV(s)を算出し、これを開路電圧Vの代用とする開路電圧演算手段と、
    上記の推定した開路電圧Vを用いて、予め求めた開路電圧Vと充電率SOCの関係から充電率を推定する充電率推定手段と、
    を備えたことを特徴とする二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2004191113
    Figure 2004191113
    Figure 2004191113
    Figure 2004191113
    Figure 2004191113
    ただし、sはラプラス演算子、A(s)、B(s)、C(s)はsの多項式関数、hは変数、1/G(s)および1/G(s)はローパスフィルタ特性を持つ伝達関数
  2. 前記補正手段における定められた比率は、充放電の極性に加えて電池温度に基づいて予め定められた比率である、ことを特徴とする請求項1に記載の二次電池の充電率推定装置。
  3. 前記補正手段における補正は、充放電の極性が変化してから予め定められた所定時間のみ行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二次電池の充電率推定装置。
  4. 電池モデルを下記(数6)式として演算することを特徴する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の二次電池の充電率推定装置。
    Figure 2004191113
    ただし、Kは内部抵抗、T、T、Tは時定数
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