JP2004190910A - 貯蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】開口部を複数の扉で開閉でき、さらに、扉の境界部分の密閉性も高く、シンプルな構成の貯蔵庫を提供する。
【解決手段】前面が開口部13になった箱本体14と、開口部13を開閉する内扉12および外扉11とを有する貯蔵庫であって、2枚の扉11および12の開口部13の縁に面した部分がシール部26および21aになり、外扉11が旋回型で内扉12の一部12cに面する部分がシール部27となった貯蔵庫1を提供する。内扉12を閉じると、開口部13の縁23とシール部21aが密着し、さらに、外扉11を閉じると、開口部13の縁24とシール部26が密着し、外扉11のシール部27と内扉12の前面12aの一部12cが密着し、箱本体14を密封できる。シール部21a、26および27は面同士の重なりになり、シンプルな構成で開口部13を複数の扉により効率よく密封できる。
【選択図】 図4
【解決手段】前面が開口部13になった箱本体14と、開口部13を開閉する内扉12および外扉11とを有する貯蔵庫であって、2枚の扉11および12の開口部13の縁に面した部分がシール部26および21aになり、外扉11が旋回型で内扉12の一部12cに面する部分がシール部27となった貯蔵庫1を提供する。内扉12を閉じると、開口部13の縁23とシール部21aが密着し、さらに、外扉11を閉じると、開口部13の縁24とシール部26が密着し、外扉11のシール部27と内扉12の前面12aの一部12cが密着し、箱本体14を密封できる。シール部21a、26および27は面同士の重なりになり、シンプルな構成で開口部13を複数の扉により効率よく密封できる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋詰めされた穀物などの貯蔵物を一定の温度で保存するのに適した貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
玄米や豆類などが収容された袋体などの貯蔵物を貯蔵する貯蔵庫として、旋回式の2枚の扉で箱本体の開口部を開閉する貯蔵庫が知られている。このような貯蔵庫は、特開平10−304760号公報、特開平10−164969号公報(特許第3108758号)に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−304760号公報
【特許文献2】
特開平10−164969号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
旋回式の2枚の扉で箱本体の開口を開閉する場合、それらの扉が合わさる部分のシールが問題となる。箱本体が小さく、その開口も小さければ、旋回式の1枚の扉でその開口を開閉することにより開口の縁を外側から封止できる。したがって、開口のシールは簡単であり、貯蔵庫の断熱性または気密性を確保し易い。
【0005】
貯蔵できる容量を上げるために箱本体を大きくした場合、開口が小さければ、貯蔵物の搬出入に手間がかかる。一方、箱本体の開口を大きくすると、貯蔵物の搬出入が容易になるが、開口を1枚の扉で開閉することは、サイズ、開閉のし易さ、およびコストなどの点で非現実的である。
【0006】
特開平10−304760号公報に記載の貯蔵庫では、本体(箱本体)の開口の中央となる部分に中柱が配置され、開口を2枚の旋回型の扉を用いて開閉している。この方式は、中柱により開口が2分されるので、開口が2つあるのと等しく、中柱も含めて構成される各々の開口の縁を各々の扉で外側から封止できるので密閉性は高い。しかしながら、開口が大きくても、中柱により2分されているので、実際に貯蔵物を搬出入できる実質的な開口のサイズは大きくならない。したがって、小物を出し入れする貯蔵庫であれば良いが、穀物袋のような大きな貯蔵物の搬出入には向いていない。貯蔵物の搬出入の邪魔になる中柱を着脱できるようにすることによりこの問題は一見解決する。しかしながら、中柱を床面あるいは天井面に着脱することは面倒である。また、中柱を着脱できるようにすると、着脱可能な部分となる中柱と床面あるいは天井面とのシール性が問題となり、それを解決しようとすると中柱の取り付け部分の構造が複雑にならざるを得ない。
【0007】
特開平10−164969号公報に記載の貯蔵庫では、一方の扉に中柱に相当する仕切部材を取り付けできる構成とし、仕切部材を取り外す面倒を回避している。しかしながら、仕切部材を扉と共に動かすような構成の扉は形状が複雑で高コストになる。また、仕切部材を扉と共に動かすために、仕切部材は床面あるいは天井面に固定されない。したがって、仕切部材と天井面および床面との間にある程度のクリアランスが必要となり、そのクリアランスをシールしないと開口を密閉できなくなるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明においては、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、扉を閉じたときの開口部のシールをシンプルな構成で実現でき、簡易な構造で密閉性および断熱性の高い貯蔵庫を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、複数の扉で開口を開閉しようとしたときに密閉性を保つためには好ましいが、取り外しできるようにしたとたんに逆に密閉性を保持することが難しくなる中柱あるいは仕切部材を用いるのではなく、箱本体の開口部の縁部分と重なる部分では十分なシール部分がある複数の扉を、それらの一部が重なり合う構成として、さらに、扉同士が重なる部分にもシール性を与えることにより開口の全体を密閉できるようにしている。すなわち、本発明の貯蔵庫は、前面が開口部となった断熱性の箱本体と、開口部を開閉する第1および第2の扉とを有し、これら第1および第2の扉の開口部の縁に面した部分がシール部となり、第1および第2の扉を閉じたときにこれら第1および第2の扉の少なくとも一部が重なり合い、外側に位置する第1の扉は、旋回型で、その内側に位置する第2の扉に面する部分もシール部になっている。
【0010】
本発明の貯蔵庫においては、第1および第2の扉は、開口部の縁に面した部分がシール部となっているので、第1および第2の扉が面する開口部の縁の部分はシールされる。そして、外側に位置する第1の扉を旋回型とすることにより、第1の扉を閉じたときには、第2の扉に対して第1の扉の内側が重なり、扉同士が重なり合う部分は面と面が向かい合うように着脱される。このため、第1の扉の内側のシール部分を第2の扉に面する部分まで伸ばしておくことにより、高いシール性能が容易に得られる。したがって、本発明の貯蔵庫によれば、扉同士の境界部分をそれぞれにシール性能のある扉を、重ね合わせることにより密封性を確保している。このため、中柱や仕切部材は不要であり、中柱を取り外す手間はなく、また、仕切部材を動かすために発生する床面や天井面とのクリアランスからの漏れもない。そして、開口面積が小さくても良いときは第1の扉を開閉し、大きな開口面積が必要なときは、第1および第2の扉を開くだけで簡単に大きな開口面積を得ることができる。
【0011】
そして、外側に位置する第1の扉が頻繁に開閉されても、第2の扉に重なり合う部分も含めて第1の扉がシール性を確保する部分は、面と面とが向かい合ってシールする構成にすることが可能である。このため、第1の扉においては、シールする部分をスライドさせる必要がなく、スライドさせるためのクリアランスを確保する必要がなくシールが容易である。さらに、スライドすることによりシール材が磨り減るような恐れもない。このため、本発明により、2枚あるいは3枚以上の複数枚の扉を用い、簡易な構成で高いシール性能が得られ、さらに、複数枚の扉でカバーする大きさの開口部であって中柱で区切られることのない開口部を備えた貯蔵庫を提供できる。したがって、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、断熱性および密封性に優れた貯蔵庫を提供できる。
【0012】
第2の扉は箱本体に対して着脱して開口部が開放できるようにしたり、第2の扉も旋回型とすることにより、両開タイプにすることも可能である。また、第2の扉をスライド可能とすることにより、第2の扉で閉められている部分へのアクセスを容易にすることも可能である。
【0013】
本発明では、第1および第2の扉の境界部分は、これらの扉が重なり合うので、これらの扉の厚みが境界部分でも一様であると段違いの組み合わせの扉になる。一方、第2の扉の外側で、第1の扉と重なる部分、または第1の扉の内側で第2の扉と重なる部分を凹ませることにより、扉同士の段差を低くしたり、扉同士の前面が平らになるようにすることも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1および図2は本発明に係る貯蔵庫の外観を示す図であり、図1に扉を閉じた状態、図2に扉を開いた状態を示してある。本例の貯蔵庫1は、前面が開口部13となった断熱性の箱本体14と、開口部13を開閉する第1の扉11および第2の扉12とを有している。第1の扉11および第2の扉12は、段違いの扉であり、内側に第2の扉12、外側に第1の扉11が位置している。第1の扉または外扉11は、箱本体14の一方の側壁14aに旋回可能に取り付けられ、第2の扉または内扉12は、開口部13に対して着脱可能とされている。このため、図2(a)に示すように、外扉11を開いて開口部13のほぼ半分を開いた状態にすることができる。また、図2(b)に示すように、外扉11を開いた後に、内扉12を開口部13から取り外して開口部13の全体を開いた状態にすることができる。
【0015】
したがって、外扉11を開くだけで貯蔵物を搬出入可能な場合で外扉11だけを開き、貯蔵物がさらに大きかったり、あるいは内扉12の方に直に貯蔵物を入れたい場合は内扉12も開くことが可能であり、箱本体14の内部を有効に利用できる。箱本体14の上部には、冷却装置、暖房装置、加湿装置のいずれかあるいはすべてを含む環境制御ユニット15が取り付けられており、庫内、すなわち、箱本体14の内部の温度や湿度などの環境を所望の条件に制御することができる。
【0016】
図3に内扉12が箱本体14に取り付ける様子を示してある。内扉12は、ほぼ縦長の長方形をしており、その前面側の外扉11よりの側壁を除き、残りの3方の側壁が鍔状に広がった形状をしている。この鍔状部分(フランジ部分)21の背面21aは箱本体14の開口部13を縁取りする縁部分22と面するようになっており、この面21aが内扉12におけるシール部分となっている。さらに、図2(b)に示したように、本体14の開口部13の縁部分22のうち、内扉12のシール部分21aに対面する部分は外扉11に面する縁24に対してフランジ部分21の厚みだけ一段低くなった面23となっている。このため、内扉12を取り付けると、内扉12の前面12aと開口部13の残りの縁部分24は平坦(面位置)になる。内扉12のシール部分21aにはシール用のパッキン28が取り付けられており、開口部13の縁面22と、内扉12のシール面21aとが向かい合わされた状態で内扉12が取り付けられることにより、開口部13のうち、内扉12と面した部分は確実に効率よく密閉される。
【0017】
内扉12は、箱本体14に内扉12を着脱可能にするために、その背面側に配置された2つの可動式ラッチ31と、箱本体14の内扉側の側壁14bに向かって突き出た位置決め用ピン35とを備えている。このため、箱本体14の側壁14bの内面に形成された穴に位置決め用ピン35を差し込んで扉12の一方の側を固定し、箱本体14の底面14cと天井面14dに設けられたラッチ固定用穴32に可動式ラッチ31から延びるピンを差し込むことにより扉12の他方の側を固定することができる。
【0018】
外扉11は、外扉11を閉じたときに、内扉12の外扉側の一部12cに重なり合うサイズとなっている。外扉11は、その背面11bの周辺部分がシール面26および27になっており、そのシール面26および27にはシール用パッキン28が取り付けられている。シール面26は、外扉11を閉じると、開口部13の縁のうち、内扉12と接する縁23より一段高くなった外扉11に面した縁部分24に密着する部分である。シール面27は、開口部13の縁24と同じ高さになった内扉12の前面12aの境界部分12cと密着する部分である。本例の貯蔵庫1においては、内扉12の側で外扉11が接するシール面が平坦になるように設計されているので、背面11bが平坦な外扉11により開口部13を密閉することができる。
【0019】
図4に、内扉12および外扉11により箱本体14の開口部13が密閉される様子を示してある。本例の貯蔵庫1では、図4(a)に示すように、内扉12が箱本体14に対して着脱可能であり、外側に位置する扉11を開いた状態で、内扉12を箱本体14から外すことができる。このため、2枚の扉11および12を開くだけで箱本体14の開口部13の全体が開放され、開口部13から箱本体14の内部に貯蔵物を入出庫または搬出する作業が容易である。
【0020】
図4(b)に示すように、内扉12を箱本体14に取り付けた状態であると、旋回可能に取り付けられた外扉11を開閉することにより、開口部13の少なくとも半分を使用することができる。したがって、このサイズの開口で十分なときは外扉11を開閉するだけで貯蔵庫1を利用できる。この貯蔵庫1に穀物袋を貯蔵物として収納する場合、貯蔵庫1の幅は複数の穀物袋を並べて配置できる程度となる。したがって、最初に貯蔵庫1に穀物袋を収納するときは、内扉12および外扉11を開けて貯蔵庫1の内部に穀物袋をいっぱいになるように入れることができる。その後、穀物袋を1つずつ取り出すときは、内扉12を開ける必要はなく、外扉11を開けるだけで良い。外扉11の側の穀物袋が消費されたときは再び内扉12もあわせて開けることにより、貯蔵庫1の内部の穀物袋の配置を取り出しやすいように整えることができる。
【0021】
したがって、内扉12が開閉される機会は外扉11に比べて極端に少ないと予想される。このため、上述したように内扉12はラッチで着脱できる構成が本例の貯蔵庫1では採用されている。内扉12を取り付けると、内扉12のシール部分21aと開口部13の縁部分23が密着し、開口部13のほぼ半分が内扉12により密閉される。このときのシール性能については、内扉12のシール部分21aと開口部13の縁部分23は面同士の重なり合いで密着されるので、非常に高い。また、中柱や仕切部材といった貯蔵庫1の内部を占有したり、貯蔵庫1の内部に突き出た構造物はないので、扉12および貯蔵庫1の構成はシンプルであり、貯蔵庫1の内部のスペースも広く使いやすい。
【0022】
また、内扉12のシール部分21aは面が合うように取り付けられるので、スライドさせる必要はなく、クリアランスも不要であり密閉性は高い。さらに、内扉12の着脱に伴って磨耗することはほとんどなく、シール性能が劣化する恐れもない。
【0023】
次に、図4(c)に示すように、内扉12と外扉11の両方を閉じると、開口部13は完全に密閉される。内扉12については、上述した通りであり、その密閉性は十分である。また、外扉11は、シール部分26が開口部13の縁部分24に密着するので、開口部13の外扉11に面した部分も外扉11により密閉される。外扉11においても、内扉12と開口部13と同様に、外扉11のシール面26と、開口の縁24との面同士の重なりにより実現され、高いシール性能が得られる。さらに、外扉11は旋回するようになっているので、シール面同士がスライドすることはなく、シールされる部分にクリアランスは不要なので、非常にシンプルな構成で高い密閉度が得られる。
【0024】
そして、外扉11は旋回型であるので、外扉11のシール部分26は開口部13の縁部分24、すなわち、シール面に対してほぼ垂直な方向から重なり合う。このため、面同士を擦り合わせる方式のようにシール部分が磨耗することはなく、外扉11の開閉に伴ってシール部分の性能が劣化または低減するのを防止でき、耐久性も高い。
【0025】
さらに、本例の貯蔵庫1では、外扉11を閉じると外扉11が内扉12に重なり合い、外扉11のシール部分27が内扉11の前面12aの一部12cに密着する。このため、外扉11と内扉12との境界部分も効率良く密閉される。境界部分の密閉も、内扉11の前面12cと外扉12の背面11bのシール部分27といった面同士の重なり合いにより実現されるので、高いシール性能が得られ、シールされる部分にクリアランスが不要なので、シンプルな構成で高い密閉度が得られる。そして、この部分においても、内扉11の前面12aに対してほぼ垂直な方向からシール部分27が重なり合うので、外扉11の開閉に伴うシール部分の劣化を防止できる。
【0026】
特に、床面14cあるいは天井面14dと、扉同士の境界部分のシールは、図5に示すように、まず、内扉12のシール面21aによりシールされ、次に内扉12に重なった外扉11のシール面27によりシールされる。したがって、本例の貯蔵庫1では、仕切部材や中柱のように床面や天井面とスライドしながらシールする必要のある部分はないのに加えて、最もシールが難しい床面あるいは天井面においても、扉同士の重なり合いにより、極めて効率良くシールできている。このため、本例の貯蔵庫1の密閉性および断熱性は極めて高い。
【0027】
すなわち、本例の貯蔵庫1では、開口部13を密閉する箇所の全てが面同士の接触によりシールされると共に、中柱を動かす貯蔵庫のようにシールされる部分にクリアランスを設ける必要がない。このため、高いシール性能が得られると共に、そのシール性能を非常にシンプルな構成で実現できる。しかも、面と面が擦り合わされるのではなく、面と面が垂直な方向から押し付けられて密着するので、扉の開閉に起因したシール性能の劣化を未然に防止できる。
【0028】
このように、本例の貯蔵庫1では、シール性能のある扉(外扉11および内扉12)を重ね合わせることにより扉同士の境界部分をシールするようにしている。したがって、中柱または仕切部材が要らず、中柱を取り外す手間を省いたり、仕切部材を動かすために必要な床面と天井面とのクリアランスに起因した漏れもなくすことができる。そして、開口面積が小さくても良いときは、外扉11を開閉し、大きな開口面積が必要なときは、双方の扉11および12を開くだけで簡単に大きな開口面積を得ることができる。
【0029】
また、大きな開口面積を得るために、外扉11が頻繁に開閉されたとしても、外扉11がシール性を確保する部分、すなわち、開口部13の縁面24と内扉12の前面の一部12cは、面と面をスライドさせることなく重ね合わせた状態でシールする構成となっている。このため、仕切部材を動かすときのようなクリアランスは不要であり、簡易な構成で高いシール性能が得られる。したがって、2枚の扉を用いて簡易な構成で高いシール性能を得ることができるので、複数枚の扉でカバーする大きさの開口部であって中柱で区切られることのない開口部を備えた貯蔵庫1を提供できる。これにより、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、断熱性および密封性に優れた貯蔵庫1を提供できる。
【0030】
また、貯蔵庫1では、内扉12を箱本体14から着脱できるようになっており、図4(b)に示したように、外扉11だけを開いて開口部13のほぼ半分を開放した状態で貯蔵物の搬出入することも可能であり、貯蔵物の量やサイズに応じてフレキシブルに開口部13のサイズを切り替えることができる。したがって、本例の貯蔵庫1は、用途に柔軟に対応することが可能であり、非常に便利な形態となっている。
【0031】
図6に扉12の背面21aにパッキン28を配置する代りに、箱本体14の開口部13の縁23に複数の可撓性のフィン51を配置しシールした例を示してある。箱本体14の開口部13の縁23には軟質樹脂から形成された複数のフィン51を備えた樹脂フレーム54が取り付けられており、内扉12のシール部分21aにフィン51が当たることにより密封される。そして、複数のフィン51により、密封する部分に複数の層が形成されるので、断熱性も高い。したがって、内扉12により開口部13を密閉できる。また、内扉12の開口部13の縁23に対面する部分(シール部分21a)に繋がる直角な部分21dに、複数のフィン53を備えた樹脂フレーム54を取り付けられており、この直角部分21dにおいてもフィン53を介して箱本体14の側壁14bの内面14eがシールされる部分となり、開口部13をさらに効率よく密閉および断熱できる。
【0032】
図7に旋回型の内扉42を備えた貯蔵庫2の外観を示してある。また、図8(a)に外扉11を開き、内扉42を閉じた状態の貯蔵庫2を示し、図8(b)に2つの扉11および42を開いた状態を示してある。この貯蔵庫2においては、内扉42がヒンジ58を介して箱本体14の側壁14bに対して旋回可能に取り付けられている。箱本体14の開口部13の縁部分22のうち、内扉42のシール部分21aに対面する部分は内扉42の厚みだけ一段低くなった面23となっている。このため、内扉42を閉じると、内扉42の内面の周囲(縁)に沿ったシール面21aと開口部13の縁面23がパッキン28を介して重なり合い、これらの面21aおよび23が合うことによりシールされる。箱本体14の床面14cや天井面14dから内扉42のシール面21aに対面するような縁面を備えた凸部を設けることも可能であるが、凸部が貯蔵物を搬出入する際の障害になる可能性がある。これに対し、床面14cや天井面14dがフラットな箱本体14であれば搬出入の作業も行い易い。
【0033】
この貯蔵庫2では、図9(a)に示すように、2枚の扉11および42を開いた状態で貯蔵物の搬出入を行うことができ、また、図9(b)に示すように、内扉42を閉じ、外扉11を開いた状態で貯蔵物の搬出入を行うことができる。内扉42を閉じた状態では、内扉42のシール面21aと一段低い縁面23がパッキン28を介してシールされる。そして、この状態から、図9(c)に示すように、外扉11を閉じると、外扉11のシール面26と開口部13の縁面24がパッキン28を介してシールされ、外扉11のシール面27と内扉42の前面12aの一部12cがパッキン28を介してシールされる。
【0034】
図10はスライド型の内扉52を備えた貯蔵庫3の外観であり、図10(a)に外扉11を開いた状態を示し、図10(b)に内扉52をスライドさせた状態を示してある。この貯蔵庫3では、箱本体14の前面を縁取る縁面22より内扉52の厚みだけ一段低くなった縁面23を備えている。この縁面23は内扉52がスライドする範囲にわたって、すなわち、本体14の側壁14bの内面から側壁14aの内面まで延びている。内扉42のシール面21aはパッキン28を介してこの縁面23との間でシールされる。
【0035】
この貯蔵庫3では、図11(a)に示すように、外扉41を開き、内扉52を必要に応じてスライドさせながら貯蔵物の搬出入を行うことができ、貯蔵庫3の内部のうち、内扉を52で閉められている部分に対しても容易にアクセスできる。図11(b)に示すように、内扉52を一方の側壁14bに対して押し付けた状態では、内扉52のシール面21aと開口部13の縁面23がパッキン28を介してシールされており、この状態から、図11(c)に示すように、外扉11を閉じると、外扉11のシール面26と開口部13の縁面24がパッキン28を介してシールされ、外扉11のシール面27と内扉52の前面12aの一部12cがパッキン28を介してシールされる。
【0036】
さらに、内扉は前面12aが平坦な扉である必要はなく、外扉11のシール面27と面する部分を凹ませた段差形状にすることも可能である。図12はそのような内扉62を備えた貯蔵庫4の例であり、図12(a)に外扉11を開いた状態、図12(b)に外扉11を閉じた状態を示してある。この内扉62は、一段低くなった段差の前面が外扉11とのシール面12cとなっている。この貯蔵庫4では、2枚の扉11および62を閉じると、2枚の扉の前面12aおよび11aが段違いになることはなく、双方の扉11および62の前面が同一平面となり、見栄えが良い。
【0037】
また、内扉の前面を平坦とし、外扉の背面の内扉と重なる部分に段差を設け、内扉および外扉の一部が重なり合うようにすることが可能である。すなわち、本発明は、第2の扉の外側で、第1の扉と重なる部分、または第1の扉の内側で第2の扉と重なる部分が凹んでいる貯蔵庫にも適用可能である。また、本発明は、2枚の扉に限定されずに、3枚以上の扉を備えた貯蔵庫にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、開口部の縁とのシール性のある扉同士が重なり合うようにし、扉同士の境界部分も扉同士の面と面とが重なり合うことでシールするようにしている。したがって、箱本体の開口部を複数の扉で開閉するときに、中柱や仕切部材を用いることなく、複数の扉だけで簡単に密閉することができる。さらに、扉同士の境界も効率良くシールできるので、密封性および断熱性の高い貯蔵庫を提供できる。このため、2枚あるいは3枚以上の扉を用いて、開口が大きく、その開口を邪魔な構造物の無い状態で使えることにより貯蔵物の搬出入の作業性に優れており、それと同時に、扉を閉じることにより密閉性が高く、断熱性能も高い貯蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵庫の外観を示す図である。
【図2】図2(a)は貯蔵庫の外扉を開いた状態を示す図であり、図2(b)は外扉および内扉を開いた状態を示す図である。
【図3】貯蔵庫の内扉の構成を示す図である。
【図4】外扉と内扉により箱本体の開口部が開閉される様子を示す図であり、図3(a)は外扉および内扉が開いた状態、図3(b)は内扉を箱本体に取り付けた状態、図3(c)は内扉および外扉が閉じた状態を示す図である。
【図5】内扉と外扉とが重なり合って開口部の縁面が密封される様子を拡大して示す図である。
【図6】開口部の縁部分にシール用のフィンを設けた例を示す図である。
【図7】内扉が旋回するタイプの貯蔵庫の外観を示す図である。
【図8】図8(a)は図7に示す貯蔵庫の外扉を開いた状態を示す図であり、図8(b)は外扉および内扉を開いた状態を示す図である。
【図9】図7に示す貯蔵庫において外扉と内扉により箱本体の開口部が密閉される様子を示す図であり、図9(a)は外扉および内扉を開いた状態、図9(b)は内扉を閉じた状態、図9(c)は内扉および外扉を閉じた状態を示す図である。
【図10】内扉がスライドするタイプの貯蔵庫の外観を示す図であり、図10(a)は外扉を開いた状態、図10(b)は外扉を開き、内扉をスライドさせた状態を示す図である。
【図11】図10に示す貯蔵庫において外扉と内扉により箱本体の開口部が密閉される様子を示す図であり、図11(a)は外扉を開き、内扉を外扉の側にスライドさせた状態、図11(b)は内扉で開口部の半分を密閉した状態、図11(c)は外扉を閉じた状態を示す図である。
【図12】さらに異なる貯蔵庫を示す図であり、図12(a)は外扉を開いた状態、図12(b)は外扉を閉じた状態を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 貯蔵庫
11 外扉(第1の扉)
12、42、52、62 内扉(第2の扉)
13 開口部
14 箱本体
22、23、24 縁
21a、26、27 シール部分
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋詰めされた穀物などの貯蔵物を一定の温度で保存するのに適した貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
玄米や豆類などが収容された袋体などの貯蔵物を貯蔵する貯蔵庫として、旋回式の2枚の扉で箱本体の開口部を開閉する貯蔵庫が知られている。このような貯蔵庫は、特開平10−304760号公報、特開平10−164969号公報(特許第3108758号)に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−304760号公報
【特許文献2】
特開平10−164969号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
旋回式の2枚の扉で箱本体の開口を開閉する場合、それらの扉が合わさる部分のシールが問題となる。箱本体が小さく、その開口も小さければ、旋回式の1枚の扉でその開口を開閉することにより開口の縁を外側から封止できる。したがって、開口のシールは簡単であり、貯蔵庫の断熱性または気密性を確保し易い。
【0005】
貯蔵できる容量を上げるために箱本体を大きくした場合、開口が小さければ、貯蔵物の搬出入に手間がかかる。一方、箱本体の開口を大きくすると、貯蔵物の搬出入が容易になるが、開口を1枚の扉で開閉することは、サイズ、開閉のし易さ、およびコストなどの点で非現実的である。
【0006】
特開平10−304760号公報に記載の貯蔵庫では、本体(箱本体)の開口の中央となる部分に中柱が配置され、開口を2枚の旋回型の扉を用いて開閉している。この方式は、中柱により開口が2分されるので、開口が2つあるのと等しく、中柱も含めて構成される各々の開口の縁を各々の扉で外側から封止できるので密閉性は高い。しかしながら、開口が大きくても、中柱により2分されているので、実際に貯蔵物を搬出入できる実質的な開口のサイズは大きくならない。したがって、小物を出し入れする貯蔵庫であれば良いが、穀物袋のような大きな貯蔵物の搬出入には向いていない。貯蔵物の搬出入の邪魔になる中柱を着脱できるようにすることによりこの問題は一見解決する。しかしながら、中柱を床面あるいは天井面に着脱することは面倒である。また、中柱を着脱できるようにすると、着脱可能な部分となる中柱と床面あるいは天井面とのシール性が問題となり、それを解決しようとすると中柱の取り付け部分の構造が複雑にならざるを得ない。
【0007】
特開平10−164969号公報に記載の貯蔵庫では、一方の扉に中柱に相当する仕切部材を取り付けできる構成とし、仕切部材を取り外す面倒を回避している。しかしながら、仕切部材を扉と共に動かすような構成の扉は形状が複雑で高コストになる。また、仕切部材を扉と共に動かすために、仕切部材は床面あるいは天井面に固定されない。したがって、仕切部材と天井面および床面との間にある程度のクリアランスが必要となり、そのクリアランスをシールしないと開口を密閉できなくなるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明においては、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、扉を閉じたときの開口部のシールをシンプルな構成で実現でき、簡易な構造で密閉性および断熱性の高い貯蔵庫を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、複数の扉で開口を開閉しようとしたときに密閉性を保つためには好ましいが、取り外しできるようにしたとたんに逆に密閉性を保持することが難しくなる中柱あるいは仕切部材を用いるのではなく、箱本体の開口部の縁部分と重なる部分では十分なシール部分がある複数の扉を、それらの一部が重なり合う構成として、さらに、扉同士が重なる部分にもシール性を与えることにより開口の全体を密閉できるようにしている。すなわち、本発明の貯蔵庫は、前面が開口部となった断熱性の箱本体と、開口部を開閉する第1および第2の扉とを有し、これら第1および第2の扉の開口部の縁に面した部分がシール部となり、第1および第2の扉を閉じたときにこれら第1および第2の扉の少なくとも一部が重なり合い、外側に位置する第1の扉は、旋回型で、その内側に位置する第2の扉に面する部分もシール部になっている。
【0010】
本発明の貯蔵庫においては、第1および第2の扉は、開口部の縁に面した部分がシール部となっているので、第1および第2の扉が面する開口部の縁の部分はシールされる。そして、外側に位置する第1の扉を旋回型とすることにより、第1の扉を閉じたときには、第2の扉に対して第1の扉の内側が重なり、扉同士が重なり合う部分は面と面が向かい合うように着脱される。このため、第1の扉の内側のシール部分を第2の扉に面する部分まで伸ばしておくことにより、高いシール性能が容易に得られる。したがって、本発明の貯蔵庫によれば、扉同士の境界部分をそれぞれにシール性能のある扉を、重ね合わせることにより密封性を確保している。このため、中柱や仕切部材は不要であり、中柱を取り外す手間はなく、また、仕切部材を動かすために発生する床面や天井面とのクリアランスからの漏れもない。そして、開口面積が小さくても良いときは第1の扉を開閉し、大きな開口面積が必要なときは、第1および第2の扉を開くだけで簡単に大きな開口面積を得ることができる。
【0011】
そして、外側に位置する第1の扉が頻繁に開閉されても、第2の扉に重なり合う部分も含めて第1の扉がシール性を確保する部分は、面と面とが向かい合ってシールする構成にすることが可能である。このため、第1の扉においては、シールする部分をスライドさせる必要がなく、スライドさせるためのクリアランスを確保する必要がなくシールが容易である。さらに、スライドすることによりシール材が磨り減るような恐れもない。このため、本発明により、2枚あるいは3枚以上の複数枚の扉を用い、簡易な構成で高いシール性能が得られ、さらに、複数枚の扉でカバーする大きさの開口部であって中柱で区切られることのない開口部を備えた貯蔵庫を提供できる。したがって、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、断熱性および密封性に優れた貯蔵庫を提供できる。
【0012】
第2の扉は箱本体に対して着脱して開口部が開放できるようにしたり、第2の扉も旋回型とすることにより、両開タイプにすることも可能である。また、第2の扉をスライド可能とすることにより、第2の扉で閉められている部分へのアクセスを容易にすることも可能である。
【0013】
本発明では、第1および第2の扉の境界部分は、これらの扉が重なり合うので、これらの扉の厚みが境界部分でも一様であると段違いの組み合わせの扉になる。一方、第2の扉の外側で、第1の扉と重なる部分、または第1の扉の内側で第2の扉と重なる部分を凹ませることにより、扉同士の段差を低くしたり、扉同士の前面が平らになるようにすることも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1および図2は本発明に係る貯蔵庫の外観を示す図であり、図1に扉を閉じた状態、図2に扉を開いた状態を示してある。本例の貯蔵庫1は、前面が開口部13となった断熱性の箱本体14と、開口部13を開閉する第1の扉11および第2の扉12とを有している。第1の扉11および第2の扉12は、段違いの扉であり、内側に第2の扉12、外側に第1の扉11が位置している。第1の扉または外扉11は、箱本体14の一方の側壁14aに旋回可能に取り付けられ、第2の扉または内扉12は、開口部13に対して着脱可能とされている。このため、図2(a)に示すように、外扉11を開いて開口部13のほぼ半分を開いた状態にすることができる。また、図2(b)に示すように、外扉11を開いた後に、内扉12を開口部13から取り外して開口部13の全体を開いた状態にすることができる。
【0015】
したがって、外扉11を開くだけで貯蔵物を搬出入可能な場合で外扉11だけを開き、貯蔵物がさらに大きかったり、あるいは内扉12の方に直に貯蔵物を入れたい場合は内扉12も開くことが可能であり、箱本体14の内部を有効に利用できる。箱本体14の上部には、冷却装置、暖房装置、加湿装置のいずれかあるいはすべてを含む環境制御ユニット15が取り付けられており、庫内、すなわち、箱本体14の内部の温度や湿度などの環境を所望の条件に制御することができる。
【0016】
図3に内扉12が箱本体14に取り付ける様子を示してある。内扉12は、ほぼ縦長の長方形をしており、その前面側の外扉11よりの側壁を除き、残りの3方の側壁が鍔状に広がった形状をしている。この鍔状部分(フランジ部分)21の背面21aは箱本体14の開口部13を縁取りする縁部分22と面するようになっており、この面21aが内扉12におけるシール部分となっている。さらに、図2(b)に示したように、本体14の開口部13の縁部分22のうち、内扉12のシール部分21aに対面する部分は外扉11に面する縁24に対してフランジ部分21の厚みだけ一段低くなった面23となっている。このため、内扉12を取り付けると、内扉12の前面12aと開口部13の残りの縁部分24は平坦(面位置)になる。内扉12のシール部分21aにはシール用のパッキン28が取り付けられており、開口部13の縁面22と、内扉12のシール面21aとが向かい合わされた状態で内扉12が取り付けられることにより、開口部13のうち、内扉12と面した部分は確実に効率よく密閉される。
【0017】
内扉12は、箱本体14に内扉12を着脱可能にするために、その背面側に配置された2つの可動式ラッチ31と、箱本体14の内扉側の側壁14bに向かって突き出た位置決め用ピン35とを備えている。このため、箱本体14の側壁14bの内面に形成された穴に位置決め用ピン35を差し込んで扉12の一方の側を固定し、箱本体14の底面14cと天井面14dに設けられたラッチ固定用穴32に可動式ラッチ31から延びるピンを差し込むことにより扉12の他方の側を固定することができる。
【0018】
外扉11は、外扉11を閉じたときに、内扉12の外扉側の一部12cに重なり合うサイズとなっている。外扉11は、その背面11bの周辺部分がシール面26および27になっており、そのシール面26および27にはシール用パッキン28が取り付けられている。シール面26は、外扉11を閉じると、開口部13の縁のうち、内扉12と接する縁23より一段高くなった外扉11に面した縁部分24に密着する部分である。シール面27は、開口部13の縁24と同じ高さになった内扉12の前面12aの境界部分12cと密着する部分である。本例の貯蔵庫1においては、内扉12の側で外扉11が接するシール面が平坦になるように設計されているので、背面11bが平坦な外扉11により開口部13を密閉することができる。
【0019】
図4に、内扉12および外扉11により箱本体14の開口部13が密閉される様子を示してある。本例の貯蔵庫1では、図4(a)に示すように、内扉12が箱本体14に対して着脱可能であり、外側に位置する扉11を開いた状態で、内扉12を箱本体14から外すことができる。このため、2枚の扉11および12を開くだけで箱本体14の開口部13の全体が開放され、開口部13から箱本体14の内部に貯蔵物を入出庫または搬出する作業が容易である。
【0020】
図4(b)に示すように、内扉12を箱本体14に取り付けた状態であると、旋回可能に取り付けられた外扉11を開閉することにより、開口部13の少なくとも半分を使用することができる。したがって、このサイズの開口で十分なときは外扉11を開閉するだけで貯蔵庫1を利用できる。この貯蔵庫1に穀物袋を貯蔵物として収納する場合、貯蔵庫1の幅は複数の穀物袋を並べて配置できる程度となる。したがって、最初に貯蔵庫1に穀物袋を収納するときは、内扉12および外扉11を開けて貯蔵庫1の内部に穀物袋をいっぱいになるように入れることができる。その後、穀物袋を1つずつ取り出すときは、内扉12を開ける必要はなく、外扉11を開けるだけで良い。外扉11の側の穀物袋が消費されたときは再び内扉12もあわせて開けることにより、貯蔵庫1の内部の穀物袋の配置を取り出しやすいように整えることができる。
【0021】
したがって、内扉12が開閉される機会は外扉11に比べて極端に少ないと予想される。このため、上述したように内扉12はラッチで着脱できる構成が本例の貯蔵庫1では採用されている。内扉12を取り付けると、内扉12のシール部分21aと開口部13の縁部分23が密着し、開口部13のほぼ半分が内扉12により密閉される。このときのシール性能については、内扉12のシール部分21aと開口部13の縁部分23は面同士の重なり合いで密着されるので、非常に高い。また、中柱や仕切部材といった貯蔵庫1の内部を占有したり、貯蔵庫1の内部に突き出た構造物はないので、扉12および貯蔵庫1の構成はシンプルであり、貯蔵庫1の内部のスペースも広く使いやすい。
【0022】
また、内扉12のシール部分21aは面が合うように取り付けられるので、スライドさせる必要はなく、クリアランスも不要であり密閉性は高い。さらに、内扉12の着脱に伴って磨耗することはほとんどなく、シール性能が劣化する恐れもない。
【0023】
次に、図4(c)に示すように、内扉12と外扉11の両方を閉じると、開口部13は完全に密閉される。内扉12については、上述した通りであり、その密閉性は十分である。また、外扉11は、シール部分26が開口部13の縁部分24に密着するので、開口部13の外扉11に面した部分も外扉11により密閉される。外扉11においても、内扉12と開口部13と同様に、外扉11のシール面26と、開口の縁24との面同士の重なりにより実現され、高いシール性能が得られる。さらに、外扉11は旋回するようになっているので、シール面同士がスライドすることはなく、シールされる部分にクリアランスは不要なので、非常にシンプルな構成で高い密閉度が得られる。
【0024】
そして、外扉11は旋回型であるので、外扉11のシール部分26は開口部13の縁部分24、すなわち、シール面に対してほぼ垂直な方向から重なり合う。このため、面同士を擦り合わせる方式のようにシール部分が磨耗することはなく、外扉11の開閉に伴ってシール部分の性能が劣化または低減するのを防止でき、耐久性も高い。
【0025】
さらに、本例の貯蔵庫1では、外扉11を閉じると外扉11が内扉12に重なり合い、外扉11のシール部分27が内扉11の前面12aの一部12cに密着する。このため、外扉11と内扉12との境界部分も効率良く密閉される。境界部分の密閉も、内扉11の前面12cと外扉12の背面11bのシール部分27といった面同士の重なり合いにより実現されるので、高いシール性能が得られ、シールされる部分にクリアランスが不要なので、シンプルな構成で高い密閉度が得られる。そして、この部分においても、内扉11の前面12aに対してほぼ垂直な方向からシール部分27が重なり合うので、外扉11の開閉に伴うシール部分の劣化を防止できる。
【0026】
特に、床面14cあるいは天井面14dと、扉同士の境界部分のシールは、図5に示すように、まず、内扉12のシール面21aによりシールされ、次に内扉12に重なった外扉11のシール面27によりシールされる。したがって、本例の貯蔵庫1では、仕切部材や中柱のように床面や天井面とスライドしながらシールする必要のある部分はないのに加えて、最もシールが難しい床面あるいは天井面においても、扉同士の重なり合いにより、極めて効率良くシールできている。このため、本例の貯蔵庫1の密閉性および断熱性は極めて高い。
【0027】
すなわち、本例の貯蔵庫1では、開口部13を密閉する箇所の全てが面同士の接触によりシールされると共に、中柱を動かす貯蔵庫のようにシールされる部分にクリアランスを設ける必要がない。このため、高いシール性能が得られると共に、そのシール性能を非常にシンプルな構成で実現できる。しかも、面と面が擦り合わされるのではなく、面と面が垂直な方向から押し付けられて密着するので、扉の開閉に起因したシール性能の劣化を未然に防止できる。
【0028】
このように、本例の貯蔵庫1では、シール性能のある扉(外扉11および内扉12)を重ね合わせることにより扉同士の境界部分をシールするようにしている。したがって、中柱または仕切部材が要らず、中柱を取り外す手間を省いたり、仕切部材を動かすために必要な床面と天井面とのクリアランスに起因した漏れもなくすことができる。そして、開口面積が小さくても良いときは、外扉11を開閉し、大きな開口面積が必要なときは、双方の扉11および12を開くだけで簡単に大きな開口面積を得ることができる。
【0029】
また、大きな開口面積を得るために、外扉11が頻繁に開閉されたとしても、外扉11がシール性を確保する部分、すなわち、開口部13の縁面24と内扉12の前面の一部12cは、面と面をスライドさせることなく重ね合わせた状態でシールする構成となっている。このため、仕切部材を動かすときのようなクリアランスは不要であり、簡易な構成で高いシール性能が得られる。したがって、2枚の扉を用いて簡易な構成で高いシール性能を得ることができるので、複数枚の扉でカバーする大きさの開口部であって中柱で区切られることのない開口部を備えた貯蔵庫1を提供できる。これにより、貯蔵物の搬出入の作業性に優れていると同時に、断熱性および密封性に優れた貯蔵庫1を提供できる。
【0030】
また、貯蔵庫1では、内扉12を箱本体14から着脱できるようになっており、図4(b)に示したように、外扉11だけを開いて開口部13のほぼ半分を開放した状態で貯蔵物の搬出入することも可能であり、貯蔵物の量やサイズに応じてフレキシブルに開口部13のサイズを切り替えることができる。したがって、本例の貯蔵庫1は、用途に柔軟に対応することが可能であり、非常に便利な形態となっている。
【0031】
図6に扉12の背面21aにパッキン28を配置する代りに、箱本体14の開口部13の縁23に複数の可撓性のフィン51を配置しシールした例を示してある。箱本体14の開口部13の縁23には軟質樹脂から形成された複数のフィン51を備えた樹脂フレーム54が取り付けられており、内扉12のシール部分21aにフィン51が当たることにより密封される。そして、複数のフィン51により、密封する部分に複数の層が形成されるので、断熱性も高い。したがって、内扉12により開口部13を密閉できる。また、内扉12の開口部13の縁23に対面する部分(シール部分21a)に繋がる直角な部分21dに、複数のフィン53を備えた樹脂フレーム54を取り付けられており、この直角部分21dにおいてもフィン53を介して箱本体14の側壁14bの内面14eがシールされる部分となり、開口部13をさらに効率よく密閉および断熱できる。
【0032】
図7に旋回型の内扉42を備えた貯蔵庫2の外観を示してある。また、図8(a)に外扉11を開き、内扉42を閉じた状態の貯蔵庫2を示し、図8(b)に2つの扉11および42を開いた状態を示してある。この貯蔵庫2においては、内扉42がヒンジ58を介して箱本体14の側壁14bに対して旋回可能に取り付けられている。箱本体14の開口部13の縁部分22のうち、内扉42のシール部分21aに対面する部分は内扉42の厚みだけ一段低くなった面23となっている。このため、内扉42を閉じると、内扉42の内面の周囲(縁)に沿ったシール面21aと開口部13の縁面23がパッキン28を介して重なり合い、これらの面21aおよび23が合うことによりシールされる。箱本体14の床面14cや天井面14dから内扉42のシール面21aに対面するような縁面を備えた凸部を設けることも可能であるが、凸部が貯蔵物を搬出入する際の障害になる可能性がある。これに対し、床面14cや天井面14dがフラットな箱本体14であれば搬出入の作業も行い易い。
【0033】
この貯蔵庫2では、図9(a)に示すように、2枚の扉11および42を開いた状態で貯蔵物の搬出入を行うことができ、また、図9(b)に示すように、内扉42を閉じ、外扉11を開いた状態で貯蔵物の搬出入を行うことができる。内扉42を閉じた状態では、内扉42のシール面21aと一段低い縁面23がパッキン28を介してシールされる。そして、この状態から、図9(c)に示すように、外扉11を閉じると、外扉11のシール面26と開口部13の縁面24がパッキン28を介してシールされ、外扉11のシール面27と内扉42の前面12aの一部12cがパッキン28を介してシールされる。
【0034】
図10はスライド型の内扉52を備えた貯蔵庫3の外観であり、図10(a)に外扉11を開いた状態を示し、図10(b)に内扉52をスライドさせた状態を示してある。この貯蔵庫3では、箱本体14の前面を縁取る縁面22より内扉52の厚みだけ一段低くなった縁面23を備えている。この縁面23は内扉52がスライドする範囲にわたって、すなわち、本体14の側壁14bの内面から側壁14aの内面まで延びている。内扉42のシール面21aはパッキン28を介してこの縁面23との間でシールされる。
【0035】
この貯蔵庫3では、図11(a)に示すように、外扉41を開き、内扉52を必要に応じてスライドさせながら貯蔵物の搬出入を行うことができ、貯蔵庫3の内部のうち、内扉を52で閉められている部分に対しても容易にアクセスできる。図11(b)に示すように、内扉52を一方の側壁14bに対して押し付けた状態では、内扉52のシール面21aと開口部13の縁面23がパッキン28を介してシールされており、この状態から、図11(c)に示すように、外扉11を閉じると、外扉11のシール面26と開口部13の縁面24がパッキン28を介してシールされ、外扉11のシール面27と内扉52の前面12aの一部12cがパッキン28を介してシールされる。
【0036】
さらに、内扉は前面12aが平坦な扉である必要はなく、外扉11のシール面27と面する部分を凹ませた段差形状にすることも可能である。図12はそのような内扉62を備えた貯蔵庫4の例であり、図12(a)に外扉11を開いた状態、図12(b)に外扉11を閉じた状態を示してある。この内扉62は、一段低くなった段差の前面が外扉11とのシール面12cとなっている。この貯蔵庫4では、2枚の扉11および62を閉じると、2枚の扉の前面12aおよび11aが段違いになることはなく、双方の扉11および62の前面が同一平面となり、見栄えが良い。
【0037】
また、内扉の前面を平坦とし、外扉の背面の内扉と重なる部分に段差を設け、内扉および外扉の一部が重なり合うようにすることが可能である。すなわち、本発明は、第2の扉の外側で、第1の扉と重なる部分、または第1の扉の内側で第2の扉と重なる部分が凹んでいる貯蔵庫にも適用可能である。また、本発明は、2枚の扉に限定されずに、3枚以上の扉を備えた貯蔵庫にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、開口部の縁とのシール性のある扉同士が重なり合うようにし、扉同士の境界部分も扉同士の面と面とが重なり合うことでシールするようにしている。したがって、箱本体の開口部を複数の扉で開閉するときに、中柱や仕切部材を用いることなく、複数の扉だけで簡単に密閉することができる。さらに、扉同士の境界も効率良くシールできるので、密封性および断熱性の高い貯蔵庫を提供できる。このため、2枚あるいは3枚以上の扉を用いて、開口が大きく、その開口を邪魔な構造物の無い状態で使えることにより貯蔵物の搬出入の作業性に優れており、それと同時に、扉を閉じることにより密閉性が高く、断熱性能も高い貯蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵庫の外観を示す図である。
【図2】図2(a)は貯蔵庫の外扉を開いた状態を示す図であり、図2(b)は外扉および内扉を開いた状態を示す図である。
【図3】貯蔵庫の内扉の構成を示す図である。
【図4】外扉と内扉により箱本体の開口部が開閉される様子を示す図であり、図3(a)は外扉および内扉が開いた状態、図3(b)は内扉を箱本体に取り付けた状態、図3(c)は内扉および外扉が閉じた状態を示す図である。
【図5】内扉と外扉とが重なり合って開口部の縁面が密封される様子を拡大して示す図である。
【図6】開口部の縁部分にシール用のフィンを設けた例を示す図である。
【図7】内扉が旋回するタイプの貯蔵庫の外観を示す図である。
【図8】図8(a)は図7に示す貯蔵庫の外扉を開いた状態を示す図であり、図8(b)は外扉および内扉を開いた状態を示す図である。
【図9】図7に示す貯蔵庫において外扉と内扉により箱本体の開口部が密閉される様子を示す図であり、図9(a)は外扉および内扉を開いた状態、図9(b)は内扉を閉じた状態、図9(c)は内扉および外扉を閉じた状態を示す図である。
【図10】内扉がスライドするタイプの貯蔵庫の外観を示す図であり、図10(a)は外扉を開いた状態、図10(b)は外扉を開き、内扉をスライドさせた状態を示す図である。
【図11】図10に示す貯蔵庫において外扉と内扉により箱本体の開口部が密閉される様子を示す図であり、図11(a)は外扉を開き、内扉を外扉の側にスライドさせた状態、図11(b)は内扉で開口部の半分を密閉した状態、図11(c)は外扉を閉じた状態を示す図である。
【図12】さらに異なる貯蔵庫を示す図であり、図12(a)は外扉を開いた状態、図12(b)は外扉を閉じた状態を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 貯蔵庫
11 外扉(第1の扉)
12、42、52、62 内扉(第2の扉)
13 開口部
14 箱本体
22、23、24 縁
21a、26、27 シール部分
Claims (5)
- 前面が開口部となった断熱性の箱本体と、
前記開口部を開閉する第1および第2の扉とを有し、
これら第1および第2の扉の前記開口部の縁に面した部分がシール部となり、当該第1および第2の扉を閉じたときに、これら第1および第2の扉の少なくとも一部が重なり合い、外側に位置する前記第1の扉は旋回型で、その内側に位置する前記第2の扉に面する部分もシール部となっている貯蔵庫。 - 請求項1において、前記第2の扉は前記箱本体に対して着脱可能である貯蔵庫。
- 請求項1において、前記第2の扉は旋回型である貯蔵庫。
- 請求項1において、前記第2の扉は前記箱本体に対してスライド可能である貯蔵庫。
- 請求項1において、前記第2の扉の外側で、前記第1の扉と重なる部分、または前記第1の扉の内側で前記第2の扉と重なる部分が凹んでいる貯蔵庫。
Priority Applications (1)
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JP2002357605A JP2004190910A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | 貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002357605A JP2004190910A (ja) | 2002-12-10 | 2002-12-10 | 貯蔵庫 |
Publications (1)
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CN110450196A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-11-15 | 威格气体纯化科技(苏州)股份有限公司 | 检修门及具有其的密封箱 |
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JP7463526B2 (ja) | 2020-08-19 | 2024-04-08 | Phc株式会社 | 冷凍装置および冷凍装置システム |
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