JP2004187633A - 代掻き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザー受光器などを備えずに代掻き作業と土寄せ作業を同時に行うことができなかった。
【解決手段】トラクターに装着され、砕土作業部1の後方に配設され機枠体2に上下方向回動自在に設けられる第1整地体3と、第1整地体3の後方に機枠体2に回動可能に設けられる第2整地体4とを有し、第1整地体3は、リヤカバー30と、土寄せ整地板31と、排土開口部32と、排土開口カバー体33とを備えており、リヤカバー30と土寄せ整地板31との間に設けられた排土開口部32を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体33をリヤカバー30に取り付けた代掻き装置による。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、代掻き装置、詳細には高速で作業するトラクターに装着され、水田面の代掻き作業と、水田における凹凸面の均平化を行う均平作業と、凹部凸部等対する土寄せ作業(土引き作業)とを同時又は別個に行うことが可能な代掻き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては、本願共同出願人の出願である代掻き装置(特開2002−17108号=従来技術1)が公知である。従来技術1は、機枠に回転自在に設けた砕土作業部と、砕土作業部の上方を覆うカバーと、カバーの後端部にリヤカバーを上下方向に回動自在に取り付け、リヤカバーの下端部に第2整地板を上下方向に回動自在に取り付け連設した構成の装置が知られている。
そして従来技術1は、第2整地板に作動杆を連結し、作動杆を操作杆によって操作し、第2整地板を固定保持又は解放することにより代掻き均平作業と、土寄せ作業(土引き作業)との作業切り替えを行うことが可能な装置である。
【0003】
また、本願共同出願人は、特願2000−270087号(特開2002−78402号=従来技術2)において、「代掻き均平装置」を提案している。すなわち「トラクターに装着され、砕土部と、整地部を有するロータリー代掻き装置の後方に、ロータリー代掻き装置に対して高さ位置が調節自在である排土板を設けてなることを特徴とする代掻き均平装置」及び「トラクターに装着され、砕土部と、整地部を有するロータリー代掻き装置の後方に、ロータリー代掻き装置に対して高さ位置が調節自在である排土板を設け、排土板にレーキ体および均平板を設けてなることを特徴とする代掻き均平装置」及び「トラクターに装着され、砕土部と、整地部を有するロータリー代掻き装置の後方に、ロータリー代掻き装置に対して高さ位置が調節自在である排土板を設け、排土板にレーキ体および均平板を設け、かつレーザー受光器を設けるとともに排土板の高さ調節をレーザー投光器からのレーザー光線をレーザー受光器が受光することによって行うことを特徴とする代掻き均平装置」を提案しており、公開されている。
【0004】
従来技術2は、前記の構成により、「排土板、レーキ体、均平板の高さ位置を、ロータリー代掻き装置に対して高くあるいは低く独立的に調節することが可能なため、それぞれ状態の異なる水田に迅速かつ均平精度の高い対応ができる」効果「水田面のマクロ的な均平作用に加え、部分的な均平作用も有するため、水田面の均平性能が従来より向上し、かつ稲株、稲藁等の埋没作用の性能も従来より向上する」効果、更に「レーザー受光器及びレーザー投光器等によって自動的に排土板等の高さ位置を制御して調節することにより、作業効率が向上し、また均平性能も向上する」という様々な効果を有している。
【0005】
【発明が解決しようとす課題】
しかしながら、従来技術1においては、第2整地板に連結した作動杆を、操作杆によって操作し固定保持することにより行う土寄せ作業(土寄せ作業)と、作動杆を、操作杆によって解放して第2整地板をフリー状態にして行う代掻き作業を切り替えて行うことが可能であったが、この2つの作業である代掻き作業と、土寄せ作業とを同時に行うことは不可能であった。
【0006】
そのため、従来技術1では、代掻き作業と土寄せ作業を同時に行うことができず、水田面に凹部がある場合は、第2整地板を固定保持して凹部に対して土寄せ作業を行い、凹部を埋め戻してから、第2整地板を解放して凹部を埋め戻した水田面の代掻き作業を行うため、同じ場所に2重の手間が掛かり作業効率が悪いという課題があった。
【0007】
また、従来技術2では、代掻き作業と土寄せ作業を同時に行うことは可能であったが、圃場にレーザー投光器の設備が必要になり、代掻き装置にもレーザー受光器が必要なため、設備装置を含めて代掻き装置の価格が高価格になってしまう課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために、トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
砕土作業部の後方に配設され機枠体に上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けたことを特徴とする代掻き装置を提案する。
【0009】
また、トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
砕土作業部の後方に配設され機枠体に伸縮装置により上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けるとともに、伸縮装置の伸縮作用によって第1整地体の整地深度を任意に設定可能なことを特徴とする代掻き装置を提案する。
【0010】
更に、トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
砕土作業部の後方に配設され機枠体に伸縮装置により上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けるとともに、伸縮装置の伸縮作用によって第1整地体の整地深度を任意に設定可能とし、かつ伸縮装置と第1整地体のリフト部との間にロック装置を設けて伸縮装置と第1整地体との連係を係脱自在としたことを特徴とする代掻き装置を提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の1つの実施形態を示す代掻き装置の平面図である図1、同じく後面図である図2、同じく側面図である図3、図2のAA線断面図である図4、同じくロータリー代掻き装置が土寄せ作業をしている状態を示す一部切欠側面図である図5、同じくロータリー代掻き装置を後方から見た斜視図である図6、同じくロック装置付近の拡大平面図である図7、同じくロック装置が第1整地体のリフトアームとの連係を解除した状態を示す一部切欠側面図である図8、同じく伸縮装置の作用を示す側面説明図である図9、同じく第1整地体をフリー状態にして作業する作業側面図を示す図10に基づいて説明する。
【0012】
この発明の1つの実施形態を示す代掻き装置は、図示しないトラクターの後方位置に装着マスト20によって装着され、平面視中央の装着マスト20から左右水平方向に配設される機枠体2と、機枠体2に支持され砕土ロータリー10と、砕土ロータリー10の上方を覆うロータリーカバー体11とを有する砕土作業部1を有する。機枠体2は、左右の一端に伝動ケース21、他端に機枠サイド板22をそれぞれ備えている。
【0013】
砕土作業部1の後方に配設され機枠体2に伸縮装置5によって上下方向回動自在に設けられる第1整地体3と、第1整地体3の後方に機枠体2に回動可能に設けられる第2整地体4とを有する。
【0014】
第1整地体3は、リヤカバー30と、土寄せ整地板31と、排土開口部32と、排土開口カバー体33とを備えている。土寄せ整地板31は、断面L字形状で垂直面で土寄せ、土引き作用を行うことができ、接地底面で整地作用を行うことができる。リヤカバー30と土寄せ整地板31との間には、排土開口部32を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体33をリヤカバー30に取り付けている。
第1整地体3のリヤカバー30と土寄せ整地板31は、それぞれ左右両側で側枠体34に固定され、互いにほぼ平行に間隔をあけて取り付けられ、その開口部を排土開口部32として形成する。排土開口部32を被覆するように排土開口カバー体33が設けられており、排土開口カバー体33は、上部側の辺でリヤカバー30の下部辺に回動可能に取り付けられ、排土開口部32を被覆又は開口可能である。排土開口カバー体33のリヤカバー30の下部辺への取り付けは、土引き作業時に土引き量が多くなった場合、余剰な土をトラクターの進行により自動的に排土開口部32から排出させ得るように回動自在に取り付ける。
【0015】
第1整地体3は、砕土作業部の後方に配設され機枠体2にリフト部35を介して取り付けられ伸縮装置5により機枠体2に対して上下方向回動自在に設けられる。リフト部35は、リフトアーム350と第1支持アーム351と水平リフトアーム352とからなる。リフトアーム350は、機枠体2の左右対称位置に2本それぞれ機枠体2に対して回動自在に設けられる。第1支持アーム351は、上端部でリフトアーム350の自由端と回動自在に取り付けられ、下端部でリヤカバー30の上面に回動自在に取り付けられ垂直方向に設けられている。水平リフトアーム352は、水平方向に設けられて左右のリフトアーム350を水平方向で連結しており、中央部に平行にロックピン353を設けてロックピン353によりロック装置6の係合凹部600に係合可能である。
【0016】
伸縮装置5は、この実施形態では油圧シリンダー又は電動シリンダーからなるシリンダー装置5である。シリンダー装置5は、一端を装着マスト20の側部に設けられるシリンダーブラケット52に回動自在に装着しており、シリンダーロッド50の先端部側にロック装置6を設けている。
【0017】
ロック装置6は、シリンダーアーム51の先端に固定されて設けられており、シリンダーアーム51の基端は装着マスト20の側部に設けられているシリンダーブラケット52に回動自在に取り付けられている。ロック装置6は、シリンダーロッド50の先端部に回動自在に連結するロック体61、ロック体61に巻きバネ66によって下部より進行方向後部へ回動する方向(トラクター進行方向右側面視で時計回り方向)に付勢されつつ回動自在に取り付けられ係合凹部600を有する三角板状の係合体60、係合体60の係合突起601に長孔620で係合するロックリンク62、ロックリンク62の長孔620と反対端部で回動自在に連結する三角板状のロックリンクプレート63、ロックリンクプレート63の一端に回動自在に連結するロックアーム64、ロックアーム64を長手方向へ移動させるように連結したロックレバー65からなる。
【0018】
装着マスト20の側部に設けたシリンダーブラケット52と、シリンダー装置5と、シリンダーアーム51及びシリンダーアームの51の先端部に固定されて連結するロック装置6のロック体61との3つの連結部は、それぞれ回動自在に連結されている。そして、シリンダーブラケット52を底辺として、シリンダー装置5とシリンダーアーム51及びシリンダーアーム51の先端部に固定されて連結するロック装置6のロック体61とを両辺とし、シリンダーロッド50の先端と回動自在に連結するロック体61との回動角を先端角とする不定三角形状のリンク機構を構成する。この不定三角形状のリンク機構は、シリンダー装置5のシリンダーロッド50の伸縮作用により先端角が移動し、ロック装置6が上下に移動する。この移動によりロック装置6に係止している第1整地体3を上下回動させることができる。
【0019】
第2整地体4の第2整地板40は、第1整地体3の後方に機枠体2の左右両側の第2サイドアーム41と、中央部の左右にある第2支持アーム42を介して回動可能に設けられる。第2整地板40は、機枠体2に対して自重により回動自在に作用しており、自重により水田面に接地して均平作用を行う。
【0020】
次に、この発明の実施形態の作用について説明する。第1整地体3のリヤカバー30及び土寄せ整地板31は、リフト部35とロック装置6を介してシリンダー装置(伸縮装置)5によって機枠体2に対して上下方向に回動自在である。
また、第2整地体4の第2整地板40は、第2サイドアーム41と第2支持アーム42によって機枠体2に対して自重により上下方向に回動し水田面に接地している。
【0021】
第1整地体3の土寄せ整地板31は、リフト部35のロックピン353をロック装置6の係合凹部600に係脱することにより土寄せ整地板31の深度を選択可能な状態として土寄せ作業を行える状態と自重により水田面に接地させ均平作業を行える状態の作業状態を任意に選択可能である。すなわち、図3乃至図6に示すようにロックピン353を、ロック装置6の係合凹部600に係止させて土寄せ整地板31がシリンダー装置5によって均平作業の深度を選択可能な状態とするか、又は図8乃至図10に示すようにロックピン353を、係合凹部600から離脱させて土寄せ整地板31がフリー状態の作業状態となり自重で水田面に接地して均平作業を可能とするかを任意に選択可能である。
【0022】
ロック装置6のロックレバー65は、トラクター運転席近傍に立設されており、ロックレバー65を、図8に示すように係合凹部600にロックピン353が係合しているほぼ垂直方向に立っている位置(実線位置)からトラクター前方向に斜めに引く(二点鎖線位置)ことで、巻きバネ66に付勢されている係合体60をロック体に61に対して、トラクター右側面視で反時計回り方向(後部から下部方向)に回動させて、係合凹部600からロックピン353の係合を離脱させる。すなわちロックレバー65は、ロックアーム64,ロックリンクプレート63、ロックリンク62と連結しており、ロックレバー65のトラクター前方向への回動により、ロックリンク62が引かれ長孔620に係合する係合突起601を引いて係合体60を巻きバネ66の付勢力に抗して反時計回りに回動させる。
【0023】
その後、図9及び図10に示すようにシリンダー装置5のシリンダーロッド50を短縮させることにより、ロック装置6を上昇させて、第1整地体3がフリー状態で上下動した場合でも、ロックピン353がロック装置6に当接しない状態にし、第1整地体3をフリー状態にして代掻き均平作業を行う(図10)。
【0024】
また、逆にロック装置6にロックピン353を係合させる場合は、シリンダー装置5のシリンダーロッド50を伸長させ、予め係合凹部600をロックピン353近傍へ位置させた後、ロックレバー65をトラクター前方向の斜め位置から、垂直方向へ回動させて、係合突起601を長孔620から解放させ係合体60を巻きバネ66の付勢力の方向に回動させる。係合体60の回動によって係合凹部600がロックピン353を掬い上げるようにして係合する。この係合状態は、巻きバネ66に付勢力により安定する。
【0025】
土寄せ整地板31は、ロック装置6の係合凹部600に係合しシリンダー装置5と連係している状態では、シリンダー装置5の伸縮作用によりリヤカバー30及び土寄せ整地板31の水田面に対する深度調節が可能となり、土寄せ作業の土寄せ量を調節することが可能になる。
すなわち、シリンダー装置5のシリンダーロッド50を伸長させると、前記リンク機構の作用により土寄せ整地板31は、深度を深くし、土寄せ量が多くなる。反対に、シリンダー装置5のシリンダーロッド50を短縮させると、前記リンク機構の作用により土寄せ整地板31は、深度を浅くし、土寄せ量を少なくする。
【0026】
この状態で砕土作業部1、第1整地体3、第2整地体4による代掻き均平作業と同時に、第1整地体3の土寄せ整地板31による土寄せ作業を行うことができる。そして、土寄せ作業において、土寄せ量が多すぎた場合でも、トラクターの進行力により削られた土は、トラクターの進行力と土の重みにより自動的に排土開口カバー体33を開放させて、排土開口部32からトラクター後方へ排出される。排土開口部32から後方へ排出された泥土は、第1整地体3の後方に位置する第2整地体4により直ぐに整地される。
【0027】
【発明の効果】
この発明によれば、第1整地体の土寄せ整地板の水田面に対する高さ(深さ)位置を任意に選択し固定することで、代掻き均平作業と土寄せ作業を同時に行うことが可能となった。
そのため、水田面に凹部があっても、第1整地体の土寄せ整地板により凹部に対して土寄せ作業を行い凹部を埋め戻しつつ、自重により回動接地する第2整地板により均平作業が同時に行えるため、作業効率が向上した。
また、土寄せ整地板を自重により回動できるようにフリー状態にすることにより代掻き均平作業も可能である。
【0028】
また、第1整地体に、土寄せ整地版と排土開口部と排土開口カバー体を備えたことにより、土引き量が多くなった場合は、泥水及び砕土を後方へ流出させることができるため土引き量の調整が可能となった。
【0029】
さらに、第1整地体の後方に、分割して第1整地体とは独立した動きができる第2整地体を配設することにより、土寄せ整地板による土引き作業の直後に、第2整地体により均平作業が行えるので、土引き、代掻き、均平の3つの作業が同時に行え、作業効率が向上した。
【0030】
第1整地体の土寄せ整地板の水田面に対する高さ位置を任意に調節可能としたので、土引き量の調節が可能となった。この調節も伸縮装置の操作によりトラクター運転席より容易に操作ができる。
【0031】
更にまた、第1整地体と伸縮装置とが連係離脱自在の構成であるため、土引き作業の必要のない水田等では、連係を離脱させて、第1整地体の土寄せ整地板をフリー状態にして自重により通常の代掻き均平作業を行うことが可能である。この連係の係止及び離脱は、トラクター運転席より容易に切り替え操作ができる。
【0032】
また、レーザー受光器や、圃場に接地する必要があるレーザー投光器などの高価な設備の必要がなくなり、どのような場所でも容易に作業が行える。そのため、設備価格が廉価になり、保守作業が非常に容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施形態を示す代掻き装置の平面図
【図2】同じく後面図
【図3】同じく側面図
【図4】図2のAA線断面図
【図5】同じくロータリー代掻き装置が土寄せ作業をしている状態を示す一部切欠側面図
【図6】同じくロータリー代掻き装置を後方から見た斜視図
【図7】同じくロック装置付近の拡大平面図
【図8】同じくロック装置が第1整地体のリフトアームとの連係を解除した状態を示す一部切欠側面図
【図9】同じく伸縮装置の作用を示す側面説明図
【図10】同じく第1整地体をフリー状態にして作業する作業側面図
【符号の説明】
1 砕土作業部
10 砕土ロータリー
11 砕土カバー体
2 機枠体
20 装着マスト
21 伝動ケース
22 機枠サイド板
3 第1整地体
30 リヤカバー
31 土寄せ整地板
32 排土開口部
33 排土開口カバー体
34 側枠体
35 リフト部
350 リフトアーム
351 第1支持アーム
352 水平リフトアーム
353 ロックピン
4 第2整地体
40 第2整地板
41 第2サイドアーム
42 第2支持アーム
5 伸縮装置(シリンダー装置)
50 シリンダーロッド
51 シリンダーアーム
52 シリンダーブラケット
6 ロック装置
60 係合体
600 係合凹部
601 係合突起
61 ロック体
62 ロックリンク
620 長孔
63 ロックリンクプレート
64 ロックアーム
65 ロックレバー
66 巻バネ

Claims (3)

  1. トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
    砕土作業部の後方に配設され機枠体に上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けたことを特徴とする代掻き装置。
  2. トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
    砕土作業部の後方に配設され機枠体に伸縮装置により上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けるとともに、伸縮装置の伸縮作用によって第1整地体の整地深度を任意に設定可能なことを特徴とする代掻き装置。
  3. トラクターに装着される装着マストを有する機枠体、機枠体に設けられる砕土ロータリー、砕土ロータリーの上方を覆うロータリーカバー体とを有する砕土作業部を有する代掻き装置において、
    砕土作業部の後方に配設され機枠体に伸縮装置により上下方向回動自在に設けられる第1整地体と、第1整地体の後方に機枠体に回動可能に設けられる第2整地体とを有し、第1整地体は、リヤカバーと、土寄せ整地板と、排土開口部と、排土開口カバー体とを備えており、リヤカバーと土寄せ整地板との間に設けられた排土開口部を開閉可能なように被覆する排土開口カバー体をリヤカバーに取り付けるとともに、伸縮装置の伸縮作用によって第1整地体の整地深度を任意に設定可能とし、かつ伸縮装置と第1整地体のリフト部との間にロック装置を設けて伸縮装置と第1整地体との連係を係脱自在としたことを特徴とする代掻き装置。
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