JP2014075987A - 代かき作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】土寄せ作業時に第2整地板が変形する虞がなく、寄せられる土の量の予測が可能であり、さらに盛り上がった畦際の土を確実に土寄せできる代かき作業機を提供する。
【解決手段】代かき作業機1は、作業機本体2に回転可能に支持された耕耘ロータ13の上方がシールドカバー10によって覆われ、シールドカバー10の後端部に第1整地板11が上下方向に回動自在に設けられ、第1整地板11の後端部に第2整地板12が上下方向に回動自在に設けられる。作業機本体2には、第1整地板11に対して第2整地板12が上向きに立った姿勢で第2整地板12の回動をロック可能な固定機構50が設けられている。このロック機構50は、上向きに立った姿勢で第2整地板12の回動をロックすると、作業機本体2に対する第1整地板11の回動もロックする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、作業機本体に回転可能に支持された作業ロータの上方がシールドカバーによって覆われ、シールドカバーの後端部に第1整地板が上下方向に回動自在に設けられ、第1整地板の後端部に第2整地板が上下方向に回動自在に設けられた代かき作業機に関する。
このような代かき作業機には、作業ロータによって耕耘された圃場の端部に形成された盛り上がった土を土寄せ可能なものが知られている。この代かき作業機は、例えば、特許文献1に記載されているように、第1整地板(文献では第1の整地体)に対して第2整地板(文献では第2の整地体)を下方へ向けた姿勢で前進させると、第2整地板が盛り上がった土を圃場の低い部分に移動させる。このとき、第1整地板及び第2整地板は回動がロックされた状態に維持されている。
また、特許文献2に記載された代かき作業機(文献では農作業機)は、第2整地板が第1整地板に対して回動自在に支持され、第1整地板だけが作業機本体に対して回動量が制限された状態で前進して、第1整地板によって盛り上がった土を圃場の低い部分に移動させる。
特開2002−186304号公報 特開2008−136427号公報
土寄せ作業時に第2整地板を下方へ向けた姿勢にする従来の代かき作業機では、第2整地板がそもそも土の表面を均平にすることが可能な程度の強度しか有していないので、第2整地板を下方へ向けた姿勢で土寄せを行うと、土から受ける圧力で第2整地板が変形する虞がある。また、代かき作業機は走行機体の後部に連結されて走行機体の前進走行に伴って進行するが、図9(a)に示すように、走行機体に搭乗した作業者Mが後側に振り返って土寄せ作業を行っている第2整地板82を目視で確認しようとしても、第2整地板82は走行機体よりも後方側に位置するとともに第1整地板81の後端部に接続されて且つ下方へ向いた姿勢にあるので、作業者の視線の先に代かき作業機の一部が邪魔をして、第2整地板82を見ることができない。このため、第2整地板82がどの程度、土に入り込んでいるかが分かりにくく寄せられる土の量を予測することができない。
また、土寄せ作業の対象となる土は、圃場の隅部や畦際に盛り上がった状態で滞留していることが多いため、できるだけ畦際ぎりぎりから土寄せ作業を開始するのが理想的である。しかし、従来技術では第2整地板が目視しにくいため、畦際ぎりぎりから土寄せ作業を行おうとすると、誤って畦に第2整地板を接触させて畦を崩してしまったり(図9(a)参照)、第2整地板を破損させてしまうことがあった。
一方、第1整地板によって土寄せ作業を行う従来の代かき作業機では、図9(b)に示すように、第1整地板81'の進行方向後側に第2整地板82'が後方側へ延びた状態で存在するので、畦際に第1整地板81'を接近させることができない。このため、畦際Wの盛り上がった土を寄せることができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、土寄せ作業時に第2整地板が変形する虞がなく、また寄せられる土の量の予測が可能であり、さらに盛り上がった畦際の土を確実に土寄せすることができる代かき作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の代かき作業機は、作業機本体に回転可能に支持された作業ロータの上方がシールドカバーによって覆われ、該シールドカバーの後端部に第1整地板が上下方向に回動自在に設けられ、第1整地板の後端部に第2整地板が上下方向に回動自在に設けられた代かき作業機であって、作業機本体には、第1整地板に対して第2整地板が上向きに立った姿勢で該第2整地板の回動をロック可能な固定手段(実施の形態における固定機構50、60)が設けられていることを特徴とする(請求項1)。
また、本発明の固定手段は、第1整地板に対して第2整地板が上向きに立った姿勢で該第2整地板の回動をロックすると、作業機本体に対する第1整地板の回動もロックすることを特徴とする(請求項2)。
また、本発明の第2整地板は、作業機本体との間に回動自在に接続されたリンク機構を介して接続され、固定手段は、リンク機構の回動をロック可能であり、固定手段によってリンク機構の回動をロックすると、第2整地板が上向きに立った姿勢で第1整地板に対する該第2整地板の回動をロックすることを特徴とする(請求項3)。
また、本発明の固定手段は、作業機本体に設けられた係合手段(実施の形態における係合板51)と、リンク機構に設けられ係合手段を係止可能な係止手段(実施の形態における係止ピン52)とを有してなり、係合手段が係止手段に係止され及び係止解除されると、第2整地板が第1整地板に対して固定及び固定解除されることを特徴とする(請求項4)。
本発明に係わる農作業機によれば、上記特徴を有することで、土寄せ作業時に第2整地板が変形する虞がなく、また盛り上がった畦際の土を確実に土寄せすることができる代かき作業機を提供することを目的とする。
本発明の第1実施形態に係わる代かき作業機の平面図を示す。 代かき作業機の背面図を示す。 代かき作業機が作業状態時にあるときの固定機構の作動を説明するための代かき作業機の側面側の説明図を示す。 代かき作業機が作業状態時にあるときの固定機構の平面図を示す。 代かき作業機が作業状態時にあるときの固定機構の背面図を示す。 代かき作業機が土寄せ状態時にあるときの固定機構の作動を説明するための代かき作業機の側面側の説明図を示す。 本発明の第2実施形態に係わる代かき作業機が作業状態時にあるときの固定機構の作動を説明するための代かき作業機の側面側の説明図を示す。 本発明の第2実施形態に係わる代かき作業機が土寄せ状態時にあるときの固定機構の作動を説明するための代かき作業機の側面側の説明図を示す。 従来の土寄せ作業方法を説明するための第1整地板及び第2整地板の側面側の模式図を示す。
以下、本発明の代かき作業機の好ましい実施の形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、代かき作業機のうち作業機本体の両側に作業体左及び作業体右が折り畳み且つ展開可能に設けられた代かき作業機を例として説明する。なお、説明の都合上、図1に示す矢印の示す方向を前後方向及び左右方向として以下説明する。
[第1実施形態]
代かき作業機1は、図1(平面図)に示すように、走行機体90の後部に装着されて走行機体90の前進走行とともに進行して代かき作業を行う。代かき作業機1は、前進方向に対して左右方向の中央部に配置された作業機本体2と、作業機本体2の左右両端部に上下方向に回動可能に取り付けられた作業体左20L及び作業体右20Rとを備え、作業機本体2、作業体左20L、作業体右20Rによって3分割構造になっている。
作業機本体2は、左右方向に延びる主フレーム3を有した機体5の前部に、走行機体90の後部に設けられた図示しない3点リンク連結機構が連結されて、走行機体90の後部に対して昇降可能に装着される。主フレーム3の左右方向の中央部には前方へ突出する入力軸6aを備えたギアボックス6が設けられ、走行機体90のPTO軸からユニバーサルジョイント等の動力伝達手段を介して動力が入力軸6aに伝達されるようになっている。
主フレーム3の左右両端部には伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9が垂設され、伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9の下部間には多数の耕耘爪を取り付けた耕耘ロータ13(図3参照)が回転自在に支持されている。主フレーム3内には伝動機構が設けられ、この伝動機構が伝動フレーム(チェーンケース)8内の伝動機構と連結されて、入力軸6aに伝達された動力がこれらの伝動機構を介して作業機本体2の耕耘ロータ13(図3参照)と作業体左20Lに設けられた耕耘ロータと作業体右20Rに設けられた耕耘ロータに伝達されて、これらの耕耘ロータ13等を所定方向に回転させるように構成されている。
伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9の上部間には耕耘ロータ13(図3参照)の上部を覆うシールドカバー10が設けられている。このシールドカバー10の後端部には、前側端部が上下方向に回動自在に取り付けられて斜め下方へ延びる第1整地板11が設けられ、第1整地板11の後端部には、第2整地板12が上下方向に回動自在に設けられている。第1整地板11の後端部によって耕土表面が平らに整地され、第2整地板12によって圃場の耕土表面がさらに平らに整地される。
作業機本体2のシールドカバー10の左右両側には、上方へ延びる箱状の支持体15が設けられている。この支持体15の上部には前後方向に延びる軸部14が設けられ、この軸部14を中心として作業体左20L、作業体右20Rが上下方向に回動自在に接続されている。これらの作業体左20L及び作業体右20Rは、作業者によって手動で回動されて、作業機本体2の上方位置に格納される作業体格納位置と、作業機本体2の側方位置に展開されて作業が可能な作業体作業位置(展開位置)との間を移動する。
作業体左20L及び作業体右20Rは、左右対称の構造であるので、作業体右20Rについて説明し、作業体左20Lについては作業体右20Rと対応する符号を附してその説明を省略する。作業体右20Rは、左右両側に側部フレーム22R、22Rが配設され、これらの側部フレーム22R、22Rの下部間には図示しない耕耘ロータが作業機本体2の耕耘ロータ13からの動力を介して回転自在に支持され、側部フレーム22R、22Rの上部間には耕耘ロータの上部を覆うシールドカバー右24Rが設けられている。シールドカバー右24Rの後端部には、第1整地板右26Rが上下方向に回動自在に取り付けられ、第1整地板右26Rの後端部に第2整地板右28Rが上下方向に回動自在に取り付けられている。シールドカバー右24Rの作業機本体側には上方へ延びる連結体29Rが設けられている。この連結体29Rの作業機本体側の上部が作業機本体2の支持体15に設けられた軸部14に回動自在に接続されて、作業体右20Rが作業機本体2に対して上下方向に回動可能である。
第2整地板右28Rの外側端部には、延長補助整地板右30Rが設けられている。なお、作業体左20Lにも、延長補助整地板右30Rと同様な延長補助整地板左30Lが設けられているが、延長補助整地板左30Lは延長補助整地板右30Rと同様な構造であるので、延長補助整地板左30Lについては延長補助整地板右30Rと対応する符号を附して説明を省略する。
延長補助整地板右30Rは、第2整地板右28Rの外側端部に設けられた軸部21Rを回動中心として回動して、展開状態時には第2整地板右28Rの外側に延びて第2整地板右28Rの整地作業を補助し、折り畳んだ状態(格納状態)時には第2整地板右28Rの表面側に折り畳まれて第2整地板右28Rと背中合わせに重なった状態となる。
この延長補助整地板右30Rは、走行機体に搭乗した作業者が後方側に振り向いた状態で延長補助整地板右30Rの操作が可能な図示しない操作機構によって展開及び格納操作が可能になっている。
作業体左20L及び作業体右20Rには、作業機本体2の第1整地板11に対して作業体左20Lの第1整地板左26L及び作業体右20Rの第1整地板右26Rを連結及び連結解除可能な第1回動規制機構33と、作業機本体2の第2整地板12に対して作業体左20Lの第2整地板左28L及び作業体右20Rの第2整地板右28Rを連結及び連結解除可能な第2回動規制機構34が設けられている。
第1回動規制機構33は、第1整地板左26L(第1整地板右26R)が第1整地板11に対して作業位置に移動すると、第1整地板左26L(第1整地板右26R)を第1整地板11に連結し、第1整地板左26L(第1整地板右26R)が作業位置から格納位置側へ回動すると、第1整地板11に対する第1整地板左26L(第1整地板右26R)の連結を解除するように構成されている。
第2回動規制機構34は、第2整地板左28L(第2整地板右28R)が第2整地板12に対して作業位置に移動すると、第2整地板左28L(第2整地板右28R)を第2整地板12に連結し、第2整地板左28L(第2整地板右28R)が作業位置から格納位置側へ回動すると、第2整地板12に対する第2整地板左28L(第2整地板右28R)の連結を解除するように構成されている。
作業機本体2の左右方向の中央部のシールドカバー10の上方位置と第2整地板12の上面との間には、図2(背面図)に示すように、第2整地板12の上下動に連動するリンク機構40が設けられている。
このリンク機構40について、図3〜図6を参照しながら説明する。リンク機構40は、図3及び図4(平面図)に示すように、ギアボックス6の後側にギアボックス幅方向に所定間隔を有して配設された一対の支持板35に前側端部が回動自在に接続されて後方側へ延びる第1アーム部41と、第1アーム部41の後端部に上端部が回動自在に接続されて下端部が第2整地板12の上部に回動自在に接続された第2アーム部42とを有してなる。第2アーム部42の第2整地板12に対する回動支点P(図3参照)は、第2整地板12の第1整地板11に対する回動支点O(図3参照)から第2整地板12の前後方向の中間位置に設けられている。このため、第2整地板12が回動支点Oを中心として上下方向に回動すると、第2アーム部42の下端部が回動支点Oと回動支点Pを結ぶ線Lを回動半径として上下方向に移動して、第2アーム部42に設けられた後述する係止ピン52を上下方向に移動させることができる。
このリンク機構40と支持板35との間には、第1整地板11に対して第2整地板12が上向きに立った姿勢で第2整地板12の回動をロック可能な固定機構50が設けられている。固定機構50は、図3、図4、図5(背面図)に示すように、作業機本体2に設けられた一対の支持板35の各下部に接続された一対の連結板36に前側端部が回動自在に接続されて後方側へ延びる一対の係合板51と、第2アーム部42の前側上部に設けられ幅方向に突出して係合板51に係止される係止ピン52と、ロッド側端部が係合板51に回動自在に接続され、ボトム側端部が作業機本体2(本実施例ではトップマスト4の側面)に回動自在に接続された電動式油圧シリンダ53とを有してなる。
一対の連結板36の後側には、一対の連結板36間に亘って回動自在に支持された軸部36aが設けられ、この軸部36aの軸方向両側に一対の係合板51が接続されている。このため、一対の係合板51は軸部36aを回動中心として上下方向に回動自在である。
係合板51の後側には、図3に示すように、係止ピン52を挿入して係止可能な係止孔部51aを有したフック部51bが形成されている。係止孔部51aは、フック部51bから係合板51の回動支点側へ延びて係合板51が後方側へ延びた状態で係止孔部51aの前側が上方に開口する開口部51a1を有する。この開口部51a1を介して係止ピン52が挿抜される。
電動式油圧シリンダ53は、図3及び図4に示すように、そのロッド側端部が一対の係合板51のうちの一方(図面では左側)の係合板51の長さ方向中間部に突設された連結ピン54に回動自在に接続され、電動式油圧シリンダ53のボトム側端部がトップマスト4の側面に設けられた連結ピン55に回動自在に接続されている。
電動式油圧シリンダ53は、略全伸長状態になると、一対の係合板51を略水平方向へ延ばした状態にして係止孔部51aの開口部51a1が上向きになるように一対の係合板51を回動させる。また、電動式油圧シリンダ53が略全伸長状態から縮小すると、一対の係合板51が上方へ回動して係止ピン52が係止孔部51a内に挿入されて、係合板51の上方へ回動にともなって第2アーム部42が前方且つ上方へ移動するとともに、第2整地板12が上方に回動する。
そして、電動式油圧シリンダ53が、図6に示すように、略全縮小状態になると、係止ピン52がフック部51bに係止されて、第2整地板12が上向きに立った姿勢で第1整地板11に対する第2整地板12の回動がロックされるとともに、斜め下方へ延びた姿勢の第1整地板11のシールドカバー10に対する回動もロックされる。従って、代かき作業機1は土寄せ作業が可能な姿勢になる。
なお、本実施形態では、作業機本体側に係合板51、リンク機構側に係止ピン52を配置しているが、無論、作業機本体側に係止ピン52、リンク機構側に係合板51を配置する構成であってもよい。
次に、代かき作業機1によって圃場の端部に盛り上がった土を圃場の低い部分に移動させる土寄せ作業を行う場合についての代かき作業機1の作動を、図6を参照しながら説明する。土寄せ作業を行う場合、作業機本体2の第1整地板11を使用する場合と、作業機本体2の第1整地板11の他に、作業体右20Rの第1整地板右26R及び作業体左20Lの第1整地板左26Lの少なくともいずれかを使用する場合があるが、本実施例では、作業機本体2の第1整地板11のみを使用する場合について説明する。
土寄せ作業を行う場合には、図6に示すように、電動式油圧シリンダ53を略全縮小状態にして、第2整地板12を上向きに立った姿勢で第1整地板11に対してロックするとともに、シールドカバー10に対する第1整地板11の回動をロックする。そして、第1整地板11の下端部が盛り上がった土S上に位置させた後、代かき作業機1を走行させる。
そして、代かき作業機1を前進走行させると、第1整地板11の下端部よって盛り上がった土Sが土寄せされながら圃場の低い部分に移動する。この土寄せ作業時において、走行機体90(図1参照)に搭乗した作業者Mが後方側を振り返って盛り上がった土Sを目視した場合、視線の先に代かき作業機1の一部(主フレーム3、シールドカバー10等)が存在すると、それらが邪魔をして後方側を目視することができなくなる。しかしながら、第2整地板12は上向きに立った姿勢に維持されているので、第2整地板12の先端部は代かき作業機1の一部(主フレーム3、シールドカバー10等)に遮られることなく目視することができる。
従って、圃場の端部に盛り上がった土Sを土寄せする場合、第2整地板12の先端部の位置を作業者が目視確認することで、盛り上がった土Sに対する第1整地板11の下端部の位置を予測することができる。このため、第1整地板11によって寄せられる土の量を予測することができる。また、土寄せ作業は第1整地板11によって行われ、第2整地板12は第1整地板11の後側に上方へ立った姿勢に配置されるので、土寄せ作業時に第2整地板12に土Sが接触する虞はない。このため、第2整地板12には、土寄せ作業時の土圧が直接かからないので、第2整地板12が変形し破損する虞もない。
[第2実施形態]
次に、代かき作業機1の第2実施形態について図7、図8を参照しながら説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態との相違点のみを説明し、第1実施形態と同一態様部分については同一符号を附してその説明を省略する。
第2実施形態の代かき作業機1の固定機構60は、図7に示すように、ギアボックス6の上方へ延びるトップマスト4の側面に設けられた固定板61に取り付けられた電動モータ62と、電動モータ62の駆動軸の回転よって回転するリンク部材63と、リンク部材63の先端部と係合板51の先端部との間に回動自在に接続された連結アーム部65とを有してなる。
電動モータ62は、側面視において略矩形状に形成された固定板61を介してトップマスト4に取り付けられている。固定板61には、電動モータ62の他に電動モータ62の動力をリンク部材63に伝える減速ギア64、リンク部材63が回転自在に設けられている。連結アーム部65は、リンク部材63の先端部に回動自在に接続されたアーム部基端側65aと、アーム部基端側65aに対して突出入可能に挿入されて係合板51に接続されたアーム部先端側65bとを有してなる。
アーム部基端側65aは筒状に形成され、アーム部先端側65bは棒状に形成され、アーム部基端側65a内にアーム部先端側65bが挿入されて、アーム部先端側65bがアーム部基端側65aに対して突出入自在である。
アーム部先端側65bはアーム部基端側65aから抜脱しないように構成され、アーム部先端側65bの上部には圧縮ばね66が装着されている。圧縮ばね66は、その下端部がアーム部先端側65bに取り付けられたばね座65b1に接触し、上端部がアーム部基端側65aの下側端部に接触するように設けられている。この圧縮ばね66によって、アーム部先端側65bがアーム部基端側65aから所定の長さを有して突出した状態に維持されている。
固定機構60は、電動モータ62が駆動すると減速ギア64を介してリンク部材63を斜め下方へ延ばした位置に移動させて、係合板51を略水平方向に向いた姿勢にして係止ピン52を係合板51から抜脱して非ロック状態にする。従って、第1整地板11及び第2整地板12の回動は自由となって、代かき作業機1は通常の代かき作業が可能な通常作業状態になる。
また、固定機構は、図8に示すように、電動モータ62が駆動すると減速ギア64を介してリンク部材63を斜め上方へ延ばした位置に移動させて、係合板51を上方へ向いた姿勢にして係止ピン52を係合板51にロックした状態にする。従って、第2整地板12は上向きに立った姿勢で第1整地板11に対して回動がロックされるとともに、第1整地板11の回動もロックされて、代かき作業機1は第1整地板11によって土寄せ作業が可能な姿勢になる。
また、固定機構60は、代かき作業機1の土寄せ作業時に、第1整地板11に石等の傷害物が衝突して第1整地板11に過負荷が作用すると、この過負荷は、第2整地板12に繋がる第2アーム部42、係止ピン52を介して連結アーム部65に作用する。この連結アーム部65に作用した過負荷は、連結アーム部65を縮小させる方向に作用して、リンク部材63、減速ギア64及び電動モータ62に伝達される。このため、リンク部材63や電動モータ62が損傷する虞が生じる。
しかしながら、本願の固定機構60の連結アーム部65には、圧縮ばね66が装着されているので、過負荷が連結アーム部65に作用すると、アーム部先端側65bがアーム部基端側65aに対して突入し、これと同時に圧縮ばね66が縮小して過負荷のエネルギーを吸収する。従って、リンク部材63や電動モータ62が損傷する虞を未然に防止することができる。
なお、前述した両実施の形態では、作業機本体2の両側に作業体左20L及び作業体右20Rが折り畳み且つ展開可能に設けられた代かき作業機1を例にしたが、作業体左20L及び作業体右20Rが無く作業機本体2のみを備える代かき作業機でもよい。
1 代かき作業機
2 作業機本体
10 シールドカバー
11 第1整地板
12 第2整地板
13 耕耘ロータ
40 リンク機構
50、60 固定機構(固定手段)
51 係合板(係合手段)
52 係止ピン(係止手段)

Claims (4)

  1. 作業機本体に回転可能に支持された耕耘ロータの上方がシールドカバーによって覆われ、該シールドカバーの後端部に第1整地板が上下方向に回動自在に設けられ、前記第1整地板の後端部に第2整地板が上下方向に回動自在に設けられた代かき作業機であって、
    前記作業機本体には、前記第1整地板に対して前記第2整地板が上向きに立った姿勢で該第2整地板の回動をロック可能な固定手段が設けられている
    ことを特徴とする代かき作業機。
  2. 前記固定手段は、前記第1整地板に対して前記第2整地板が上向きに立った姿勢で該第2整地板の回動をロックすると、前記作業機本体に対する前記第1整地板の回動もロックする
    ことを特徴とする請求項1に記載の代かき作業機。
  3. 前記第2整地板は、前記作業機本体との間に回動自在に接続されたリンク機構を介して接続され、
    前記固定手段は、前記リンク機構の回動をロック可能であり、
    前記固定手段によって前記リンク機構の回動をロックすると、前記第2整地板が上向きに立った姿勢で前記第1整地板に対する該第2整地板の回動をロックする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の代かき作業機。
  4. 前記固定手段は、前記作業機本体に設けられた係合手段と、前記リンク機構に設けられ前記係合手段を係止可能な係止手段とを有してなり、
    前記係合手段が前記係止手段に係止され及び係止解除されると、前記第2整地板が前記第1整地板に対して固定及び固定解除される
    ことを特徴とする請求項3に記載の代かき作業機。
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