JP2004189334A - 吊下げ用ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】てのひら内に納まる大きさで、握り心地も良く指が痛くならない吊下げ用ホルダーの提供を目的とする。
【解決手段】てのひら内に収容可能で握ることによって、てのひらを刺激する握り本体の長手方向と直交する方向に設けられ、買物袋の取手部分を挿入して支持すると共に、吊下げ手段としてのスリットを設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
握り本体に吊下げ手段を設けることにより、指の間から買物袋を吊下げた状態で支持して運ぶことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】てのひら内に収容可能で握ることによって、てのひらを刺激する握り本体の長手方向と直交する方向に設けられ、買物袋の取手部分を挿入して支持すると共に、吊下げ手段としてのスリットを設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
握り本体に吊下げ手段を設けることにより、指の間から買物袋を吊下げた状態で支持して運ぶことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビニール袋などに入れた商品を支持すると、短距離といえども重量によっては、手や指を痛めてしまうが、てのひら内で握れる握り本体にビニール袋を支持させるだけで、手や指が痛くならないように改善した吊下げ用ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の従来例としては、手で握ることができる柱状の柄の一端から他端側へ湾曲させた支持棒を配設すると共に、他端側に延出した支持棒は、柄と接合させることなく、少し離間させて買い物袋の取手部分を挿入するようにしたものがある。(例えば特許文献1参照)
また、その断面を略U字状に形成した筒状グリップの溝部分に、買物袋の取手を挿入してグリップを握って支持するものがある。(例えば特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平5−319443号公報
【特許文献2】
特開平2000−287735号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に示す荷袋運搬用代替取手は、てのひらからはみ出る大きさであり、大型ゆえに不使用時の持ち運びに不便であるという欠点があった。
特許文献2に示す買物袋の提手用グリップは、特許文献1に示すものよりは小型であるが、てのひらからはみ出ることは同じで、同様に不使用時の持ち運びが不便であった。
また、グリップを離して買物袋を置くと、グリップが外れて落下してしまうという欠点もあった。
本発明は、このような不具合を解消するためになされたものであり、小型でてのひら内に納まる大きさで握り心地の良い吊下げ用ホルダーの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解決するために、本発明は次のような構成としている。
請求項1に記載した吊下げ用ホルダーは、てのひら内に収納可能で、握ることによって、てのひらを刺激する握り本体の長手方向と直交する方向に設けられ、買物袋の取手部分を挿入して支持するスリットを設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
スリットに買物袋の取手を挿入して握り本体を握ると、指の間から買物袋が垂下る状態で支持することができる。
請求項2に記載した吊下げ用ホルダーは、角柱の稜線部分に傾斜面を設けると共に、てのひら内に収容可能で握ることによっててのひらを刺激する握り本体の対向面に貫通穴を設けた。
この貫通穴とこの貫通穴に連接して買物袋の取手を挿入するためのスリットからなる吊下げ手段を設けることで吊下げ用ホルダーとした。
握り本体を略角柱にすると、てのひらに適当な刺激を与えることができて、握り心地が良くなり指圧の作用が生じる。
請求項3に記載した吊下げ用ホルダーは、てのひら内に収容できる握り本体の周壁面に買物袋などの取手を挿入するスリットを設けると共に、握り本体の一端に指圧用の突起を設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
握り本体を握った状態で力を入れたり抜いたりすることで、てのひらへの刺激となるし、突起部分を指圧用として用いることで、ホルダーの他に指圧器具としても使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明について、図面を参照して説明する。図1は本発明の吊下げ用ホルダーを示す斜視図、図2は同じく図1の背面側を示す斜視図である。
図1で示すように本発明の吊下げ用ホルダー10は、てのひら内に収容可能な大きさよりなる握り本体12と、この握り本体12に設けた吊下げ手段20とからなる。
このような握り本体12と吊下げ手段20とについて、更に詳細に説明する。
握り本体12は木材などの角柱を、てのひら内に収容できる程度の大きさに切断すると共に、稜線部や角部を曲面や傾斜面に削り取ることで、カット面14を形成している。
このカット面14を形成するのは、てのひら内で握った場合に痛くないようにすると共に、手になじむようにするためである。
このような角柱体の一端側には、各面を傾斜させて斜面の集合体とすることで、その先端部に突起18を設けている。この突起18は指圧用の突起として用いるものであり、その先端部は適度な刺激を与えられる大きさの突起である。
【0007】
突起18の他端側は図2で示すように、角部を丸めたカット面14を形成することで、押当19を設けている。この押当19は、突起18を用いて指圧を行う場合の押圧面となる部分である。
尚、突起18を形成する各稜線部分にもカット面14を形成して、握り本体12を握った場合に、エッジ部分でてのひら内が痛くないように配慮している。しかし、基本的には角柱であるから、握ると適度な刺激をてのひらに与えることになる。
このような握り本体12の突起18側傾斜面部分には、小孔15を設けて図示しない紐などを通すことができるようにしている。また押当19側の両側壁には、それらの面を貫通する孔16を設けている。
この孔16は、握り本体を木材で形成した場合に、木の香りをより多く発散させる為のものであり、図中の上下面を貫通するように孔16を設けても良い。
【0008】
吊下げ手段20は図1及び図2で示すように、握り本体12の両側壁を貫通させて設けた貫通穴22と、この貫通穴に連接して握り本体12を二分するように設けたスリット24とからなる。
このスリット24は、その幅を貫通穴22の径よりも小さくした吊下げ手段20である。この吊下げ手段の入口両側には、傾斜面25を設けてスリット24への紐状物の挿入を容易にしている。
スリット24の幅を狭くすることで、挿入した買物袋などの取手部分の外れを阻止するようにしている。
【0009】
このように構成した吊下げ用ホルダーの使用例について、図3を用いて説明する。図3は図1の使用例を示す説明図である。
図3で示すように吊下げ用ホルダー10を使用するには、吊下げ手段20のスリット内に、買物袋25の取手26部分を挿入する。
買物袋25とは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で買物した際に、商品を入れる合成樹脂製の袋である。
図3で示すように、買物袋25の取手26を挿入した吊下げ用ホルダー10を、てのひら内で握ると、取手26部分は指の間を通って、買物袋を吊下げした状態で、支持することができる。
【0010】
一般的に買物袋を手で直接保持する場合は、買物袋の取手部分が指に食い込んで痛くなるから、指の上ではなくてのひら部分で支持することが多い。てのひら上で支持するには、てのひらを上に向けるために、腕を曲げた状態で支持することになる。
この腕を曲げて支持する方法は、肩こりや筋肉痛の原因になることが知られているが、この吊下げ用ホルダー10は、てのひら内で握った状態で使用するから、腕を曲げることなくまっすぐに延ばした状態になって、肩こり等が生じない持ち方となる。
角柱体の一端に突起18を設けた形状は、てのひら内になじみ易く、適度な角部もあるので、てのひらや指に刺激を与え血行を良くして指圧の効果を生じる。この指圧効果は、荷物を吊下げた荷重で得られるし、荷物がない場合でも吊下げ用ホルダー10を握ったり、握った力をゆるめたりすることで歩きながらでも指圧としての刺激を得ることができる。
この握り本体12は木材だけでなく、合成樹脂で作ることも可能であり、木目調に形成したり、のみ等で削ったようにした外形を作ることにより、民芸調に仕上げることができる。また、耳や尾などを付けたり書いたりして、動物の形などに形成することも可能である。
【0011】
本発明の他の例について、図面を参照して説明する。図4は本発明の他の例の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
図4で示すように、他の例で示す吊下げ用ホルダー30は、前述例と同様に、てのひら内で握ることができる握り本体32と、この握り本体32に設けた吊下げ手段40とからなる。
この握り本体32と吊下げ手段40とについて、更に詳細に説明する。
握り本体32は、その一端側に指圧用の突起38を、前述例と同様に設けている。この握り本体32は、前述例よりも円柱形に近い形状であるが、その表面を滑らかにすることなくのみ等を用いて粗削りで形成したものであり、この粗削りはてのひらに対する刺激用である。
のみによる粗削りは、前述例に適用しても良く、更に握り本体の民芸調が強調されることになる。
【0012】
吊下げ手段40は、握り本体32を二分するように設けているが、前述例と相違する点は、スリット44よりなる吊下げ手段40である。
このスリットは、挿入部の溝幅を狭くして深部側をそれよりも広くしたスリットであり、買物袋の取手部分が外れないように配慮している。
このスリット44の開口面には、傾斜面を設けて取手の挿入を容易にしていることは、前述例と同じである。また、突起38の反対側に設けた押当も前述例と同様である。
このように構成した吊下げ用ホルダー30は、吊下げ手段の形状を簡単にしてより民芸調に仕上げたものであり、前述例と同様に使用するものである。
【0013】
以上説明した吊下げ用ホルダーは、木材で作ることによって、夏は汗を吸い取り冬はぬくもり感があってあたたかい感触がする。又木の香りを楽しむことができる作用を持っている。
てのひら内にフィットする形状であるから、指を痛めることもなく重い荷物も楽に持つことができて、古新聞や古雑誌の束、更に一斗缶などの重量物でも運ぶことができる。
この吊下げ用ホルダーを握ると、指の間を通って荷物を吊下げるから、従来と同様に、直接指で吊下げているような感覚で、荷物を持つことができるから違和感がない。
買物袋の取手に取付けた吊下げ用ホルダーは、取手部分から外れて落下することが無いので、一度下に置いた荷物をそのまますぐに持ち上げることができるものである。
握ったまま指圧用として使えるから、散歩中などのように歩きながら指圧することができる。突起部分を押付けて使用すると、指先による指圧のように疲れることもなく、小型であるからいつでもどこでも使用できる指圧器具であるという作用もある。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、てのひら内に収まる握り本体に、吊下げ手段を設けたことにより、以下の効果を得ることができた。
すなわち、指を痛めるようなことがなく、肩こり等が生じないようにして荷物を吊下げて運ぶことができるようになった。
握るだけで指圧の効果が得られるだけでなく、突起部分の押圧によって、全身の指圧にも対応できる指圧器具として使用することができる。
小型でありキーホルダー等に取付けておくと、民芸品のようでもあり持運びに便利であるなどの効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
【図2】図1の背面側を示す斜視図である。
【図3】図1の使用例を示す説明図である。
【図4】本発明の他の例の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 吊下げ用ホルダー
12 握り本体
18 突起
19 押当
20 吊下げ手段
22 貫通穴
24 スリット
25 買物袋
26 取手
30 吊下げ用ホルダー
32 握り本体
38 突起
40 吊下げ手段
44 スリット
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビニール袋などに入れた商品を支持すると、短距離といえども重量によっては、手や指を痛めてしまうが、てのひら内で握れる握り本体にビニール袋を支持させるだけで、手や指が痛くならないように改善した吊下げ用ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の従来例としては、手で握ることができる柱状の柄の一端から他端側へ湾曲させた支持棒を配設すると共に、他端側に延出した支持棒は、柄と接合させることなく、少し離間させて買い物袋の取手部分を挿入するようにしたものがある。(例えば特許文献1参照)
また、その断面を略U字状に形成した筒状グリップの溝部分に、買物袋の取手を挿入してグリップを握って支持するものがある。(例えば特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平5−319443号公報
【特許文献2】
特開平2000−287735号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に示す荷袋運搬用代替取手は、てのひらからはみ出る大きさであり、大型ゆえに不使用時の持ち運びに不便であるという欠点があった。
特許文献2に示す買物袋の提手用グリップは、特許文献1に示すものよりは小型であるが、てのひらからはみ出ることは同じで、同様に不使用時の持ち運びが不便であった。
また、グリップを離して買物袋を置くと、グリップが外れて落下してしまうという欠点もあった。
本発明は、このような不具合を解消するためになされたものであり、小型でてのひら内に納まる大きさで握り心地の良い吊下げ用ホルダーの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解決するために、本発明は次のような構成としている。
請求項1に記載した吊下げ用ホルダーは、てのひら内に収納可能で、握ることによって、てのひらを刺激する握り本体の長手方向と直交する方向に設けられ、買物袋の取手部分を挿入して支持するスリットを設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
スリットに買物袋の取手を挿入して握り本体を握ると、指の間から買物袋が垂下る状態で支持することができる。
請求項2に記載した吊下げ用ホルダーは、角柱の稜線部分に傾斜面を設けると共に、てのひら内に収容可能で握ることによっててのひらを刺激する握り本体の対向面に貫通穴を設けた。
この貫通穴とこの貫通穴に連接して買物袋の取手を挿入するためのスリットからなる吊下げ手段を設けることで吊下げ用ホルダーとした。
握り本体を略角柱にすると、てのひらに適当な刺激を与えることができて、握り心地が良くなり指圧の作用が生じる。
請求項3に記載した吊下げ用ホルダーは、てのひら内に収容できる握り本体の周壁面に買物袋などの取手を挿入するスリットを設けると共に、握り本体の一端に指圧用の突起を設けることで、吊下げ用ホルダーとした。
握り本体を握った状態で力を入れたり抜いたりすることで、てのひらへの刺激となるし、突起部分を指圧用として用いることで、ホルダーの他に指圧器具としても使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明について、図面を参照して説明する。図1は本発明の吊下げ用ホルダーを示す斜視図、図2は同じく図1の背面側を示す斜視図である。
図1で示すように本発明の吊下げ用ホルダー10は、てのひら内に収容可能な大きさよりなる握り本体12と、この握り本体12に設けた吊下げ手段20とからなる。
このような握り本体12と吊下げ手段20とについて、更に詳細に説明する。
握り本体12は木材などの角柱を、てのひら内に収容できる程度の大きさに切断すると共に、稜線部や角部を曲面や傾斜面に削り取ることで、カット面14を形成している。
このカット面14を形成するのは、てのひら内で握った場合に痛くないようにすると共に、手になじむようにするためである。
このような角柱体の一端側には、各面を傾斜させて斜面の集合体とすることで、その先端部に突起18を設けている。この突起18は指圧用の突起として用いるものであり、その先端部は適度な刺激を与えられる大きさの突起である。
【0007】
突起18の他端側は図2で示すように、角部を丸めたカット面14を形成することで、押当19を設けている。この押当19は、突起18を用いて指圧を行う場合の押圧面となる部分である。
尚、突起18を形成する各稜線部分にもカット面14を形成して、握り本体12を握った場合に、エッジ部分でてのひら内が痛くないように配慮している。しかし、基本的には角柱であるから、握ると適度な刺激をてのひらに与えることになる。
このような握り本体12の突起18側傾斜面部分には、小孔15を設けて図示しない紐などを通すことができるようにしている。また押当19側の両側壁には、それらの面を貫通する孔16を設けている。
この孔16は、握り本体を木材で形成した場合に、木の香りをより多く発散させる為のものであり、図中の上下面を貫通するように孔16を設けても良い。
【0008】
吊下げ手段20は図1及び図2で示すように、握り本体12の両側壁を貫通させて設けた貫通穴22と、この貫通穴に連接して握り本体12を二分するように設けたスリット24とからなる。
このスリット24は、その幅を貫通穴22の径よりも小さくした吊下げ手段20である。この吊下げ手段の入口両側には、傾斜面25を設けてスリット24への紐状物の挿入を容易にしている。
スリット24の幅を狭くすることで、挿入した買物袋などの取手部分の外れを阻止するようにしている。
【0009】
このように構成した吊下げ用ホルダーの使用例について、図3を用いて説明する。図3は図1の使用例を示す説明図である。
図3で示すように吊下げ用ホルダー10を使用するには、吊下げ手段20のスリット内に、買物袋25の取手26部分を挿入する。
買物袋25とは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で買物した際に、商品を入れる合成樹脂製の袋である。
図3で示すように、買物袋25の取手26を挿入した吊下げ用ホルダー10を、てのひら内で握ると、取手26部分は指の間を通って、買物袋を吊下げした状態で、支持することができる。
【0010】
一般的に買物袋を手で直接保持する場合は、買物袋の取手部分が指に食い込んで痛くなるから、指の上ではなくてのひら部分で支持することが多い。てのひら上で支持するには、てのひらを上に向けるために、腕を曲げた状態で支持することになる。
この腕を曲げて支持する方法は、肩こりや筋肉痛の原因になることが知られているが、この吊下げ用ホルダー10は、てのひら内で握った状態で使用するから、腕を曲げることなくまっすぐに延ばした状態になって、肩こり等が生じない持ち方となる。
角柱体の一端に突起18を設けた形状は、てのひら内になじみ易く、適度な角部もあるので、てのひらや指に刺激を与え血行を良くして指圧の効果を生じる。この指圧効果は、荷物を吊下げた荷重で得られるし、荷物がない場合でも吊下げ用ホルダー10を握ったり、握った力をゆるめたりすることで歩きながらでも指圧としての刺激を得ることができる。
この握り本体12は木材だけでなく、合成樹脂で作ることも可能であり、木目調に形成したり、のみ等で削ったようにした外形を作ることにより、民芸調に仕上げることができる。また、耳や尾などを付けたり書いたりして、動物の形などに形成することも可能である。
【0011】
本発明の他の例について、図面を参照して説明する。図4は本発明の他の例の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
図4で示すように、他の例で示す吊下げ用ホルダー30は、前述例と同様に、てのひら内で握ることができる握り本体32と、この握り本体32に設けた吊下げ手段40とからなる。
この握り本体32と吊下げ手段40とについて、更に詳細に説明する。
握り本体32は、その一端側に指圧用の突起38を、前述例と同様に設けている。この握り本体32は、前述例よりも円柱形に近い形状であるが、その表面を滑らかにすることなくのみ等を用いて粗削りで形成したものであり、この粗削りはてのひらに対する刺激用である。
のみによる粗削りは、前述例に適用しても良く、更に握り本体の民芸調が強調されることになる。
【0012】
吊下げ手段40は、握り本体32を二分するように設けているが、前述例と相違する点は、スリット44よりなる吊下げ手段40である。
このスリットは、挿入部の溝幅を狭くして深部側をそれよりも広くしたスリットであり、買物袋の取手部分が外れないように配慮している。
このスリット44の開口面には、傾斜面を設けて取手の挿入を容易にしていることは、前述例と同じである。また、突起38の反対側に設けた押当も前述例と同様である。
このように構成した吊下げ用ホルダー30は、吊下げ手段の形状を簡単にしてより民芸調に仕上げたものであり、前述例と同様に使用するものである。
【0013】
以上説明した吊下げ用ホルダーは、木材で作ることによって、夏は汗を吸い取り冬はぬくもり感があってあたたかい感触がする。又木の香りを楽しむことができる作用を持っている。
てのひら内にフィットする形状であるから、指を痛めることもなく重い荷物も楽に持つことができて、古新聞や古雑誌の束、更に一斗缶などの重量物でも運ぶことができる。
この吊下げ用ホルダーを握ると、指の間を通って荷物を吊下げるから、従来と同様に、直接指で吊下げているような感覚で、荷物を持つことができるから違和感がない。
買物袋の取手に取付けた吊下げ用ホルダーは、取手部分から外れて落下することが無いので、一度下に置いた荷物をそのまますぐに持ち上げることができるものである。
握ったまま指圧用として使えるから、散歩中などのように歩きながら指圧することができる。突起部分を押付けて使用すると、指先による指圧のように疲れることもなく、小型であるからいつでもどこでも使用できる指圧器具であるという作用もある。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、てのひら内に収まる握り本体に、吊下げ手段を設けたことにより、以下の効果を得ることができた。
すなわち、指を痛めるようなことがなく、肩こり等が生じないようにして荷物を吊下げて運ぶことができるようになった。
握るだけで指圧の効果が得られるだけでなく、突起部分の押圧によって、全身の指圧にも対応できる指圧器具として使用することができる。
小型でありキーホルダー等に取付けておくと、民芸品のようでもあり持運びに便利であるなどの効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
【図2】図1の背面側を示す斜視図である。
【図3】図1の使用例を示す説明図である。
【図4】本発明の他の例の吊下げ用ホルダーを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 吊下げ用ホルダー
12 握り本体
18 突起
19 押当
20 吊下げ手段
22 貫通穴
24 スリット
25 買物袋
26 取手
30 吊下げ用ホルダー
32 握り本体
38 突起
40 吊下げ手段
44 スリット
Claims (3)
- てのひら内に収容可能で、握ることによっててのひらを刺激する握り本体と、
この握り本体の長手方向とは直交する方向に設けられ、買い物袋などの取手部を挿入して支持する吊下げ手段とからなる吊下げ用ホルダー。 - 角柱の稜線部にカット面を設けると共に、てのひらに収納可能で握ることによって、てのひらを刺激する握り本体と、
この握り本体を形成する前記角柱の対向する両側壁を貫通して設けた貫通穴と、この貫通穴に連接してスリットを設けた吊下げ手段とからなる吊下げ用ホルダー。 - てのひら内に収容可能な握り本体と、
この握り本体の周壁面から買物袋などの取手部を挿入可能な状態で設けた吊下げ手段と、
前記握り本体の少なくとも一端側に設けた指圧用の突起とからなる吊下げ用ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383185A JP2004189334A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 吊下げ用ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383185A JP2004189334A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 吊下げ用ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004189334A true JP2004189334A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32766982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383185A Pending JP2004189334A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 吊下げ用ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004189334A (ja) |
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2002
- 2002-12-11 JP JP2002383185A patent/JP2004189334A/ja active Pending
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