JP2004190779A - 取り外し防止用締結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】締結操作により破断され脱落した部材が紛失し回収不能となることを有効に防止することができる新規な取り外し防止用締結具を提供する。
【解決手段】外周にネジ2aが形成されるネジ部2と、このネジ部2と一体成形され該ネジ部2が回転するよう回転操作される回転操作部5と、破断部4とを備え、回転操作部5に所定値以上ののトルクが作用することにより破断部4から上記回転操作部5が離脱されるよう構成される取り外し防止用締結具1において、取り外し防止用締結具1の内部には、両端が大径部6a,6bとされ、両大径部を連通する小径部6cを有する係合部材収容空間6が形成される。この係合部材収容空間6内には、両端が大径部6a、6b内に収容される係合部7a、7bが形成されるとともに、両係合部7a、7bを挿通する軸部7cを有する係合部材7が収容される。
【選択図】 図4
【解決手段】外周にネジ2aが形成されるネジ部2と、このネジ部2と一体成形され該ネジ部2が回転するよう回転操作される回転操作部5と、破断部4とを備え、回転操作部5に所定値以上ののトルクが作用することにより破断部4から上記回転操作部5が離脱されるよう構成される取り外し防止用締結具1において、取り外し防止用締結具1の内部には、両端が大径部6a,6bとされ、両大径部を連通する小径部6cを有する係合部材収容空間6が形成される。この係合部材収容空間6内には、両端が大径部6a、6b内に収容される係合部7a、7bが形成されるとともに、両係合部7a、7bを挿通する軸部7cを有する係合部材7が収容される。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、複数の被締結部を互いに締結する際に使用される締結具に関し、特に、一旦締結された後に取り外されることを防止することができる取り外し防止用締結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボルト等の締結具は、一方の被締結部材と他方の被締結部材とを互いに締結固定するために使用されており、締結状態にある締結具を締結方向とは逆方向に回転操作することにより、これら一方の締結部材と他方の締結部材との締結状態を解除することができる。しかしながら、一旦上記一方の被締結部材と他方の被締結部材とが締結された場合には、以後、例えば保安上の観点から該締結具が反転操作される(取り外される)ことが防止されるべき場合がある。例えば、自動車の構成要素であるハンドルロック機構は、キーが先端側から挿入されるとともにハンドルに締結具(ボルト)を介して固定されるものであるが、このボルトを取り外し、それまで締結されていたハンドルとの締結状態が解除されると、キーを使用することなく、ハンドルの固定状態を解除することができる。そこで、こうした不都合を解消するために、従来、一旦締結された後に取り外されることを防止することができる取り外し防止用締結具(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)が提案されている。
【0003】
上記特許文献1には、頭部とねじ山が形成された脚部とからなり、上記頭部を、連結部を介して二段に直列に配置し、所定の締付けトルクに達すると、上記連結部が破断されるものが開示されている。また、上記特許文献2には、螺旋状の溝が形成されたネジ部と、このネジ部の上部に形成された第1頭部と、前記第1頭部の上部に形成された小径の首部と、前記首部の上部に形成された、上部に締め付け工具を嵌合するための凹部が形成され、且つ前記首部の径より大きい第2頭部と、を具備するものが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−151124号公報
【特許文献2】
特開2001−12431号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に開示された技術では、所定のトルク以上のトルクが頭部(又は第2の頭部)に作用し、該頭部(又は第2の頭部)が連結部又は首部から破断して脱落した場合、この脱落した頭部(又は第2の頭部)を紛失し回収不能となる場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであって、締結操作により破断され脱落した部材が紛失し回収不能となることを有効に防止することができる新規な取り外し防止用締結具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、外周には被締結部材に螺着されるネジが形成されてなるネジ部と、このネジ部と一体成形され該ネジ部が回転するよう回転操作される回転操作部と、この回転操作部よりもネジ部側に形成されてなる破断部と、を備え、上記回転操作部に所定のトルク以上のトルクが作用することにより上記破断部から上記回転操作部が離脱されるよう構成されてなる取り外し防止用締結具において、上記回転操作部の正面から上記ネジ部側には、一端は一方の大径部とされ他端は他方の大径部とされてなるとともに、中途部はこれら一方及び他方の大径部よりも縮径され該一方の大径部と他方の大径部とを連通してなる小径部となされた係合部材収容空間が形成されてなるとともに、この係合部材収容空間内には、一端には上記一方の大径部内に収容されてなる一方の係合部が形成され、他端には上記他方の大径部内に収容されてなる他方の係合部が形成されてなるとともに、この一方の係合部と他方の係合部とは上記小径部に挿通されてなる軸部を有する係合部材が収容されてなることを特徴とするものである。
【0008】
この第1の発明では、回転操作部を回転させネジ部を螺進させることにより被締結部材が締結され、所定以上のトルクが該回転操作部に作用すると、上記破断部から該回転操作部から離脱する。このとき、上記係合部材を構成する一方の係合部は、ネジ部側に収容された一方の大径部内に収容されてなるとともに、該係合部材を構成する他方の係合部は、離脱した回動操作部に形成された他方の大径部内に収容されていることから、離脱した回動操作部は、その自重により下方に落下することがない。したがって、この第1の発明に係る取り外し防止用締結具によれば、離脱した回動操作部が紛失し回収できない事態を有効に防止することができる。
【0009】
なお、上記破断部から回転操作部が破断されるために必要なトルクは、この取り外し防止用締結具を用いて締結する被締結部材に求められる機能や用途等により適宜決定され、また、こうして決定された破断に必要なトルクの設定は、素材や該破断部の肉厚等により行われる。また、この第1の発明を構成する係合部材の素材は、鉄,銅,アルミニウム等の金属ばかりではなく、樹脂を用いることもできる。そして、この係合部材を構成する一方及び他方の係合部は、少なくとも上記係合部材収容空間を構成する小径部を通過することのない大きさ又は形状であれば、この請求項1記載の発明においては、その形状が特に限定されるものではない。したがって、上記一方及び他方の係合部は、それぞれ係合部材の両端が折曲されることにより形成されたものであっても良い。また、締結具は、被締結部材を締結することができるものであれば、ボルトばかりではなく、ネジもその概念に含められるものであり、したがって、本発明を構成する回転操作部は、例えば、スパナやレンチを用いて回転操作されるものばかりではなく、プラス(又はマイナス)ドライバーを用いて回転操作されるものも含まれる。
【0010】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第2の発明では、一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることから、前記小径部が必ずしも円筒状に成形されていない場合であっても、該小径部から一方又は他方の係合部が通過してしまうことを防止することができる。
【0012】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記破断部は、前記回転操作部と同径となされたネジ部側の部位を外周側から中心方向へ押圧することにより成形されてなることを特徴とするものである。
【0013】
この第3の発明によれば、取り外し防止用締結具を簡易且つ安価に製造することができる。なお、上記回転操作部の正面の中心からネジ部側に亘って円筒状の収容空間を形成し、この収容空間内に、請求項1記載の発明を構成する係合部材又は請求項2記載の発明を構成する係合部材を収容した後に、この請求項3記載の発明のように、回転操作部と同径となされたネジ部側の部位を外周側から中心方向へ押圧することにより、上記破断部が形成されるばかりではなく、上記収容空間には、縮径された小径部が形成されることから、こうした工程を経ることにより、さらに簡易且つ安価に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る取り外し防止用締結具(以下、単に締結具という場合がある。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この実施の形態に係る締結具1は、図1に示すように、略円柱状に成形されたネジ部2と、このネジ部2の一端に形成された頭部3と、この頭部3に間に破断部4を介して連続してなる回転操作部5とを備えている。
【0016】
上記ネジ部2は、外周面にネジ2aが螺刻されており、また、上記頭部3は、上記ネジ部2の外径よりも大径に成形され、やや上記ネジ部2の長さ方向に肉厚を有する円盤状に成形されている。また、上記回転操作部5は、六角柱状に成形されており、例えば、図示しないスパナや自動機等により被締結部材の締結方向に回動操作されるものである。そして、上記頭部3と回転操作部5との間に形成された上記破断部4は、本実施の形態においては、上記頭部3や回転操作部5よりも縮径されてなるものである。なお、こうした頭部3,破断部4及び回転操作部5の形状は、図示しない金型により一体成形されたものである。
【0017】
そして、この実施の形態に係る締結具1は、上記回転操作部5の正面中心から上記頭部3の中心に亘って係合部材収容空間(以下、収容空間という。)6が形成されている。この収容空間6は、上記頭部3の中心に位置する一方の大径部6aと、上記回転操作部5の正面中心に位置する他方の大径部6bと、上記一方の大径部6aと他方の大径部6bとに連通してなるとともに、これら一方及び他方の大径部6a,6bの径よりも小径となされた(縮径された)小径部6cとから構成されている。
【0018】
そして、上記収容空間6には、係合部材7が収容されている。この係合部材7は、上記一方の大径部6a内に収容されている一方の係合部7aと、上記他方の大径部6b内に収容されている他方の係合部7bと、一端は上記一方の係合部7aと連続し、他端は上記他方の係合部7bに連続してなるとともに、上記小径部6c内に挿通されている軸部7cとから構成されている。上記一方及び他方の係合部7a,7bは、本実施の形態においては、何れもフランジ部である。なお、この係合部材7は、係合ピン8を、図2に示すように、上記回転操作部5の正面側から挿入し、後に説明する操作により、上記収容空間6内に組み付けられたものである。この係合ピン8は、上記軸部7cとなる円柱状の軸部8aと、この軸部8aの一端面に形成された一方の凹部8bと、上記軸部8aの他端に形成された他方の凹部8cとから構成され、したがって、上記一方の凹部8bの周囲は、一方の薄肉部8dとなされ、上記他方の凹部8cの周囲は、他方の薄肉部8eとされている。
【0019】
そして、上述した係合ピン8を、図2に示すように、上記収容空間6内に収容し、上述した係合部材7として組み付ける場合には、先ず、この係合ピン8の他端側に形成された上記他方の凹部8c内に、第1の押圧ピン9の一端側を挿入するとともに、該第1の押圧ピン9の他端を図示しないプレス機又はハンマー等により押圧する。こうした第1の押圧ピン9による押圧により、上記係合ピン8の一端に形成された一方の薄肉部8dは、図1に示すように、上記一方の大径部6a内において外側に広げられフランジ部となり、上記一方の係合部7aとして成形される。そして、このように一方の係合部7aを成形する作業が終了すると、次いで、上記係合ピン8を構成する他方の凹部8cよりも大径で且つ上記他方の大径部6bの内径よりも小径となされた図示しない第2の押圧ピンの一端を、上記係合ピン8の他端に当接させるとともに、この第2の押圧ピンの他端を、図示しないプレス機又はハンマー等により押圧する。こうした第2の押圧ピンによる押圧により、上記係合ピン8の他端に形成された他方の薄肉部8eは、上記他方の大径部6b内において外側に広げられフランジ部となり、図1に示すように、上記他方の係合部7bとして成形され、上記係合ピン8は、上述した係合部材7として上記収容空間6内に収容され組み付けられる。
【0020】
そして、このように構成された締結具1によれば、図3に示すように、該締結具1を構成するネジ部2を、一方の被締結部材P1に形成された挿通穴Hに挿通するとともに、他方の被締結部材P2に形成された螺着部Sの先端に当接させ、図示しないスパナ又は自動機等により、回転操作部5を上記一方及び他方の被締結部材P1,P2を締結する方向に回転操作すると、徐々に上記ネジ部2は上記螺着部Sに螺進される。すなわち、こうした操作により上記一方の被締結部材P1と他方の被締結部材P2とは互いに締結される。そして、上記回転操作部5を回転操作し、それ以上ネジ部2が螺進されない状態に至るとともに、該回転操作部5に所定のトルクが作用すると、該回転操作部5は、上記破断部4の位置において分離される。このとき、上記係合部材7を構成する一方の係合部7aは、上記頭部3の中心に形成された一方の大径部6a内に位置し、他方の係合部7bは、この分離した回転操作部5の中心に形成された他方の大径部6b内に位置していることから、該回転操作部5は図示しないスパナや自動機に保持された状態となるか、或いは、該回転操作部5がスパナや自動機から外れた場合には、その自重により落下することなく、図4に示すように、やや垂れ下がった状態となる。したがって、上述した締結具1によれば、分離された回転操作部5が落下し紛失して回収不能となる事態を有効に防止することができる。なお、上記頭部3から露出した係合部材7を構成する軸部7cを図示しないペンチ又はニッパ等により挟んで強く引き抜くことにより、該係合部材7を分離した上記回転操作部5とともに取り除くこともできる。
【0021】
なお、上述した実施の形態では、前述したように、頭部3,破断部4及び回転操作部5は、図示しない金型により一体成形されたものであるが、図示しない別の金型により一体成形された図5に示す一次成形品20の中途部を外側から中心方向に押圧し変形させることにより、本発明を構成する破断部が形成されたものであっても良い。
【0022】
上記一次成形品20は、周面にネジ21aが螺刻されたネジ部21と、このネジ部21の基端と連続してなるとともに、中心には後述する収容空間とされる穴22aが形成された筒状部22とから構成されている。上記筒状部22は、上記ネジ部21側の外周面が円弧状に成形された円筒部22bとなされ、この円筒部22bから図5中左側(ネジ部21方向とは反対方向)は、六角形状に成形された回転操作部23とされている。なお、上記穴22aは、上記筒状部22の左端が開放されてなるものであり、この開放された部位からネジ部21側に亘って同一の内径とされている。
【0023】
図6は、上記一次成形品20を構成する上記穴22a内に、前記実施の形態に係る締結具1を構成する係合部材7を挿入し、次いで、上記筒状部22を構成する円筒部22bの右端側を、外側から中心方向に押圧し変形させることにより得た他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具25を示すものである。この図6に示すように、この締結具25は、上述したように、押圧され変形された部位に、本発明を構成する破断部26が形成され、この破断部26の図6中右側には、上記ネジ部21と連続してなる頭部27が形成され、左側には、上記回転操作部23が形成されている。また、上記回転操作部23の正面中心から上記頭部27の中心には、上記穴22aが変形されることにより形成された係合部材収容空間(以下、収容空間という。)28が形成され、この収容空間28内には、予め収容された上記係合部材7が収容されている。すなわち、上記収容空間28は、上記係合部材7を構成する一方の係合部7aが収容された一方の大径部28aと、上記他方の係合部7bが収容された他方の大径部28bと、上記軸部7cが挿通されてなるとともに、上記一方及び他方の大径部28a,28bよりも縮径された小径部28cとから構成されている。
【0024】
上述した他の実施の形態に係る締結具25によれば、上記実施の形態に係る締結具1と同じように、上記破断部26から回転操作部23が分離されても、上記係合部材7により、該回転操作部23が落下・紛失し回収不能となる事態を有効に防止することができる。特に、この他の実施の形態に係る締結具22によれば、簡易且つ安価に製造することができる。
【0025】
【発明の効果】
上述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、回転操作部を回転させネジ部を螺進させることにより被締結部材が締結され、所定以上のトルクが該回転操作部に作用すると、上記破断部から該回転操作部から離脱する。このとき、上記係合部材を構成する一方の係合部は、ネジ部側に収容された一方の大径部内に収容されてなるとともに、該係合部材を構成する他方の係合部は、離脱した回動操作部に形成された他方の大径部内に収容されていることから、離脱した回動操作部は、その自重により下方に落下することがない。したがって、この第1の発明に係る取り外し防止用締結具によれば、離脱した回動操作部が紛失し回収できない事態を有効に防止することができる。
【0026】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることから、前記小径部が必ずしも円筒状に成形されていない場合であっても、該小径部から一方又は他方の係合部が通過してしまうことを防止することができる。
【0027】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、簡易且つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る取り外し防止用締結具を一部破断して示す側面図である。
【図2】係合部材となる係合ピンが係合部材収容空間内に挿入された状態を示す側面図である。
【図3】図1に示す取り外し防止用締結具により一方及び他方の被締結部材が締結された状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態から回転操作部が破断部から分離した後の状態を示す断面図です。
【図5】他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具となる一次成形品の穴内に係合部材が挿入された状態を示す断面図である。
【図6】他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具を一部破断して示す断面図である。
【符号の説明】
1 取り外し防止用締結具
2 ネジ部
2a ネジ
4 破断部
5 回転操作部
6 係合部材収容空間
6a 一方の大径部
6b 他方の大径部
6c 小径部
7 係合部材
7a 一方の係合部
7b 他方の係合部
7c 軸部
23 回転操作部
25 取り外し防止用締結具
26 破断部
28 係合部材収容空間
28a 一方の大径部
28b 他方の大径部
28c 小径部
P1 一方の被締結部材
P2 他方の被締結部材
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、複数の被締結部を互いに締結する際に使用される締結具に関し、特に、一旦締結された後に取り外されることを防止することができる取り外し防止用締結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボルト等の締結具は、一方の被締結部材と他方の被締結部材とを互いに締結固定するために使用されており、締結状態にある締結具を締結方向とは逆方向に回転操作することにより、これら一方の締結部材と他方の締結部材との締結状態を解除することができる。しかしながら、一旦上記一方の被締結部材と他方の被締結部材とが締結された場合には、以後、例えば保安上の観点から該締結具が反転操作される(取り外される)ことが防止されるべき場合がある。例えば、自動車の構成要素であるハンドルロック機構は、キーが先端側から挿入されるとともにハンドルに締結具(ボルト)を介して固定されるものであるが、このボルトを取り外し、それまで締結されていたハンドルとの締結状態が解除されると、キーを使用することなく、ハンドルの固定状態を解除することができる。そこで、こうした不都合を解消するために、従来、一旦締結された後に取り外されることを防止することができる取り外し防止用締結具(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)が提案されている。
【0003】
上記特許文献1には、頭部とねじ山が形成された脚部とからなり、上記頭部を、連結部を介して二段に直列に配置し、所定の締付けトルクに達すると、上記連結部が破断されるものが開示されている。また、上記特許文献2には、螺旋状の溝が形成されたネジ部と、このネジ部の上部に形成された第1頭部と、前記第1頭部の上部に形成された小径の首部と、前記首部の上部に形成された、上部に締め付け工具を嵌合するための凹部が形成され、且つ前記首部の径より大きい第2頭部と、を具備するものが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−151124号公報
【特許文献2】
特開2001−12431号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に開示された技術では、所定のトルク以上のトルクが頭部(又は第2の頭部)に作用し、該頭部(又は第2の頭部)が連結部又は首部から破断して脱落した場合、この脱落した頭部(又は第2の頭部)を紛失し回収不能となる場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであって、締結操作により破断され脱落した部材が紛失し回収不能となることを有効に防止することができる新規な取り外し防止用締結具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、外周には被締結部材に螺着されるネジが形成されてなるネジ部と、このネジ部と一体成形され該ネジ部が回転するよう回転操作される回転操作部と、この回転操作部よりもネジ部側に形成されてなる破断部と、を備え、上記回転操作部に所定のトルク以上のトルクが作用することにより上記破断部から上記回転操作部が離脱されるよう構成されてなる取り外し防止用締結具において、上記回転操作部の正面から上記ネジ部側には、一端は一方の大径部とされ他端は他方の大径部とされてなるとともに、中途部はこれら一方及び他方の大径部よりも縮径され該一方の大径部と他方の大径部とを連通してなる小径部となされた係合部材収容空間が形成されてなるとともに、この係合部材収容空間内には、一端には上記一方の大径部内に収容されてなる一方の係合部が形成され、他端には上記他方の大径部内に収容されてなる他方の係合部が形成されてなるとともに、この一方の係合部と他方の係合部とは上記小径部に挿通されてなる軸部を有する係合部材が収容されてなることを特徴とするものである。
【0008】
この第1の発明では、回転操作部を回転させネジ部を螺進させることにより被締結部材が締結され、所定以上のトルクが該回転操作部に作用すると、上記破断部から該回転操作部から離脱する。このとき、上記係合部材を構成する一方の係合部は、ネジ部側に収容された一方の大径部内に収容されてなるとともに、該係合部材を構成する他方の係合部は、離脱した回動操作部に形成された他方の大径部内に収容されていることから、離脱した回動操作部は、その自重により下方に落下することがない。したがって、この第1の発明に係る取り外し防止用締結具によれば、離脱した回動操作部が紛失し回収できない事態を有効に防止することができる。
【0009】
なお、上記破断部から回転操作部が破断されるために必要なトルクは、この取り外し防止用締結具を用いて締結する被締結部材に求められる機能や用途等により適宜決定され、また、こうして決定された破断に必要なトルクの設定は、素材や該破断部の肉厚等により行われる。また、この第1の発明を構成する係合部材の素材は、鉄,銅,アルミニウム等の金属ばかりではなく、樹脂を用いることもできる。そして、この係合部材を構成する一方及び他方の係合部は、少なくとも上記係合部材収容空間を構成する小径部を通過することのない大きさ又は形状であれば、この請求項1記載の発明においては、その形状が特に限定されるものではない。したがって、上記一方及び他方の係合部は、それぞれ係合部材の両端が折曲されることにより形成されたものであっても良い。また、締結具は、被締結部材を締結することができるものであれば、ボルトばかりではなく、ネジもその概念に含められるものであり、したがって、本発明を構成する回転操作部は、例えば、スパナやレンチを用いて回転操作されるものばかりではなく、プラス(又はマイナス)ドライバーを用いて回転操作されるものも含まれる。
【0010】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第2の発明では、一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることから、前記小径部が必ずしも円筒状に成形されていない場合であっても、該小径部から一方又は他方の係合部が通過してしまうことを防止することができる。
【0012】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記破断部は、前記回転操作部と同径となされたネジ部側の部位を外周側から中心方向へ押圧することにより成形されてなることを特徴とするものである。
【0013】
この第3の発明によれば、取り外し防止用締結具を簡易且つ安価に製造することができる。なお、上記回転操作部の正面の中心からネジ部側に亘って円筒状の収容空間を形成し、この収容空間内に、請求項1記載の発明を構成する係合部材又は請求項2記載の発明を構成する係合部材を収容した後に、この請求項3記載の発明のように、回転操作部と同径となされたネジ部側の部位を外周側から中心方向へ押圧することにより、上記破断部が形成されるばかりではなく、上記収容空間には、縮径された小径部が形成されることから、こうした工程を経ることにより、さらに簡易且つ安価に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る取り外し防止用締結具(以下、単に締結具という場合がある。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この実施の形態に係る締結具1は、図1に示すように、略円柱状に成形されたネジ部2と、このネジ部2の一端に形成された頭部3と、この頭部3に間に破断部4を介して連続してなる回転操作部5とを備えている。
【0016】
上記ネジ部2は、外周面にネジ2aが螺刻されており、また、上記頭部3は、上記ネジ部2の外径よりも大径に成形され、やや上記ネジ部2の長さ方向に肉厚を有する円盤状に成形されている。また、上記回転操作部5は、六角柱状に成形されており、例えば、図示しないスパナや自動機等により被締結部材の締結方向に回動操作されるものである。そして、上記頭部3と回転操作部5との間に形成された上記破断部4は、本実施の形態においては、上記頭部3や回転操作部5よりも縮径されてなるものである。なお、こうした頭部3,破断部4及び回転操作部5の形状は、図示しない金型により一体成形されたものである。
【0017】
そして、この実施の形態に係る締結具1は、上記回転操作部5の正面中心から上記頭部3の中心に亘って係合部材収容空間(以下、収容空間という。)6が形成されている。この収容空間6は、上記頭部3の中心に位置する一方の大径部6aと、上記回転操作部5の正面中心に位置する他方の大径部6bと、上記一方の大径部6aと他方の大径部6bとに連通してなるとともに、これら一方及び他方の大径部6a,6bの径よりも小径となされた(縮径された)小径部6cとから構成されている。
【0018】
そして、上記収容空間6には、係合部材7が収容されている。この係合部材7は、上記一方の大径部6a内に収容されている一方の係合部7aと、上記他方の大径部6b内に収容されている他方の係合部7bと、一端は上記一方の係合部7aと連続し、他端は上記他方の係合部7bに連続してなるとともに、上記小径部6c内に挿通されている軸部7cとから構成されている。上記一方及び他方の係合部7a,7bは、本実施の形態においては、何れもフランジ部である。なお、この係合部材7は、係合ピン8を、図2に示すように、上記回転操作部5の正面側から挿入し、後に説明する操作により、上記収容空間6内に組み付けられたものである。この係合ピン8は、上記軸部7cとなる円柱状の軸部8aと、この軸部8aの一端面に形成された一方の凹部8bと、上記軸部8aの他端に形成された他方の凹部8cとから構成され、したがって、上記一方の凹部8bの周囲は、一方の薄肉部8dとなされ、上記他方の凹部8cの周囲は、他方の薄肉部8eとされている。
【0019】
そして、上述した係合ピン8を、図2に示すように、上記収容空間6内に収容し、上述した係合部材7として組み付ける場合には、先ず、この係合ピン8の他端側に形成された上記他方の凹部8c内に、第1の押圧ピン9の一端側を挿入するとともに、該第1の押圧ピン9の他端を図示しないプレス機又はハンマー等により押圧する。こうした第1の押圧ピン9による押圧により、上記係合ピン8の一端に形成された一方の薄肉部8dは、図1に示すように、上記一方の大径部6a内において外側に広げられフランジ部となり、上記一方の係合部7aとして成形される。そして、このように一方の係合部7aを成形する作業が終了すると、次いで、上記係合ピン8を構成する他方の凹部8cよりも大径で且つ上記他方の大径部6bの内径よりも小径となされた図示しない第2の押圧ピンの一端を、上記係合ピン8の他端に当接させるとともに、この第2の押圧ピンの他端を、図示しないプレス機又はハンマー等により押圧する。こうした第2の押圧ピンによる押圧により、上記係合ピン8の他端に形成された他方の薄肉部8eは、上記他方の大径部6b内において外側に広げられフランジ部となり、図1に示すように、上記他方の係合部7bとして成形され、上記係合ピン8は、上述した係合部材7として上記収容空間6内に収容され組み付けられる。
【0020】
そして、このように構成された締結具1によれば、図3に示すように、該締結具1を構成するネジ部2を、一方の被締結部材P1に形成された挿通穴Hに挿通するとともに、他方の被締結部材P2に形成された螺着部Sの先端に当接させ、図示しないスパナ又は自動機等により、回転操作部5を上記一方及び他方の被締結部材P1,P2を締結する方向に回転操作すると、徐々に上記ネジ部2は上記螺着部Sに螺進される。すなわち、こうした操作により上記一方の被締結部材P1と他方の被締結部材P2とは互いに締結される。そして、上記回転操作部5を回転操作し、それ以上ネジ部2が螺進されない状態に至るとともに、該回転操作部5に所定のトルクが作用すると、該回転操作部5は、上記破断部4の位置において分離される。このとき、上記係合部材7を構成する一方の係合部7aは、上記頭部3の中心に形成された一方の大径部6a内に位置し、他方の係合部7bは、この分離した回転操作部5の中心に形成された他方の大径部6b内に位置していることから、該回転操作部5は図示しないスパナや自動機に保持された状態となるか、或いは、該回転操作部5がスパナや自動機から外れた場合には、その自重により落下することなく、図4に示すように、やや垂れ下がった状態となる。したがって、上述した締結具1によれば、分離された回転操作部5が落下し紛失して回収不能となる事態を有効に防止することができる。なお、上記頭部3から露出した係合部材7を構成する軸部7cを図示しないペンチ又はニッパ等により挟んで強く引き抜くことにより、該係合部材7を分離した上記回転操作部5とともに取り除くこともできる。
【0021】
なお、上述した実施の形態では、前述したように、頭部3,破断部4及び回転操作部5は、図示しない金型により一体成形されたものであるが、図示しない別の金型により一体成形された図5に示す一次成形品20の中途部を外側から中心方向に押圧し変形させることにより、本発明を構成する破断部が形成されたものであっても良い。
【0022】
上記一次成形品20は、周面にネジ21aが螺刻されたネジ部21と、このネジ部21の基端と連続してなるとともに、中心には後述する収容空間とされる穴22aが形成された筒状部22とから構成されている。上記筒状部22は、上記ネジ部21側の外周面が円弧状に成形された円筒部22bとなされ、この円筒部22bから図5中左側(ネジ部21方向とは反対方向)は、六角形状に成形された回転操作部23とされている。なお、上記穴22aは、上記筒状部22の左端が開放されてなるものであり、この開放された部位からネジ部21側に亘って同一の内径とされている。
【0023】
図6は、上記一次成形品20を構成する上記穴22a内に、前記実施の形態に係る締結具1を構成する係合部材7を挿入し、次いで、上記筒状部22を構成する円筒部22bの右端側を、外側から中心方向に押圧し変形させることにより得た他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具25を示すものである。この図6に示すように、この締結具25は、上述したように、押圧され変形された部位に、本発明を構成する破断部26が形成され、この破断部26の図6中右側には、上記ネジ部21と連続してなる頭部27が形成され、左側には、上記回転操作部23が形成されている。また、上記回転操作部23の正面中心から上記頭部27の中心には、上記穴22aが変形されることにより形成された係合部材収容空間(以下、収容空間という。)28が形成され、この収容空間28内には、予め収容された上記係合部材7が収容されている。すなわち、上記収容空間28は、上記係合部材7を構成する一方の係合部7aが収容された一方の大径部28aと、上記他方の係合部7bが収容された他方の大径部28bと、上記軸部7cが挿通されてなるとともに、上記一方及び他方の大径部28a,28bよりも縮径された小径部28cとから構成されている。
【0024】
上述した他の実施の形態に係る締結具25によれば、上記実施の形態に係る締結具1と同じように、上記破断部26から回転操作部23が分離されても、上記係合部材7により、該回転操作部23が落下・紛失し回収不能となる事態を有効に防止することができる。特に、この他の実施の形態に係る締結具22によれば、簡易且つ安価に製造することができる。
【0025】
【発明の効果】
上述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、回転操作部を回転させネジ部を螺進させることにより被締結部材が締結され、所定以上のトルクが該回転操作部に作用すると、上記破断部から該回転操作部から離脱する。このとき、上記係合部材を構成する一方の係合部は、ネジ部側に収容された一方の大径部内に収容されてなるとともに、該係合部材を構成する他方の係合部は、離脱した回動操作部に形成された他方の大径部内に収容されていることから、離脱した回動操作部は、その自重により下方に落下することがない。したがって、この第1の発明に係る取り外し防止用締結具によれば、離脱した回動操作部が紛失し回収できない事態を有効に防止することができる。
【0026】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることから、前記小径部が必ずしも円筒状に成形されていない場合であっても、該小径部から一方又は他方の係合部が通過してしまうことを防止することができる。
【0027】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、簡易且つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る取り外し防止用締結具を一部破断して示す側面図である。
【図2】係合部材となる係合ピンが係合部材収容空間内に挿入された状態を示す側面図である。
【図3】図1に示す取り外し防止用締結具により一方及び他方の被締結部材が締結された状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態から回転操作部が破断部から分離した後の状態を示す断面図です。
【図5】他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具となる一次成形品の穴内に係合部材が挿入された状態を示す断面図である。
【図6】他の実施の形態に係る取り外し防止用締結具を一部破断して示す断面図である。
【符号の説明】
1 取り外し防止用締結具
2 ネジ部
2a ネジ
4 破断部
5 回転操作部
6 係合部材収容空間
6a 一方の大径部
6b 他方の大径部
6c 小径部
7 係合部材
7a 一方の係合部
7b 他方の係合部
7c 軸部
23 回転操作部
25 取り外し防止用締結具
26 破断部
28 係合部材収容空間
28a 一方の大径部
28b 他方の大径部
28c 小径部
P1 一方の被締結部材
P2 他方の被締結部材
Claims (3)
- 外周には被締結部材に螺着されるネジが形成されてなるネジ部と、このネジ部と一体成形され該ネジ部が回転するよう回転操作される回転操作部と、この回転操作部よりもネジ部側に形成されてなる破断部と、を備え、上記回転操作部に所定のトルク以上のトルクが作用することにより上記破断部から上記回転操作部が離脱されるよう構成されてなる取り外し防止用締結具において、
上記回転操作部の正面から上記ネジ部側には、一端は一方の大径部とされ他端は他方の大径部とされてなるとともに、中途部はこれら一方及び他方の大径部よりも縮径され該一方の大径部と他方の大径部とを連通してなる小径部となされた係合部材収容空間が形成されてなるとともに、
この係合部材収容空間内には、一端には上記一方の大径部内に収容されてなる一方の係合部が形成され、他端には上記他方の大径部内に収容部されてなる他方の係合部が形成されてなるとともに、この一方の係合部と他方の係合部とは上記小径部に挿通されてなる軸部を有する係合部材が収容されてなることを特徴とする取り外し防止用締結具。 - 前記一方の係合部及び他方の係合部は、フランジ部とされてなることを特徴とする請求項1記載の取り外し防止用締結具。
- 前記破断部は、前記回転操作部と同径となされたネジ部側の部位を外周側から中心方向へ押圧することにより成形されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の取り外し防止用締結具。
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