JP4145187B2 - 定着温度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体上の未定着トナーを加熱ローラで加熱溶融して定着する際の定着温度を制御する定着温度制御装置に関し、特に、定着温度を精度よく検出して安定した定着を行えるようにする対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式の複写機やプリンタに用いられるヒートローラ方式の定着装置は、未定着トナーを担持した記録媒体が、加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部を通り、未定着トナーが加熱溶融されて記録媒体に定着されるようになっている。その場合、加熱ローラの温度を接触により検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいてヒータランプの出力を制御することで、加熱ローラの定着温度を制御し、加熱ローラのニップ部での温度を適温に保つことにより、トナーが記録媒体に良好に定着されることになる。
【0003】
ところで、近来より、定着装置の立上げ時間を短縮するために、加熱ローラを薄肉にする手法が講じられている。
【0004】
しかし、加熱ローラを薄肉にすると、加熱ローラの熱容量が小さくなるので、記録媒体との接触時に加熱ローラの熱が奪われてトナーが記録媒体にすべて定着し難い上、加熱ローラにトナーが付着したまま残り易いものとなる。このように加熱ローラに付着したトナーは、加熱ローラと加圧ローラとによる定着枚数の増加に従い徐々に堆積し、その堆積したトナーが障害となって、ウォームアップに際して温度検出手段により検出される加熱ローラの検出温度が定着温度に達するまでに要する時間に時間差が生じ、トナーを記録媒体に対し円滑に定着させることができないことになる。
【0005】
そこで、従来、定着枚数の増加に従い、ウォームアップに際して温度検出手段により検出される加熱ローラの検出温度が定着温度に達するまでに要する時間に時間差が生じたときに、ヒータランプの出力を制御して定着温度を変更することによって、トナーを記録媒体に対し円滑に定着させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−2992号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、定着枚数の増加に従い徐々に堆積するトナーは、加熱ローラに対して接触する温度検出手段の接触部分(温度検出部)にも付着し、加熱ローラの温度検出に誤差を生じさせることになる。そのため、接触部分に付着したトナーによって温度検出手段による温度の検出に時間を要することもあり、これが要因となって、加熱ローラの検出温度が定着温度に達するまでに要する時間に時間差を生じさせているおそれもある。
【0008】
かかる点から、上記従来のもののように、ウォームアップに際して加熱ローラの検出温度が定着温度に達するまでに要する時間に時間差が生じたときに、ヒータランプの出力を制御して定着温度を変更しても、根本的な解決策とはならず、さらに堆積するトナーによって温度検出手段の接触部分が汚れると、定着温度を精度よく検出し得ず、記録媒体上のトナーを安定して定着させることができない。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トナー付着による温度検出部の汚れを防止し、加熱ローラの定着温度を制御して記録媒体上のトナーを安定して定着させることができる定着温度制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、加熱ローラと、この加熱ローラに対し圧接される加圧ローラと、上記加熱ローラの温度を検出する温度検出手段とを備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいて加熱ローラの定着温度を制御するようにした定着温度制御装置を前提とする。この定着温度制御装置において、上記温度検出手段に、複数の温度検出部のうちの1つの温度検出部が上記加熱ローラの外周面上に対し接触して温度検出を行うユニットを少なくとも1つ設け、上記各温度検出部を切り換えて定着温度を制御している。さらに、ユニットとして、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された多面体からなる回転多面部材を適用し、この回転多面部材の個々の面上に複数の温度検出部をそれぞれ設け、回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させた際に切り換わる面によって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部を順に切り換えるようにしている。
【0011】
そして、一の態様では、加熱ローラと加圧ローラとによる所定の定着枚数をカウントするカウンタを備え、このカウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させて面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部を切り換えるようにしている。
また、他の態様では、加熱ローラが装置本体の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間を計測する計測手段を備え、この計測手段により計測された所要時間が上記主電源ON時点からの所定の経過時間を上回ったとき、回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させて面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部を切り換えるようにしている。
【0012】
この特定事項により、加熱ローラの外周面上に接触させて温度検出を行う温度検出手段は、加熱ローラ上に残存している残存トナーによって温度検出部が汚されるため、初期状態(温度検出部が汚れていない状態)で検出された温度と、定着枚数を重ねた状態(温度検出部が汚れた状態)で検出された温度とに誤差が生じ、定着温度制御に悪影響を及ぼすことになるが、複数の温度検出部を1つずつ切り換えて温度検出、具体的には、各面の温度検出部を回転多面部材の回転により汚れていないものに切り換えて温度検出することによって、常に初期状態の誤差のない温度検出を精度よく行え、記録媒体上のトナーを安定して定着させることが可能となる。
【0013】
さらに、上記一の態様では、加熱ローラと加圧ローラとによる所定の定着枚数をカウントするカウンタを備え、このカウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させて面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部を切り換えるようにしているので、定着の繰返しにより汚れが増加する温度検出部を所定の定着枚数のカウント後に次の温度検出部に切り換えれば、温度検出部の良好な検出状態を維持することが可能となる。
【0014】
また、上記他の態様では、加熱ローラが装置本体の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間を計測する計測手段を備え、この計測手段により計測された所要時間が上記所定の経過時間を上回ったとき、回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させて面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部を切り換えるようにしているので、温度検出部が汚れると検出感度が悪くなるために装置本体の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間が長くなるが、この所要時間が長くなるのを計測して、温度検出部を切り換えれば、温度検出部の良好な検出状態を維持することが可能となる。
【0015】
そして、上記一の態様においてカウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、または上記他の態様において計測手段により計測された所要時間が上記所定の経過時間を上回ったときに、ユーザに対し警告を発する警告手段を備え、この警告手段による警告時、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、回転多面部材の手動での回転による面の切り換えを促している場合には、操作パネル表示部や、内臓スピーカなどの警告手段によって警告を発することでユーザに対し温度検出部の切り換え時期であることが報知され、この警告に従ってユーザが次の温度検出部に切り換えるためのノブ等を手動にて切り換えることが可能となり、これによって温度検出部を自動的に切り換えるための専用の切り換え機構部等のパーツが不要となり、定着温度制御装置の簡素化を図ることが可能となる。
【0016】
また、上記一の態様においてカウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、または上記他の態様において計測手段により計測された所要時間が上記所定の経過時間を上回ったときに、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、回転多面部材を自動的に回転させて面を切り換える場合には、温度検出部の切り換え時期になると、切り換え機構部(電磁クラッチ、電磁ソレノイド等)に連絡され、ユーザが温度検出部の切り換え時期を意識せずに自動に切り換えられ、ユーザによる温度検出部の切り換え忘れを確実に防止することが可能となる。
【0017】
また、本発明に係る定着温度制御装置において、上記温度検出手段に対し接触してクリーニングする少なくとも1つのクリーニング装置を設けており、上記温度検出手段は、上記加熱ローラの外周面上に対し接触して温度を検出するものであり、クリーニング装置として、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された回転部材を適用し、この回転部材を、加熱ローラの回転駆動源に連結されて回転するようにしており、上記温度検出手段の上記加熱ローラと接触する面の裏側に位置する面に対し接触させてクリーニングする。
この特定事項により、残留トナーはもちろんのこと、オイルや紙粉等で汚れた温度検出手段をクリーニングすることで繰り返し温度検出手段が再使用され、その再使用時には、初期状態の温度検出を精度よく行えて、記録媒体上のトナーを安定して定着させることが可能となる。
【0018】
さらに、クリーニング装置として、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された回転部材を適用し、この回転部材を、加熱ローラの回転駆動源に連結されて回転するようにしているので、クリーニング装置を回転させる専用の駆動源が不要となり、コストアップを最低限に抑えることが可能となる。
【0019】
また、加熱ローラと加圧ローラとによる所定の定着枚数をカウントするカウンタを備え、このカウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、クリーニング装置を温度検出手段に対し離反させるようにしている場合には、次の温度検出手段への切り換え時期までの間の過分なクリーニングが防止され、クリーニング装置が接触して過分にクリーニングすることによる温度検出手段の表面フィルムへの傷または磨耗が回避され、温度検出手段のロングライフ化を図ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
本形態では、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明する。
【0022】
−複合機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る複合機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複合機1は、スキャナ部2、プリント部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
【0023】
−スキャナ部2の説明−
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
【0024】
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0025】
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
【0026】
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
【0027】
−プリント部3の説明−
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
【0028】
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0029】
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置(現像機構)31c、転写機構を構成する転写ユニット31d、クリーニング装置(クリーニング機構)31e、図示しない除電器、帯電ユニット31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ユニット31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての画像形成用紙P(図2参照)に転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ユニット31fは、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
【0030】
このため、画像形成用紙Pに画像を形成する際には、帯電ユニット31fによって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ユニット31dによって、トナー像が画像形成用紙Pに転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、画像形成用紙Pへの画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の画像形成用紙Pに対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0031】
一方、用紙搬送系32は、用紙カセット33に収容された画像形成用紙Pを1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された画像形成用紙Pを排紙トレイ35へ排出するものである。
【0032】
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は用紙カセット33の排出側に対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ユニット31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ユニット31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
【0033】
主搬送路36の上流端(用紙カセット33の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36aが配設されている。このピックアップローラ36aの回転により、用紙カセット33に収容されている画像形成用紙Pを1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
【0034】
この主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも上流側には、レジストローラ36d,36dが配設されている。このレジストローラ36d,36dは、感光体ドラム31b表面のトナー像と画像形成用紙Pとの位置合わせを行いながら画像形成用紙Pを搬送するものである。主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも下流側には、画像形成用紙Pに転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ390,391を備えた定着温度制御装置39が配設されている。この定着温度制御装置39の詳細については後述する。更に、主搬送路36の下流端には、画像形成用紙Pを排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
【0035】
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには画像形成用紙Pが排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには画像形成用紙Pが反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、画像形成用紙Pが反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により画像形成用紙Pが反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって画像形成用紙Pが搬送され、レジストローラ36dの上流側で画像形成用紙Pが反転されて再び転写ユニット31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、画像形成用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0036】
−原稿自動給紙部4の説明−
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
【0037】
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
【0038】
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
【0039】
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
【0040】
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
【0041】
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
【0042】
−複合機の基本動作説明−
以上の如く構成された複合機1の動作として、先ず、本複合機1が、プリンタとして機能する場合には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷データ(イメージデータやテキストデータ)を受信し、この受信した印刷データ(プリントデータ)を図示しないバッファ(メモリ)に一旦格納していく。このバッファへのプリントデータの格納と共に、バッファからのプリントデータの読み出しを順次行って、この読み出したプリントデータに基づき、上述したプリント部3の画像形成動作により画像形成用紙Pに画像形成が行われる。
【0043】
また、本複合機1がスキャナとして機能する場合には、上記スキャナ部2によって読み取った原稿のスキャン画像データをバッファに一旦格納していく。このバッファへのスキャン画像データの格納と共に、バッファからホスト装置へのスキャン画像データの送信を順次行って、このホスト装置のディスプレイ等に画像表示する。
【0044】
更に、本複合機1がコピー機として機能する場合には、上記スキャナ機能によって読み取った原稿画像データに基づきプリント部3の画像形成動作によって画像形成用紙Pに画像形成が行われることになる。
【0045】
−定着温度制御装置39の構成−
次に、本形態の特徴部分である定着温度制御装置39の構成について説明する。図2は本実施形態に係る定着温度制御装置39の断面図であり、図3は定着温度制御装置39を用紙搬送方向上流側から見た図(加圧ローラ391を省略した図)である。
【0046】
図2において示すように、定着温度制御装置39は、加熱回転体である第1定着ローラとしての加熱ローラ390と、この加熱ローラ390に対して略下側から当接する加圧回転体である第2定着ローラとしての加圧ローラ391と、加熱ローラ390をローラ内部から加熱するヒータランプ392と、加熱ローラ390の表面温度を検出する温度検出手段393と、この温度検出手段393に対し接触してクリーニングするクリーニング装置395とを主要構成部材として構成されている。上記定着温度制御装置39は、温度検出手段393により検出された温度に基づいてヒータランプ392の出力を制御することで、加熱ローラ390の定着温度を制御するようになされている。
【0047】
上記加熱ローラ390と加圧ローラ391との間には、これらローラ390,391の軸線方向(図2の紙面に直交する方向)に延びる帯状の定着ニップ部が形成されている。また、記録用紙搬送方向における上記定着ニップ部の上流側には定着入口ガイド394が配設されている。以下、この定着温度制御装置39の各構成部材について説明する。
【0048】
上記加熱ローラ390は、肉厚が0.8mm〜1.2mm程度のアルミニウム製の素管により薄肉タイプに構成され、その素管の外周面がPFAチューブ層よりなる離型層(図示せず)によって覆われている。図3において示すように、加熱ローラ390は、定着フレーム39aに対し回転自在に支持されている。そして、加熱ローラ390は、その軸線方向一側端(図3では右端)にギヤ390aが回転一体に連結され、図示しない回転駆動源としての駆動モータにより駆動力がギヤ390aを介して伝達されることによって回転するようになっている。
【0049】
一方、上記加圧ローラ391は、外径が20mmの鉄製の芯金の外周面に、層厚さが5mmの弾性層(シリコンゴム層)が設けられ、更に、その外周面を厚さ30μmのPFAチューブで被覆した構成となっている(各層の構成は図示省略)。この加圧ローラ391全体は、図示しない付勢手段によって所定の当接圧で加熱ローラ390に押圧されており、これにより、加熱ローラ390と加圧ローラ391との間には、両ローラ390,391の長手方向に沿って帯状の定着ニップ部が形成されることになる。本形態では、この定着ニップ部の幅が7mm程度となるように上記当接圧が調整されている。尚、加圧ローラ391は、加熱ローラ390の回転に伴って従動回転するようになっている。
【0050】
上記温度検出手段393は、用紙搬送方向に回転自在に支持されたユニットとしての4面からなる四角柱形状の回転多面部材393aを備え、その4つの面上にそれぞれ温度検出部としてのサーミスタ393b,…が設けられている。各サーミスタ393bは、加熱ローラ390の外周面上に対し接触することによって加熱ローラ390の温度検出が行われるようになっている。また、上記回転多面部材393aの中心部には、用紙搬送方向と直交する方向に延びるシャフト396の一端側(図3では左端側)が回転一体に連結され、このシャフト396の他端(図3では右端)にはノブ396aが回転一体に連結されている。上記回転多面部材393aは、ノブ396aの人為的なシャフト396回りの回転操作により加熱ローラ390の外周面上に対して接触する面が隣の面に切り換えられ、これによって各サーミスタ393bによる加熱ローラ390の外周面上での温度検出が各面において行われるようになっている。
【0051】
また、上記定着温度制御装置39は、加熱ローラ390と加圧ローラ391とによる所定の定着枚数(例えば3万枚ないし5万枚)をカウントするカウンタ(図示せず)と、加熱ローラ390が複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間を計測するタイマなどの計測手段(図示せず)とを備えている。そして、上記カウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、または上記計測手段により計測された所要時間が複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの初期時の所要時間を所定の経過時間(例えば10%程度)上回ったときに、図示しない表示パネル(警告手段)への表示によりユーザに対し警告を発し、この表示パネルへの表示時、加熱ローラ390の外周面上に接触するサーミスタ393bがノブ396aの人為的なシャフト396回りの回転操作によって次のサーミスタ393bに切り換えられるように、回転多面部材393aの手動での回転による隣の面への切り換えを促している。
【0052】
上記クリーニング装置395は、用紙搬送方向に回転自在に支持された回転部材としてのクリーニングローラ395aを備え、このクリーニングローラ395aは、加熱ローラ390の外周面上に対し接触する回転多面部材393aの面(図2および図3では下向きの面)の裏側に位置する面(図2および図3では上向きの面)上のサーミスタ393bに対し接触してクリーニングするように構成されている。また、上記クリーニング装置395は、上記加熱ローラ390のギヤ390aと噛合する従動ギヤ395bと、この従動ギヤ395bに回転一体に連結されたプーリ395cと、クリーニングローラ395aにシャフト395gを介して回転一体に連結されたプーリ395dと、これらのプーリ395c,395d間に掛け渡された連結ベルト395eとを備え、駆動モータからの駆動力をギヤ390a、従動ギヤ395b、プーリ395c,395d間の連結ベルト395eを介して伝達することによってクリーニングローラ395aを回転させるようになされている。この場合、クリーニングローラ395aによるサーミスタ393bのクリーニングは、加熱ローラの稼働中(ヒータランプ392の加熱時)に行われる。
【0053】
また、図4に示すように、クリーニングローラ395aは、加熱ローラ390の外周面上に対し接触する回転多面部材393aの面(図では下向きの面)の裏側に位置する面(図では上向きの面)上のサーミスタ393bに対し従動ギヤ395bの軸395fを支点にして離反するように構成されている。このクリーニングローラ395aの離反は、サーミスタ393bのクリーニング開始後から所定時間経過後または加熱ローラ390および加圧ローラ391による所定枚数定着後に行われる。また、クリーニングローラ395aは、サーミスタ393bの切り換え時にも邪魔にならないように、サーミスタ393bから離反させるようにしている。
【0054】
したがって、上記実施形態では、加熱ローラ390の外周面上に接触させて温度検出を行う温度検出手段393は、加熱ローラ390上に残存している残存トナーによって回転多面部材393aの各面上のサーミスタ393bが汚されるため、初期状態(サーミスタ393bが汚れていない状態)で検出された温度と、定着枚数を重ねた状態(サーミスタ393bが汚れた状態)で検出された温度とに誤差が生じ、定着温度制御に悪影響を及ぼすことになるが、4つの面上のサーミスタ393bを回転多面部材393aの回転により汚れていないサーミスタ393bに切り換えて温度検出することによって、常に初期状態の誤差のない温度検出を精度よく行え、画像形成用紙P上のトナーを安定して定着させることができる。
【0055】
また、クリーニング装置395のクリーニングローラ395aによって、加熱ローラ390の外周面上に対し接触する回転多面部材393aの面(図2および図3では下向きの面)の裏側に位置する面(図2および図3では上向きの面)上のサーミスタ393bがクリーニングされるので、残留トナーはもちろんのこと、オイルや紙粉等で汚れたサーミスタ393bをクリーニングすることで繰り返しサーミスタ393bが再使用され、その再使用時には、初期状態の温度検出を精度よく行えて、画像形成用紙P上のトナーを安定して定着させることができる。しかも、クリーニングローラ395aは、加熱ローラ390を回転させる駆動モータからの駆動力をギヤ390a、従動ギヤ395b、プーリ395c,395d間の連結ベルト395eを介して伝達することによって回転するようになされているので、クリーニング装置395(クリーニングローラ395a)を回転させる専用の駆動源が不要となり、コストアップを最小限に抑えることができる。更に、クリーニングローラ395aは、サーミスタ393bのクリーニング開始後から所定時間経過後または加熱ローラ390および加圧ローラ391による所定枚数定着後にサーミスタ393bに対し従動ギヤ395bの軸395fを支点にして離反させるように構成されているので、次のサーミスタ393bへの切り換え時期までの間の過分なクリーニングが防止され、クリーニングローラ395aが接触して過分にクリーニングされることによるサーミスタ393bの表面フィルムへの傷または磨耗が回避され、サーミスタ393bのロングライフ化を図ることができる。
【0056】
そして、加熱ローラ390と加圧ローラ391とによる所定の定着枚数(例えば3万ないし5万枚)をカウンタによりカウントしたとき、または計測手段により計測された複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間が複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの初期時の所要時間を所定の経過時間(例えば10%程度)上回ったときに、表示パネルへの表示によりユーザに対し警告を発し、この表示パネルへの表示時、加熱ローラ390の外周面上に接触するサーミスタ393bがノブ396aの人為的なシャフト396回りの回転操作によって次のサーミスタ393bに切り換えられるように、回転多面部材393aの手動での回転による面の切り換えを促しているので、ユーザに対しサーミスタ393bの切り換え時期であることが報知され、この警告に従ってユーザが次のサーミスタ393bに切り換えるためのノブ396aを手動にて操作して最適のタイミングでサーミスタ393bを切り換えることができ、これによってサーミスタ393bを自動的に切り換えるための専用の切り換え機構部等のパーツが不要となって定着温度制御装置39の簡素化を図ることができる。
【0057】
−その他の実施の形態−
なお、上記実施形態では、4面からなる四角柱形状の回転多面部材393aの各面上にそれぞれサーミスタ393b,…を設けたが、図5に示すように、温度検出手段401に、用紙搬送方向に回転自在に支持されたユニットとしての6面からなる六角柱形状の回転多面部材401aを設け、その6つの面上にそれぞれ温度検出部としてのサーミスタ401b,…が設けられていてもよく、この場合には、回転多面部材401aの中心部には、用紙搬送方向と直交する方向に延びるシャフト402の一端側が回転一体に連結され、このシャフト402の他端に回転一体に連結されたノブ(図示せず)の人為的なシャフト402回りの回転操作により加熱ローラ390の外周面上に対して接触する各面が切り換えられ、これによって各サーミスタ401bによる加熱ローラ390の外周面上での温度検出が各面において行われるようになっている。また、四角柱形状の回転多面部材393aまたは六角柱形状の回転多面部材401aの角部を回転時に邪魔にならないように丸めたり、角部をなくして円筒形の回転部材にしても良い。更に、六角柱形状の回転多面部材401aを用いるものにおいて、各面のうちの少なくとも1面にあるサーミスタを基準とし、この基準のサーミスタを通常の温度検知時に使用せず、汚れの影響を受け難いように使用時間も長くならないようにし、温度検出に使用中のサーミスタと基準のサーミスタによる温度検出値を比較して、検出値の差が所定温度差(例えば10゜C)以上になったり、一定温度までの上昇時間の差が所定時間差(例えば数十秒)以上になれば、使用しているサーミスタを切り換えるようにしてもよい。
【0058】
また、上記実施形態では、クリーニング装置395のクリーニングローラ395aによって、加熱ローラ390の外周面上に対し接触する回転多面部材393aの面の裏側に位置する面上のサーミスタ393bをクリーニングするようにしたが、図6に示すように、ユニットとしての6面からなる六角柱形状の回転多面部材403aを設けるとともに、その6つの面上にそれぞれ温度検出部としてのサーミスタ403b,…を設け、加熱ローラ390の外周面上に対し接触する回転多面部材403aの面(図では下向きの面)の裏側に位置する面(図では上向きの面)上のサーミスタ403bをクリーニング装置としてのクリーニングテープユニット404でクリーニングするようにしてもよい。そして、クリーニングテープユニット404の2つのローラ404a,404bのうちの一方のローラ404b(図6では右側のローラ)をモータ(図示せず)により回転させ、他方のローラ404a(図6では左側のローラ)から巻き出されるクリーニングテープ404cを抑え板404dで抑えることによってサーミスタ403bが擦られてクリーニングされる。この場合、リーニングテープ404cによるサーミスタ403bのクリーニングは、回転多面部材403aをシャフト405回りに回転させてサーミスタ403bを切り換えたときに自動的に行われるようにしたり、ユーザが操作パネルから指示できるようにしてもよい。
【0059】
そして、上記実施形態では、所定の定着枚数をカウンタによりカウントしたとき、または計測手段により計測された複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間が複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの初期時の所要時間を所定の経過時間上回ったときに、表示パネルへの表示によりユーザに対し警告を発し、回転多面部材393aの手動での回転による面の切り換えを促すようにしたが、ヒータランプの点灯から所定時間経過後までの温度上昇をサーミスタで検出し、この温度上昇量が初期またはサーミスタの切り換え直後の状態と比較して所定値以下であるとき、サーミスタを自動的に切り換えるようにしてもよい。つまり、所定値を90%とし、サーミスタの切り換え直後の所定時間経過後の検出温度上昇を100°Cとすると、検出温度上昇が90°C以下になったときに、サーミスタが切り換えられる。このとき、温度変化の検出が10%程度悪くなったと判断し、他の誤差要因としてヒータランプの出力低下も考えられるが、本発明ではサーミスタの切り換えタイミングを短周期で行っているため、この影響は小さなものとなる。この場合、所定の定着枚数をカウンタによりカウントしたとき、または計測手段により計測された複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間が複合機1の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの初期時の所要時間を所定の経過時間上回ったときに、切り換え機構部(電磁クラッチ、電磁ソレノイド等)などに連絡して、サーミスタを自動的に切り換えるようにしてもよく、これによってユーザがサーミスタの切り換え時期を意識せずに自動に切り換えられ、ユーザによるサーミスタの切り換え忘れを確実に防止することができることになる。
【0060】
また、上記実施形態では、クリーニングローラ395aをサーミスタ393bに対し従動ギヤ395bの軸395fを支点にして離反させるように構成したが、サーミスタのクリーニング開始後から所定時間経過後または加熱ローラおよび加圧ローラによる所定枚数定着後に、加熱ローラのギヤに対する駆動力の伝達を解除してクリーニングローラの回転を停止させるようにしてもよい。
【0061】
そして、図7および図8に示すように、温度検出手段410に、用紙搬送方向に回転自在に支持されたユニットとしての弾性部材からなる四角柱形状の回転多面部材410aを設けるとともに、その4つの面上にそれぞれ温度検出部としてのセラミック製のサーミスタ410b,…(図7では2箇所のみ示す)を設け、上記回転多面部材410aの中心部に、用紙搬送方向と直交する方向に延びる4角柱形状のシャフト411が貫通して回転一体に連結する。このシャフト411の両端にはそれぞれ円筒形状の支持軸411a,411aを回転一体に連結し、この各支持軸411aを軸受411b,411bによって回転自在に支持する。上記シャフト411の一方の端部(図7および図8では右側の端部)に、その4面全てを連続的に覆う接点412を設ける一方、他方の端部(図7および図8では左側の端部)に、その4面全てに1つずつ非連続に配された接点413,…を設けている。各サーミスタ410bを、その回転多面部材410aの4つの各面と同じ向きのシャフト411の両端部面上の接点412,413に対しそれぞれハーネス414,414を介して接続させている。そして、シャフト411の両端部面上の各接点412,413のうち、加熱ローラ390の外周面上に対してサーミスタ410bが接触する回転多面部材410aの面と同じ向きの面上の接点412,413のみが、板バネ状の接点415,416と接触するように構成し、上記回転多面部材410aをシャフト411両端の支持軸411a,411a回りに回転させることによって、加熱ローラ390の外周面上に対して接触するサーミスタ410bを隣の面のサーミスタ410bに切り換え、これによって接点415,416に対して接触する接点412,413を切り換えて、各サーミスタ410bによる加熱ローラ390の外周面上での温度検出が各面において行われるようにしてもよい。この場合、加熱ローラ390に対し接触しているサーミスタ410bのみが温度検出可能な状態となり、上記各サーミスタ410bによる加熱ローラ390の表面温度は、シャフト411の一方の端部の接点412と接点415との接触による抵抗値と、シャフト411の他方の端部の接点413と接点416との接触による抵抗値とによって検出されるようになっている。そして、上記回転多面部材410aは、軸受411b,411bに加えられたスプリングなど(図示せず)による弾性力により、加熱ローラ390に弾性的に接触するようになっている。
【0062】
また、図9および図10に示すように、温度検出手段420に、用紙搬送方向に回転自在に支持されたユニットとしての弾性部材からなる六角柱形状の回転多面部材420aを設けるとともに、その6つの面上にそれぞれ温度検出部としてのセラミック製のサーミスタ420b,…(図9では3箇所のみ示す)を設け、上記回転多面部材420aの中心部に、用紙搬送方向と直交する方向に延びる導電部材よりなる円柱形状のシャフト421を貫通させて回転一体に連結する。このシャフト421の両端を軸受421b,421bによって回転自在に支持し、シャフト421上に非導電部材(例えば樹脂製)よりなる六角柱形状の接点ターミナル部材422を回転多面部材420aの他側(図9および図10では左側)に隣接させて回転一体に設ける。この接点ターミナル部材422の各面上に1つずつ非連続に配された6つの接点423,…を設ける。各サーミスタ420bを、その回転多面部材420aの6つの各面と同じ向きの接点ターミナル部材422の面上の接点423と、シャフト421とに対しそれぞれハーネス424,424を介して接続させる。そして、接点ターミナル部材422の各面上の接点423,…のうち、加熱ローラ390の外周面上に対してサーミスタ420bが接触する回転多面部材420aの面と同じ向きの面上の接点423のみが、板バネ状の接点425と接触するように構成するとともに、シャフト421の他方の端部側に常時接触する板バネ状の接点426を設け、上記回転多面部材420aをシャフト421回りに回転させることによって、加熱ローラ390の外周面上に対して接触するサーミスタ420bを隣の面のサーミスタ420bに切り換え、これによって接点425に対して接触する接点423を切り換えて、各サーミスタ420bによる加熱ローラ390の外周面上での温度検出が各面において行われるようにしてもよい。この場合においても、加熱ローラ390に対し接触しているサーミスタ420bのみが温度検出可能な状態となり、上記各サーミスタ420bによる加熱ローラ390の表面温度は、接点ターミナル部材422の接点423と接点425との接触による抵抗値と、シャフト421の他方の端部側と接点426との接触による抵抗値とによって検出されるようになっている。また、上記回転多面部材420aは、軸受421b,421bに加えられたスプリングなど(図示せず)による弾性力により、加熱ローラ390に弾性的に接触するようになっている。
【0063】
そして、図11に示すように、六角柱形状の回転多面部材のシャフト421に、六角柱形状のクリック軸部428を回転一体に設け、その6つの各面のうちの一面に、板バネなどの弾性部材(図示せず)により付勢された押圧部材429を押付けるようにしてもよい。この場合には、回転多面部材420aの各面上のサーミスタの切り換え時、加熱ローラの外周面上に対して接触する位置でサーミスタを正確に停止させることができる。
【0064】
また、図12に示すように、六角柱形状の回転多面部材のシャフト421に、周方向所定間隔置きに6個の爪431,…を有する回転板430を回転一体に設け、図13に示すように、各爪431を、重力により回転板430から突き出す状態(図13に実線で示す状態)と、回転板430内に略収まる状態(図13に破線で示す状態)とに変換可能に設ける。そして、図14の(a)に示すように、図示しないソレノイドにより、駆動伝達ピン432が点線に沿って直線的に往復運動し、この駆動伝達ピン432が図の左下方向へと動くと、図14の(b)に示すように、駆動伝達ピン432によって爪431が押され、図14の(c)に示すように、回転板430が略1/6回転する。その後、図14の(d)に示すように、駆動伝達ピン432が図の右上方向に動くと、爪431は駆動伝達ピン432に押されて回転板430内に収まり、回転板430は回転しない。すなわち、駆動伝達ピン432の往復運動によって、回転板430は1/6回転を繰返す。ゆえに、ソレノイドによる直線的な往復運動を、回転板430の間歇的な一方向への回転運動に変換され、回転多面部材420aをシャフト回りに回転させることによって、加熱ローラ390の外周面上に対して接触するサーミスタ420bを隣の面のサーミスタ420bに切り換え、これによって接点425に対して接触する接点423を切り換えて、各サーミスタ420bによる加熱ローラ390の外周面上での温度検出が各面において行われるようにしてもよい。
【0065】
しかも、上記実施形態では、四角柱形状の回転多面部材393a,410a、または六角柱形状の回転多面部材401a,403a,420aを用いたが、図15に示すように、温度検出手段440に、用紙搬送方向に回転自在に支持されたユニットとしての弾性部材からなる五角柱形状の回転多面部材440aを設けるとともに、その5つの面上にそれぞれ温度検出部としてのセラミック製のサーミスタ440b,…を設け、上記回転多面部材440aの中心部に、用紙搬送方向と直交する方向に延びる円柱形状のシャフト441を貫通させて回転一体に連結する。そして、加熱ローラ390に対しサーミスタ440bが接触する回転多面部材440aの面からその回転方向2面目のサーミスタ440bをクリーニングローラ395aでクリーニングさせるようにする。つまり、サーミスタ440bの切り換え時、回転多面部材440aをシャフト441回りに2面分回転させるようにしている。この場合、使用直後のサーミスタ440bをクリーニングローラ395aによりトナーが乾いてしまう前にクリーニングすることができる上、回転多面部材440aの2面分の回転を繰り返して5面のサーミスタ440bを全て順に使用することができる。
【0066】
更に、上記実施形態では、複写機、プリンタ装置及びファクシミリ装置としての機能を兼ね備えた多機能型の複合機1に、本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、その他の画像形成機についても適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、回転自在な多面体からなる回転多面部材などのユニットを少なくとも1つ温度検出手段に設け、その回転多面部材の各面上の複数の温度検出部のうちの1つの温度検出部を加熱ローラの外周面上に対し接触させて温度検出うように温度検出部を順に切り換えて定着温度を制御することで、加熱ローラ上の残存トナーにより温度検出部が汚されても、各面の温度検出部を回転多面部材の回転により汚れていないものに切り換えて温度検出することによって、常に初期状態の誤差のない温度検出を精度よく行え、記録媒体上のトナーを安定して定着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複合機の内部構成の概略を示す図である。
【図2】クリーニングローラをサーミスタに対し接触させた状態での定着温度制御装置の断面図である。
【図3】定着温度制御装置を用紙搬送方向上流側から見た図である。
【図4】クリーニングローラをサーミスタに対し離反させた状態での定着温度制御装置の断面図である。
【図5】その他の実施形態に係わる六角柱形状の回転多面部材を適用した温度検出手段およびクリーニング装置付近の断面図である。
【図6】その他の実施形態に係わるクリーニングテープユニットを適用したクリーニング装置および温度検出手段付近の断面図である。
【図7】その他の実施形態に係わる四角柱形状の回転多面部材を適用した温度検出手段の斜視図である。
【図8】同じく四角柱形状の回転多面部材を適用した温度検出手段の断面図である。
【図9】その他の実施形態に係わる六角柱形状の回転多面部材を適用した温度検出手段の斜視図である。
【図10】同じく六角柱形状の回転多面部材を適用した温度検出手段の断面図である。
【図11】その他の実施形態に係わる回転多面部材のクリック軸部を押圧部材により押付けている状態を示すシャフト付近の断面図である。
【図12】その他の実施形態に係わる回転多面部材の回転板をシャフト方向から見た正面図である。
【図13】同じく爪の動きを示す回転板の正面図である。
【図14】(a)は同じく回転板の間歇的な一方向への回転運動に変換する駆動伝達ピン直線的な往復運動を示す説明図である。
(b)は駆動伝達ピンによって爪が押された状態を示す説明図である。
(c)は回転板が略1/6回転した状態を示す説明図である。
(d)は駆動伝達ピンに押されて爪が回転板内に収まる状態を示す説明図である。
【図15】その他の実施形態に係わる五角柱形状の回転多面体を用いた定着温度制御装置の断面図である。
【符号の説明】
39 定着温度制御装置
390 加熱ローラ
391 加圧ローラ
393 温度検出手段
393a 回転多面部材(ユニット)
393b サーミスタ(温度検出部)
395 クリーニング装置
395a クリーニングローラ(回転部材)
401 温度検出手段
401a 回転多面部材(ユニット)
401b サーミスタ(温度検出部)
403 温度検出手段
403a 回転多面部材(ユニット)
403b サーミスタ(温度検出部)
404 クリーニング装置
410 温度検出手段
410a 回転多面部材(ユニット)
410b サーミスタ(温度検出部)
420 温度検出手段
420a 回転多面部材(ユニット)
420b サーミスタ(温度検出部)
440 温度検出手段
440a 回転多面部材(ユニット)
440b サーミスタ(温度検出部)

Claims (8)

  1. 加熱ローラと、この加熱ローラに対し圧接される加圧ローラと、上記加熱ローラの温度を検出する温度検出手段とを備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいて加熱ローラの定着温度を制御するようにした定着温度制御装置において、
    上記温度検出手段は、複数の温度検出部のうちの1つの温度検出部が上記加熱ローラの外周面上に対し接触して温度検出を行うユニットを少なくとも1つ備え、上記各温度検出部を切り換えて定着温度を制御し、
    ユニットとしては、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された多面体からなる回転多面部材が適用され、
    複数の温度検出部は、上記回転多面部材の個々の面上にそれぞれ設けられ、この回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させた際に切り換わる面によって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が順に切り換えられるようになっており、
    加熱ローラと加圧ローラとによる所定の定着枚数をカウントするカウンタを備え、
    回転多面部材は、上記カウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、記録媒体搬送方向に回転して面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるようになっていることを特徴とする定着温度制御装置。
  2. 加熱ローラと、この加熱ローラに対し圧接される加圧ローラと、上記加熱ローラの温度を検出する温度検出手段とを備え、この温度検出手段により検出された温度に基づいて加熱ローラの定着温度を制御するようにした定着温度制御装置において、
    上記温度検出手段は、複数の温度検出部のうちの1つの温度検出部が上記加熱ローラの外周面上に対し接触して温度検出を行うユニットを少なくとも1つ備え、上記各温度検出部を切り換えて定着温度を制御し、
    ユニットとしては、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された多面体からなる回転多面部材が適用され、
    複数の温度検出部は、上記回転多面部材の個々の面上にそれぞれ設けられ、この回転多面部材を記録媒体搬送方向に回転させた際に切り換わる面によって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が順に切り換えられるようになっており、
    加熱ローラが装置本体の主電源ON時点から所定の有効定着可能温度に達するまでの所要時間を計測する計測手段を備え、
    回転多面部材は、上記計測手段により計測された所要時間が上記主電源ON時点からの所定の経過時間を上回ったとき、記録媒体搬送方向に回転して面を切り換えることによって加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるようになっていることを特徴とする定着温度制御装置。
  3. 上記請求項1に記載の定着温度制御装置において、
    カウンタにより所定の定着枚数をカウントしたときに、ユーザに対し警告を発する警告手段を備え、
    この警告手段による警告時、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、回転多面部材の手動での回転による面の切り換えを促していることを特徴とする定着温度制御装置。
  4. 上記請求項1に記載の定着温度制御装置において、
    回転多面部材は、カウンタにより所定の定着枚数をカウントしたときに、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、自動的に回転して面が切り換えられることを特徴とする定着温度制御装置。
  5. 上記請求項2に記載の定着温度制御装置において、
    計測手段により計測された所要時間が上記所定の経過時間を上回ったときに、ユーザに対し警告を発する警告手段を備え、
    この警告手段による警告時、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、回転多面部材の手動での回転による面の切り換えを促していることを特徴とする定着温度制御装置。
  6. 上記請求項2に記載の定着温度制御装置において、
    回転多面部材は、計測手段により計測された所要時間が上記所定の経過時間を上回ったときに、加熱ローラの外周面上に接触する温度検出部が切り換えられるように、自動的に回転して面が切り換えられることを特徴とする定着温度制御装置。
  7. 上記請求項1から6の何れか一つに記載の定着温度制御装置において、
    上記温度検出手段に対し接触してクリーニングする少なくとも1つのクリーニング装置が設けられており、
    上記温度検出手段は、上記加熱ローラの外周面上に対し接触して温度を検出するものであり、
    クリーニング装置としては、記録媒体搬送方向に回転自在に支持された回転部材が適用され、
    この回転部材は、加熱ローラの回転駆動源に連結されて回転するようになされており、上記温度検出手段の上記加熱ローラと接触する面の裏側に位置する面に対し接触してクリーニングすることを特徴とする定着温度制御装置。
  8. 上記請求項7に記載の定着温度制御装置において、
    加熱ローラと加圧ローラとによる所定の定着枚数をカウントするカウンタを備え、
    クリーニング装置は、上記カウンタにより所定の定着枚数をカウントしたとき、温度検出手段に対し離反するようになっていることを特徴とする定着温度制御装置。
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