JP2004186356A - 試料保持装置及び試料保持部材の接地方法 - Google Patents

試料保持装置及び試料保持部材の接地方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スパークを生じさせることなく、静電気を確実に除去する。
【解決手段】半導体ウエハWを保持するウエハ搬送アーム26と、ウエハ搬送アーム26を所定のグランドポイントGNDに電気的に接続する搬送アーム用アース線30との間にスペーサ25を介装する。ウエハ搬送アーム26及び搬送アーム用アース線30は静電気導電性部材からなり、スペーサ25は静電気拡散性部材からなる。スペーサ25はウエハ搬送アーム26及び搬送アーム用アース線30に対して着脱自在とし、スペーサ25の形状や材質等を変更してスペーサ25の電気抵抗値を変え、これにより接地経路の電気抵抗値を調整して、所望の静電気放電特性を得る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等の試料を保持する試料保持部材を所定の接地点に電気的に接続する試料保持装置及び試料保持部材の接地方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
IC製造装置や半導体ウエハ表面の欠陥等を観察するために使用される表面検査顕微鏡装置等においては、半導体ウエハを所定位置へ移動させるため、或いは製造中若しくは顕微鏡観察中の半導体ウエハを所定位置へ固定保持するためのウエハ保持部材が備えられている。このウエハ保持部材は高い剛性を有するとともに、安価で機械加工が容易なアルミナ系のセラミックスを母体として構成されることが多いが、このアルミナ系のセラミックスは静電気絶縁性を有し、静電気が溜まりやすいために、その外表面を静電気導電性を有する薄厚層(静電気導電性被膜)によりコートしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成のウエハ保持部材では、表面に静電気導電性被膜が施されているために静電気をグランドに落としやすく帯電しにくい。しかしながら、ウエハが帯電している場合、ウエハとの接触時にウエハ保持部材の表面とウエハ面との間に大きな電圧が発生する。そして、グランドまでの電気抵抗が小さいため、急激に電圧が降下し,スパーク(火花)が発生してウエハを損傷させる虞がある。
【0003】
そこで、ウエハ保持部材を静電気絶縁性部材と静電気導電性部材との中間の電気抵抗値を有する静電気拡散性部材から構成してウエハ保持部材の接地経路の電気抵抗値を或る程度増大させれば、帯電電位を数ミリ秒ないし数十ミリ秒程度の時間をかけてじわじわと落とすことができ、静電気放電を生じさせることなく、静電気を確実に除去することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−275513号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような静電気拡散性を有する部材は、セラミックスでは炭化珪素(SiC)系のものが、また樹脂ではこれにカーボンを混入してなる制電ポリエーテル・エーテル・ケトンに代表される静電気樹脂材料から構成することができる。しかしながら、前者は非常に高価であるうえに極めて硬い性質を有しており、後者は炭素繊維を混入させているために、機械加工時にバリ、ケバなどが出やすく工作がしにくいという欠点があった。このため、上記のような材料を用いてウエハ保持部材を作った場合には、製造コストが各段に高くなってしまっていた。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、スパークを生じさせることなく、静電気を除去することが可能な構成の試料保持装置及び試料保持部材の接地方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、請求項1に係る発明の試料保持装置は、試料を保持する試料保持部材と、試料保持部材を接地点に電気的に接続する接地手段とを備えて構成される試料保持装置において、試料保持部材及び接地手段が静電気導電性を有する部材からなり、試料保持部材と接地手段との間に静電気拡散性を有する介在部材が介装されることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の試料保持装置において、介在部材は試料保持部材及び接地手段に対して着脱自在であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の試料保持装置において、上記接地手段の一部に試料を回転させるための回転部を有し、この回転部は通電軸受により支持されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明の試料保持部材の接地方法は、試料を保持する試料保持部材を接地点に電気的に接続する試料保持部材の接地方法であって、試料保持部材と接地点との間に静電気拡散性を有する介在部材を介装して試料保持部材の接地経路の電気抵抗値を調整するようにしたものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の試料保持部材の接地方法において、上記介在部材を着脱することにより、電気抵抗値を調整することを特徴とする。請求項6に係る発明は、請求項5に記載の試料保持部材の接地方法において、介在部材の形状を変更して介在部材の電気抵抗値を変えることを特徴とする。請求項7に係る発明は、請求項5に記載の試料保持部材の接地方法において、介在部材の材質を変更して介在部材の電気抵抗値を変えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る試料(ウエハ)保持装置を備えたウエハ検査用顕微鏡装置の構成を一部断面側面図により示したものである。このウエハ検査用顕微鏡装置10は、装置フレーム12と、装置フレーム12内に収められた試料(ウエハ)保持装置を備えたウエハ搬送ロボット20及び顕微鏡観察装置40と、同じく装置フレーム12内に収められた真空源14と、装置フレーム12の外部に設置されたウエハカセット16とを有して構成されている。装置フレーム12には図示しない外壁が設けられており、本ウエハ検査用顕微鏡装置10はこの外壁により外部と隔離されている(ウエハカセット16は装置フレーム12の外部に位置する)。
【0013】
ウエハ搬送ロボット20は、装置フレーム12に固定されたベース部22と、このベース部22の上部に取り付けられた屈伸アーム24と、屈伸アーム24の先端部に取り付けられたウエハ搬送アーム26と、このウエハ搬送アーム26の内部に形成された真空管路と真空源14との間を繋ぐ真空配管チューブ28とを備えて構成されている。ここで、屈伸アーム24は一端がベース部22に連結されて他端にはウエハ搬送アーム26が連結されており、図示しない電動モータ等の作動により水平面内での屈伸作動を含む動作を行ってウエハ搬送アーム26を水平姿勢のまま自在に移動させることができるようになっている。
【0014】
ウエハ搬送アーム26は安価で機械加工容易な静電気導電性を有する部材(電気抵抗値がおよそ10Ω以下の部材。以下、静電気導電性部材という)から構成されており、ウエハ搬送アーム26と屈伸アーム24との間には、静電気拡散性を有する部材(電気抵抗値がおよそ10〜1011Ωの部材。以下、静電気拡散性部材という)からなる単純形状(例えば円柱状)のスペーサ25がこれらウエハ搬送アーム26及び屈伸アーム24に対して着脱自在に設けられている。そして、このスペーサ25は金属等の静電気導電性を有する部材からなる搬送アーム用アース線30により装置フレーム12の外部に設けられた所定のグランドポイント(接地点)GNDと電気的に接続されている(すなわち接地されている)。ここで、搬送アーム用アース線30の中間部は、屈伸アーム24やベース部22等の所要の箇所に設けられた金属(例えばステンレス)等で構成された静電気導電性部材からなるアース線中継部材32により中継接続されている。
【0015】
このようにウエハ搬送アーム26が搬送アーム用アース線30により接地(アース)されるのは、静電気導電性部材からなるウエハ搬送アーム26より静電気を除去し、ウエハ搬送アーム26と半導体ウエハW(後述)とが接触したときに静電気放電等が発生するのを防止するためである。また、このようにウエハ搬送アーム26が直接搬送アーム用アース線30により接地されるのではなく、スペーサ25を介して接地されるのは、ウエハ搬送アーム26を構成する静電気導電性部材よりも大きい電気抵抗値を有する静電気拡散性部材を介して接地することにより、ウエハ搬送アーム26の接地経路の電気抵抗値を大きくすることができるからである(詳細は後述)。なお、上記ウエハ搬送アーム26は静電気絶縁性を有する部材(電気抵抗値がおよそ1011Ω以上の部材。以下、静電気絶縁性部材という)から構成したうえで、その外表面を静電気導電性部材からなる薄厚層(静電気導電性被膜)によりコートしてもよい。
【0016】
上記真空配管チューブ28は樹脂等からなる静電気絶縁性部材若しくは樹脂にカーボンを混入するなどして得られる静電気拡散性部材から構成されている。また、この真空配管チューブ28は金属等で構成された静電気導電性部材からなる真空配管チューブ用アース線34により上述のグランドポイントGNDに電気的に接続されている(すなわち接地されている)。これは、上述のウエハ搬送アーム26の場合と同様、静電気絶縁性部材若しくは静電気拡散性部材からなる真空配管チューブ28に静電気が溜まり、ウエハ搬送アーム26と半導体ウエハWとが接触したときに、その接触部において静電気放電等が発生するのを防止するためである。
【0017】
なお、上記のように、真空配管チューブ28を静電気絶縁性部材若しくは静電気拡散性部材から構成して、スペーサ25を搬送アーム用アース線30により接地する代わりに、真空配管チューブ28を静電気導電性部材から構成し、この静電気導電性部材からなる真空配管チューブ28にスペーサ25とグランドポイントGNDとを繋ぐアース線の役割を担わせて搬送アーム用アース線30を省略することも可能である。
【0018】
ウエハカセット16は側面の一方側に開口した箱であり、装置フレーム12の外部に設けられたカセット載置台15上に設置されている。このウエハカセット16の内部には互いに水平な複数段のスロットが上下に並んで設けられており、各スロット内には半導体ウエハ(以下、ウエハと称する)Wが一枚ずつ収納されている。
【0019】
顕微鏡観察装置40は、装置フレーム12内の水平テーブル13上に設置されたウエハ移動ステージ42と、このウエハ移動ステージ42の上方に設けられた観察装置60とから構成されている。ウエハ移動ステージ42は、水平テーブル13の面内の一方向(X方向)に移動自在なXステージ43a、このXステージ43aの移動方向に対して水平テーブル13の面内で直交する方向(Y方向)に移動自在なYステージ43b、これらXステージ43a及びYステージ43bの移動方向に対して直交する方向(上下方向。Z方向)に移動自在なZステージ43cからなるXYZステージ43と、Zステージ43cの上面側に取り付けられた円盤状のウエハ保持テーブル44とを有して構成されている。
【0020】
図2はウエハ保持テーブル44の一構成例を示しており、図2(A)はその平面図、図2(B)は下面図、図2(C)は図2(A)における矢視C−Cより見た断面図である。ここに示すようにウエハ保持テーブル44は上下2枚の円盤状部材45,46からなっており、これら両円盤状部材45,46の厚さ方向に延びて設けられた複数(ここでは6本)のねじ47により上下方向に接合(締結)された構成となっている。ここでは上下の円盤状部材45,46がねじ47により締結される場合の例を示しているが、これは両円盤状部材45,46が接着剤等他の手段により接合される構成であってもよい。
【0021】
上下の円盤状部材45,46はその外表面に静電気導電性を有する被膜が施された静電気絶縁性部材、若しくは金属等からなる静電気導電性部材などの安価で加工が容易な部材から構成される。上側円盤状部材45の上面側には上方に開口した複数の円形の真空吸着溝45aが同心円状に形成されており、各真空吸着溝45a内において上下方向に貫通して設けられた真空吸着穴45bは、下面側に下方に開口して設けられた一又は複数の連通溝45cにより互いに連通されている(図2(C)参照)。また、上側円盤状部材45には上下面を貫通するように複数の大気開放穴45dが設けられており、これら大気開放穴45dは上側円盤状部材45の下面側に下方に開口して設けられた一又は複数の連通溝45eにより互いに連通されている(図2(C)参照)。下側円盤状部材46は上側円盤状部材45とほぼ同じ径の大きさに形成されており、その中央には上下面を貫通する真空管路接続穴46aが設けられている。なお、上記真空吸着溝45aは同心円状に形成されると説明したが、これは一例であり、放射状に形成されるものであってもよい。
【0022】
上側円盤状部材45と下側円盤状部材46とは、上側円盤状部材45の上下面を貫通するように設けられた6つのねじ穴(図示せず)と、下側円盤状部材46の上下面を貫通するように設けられた6つのねじ穴46bとが合致された状態でねじ47をねじ込むことにより締結される。これにより上記連通溝45c,45eそれぞれの下方開放部分が下側円盤状部材46の上面により閉じられて真空管路44a及び大気開放管路44bが形成される。なお、上下両円盤状部材45,46が接合された状態では、下側円盤状部材46に設けられた真空管路接続穴46aはウエハ保持テーブル44の内部に形成された上記真空管路44aに接続する。
【0023】
また、上下両円盤状部材45,46が接合された状態では、ウエハ保持テーブル44の内部に形成された大気開放管路44bの一端側は図2(A)及び図2(C)に示すようにウエハ保持テーブル44の側面に開口しており、この開口に接続された大気開放管路(図示せず)を介して直接大気に、或いはエアフィルタを介して大気に開放されるようになっている。なお、この大気開放管路(大気開放管路44b及び大気開放穴45d)は、ウエハ搬送アーム26によるウエハWの吸着の解除をスムーズに行わせるために設けられたものである。
【0024】
ウエハ保持テーブル44とXYZステージ43(Zステージ43c)との間には、静電気拡散性部材からなる単純形状(例えば円盤状)のスペーサ48がこれらウエハ保持テーブル44及びXYZステージ43に対して着脱自在に設けられている。そして、このスペーサ48は金属等で構成された静電気導電性部材からなるウエハ保持テーブル用アース線50により前述のグランドポイントGNDと電気的に接続されている(すなわち接地されている)。これは、上述したウエハ搬送アーム26の場合と同様、アルミナ系セラミックス又は金属材料等で構成された静電気絶縁性部材からなるウエハ保持テーブル44に電荷が溜まって、ウエハWが載置されたときに静電気放電等が起きることを防止するためである。なお、このウエハ保持テーブル用アース線50の中間部は、XYZステージ43等の所要の箇所に設けられた金属(例えばステンレス)等で構成された静電気導電性部材からなるアース線中継部材52により中継接続されている。
【0025】
ウエハ保持テーブル44に形成された上記真空管路接続穴46aには、静電気絶縁性部材若しくは静電気拡散性部材から構成された真空配管チューブ54の一端側が接続されており、この真空配管チューブ54の他端側は真空源14に接続されている。また、この真空配管チューブ54は金属等で構成された静電気導電性部材からなる真空配管チューブ用アース線56により前述のグランドポイントGNDと電気的に接続されている(すなわち接地されている)。
【0026】
なお、上記のように、真空配管チューブ54を静電気絶縁性部材若しくは静電気拡散性部材から構成して、スペーサ48をウエハ保持テーブル用アース線50により接地する代わりに、真空配管チューブ54を静電気導電性部材から構成し、この静電気導電性部材からなる真空配管チューブ54にスペーサ48とグランドポイントGNDとを繋ぐアース線の役割を担わせてウエハ保持テーブル用アース線50を省略することも可能である。
【0027】
観察装置60は、上記ウエハ移動ステージ42の上方を覆うように設置されており、上部に設けられた接眼レンズ部62と、下方に延びて設けられた対物レンズ64とを有して構成されている。
【0028】
装置フレーム12の上部には、ファンフィルタユニット72,74が設けられている。これらファンフィルタユニット72,74は図1における紙面下向きの空気流を発生することにより、ウエハ検査用顕微鏡装置10内部の空気圧力をこの装置10の外部の空気圧力よりも高圧に保つ働きをする。
【0029】
次に、本ウエハ検査用顕微鏡装置10に備えられたウエハ搬送ロボット20の動作について説明する。操作者により顕微鏡観察の開始の指示(例えばスイッチの投入)がなされると、ウエハ搬送ロボット20はウエハカセット16内に収納されているウエハWを取り出すために、屈伸アーム24を作動させて、ウエハ搬送アーム26をウエハカセット16内の所望の(保持対象試料である)ウエハWの下部に挿入する。続いて真空源14を作動させ、真空配管チューブ28及びウエハ搬送アーム26の内部に形成された真空管路を介して外気を吸引し、ウエハWの真空吸着を開始する。このようにウエハWの真空吸着が開始されたら、ウエハ搬送ロボット20は屈伸アーム24を作動させてウエハ搬送アーム26を上昇移動させ、ウエハ搬送アーム26の上面側に形成された接触部(真空管路の開口部がある箇所。図示せず)を保持対象試料であるウエハWの下面に接触させる。これによりウエハWはウエハ搬送アーム26の上記接触部において吸着保持された状態となる。
【0030】
このようにウエハWがウエハ搬送アーム26により吸着保持されたら、ウエハ搬送ロボット20は屈伸アーム24を作動させてウエハ搬送アーム26をウエハカセット16より引き抜き、ウエハWをウエハカセット16の外部に搬出する。そして、ウエハWをウエハ搬送アーム26において真空吸着保持したままこれを搬送し、ウエハ保持テーブル44上に位置させたうえで、真空源14による外気吸引力を調節してウエハWの真空吸着保持を解除する。この真空吸着保持の解除の途中でウエハ搬送アーム26をウエハ保持テーブル44の下の位置まで降下させると、ウエハWはウエハ保持テーブル44上に載置される。
【0031】
ウエハ保持テーブル44上にウエハWが載置されたら、今度はウエハ保持テーブル44に繋がる真空配管チューブ54及びウエハ保持テーブル44内に形成された真空管路(真空管路接続穴46a、真空管路44a、真空吸着穴45b、真空吸着溝45aからなる管路)より外気を吸引して、ウエハWをウエハ保持テーブル44上に真空吸着する。ウエハ保持テーブル44上にウエハWが保持されたらXYZステージ43を移動させ、ウエハWの所望の部分を顕微鏡観察装置40の対物レンズ64の直下に移動させる。これにより接眼レンズ部62からのウエハW表面の顕微鏡観察が可能となる。そして、この顕微鏡観察が終了すると、ウエハ搬送ロボット20は上述の経路とは逆の経路でウエハWを移動させ、これをウエハカセット16内に収納する。これによりウエハ搬送ロボット20の一連の動作は終了する。
【0032】
本ウエハ検査用顕微鏡装置10の構成は以上であるが、このウエハ検査用顕微鏡装置10に備えられたウエハ搬送ロボット20においては、上述のように、試料であるウエハWを吸着保持するウエハ搬送アーム26及びこれを所定のグランドポイントGNDと電気的に接続する接地手段である搬送アーム用アース線30を静電気導電性部材から構成する。更に、ウエハ搬送アーム26と搬送アーム用アース線30との間に静電気拡散性部材からなる介在部材であるスペーサ25を設けているので、ウエハ搬送アーム26からグランドポイントGNDまでの電気抵抗値をスペーサ25がない場合に比べて大きくすることができる。
【0033】
ここで、静電気導電性部材からなるウエハ搬送アーム26の電気抵抗値をR1、静電気拡散性部材からなるスペーサ25の電気抵抗値をR2、静電気導電性部材からなる搬送アーム用アース線30の電気抵抗値をR3とすると、ウエハ搬送アーム26のウエハ保持面からグランドポイントGNDまでの電気抵抗値Rは、抵抗の直列接続の式から下式(1)のようになる。
【0034】
【数1】
R=R1+R2+R3 … (1)
【0035】
ここで、本実施形態では、R2>R1,R3であるので、スペーサ25の電気抵抗値R2を接地経路全体の電気抵抗値の支配的要素とすることができる。このため、予め電気抵抗値が分かったスペーサ25を用いることにより、接地経路全体の電気抵抗値を最適の値に設定して、所望の静電気放電特性を得ることができる。具体的には、静電気をゆっくりと(静電気放電を生じさせることなく)、確実に除去することが可能となる。ここで、スペーサ25を静電気拡散性部材から構成することには、その表面のみを静電気拡散性を有する部材で構成する、すなわち静電気拡散性を有する薄厚層(静電気拡散性被膜)をコートすることも含まれる。なお、これらのことは、ウエハ保持テーブル44、ウエハ保持テーブル用アース線50及びこれらの間に設けられるスペーサ48等からなるウエハ保持テーブル44の接地経路についても同様である。
【0036】
また、このような構成では、複雑な工作が必要とされるウエハ搬送アーム26については安価で機械工作が容易な静電気導電性部材により構成し、高価で機械工作が困難な静電気拡散性部材からなるスペーサ25については単純形状(上述したように、例えば円柱状)にすることができるので、接地経路全体を安価にすることができる。
【0037】
また、スペーサ25がウエハ搬送アーム26及び搬送アーム用アース線30に対して着脱自在な構成となっており、スペーサ48がウエハ保持テーブル44及びウエハ保持テーブル用アース線50に対して着脱自在な構成となっているので、例えば温度、湿度などの影響によって静電気放電特性が所望の特性からずれた場合でも、電気抵抗値の異なるスペーサに交換することにより、容易に所望の静電気放電特性を得ることが可能である。なお、このようなスペーサ25,48の電気抵抗値を変更する方法としては、スペーサ25,48の形状や材質を変えることが挙げられる。また、これらスペーサ25,48の表面のみに静電気拡散性を有する被膜が形成されている場合には、その薄厚層(被膜)の厚さを変更することでも、スペーサ25,48の電気抵抗値を代えることができる。
【0038】
ここで、部材(被膜も含む)の電気抵抗値Rは、一般に下式(2)のように決まる。但し、ρ:体積固有抵抗率[Ω・cm]、L:電極間距離[cm]、S:電極断面積[cm]である。
【0039】
【数2】
R=ρ・L/S [Ω] ・・・ (2)
【0040】
体積固有抵抗率ρは、被膜、部材を構成する材料によって決まる値である。例えば、SiCセラミックスは10[Ω・cm]程度、アルミナ・セラミックスは1014[Ω・cm]より大きく、制電ポリエーテル・エーテル・ケトンは10[Ω・cm]程度、ナチュラル・ポリエーテル・エーテル・ケトンは1016[Ω・cm]程度である。電極とは、接触している他の部材との接触面(2つある)である。例えば、第1の実施形態におけるウエハ搬送アーム26においては、ウエハと接触する面とスペーサ25と接触する面が電極である。電極間距離とは、その2つの面の距離であり、電極断面積とは、その2つの面の小さい方の面積である。
【0041】
図3は、本発明の第2実施形態に係る試料(ウエハ)保持装置を備えたウエハ検査用顕微鏡装置の構成を斜視図により示したものである。本実施形態において示すウエハ検査用顕微鏡装置110は、検査テーブル112と、この検査テーブル112上に設置されて試料(ウエハ)保持装置を備えたウエハ搬送ロボット120と、同じく検査テーブル112上に設置された顕微鏡観察装置140と、マクロ観察装置170と、ウエハカセット116と、検査テーブル112の外部に接地された真空源(図示せず)とを有して構成されている。
【0042】
ウエハ搬送ロボット120及び顕微鏡観察装置140は、前述の第1実施形態において示したウエハ検査用顕微鏡装置10におけるウエハ搬送ロボット20及び顕微鏡観察装置40と同様の構成を有しているので、同じ機能を有する構成部品についてはこれと同じ符号を付してその説明を省略することにする。但し、本実施形態において示す顕微鏡観察装置140では、第1実施形態において示したXYZステージ43ではなく、検査テーブル112の面内の一方向(X方向)に移動自在なXステージ143aと、このXステージ143aの移動方向に対して検査テーブル112の面内で直交する方向(Y方向)に移動自在なYステージ143bとからなるXYステージ143が用いられている。
【0043】
マクロ観察装置170は観察対象となるウエハWを吸着保持するウエハ保持機構172(図4参照)と、このウエハ保持機構172により保持されたウエハWを照明するためのマクロ観察照明176とから構成されている。
【0044】
図4(A)はウエハ保持機構172の側断面図であり、図4(B)はその下面図である。これらの図に示すように、ウエハ保持機構172は、ウエハ保持テーブル180と、このウエハ保持テーブル180の下面側に設けられた静電気拡散性部材からなる円盤状のスペーサ174と、ウエハ保持テーブル180及びスペーサ174を垂直軸まわりに回転させる(すなわちウエハ保持テーブル180に吸着保持したウエハWを回転させる)ためのテーブル回転機構190とを有して構成されている。
【0045】
ウエハ保持テーブル180は、前述の第1実施形態において示したウエハ検査用顕微鏡装置10におけるウエハ保持テーブル44と同様の構成を有しており、上下2枚の円盤状部材181,182が複数のねじ183により上下方向に接合(締結)されている(接着剤等他の手段により接合されていてもよい)。これら上下の円盤状部材181,182はアルミナ系セラミックスや金属(例えばステンレス)等からなる安価で加工が容易な静電気導電性部材から構成される。
【0046】
上側円盤状部材181の上面側には上方に開口した複数の円形の真空吸着溝181aが同心円状(或いは放射状)に形成されており、各真空吸着溝181a内において上下方向に貫通して設けられた真空吸着穴181bは、下面側に下方に開口して設けられた一又は複数の連通溝181cにより互いに連通されている。下側円盤状部材182は上側円盤状部材181とほぼ同じ径の大きさに形成されており、その中央には上下面を貫通する真空管路接続穴182aが設けられている。
【0047】
上側円盤状部材181と下側円盤状部材182とが複数のねじ183により締結された状態では、上記連通溝181cの下方開放部分は下側円盤状部材182の上面により閉じられて真空管路180aを形成する。また、このように上下両円盤状部材181,182が接合された状態では、下側円盤状部材182に設けられた真空管路接続穴182aはウエハ保持テーブル180の内部に形成された真空管路180aに接続する。
【0048】
テーブル回転機構190は、検査テーブル112上に設けられた基台191(図3参照。図4には示さず)に固定されたハウジング192と、このハウジング192の上下両部に取り付けられた軸受(ボールベアリング)193,194と、これら両軸受193,194により垂直姿勢に保持されて上下軸回りに回転自在な回転シャフト195と、この回転シャフト195の外周に設けられたギヤ195aと噛合するギヤ196を回転駆動する電動モータ197とを有して構成されている(この電動モータ197は図示しないモータ電源と電力供給線198を介して繋がっている)。なお、上記ハウジング192及び回転シャフト195は安価で工作が容易な静電気導電性部材から構成されている。
【0049】
ここで、半導体ウエハの回転機構として一般に使用される軸受(ボールベアリング)には、例えば直径10mm〜20mm程度の金属製ミニチュア軸受が使用されるが、その軸受を構成する内レースと外レースとの間には潤滑グリースが介在するため、これら両レースの間は通常絶縁されたものとなっている。しかし、ここでは、両軸受193,194それぞれにおける内、外両レース間に導電性の潤滑グリースを封入するか、或いは両レース間に金属接触子を設けて両レース間を通電可能としている(両軸受193,194をいわゆる通電軸受に構成している)。なお、このような方法によれば、両レース間の電気抵抗値を、約200Ω以下とすることができる。
【0050】
テーブル回転機構190の回転シャフト195内には上下方向に貫通して延びた真空管路195bが設けられており、この真空管路195bの下端部には真空源と繋がる真空配管チューブ200(図3参照)の端部が取り付けられる配管チューブ取付口195cが設けられている。回転シャフト195に形成された上記真空管路195bの上端部はスペーサ174の中央に上下方向に貫通して設けられた真空管路174aと接続しており、このスペーサ174に設けられた真空管路174aは更にウエハ保持テーブル180に設けられた上述の真空管路接続穴182aと接続している。ここで、スペーサ174はウエハ回転テーブル180及び回転シャフト195に対して着脱自在な構成となっている。
【0051】
ハウジング192の下端部にはアース線取付ビス199を介してウエハ保持テーブル用アース線202の一端側が取り付けられており、このウエハ保持テーブル用アース線202の他端側は図3に示すようにグランドポイントGNDに接続されている。ここで、上述のように、ハウジング192及び回転シャフト195がいずれも静電気導電性部材から構成されており、また両軸受193,194も上述したように通電軸受であるため、ウエハ保持テーブル180はスペーサ174、回転シャフト195、両軸受193,194、ハウジング192、アース線取付ビス199及びウエハ保持テーブル用アース線202を介してグランドポイントGNDに電気的接続がなされた状態となっている。なお、上述のように、両軸受193,194における両レース間の電気抵抗値が約200Ω程度である場合には、このウエハ保持装置全体の電気抵抗値は、10〜10Ω程度に保たれる。
【0052】
テーブル回転機構190のハウジング192に接続された真空配管チューブ200は前述の真空配管チューブ28又は真空配管チューブ54と同様に静電気絶縁性部材若しくは静電気拡散性部材から構成されている。また、この真空配管チューブ200は金属等からなる静電気導電性部材から構成された真空配管チューブ用アース線204によりグランドポイントGNDと接続されている。
【0053】
ここで、上記のように真空配管チューブ200を静電気拡散性部材若しくは静電気拡散性部材から構成して、ハウジング192をウエハ保持テーブル用アース線202により接地する代わりに、真空配管チューブ200を静電気導電性部材から構成し、この静電気導電性部材からなる真空配管チューブ200にハウジング192とグランドポイントGNDとを繋ぐアース線の役割を担わせてウエハ保持テーブル用アース線202を省略することも可能である。
【0054】
本ウエハ検査用顕微鏡装置110の構成は以上であるが、このウエハ検査用顕微鏡装置110に備えられたマクロ観察装置170におけるウエハ保持機構172においては、上述のように、試料であるウエハWを吸着保持するウエハ保持テーブル180及びこれを所定のグランドポイントGNDと電気的に接続する接地手段であるウエハ保持テーブル用アース線202を静電気導電性部材から構成する一方で、これらウエハ保持テーブル180とウエハ保持テーブル用アース線202との間に静電気拡散性部材からなる介在部材であるスペーサ174を設けているので、ウエハ保持テーブル180の接地経路全体の電気抵抗値をスペーサ174がない場合に比べて大きくすることができる。
【0055】
ここで、静電気導電性部材からなるウエハ保持テーブル180の電気抵抗値をR1、静電気拡散性部材からなるスペーサ174の電気抵抗値をR2、静電気導電性部材からなる回転シャフト195、ハウジング192、両軸受193,194及びウエハ保持テーブル用アース線202全体の電気抵抗値をR3とすると、ウエハ保持テーブル180のウエハ保持面(上面)からグランドポイントGNDまでの電気抵抗値Rは前述の式(1)のようになる。
【0056】
ここで、本実施形態では、R2>R1,R3であるので、スペーサ174の電気抵抗値R2を接地経路全体の電気抵抗値の支配的要素とすることができる。これにより接地経路全体の電気抵抗値を最適の値に設定して、所望の静電気放電特性を得ることができる。また、このスペーサ174がウエハ保持テーブル180及び回転シャフト195に対して着脱自在な構成であることから、容易に所望の静電気放電特性を得ることができる。
【0057】
また、複雑な工作が必要とされるウエハ保持テーブル180については安価で機械工作が容易な静電気導電性部材により構成し、高価で機械工作が困難な静電気拡散性部材からなるスペーサ174については単純形状(上述したように、例えば円盤状)にすることにより、接地経路全体を安価にすることができる。また、本第2実施形態において示したウエハ搬送ロボット120に備えられたウエハ搬送アーム26の接地経路、及びウエハ保持テーブル144の接地経路は、第1の実施形態と同様の効果を有する。なお、この第2実施形態に示した各接地経路(ウエハ搬送アーム26の接地経路、ウエハ保持テーブル144の接地経路及びウエハ保持テーブル180の接地経路)については、イオナイザがない状態でも、従来の1/50以下である20V程度の帯電量に過ぎないことが確認された。
【0058】
また、本第2実施形態におけるウエハ検査用顕微鏡装置110に備えられたウエハ回転テーブル180の接地経路では、その接地経路の一部に回転部(ウエハ保持テーブル180、スペーサ174及び回転シャフト195からなる部分)を有しているが、この回転部は通電軸受である両軸受193,194により支持されているので、軸受の存在に影響を受けることなく(接地経路を中断させることなく)、効率よい接地経路を構築することができるようになっている。
【0059】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示されたものに限定されない。例えば、上述の実施形態における試料(ウエハ)保持部材はウエハを吸着保持するものであったが、これは一例であり、必ずしも吸着により保持するものでなくてもよい。また、試料(ウエハ)保持部材は必ずしも円盤状等でなくてもよく、他の形状であってもよい。
【0060】
また、上述の実施形態では、静電気拡散性部材からなる介在部材(スペーサ)は、保持対象である半導体ウエハの近傍に位置するように設けられていたが、これは必ずしも半導体ウエハの近傍位置に設けられなくてもよい。したがって、介在部材は接地経路のいずれかの位置に設けられればよいのであるが、上述の実施形態のように、半導体ウエハの近傍位置に設けられるのであれば、静電気の除去効率の点でより優れた効果が得られる。
【0061】
また、本実施形態において、保持する対象物は半導体ウエハであったが、これは一例であり、他の対象物、例えば液晶基板等であっても構わない。また、上述の実施形態においては、試料保持部材はウエハ検査用顕微鏡装置に備えられるものであったが、これは一例であり、他の装置(例えばIC製造装置)等に備えられていてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スパークを生じさせることなく,静電気を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る試料保持装置を備えたウエハ検査用顕微鏡装置の一部断面側面図である。
【図2】上記ウエハ検査用顕微鏡装置に備えられた顕微鏡観察装置におけるウエハ保持テーブルの一構成例を示す図であり、(A)はその平面図、(B)は下面図、(C)は(A)における矢視C−Cより見た断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る試料保持装置を備えたウエハ検査用顕微鏡装置の斜視図である。
【図4】上記第2実施形態に係る試料保持装置を備えたウエハ検査用顕微鏡装置におけるウエハ保持機構を示す図であり、(A)はその側断面図、(B)は下面図である。
【符号の説明】
10 ウエハ検査用顕微鏡装置
14 真空源
20 ウエハ搬送ロボット
24 屈伸アーム
25 スペーサ
26 ウエハ搬送アーム
28 真空配管チューブ
30 搬送アーム用アース線
34 真空配管チューブ用アース線
40 顕微鏡観察装置
44 ウエハ保持テーブル
48 スペーサ
50 ウエハ保持テーブル用アース線
54 真空配管チューブ
56 真空配管チューブ用アース線
60 観察装置
GND グランドポイント
W 半導体ウエハ

Claims (7)

  1. 試料を保持する試料保持部材と、前記試料保持部材を接地点に電気的に接続する接地手段とを備えて構成される試料保持装置において、
    前記試料保持部材及び前記接地手段が静電気導電性を有する部材からなり、
    前記試料保持部材と前記接地手段との間に静電気拡散性を有する介在部材が介装されたことを特徴とする試料保持装置。
  2. 前記介在部材は前記試料保持部材及び前記接地手段に対して着脱自在であることを特徴とする試料保持装置。
  3. 前記接地手段の一部に前記試料を回転させるための回転部を有し、前記回転部は通電軸受により支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の試料保持装置。
  4. 試料を保持する試料保持部材を接地点に電気的に接続する試料保持部材の接地方法であって、
    前記試料保持部材と前記接地点との間に静電気拡散性を有する介在部材を介装して前記試料保持部材の接地経路の電気抵抗値を調整するようにしたことを特徴とする試料保持部材の接地方法。
  5. 前記介在部材を着脱することにより、前記電気抵抗値を調整することを特徴とする請求項4記載の試料保持部材の接地方法。
  6. 前記介在部材の形状を変更して前記介在部材の電気抵抗値を変えることを特徴とする請求項5記載の試料保持部材の接地方法。
  7. 前記介在部材の材質を変更して前記介在部材の電気抵抗値を変えることを特徴とする請求項5記載の試料保持部材の接地方法。
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