JP2004190604A - 蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法 - Google Patents

蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法 Download PDF

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喜一 小池
Shoji Horie
章二 堀江
Koichi Yonemura
浩一 米村
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Abstract

【課題】電源システムの動作中に蓄電池の寿命判定を行うことができる、アイドルストップ機能を有する自動車の蓄電池の寿命判定装置を提供する。
【解決手段】本発明の蓄電池の寿命判定装置は、アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、電源起動後又はアイドルストップ後のエンジン始動時の充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合に蓄電池が寿命であると判定する寿命判定部と、を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大気汚染への関心の高まりから、不要な排気ガスの排出を抑えるために、車が駐停車した時、短時間で又は直ちに自動的にエンジンを停止し(アイドリング状態を停止し)、燃費を改善するアイドルストップ機能を有する車が開発されている。
アイドルストップ機能を有する自動車の場合、アイドルストップ機能を有さない自動車と比較してエンジンを停止状態から再起動する頻度がはるかに高い故に、アイドルストップ後にエンジンが再始動不能にならないように、より正確に蓄電池の劣化状態及び充電状態を把握する必要がある。
【0003】
蓄電池は劣化が進むと内部抵抗が増大する。特開昭63−298078号公報には、この性質を利用した従来例1の蓄電池の寿命判定方法が開示されている。従来例1の寿命判定方法においては、エンジン始動直前の蓄電池の開放電圧、エンジン始動時の蓄電池の放電電圧及び放電電流に基づいて蓄電池の内部抵抗を算出し、蓄電池の寿命判定を行う。特開2000−324702号公報には、この性質を利用した従来例2の蓄電池の寿命判定方法が開示されている。従来例2の寿命判定方法においては、蓄電池が大電流を放出したときの蓄電池の放電電圧及び放電電流を10回程測定し、10回程のデータから統計的手法により蓄電池の内部抵抗を算出し、蓄電池の寿命判定を行う。蓄電池が寿命であると判定された場合には、使用者に蓄電池の交換を促す。更に、アイドルストップ機能を有する自動車の場合には、アイドルストップを行わない制御を行う。
【0004】
特開2000−324702号公報には、蓄電池の充電状態が、アイドルストップ後にエンジン再始動可能なレベルに達しているか否かを走行中に判定する従来例3のSOC(State of Charge。充電状態)判定方法が記載されている。この判定方法においては、エンジンを動作している時に充放電電流を積算して、蓄電池のSOCを推定している。
【0005】
特開2002−174133号公報には、従来例4のエンジン始動システムが記載されている。この従来例のエンジン始動システムは、アイドルストップ中の放電電流及び放電電圧に基づいて、エンジン再始動時の放電電圧を推定する。推定された放電電圧がエンジン始動可能電圧より低い場合にはアイドルストップを中断する。
【0006】
【特許文献1】
特開昭63−298078号公報
【特許文献2】
特開2000−324702号公報
【特許文献3】
特開2002−174133号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
エンジン始動直前に蓄電池の内部抵抗の増加を検出して寿命判定を行う従来例1の寿命判定方法は、エンジン始動直前の開放電圧を測定する必要があるため、自動車の電源システムが負荷に電力を供給している時(蓄電池は絶えず充電され、又は負荷に電流を供給している。アイドルストップ中を含む。)寿命判定及びアイドルストップの可否判定が行えない。従来例2の寿命判定方法においては、エンジン起動時に10回程のデータを測定する。しかし、エンジンが回転を始めると、エンジンによって駆動される発電機が発電を開始し、蓄電池の出力電圧及び出力電流と、発電機の出力電圧及び出力電流が混在した状態が起きる。測定した電圧及び電流から蓄電池の出力電圧及び出力電流のみを抽出することは、困難である。従来例2においては、10回程の測定データに基づいて、統計的手法(詳細は不明)により内部抵抗を測定しており、寿命判定の精度が十分でなかった。特に、ハイブリッド車(発電機が電動機(補助走行駆動装置)を兼ねる。)においては、発電機の出力電圧及び出力電流(又は電動機の入力電圧及び入力電流)の変動が大きく、測定データから高い精度の寿命判定は困難であった。
【0008】
従来例1及び2においては、1回の測定で寿命を判定していたため、寿命判定の精度が十分でなかった。従来例3のSOC判定方法及び従来例4のエンジン始動システムは、自動車がアイドルストップから起動(クランキング)可能か否かの判定を行うが、蓄電池の寿命判定は行っていない。
【0009】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、アイドルストップ機能を有する自動車に搭載する蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法であって、自動車の電源システムが負荷に電力を供給している時に(アイドルストップ時を含む。)蓄電池の寿命判定を行うことができる蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を提供することを目的とする。
本発明は、高い精度で(測定バラツキが小さい、及び温度変化の影響を受けにくい)蓄電池の寿命判定を行う蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。請求項1に記載の発明は、アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、電源起動後又はアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合に前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定部と、を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定装置である。
【0011】
請求項2に記載の発明は、アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、電源起動後若しくはアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合、及び/又は電源起動後でエンジン始動前若しくはアイドルストップ時の前記充電状態が第2の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第2の閾値電圧以下である場合、前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定部と、を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定装置である。
【0012】
第1の閾値と第2の閾値とは同じ値でも良く、異なる値でも良い。
寿命判定部は、電源起動後若しくはアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下であるという第1の判定結果と、電源起動後でエンジン始動前若しくはアイドルストップ時の前記充電状態が第2の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第2の閾値電圧以下であるという第2の判定結果と、のいずれか一方の判定結果が得られた場合に蓄電池が寿命であると判定しても良く、第1の判定結果と第2の判定結果との両方が得られた場合に蓄電池が寿命であると判定しても良い。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記寿命判定部は、前記寿命判定条件を満たして蓄電池が寿命であると仮判定する場合がn回(nは2以上の任意の正整数)以上発生した場合に、前記蓄電池が寿命であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電池の寿命判定装置である。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記蓄電池の雰囲気、表面又は内部の温度を測定する温度測定部を更に有し、前記寿命判定部は、前記温度に基づいて前記蓄電池の電圧及び前記寿命判定条件の少なくともいずれかを補正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定装置である。
【0015】
請求項5に記載の発明は、前記蓄電池が鉛蓄電池であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定装置である。
【0016】
請求項6に記載の発明は、アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定方法であって、前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定ステップと、前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定ステップと、前記蓄電池の充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出ステップと、電源起動後又はアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合に前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定ステップと、を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定方法である。
【0017】
請求項7に記載の発明は、アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、電源起動後若しくはアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合、及び/又は電源起動後でエンジン始動前若しくはアイドルストップ時の前記充電状態が第2の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第2の閾値電圧以下である場合、前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定ステップと、を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定方法である。
【0018】
請求項8に記載の発明は、前記寿命判定条件を満たして蓄電池が寿命であると仮判定する前記寿命判定ステップがn回(nは2以上の任意の正整数)以上発生した場合に、前記寿命判定ステップは、前記蓄電池が寿命であると判定することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の蓄電池の寿命判定方法である。
【0019】
請求項9に記載の発明は、前記蓄電池の雰囲気、表面又は内部の温度を測定する温度測定ステップを更に有し、前記寿命判定ステップにおいて、前記温度に基づいて前記蓄電池の電圧及び前記寿命判定条件の少なくともいずれかを補正することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定方法である。
【0020】
請求項10に記載の発明は、前記蓄電池が鉛蓄電池であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定方法である。
【0021】
本発明は、アイドルストップ機能を有する自動車に搭載する蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法であって、自動車の電源システムが負荷に電力を供給している時に(アイドルストップ時を含む。)蓄電池の寿命判定を行うことができる蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を実現できるという作用を有する。
本発明は、高い精度で(測定バラツキが小さい、及び温度変化の影響を受けにくい)蓄電池の寿命判定を行う蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を実現できるという作用を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
【0023】
《実施例1》
図1〜図3、図5〜図7を用いて、本発明の実施例1の蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を説明する。実施例1の蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法は、自動車の鉛蓄電池の寿命判定及びアイドルストップ可否判定を行う。本発明は任意の自動車に搭載された蓄電池の寿命判定に適用可能であるが、アイドルストップ後のエンジン起動時に蓄電池が電動機に大電流を供給し(アイドルストップ後のエンジン起動時に蓄電池が電動機を起動できないという事故が発生する可能性がある。)、且つ従来例2の方法によっては蓄電池の寿命判定が特に困難である、ハイブリッド車に適している。実施例1の蓄電池の寿命判定装置は、ハイブリッド車に搭載されている。
【0024】
ハイブリッド車は、ガソリン等で駆動されるエンジンと電池で駆動される電動機(一般に発電機を兼ねる。)とを走行駆動装置として併用する。ハイブリッド車においては、エンジンが停止状態から動き始める時、蓄電池が放電して発電機を補助走行駆動部である電動機として駆動し、エンジンが動作状態を継続した後は発電機が蓄電池を充電する。ハイブリッド車は、回生エネルギーの回収による電池の充電によって燃費向上及び排気ガスの減少を図ることができる。
【0025】
図1は、本発明の実施例1の蓄電池の寿命判定装置を含む電源システムの構成を示すブロック図である。図1において、100は寿命判定部、101は発電機、102は負荷、103は鉛蓄電池、104は電流センサ、112は寿命判定装置である。寿命判定装置112は、電流測定部105、電圧測定部106、温度センサ107、温度測定部108、SOC算出部109、表示部110、アイドルストップ制御部111を有する。
【0026】
実施例1の蓄電池の寿命判定装置は、駐停車した時、短時間で又は直ちに自動的にエンジンを停止し(アイドリング状態を停止し)、燃費を更に改善するアイドルストップ機能を有する自動車に搭載されている。
【0027】
発電機101は自動車のエンジン(図示しない。)によって駆動されて発電を行う。発電された電力は負荷102及び鉛蓄電池103に供給される。負荷102は、具体的にはオーディオ装置、エアコン、ランプ等の電装品である。鉛蓄電池103は走行中はほとんど常に、発電機101からの電力によって定電圧充電されている。エンジン始動時及びアイドルストップ中は発電機101からの出力が不足する(又は出力がない)ため、鉛蓄電池103から負荷102に電力供給される。ハイブリッド車において鉛蓄電池103は、エンジン始動時(アイドルストップ後のエンジン始動を含む。)に発電機101(電動機として動作する。)に電力を供給し、減速及びブレーキ時に発電機101からの回生エネルギーで充電される。鉛蓄電池103は、12Vの鉛蓄電池である。
【0028】
電流センサ104は鉛蓄電池103に流れる充放電電流を検出する。電流センサ104の出力は電流測定部105に入力され、更にSOC算出部109に電流値として入力される。SOC算出部109は、鉛蓄電池103の満充電時の電池容量から充放電電流(充電時に正の値、放電時に負の値をとる。)の積算値を加減算することによりSOCを算出し、算出したSOCを寿命判定部100に出力する。電圧測定部106は鉛蓄電池103の電圧を測定し、電圧値として寿命算出部100に出力する。温度センサ107は、鉛蓄電池103の内部温度、表面温度又は雰囲気温度のいずれかを検出し、温度測定部108に送信する。実施例において温度センサ107は鉛蓄電池103の表面温度Tbを検出する。温度測定部108は、電池温度Tbを寿命判定部100に入力する。
【0029】
寿命判定部100は、所定の時間間隔で、鉛蓄電池103の電圧、SOC、温度Tbを入力する。寿命判定部100はこれらのデータに基づき、走行中に鉛蓄電池103が寿命か否かを判定し、判定結果をアイドルストップ制御部111、表示部110に出力する。
【0030】
アイドルストップ制御部111は、アイドルストップを許可、禁止又は中断するアイドルストップ制御情報を出力する。自動車の制御部(図示しない。)は、アイドルストップ制御情報を入力する。制御部がアイドルストップを許可するアイドルストップ制御情報を入力した場合は、制御部は、自動車が駐停車した時、短時間で又は直ちに自動的にアイドルストップ状態にする。制御部がアイドルストップを禁止するアイドルストップ制御情報を入力した場合は、制御部は、自動車が駐停車した時にもアイドルストップ状態に移行しない(駐停車中、エンジンを回転し続ける。)。自動車が駐停車している時、制御部がアイドルストップを中断するアイドルストップ制御情報を入力した場合は、制御部は、アイドルストップ状態を中断して、エンジンを起動する。
【0031】
表示部110は、ランプ又はブザーを有する。表示部110は、鉛蓄電池103の寿命が尽きて、アイドルストップを禁止又は中断するアイドルストップ制御情報を入力すると、ランプを点灯させ、又はブザーにより警告音を発生させ、使用者に鉛蓄電池103の交換を促す。
【0032】
図2は、自動車に搭載された鉛蓄電池103の電圧と電流との時間変化を示す図である。上図は電圧の時間変化、下図は電流の時間変化を示す。時刻T0に自動車のエンジンキーがONされ、エンジンが始動する。エンジン始動時には鉛蓄電池103が1秒程度の間、放電される。放電電流は最大で数百A(例えば500〜600A)に達する。この時の最低電圧をV0(「エンジン始動電圧」と呼ぶ。)とする。電圧V0は、電流が最大に流れている時(トルクが最大)であって、且つエンジン及び発電機101が回転していない時の電圧である。その後走行中には、鉛蓄電池103はほぼ定電圧充電されている。アイドルストップのための条件(例えば、車速がゼロで、シフトレバーがニュートラルの時)が整うと、自動車はアイドルストップを開始する(時刻T1)(エンジンを停止する。)。アイドルストップ中は、発電機101は出力が0となり、鉛蓄電池103から電気系統に電力が供給されるので、電圧は徐々に低下する。アイドルストップ中の電圧をV2とする。アイドルストップ解除のための条件(例えば、シフトレバーがドライブに切り替わった時)が整うと(時刻T2)、エンジンが再始動する。エンジン再始動時の最低電圧をV1とする。電圧V1は、電圧V0と同様にエンジン始動電圧である。
【0033】
図3は、本発明の実施例1の蓄電池の寿命判定方法を示すフローチャートである。寿命判定部100(典型的には、マイクロコンピュータであって、ソフトウエアにより処理を実行する。)が、主として図3の処理を行う。
ステップ301で、キーがONされ、エンジンが始動する。ステップ302で、エンジン始動時の最低電圧V0を測定する。エンジン始動前には、停止中の暗電流などで鉛蓄電池103は放電されているので、エンジン始動後、発電機101は定電圧(14V)で鉛蓄電池103を充電する。電流が既定値(2A)以下に低下したときに、SOC算出部109は鉛蓄電池103が満充電されたと判定する。SOC算出部109は、充電開始から満充電までの充電電流を積算し(ステップ303)、満充電時のSOC(100%)から差し引き、エンジン始動前のSOCの値SOC0を算出する(ステップ304)。
【0034】
図5は、SOCの計算値とエンジン始動電圧(V0)との関係を示す図である。電圧12V、5時間率容量が20Ahの鉛蓄電池について、電池温度25℃で、電池の劣化状態とSOCを変化させてエンジン始動電圧を調べた。曲線501、曲線502、曲線503はそれぞれ、劣化していない初期の電池、劣化した電池、寿命電池(寿命が尽きて交換する必要がある電池)の結果を示す。エンジン始動電圧は、電池のSOCと劣化度合いに依存する。SOCが高いほど、エンジン始動電圧は高く、SOCがある値以上ではほとんど変化しない。劣化すると蓄電池の内部抵抗が増加するためエンジン始動電圧は低い。従って、図5のように、SOCj≦SOC≦100%で、エンジン始動電圧がほとんど変化しないようにSOCjを定義し、SOC0がSOCj以上の時にV0がエンジン始動限界電圧(エンジンが始動できる最低のエンジン始動電圧であって、実施例では6.0Vである。)以上か否かによって、電池の寿命判定ができる。
【0035】
ステップ305で寿命判定部100は、エンジン始動時の(ステップ302における)SOC0がSOCj以上か否か判定する。SOCj以上の場合には、ステップ306でエンジン始動電圧V0に基づく寿命判定を行う。本実施例では、寿命判定電圧Vj1(第1の閾値電圧)をエンジン始動限界電圧より高い、7Vとする。寿命判定電圧Vj1とエンジン始動限界電圧との差(実施例では1V)は、蓄電池のバラツキ等を考慮した余裕値である。寿命判定部100は、V0をVj1とを比較し(ステップ307)、V0<Vj1であれば蓄電池の寿命が尽きたと判定し、その情報をアイドルストップ制御部111及び表示部110に送る。ステップ321に進む。アイドルストップ制御部111は、以後の走行中のアイドルストップを禁止する(ステップ321)。表示部110は、鉛蓄電池103が寿命であることを表示する(ステップ319)。
【0036】
V0に基づく寿命判定(ステップ307)で鉛蓄電池103が寿命ではないと判定された場合(V0≧Vj1)、又はV0に基づく寿命判定ができなかった場合(ステップ305でSOC0<SOCjの場合)、ステップ308に進み、SOC算出部109は、SOCを100%(満充電)に設定する(ステップ303〜308は、SOC算出部109が鉛蓄電池103が満充電されたと判定した時点で実行する。)。以後、SOC算出部109は、鉛蓄電池103の充放電電流の積算値に基づいて、SOCを計算する。アイドルストップ制御部111は、アイドルストップを開始したか否か、常に監視している(ステップ309)。アイドルストップが開始した場合、ステップ310に進む。電圧測定部106は、アイドルストップ中の電圧V2を測定する(ステップ310)。アイドルストップ中、発電機101は発電していないので、測定された電圧は蓄電池の放電電圧である。
【0037】
図6は、SOCの計算値とアイドルストップ中の放電電圧(V2)との関係を示す図である。電圧12V、5時間率容量が20Ahの鉛蓄電池について、電池温度25℃で、20Aの定電流放電(アイドルストップ中の放電電流に相当)を行い、SOCの計算値と放電電圧を調べた。曲線601、曲線602、曲線603はそれぞれ、劣化していない初期の電池、劣化した電池、寿命電池の結果を示す。アイドルストップ中は、SOCと放電電圧は徐々に低下する。
【0038】
図6の横軸(SOC)を、左に行くほど時間が進む時間軸に置き換えても良い。横軸を時間軸に置き換えてみると、劣化した電池(曲線602)は、劣化していない初期の電池(曲線601)に比べ、放電電圧が早く低下する。寿命電池(曲線603)は、エンジン始動電圧に基づく寿命判定(ステップ306、307)でSOCj(ステップ305及び図5)以上のSOCを有していた場合でも、アイドルストップを継続すると、放電電圧が急速に低下し、アイドルストップ後にエンジンが起動しない(エンジン起動時のエンジン始動電圧V1がエンジン始動限界電圧を下回る)恐れがある。そこで、実施例においては、アイドルストップ中、寿命判定部100は、放電電圧が第2の閾値電圧Vj2(実施例では12.2V)を下回るか否かをチェックし、第2の閾値電圧Vj2以下であれば、蓄電池が寿命であると判定する。これにより、アイドルストップを継続しているうちに、蓄電池が急速に放電し、エンジンを再起動できなくなることを防止する。
【0039】
ステップ311で寿命判定部100は、V2が寿命判定電圧Vj2より大きいか否か判定する。本実施例では、寿命判定電圧Vj2をエンジン始動限界電圧(12.0V)より高い12.2Vとする。V2がVj2未満の場合にはステップ312に進み、SOCがSOCj以上か否か判定する。SOCがSOCj以上の場合、図6に基づいて、寿命判定部100は鉛蓄電池103は寿命であると判定し、その情報をアイドルストップ制御部111及び表示部110に送る。アイドルストップ制御部111はアイドルストップの中止指令を制御部に送る。制御部はアイドルストップを中止し、エンジンを再始動する。アイドルストップ制御部111は、以後のアイドルストップを禁止する(ステップ320)。表示部110は、鉛蓄電池103が寿命であることを表示する(ステップ319)。
【0040】
ステップ311でV2がVj2以上である場合、又はステップ312でSOCがSOCj未満の場合には、ステップ313に進む。ステップ313においてアイドルストップを継続するか否か判断する。継続する場合にはステップ310に戻り、V2の測定を続ける。継続しない場合にはステップ314に進む。
【0041】
エンジンを再始動し(ステップ314)、エンジン始動電圧V1を測定する(ステップ315)。エンジン再始動時にも寿命判定部100は、エンジンを初めて始動したときと同様の方法で(図5に基づいた判定方法で)鉛蓄電池103の寿命判定を行う。ステップ316でV1が寿命判定電圧Vj1未満か否か判定する。V1がVj1未満の場合にはステップ317に進み、SOCがSOCj以上か否か判定する。SOCがSOCj以上の場合、寿命判定部100は、鉛蓄電池103が寿命であると判定し、その情報をアイドルストップ制御部111及び表示部110に送る。アイドルストップ制御部111は、以後のアイドルストップを禁止する(ステップ318)。制御部は以後アイドルストップをしない。表示部110は、鉛蓄電池103が寿命であることを表示する(ステップ319)。処理を終了する。
【0042】
ステップ316でV1がVj1以上である場合とステップ317でSOCがSOCj未満の場合にはステップ309に戻る。
【0043】
実施例1では、ステップ305及び317(図5)と、ステップ312(図6)とで同一のSOCjを設定したが、SOCjは異なる値でも構わない。
【0044】
図7は、25℃及び−15℃における鉛蓄電池のSOCとエンジン始動電圧との関係を示す図である。図7に示すように、同一の鉛蓄電池及び同一のSOCにおいても、蓄電池の放電電圧は温度によって変化する。そこで、実施例においては、寿命判定部100は、温度測定部108から蓄電池の温度Tbを入力し、ステップ307、311、316において、測定電圧V0、V1、V2の値を温度補正している。これにより、寿命判定精度が更に向上する。実施例1では鉛蓄電池を使用したが、鉛蓄電池以外の蓄電池を使用しても良い。
【0045】
実施例1によれば、エンジン始動時及びアイドルストップ後のエンジン再始動時に蓄電池の寿命判定と、アイドルストップ中の放電電圧とSOCに基づく寿命判定とを随時行うので、アイドルストップシステムの信頼性を向上できる。
【0046】
《実施例2》
図1、図4〜図6、図8を用いて、本発明の実施例2の蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を説明する。実施例2の蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法は、実施例1と同様に、自動車の鉛蓄電池の寿命判定及びアイドルストップ可否判定を行う。図1は、本発明の実施例2の蓄電池の寿命判定装置の構成を示すブロック図であり、実施例1と同じであるので説明を省略する。
【0047】
図4は、本発明の実施例2の蓄電池の寿命判定方法を示すフローチャートである。走行中、アイドルストップ制御部111は、アイドルストップが開始されたか否かを常に監視している(ステップ401)。アイドルストップが開始された場合、ステップ402に進む。電圧測定部106は、アイドルストップ中の電圧V2を測定する(ステップ403)。ステップ403で、アイドルストップが継続しているか否か判断する。継続している場合はステップ402に戻り、電圧測定部106はV2の測定を続ける。継続していない場合は、ステップ404に進み、アイドルストップ終了時のV2(エンジン起動直前の電圧)を記憶する。ステップ405で、エンジン再始動時のエンジン始動電圧V1を測定し、V1及びこの時のSOCを記憶する。
【0048】
図5は、SOCの計算値とエンジン始動電圧(V1)との関係を示す図である。図6は、SOCの計算値とアイドルストップ中の放電電圧(V2)との関係を示す図である。実施例2の寿命判定部100は、実施例1と同様の方法で(図5及び図6に基づいた方法であって、SOCと、V0、V1又はV2とに基づき蓄電池の寿命を判定する(図3)。)蓄電池103の寿命判定を行う。寿命判定部100は、アイドルストップ終了時及びエンジン再始動時のSOCがSOCj以上か否か判定し、寿命判定可能か否かを判断する。寿命判定ができない場合は、ステップ401に戻る。寿命判定が可能な場合には、ステップ407に進む。
【0049】
図8は、SOCが所定値SOCj以上の時のアイドルストップ終了時の放電電圧(V2)とエンジン始動電圧(V1)との関係を示す図である。図8の斜線部701は、寿命判定領域であり、0≦V1≦Vj1及び0≦V2≦Vj2で定義される。Vj1及びVj2の定義は実施例1と同様である。ステップ407で寿命判定部100は、V1とV2とによって決定される点が図8の寿命判定領域に含まれるか否かを判定する。含まれていない場合はステップ401に戻る。含まれている場合は、寿命判定部100は、蓄電池103が寿命であると判定し、その情報をアイドルストップ制御部111及び表示部110に送る。アイドルストップ制御部111は、以後のアイドルストップを禁止する(ステップ408)。制御部は以後アイドルストップをしない。ステップ409で表示部110は、ランプの点灯、警告音の発生などの手段により鉛蓄電池103が寿命であることを表示し、使用者に鉛蓄電池103の交換を促す。処理を終了する。
【0050】
ステップ408で、データが1回寿命判定領域701内にプロットされたときに、蓄電池103が寿命であると判定したが、複数回プロットを行い、ある個数以上のデータが寿命判定領域701内にプロットされたときに、寿命判定を行えば、寿命判定の精度をより上げることができる。また、エンジンを再始動したときの電圧V1の替わりに、初めてエンジンを始動したときの電圧V0を使用しても良い。
【0051】
放電電圧は温度によって変化するので、予め放電電圧に電池温度Tbによる補正を施せば、寿命判定精度が向上する。実施例2では鉛蓄電池を使用したが、鉛蓄電池以外の蓄電池を使用しても良い。
【0052】
実施例2によれば、エンジン始動時及びアイドルストップ後のエンジン再始動時に蓄電池の寿命判定と、アイドルストップ中の放電電圧とSOCに基づく寿命判定とを組み合わせて行うので、アイドルストップシステムの信頼性を向上できる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、アイドルストップ機能を有する自動車に搭載する蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法であって、自動車の電源システムが負荷に電力を供給している時に(アイドルストップ時を含む。)蓄電池の寿命判定を行うことができる蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、高い精度で(測定バラツキが小さい、及び温度変化の影響を受けにくい)蓄電池の寿命判定を行う蓄電池の寿命判定装置及び寿命判定方法を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1及び実施例2の蓄電池の寿命判定装置を含む電源システムの構成を示すブロック図
【図2】自動車に搭載された鉛蓄電池103の電圧と電流との時間変化を示す図
【図3】本発明の実施例1の蓄電池の寿命判定方法を示すフローチャート
【図4】本発明の実施例2の蓄電池の寿命判定方法を示すフローチャート
【図5】SOCの計算値とエンジン始動電圧(V0又はV1)との関係を示す図
【図6】SOCの計算値とアイドルストップ中の放電電圧(V2)との関係を示す図
【図7】25℃及び−15℃における鉛蓄電池のSOCとエンジン始動電圧との関係を示す図
【図8】SOCが所定値(SOCj)以上の時のアイドルストップ終了時の放電電圧(V2)とエンジン始動電圧(V0又はV1)との関係を示す図
【符号の説明】
100 寿命判定部
101 発電機
102 負荷
103 鉛蓄電池
104 電流センサ
105 電流測定部
106 電圧測定部
107 温度センサ
108 温度測定部
109 SOC算出部
110 表示部
111 アイドルストップ制御部
112 寿命判定装置

Claims (10)

  1. アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、
    前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
    前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、
    電源起動後又はアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合に前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定部と、
    を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定装置。
  2. アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、
    前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
    前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、
    電源起動後若しくはアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合、及び/又は電源起動後でエンジン始動前若しくはアイドルストップ時の前記充電状態が第2の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第2の閾値電圧以下である場合、前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定部と、
    を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定装置。
  3. 前記寿命判定部は、前記寿命判定条件を満たして蓄電池が寿命であると仮判定する場合がn回(nは2以上の任意の正整数)以上発生した場合に、前記蓄電池が寿命であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電池の寿命判定装置。
  4. 前記蓄電池の雰囲気、表面又は内部の温度を測定する温度測定部を更に有し、
    前記寿命判定部は、前記温度に基づいて前記蓄電池の電圧及び前記寿命判定条件の少なくともいずれかを補正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定装置。
  5. 前記蓄電池が鉛蓄電池であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定装置。
  6. アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定方法であって、
    前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定ステップと、
    前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定ステップと、
    前記蓄電池の充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出ステップと、
    電源起動後又はアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合に前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定ステップと、
    を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定方法。
  7. アイドルストップ機能を有する自動車に使用する蓄電池の寿命判定装置であって、
    前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
    前記蓄電池の充放電電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部が測定した充放電電流の積算値に基づいて前記蓄電池の充電状態を算出する充電状態算出部と、
    電源起動後若しくはアイドルストップ後のエンジン始動時の前記充電状態が第1の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第1の閾値電圧以下である場合、及び/又は電源起動後でエンジン始動前若しくはアイドルストップ時の前記充電状態が第2の閾値以上であり且つその時の前記蓄電池の電圧がエンジン始動限界電圧以上の電圧である第2の閾値電圧以下である場合、前記蓄電池が寿命であると判定する寿命判定ステップと、
    を有することを特徴とする蓄電池の寿命判定方法。
  8. 前記寿命判定条件を満たして蓄電池が寿命であると仮判定する前記寿命判定ステップがn回(nは2以上の任意の正整数)以上発生した場合に、前記寿命判定ステップは、前記蓄電池が寿命であると判定することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の蓄電池の寿命判定方法。
  9. 前記蓄電池の雰囲気、表面又は内部の温度を測定する温度測定ステップを更に有し、
    前記寿命判定ステップにおいて、前記温度に基づいて前記蓄電池の電圧及び前記寿命判定条件の少なくともいずれかを補正することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定方法。
  10. 前記蓄電池が鉛蓄電池であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかの請求項に記載の蓄電池の寿命判定方法。
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