JP2004189445A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート搬送ローラに付着する異物を効率よく除去することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート搬送回転体66a、前記シート搬送回転体66aの周面に接触した異物除去手段75、前記シート搬送回転体66aの正逆転によって前記異物除去手段75を前記シート搬送回転体66aに接触させる位置と離間した位置とに移動させる移動手段77、78を備えた画像形成装置。
【選択図】 図3
【解決手段】シート搬送回転体66a、前記シート搬送回転体66aの周面に接触した異物除去手段75、前記シート搬送回転体66aの正逆転によって前記異物除去手段75を前記シート搬送回転体66aに接触させる位置と離間した位置とに移動させる移動手段77、78を備えた画像形成装置。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など用紙・OHPシート等のシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば複写機では、近年、シート(用紙)として、自然環境への配慮から再生紙が用いられたり、低コストを追求して表面性状の悪い用紙、または端面の裁断性状の悪い用紙が用いられることが多くなってきた。
そして、そのような用紙を複写機に用いると、用紙表面に弱い力で付着した繊維、または製造過程で加わる様々な添加物、もしくは添加剤が、シート搬送の途中で用紙からはがれて紙粉となる。その紙粉が、例えばシート搬送装置に備えるシート搬送ローラ(シート搬送回転体)に付着すると、摩擦係数の低下を招き用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
また、紙粉が複写機に備える像担持体(感光体、転写ベルト等)に付着すると、その像担持体をクリーニングするクリーニング部材を傷つける原因となり、それにより像担持体のクリーニング不良を起こすので、黒スジ画像等の画像形成不良を生じる原因となり問題となっていた。さらに、紙粉がトナーと混ざり、それが例えば定着装置で高温にさらされると、固着してしまうため、用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
ところで、複写機の中には、紙粉等の異物を取り除くことを目的として、以下のような機構のものが従来より知られていた。
▲1▼シート搬送ローラに、薄板状のポリエチレンテレフタレートのシート、または板状のゴムなどの弾性体からなるクリーニング手段を押し当て、それにより異物をかき落として取り除くもの。
▲2▼シート搬送ローラに電圧印加手段を備え、その電圧印加手段によりシート搬送ローラを帯電し、それにより、異物を取り除くもの。
▲3▼シート搬送ローラに粘着部材を備え、その粘着部材に異物を付着し、それにより異物を取り除くもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、▲1▼の複写機は、クリーニング手段とシート搬送ローラとの接触部に異物がすぐに堆積し、それがこぼれて不具合、例えばシートの搬送不良を生じ問題となっていた。また、シート搬送ローラがゴム等の弾性体で形成されてなると、前述したクリーニング手段も弾性体で形成されており、双方とも柔らかいため、シート搬送ローラにクリーニング手段が食い込んでしまい、負荷が異常に高くなるとともに回転トルクが増大する問題、またはシート搬送ローラの表面が剥離するなどの問題があった。
また、▲2▼の複写機は、帯電のための電圧印加手段を別途設けなければならず、複写機が高価となる問題があった。さらに、電子写真方式の画像形成装置では、用紙を帯電したまま画像形成を行うと画像形成不良を生じるため、除電装置を別途設けなければならず、一層複写機が高価となる問題があった。
また、▲3▼の複写機は、粘着部材の耐久性が低いため、すぐに粘着部材を交換しなければならなかった。また、そのように、すぐに粘着部材を交換するメンテナンスが必要となるので、手間がかかるとともに複写機を維持するためのコストがかかる問題があった。以上説明したように、従来の▲1▼から▲3▼のいずれの複写機も何らかの問題があった。
本発明は、以上の不具合を解決し、シート搬送ローラに付着する異物を効率よく除去することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、シート搬送回転体、前記シート搬送回転体の周面に接触した異物除去手段、前記シート搬送回転体の正逆転によって前記異物除去手段を前記シート搬送回転体に接触させる位置と離間した位置とに移動させる移動手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記異物除去手段の移動時に前記異物除去手段に当接し、付着した異物を除去するクリーニング部材を備えた請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記移動手段は、少なくとも一方が欠け歯ギヤであるギヤ対により前記異物除去手段に駆動が伝達されるように構成されてなる請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、あらかじめ指示された画像形成プロセスが終了したときに、前記シート搬送回転体の逆転を行なう請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、起動処理終了後に前記シート搬送回転体の逆転を行なう請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。図1は本発明の実施の形態に係る複写機の全体概略構成図である。図中符号100は、複写機装置本体である。複写機装置本体100は、その上に画像読取装置200を取り付け、テーブル状のシートバンク300上に載置してなる。また、画像読取装置200の上には、開閉自在に原稿自動搬送装置400を取り付けてなる。
複写機装置本体100は、内部に、像担持体としてドラム状の感光体10を設ける。この感光体10の周りには、図中左側に配置する帯電装置11から、その回転方向(反時計方向)Aの順に、下側に現像装置12、右側に転写装置13、上側にクリーニング装置14を配置してなる。そのうち、転写装置13は、上下のローラ15、16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当ててなる。
【0006】
図1中帯電装置11およびクリーニング装置14の左側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。また、複写機装置本体100の内部には、用紙・OHPシート等のシートを後述する供給位置から送り出し、転写位置Bを経てスタック位置まで搬送するシート搬送装置Cを備える。シート搬送装置Cは、後述する供給路R1、手差し供給路R2、およびシート搬送路Rを有してなる。シート搬送路Rは、感光体10と転写装置13間を通って図1中下から上へと伸びてから左に曲がる略L字状に設けてなる。
そして、そのシート搬送路Rには、感光体10の上流位置にレジストローラ21を設ける。また、感光体10の下流位置には、図2に示す定着装置22を設ける。定着装置22には、一対の定着ローラ(定着ローラ回転体)24a、24bを設ける。そして、一方の定着ローラ24aの内部には定着ヒータ23を設け、他方の定着ローラ24bの周囲には加圧スプリング25、加圧アーム26などを設ける。それら加圧スプリング25、加圧アーム26などにより、一方の定着ローラ24aの右側から他方の定着ローラ24bを押し当ててなる。また、一方の定着ローラ24aには、サーミスタ28、およびサーモスタット29を設ける。
そして、サーミスタ28により定着ローラ24aの温度を測定しつつ、サーモスタット29により定着ヒータ23をオン、またはオフすることにより、定着ローラ24aを所定の温度に保つ。
そのような定着装置22のさらに下流には、排出分岐爪34、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38を設ける。そして、その先に、図1に示すように、画像形成済みのシートをスタックする排出スタック部(排出位置)39を設けてなる。
複写機装置本体100には、図中右側面に、スイッチバック装置42を設けてなる。そのスイッチバック装置42は、シート搬送路Rの排出分岐爪34位置から分岐し、一対のスイッチバックローラ43を備えるスイッチバック位置44まで導く反転路R3と、スイッチバック位置44から、再びシート搬送路Rのレジストローラ21まで導く再搬送路R4とを有するシート搬送装置Dを備える。そのシート搬送装置Dには、シートを搬送する複数のシート搬送ローラ66(シート搬送回転体)を備えてなる。
【0007】
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47を備える。レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などを設ける。画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などを設ける。そして、上面にはコンタクトガラス57を備える。
そのコンタクトガラス57の上の原稿自動搬送装置400には、原稿の載置位置に不図示の載置台を設けるとともに、排出位置に不図示の排出台を設ける。また、原稿などのシートを、載置台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て排出台まで搬送する不図示の原稿搬送路を有するシート搬送装置を備える。そのシート搬送装置には、原稿などのシートを搬送する不図示のシート搬送ローラ(シート搬送回転体)を複数備えてなる。
シートバンク300には、内部に、シートSの供給位置であるシートカセット61を多段に備える。各シートカセット61には、それぞれ対応して呼出ローラ62(給送ローラ)、供給ローラ63(給送ローラ)、分離ローラ64(給送ローラ)を設ける。多段に備えるシートカセット61の図中右側には、装置本体100のシート搬送路Rへと通じる供給路R1を形成する。供給路R1には、シートを搬送するいくつかのシート搬送ローラ66(シート搬送回転体)を備える。
なお、複写機装置本体100には、図中右側面に、手差し供給部73を設ける。その手差し供給部73には、手差しトレイ67(供給位置)を開閉自在に設けるとともに、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを、シート搬送路Rへと導く手差し供給路R2を備える。その手差しトレイ67にも同様に、呼出ローラ62(給送ローラ)、供給ローラ63(給送ローラ)、分離ローラ64(給送ローラ)を設ける。
【0008】
この複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、原稿自動搬送装置400に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って排出台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときは直ちに画像読取装置200を駆動する。
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電装置11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置12でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0009】
また、スタートスイッチを押したとき同時に、シートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の対応するシートカセット61内から呼出ローラ62によりシートSを送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながら供給路R1に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の可視像化した画像の回転にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へと送り込む。
または、手差し給紙部73の手差しトレイ67を開けて、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを呼出ローラ62により送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながら手差し供給路R2に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の右側へと送り込む。
それから、感光体10の右側へと送り込んだシートSに、図示例では転写ベルト17を有する転写装置13により転写位置Bで感光体10上の画像を転写して画像を形成する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電装置11からはじまる次の画像形成に備える。
一方、画像転写後のシートSは、転写ベルト17で搬送して定着装置22の一対の定着ローラ24a、24b間を通し、それらにより熱と圧力を加えて該定着装置22で転写画像を定着する。その後、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38により、シートに腰を付けて、排出スタック部39上に排出してそこにスタックする。
なお、シートの両面に画像を転写する場合、排出分岐爪34を切り替える。そして、表面に画像を転写したシートを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してスイッチバック位置44へ入れ、そのスイッチバック位置44でスイッチバックしてから、再搬送路R4に入れ反転して、シート搬送ローラ66で搬送して、再び、シート搬送路Rに導き、前述と同様にしてシートの裏面にも画像を転写する。
【0010】
次に、前述した図1に示す複写機のシート搬送装置C、Dに備える異物除去装置を図3(A)〜図3(D)を用いて説明する。シート搬送ローラ66aの駆動軸には同軸上に駆動ギヤ77が取り付けられてなる。この図では駆動ギヤ77は全周に歯を形成したギヤで示してある。一方、異物除去部材75は受台76に軸76aを支点として回動可能に支持されてなる。軸76a端部には欠け歯ギヤ78が取り付けられてなる(樹脂成型品で受台76、軸76a、欠け歯ギヤ78を一体成型してもよい)。
ここで異物除去部材75は刷毛(はけの様な繊維を整列させたもの)、発泡体(例、発泡ポリウレタン)、織布(絨毯やフェルトのようなもの)、およびそれらを軸に巻き付けローラ状にした物などがある(D図)。
シート搬送ローラ66aが正回転(図中では反時計回り)すると、ギヤ77と78のかみ合いにより受台76が時計回りに回転し、シート搬送ローラ66aと異物除去部材75が接触する。この状態でさらに回転が行なわれると、欠け歯ギヤ78の欠け歯部78aが駆動ギヤ77とかみ合う位置に到達し、受台76の回転が止まる。その際に停止位置を決めるストッパ79を設けることもできる。この状態でもシート搬送ローラ66aと異物除去部材75の摩擦力によって両者は接触した状態を保つ。
次にシート搬送ローラ66aが逆転(図中では時計回り)した場合、シート搬送ローラ66aと異物除去部材75の摩擦力によって受台76が反時計回りに回転し、その後両者が離れるよりも前に欠け歯ギヤ78の歯が駆動ギヤ77にかみ合うように構成することで受台76がさらに回転する。そしてシート搬送ローラ66aと異物除去部材75との接触部に堆積した異物、または異物除去部材75中に入り込んだ異物が落下する(B図)。
また、クリーニング部材81を設け、異物除去部材75に付着した異物をはたき落とす様な作用をさせてもよい。クリーニング部材81は、樹脂、金属、または異物除去部材75と同じ様な材質などを突起状、薄板状に形成する。さらにクリーニングした後の異物の受け皿(不図示)を用意して機内への飛散防止、メンテナンス性の向上を図ることもできる。ギヤ77、78の代わりに摩擦力を用いた部材を採用してもよい。
【0011】
図4は3枚連続印字時の動作例を示す図である。所定の印字処理が終了後、シート搬送ローラ66aが一定時間逆回転を行ないクリーニングを行なう。図中点線はクリーニング後にさらに正転させて元の状態に復帰させることを示す。これによって次の印字動作がタイムラグなく行なわれる。また、図4の例によらず、一定時間ごとにクリーニング動作と復帰動作が行なわれるようなタイマーを設けてもよい。
さらには、操作部からメンテナンス(サービス)モードに入り、手動でクリーニング動作を行なえるような構成にしてもよい。ほかにも接続された機器(ネットワーク、電話線など)からクリーニング動作を行なう命令を送り、複写機側にそれを受ける手段を設けてもよい。
起動処理の例を説明する。電源オン後は定着ローラの温度が規定温度に達するまでヒータを通電したり、ポリゴンモータの回転数を一定にしたり、感光体に残った余分なトナーをクリーニングしたりするウォームアップ処理が行なわれる。起動処理の終了後にクリーニング動作〜復帰動作を行なう。そのほかにも余熱モードからの復帰時、低電力モードからの復帰時、ジャム処理後の復帰時などにも上記動作を行なうことができる。
【0012】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、異物除去手段への異物(紙粉、タルクなどの添加物、落下したトナー、ゴミなど)の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持きるようになる。それによってシート搬送回転体に生じるシート搬送不良などの発生を防止し、加えて異物が像坦持体に付着することによる画像不良、異物が像坦持体クリーニング部材に付着することによる画像不良、異物が定着ローラに付着することによるシート搬送不良、定着不良などの発生を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、移動手段を簡単な構成により実現できるので、低コストで異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、オペレータの特別な操作を必要としなくても、ジョブ終了時に自動的に異物のクリーニングが行なわれるので、異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
請求項5記載の発明によれば、オペレータの特別な操作を必要としなくても、起動時(電源オン、余熱・待機状態からの復帰などウォームアップ処理終了時)に自動的に異物のクリーニングが行なわれるので、異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の全体概略構成図である。
【図2】定着装置の構成図である。
【図3】異物除去装置の説明図である。
【図4】3枚連続印字時の動作例を示す図である。
【符号の説明】
66a シート搬送ローラ(シート搬送回転体)
75 異物除去部材(異物除去手段)
77 駆動ギヤ(移動手段)
78 欠け歯ギヤ(移動手段)
81 クリーニング部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など用紙・OHPシート等のシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば複写機では、近年、シート(用紙)として、自然環境への配慮から再生紙が用いられたり、低コストを追求して表面性状の悪い用紙、または端面の裁断性状の悪い用紙が用いられることが多くなってきた。
そして、そのような用紙を複写機に用いると、用紙表面に弱い力で付着した繊維、または製造過程で加わる様々な添加物、もしくは添加剤が、シート搬送の途中で用紙からはがれて紙粉となる。その紙粉が、例えばシート搬送装置に備えるシート搬送ローラ(シート搬送回転体)に付着すると、摩擦係数の低下を招き用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
また、紙粉が複写機に備える像担持体(感光体、転写ベルト等)に付着すると、その像担持体をクリーニングするクリーニング部材を傷つける原因となり、それにより像担持体のクリーニング不良を起こすので、黒スジ画像等の画像形成不良を生じる原因となり問題となっていた。さらに、紙粉がトナーと混ざり、それが例えば定着装置で高温にさらされると、固着してしまうため、用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
ところで、複写機の中には、紙粉等の異物を取り除くことを目的として、以下のような機構のものが従来より知られていた。
▲1▼シート搬送ローラに、薄板状のポリエチレンテレフタレートのシート、または板状のゴムなどの弾性体からなるクリーニング手段を押し当て、それにより異物をかき落として取り除くもの。
▲2▼シート搬送ローラに電圧印加手段を備え、その電圧印加手段によりシート搬送ローラを帯電し、それにより、異物を取り除くもの。
▲3▼シート搬送ローラに粘着部材を備え、その粘着部材に異物を付着し、それにより異物を取り除くもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、▲1▼の複写機は、クリーニング手段とシート搬送ローラとの接触部に異物がすぐに堆積し、それがこぼれて不具合、例えばシートの搬送不良を生じ問題となっていた。また、シート搬送ローラがゴム等の弾性体で形成されてなると、前述したクリーニング手段も弾性体で形成されており、双方とも柔らかいため、シート搬送ローラにクリーニング手段が食い込んでしまい、負荷が異常に高くなるとともに回転トルクが増大する問題、またはシート搬送ローラの表面が剥離するなどの問題があった。
また、▲2▼の複写機は、帯電のための電圧印加手段を別途設けなければならず、複写機が高価となる問題があった。さらに、電子写真方式の画像形成装置では、用紙を帯電したまま画像形成を行うと画像形成不良を生じるため、除電装置を別途設けなければならず、一層複写機が高価となる問題があった。
また、▲3▼の複写機は、粘着部材の耐久性が低いため、すぐに粘着部材を交換しなければならなかった。また、そのように、すぐに粘着部材を交換するメンテナンスが必要となるので、手間がかかるとともに複写機を維持するためのコストがかかる問題があった。以上説明したように、従来の▲1▼から▲3▼のいずれの複写機も何らかの問題があった。
本発明は、以上の不具合を解決し、シート搬送ローラに付着する異物を効率よく除去することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、シート搬送回転体、前記シート搬送回転体の周面に接触した異物除去手段、前記シート搬送回転体の正逆転によって前記異物除去手段を前記シート搬送回転体に接触させる位置と離間した位置とに移動させる移動手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記異物除去手段の移動時に前記異物除去手段に当接し、付着した異物を除去するクリーニング部材を備えた請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記移動手段は、少なくとも一方が欠け歯ギヤであるギヤ対により前記異物除去手段に駆動が伝達されるように構成されてなる請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、あらかじめ指示された画像形成プロセスが終了したときに、前記シート搬送回転体の逆転を行なう請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、起動処理終了後に前記シート搬送回転体の逆転を行なう請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。図1は本発明の実施の形態に係る複写機の全体概略構成図である。図中符号100は、複写機装置本体である。複写機装置本体100は、その上に画像読取装置200を取り付け、テーブル状のシートバンク300上に載置してなる。また、画像読取装置200の上には、開閉自在に原稿自動搬送装置400を取り付けてなる。
複写機装置本体100は、内部に、像担持体としてドラム状の感光体10を設ける。この感光体10の周りには、図中左側に配置する帯電装置11から、その回転方向(反時計方向)Aの順に、下側に現像装置12、右側に転写装置13、上側にクリーニング装置14を配置してなる。そのうち、転写装置13は、上下のローラ15、16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当ててなる。
【0006】
図1中帯電装置11およびクリーニング装置14の左側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。また、複写機装置本体100の内部には、用紙・OHPシート等のシートを後述する供給位置から送り出し、転写位置Bを経てスタック位置まで搬送するシート搬送装置Cを備える。シート搬送装置Cは、後述する供給路R1、手差し供給路R2、およびシート搬送路Rを有してなる。シート搬送路Rは、感光体10と転写装置13間を通って図1中下から上へと伸びてから左に曲がる略L字状に設けてなる。
そして、そのシート搬送路Rには、感光体10の上流位置にレジストローラ21を設ける。また、感光体10の下流位置には、図2に示す定着装置22を設ける。定着装置22には、一対の定着ローラ(定着ローラ回転体)24a、24bを設ける。そして、一方の定着ローラ24aの内部には定着ヒータ23を設け、他方の定着ローラ24bの周囲には加圧スプリング25、加圧アーム26などを設ける。それら加圧スプリング25、加圧アーム26などにより、一方の定着ローラ24aの右側から他方の定着ローラ24bを押し当ててなる。また、一方の定着ローラ24aには、サーミスタ28、およびサーモスタット29を設ける。
そして、サーミスタ28により定着ローラ24aの温度を測定しつつ、サーモスタット29により定着ヒータ23をオン、またはオフすることにより、定着ローラ24aを所定の温度に保つ。
そのような定着装置22のさらに下流には、排出分岐爪34、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38を設ける。そして、その先に、図1に示すように、画像形成済みのシートをスタックする排出スタック部(排出位置)39を設けてなる。
複写機装置本体100には、図中右側面に、スイッチバック装置42を設けてなる。そのスイッチバック装置42は、シート搬送路Rの排出分岐爪34位置から分岐し、一対のスイッチバックローラ43を備えるスイッチバック位置44まで導く反転路R3と、スイッチバック位置44から、再びシート搬送路Rのレジストローラ21まで導く再搬送路R4とを有するシート搬送装置Dを備える。そのシート搬送装置Dには、シートを搬送する複数のシート搬送ローラ66(シート搬送回転体)を備えてなる。
【0007】
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47を備える。レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などを設ける。画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などを設ける。そして、上面にはコンタクトガラス57を備える。
そのコンタクトガラス57の上の原稿自動搬送装置400には、原稿の載置位置に不図示の載置台を設けるとともに、排出位置に不図示の排出台を設ける。また、原稿などのシートを、載置台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て排出台まで搬送する不図示の原稿搬送路を有するシート搬送装置を備える。そのシート搬送装置には、原稿などのシートを搬送する不図示のシート搬送ローラ(シート搬送回転体)を複数備えてなる。
シートバンク300には、内部に、シートSの供給位置であるシートカセット61を多段に備える。各シートカセット61には、それぞれ対応して呼出ローラ62(給送ローラ)、供給ローラ63(給送ローラ)、分離ローラ64(給送ローラ)を設ける。多段に備えるシートカセット61の図中右側には、装置本体100のシート搬送路Rへと通じる供給路R1を形成する。供給路R1には、シートを搬送するいくつかのシート搬送ローラ66(シート搬送回転体)を備える。
なお、複写機装置本体100には、図中右側面に、手差し供給部73を設ける。その手差し供給部73には、手差しトレイ67(供給位置)を開閉自在に設けるとともに、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを、シート搬送路Rへと導く手差し供給路R2を備える。その手差しトレイ67にも同様に、呼出ローラ62(給送ローラ)、供給ローラ63(給送ローラ)、分離ローラ64(給送ローラ)を設ける。
【0008】
この複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、原稿自動搬送装置400に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って排出台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときは直ちに画像読取装置200を駆動する。
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電装置11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置12でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0009】
また、スタートスイッチを押したとき同時に、シートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の対応するシートカセット61内から呼出ローラ62によりシートSを送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながら供給路R1に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の可視像化した画像の回転にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へと送り込む。
または、手差し給紙部73の手差しトレイ67を開けて、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを呼出ローラ62により送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながら手差し供給路R2に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の右側へと送り込む。
それから、感光体10の右側へと送り込んだシートSに、図示例では転写ベルト17を有する転写装置13により転写位置Bで感光体10上の画像を転写して画像を形成する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電装置11からはじまる次の画像形成に備える。
一方、画像転写後のシートSは、転写ベルト17で搬送して定着装置22の一対の定着ローラ24a、24b間を通し、それらにより熱と圧力を加えて該定着装置22で転写画像を定着する。その後、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38により、シートに腰を付けて、排出スタック部39上に排出してそこにスタックする。
なお、シートの両面に画像を転写する場合、排出分岐爪34を切り替える。そして、表面に画像を転写したシートを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してスイッチバック位置44へ入れ、そのスイッチバック位置44でスイッチバックしてから、再搬送路R4に入れ反転して、シート搬送ローラ66で搬送して、再び、シート搬送路Rに導き、前述と同様にしてシートの裏面にも画像を転写する。
【0010】
次に、前述した図1に示す複写機のシート搬送装置C、Dに備える異物除去装置を図3(A)〜図3(D)を用いて説明する。シート搬送ローラ66aの駆動軸には同軸上に駆動ギヤ77が取り付けられてなる。この図では駆動ギヤ77は全周に歯を形成したギヤで示してある。一方、異物除去部材75は受台76に軸76aを支点として回動可能に支持されてなる。軸76a端部には欠け歯ギヤ78が取り付けられてなる(樹脂成型品で受台76、軸76a、欠け歯ギヤ78を一体成型してもよい)。
ここで異物除去部材75は刷毛(はけの様な繊維を整列させたもの)、発泡体(例、発泡ポリウレタン)、織布(絨毯やフェルトのようなもの)、およびそれらを軸に巻き付けローラ状にした物などがある(D図)。
シート搬送ローラ66aが正回転(図中では反時計回り)すると、ギヤ77と78のかみ合いにより受台76が時計回りに回転し、シート搬送ローラ66aと異物除去部材75が接触する。この状態でさらに回転が行なわれると、欠け歯ギヤ78の欠け歯部78aが駆動ギヤ77とかみ合う位置に到達し、受台76の回転が止まる。その際に停止位置を決めるストッパ79を設けることもできる。この状態でもシート搬送ローラ66aと異物除去部材75の摩擦力によって両者は接触した状態を保つ。
次にシート搬送ローラ66aが逆転(図中では時計回り)した場合、シート搬送ローラ66aと異物除去部材75の摩擦力によって受台76が反時計回りに回転し、その後両者が離れるよりも前に欠け歯ギヤ78の歯が駆動ギヤ77にかみ合うように構成することで受台76がさらに回転する。そしてシート搬送ローラ66aと異物除去部材75との接触部に堆積した異物、または異物除去部材75中に入り込んだ異物が落下する(B図)。
また、クリーニング部材81を設け、異物除去部材75に付着した異物をはたき落とす様な作用をさせてもよい。クリーニング部材81は、樹脂、金属、または異物除去部材75と同じ様な材質などを突起状、薄板状に形成する。さらにクリーニングした後の異物の受け皿(不図示)を用意して機内への飛散防止、メンテナンス性の向上を図ることもできる。ギヤ77、78の代わりに摩擦力を用いた部材を採用してもよい。
【0011】
図4は3枚連続印字時の動作例を示す図である。所定の印字処理が終了後、シート搬送ローラ66aが一定時間逆回転を行ないクリーニングを行なう。図中点線はクリーニング後にさらに正転させて元の状態に復帰させることを示す。これによって次の印字動作がタイムラグなく行なわれる。また、図4の例によらず、一定時間ごとにクリーニング動作と復帰動作が行なわれるようなタイマーを設けてもよい。
さらには、操作部からメンテナンス(サービス)モードに入り、手動でクリーニング動作を行なえるような構成にしてもよい。ほかにも接続された機器(ネットワーク、電話線など)からクリーニング動作を行なう命令を送り、複写機側にそれを受ける手段を設けてもよい。
起動処理の例を説明する。電源オン後は定着ローラの温度が規定温度に達するまでヒータを通電したり、ポリゴンモータの回転数を一定にしたり、感光体に残った余分なトナーをクリーニングしたりするウォームアップ処理が行なわれる。起動処理の終了後にクリーニング動作〜復帰動作を行なう。そのほかにも余熱モードからの復帰時、低電力モードからの復帰時、ジャム処理後の復帰時などにも上記動作を行なうことができる。
【0012】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、異物除去手段への異物(紙粉、タルクなどの添加物、落下したトナー、ゴミなど)の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持きるようになる。それによってシート搬送回転体に生じるシート搬送不良などの発生を防止し、加えて異物が像坦持体に付着することによる画像不良、異物が像坦持体クリーニング部材に付着することによる画像不良、異物が定着ローラに付着することによるシート搬送不良、定着不良などの発生を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、移動手段を簡単な構成により実現できるので、低コストで異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、オペレータの特別な操作を必要としなくても、ジョブ終了時に自動的に異物のクリーニングが行なわれるので、異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
請求項5記載の発明によれば、オペレータの特別な操作を必要としなくても、起動時(電源オン、余熱・待機状態からの復帰などウォームアップ処理終了時)に自動的に異物のクリーニングが行なわれるので、異物除去手段への異物の堆積を防止し、異物除去効果を長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の全体概略構成図である。
【図2】定着装置の構成図である。
【図3】異物除去装置の説明図である。
【図4】3枚連続印字時の動作例を示す図である。
【符号の説明】
66a シート搬送ローラ(シート搬送回転体)
75 異物除去部材(異物除去手段)
77 駆動ギヤ(移動手段)
78 欠け歯ギヤ(移動手段)
81 クリーニング部材
Claims (5)
- シート搬送回転体、前記シート搬送回転体の周面に接触した異物除去手段、前記シート搬送回転体の正逆転によって前記異物除去手段を前記シート搬送回転体に接触させる位置と離間した位置とに移動させる移動手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記異物除去手段の移動時に前記異物除去手段に当接し、付着した異物を除去するクリーニング部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記移動手段は、少なくとも一方が欠け歯ギヤであるギヤ対により前記異物除去手段に駆動が伝達されるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- あらかじめ指示された画像形成プロセスが終了したときに、前記シート搬送回転体の逆転を行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 起動処理終了後に前記シート搬送回転体の逆転を行なうことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2002361369A JP2004189445A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 画像形成装置 |
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- 2002-12-12 JP JP2002361369A patent/JP2004189445A/ja active Pending
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JP2012229075A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 搬送装置および画像形成装置 |
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