JP2004188151A

JP2004188151A - 商品吊下具

Info

Publication number: JP2004188151A
Application number: JP2002383181A
Authority: JP
Inventors: Kazunori Yamagata; 一紀山形
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-12-10
Filing date: 2002-12-10
Publication date: 2004-07-08

Abstract

【課題】店頭陳列時に、吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能で、且つ着脱自在な包装袋用商品吊下具を提供する。
【解決手段】厚手の合成樹脂製シートを熱又はトムソン刃及びプレス等で打ち抜き形成された吊下穴明商品用吊下具において、吊下具１内に設けられた吊下穴３の一部より周縁の一部にかけて繋がる切込線４を持ち、商品吊下具下方に商品を吊り下げ保持せしめる係止片５が設けられてなることを特徴とする商品吊下具。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品吊下具に関する。さらに詳しくは、本発明は店頭陳列時に吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能で、且つ着脱自在な包装袋用商品吊下具に関する
【０００２】
【従来の技術】
文房具、電気部品、小物衣料、化粧品、雑貨など多くの商品が吊下穴明包装袋に収納されて店頭に陳列されている。これらの多くは、フックと呼ばれる吊下棒に吊下げ穴を通した状態で、順次重なる用に陳列展示されている。しかし、例えば違った種類の商品が同一の吊下棒に連続して陳列された場合、後列の商品を取りはずすには、一度前列の商品をはずす必要が生じる。又、商品補充の際には同様に前列の商品をはずさなければ後列の商品だけを補充する事は不可能である。この為、従来はプラスチック成形された鉤状の吊下具を用いて吊下棒の任意の位置に掛けはずしを行なう方法が採用されているが、任意の形状で成形品を製造するには、成形金型をはじめとする製造コストが高くつく上、成形吊下具自体が嵩張るといった欠点が挙げられる。又、合成樹脂シートを鉤状に形成した吊下片を袋体に設けた発明として特許第３０６０１７２号や特許第２９３６４０号などが公知されているが、これらは商品吊下具を容易に着脱するものではない。従って、吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能で、且つ着脱自在な商品吊下具を安価で提供する事が求められていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能で、且つ着脱自由な商品吊下具を安価で提供する事を目的としてなされたものである。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、合成樹脂製シートによる商品吊下具において、鉤状の吊下片に相当する吊下部と袋体商品の吊下穴に噛み合う状態で袋体商品を保持せしめる係止片を有する商品保持片を設ける事により、吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能で吊下具の要否に応じて着脱自在な形態であることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、（１）厚手の合成樹脂製シートを熱又はトムソン刃及びプレス等で、打ち抜き形成された吊下穴明商品用吊下具において、吊下具内に設けられた吊下穴の一部より周縁の一部にかけて繋がる切込線を持ち、商品吊下具下方に商品を吊り下げ保持せしめる係止片を持つ商品保持片が設けられてなることを特徴とする着脱自在な商品吊下具。（２）商品保持片先端に該商品保持片を左右に分割せしめる切込線を設け、商品保持片を半折し得る状態にする事により、商品装着を簡単にする機能を付加した請求項１記載の商品吊下具。（３）吊下部と係止部との間に該吊下部を折り曲げる為の折線を設けた請求項１記載の商品吊下具を提供するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の商品吊下具は、厚手の合成樹脂製シートを熱又はトムソン刃及びプレス等で抜き加工する事により形成される。合成樹脂シートは、ポリプロピレン、ポリエチレン（ポリエチレンテレフタレートを含む）、ポリスチレン、ＰＶＣ等が望ましいが、吊下げる商品の形態や重量に応じて適宜選択されるものとする。厚みは８０ミクロン〜５００ミクロン程度の範囲で材質に応じて適宜選択されるものとする。図１は、本発明の商品吊下具の一態様の正面図である。商品保持片２の先端は、図１に示す様に先端につれて幅を狭く設定した方が、商品装着が容易になる。吊下穴切込線４及び係止片切込線６は、抜き加工時の効率上線状切込を例として図示しているが、図２に示す様に意匠性を考慮して切込線を幅広い形状で抜いても良い。すなわち、吊下穴切込線４及び係止片切込線６は、吊下穴３及び係止片５を形成する際の分断効果が得られれば良く、必ずしも線状である必要はない。図３は、本発明の商品吊下具を吊下穴明商品７に装着した一態様の斜視図である。図３に示す様に、係止片５と吊下部１とが吊下穴明商品を挟み込む様に装着することにより、吊下穴明商品を固定せしめ商品落下を防止する。図４は商品吊下具を吊下穴明商品に装着した一態様の側断面図である。図５は、吊下棒９に商品吊下具を装着した吊下穴明商品を陳列展示した一態様の斜視図である。
【０００６】
図６−（ａ）〜（ｄ）は、本発明の商品吊下具の別の態様の正面図であるが、図６−（ａ）に示す様に商品保持片の先端部に半折切込線１０を設ける事により、先端部を吊下穴の垂直方向に半折して図７に示す様に装着を容易にする事ができる。
【０００７】
図８は、吊下部と係止部との間に折線を設けた態様であり、図９に示す様に折線で吊下部を屈曲させる事により、袋に装着した状態で物流時等における箱詰の際に吊下部が突出するのを防ぐ事が可能である。つまり、箱の大きさを抑えて安定した梱包を実現させる事ができる。
【０００８】
【発明の効果】
本発明の商品吊下具は、吊下穴切込線を有する鉤状吊下部により吊下棒の任意の位置に掛けはずしが可能であり、係止片を設けた商品保持片により容易に吊下穴明商品の吊下穴に着脱が可能で、且つ商品落下を防止する事ができる。又、厚手合成樹脂製シートを熱又はトムソン刃及びプレス等で簡単に打ち抜き形成される事で、生産コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の商品吊下具の一態様の正面図である。
【図２】図２は、本発明の商品吊下具の別の態様の正面図である。
【図３】図３は、商品吊下具を吊下穴明商品に装着した一態様の斜視図である。
【図４】図４は、商品吊下具を吊下穴明商品に装着した一態様の側断面図である。
【図５】図５は、吊下棒に商品吊下具を装着した吊下穴明商品を陳列展示した一態様の斜視図である。
【図６】図６−ａ〜ｄは、本発明の商品吊下具の別の態様の正面図である。
【図７】図７は、商品保持片の先端を半折して装着する場合の例を示した斜視図である。
【図８】図８は、本発明の商品吊下具に折線を設けた一態様の正面図である。
【図９】図９は、折線より吊下部を屈曲させた態様の側断面図である。
【符号の説明】
１吊下部
２商品保持片
３吊下穴
４吊下穴切込線
５係止片
６係止片切込線
７吊下穴明商品
８商品吊下穴
９吊下棒
１０半折切込線
１１折線

Claims

厚手の合成樹脂製シートを熱又はトムソン刃及びプレス等で、打ち抜き形成された吊下穴明商品用吊下具において、吊下具内に設けられた吊下穴の一部より周縁の一部にかけて繋がる切込線を持ち、商品吊下具下方に商品を吊り下げ保持せしめる係止片を持つ商品保持片が設けられてなることを特徴とする着脱自在な商品吊下具。
商品保持片先端に該商品保持片を左右に分割せしめる切込線を設け、商品保持片を半折し得る状態にする事により、商品装着を容易にする機能を付加した請求項１記載の商品吊下具。
吊下部と係止部との間に該吊下部を水平方向に折り曲げる為の折線を設けた請求項１記載の商品吊下具。