JP2004189134A - 車両のリヤバンパ構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】車両後部の見映えに悪影響を及ぼすことなく、車体後部の荷室の開口部をでぎろだげ広く確保する。
【解決手段】バンパフェイス8は第1開口35を有する。第1開口35は、バンパフェイス8を傾倒させてバンパフェイス8が下方位置をとったときに、排気パイプ36の後端を臨む位置に配置されている。また、車体には、バンパフェイス8が上方位置をとったときの第1開口35に対応する位置にリフレクタ38が設けられている。したがって、車両の走行時には、バンパフェイス8の第1開口35を通じてリフレクタ38を外部に露出させることができる。また、バンパフェイス8が下方位置に位置しているときには、第1開口35を通じて排気パイプ36から排出される排気ガスを後方に放出させることができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、車両のリヤバンパ構造、特に、車体後方に向かって開放した開口部を有する荷室を車体後部に備えた車両のリヤバンパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、乗用車等の自動車では、多くの場合、車体後部に後方に向かって開放した開口部を有する荷室を備え、この荷室開口部を開閉するために、リヤハッチ或いはトランクリッドなどと称される開閉体が設けられている。そして、荷物の出し入れ(収納あるいは取り出し)を行う際には、かかる開閉体を上方に変位(多くの場合、上方に回動)させて荷室開口部を開放した後に、荷物を出し入れするようになっている。
【0003】
このように、車体後部の荷室に対して荷物の出し人れを行う場合、荷室開口部が極力広く確保され、その下端位置ができるだけ低くなっていることが望ましい。特に、荷室開口部の下端位置が荷室フロアと面一であれば、荷物の出し入れを非常に楽に行える。
【0004】
ところが、車体の後端部には、後方からの衝突時になどにその衝撃荷重を吸収するために、所定の上下位置にパンパ(リヤバンパ)が取り付けられている。尚、近年、このリヤバンパは、その衝撃吸収性向上のため、また、車体後部の外観性向上等のために大型化の傾向があり、特に、そのバンパフェイスは、重体の後正面のみならず車体後部の側面まで覆うように、車幅方向に延びる中央部分からその両端部が前方に回り込んで後輪ホイールハウス部分まで延びるように形成されたものもある。
【0005】
上記リヤバンパのバンパフェイスの上端部は、通常、荷室フロアよりもかなり上方に位置している。つまり、後部荷室の開閉体を開いた場合、荷室開口部の下端位置は、実質的に、リヤバンパのバンパフェイス上端部の上下位置によって定まることとなる。
【0006】
このリヤバンパの上下方向の取付位置は、その衝撃吸収特性確保の観点から定められるものであり、そのバンパフェイス上端部の上下位置をむやみに低く設定することはできないので、荷室開口部の下端位置を下げて開口を広く確保する上で大きな制限となっていた。
【0007】
【特許文献1】
米国特許第2,767,896号
【0008】
この米国特許は、後部荷室の開閉体を、上方に開く上側開閉体と下方に開く下側開閉体との2つに分割して設け、下側開閉体を略水平にまで開くことができるようにした構成を開示する。
【0009】
【特許文献2】
特開平8−175184号公報
【0010】
この特開平8−175184号公報は、リヤバンパ全体を後部荷室の開閉体の下端側に対して実質的に一体的に取り付け、開閉体を開いた際にはリヤバンパ全体も同時に持ち上げることを提案している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
米国特許第2,767,896号に開示の手法を採用したときには、荷室の下側開閉体を開放して荷物の出し入れをする際には、下側開閉体が略水平にまで開かれるので、車体後方にその回動スペースを確保する必要がある。また、この下側開閉体を水平に開くように設計することはリヤバンパとの干渉を招く虞があることから、実際上は下側開閉体を水平まで開くようにはなっていない。更に、開閉体を上下に分割する分割ライン(パーティングライン)が現れるため、車両後部の見映えの点で好ましくない。
【0012】
特開平8−175184号公報に開示の発明にあっては、バンパレインフォースメントとバンパフェイスとを実質的に開閉体に取り付けるようになっているため、衝突荷重を受け持ち吸収すべきバンパレインフォースメントの取付剛性を確保することが難しいだけでなく、車両が後方からの衝突を受けた際には、その衝突荷重が開閉体に直接に入力されることになり、車室側への影響が大きくなってしまうという問題を有する。
【0013】
発明の目的は、車両後部の見映えに悪影響を及ぼすことなく、車体後部の荷室の開口部をでぎるだけ広く確保することができる車両のリヤバンパ構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明によれば、
車体後方に向けて開放した荷室開口部を有する車両のリヤバンパ構造において、
上下に変位可能なバンパフェイスを有し、該バンパフェイスは、その上端が前記荷室開口部の下端よりも上方に位置して該荷室開口部の下部を覆う第1位置と、該第1位置よりも下方に位置して前記荷室開口部の下部を開放する第2位置とをとることができ、
前記バンパフェイスには、該バンパフェイスが前記第2位置に位置したときに、排気パイプの後端を臨むように配置された第1開口部が形成され、前記バンパフェイスが第2位置にあるときに、排気パイプから排出される排気ガスを前記第1開口部を通じて後方に放出することができることを特徴とする車両のリヤバンパ構造を提供することにより達成される。
【0015】
すなわち、本発明によれば、バンパフェイスが、第1位置と第2位置との間で上下に変位可能であることから、バンパフェイスを下方に変位させて第2位置に位置させることにより、荷室開口部の下部を開放することができる。
【0016】
また、本発明によれば、バンパフェイスが第2位置に位置したときに、排気パイプから放出される排気ガスをバンパフェイスの第1開口部を通じて後方に放出させることができる。したがって、バンパフェイスを下方に変位させた状態であっても、このバンパフェイスによって排気を損なうことはない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態では、車両の後部に、第1位置にあるバンパフェイスの第1開口部に対応する位置に機能部品が配置されている。この機能部品としては、リフレクタであってもよいし、リヤハッチの鍵穴であってもよい。また、好ましい実施の形態では、バンパフェイスは、該バンパフェイスが前記第1位置に位置したときに、排気パイプの後端を臨むように配置された第2開口部を更に有する。
【0018】
例えば2本のテールパイプを備えた排気系を有する車両であれば、バンパフェイスの第1開口部及び/又は第2開口部を左右に設けるのがよい。
【0019】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1〜図3は、実施例のリヤバンパ構造を備えた自動車の後部を示すものであり、図1はリアハッチを閉じた状態を示す斜視図であり、図2はリアハッチを開けた状態を示す斜視図であり、図3はその説明図である。
【0021】
これらの図から理解できるように、車体ルーフ1の後端のリアヘッダ2にはリヤハッチ3が枢支され、このリヤハッチ3により、車体後部の荷室4が開閉されるようになっている。すなわち、この自動車は、荷室4を後方に大きく開放する荷室開口部5を有し、この荷室開口部5は、車体ルーフ1の後端にヒンジ結合されたリアハッチ3によって覆われており、リヤハッチ3は、その下端を上方に持ち上げることにより開けることができる。
【0022】
閉じ状態のリアハッチ3の下方にリヤバンパ6が配設されている。リヤバンパ6は、強度部材としてのバンパレインフォースメント7と、外装材としてのパンパフェイス8とを含み、レインフォースメント7とバンパフェイス8との間には、例えば発泡ウレタン樹脂等からなるエネルギ吸収体(図示せず)が配設される。バンパレインフォースメント7は、車幅方向に延びる閉断面構造の補強部材であり、その両端が左右のリヤサイドフレーム9に夫々連結されている(図3)。
【0023】
車体フレームに結合されたバンパレインフォースメント7により、後方からの追突事故などの際に、衝突荷重をバンパレインフォースメント7を介してリヤサイドフレーム9で受け止めることができ、これにより衝撃荷重を効果的に吸収することができる。換言すれば、バンパレインフォースメント7をリヤハッチ3などの後部開閉体に取り付けた場合には、衝突荷重が後部開閉体(リヤハッチ3)に直接に入力されることにより車室に大きな影響を及ぼす虞がある。
【0024】
バンパフェイス8は、合成樹脂からなる一体成型品であり、荷室開口部5に沿って車幅方向に延びる中央部8aと、車体後部のキャブサイドアウタパネルPに沿って車体前後方向に延びる端部8bとを有している。すなわち、バンパフェイス8は比較的大型であり、車体の後正面のみならず車体後部の側面まで覆う形状を有し、バンパフェイス端部8bは、後輪10のホイールハウス11まで延びている。
【0025】
パンパフェイス8は、図1と図2を対比すると理解できるように、バンパフェイス8が揺動することにより、正規位置(上方位置)から下方に変位した傾倒位置(下方位置)をとることができるようになっているが、揺動支点の上下動を伴いながら上方位置と下方位置との間で上下動するようにしてもよい。
【0026】
実施例の揺動機構は、図4に示すように、バンパフェイス端部8bの前端部分には、該端部8bと一体的にボス部15が形成されており、ボス部15には、図5に詳しく図示したように、両端にネジが螺設された取付シャフト16の外端が締結されている。また、リヤサイドフレーム9には、正面視でU字状に形成されたブラケット18が溶接され、このブラケット18の内部には、筒状ブッシング19が配設されている。ブッシング19は、具体的には図示しなかったが、ブラケット18に固定された外筒と、この外筒と同軸に回動自在に配設された内筒とで構成されている。この種のブッシング19は従来から既知であるので、その詳しい説明は省略する。
【0027】
上述したシャフト16の内端は、ブラケット18の貫通穴およびブッシング19の中を貫通して延びており、ブッシング内筒と一体の鍔部20をブラケット18と協働して挟むナット21を用いて固定されており、これによりシャフト16はブッシング19を介してブラケット18に回動自在に支持される。
【0028】
ブラケット18には、図7に見られるように、前方に向かって開口する切欠部18aが形成されており、車両が後方からの衝突を受けてリヤバンパ6に衝突荷重が入力された場合には、このブラケット18の切欠部18aが優先的に破損し、リヤサイドフレーム9等の車体側部材に大きな衝撃荷重が入力されて被害が及ぶことを抑制するようになっている。すなわち、このブラケット18の切欠部18aが、リヤバンパ6への衝突荷重入力時に優先的に破損する脆弱部を成している。
【0029】
図3を参照して、バンパレインフォースメント7には、鉛直方向に延びるプレート22の下端が溶接されている。この鉛直プレート22は、その上端がヒンジ23を介して回動プレート24の下端に連結されており、回動プレート24はバンパフェイス8に一体化されて、バンパフェイス8と一緒に傾倒することができる。ヒンジ23の高さ位置は、荷室フロア25の高さ位置と等しく、これによりバンパフェイス8を傾倒させたときに、回動プレート24は荷室フロア25に連続し且つ荷室フロア25を後方に延長した延長フロアを形成することができ、この延長フロアを形成する回動プレート24で荷室フロア25とバンパフェイス8との間の隙間を覆うことができる。
【0030】
図3を参照して、リヤハッチ3の下端中央にはラッチ27が設けられており、このラッチ27と係合可能なストライカ28は、回動プレート24の上端の対応する位置に設けられている。このようなラッチ及びストライカとの組み合わせによるロック構造は、従来から既知であるのでその詳しい説明は省略する。
【0031】
リヤハッチ3のラッチ27は操作ワイヤ(図示せず)を介して、運転席に設けられた操作手段(図示せず)に連結され、この操作手段をドライバが操作することによりラッチ27を解除してリヤハッチ3をリヤバンパ6から解放することができ、これによりリヤハッチ3を開けることができる。
【0032】
また、バンパフェイス8の両側と、車体側の対応箇所には、バンパフェイス8を正規位置(図1)でロックするためのストライカ及びラッチからなるロック手段28が取り付けられている(図1、図2)。このロック手段のラッチには、図2に見られるように荷室4に臨んで配置された操作手段30に操作ワイヤを介して連結されており、荷室4の操作手段30を操作することにより、ロック手段28を解除することによりバンパフェイス8を傾倒させることができる。
【0033】
尚、図4から理解できるように、荷室4の床面25(荷室フロア)は、その一部に凹所25aを有し、この凹所25aにより床下収納部が形成されている。
【0034】
前述したように、リヤハッチ3を開いた後、バンパフェイス8のロックを解除することで、パンパフェイス8は、シャフト16を中心として下方へ揺動して傾倒位置をとり、荷室4の荷室開口部5は大きく開かれた状態になる。そして、バンパフェイス8が傾倒位置をとったときには、回動プレート24が荷室フロア25から連続して後方に延び、荷室フロア25とバンパフェイス8との間の隙間を覆うことから、荷室フロア25とバンパフェイス8との間に生じる隙間から小物が落下したり、出し入れする荷物が引っ掛かる等の不都合が生じることを確実に防止することができ、利便性を向上することができる。
【0035】
バンパフェイス8の傾倒動作を適度に緩衝するために、バンパフェイス8の端部8bとキャブサイドアウタパネルPとの間にダンバ装置32(図6)を介装するのが好ましい。
【0036】
尚、回動プレート24は、パンパフェイス8を下方へ回動変位させた際に、実質的に水平面を形成するのがよく、この回動プレート24は乗員の手動操作で回動させるようにしてもよく、或いは、スプリング等の付勢手段を設けておいてバンパフェイス8の回動変位に伴なって自動的に回動動作を行なうようにするようにしてもよい。また、かかる回動プレート24をバンパフェイス8側に枢支させるようにしてもよい。
【0037】
バンパフェイス8が荷室4の荷室開口部5の下部を開放した傾倒状態つまり開放状態では、図2から理解できるように、バンパフェイス8の上端縁が、荷室4の荷室開口部5の下端縁と略同一高さ位置となる。好ましくは、荷室開口部5の下端縁が荷室フロア4と同一の高さレベルに設定するのがよく、これにより、バンパフェイス8を下方に変位した傾倒状態にすることにより、荷室4は、そのフロア面まで開放され、荷室4からの荷物の出し入れが非常に容易になる。勿論、リヤハッチ3だけを開放して、荷室4から小荷物等を出し入れすることもできる。
【0038】
また、バンパフェイス8を傾倒構造にしたことにより、荷室4の荷室開口部5を大きく開放するために、バンパフェイス22の一部を切り欠いた形状に作って、この切り欠いた部分をリヤハッチなどの開閉体の下端部分で埋めるように車体設計する必要が無くなり、このような手法を採用したときに外観上現れるパーティングラインが表れることはなく、車両後部の外観を向上することができる。
【0039】
また、実施例のバンパフェイス8は、車体の側面に回り込む形状を有することからバンパフェイス8の中央部8aと端部8bとを別体に作った場合に、その境に現れるパーティングラインも無く、このような大型のバンパフェイス8を採用したにも関わらず、車両後部の外観を向上することができる。
【0040】
バンパフェイス8は、更に、その中央部8aの端に第1開口35を有する。この第1開口35は、バンパフェイス8を傾倒させてバンパフェイス8が傾倒位置(図2)をとったときに、図8から最も良く理解できるように、排気パイプ36の後端を臨む位置に配置されている。また、車体には、バンパフェイス8が正規位置(図1)をとったときの第1開口35に対応する位置に、リフレクタ38が設けられている。
【0041】
このように第1開口35の位置を設定したことにより、バンパフェイス8が正規位置(図1)に位置しているとき、つまり車両の走行時には、第1開口35を通じてリフレクタ38を外部に露出させることができ、また、バンパフェイス8が傾倒位置(図2)に位置しているときには、第1開口35を通じて排気パイプ36の後端を外部に露出させることができる。したがって、車両の停車中にエンジンを動作させた状態のままで荷下ろしなどのためにバンパフェイス8を傾倒させたとしても、排気ガスを第1開口35を通じて後方に排出することができ、傾倒状態のバンパフェイス8によって排気が損なわれることはない。リフレクタ38は、第1開口部35に対応して配置される機能部品の一例に過ぎず、リフレクタ38の代わりに、例えばリヤハッチ3の鍵穴であってもよい。
【0042】
図示の例は、バンパフェイス8に一つの第1開口35を形成した例を示すものであるが、第1開口35をバンパフェイス8の左右に設けるようにしてもよい。これによれば、第1開口35を臨んで、ターンシグナルやランプを配置させることができる。また、排気管のテールパイプを左右に2つ設けたデュアルパイプを備えた自動車であれば、バンパフェイス8を傾倒させた状態で、バンパフェイス8の左右の第1開口35を通じて後方に排気することができる。
【0043】
図9〜図11は、第2実施例を示すものである。これらの図面から理解できるように、バンパフェイス8には、第1開口35の他に第2開口40が形成されている。この第2開口40は、第1開口35の下方に位置し、バンパフェイス8が正規位置(図9)にあるときに、排気パイプ36の後端に臨む位置に配置されている。この第2実施例によれば、バンパフェイス8が正規位置(図9)にあるときには、排気パイプ36から排出される排気ガスは第2開口40を通じて後方に放出することができる。他方、バンパフェイス8が傾倒位置(図10)にあるときには、排気パイプ36から排出される排気ガスは第1開口36を通じて後方に放出することができる。
【0044】
この第2実施例にあっても、例えば、排気管のテールパイプを左右に2つ設けたデュアルパイプを備えた自動車であれば、第1、第2の開口36、40をバンパフェイス8の左右に設ければよい。
【0045】
以上、リヤハッチ3との関係で本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はリヤハッチ3に限定されるものではなく、トランクリッドを備えた車両に対しても本発明を好適に適用できることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のリヤバンパ構造を自動車の斜め後方から見た斜視図であり、バンパフェイスが正規位置にある状態を示す。
【図2】第1実施例のリヤバンパ構造を自動車の斜め後方から見た図1に対応する斜視図であり、バンパフェイスが傾倒位置にある状態を示す。
【図3】図1、図2に関連して、リヤバンパの構造の説明図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】バンパフェイスの揺動軸の構造の詳細図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】バンパフェイスの揺動軸を構成するシャフトを支持するブラケットの脆弱部を構成する切欠部を説明するための図である。
【図8】バンパフェイスの第1開口と、車体に設けたリフレクタ及び排気パイプとの相対的な配置関係を説明するための図である。
【図9】第2実施例のリヤバンパ構造を自動車の斜め後方から見た斜視図であり、バンパフェイスが正規位置にある状態を示す。
【図10】第2実施例のリヤバンパ構造を自動車の斜め後方から見た図9に対応する斜視図であり、バンパフェイスが傾倒位置にある状態を示す。
【図11】図9、図10に関連して、リヤバンパの構造の説明図である。
【符号の説明】
3 リヤハッチ
6 リヤバンパ
7 バンパレインフォースメント
8 バンパフェイス
16 シャフト(バンパフェイスの揺動中心軸)
35 バンパフェイスの第1開口
36 排気パイプ
38 リフレクタ
40 バンパフェイスの第2開口

Claims (3)

  1. 車体後方に向けて開放した荷室開口部を有する車両のリヤバンパ構造において、
    上下に変位可能なバンパフェイスを有し、該バンパフェイスは、その上端が前記荷室開口部の下端よりも上方に位置して該荷室開口部の下部を覆う第1位置と、該第1位置よりも下方に位置して前記荷室開口部の下部を開放する第2位置とをとることができ、
    前記バンパフェイスには、該バンパフェイスが前記第2位置に位置したときに、排気パイプの後端を臨むように配置された第1開口部が形成され、前記バンパフェイスが第2位置にあるときに、排気パイプから排出される排気ガスを前記第1開口部を通じて後方に放出することができることを特徴とする車両のリヤバンパ構造。
  2. 前記車両の後部に、前記第1位置にある前記バンパフェイスの前記第1開口部に対応した位置に機能部品が配置されている、請求項1に記載の車両のリヤバンパ構造。
  3. 前記バンパフェイスには、該バンパフェイスが前記第1位置に位置したときに、排気パイプの後端を臨むように配置された第2開口部が形成されている、請求項1又は2に記載の車両のリヤバンパ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1927509A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-04 Peugeot Citroen Automobiles SA Dispositif formant pare-chocs à surface réfléchissante pour véhicule automobile, pourvu d'un catadioptre de type standard

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1927509A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-04 Peugeot Citroen Automobiles SA Dispositif formant pare-chocs à surface réfléchissante pour véhicule automobile, pourvu d'un catadioptre de type standard
FR2909341A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-06 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif formant pare-chocs a surface reflechissante pour vehicule automobile, pourvu d'un catadioptre de type standard.

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