JP2004137076A - 異物除去装置、シート搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

異物除去装置、シート搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置 Download PDF

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石川 豊治
Hideaki Mochimaru
持丸 英明
Yoichi Asaba
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Abstract

【課題】長期間にわたり異物を良好に除去することにより、シート搬送不良などを長期間防止するとともに、安価な異物除去装置を提供することにある。
【解決手段】画像形成装置または画像読取装置が備えるシート搬送ローラ66には、異物除去装置78を備える。その異物除去装置は、異物除去部材74を備えてなる。その異物除去部材は、ローラ75のまわりに例えば織布である基布77を設け、その基布77に多数の毛76の基端を取り付けて、ローラ75のまわりに刷毛79を設けて形成する。そして、ローラを、シート搬送ローラに平行となるように配置するとともに、そのシート搬送ローラの周面に、異物除去部材の刷毛の先端が接触するようにする。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、印刷機、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機など、用紙・OHPシート等のシートに画像を形成する画像形成装置に関する。および、原稿シートを画像読取部で読み取る画像読取装置に関する。および、そのような画像読取装置または前述した画像形成装置に備え、シートを搬送するシート搬送装置に関する。および、そのようなシート搬送装置に備える異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば複写機では、近年、用紙(シート)として、自然環境への配慮から再生紙が用いられたり、低コストを追求して表面性状の悪い用紙、または端面の裁断性状の悪い用紙が用いられたりすることが多くなってきた。
【0003】
そして、そのような用紙を複写機に用いると、用紙表面に弱い力で付着している繊維、または製造過程で加える様々な添加物、もしくは添加剤が、シート搬送の途中で用紙からはがれて紙粉となる。
【0004】
その紙粉が、例えばシート搬送装置に備えるシート搬送ローラ(シート搬送回転体)に付着すると、摩擦係数の低下を招き、用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
【0005】
また、紙粉が、複写機に備える像担持体に付着すると、その像担持体をクリーニングするクリーニング手段を傷つける原因となり、それにより像担持体のクリーニング不良を起こすので、黒スジ画像等の画像形成不良を生じたりする原因となり問題となっていた。
【0006】
さらに、紙粉がトナーと混ざり、それが例えば定着装置で高温にさらされると、固着してしまうため、用紙の搬送不良を生じる原因となり問題となっていた。
【0007】
また、複写機が備える画像読取装置のシート搬送装置に、再生紙を用いた原稿シートを用いると、例えば搬送の途中で原稿シートに紙粉が発生し、その紙粉が付着しているまま画像読取部で読み取ってしまうと、画像読取品質を低下する原因となり問題となっていた。
【0008】
ところで、複写機が備えるシート搬送装置のなかには、紙粉等の異物を除去することを目的として、以下のようなものがあった。
【0009】
▲1▼ シート搬送ローラに、薄板状のポリエチレンテレフタレートのシート、または板状のゴムなどの弾性体からなるクリーニング手段を押し当て、それにより異物をかき落として除去するもの。
【0010】
▲2▼ シート搬送ローラに電圧印加手段を備え、その電圧印加手段によりシート搬送ローラを帯電し、それにより、異物を除去するもの。
【0011】
▲3▼ シート搬送ローラに粘着部材を備え、その粘着部材に異物を付着し、それにより異物を除去するもの。
【0012】
【特許文献1】特開平10−35933号公報
例えば、そのような粘着部材を備えるシート搬送装置についての技術が、特許文献1に記載されている。このシート搬送装置は、図20に示すように、シートを搬送する給送ローラ(シート搬送回転体)1a・1bの周面に接触するクリーニングローラ2を備える。そのクリーニングローラ2の周面は、粘着性を有していた。そして、シートを搬送する際、給送ローラ1a、1bを回転し、その回転により、クリーニングローラ2の周面に異物を付着させ、給送ローラ1a、1bから異物を除去していた。
【0013】
▲4▼ シート搬送ガイドに穴を設け、その穴に異物を落下させ、それにより異物を除去するもの。
【0014】
【特許文献2】特開平10−279122号公報
例えば、そのようなシート搬送ガイドを備えるシート搬送装置についての技術が、特許文献2に記載されている。このシート搬送装置は、図21に示すように、シートを案内するシート搬送ガイド3に、シート搬送方向に沿って複数のリブ4を設けるとともに、それらのリブ4間にそれぞれ穴5を設けていた。そして、シートを搬送する際、シート搬送ガイド3の穴5に、シートに付着する異物を入れて、異物を除去していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、▲1▼の複写機が備えるシート搬送装置は、クリーニング手段とシート搬送ローラとの接触部に異物がすぐにたい積し、それがこぼれて画像形成不良を生じる原因となり問題となっていた。また、シート搬送ローラがゴム等の弾性体で形成されていると、前述したクリーニング手段も弾性体で形成されており、双方とも柔らかいため、シート搬送ローラにクリーニング手段が食い込んでしまい、負荷が異常に高くなるとともに回転トルクが増大する問題、またはシート搬送ローラの表面が剥離するなどの問題があった。
【0016】
また、▲2▼の複写機が備えるシート搬送装置は、帯電のための電圧印加手段を別途設けなければならず、複写機が高価となる問題があった。さらに、電子写真方式の画像形成装置では、用紙を帯電したまま画像形成を行うと、画像形成不良を生じるため、除電装置を別途設けなければならず、一層複写機が高価となる問題があった。
【0017】
また、▲3▼の複写機が備えるシート搬送装置は、粘着部材であるクリーニングローラ2の耐久性が低いため、すぐにクリーニングローラ2を交換しなければならなかった。また、そのように、すぐにクリーニングローラ2を交換するメンテナンスが必要となるので、手間がかかるとともに複写機を維持するためのコストがかかる問題があった。
【0018】
また、▲4▼の複写機が備えるシート搬送装置は、シート搬送ガイド3に穴5を設けているだけなので、シートに付着している異物を良好に除去することができなかった。
【0019】
以上説明したように、従来の▲1▼から▲4▼の複写機が備えるシート搬送装置は、何らかの問題があった。
【0020】
そこで、この発明の第1の目的は、長期間にわたり異物を良好に除去することにより、シート搬送不良などを長期間防止するとともに、安価な異物除去装置を提供することにある。
【0021】
この発明の第2の目的は、異物除去部材の製造を簡単とすることにより、一層安価な異物除去装置を提供することにある。
【0022】
この発明の第3の目的は、1つの異物除去部材で複数のシート搬送回転体の異物を除去することにより、一層安価な異物除去装置を提供することにある。
【0023】
この発明の第4の目的は、一層良好に異物を除去するとともに、シート搬送回転体のモータが必要以上に大型化するのを防止して、装置の小型化、および省電力を図ることにある。
【0024】
この発明の第5の目的は、異物除去部材で一度除去した異物が、再度、シート搬送回転体に付着することを防止することにある。
【0025】
この発明の第6の目的は、一層良好に異物を除去できるようにすることにある。
【0026】
この発明の第7の目的は、一層長期間にわたって異物を良好に除去することにある。
【0027】
この発明の第8の目的は、部品点数を少なくすることにある。
【0028】
この発明の第9の目的は、レジストローラをシート搬送ローラとして、レジストローラに付着した異物を良好に除去することにある。
【0029】
この発明の第10の目的は、定着ローラをシート搬送ローラとして、定着ローラに付着した異物を良好に除去することにある。
【0030】
この発明の第11の目的は、給送ローラをシート搬送ローラとして、給送ローラに付着した異物を良好に除去することにある。
【0031】
この発明の第12の目的は、上述した目的を達成した異物除去装置を備えるシート搬送装置を提供することにある。
【0032】
この発明の第13の目的は、第12の目的を達成したシート搬送装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0033】
この発明の第14の目的は、シートの表裏両面に画像形成するときの画像形成時間を短縮することにある。
【0034】
この発明の第15の目的は、第1〜8の目的を達成した異物除去装置を備える画像読取装置を提供することにある。
【0035】
この発明の第16の目的は、画像読取品質を向上することにある。
【0036】
この発明の第17の目的は、原稿シートの表裏を読み取るときの画像読取時間を短縮することにある。
【0037】
この発明の第18の目的は、原稿シートの表裏両面の画像読取品質を向上することにある。
【0038】
この発明の第19の目的は、原稿シートの表裏を読み取り、その原稿シートの内容をシートの表裏に画像形成するときの画像読取時間・画像形成時間を短縮することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
異物除去装置において、
回転体のまわりに刷毛を設けて異物除去部材を形成し、その異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に接触することを特徴とする。
【0040】
請求項2に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の異物除去装置において、
回転体をローラとする一方、刷毛を帯状の織布に設け、その織布をローラに巻き付けて、そのローラの周りに刷毛を設けることを特徴とする。
【0041】
請求項3に係る発明は、上述した第3の目的も達成すべく、
請求項1に記載の異物除去装置において、
回転体がベルトであることを特徴とする。
【0042】
請求項4に係る発明は、上述した第4の目的も達成すべく、
請求項1ないし3のいずれか1に記載の異物除去装置において、
刷毛を100D/20F(100デニールの太さのフィラメントを20本よりあわせたもの)〜1000D/200F(1000デニールの太さのフィラメントを200本よりあわせたもの)とするとともに、回転体のまわりに刷毛を密度0.155×10〜7.750×10本/mで設けることを特徴とする。
【0043】
請求項5に係る発明は、上述した第5の目的も達成すべく、
請求項1ないし4のいずれか1に記載の異物除去装置において、
刷毛中に異物収納空間を設けることを特徴とする。
【0044】
請求項6に係る発明は、上述した第6の目的も達成すべく、
請求項1ないし5のいずれか1に記載の異物除去装置において、
異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に相対移動するように接触することを特徴とする。
【0045】
請求項7に係る発明は、上述した第7の目的も達成すべく、
請求項1ないし6のいずれか1に記載の異物除去装置において、
回転する異物除去部材の刷毛にフリッカを接触するよう設けるとともに、そのフリッカにより落した異物を回収する回収容器を設けることを特徴とする。
【0046】
請求項8に係る発明は、上述した第8の目的も達成すべく、
請求項1ないし7のいずれか1に記載の異物除去装置において、
シート搬送回転体をシート搬送ローラとすることを特徴とする。
【0047】
請求項9に係る発明は、上述した第9の目的も達成すべく、
請求項8に記載の異物除去装置において、
像担持体上の画像にタイミングを合わせてレジストローラでシートを送り出し、そのシートに像担持体上の画像を転写して画像を形成する画像形成装置に備え、レジストローラをシート搬送ローラとすることを特徴とする。
【0048】
請求項10に係る発明は、上述した第10の目的も達成すべく、
請求項8に記載の異物除去装置において、
像担持体上の画像をシートに転写して後、そのシートを通して定着ローラで画像を定着して該シートに画像を形成する画像形成装置に備え、定着ローラをシート搬送ローラとすることを特徴とする。
【0049】
請求項11に係る発明は、上述した第11の目的も達成すべく、
請求項8に記載の異物除去装置において、
給送ローラでシートを送り出して搬送しながら像担持体上の画像を転写してシートに画像を形成する画像形成装置に備え、給送ローラをシート搬送ローラとすることを特徴とする。
【0050】
請求項12に係る発明は、上述した第12の目的も達成すべく、
請求項1ないし11のいずれか1に記載の異物除去装置を備えるシート搬送装置である。
【0051】
請求項13に係る発明は、上述した第13の目的も達成すべく、
請求項12に記載のシート搬送装置を備える画像形成装置である。
【0052】
請求項14に係る発明は、上述した第14の目的も達成すべく、
請求項13に記載の画像形成装置において、
画像形成装置が一次像担持体と二次像担持体とを備え、一次像担持体上に担持する第1の画像を一次転写手段で二次像担持体に転写して後、一次像担持体上に別途第2の画像を担持し、第2の画像を一次転写手段で、第1の画像を二次転写手段でそれぞれ転写してシートの両面に画像を形成することを特徴とする。
【0053】
請求項15に係る発明は、上述した第15の目的も達成すべく、
請求項1ないし8のいずれか1に記載の異物除去装置を備える画像読取装置である。
【0054】
請求項16に係る発明は、上述した第16の目的も達成すべく、
請求項15に記載の画像読取装置において、
画像読取部の上流位置にあるシート搬送回転体に、異物除去装置を備えることを特徴とする。
【0055】
請求項17に係る発明は、上述した第17の目的も達成すべく、
請求項16に記載の画像読取装置において、
シートである原稿シートの表面を読み取る第1の画像読取手段と原稿シートの裏面を読み取る第2の画像読取手段とをそれぞれ備えることを特徴とする。
【0056】
請求項18に係る発明は、上述した第18の目的も達成すべく、
請求項17に記載の画像読取装置において、
原稿シートの表面に接触するシート搬送回転体と、原稿シートの裏面に接触するシート搬送回転体とに、異物除去装置をそれぞれ備えることを特徴とする。
【0057】
請求項19に係る発明は、上述した第19の目的も達成すべく、
請求項14に記載の画像形成装置において、
画像形成装置が、請求項17または18に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に係る異物除去装置、およびシート搬送装置を備える電子写真方式の複写機(画像形成装置)で、その内部機構の全体概略構成を示す。
【0059】
図中符号100は、画像形成装置本体である。画像形成装置本体100は、その上に画像読取装置200を取り付け、テーブル状のシートバンク300上に載置してなる。また、画像読取装置200の上には、開閉自在に原稿自動搬送装置400を備えてなる。
【0060】
画像形成装置本体100には、内部に、像担持体としてドラム状の感光体10を設ける。この感光体10のまわりには、図中左側に配置する帯電手段11から、その回転方向(反時計方向)Aの順に、下側に現像手段12、右側に転写手段13、上側にクリーニング手段14を配置してなる。
【0061】
そのうち、転写手段13は、上下のローラ15・16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当ててなる。
【0062】
図1中帯電手段11およびクリーニング手段14の左側に設けるものは、現像手段12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。
【0063】
また、転写位置Bの下流位置には、図2に示す定着装置22を設ける。定着装置22には、一対の定着ローラ(シート搬送ローラ)24a・24bを設ける。そして、一方の定着ローラ24aの内部には定着ヒータ23を設け、他方の定着ローラ24bの周囲には加圧スプリング25、加圧アーム26などを設ける。それら加圧スプリング25、加圧アーム26などにより、一方の定着ローラ24aの右側から他方の定着ローラ24bを押し当ててなる。また、一方の定着ローラ24aには、サーミスタ28、およびサーモスタット29を設ける。そして、サーミスタ28により定着ローラ24aの温度を測定しつつ、サーモスタット29により定着ヒータ23をオン、またはオフすることにより、定着ローラ24aを所定の温度に保つ。
【0064】
また、そのような画像形成装置本体100の内部には、シート搬送装置C・Dを備える。シート搬送装置Cは、後述する供給位置から感光体10と転写手段13間を通って図1中下から上へと伸びてから左に曲がる略L字状のシート搬送路Rを通して、スタック位置である排出スタック部39までシートSを搬送するものである。
【0065】
そのシート搬送装置Cには、シートSの供給位置であるシートカセット61または手差しトレイ67と、シートカセット61または手差しトレイ67からシートSを送り出す呼出ローラ(給送ローラ)62・供給ローラ(給送ローラ)63・分離ローラ(給送ローラ)64と、シートSを感光体10へ送り出すレジストローラ21と、画像定着後のシートSを案内する排出分岐爪34と、シートSの排出位置である排出スタック部39へ、画像形成済みのシートSを排出する排出ローラ35・第1加圧ローラ36・第2加圧ローラ37・腰付ローラ38とを備える。
【0066】
一方、シート搬送装置Dは、表面に画像形成済みのシートSを、再びレジストローラ21位置へと搬送するものである。そのシート搬送装置Dは、排出分岐爪34位置からスイッチバック装置42のスイッチバック位置44へと続く反転路R3、そのスイッチバック位置44からレジストローラ21位置へと続く再搬送路R4を通して、シートSを搬送するものである。それら反転路R3と再搬送路R4には、それぞれシートSを搬送するシート搬送ローラ(シート搬送回転体)66を備える。
【0067】
現像手段12の図中左側には、レーザ書込手段47を備える。レーザ書込手段47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などを設ける。
【0068】
画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などを設ける。そして、上面にはコンタクトガラス57を備える。
【0069】
そのコンタクトガラス57の上の原稿自動搬送装置400には、原稿シートの載置位置に不図示の載置台を設けるとともに、排出位置に不図示の排出台を設ける。また、原稿シートを、載置台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の画像読取部を経て排出台まで搬送する不図示の原稿シート搬送路を有するシート搬送装置を備える。そのシート搬送装置には、原稿シートを搬送する不図示のシート搬送ローラ(シート搬送回転体)を複数備えてなる。
【0070】
シートバンク300には、内部に、前述したシートカセット61を多段に備える。また、画像形成装置本体100の図中右側面には、手差し供給部73を設ける。その手差し供給部73には前述した手差しトレイ67を開閉自在に設ける。
【0071】
さて、いまこの複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、原稿自動搬送装置400に原稿シートをセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿シートをセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押える。
【0072】
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿シートをセットしたときは、原稿シートを不図示のシート搬送ローラにより原稿シート搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿シートの内容を読み取って排出台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿シートをセットしたときは直ちに画像読取装置200を駆動する。
【0073】
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿シート面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿シートの内容を読み取る。
【0074】
また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電手段11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿シートの内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込手段47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像手段12でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0075】
また、スタートスイッチを押したとき同時に、シートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の対応するシートカセット61内から呼出ローラ62によりシートSを送り出し、続く供給ローラ63・分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながらシート搬送路Rに導き、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の可視像化した画像の回転にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へとシートSを送り出す。
【0076】
または、手差し給紙部73の手差しトレイ67を開けて、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを呼出ローラ62により送り出し、続く供給ローラ63・分離ローラ64で1枚ずつ分離するとともに搬送しながらシート搬送路Rへと導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の右側へと送り出す。
【0077】
それから、感光体10の右側へと送り出したシートSに、図示例では転写ベルト17を有する転写手段13により転写位置Bで感光体10上の画像を転写して画像を形成する。画像を転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング手段14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電手段11からはじまる次の画像形成に備える。
【0078】
一方、画像転写後のシートSは、転写ベルト17で搬送して定着装置22の一対の定着ローラ24a、24b間を通し、それらにより熱と圧力を加えて該定着装置22で画像を定着する。その後、排出ローラ35・第1加圧ローラ36・第2加圧ローラ37・腰付ローラ38により、シートに腰をつけて、排出スタック部39上に排出してそこにスタックする。
【0079】
なお、シートの両面に画像を転写する場合、排出分岐爪34を切り替える。そして、表面に画像を形成したシートを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してスイッチバック位置44へ入れ、そのスイッチバック位置44から再搬送路R4に入れてシートSを反転し、シート搬送ローラ66で搬送して、再び、シート搬送路Rに導き、前述と同様にしてシートの裏面にも画像を形成する。
【0080】
次に、前述した図1に示す複写機に備えるシート搬送装置C、Dに備える異物除去装置を図3を用いて説明する。
【0081】
その異物除去装置78は、例えばシート搬送装置Dが備えるシート搬送ローラ(シート搬送回転体)66に備える。そのシート搬送ローラ66は、例えば樹脂からなるとともに、不図示の駆動装置を有する駆動ローラと、従動ローラとからなる。
【0082】
異物除去装置78は、異物除去部材74を備えてなる。その異物除去部材74は、回転体の一例であるローラ75のまわりに例えば織布である基布77を設け、その基布77に多数の毛76の基端を取り付けて、ローラ75のまわりに刷毛79を設けて形成する。
【0083】
そして、ローラ75を、例えば図1に示したシート搬送ローラ66に平行となるように配置するとともに、その一方のシート搬送ローラ66aの周面に、異物除去部材74の刷毛79の先端が接触するように配置して異物除去装置78を構成してなる。
【0084】
ところで、上述した刷毛79の毛76は、ナイロン、レーヨン、またはアクリルなどを原糸のフィラメントとして、そのフィラメント1本で構成、または、そのフィラメントを複数本の束にして構成する。通常は、フィラメントを複数本の束にして毛76を構成する。
【0085】
前述したフィラメントに炭素を混ぜて、導電性を付与してもよい。そのように、導電性を付与したものとして、例えば、ナイロン系のベルトロン(登録商標)、アクリル系のカネカロン(登録商標)、同じくアクリル系のベスロン(登録商標)、ポリエステル系のテトロン(登録商標)、炭素含有アクリル系である東レ株式会社製SA7、ポリエチレンテレフタレート系である帝人株式会社製B−TCF、またはレーヨン系であるユニチカ株式会社製REC−F1などがある。
【0086】
また、異物除去部材74の刷毛79は、直毛形状の毛76aを用いて、例えば図4(A)に示すように、ローラ75の軸心Oに対して放射状に設けても良いし、図4(B)に示すように、ローラ75の軸心Oを通る直線Pに対して角度θだけ傾けて設けても良い。
【0087】
さらに、図4(C)に示すように、鉤形状の毛76bを、ローラ75の軸心Oに対して放射状に設けても良いし、図4(D)に示すように、ループ形状の毛76cを、ローラ75の軸心Oに対して放射状に設けても良い。
【0088】
そして、異物除去装置78は、ローラ75のまわりに刷毛79を設けて異物除去部材74を形成し、その異物除去部材74の刷毛79を、シート搬送ローラ66の周面に接触するように配置するので、シート搬送ローラ66の回転とともに、そのシート搬送ローラ66に付着した紙粉、タルク等の添加物、トナー、ゴミ、埃等の異物を異物除去部材74により除去して、シート搬送不良を防止することができる。
【0089】
ところで、本発明による異物除去装置78を備える複写機と、上述した従来の複写機とにおいて、異物除去を良好に行える期間を比較してみた。その結果を図5に示す。ここで、画像形成不良などの問題が生じる閾値を、図5中、一点鎖線で示す。
【0090】
従来の複写機は、例えば弾性体のクリーニング手段に異物がたい積することなどにより、異物除去効果が除々に減少し、図5から判るとおり、一定の稼動時間を超えると閾値を下回ってしまう。これに対して、本発明による異物除去装置78を備える複写機は、長期間にわたって異物除去を良好に行うことができる。
【0091】
ところで、上述した異物除去部材74を形成するには、例えば、図6に示すように、毛76を帯状の織布84に設け、その織布84をローラ75に巻き付けて、ローラ75のまわりに刷毛79を設ける。
【0092】
このようにすれば、異物除去部材74の製造を簡単とするので、一層安価な異物除去装置78を提供することができる。
【0093】
また、上述したように複数のフィラメントを束にして毛76を構成すると、図7に示すように、1本の毛76中に異物収納空間85a、または毛76と毛76との間に異物収納空間85bを設け、刷毛79中に異物収納空間85a、85bを多数設けている。
【0094】
このようにすれば、異物収納空間85a、85bに異物を収納するので、一度除去した異物が、再度、シート搬送ローラ66に付着するのを防止することができる。
【0095】
ところで、刷毛79を構成するフィラメントの太さと、よりあつめる数とを変えるとともに、刷毛79の密度を変えた場合において、異物除去装置78が異物の除去を良好に行える範囲がどれくらいであるかを実験してみた。その結果を図8に示す。ここで、画像形成不良などの問題が生じる閾値を、図8中、一点鎖線で示す。
【0096】
その実験より、刷毛79を100D/20F(100デニールの太さのフィラメントを20本よりあわせたもの)〜1000D/200F(1000デニールの太さのフィラメントを200本よりあわせたもの)とするとともに、ローラ75のまわりに、刷毛を密度0.155×10〜7.750×10本/mで設けることが好ましいことが判った。
【0097】
100D/20Fより大としたのは、これより値を小さくすると、良好に異物の除去ができなくなるためである。
【0098】
一方、1000D/200Fより小としたのは、これより値を大きくすると、シート搬送ローラ66の駆動負荷を大きくし、それによりシート搬送ローラ66のモータが必要以上に大型化するのを防止するためである。
【0099】
さらに、刷毛を150D/40F(150デニールの太さのフィラメントを40本よりあわせたもの)〜376D/188F(376デニールの太さのフィラメントを188本よりあわせたもの)とするとともに、ローラ75のまわりに、刷毛を密度0.589×10〜2.558×10本/mで設けることがさらに好ましいことが判った。理由は、前述したのと同様のためである。
【0100】
ところで、異物除去部材74の刷毛79をシート搬送ローラ66の周面に相対移動するように接触するよう設けてもよい。
【0101】
一方のシート搬送ローラ66aの周面の移動速度をVa、異物除去部材74の刷毛79の先端の移動速度をVbとして説明する。例えば、図9(A)に示すように、シート搬送ローラ66aと異物除去部材74とを逆方向に回転した場合は、以下の関係となるようにする。
Vb≧0
【0102】
このようにすれば、異物除去部材74の刷毛79を、シート搬送ローラ66aの周面に相対移動するように接触するので、シート搬送ローラ66aの周面を異物除去部材74の刷毛79がこするから、一層良好に異物を除去することができる。
【0103】
また、例えば、図9(B)に示すように、シート搬送ローラ66aと異物除去部材74とを同一方向に回転した場合は、以下の関係となるようにする。
Vb/Va>1
【0104】
このようにすれば、異物除去部材74の刷毛79を、シート搬送ローラ66aの周面に相対移動するように接触するので、前述と同様の効果を得ることができる。
【0105】
ところで、図10に示すように、回転する異物除去部材74の刷毛79にフリッカ87を接触するように設けてもよい。
【0106】
フリッカ87は、例えば樹脂を用いてブレード形状とし、先端を刷毛79に接触して基端をブラケット88に取り付けてなる。
【0107】
このようにすれば、異物除去部材74の刷毛79とフリッカ87とをこすりあわせ、フリッカ87により異物除去部材74から異物を落すので、一層長期間にわたり、異物除去を良好に行うことができる。
【0108】
また、異物除去部材74が回転すると、上述したフィラメントの刷毛79と樹脂のフリッカ87とをこすりあわせるので、フリッカ87に摩擦帯電を生じさせ、これにより、異物を静電的に吸着するので、一層異物除去の効果を向上させることもできる。
【0109】
さらに、フリッカ87により落した異物を回収する不図示の回収容器を設けても良い。このようにすれば、フリッカ87により落した異物を回収容器に蓄えるから、異物が飛散することを防止することができる。
【0110】
ところで、図11に示すように、一方のシート搬送ローラ66aの周面を、例えば、硬度60度前後のゴム(エポキシ樹脂やシリコンゴムなど)の弾性体89で形成してもよい。
【0111】
このようにすれば、シート搬送ローラ66aの周面を弾性体89で形成し、シート搬送ローラ66aの摩擦係数を上げるので、シートを確実に搬送することができる。
【0112】
ところで、上述した複写機のレジストローラ21に異物除去装置78を設けて、シート搬送ローラであるレジストローラ21に異物除去装置78を設けても良い。
【0113】
このようにすれば、レジストローラ21に付着した異物を良好に除去することができる。
【0114】
また、上述した複写機の定着ローラ24に異物除去装置78を設けて、図12に示すように、シート搬送ローラである定着ローラ24に異物除去装置78を設けても良い。
【0115】
このようにすれば、定着ローラ24bに付着する異物を良好に除去することができる。
【0116】
また、上述した複写機の呼出ローラ(給送ローラ)62に異物除去装置78を設けて、図13に示すように、シート搬送ローラである呼出ローラ62に異物除去装置78を設けても良い。
【0117】
このようにすれば、呼出ローラ62に付着する異物を良好に除去することができる。
【0118】
また、上述した複写機の供給ローラ(給送ローラ)63、または分離ローラ(給送ローラ)64に異物除去装置78を設けて、図14に示すように、シート搬送ローラである供給ローラ63、または分離ローラ64に異物除去装置78を設けても良い。
【0119】
このようにすれば、供給ローラ63、または分離ローラ64に付着する異物を良好に除去することができる。
【0120】
なお、レジストローラ21に異物除去装置78を設ける場合において、レジストローラ21の周面をゴム等の弾性体にするとき、レジストローラ21に送り精度が要求されるので、硬度80度程度の硬いゴムを用いるのが好ましい。
【0121】
また、供給ローラ63に異物除去装置78を設ける場合において、供給ローラ63の周面をゴム等の弾性体にするとき、供給ローラ63に摩擦係数が高いことが要求されるので、硬度20度〜40度程度のゴムを用いるのが好ましい。
【0122】
次に、異物除去装置の他の例を図15を用いて説明する。その異物除去装置90は、異物除去部材91と例えば2つのローラ92A・92Bとを備えてなる。
【0123】
その異物除去部材91は、回転体であるベルト93と不図示の織布と刷毛94とを備える。そして、2つのローラ92A・93Bに掛け回したベルト93の表面に織布を設け、その織布に多数の毛96の基端を取り付ける。そのようにして、ベルト93のまわりに刷毛94を設けて異物除去部材91を形成する。
【0124】
そのような異物除去装置90のローラ92A・92Bを、シート搬送ローラ(シート搬送回転体)66と平行となるように配置する。そして、いずれか一方のシート搬送ローラ66の周面に、異物除去部材91の刷毛94が接触するように設ける。
【0125】
なお、刷毛94を構成する毛96は、直毛形状の毛96aを用いて、例えば図16(A)に示すように、ベルト93に対して垂直に設けても良いし、また、図16(B)に示すように、ベルト93の垂線Pに対して角度θだけ傾けて設けても良い。
【0126】
さらに、図16(C)に示すように、鉤形状の毛96bを、ベルト93に対して垂直に設けても良いし、図16(D)に示すように、ループ形状の毛96cを、ベルト93に対して垂直に設けても良い。
【0127】
そのような種々の形状を有する毛96を用いて、異物除去部材91を形成するには、例えば、ベルト93と同一幅の帯状の織布の一面に多数の毛96の基端を取り付けてから、その織布をベルト93に貼り合わせる。
【0128】
そして、シートSを搬送する場合、シート搬送ローラ66の駆動ローラを回転するとともに、従動ローラを回転して、それによりシートSを搬送する。
【0129】
これと同時に、ローラ92A・92Bの1つのローラを回転駆動するとともに、他の1つのローラを従動回転し、ベルト93を時計まわりに回転して、異物除去部材91の刷毛94を、シート搬送ローラ66の周面に接触するので、シート搬送ローラ66の回転とともに、そのシート搬送ローラ66に付着した紙粉、タルク等の添加物、トナー、ゴミ、埃等の異物を異物除去部材91により除去して、シート搬送不良等を防止することができる。
【0130】
さらに、上述した図16(B)に示した毛96aを有する異物除去部材91を用い、図15に示すように、その異物除去部材91のベルト93を時計まわりに回転するとともに、その異物除去部材91の刷毛94が接するシート搬送ローラ66aを時計まわりに回転してもよい。
【0131】
このようにすれば、異物除去部材91の刷毛94を構成する毛96を、シート搬送ローラ66aの回転方向に食い込むように設けるので、刷毛94の異物かきとり作用が向上し、一層良好に異物を除去することができる。
【0132】
また、回転体としてベルト93を用いれば、そのベルト93のまわりの刷毛96を、複数のシート搬送ローラ66の周面にそれぞれ接触するように設けることができる。
【0133】
このようにすれば、複数のシート搬送ローラ66を1つの異物除去部材91で異物除去することができるので、異物除去装置90を安価にすることができる。
【0134】
また、上述には、シート搬送回転体としてローラ状のものに異物除去装置を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、シート搬送回転体としてベルト状のものに異物除去装置を設けても、もちろん良い。
【0135】
ところで、図17および図18には、この発明に係る画像形成装置の別の例を示す。
【0136】
この画像形成装置は、図17中符号100で示す画像形成装置本体と、図18中符号200で示す画像読取装置とを備える。その画像読取装置200の上には、開閉自在に原稿自動搬送装置400を備えてなる。
【0137】
図示する画像形成装置は、シートSの表裏両面にほぼ同時に画像形成を可能とするものであり、図17に示すように、外装カバー110内に、例えば、4つの作像装置E・F・G・H、一次像担持装置I、二次像担持装置J、シート搬送装置K、定着装置L、排出スタック装置M、トナー補給装置Nなどを備えている。
【0138】
4つの作像装置E・F・G・Hは、それぞれイエロ・マゼンタ・シアン・ブラックの各色トナーを用いて異なる単色画像を形成するものであり、それぞれ回転可能に支持するドラム状の作像担持体112をタンデム式に並べて備え、それら各作像担持体112のまわりに、帯電手段113、現像手段114、作像転写手段115、作像クリーニング手段116、作像除電手段117を配置している。そして、それらの作像装置E・F・G・Hの下には、個々の作像担持体112上を各別に露光する共通のレーザ書込手段118を設けている。
【0139】
レーザ書込手段118は、不図示のLD光源からの光を不図示の光学部品で作像担持体112の表面に向けて照射し、その作像担持体112の表面を走査してそれに書込みを行うものである。この例では、レーザ方式を用いるが、LEDアレイと結像部品を用いる露光方式を採用してもよい。
【0140】
一次像担持装置Iは、各作像装置E・F・G・Hで形成した画像をそれぞれ転写して担持するものであり、ベルト状の一次像担持体120を、各作像担持体112に接触して、各作像担持体112とそれに対応する各作像転写手段115との間を通して3つの一次ローラ121・122・123に掛け回し、まわりに一次クリーニング手段124、一次転写手段125を配置している。
【0141】
二次像担持装置Jは、一次像担持装置Iで担持する画像を一次転写して担持するものであり、ベルト状の二次像担持体130を、一次像担持体120に接触してそれとの間で所定の転写ニップを形成し、その一次像担持体120と一次転写手段125との間を通して4つの二次ローラ131・132・133・134に掛け回し、まわりに二次クリーニング手段135、二次転写手段136を配置している。
【0142】
シート搬送装置Kは、一次像担持装置Iと二次像担持装置J間を通過して図中下方から上方へとのびるシート搬送路を通してシートSを搬送するものであり、上下二段に備えて各々にシートSを収納するシートカセット140と、その各シートカセット140から各々シートSを順次上から一枚ずつ送り出す給送ローラ(シート搬送ロ−ラ)141と、送り出したシートSを案内するシートガイド142と、そのシートガイド142で案内して搬送するシートSの先端を突き当てて止めるレジストローラ(シート搬送ローラ)143と、画像定着後のシートSを案内する排出ガイド144と、その排出ガイド144で案内して搬送するシートSを矢印a方向に排出する排出ローラ145などを備えている。
【0143】
定着装置Lは、一次像担持装置Iおよび二次像担持装置JからシートSに転写した転写画像を定着するものであり、一対の定着ローラ(シート搬送ローラ)147を備えている。
【0144】
排出スタック装置Mは、定着装置Lで画像定着後のシートSをスタックするものであり、外装カバー110上に形成した排出スタック部150を備えている。
【0145】
トナー補給装置Nは、各作像装置E・F・G・Hに粉体ポンプ等を用いて新規トナーを補給するものであり、トナー収納部152内に各色のトナーカートリッジ153を備えている。
【0146】
ところで、図18に示す画像読取装置200は、原稿シートTの表裏両面を同時に読み取ることを可能とするものである。その画像読取装置200の筐体154の内部には、原稿シートTの表面を読み取る第1の画像読取手段155を設ける。
【0147】
その第1の画像読取手段155には、光源156、複数のミラー157、結像用光学レンズ158、CCD等のイメージセンサ159などを備える。そして、上面には、細長なコンタクトガラス160と幅広のコンタクトガラス161とを備える。
【0148】
それらコンタクトガラス160・161上の原稿自動搬送装置400には、原稿シートTの載置位置に載置台163を設けるとともに、排出位置に排出台164を設ける。
【0149】
原稿自動搬送装置400には、シート搬送装置Qを備える。シート搬送装置Qは、載置台163から排出台164へとのびる原稿シート搬送路R5を通して原稿シートTを搬送するものである。そのシート搬送装置Qは、原稿シートTを、載置台163から1枚ずつ分離して送り出す呼出ローラ(給送ローラ)165・供給ローラ(給送ローラ)166・分離ローラ(給送ローラ)167と、搬送するシート搬送ローラ(シート搬送回転体)168と、排出台164へ排出する排出ローラ169などを備える。また、原稿シート搬送路R5の途中には、その原稿シート搬送路R5をはさんで、第2の画像読取手段170と回転ローラ171とを設ける。
【0150】
第2の画像読取手段170は、原稿シートTの裏面を読み取るものであり、図19に示すように、光源172、コンタクトガラス173と、結像用光学レンズ174、イメージセンサ175などを備える。
【0151】
また、原稿自動搬送装置400には、コンタクトガラス160・161に対応して、それぞれ原稿シート押え177・178を備える。
【0152】
次に、そのような画像形成装置を用いて、原稿シートTの表裏両面を同時に読み取り、シートSの表裏両面にカラー画像を形成する場合を説明する。
【0153】
先ず、不図示のメインスイッチをオンするとともに、原稿自動搬送装置400の載置台163に原稿シートTをセットする。
【0154】
次に、不図示のスタートスイッチを押すと、載置台163から呼出ローラ165・供給ローラ166・分離ローラ167により原稿シートTを1枚ずつ分離するとともに搬送しながら原稿シート搬送路R5へと導き、シ−ト搬送ローラ168により原稿シートTをさらに搬送して、コンタクトガラス160・170上の画像読取部へと移動してから、第1の画像読取手段155と第2の画像読取手段155とを駆動する。
【0155】
第1の画像読取手段155を駆動すると、光源156を点灯しつつ、その光源156および複数のミラー157を静止したまま、光源156からの光をコンタクトガラス160上の原稿シートT面で反射し、その反射光を複数のミラー157で反射し、結像用光学レンズ158を経て、イメージセンサ159に入れ、そのイメージセンサ159で原稿シートTの表面の内容を読み取る。
【0156】
一方、第2の画像読取手段170を駆動すると、光源172を点灯しつつ、その光源172からの光をコンタクトガラス173上の原稿シートT面で反射し、その反射光を、結像用光学レンズ174を経て、イメージセンサ175に入れ、そのイメージセンサ175で原稿シートTの裏面の内容を読み取る。
【0157】
このようにして、原稿シートTの表裏の内容をそれぞれ読みってから、排出台164上に、原稿シートSを排出する。
【0158】
そして、画像形成装置本体100では、作像担持体112、一次ローラ121・122・123の1つ、二次ローラ131・132・133・134の1つ、給送ローラ141などをタイミングを取って回転する。
【0159】
各作像装置E・F・G・Hでは、個々の作像担持体112の図中時計まわりの回転にともない、それぞれ各帯電手段113で表面を一様に帯電し、共通のレーザ書込手段118からの個別の書込み光で書込みを行って色別の潜像を形成し、各現像手段114で各色トナーを付着して個々の作像担持体112上にそれぞれ色別のトナー画像を形成する。図示例では、このとき作像担持体112上のトナーの極性は、マイナスとする。
【0160】
一次像担持装置Iでは、一次ローラ121・122・123の1つのローラを回転するとともに他の2つのローラを従動回転し、一次像担持体120を作像担持体112に同期して図中反時計まわりに回転搬送し、その一次像担持体120上に、各作像転写手段115でプラスの電荷を与えてそれぞれ作像担持体112上の画像を順次転写し、4色重ね合わせた第1のフルカラー画像を形成する。
【0161】
画像転写後、各作像装置E・F・G・Hの作像担持体112は、それぞれ残留トナーを作像クリーニング手段116で除去し、作像除電手段117で除電する。その後、再び各帯電手段113で帯電してレーザ書込手段118で書込みを行い、各現像手段114で現像して個々の作像担持体112上にそれぞれ再度色別のトナー画像を形成する。
【0162】
二次像担持装置Jでは、二次ローラ131・132・133・134の1つのローラを回転するとともに他の3つのローラを従動回転し、二次像担持体130を一次像担持体120に同期して図中時計まわりに回転搬送し、その二次像担持体130上に、一次転写手段125でプラスの電荷を与えて一次像担持体120上の画像を転写する。このとき、二次クリーニング手段135は、支軸156を中心として矢印b方向に回動して非クリーニング位置にある。
【0163】
画像転写後、一次像担持装置Iの一次像担持体120は、残留トナーを一次クリーニング手段124で除去する。その後、再びその一次像担持体120上に各作像転写手段115でそれぞれ作像担持体112上の画像を順次転写し、4色重ね合わせた第2のフルカラー画像を形成する。
【0164】
画像転写後、各作像装置E・F・G・Hの作像担持体112は、それぞれ残留トナーを作像クリーニング手段116で除去し、作像除電手段117で除電して次の作像サイクルに備える。
【0165】
一方、シート搬送装置Kでは、適宜選択的に給送ローラ141の1つを回転してシートカセット140内のシートSを送り出し、シートガイド142で案内して先端をレジストローラ143間に突き当てて止めて、上述した第1のフルカラー画像および第2のフルカラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ143を回転し、一次像担持体120と二次像担持体130間の転写ニップに送り込む。
【0166】
そして、まずシートSの表面に一次転写手段125でプラスの電荷を与えて、一次像担持体120上の第2のフルカラー画像を転写し、次いでシートSを若干上方へと搬送したところで裏面に二次転写手段136でプラスの電荷を与えて、二次像担持体130上の第1のフルカラー画像を転写する。その後、表裏両面に画像転写後のシートSを定着装置Lへと導き、一対の定着ローラ147間を通して熱と圧力とを加えて両面の画像を定着し、排出ガイド144で案内して排出ローラ145で外装カバー110の外に排出し、排出スタック装置Mの排出スタック部150上に表面を下にしてフェイスダウンでスタックする。
【0167】
よって、第2頁目を第1のフルカラー画像として先に形成し、次いで第1頁目を第2のフルカラー画像として後に形成し、続けて同様に後の頁を先に形成してシートSの裏面側に転写し、先の頁を後に形成して表面側に転写し、フェイスダウンで出力するようにすれば、排出スタック部150上でシートSを頁順に揃えることができる。
【0168】
このとき、公知の画像処理技術を用いて、一次像担持体120上の第2のフルカラー画像は、作像担持体112上では正像とし、二次像担持体130上の第1のフルカラー画像は、作像担持体112上では逆像(鏡像)とする必要がある。
【0169】
画像転写後、一次像担持装置Iの一次像担持体120は、残留トナーを一次クリーニング手段124で除去する。二次像担持装置Jの二次像担持体130は、二次クリーニング手段135を支軸156を中心として矢印c方向に回動してクリーニング位置とし、その二次クリーニング手段135で残留トナーを除去し、それぞれ次の画像担持に備える。
【0170】
使用により、各現像手段114のトナーがなくなったときには、トナー補給装置Nのトナー収納部152の対応するトナーカートリッジ153から粉体ポンプ等で搬送して同色のトナーを補給する。
【0171】
ジャムによりシートSの搬送が妨げられたときには、外装カバー110の正面カバー10Aを支軸155を中心として矢印d方向に開き、シート搬送路を開放してジャム処理を行う。
【0172】
この画像形成装置で、シートSの片面にフルカラー画像を形成するときは、画像読取装置200で、原稿シートTの片面を読み取ってから、作像装置E・F・G・Hの各作像担持体112上に形成した画像を一次像担持装置Iの一次像担持体120に転写して後、その画像を二次像担持装置Jの二次像担持体130に転写することなく、シート搬送装置Kで搬送するシートSの片面に順次直接転写するようにする。そして、定着装置Lで転写画像を定着し、排出スタック装置Mにフェイスダウンで頁順に揃えて排出する。
【0173】
また、図示画像形成装置で、シートSに二色画像やモノクロ画像を形成するときは、4つの作像装置E・F・G・Hのうちの対応する色の作像装置を用いて画像を形成し、その画像を一次像担持装置Iの一次像担持体120や二次像担持装置Jの二次像担持体130を介してシートSに転写する。
【0174】
そのような画像形成装置本体100内のシート搬送ローラであるレジストローラ143には、図15に示した異物除去装置90を設ける。
【0175】
また、画像読取装置200において、コンタクトガラス160、161、173上の画像読取部に対し、その上流位置にあるシート搬送ローラ168には、前述した異物除去装置を備える。
【0176】
すなわち、図18の画像読取装置200において、原稿シート搬送路R5の右側のシート搬送ローラ168には、例えば図3に示す異物除去装置78を備える一方、原稿シート搬送路R5の左側のシート搬送ローラ168には、例えば図15に示す異物除去装置90を備える。
【0177】
このようにして、図示画像読取装置200は、原稿シートSの表面に接触するシート搬送ローラ168と、原稿シートSの裏面に接触するシート搬送ローラ168とに、異物除去装置78・90をそれぞれ備える。
【0178】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、回転体のまわりに刷毛を設けて異物除去部材を形成し、その異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に接触するので、シート搬送回転体の回転とともに、そのシート搬送回転体に付着した異物、例えばシートの一例である用紙から発生した紙粉・タルクなどの添加物、落下トナー、ゴミ、または埃などを良好に除去するので、シート搬送不良などの発生を防止することができる。
【0179】
加えて、そのようにシート搬送回転体に付着した異物を良好に除去するので、異物が像担持体に付着することによる画像形成不良、異物がシート搬送回転体に付着することによるシート搬送不良、異物が定着ローラに付着することによる定着不良などの発生を防止することができる。
【0180】
さらに加えて、異物除去部材を設けるだけの構成なので、安価な異物除去装置を提供することができる。
【0181】
加えて、従来の、弾性体のクリーニング手段を備えるもの、または粘着部材を備えるものと、本発明による異物除去装置を備えるものとを比較すると、後者のものが異物を収納できる容量が大きいので、長期間にわたり異物を良好に除去することができる。
【0182】
請求項2に係る発明によれば、回転体をローラとする一方、刷毛を帯状の織布に設け、その織布をローラに巻き付けて、そのローラのまわりに刷毛を設けるので、異物除去部材の製造を簡単とするから、一層安価な異物除去装置を提供することができる。
【0183】
請求項3に係る発明によれば、回転体がベルトであるので、そのベルトのまわりに設けた刷毛を、複数のシート搬送回転体のそれぞれの周面に接触させることができるから、1つの異物除去部材で複数のシート搬送回転体の異物を除去することができ、一層安価な異物除去装置を提供することができる。
【0184】
請求項4に係る発明によれば、刷毛の太さや本数、密度などを限定するので、その限定した値よりも刷毛の太さを細くした場合、本数を少なくした場合、密度を小さくした場合よりも一層良好に異物を除去することができるとともに、限定した値よりも刷毛の太さを太くした場合、本数を多くした場合、密度を大きくした場合よりもシート搬送回転体と異物除去部材との摩擦を低く押えることができるから、シート搬送回転体のモータが必要以上に大型化するのを防止して、装置の小型化、および省電力を図ることができる。
【0185】
請求項5に係る発明によれば、刷毛中に異物収納空間を設け、その異物収納空間に異物を収納するので、異物除去部材で一度除去した異物が、再度、シート搬送回転体に付着することを防止することができる。
【0186】
請求項6に係る発明によれば、異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に相対移動するように接触するので、シート搬送回転体の周面を異物除去部材の刷毛がこするから、一層良好に異物を除去することができる。
【0187】
請求項7に係る発明によれば、回転する異物除去部材の刷毛にフリッカを接触するように設けるので、刷毛とフリッカとをこすりあわせ、そのフリッカにより異物除去部材から異物を除去するから、一層長期間にわたって異物を良好に除去することができる。
【0188】
また、そのフリッカにより落した異物を回収する回収容器を設けるので、フリッカにより払い落とした異物を回収容器に蓄えるから、異物が飛散することを防止することができる。
【0189】
請求項8に係る発明によれば、シート搬送回転体をシート搬送ローラとするので、シート搬送回転体をベルトとしたものに比べて、部品点数を少なくすることができる。
【0190】
請求項9に係る発明によれば、像担持体上の画像にタイミングを合わせてレジストローラでシートを送り出し、そのシートに像担持体上の画像を転写して画像を形成する画像形成装置に備え、レジストローラをシート搬送ローラとするので、レジストローラに付着した異物を良好に除去することができる。
【0191】
請求項10に係る発明によれば、像担持体上の画像をシートに転写して後、そのシートを通して定着ローラで画像を定着して該シートに画像を形成する画像形成装置に備え、定着ローラをシート搬送ローラとするので、定着ローラに付着した異物を良好に除去することができる。
【0192】
加えて、定着ローラに付着する異物を除去するので、定着不良、およびシートの裏汚れを防止することもできる。
【0193】
また、オイルを用いる定着装置を備える画像形成装置に、異物除去装置を用いれば、異物がオイルに混入することを防止することもできる。
【0194】
請求項11に係る発明によれば、給送ローラでシートを送り出して搬送しながら像担持体上の画像を転写してシートに画像を形成する画像形成装置に備え、給送ローラをシート搬送ローラとするので、給送ローラに付着した異物を良好に除去することができる。
【0195】
請求項12に係る発明によれば、上記各効果を有する異物除去装置を備えるシート搬送装置を提供することができる。
【0196】
請求項13に係る発明によれば、請求項12に記載の効果を有するシート搬送装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0197】
請求項14に係る発明によれば、画像形成装置が一次像担持体と二次像担持体とを備え、一次像担持体上に担持する第1の画像を一次転写手段で二次像担持体に転写して後、一次像担持体上に別途第2の画像を担持し、第2の画像を一次転写手段で、第1の画像を二次転写手段でそれぞれ転写してシートの両面に画像を形成するので、シートの表裏両面に同時に画像形成できるから、異物除去効果を有することに加えて、シートの表裏両面に画像形成するときの画像形成時間を短縮することができる。
【0198】
請求項15に係る発明によれば、請求項1〜8に記載の効果を有する異物除去装置を備える画像読取装置を提供することができる。
【0199】
請求項16に係る発明によれば、画像読取部の上流位置にあるシート搬送回転体に異物除去装置を備えるので、画像読取部の上流位置でシート搬送回転体に付着した異物を除去するから、画像読取品質を向上することができる。
【0200】
請求項17に係る発明によれば、原稿シートの表面を読み取る第1の画像読取手段と原稿シートの裏面を読み取る第2の画像読取手段とをそれぞれ備えるので、原稿シートの表裏両面を同時に読み取ることができるから、異物除去効果を有することに加えて、原稿シートの表裏を読み取るときの画像読取時間を短縮することができる。
【0201】
請求項18に係る発明によれば、原稿シートの表面に接触するシート搬送回転体と、原稿シートの裏面に接触するシート搬送回転体とに異物除去装置をそれぞれ備えるので、原稿シートの表裏両面の画像読取品質を向上することができる。
【0202】
請求項19に係る発明によれば、画像形成装置が、請求項17または18に記載の画像読取装置を備えるので、原稿シートの表裏両面を同時に読み取り、シートの表裏両面に同時に画像を形成するから、異物除去効果を有することに加えて、原稿シートの表裏を読み取り、その原稿シートの内容をシートの表裏に画像形成するときの画像読取時間・画像形成時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置の全体概略構成図である。
【図2】その複写機の一部の構成図である。
【図3】その複写機に備える異物除去装置の構成図である。
【図4】その異物除去装置に備える異物除去部材の刷毛の説明図である。
【図5】その異物除去装置を備える複写機と従来の複写機において、稼動時間と異物除去効果との関係を示すグラフである。
【図6】その異物除去部材を形成するときの斜視図である。
【図7】その異物除去部材の一部拡大断面図である。
【図8】その異物除去部材に備える刷毛の原糸(フィラメント)の太さとよりあつめる数とを変えるとともに刷毛の密度を変えた場合において、それと異物除去効果との関係を示すグラフである。
【図9】その異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に相対移動するように接触するように配置した場合の説明図である。
【図10】その異物除去部材の刷毛にフリッカを設けた場合の説明図である。
【図11】この発明に係る画像形成装置に備えるシート搬送ローラの周面を弾性体で形成した場合の説明図である。
【図12】この発明に係る画像形成装置の一部の構成図である。
【図13】同様の図である。
【図14】同様の図である。
【図15】この発明に係る異物除去装置の別の例の構成図である。
【図16】その異物除去装置に備える異物除去部材の刷毛の説明図である。
【図17】この発明に係る画像形成装置の別の例の本体概略構成図である。
【図18】その画像形成装置が備える画像読取装置の全体概略構成図である。
【図19】その画像読取装置の一部の構成図である。
【図20】従来の異物除去装置の概略構成図である。
【図21】従来のシート搬送装置におけるシート搬送ガイドの断面図である。
【符号の説明】
10  感光体(像担持体)
21、143  レジストローラ(シート搬送ローラ)
24a、24b、147  定着ローラ(シート搬送ローラ)
62、165  呼出ローラ(給送ローラ)
63、166  供給ローラ(給送ローラ)
64、167  分離ローラ(給送ローラ)
66、168  シート搬送ローラ(シート搬送回転体)
74、91  異物除去部材
75  ローラ(回転体)
78、90  異物除去装置
79、94  刷毛
85a、85b  異物収納空間
87  フリッカ
93  ベルト(回転体)
100 画像形成装置本体
120 1次像担持体(像担持体)
125 1次転写手段
130 2次像担持体(像担持体)
136 2次転写手段
141 給送ローラ(シート搬送ローラ)
155 第1の画像読取手段
170 第2の画像読取手段
200 画像読取装置
C、D、K、Q  シート搬送装置
S  シート
T  原稿シート

Claims (19)

  1. 回転体のまわりに刷毛を設けて異物除去部材を形成し、その異物除去部材の刷毛をシート搬送回転体の周面に接触することを特徴とする、異物除去装置。
  2. 前記回転体をローラとする一方、前記刷毛を帯状の織布に設け、その織布を前記ローラに巻き付けて、そのローラの周りに前記刷毛を設けることを特徴とする、請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 前記回転体がベルトであることを特徴とする、請求項1に記載の異物除去装置。
  4. 前記刷毛を100D/20F〜1000D/200Fとするとともに、前記回転体のまわりに前記刷毛を密度0.155×10〜7.750×10本/mで設けることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の異物除去装置。
  5. 前記刷毛中に異物収納空間を設けることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の異物除去装置。
  6. 前記異物除去部材の刷毛を前記シート搬送回転体の周面に相対移動するように接触することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載の異物除去装置。
  7. 回転する前記異物除去部材の刷毛にフリッカを接触するよう設けるとともに、そのフリッカにより落した異物を回収する回収容器を設けることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1に記載の異物除去装置。
  8. 前記シート搬送回転体をシート搬送ローラとすることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1に記載の異物除去装置。
  9. 像担持体上の画像にタイミングを合わせてレジストローラでシートを送り出し、そのシートに前記像担持体上の画像を転写して画像を形成する画像形成装置に備え、前記レジストローラを前記シート搬送ローラとすることを特徴とする、請求項8に記載の異物除去装置。
  10. 像担持体上の画像をシートに転写して後、そのシートを通して定着ローラで画像を定着して該シートに画像を形成する画像形成装置に備え、前記定着ローラを前記シート搬送ローラとすることを特徴とする、請求項8に記載の異物除去装置。
  11. 給送ローラでシートを送り出して搬送しながら像担持体上の画像を転写してシートに画像を形成する画像形成装置に備え、前記給送ローラを前記シート搬送ローラとすることを特徴とする、請求項8に記載の異物除去装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1に記載の異物除去装置を備えることを特徴とする、シート搬送装置。
  13. 請求項12に記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置が一次像担持体と二次像担持体とを備え、前記一次像担持体上に担持する第1の画像を一次転写手段で前記二次像担持体に転写して後、前記一次像担持体上に別途第2の画像を担持し、前記第2の画像を前記一次転写手段で、前記第1の画像を二次転写手段でそれぞれ転写してシートの両面に画像を形成することを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 請求項1ないし8のいずれか1に記載の異物除去装置を備えることを特徴とする、画像読取装置。
  16. 画像読取部の上流位置にあるシート搬送回転体に、前記異物除去装置を備えることを特徴とする、請求項15に記載の画像読取装置。
  17. シートである原稿シートの表面を読み取る第1の画像読取手段と原稿シートの裏面を読み取る第2の画像読取手段とを備えることを特徴とする、請求項16に記載の画像読取装置。
  18. 原稿シートの表面に接触する前記シート搬送回転体と、原稿シートの裏面に接触する前記シート搬送回転体とに、前記異物除去装置をそれぞれ備えることを特徴とする、請求項17に記載の画像読取装置。
  19. 前記画像形成装置が、請求項17または18に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
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