JP2004185278A - 文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム - Google Patents
文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004185278A JP2004185278A JP2002351171A JP2002351171A JP2004185278A JP 2004185278 A JP2004185278 A JP 2004185278A JP 2002351171 A JP2002351171 A JP 2002351171A JP 2002351171 A JP2002351171 A JP 2002351171A JP 2004185278 A JP2004185278 A JP 2004185278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- server computer
- client computer
- document management
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
【課題】将来的にクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、新たに導入されたサーバコンピュータと組み合わせてクライアントコンピュータをそのまま使用することができるようにする。
【解決手段】クライアントコンピュータで検索先及び検索キーワード等が入力され(C11,C12)、検索先がサーバコンピュータ内のフォルダである場合は(C13でYES)、サーバコンピュータ20に検索先情報及び検索キーワードと共に検索要求が送信され(C14)、検索キーワードに該当するファイルデータ及び属性情報がサーバコンピュータ20から受信される(C15)。このファイルデータ及び属性情報に基づいて、当該ファイルのインデックス画像等が生成されて(C16,C17)、ディスプレイに表示される(C18)。
【選択図】 図6
【解決手段】クライアントコンピュータで検索先及び検索キーワード等が入力され(C11,C12)、検索先がサーバコンピュータ内のフォルダである場合は(C13でYES)、サーバコンピュータ20に検索先情報及び検索キーワードと共に検索要求が送信され(C14)、検索キーワードに該当するファイルデータ及び属性情報がサーバコンピュータ20から受信される(C15)。このファイルデータ及び属性情報に基づいて、当該ファイルのインデックス画像等が生成されて(C16,C17)、ディスプレイに表示される(C18)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント−サーバ形式の文書管理システム及びこのシステムに用いられるクライアントコンピュータ、さらには、クライアントコンピュータに文書管理機能を実行させる文書管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自己の管理下にあるフォルダにおいて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能な文書管理システムが用いられている。この文書管理システムは、1つのパーソナルコンピュータ内での個人的用途等に用いられる。また、LAN等によりネットワーク接続された文書管理サーバと多数のクライアントコンピュータとからなり、多数のクライアントコンピュータがサーバコンピュータ内のファイルを共有可能とするクライアント−サーバ形式の文書管理システムも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
文書管理システムの導入当初は上記個人的用途で文書管理を行っていたが、ネットワーク接続されるパーソナルコンピュータが次第に増加して、多数のパーソナルコンピュータが作成したファイルを一元管理する必要が生じた場合には、後からクライアント−サーバ形式の文書管理システムが導入されることがある。その場合には、各クライアントコンピュータにおいては、それまで使用していた個人的用途の文書管理システムを、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに入れ換えなくてはならない。そのため、それまで使用していた個人的用途の文書管理システムが無駄になり、また、操作者(ユーザ)は新たな文書管理システムの操作方法を習得しなければならず不便であった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、将来的にクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、新たに導入されたサーバコンピュータにクライアントコンピュータを組み合わせて使用することができる文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、当該ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータ側の検索情報出力手段から受け取ったファイル検索情報に基づいて管理下にあるファイル群を検索するファイル検索手段と、このファイル検索手段によって検索されたファイルデータを前記クライアントコンピュータに出力する検索結果出力手段とを備え、
前記クライアントコンピュータは、前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段を備えたものである。
【0006】
すなわち、この構成によれば、クライアントコンピュータの検索情報出力手段がサーバコンピュータに対して検索情報を出力し、サーバコンピュータのファイル検索手段が当該検索情報に基づいて管理下のファイル群を検索して、該当するファイルのデータを検索結果出力手段からクライアントコンピュータに出力する。そして、クライアントコンピュータの制御手段が、当該ファイルデータに基づいて、サムネイル画像表示手段に当該ファイルのサムネイル画像を表示させる。
【0007】
よって、上記クライアントコンピュータは、サーバコンピュータとの間でファイルの検索に必要なファイル検索情報と、このファイル検索情報に該当するファイルデータとをやり取りし、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索する場合は自ら検索を行わず、サーバコンピュータがクライアントコンピュータからの依頼に基づいてファイル検索を行う。そして、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータから受け取ったファイルデータのインデックス画像を表示する。そのため、当該クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索するのと同等の機能を有することになるので、クライアントコンピュータを単体で使用する場合は、クライアントコンピュータの管理下にあるフォルダの検索が可能であり、サーバコンピュータと組み合わせた場合には、サーバコンピュータ内のフォルダの検索も可能である。
【0008】
これにより、上記文書管理システムのクライアントコンピュータによれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換えずにそのまま使用することができるので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータの登録情報出力手段から受け取ったファイルデータ及び登録先情報を受け取り、このファイルデータを登録先情報が示す登録先に登録するファイルデータ登録手段を備えたものである。
【0010】
この構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータに対して、ファイル登録に必要なファイル登録先情報及び登録対象となるファイルデータを送出し、サーバコンピュータはクライアントコンピュータからの依頼に基づいて登録先に当該ファイルデータを登録する。これにより、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がなく、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータである。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラムである。
【0013】
これらの構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータとの間でファイルの検索に必要なファイル検索情報と、このファイル検索情報に該当するファイルデータとをやり取りし、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索する場合は自ら検索を行わず、サーバコンピュータから受け取ったファイルデータのインデックス画像を表示する。そのため、当該クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索するのと同等の機能を有することになるので、クライアントコンピュータを単体で使用する場合は、クライアントコンピュータの管理下にあるフォルダの検索が可能であり、サーバコンピュータとの組み合わせた場合には、サーバコンピュータ内のフォルダの検索も可能である。
【0014】
これにより、上記クライアントコンピュータによれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がないので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータである。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラムである。
【0017】
これらの構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータに対して、ファイル登録に必要なファイル登録先情報及び登録対象となるファイルデータを送出する。これにより、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がなく、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラムの一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る文書管理システムの概要を示す図、図2はクライアントコンピュータによるインデックス画像表示画面の一例を示す図である。本発明に係る文書管理システム1は、クライアントコンピュータ10と、サーバコンピュータ20とで構成される。クライアントコンピュータ10は、文書管理プログラムによってクライアントコンピュータ10内のフォルダについて文書検索及び文書登録を実行するように機能し、更にフォルダ内の各ファイルのインデックス画像(ファイルの特定頁、例えば、第1頁の縮小画像(サムネイル画像)に、ファイルのタイトル等を付した画像)を生成して一覧表示するように機能する(図2参照)。
【0019】
また、サーバコンピュータ20は、例えば、WWWサーバ21(IIS(Internet Infomation Server)等)と、WWWサーバ21にCOM+ 22を介して接続されるデータベース23(SQL(Structured Query Language)サーバ等)とで構成される。WWWサーバ21にはASP(Active Server Pages)が組み込まれており、クライアントコンピュータ10からのHTTP要求(Webページの表示、フォーム情報の送信等)に対し、サーバサイドにおいてあらかじめ用意された COM(Component Object Model)、DCOM(Distributed COM)の組み込みオブジェクトや、COMコンポーネントを介してスクリプトに記述した処理を行い、その結果のみをHTML等としてクライアントコンピュータ10に送信するようになっている。なお、ASPはADO(ActiveX Data Objects)及びOLE DBを介してSQL 文によるデータベース23の制御を可能としている。
【0020】
クライアントコンピュータ10において、サーバコンピュータ20のデータベース23内のフォルダにあるファイルを検索する指示が入力された場合、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に対して、ファイル検索要求及び入力された検索情報(検索キーワード等)が、CSV形式データやアトリビュート形式ファイル等の異種機器間でも互換性の高いデータ形式で送信される。サーバコンピュータ20では、この検索要求及び検索情報に基づいて、該当するファイルがデータベース23内のフォルダから検索される。この検索により、データベース23内のフォルダから該当するファイルが見つかった場合は、サーバコンピュータ20からクライアントコンピュータ10にファイルデータが送信される。クライアントコンピュータ10は、該当ファイルのデータが受信されると、このファイルデータに基づいてインデックス画像が生成されてディスプレイに表示されるようになっている(図2)。
【0021】
図3は本発明に係るクライアントコンピュータの概略構成を示すブロック図である。図3に示すクライアントコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ等からなる。クライアントコンピュータ10は、装置全体の動作制御を司るCPU12を備え、このCPU12には、内部バスによって入力装置13,ROM14,RAM15,記憶装置16,ディスプレイ17及び記録媒体読取装置18が接続されている。これら各部はCPU12の制御の下、内部バスを介して各種データが各部間で入出力され、各種処理が実行される。
【0022】
入力装置13はキーボードやマウス等から構成され、ユーザによって操作指示等が入力される。ROM14には、装置全体の動作制御用のシステムプログラム等が記憶されている。記憶装置16はハードディスクドライブ等から構成され、本発明に係る文書管理プログラム等が記憶されている。CPU12は、記憶装置16から画像表示プログラム等を読み出し、その処理を実行して各ブロックの動作を制御する。また、RAM15はCPU12の作業領域として用いられる。ディスプレイ17はCRT又は液晶表示装置等からなり、CPU12による制御で各種画面を表示する。
【0023】
上記文書管理プログラムは、CD−ROM、FD等の記録媒体19から、ディスクドライブ等で構成される記録媒体読取装置18により記憶装置16に記録するようにしてもよい。また、当該クライアントコンピュータ10がネットワークを介して他のコンピュータ等に接続されている場合には、当該コンピュータ等からネットワークを介して文書管理プログラム等をダウンロードしてもよい。
【0024】
次に、上記のように構成されたクライアントコンピュータ10の主要な機能について説明する。図4は本発明に係る文書管理システムの主要機能ブロック図である。図4に示すように、クライアントコンピュータ10では、記憶装置16に記憶されている文書管理プログラムに従って、CPU12がプログラム実行部として機能する。記憶装置16に記憶されているテキスト形式等の文書データ1,2,3やPDF形式,JPEG形式等の画像データ1〜nが文書管理の対象となる。なお、文書管理対象となる文書データ及び画像データ等は記録媒体19に記憶されているものであってもよい。文書管理の対象となっている文書データ及び画像データは、これら記憶装置16等から読み出され、その内容を所定サイズに縮小したサムネイル画像がインデックス画像生成部122(後述)によって生成される。このインデックス画像は画像メモリとして機能するRAM15に一旦転送され、ディスプレイ17に表示される。
【0025】
CPU12は、記憶装置16内の文書管理プログラムの指示に基づいて、以下のように機能する。すなわち、CPU12は、記憶装置16に記憶されているファイルの実体データ(文書データ,画像データ等。以下、ファイルデータという)及び当該ファイルの属性情報(ドキュメントの作成者、タイトル、データ量、アプリケーションの種類等の文書管理用のインデックス情報)を読み出すデータ読出部121と、データ読出部121が読み出したファイルデータ等に基づいてインデックス画像を各データ毎に生成するインデックス画像生成部122と、インデックス画像生成部122によって生成されたインデックス画像をディスプレイ17の画面上に表示させる画像表示制御部123として機能する。
【0026】
上記インデックス画像生成部122は、表示対象とするファイルのファイルデータを読み出し、例えば、1頁目の画像データの縮小画像を生成し、これにファイル名称等を添えた画像をインデックス画像として生成する。
【0027】
また、CPU12は、所望のファイルを検索するための検索情報(検索キーワードやフォルダ指定等)の入力を受け付ける検索情報受付部124と、この検索情報受付部124から入力された検索情報に基づいて文書管理下にあるフォルダ内から該当ファイルを見つけ出すファイル検索部125として機能する。
【0028】
さらに、CPU12は、スキャナ等の外部機器からデータが入力され、登録先情報・検索情報出力部129(後述)から出力された検索情報に該当するファイルデータをサーバコンピュータ20等から受信すると共に、サーバコンピュータ20等に登録対象となるファイルデータを送信するファイルデータ入出力部126と、スキャナ等から入力されたデータの登録先の指定を受け付けるファイル登録先受付部127と、これらファイル登録先受付部127から取得した登録先情報に基づいてデータを所定の場所に登録するデータ登録部128と、ファイル検索先や登録先がサーバコンピュータ20等の他のコンピュータである場合に当該コンピュータに検索情報や登録先情報等を送信する登録先情報・検索情報出力部129として機能する。
【0029】
また、CPU12は、記憶装置16内のフォルダに記憶されているファイルの検索に利用する属性情報を登録しておくインデックス情報登録部130としても機能する。
【0030】
一方、上述の図1に示した構成でなるサーバコンピュータ20は、次のように機能する。サーバコンピュータ20においては、データベース23が文書管理機能を実行する。WWWサーバ21は、COM+ 22を介して、データベース23とクライアントコンピュータ10との間でのデータ受け渡しを仲介する。すなわち、WWWサーバ21がCOM+ 22を介してデータベース23とデータ送受信を行い、WWWサーバ21がASPによりクライアントコンピュータ10との間でデータ受け渡しを行うことによって、データベース23とクライアントコンピュータ10との間でのファイルデータやファイル属性情報、検索情報等の受け渡しを実現している。
【0031】
データベース23の記憶装置240には、各種のファイルデータと共に、Web文書管理プログラムが記憶されており、CPU230は、このウェブ文書管理プログラムの指示に基づいて以下のように機能する。CPU230は、ファイルデータの登録先の指定を受け付けるファイル登録先受付部231と、クライアントコンピュータ10から検索要求及び検索情報や登録先情報を受信する検索・登録先情報受信部232と、これらファイル登録先受付部231や検索・登録先情報受信部232から取得した登録先情報に基づいてファイルデータを所定の場所に登録するファイルデータ登録部233と、検索・登録先情報受信部232やクライアントコンピュータ10からの検索情報に基づいて、自己の文書管理下にあるデータベース23の記憶装置240内のファイル群から該当ファイルを検索するファイル検索部234と、このファイル検索部234によって検索された該当ファイルのデータを、検索要求のあったクライアントコンピュータ10に送信すると共に、クライアントコンピュータ10から送信されてくるファイルデータを受信するファイルデータ入出力部235と、ファイル属性情報を文書検索のために登録するインデックス情報登録部236として機能する。
【0032】
さらに、CPU230は、ウェブ文書管理プログラムの指示に基づいて、ファイルデータ及びファイル属性を読み出すデータ読出部237と、データ読出部237が読み出したファイルデータ及びファイル属性情報に基づいてインデックス画像を各ファイル毎に生成するインデックス画像生成部238と、このインデックス画像をディスプレイ(図外)に表示させる画像表示制御部239として機能する。
【0033】
なお、クライアントコンピュータ10の記憶装置16及びサーバコンピュータ20のデータベース23に記憶されている各ファイルは、図4では特に図示していないが、記憶装置16及び記憶装置240内に設定されているフォルダに格納されている。
【0034】
次に、上記文書管理システム1において、クライアントコンピュータ10で文書登録処理を行う場合の処理を説明する。図5は当該処理を示すフローチャートである。クライアントコンピュータ10において、スキャナ等の外部機器から文書データ(文書データ及び画像データの双方を含む。以下、特に区別しない限り同じ)が取得され(C1)、登録先情報が入力されると(C2)、当該文書データの登録先がサーバコンピュータ20内のフォルダであるか否かが判断される(C3)。
【0035】
ここで、文書データの登録先がクライアントコンピュータ10内のフォルダである場合は(C3でNO)、上記登録先情報に従ってクライアントコンピュータ10内のフォルダに文書データを属性情報と共に登録する(C5)。
【0036】
また、文書データの登録先がサーバコンピュータ20内のフォルダである場合は(C3でYES)、サーバコンピュータ20に対して当該文書データの登録先情報、文書データ及び属性情報を送信する(C4)。この登録先情報及び属性情報は、CSVデータ形式やアトリビュート形式ファイル等の互換性の高いデータ形式で送信される。
【0037】
一方、サーバコンピュータ20では、クライアントコンピュータ10から文書データの登録先情報、文書データ及び属性情報を受信すると(S1)、受信した登録先情報に従って、データベース23(記憶装置240)内の指定されたフォルダに当該文書データが属性情報と共に登録される(S2)。上記のように、登録先情報及び属性情報は、CSVデータ形式やアトリビュート形式ファイル等の互換性の高いデータ形式で送信されてくるので、サーバコンピュータ20でも理解可能である。
【0038】
このように、文書データの登録時に、文書データの登録先がサーバコンピュータ20に指定されると、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に登録先情報及び文書データが送信され、サーバコンピュータ20において、この登録先情報に従って、当該文書データがデータベース23内の指定されたフォルダに登録されるので、クライアントコンピュータ10側からサーバコンピュータ20側のフォルダに文書データを登録することが可能となる。
【0039】
なお、既にクライアントコンピュータ10内のフォルダに記憶されているファイルデータをサーバコンピュータ20内のフォルダに登録する場合も、上記と同様の処理が行われる。
【0040】
次に、上記文書管理システム1のクライアントコンピュータ10におけるファイルデータ検索処理について説明する。図6は当該ファイルデータ検索処理を示すフローチャート、図7はクライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20内のファイルを検索した場合のクライアントコンピュータ10における結果表示画面の一例である。クライアントコンピュータ10において、検索対象先(検索を行うコンピュータ及びフォルダの指定)が入力され(C11)、所望のファイルを特定するための検索キーワード等が入力されると(C12)、入力された検索先情報に基づいて、検索対象となるフォルダがサーバコンピュータ20であるか否かが判断される(C13)。
【0041】
検索対象先がクライアントコンピュータ10内のフォルダである場合は(C13でNO)、検索先情報によって指定されているクライアントコンピュータ10内のフォルダについて、検索キーワードに従って当該フォルダ内のファイル検索が行われる(C19)。そして、該当するファイルのデータ及びファイル属性情報が当該フォルダから読み出される(C20)。読み出したファイルデータ及びファイル属性情報はRAM15(画像メモリとして機能)に格納される(C16)。そして、このファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、検索結果として抽出されたファイルのインデックス画像と、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像とが生成され(C17)、これらのインデックス画像がディスプレイ17に表示される(C18)。
【0042】
検索先がサーバコンピュータ20内のフォルダである場合は(C13でYES)、サーバコンピュータ20に検索先情報及び検索キーワードと共に検索要求が送信される(C14)。そして、この検索キーワードに該当するファイルデータ及びファイル属性情報が、検索結果としてサーバコンピュータ20から受信される(C15)。受信されたファイルデータ及びファイル属性情報はRAM15に格納され(C16)、このファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、検索結果として抽出されたファイルのインデックス画像と、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像とが生成され(C17)、図7に示すように、これらのインデックス画像がディスプレイ17に表示される(C18)。
【0043】
一方、サーバコンピュータ20は、クライアントコンピュータ10から検索要求を検索先情報及び検索キーワードと共に受信すると(S11)、この検索先情報及び検索キーワードに従って、該当するファイルがデータベース23(記憶装置240)内の指定されたフォルダから検索される(S12)。そして、該当するファイルデータ及びファイル属性情報が当該フォルダから読み出されて(S13)、クライアントコンピュータ10に送信される(S14)。
【0044】
このように、本実施形態の文書管理プログラムによれば、クライアントコンピュータ10側から、サーバコンピュータ20のデータベース23内のフォルダを指定して、ファイル検索を要求した場合であっても、検索要求、検索先情報及び検索キーワードが、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に送信され、サーバコンピュータ20は当該検索要求、検索先情報及び検索キーワードに従って、データベース23内のフォルダから該当ファイルを検索して、該当ファイルデータを属性情報と共に、クライアントコンピュータ10側に返信するので、クライアントコンピュータ10がブラウザ機能等を有していなくても、クライアントコンピュータ10側からサーバコンピュータ20内の管理下にあるフォルダのファイルを検索することができ、また、検索されたファイルのインデックス画像はディスプレイ17に表示されるため、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20の管理下にあるフォルダ内のファイルの内容を確認することができる。
【0045】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、文書管理システム1のサーバコンピュータ20は、図1では、WWWサーバ21、ASPプログラム、及びデータベース23等から構成されるものとしているが、これはサーバコンピュータ20の単なる一例に過ぎず、いわゆる文書管理機能を有する構成であれば足り、図1に示す構成のサーバコンピュータに限定する意ではない。
【0046】
また、上記で図5及び図6を用いて示した処理は、単なる一例であって、本発明を当該処理に限定する意ではない。
【0047】
また、上記実施形態では、クライアントコンピュータ10は、サーバコンピュータ20内のファイル検索時に、サーバコンピュータ20から受信したファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、当該ファイルのインデックス画像と共に、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像を生成して表示するものとしてるが、当該ファイルについてのみインデックス画像を表示するようにすることも可能である。
【0048】
また、上記実施形態では、クライアントコンピュータ10は、インデックス画像として、ファイルの特定頁のサムネイル画像を表示するとして説明しているが、ファイルが複数頁からなる文書データで構成されている場合は、初期表示では、ファイルの第1頁のサムネイル画像を生成して表示しておき、以後は操作者(ユーザ)から頁指定に従って、指定頁のサムネイル画像をファイルデータに基づいて生成して表示するようにしてもよい。サーバコンピュータ20から検索結果として受信したファイルのサムネイル画像を、クライアントコンピュータ10が生成して表示する場合であっても、当該ファイルのファイルデータはRAM15に格納されているので、容易に各頁のサムネイル画像を生成して表示することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1、請求項3及び請求項5に記載の発明によれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換えずにそのまま使用することができるので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0050】
また、請求項2、請求項4及び請求項6に記載の発明によれば、最初は個人的用途で文書管理を行っていて、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の大型の文書管理システムを導入した場合においても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書管理システムの概要を示す図である。
【図2】クライアントコンピュータによるインデックス画像表示画面の一例を示す図である。
【図3】本発明に係るクライアントコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る文書管理システムの主要機能ブロック図である。
【図5】クライアントコンピュータで文書登録処理を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】クライアントコンピュータでのファイルデータ検索処理を示すフローチャートである。
【図7】クライアントコンピュータからサーバコンピュータ内のファイルを検索した場合のクライアントコンピュータにおける結果表示画面の一例である。
【符号の説明】
1 文書管理システム
10 クライアントコンピュータ
12 CPU
121 データ読出部
122 インデックス画像生成部
123 画像表示制御部
124 検索情報受付部
125 ファイル検索部
126 ファイルデータ入出力部
127 ファイル登録先受付部
128 ファイルデータ登録部
129 登録先情報・検索情報出力部
130 インデックス情報登録部
16 記憶装置
20 サーバコンピュータ
21 WWWサーバ
23 データベース
230 CPU
231 ファイル登録先受付部
232 検索・登録先情報受信部
233 ファイルデータ登録部
234 ファイル検索部
235 ファイルデータ入出力部
236 インデックス情報登録部
237 データ読出部
238 インデックス画像生成部
239 画像表示制御部
240 記憶装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント−サーバ形式の文書管理システム及びこのシステムに用いられるクライアントコンピュータ、さらには、クライアントコンピュータに文書管理機能を実行させる文書管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自己の管理下にあるフォルダにおいて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能な文書管理システムが用いられている。この文書管理システムは、1つのパーソナルコンピュータ内での個人的用途等に用いられる。また、LAN等によりネットワーク接続された文書管理サーバと多数のクライアントコンピュータとからなり、多数のクライアントコンピュータがサーバコンピュータ内のファイルを共有可能とするクライアント−サーバ形式の文書管理システムも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
文書管理システムの導入当初は上記個人的用途で文書管理を行っていたが、ネットワーク接続されるパーソナルコンピュータが次第に増加して、多数のパーソナルコンピュータが作成したファイルを一元管理する必要が生じた場合には、後からクライアント−サーバ形式の文書管理システムが導入されることがある。その場合には、各クライアントコンピュータにおいては、それまで使用していた個人的用途の文書管理システムを、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに入れ換えなくてはならない。そのため、それまで使用していた個人的用途の文書管理システムが無駄になり、また、操作者(ユーザ)は新たな文書管理システムの操作方法を習得しなければならず不便であった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、将来的にクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、新たに導入されたサーバコンピュータにクライアントコンピュータを組み合わせて使用することができる文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、当該ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータ側の検索情報出力手段から受け取ったファイル検索情報に基づいて管理下にあるファイル群を検索するファイル検索手段と、このファイル検索手段によって検索されたファイルデータを前記クライアントコンピュータに出力する検索結果出力手段とを備え、
前記クライアントコンピュータは、前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段を備えたものである。
【0006】
すなわち、この構成によれば、クライアントコンピュータの検索情報出力手段がサーバコンピュータに対して検索情報を出力し、サーバコンピュータのファイル検索手段が当該検索情報に基づいて管理下のファイル群を検索して、該当するファイルのデータを検索結果出力手段からクライアントコンピュータに出力する。そして、クライアントコンピュータの制御手段が、当該ファイルデータに基づいて、サムネイル画像表示手段に当該ファイルのサムネイル画像を表示させる。
【0007】
よって、上記クライアントコンピュータは、サーバコンピュータとの間でファイルの検索に必要なファイル検索情報と、このファイル検索情報に該当するファイルデータとをやり取りし、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索する場合は自ら検索を行わず、サーバコンピュータがクライアントコンピュータからの依頼に基づいてファイル検索を行う。そして、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータから受け取ったファイルデータのインデックス画像を表示する。そのため、当該クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索するのと同等の機能を有することになるので、クライアントコンピュータを単体で使用する場合は、クライアントコンピュータの管理下にあるフォルダの検索が可能であり、サーバコンピュータと組み合わせた場合には、サーバコンピュータ内のフォルダの検索も可能である。
【0008】
これにより、上記文書管理システムのクライアントコンピュータによれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換えずにそのまま使用することができるので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータの登録情報出力手段から受け取ったファイルデータ及び登録先情報を受け取り、このファイルデータを登録先情報が示す登録先に登録するファイルデータ登録手段を備えたものである。
【0010】
この構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータに対して、ファイル登録に必要なファイル登録先情報及び登録対象となるファイルデータを送出し、サーバコンピュータはクライアントコンピュータからの依頼に基づいて登録先に当該ファイルデータを登録する。これにより、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がなく、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータである。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラムである。
【0013】
これらの構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータとの間でファイルの検索に必要なファイル検索情報と、このファイル検索情報に該当するファイルデータとをやり取りし、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索する場合は自ら検索を行わず、サーバコンピュータから受け取ったファイルデータのインデックス画像を表示する。そのため、当該クライアントコンピュータは、サーバコンピュータ内のフォルダを検索するのと同等の機能を有することになるので、クライアントコンピュータを単体で使用する場合は、クライアントコンピュータの管理下にあるフォルダの検索が可能であり、サーバコンピュータとの組み合わせた場合には、サーバコンピュータ内のフォルダの検索も可能である。
【0014】
これにより、上記クライアントコンピュータによれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がないので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータである。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラムである。
【0017】
これらの構成によれば、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータに対して、ファイル登録に必要なファイル登録先情報及び登録対象となるファイルデータを送出する。これにより、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換える必要がなく、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラムの一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る文書管理システムの概要を示す図、図2はクライアントコンピュータによるインデックス画像表示画面の一例を示す図である。本発明に係る文書管理システム1は、クライアントコンピュータ10と、サーバコンピュータ20とで構成される。クライアントコンピュータ10は、文書管理プログラムによってクライアントコンピュータ10内のフォルダについて文書検索及び文書登録を実行するように機能し、更にフォルダ内の各ファイルのインデックス画像(ファイルの特定頁、例えば、第1頁の縮小画像(サムネイル画像)に、ファイルのタイトル等を付した画像)を生成して一覧表示するように機能する(図2参照)。
【0019】
また、サーバコンピュータ20は、例えば、WWWサーバ21(IIS(Internet Infomation Server)等)と、WWWサーバ21にCOM+ 22を介して接続されるデータベース23(SQL(Structured Query Language)サーバ等)とで構成される。WWWサーバ21にはASP(Active Server Pages)が組み込まれており、クライアントコンピュータ10からのHTTP要求(Webページの表示、フォーム情報の送信等)に対し、サーバサイドにおいてあらかじめ用意された COM(Component Object Model)、DCOM(Distributed COM)の組み込みオブジェクトや、COMコンポーネントを介してスクリプトに記述した処理を行い、その結果のみをHTML等としてクライアントコンピュータ10に送信するようになっている。なお、ASPはADO(ActiveX Data Objects)及びOLE DBを介してSQL 文によるデータベース23の制御を可能としている。
【0020】
クライアントコンピュータ10において、サーバコンピュータ20のデータベース23内のフォルダにあるファイルを検索する指示が入力された場合、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に対して、ファイル検索要求及び入力された検索情報(検索キーワード等)が、CSV形式データやアトリビュート形式ファイル等の異種機器間でも互換性の高いデータ形式で送信される。サーバコンピュータ20では、この検索要求及び検索情報に基づいて、該当するファイルがデータベース23内のフォルダから検索される。この検索により、データベース23内のフォルダから該当するファイルが見つかった場合は、サーバコンピュータ20からクライアントコンピュータ10にファイルデータが送信される。クライアントコンピュータ10は、該当ファイルのデータが受信されると、このファイルデータに基づいてインデックス画像が生成されてディスプレイに表示されるようになっている(図2)。
【0021】
図3は本発明に係るクライアントコンピュータの概略構成を示すブロック図である。図3に示すクライアントコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ等からなる。クライアントコンピュータ10は、装置全体の動作制御を司るCPU12を備え、このCPU12には、内部バスによって入力装置13,ROM14,RAM15,記憶装置16,ディスプレイ17及び記録媒体読取装置18が接続されている。これら各部はCPU12の制御の下、内部バスを介して各種データが各部間で入出力され、各種処理が実行される。
【0022】
入力装置13はキーボードやマウス等から構成され、ユーザによって操作指示等が入力される。ROM14には、装置全体の動作制御用のシステムプログラム等が記憶されている。記憶装置16はハードディスクドライブ等から構成され、本発明に係る文書管理プログラム等が記憶されている。CPU12は、記憶装置16から画像表示プログラム等を読み出し、その処理を実行して各ブロックの動作を制御する。また、RAM15はCPU12の作業領域として用いられる。ディスプレイ17はCRT又は液晶表示装置等からなり、CPU12による制御で各種画面を表示する。
【0023】
上記文書管理プログラムは、CD−ROM、FD等の記録媒体19から、ディスクドライブ等で構成される記録媒体読取装置18により記憶装置16に記録するようにしてもよい。また、当該クライアントコンピュータ10がネットワークを介して他のコンピュータ等に接続されている場合には、当該コンピュータ等からネットワークを介して文書管理プログラム等をダウンロードしてもよい。
【0024】
次に、上記のように構成されたクライアントコンピュータ10の主要な機能について説明する。図4は本発明に係る文書管理システムの主要機能ブロック図である。図4に示すように、クライアントコンピュータ10では、記憶装置16に記憶されている文書管理プログラムに従って、CPU12がプログラム実行部として機能する。記憶装置16に記憶されているテキスト形式等の文書データ1,2,3やPDF形式,JPEG形式等の画像データ1〜nが文書管理の対象となる。なお、文書管理対象となる文書データ及び画像データ等は記録媒体19に記憶されているものであってもよい。文書管理の対象となっている文書データ及び画像データは、これら記憶装置16等から読み出され、その内容を所定サイズに縮小したサムネイル画像がインデックス画像生成部122(後述)によって生成される。このインデックス画像は画像メモリとして機能するRAM15に一旦転送され、ディスプレイ17に表示される。
【0025】
CPU12は、記憶装置16内の文書管理プログラムの指示に基づいて、以下のように機能する。すなわち、CPU12は、記憶装置16に記憶されているファイルの実体データ(文書データ,画像データ等。以下、ファイルデータという)及び当該ファイルの属性情報(ドキュメントの作成者、タイトル、データ量、アプリケーションの種類等の文書管理用のインデックス情報)を読み出すデータ読出部121と、データ読出部121が読み出したファイルデータ等に基づいてインデックス画像を各データ毎に生成するインデックス画像生成部122と、インデックス画像生成部122によって生成されたインデックス画像をディスプレイ17の画面上に表示させる画像表示制御部123として機能する。
【0026】
上記インデックス画像生成部122は、表示対象とするファイルのファイルデータを読み出し、例えば、1頁目の画像データの縮小画像を生成し、これにファイル名称等を添えた画像をインデックス画像として生成する。
【0027】
また、CPU12は、所望のファイルを検索するための検索情報(検索キーワードやフォルダ指定等)の入力を受け付ける検索情報受付部124と、この検索情報受付部124から入力された検索情報に基づいて文書管理下にあるフォルダ内から該当ファイルを見つけ出すファイル検索部125として機能する。
【0028】
さらに、CPU12は、スキャナ等の外部機器からデータが入力され、登録先情報・検索情報出力部129(後述)から出力された検索情報に該当するファイルデータをサーバコンピュータ20等から受信すると共に、サーバコンピュータ20等に登録対象となるファイルデータを送信するファイルデータ入出力部126と、スキャナ等から入力されたデータの登録先の指定を受け付けるファイル登録先受付部127と、これらファイル登録先受付部127から取得した登録先情報に基づいてデータを所定の場所に登録するデータ登録部128と、ファイル検索先や登録先がサーバコンピュータ20等の他のコンピュータである場合に当該コンピュータに検索情報や登録先情報等を送信する登録先情報・検索情報出力部129として機能する。
【0029】
また、CPU12は、記憶装置16内のフォルダに記憶されているファイルの検索に利用する属性情報を登録しておくインデックス情報登録部130としても機能する。
【0030】
一方、上述の図1に示した構成でなるサーバコンピュータ20は、次のように機能する。サーバコンピュータ20においては、データベース23が文書管理機能を実行する。WWWサーバ21は、COM+ 22を介して、データベース23とクライアントコンピュータ10との間でのデータ受け渡しを仲介する。すなわち、WWWサーバ21がCOM+ 22を介してデータベース23とデータ送受信を行い、WWWサーバ21がASPによりクライアントコンピュータ10との間でデータ受け渡しを行うことによって、データベース23とクライアントコンピュータ10との間でのファイルデータやファイル属性情報、検索情報等の受け渡しを実現している。
【0031】
データベース23の記憶装置240には、各種のファイルデータと共に、Web文書管理プログラムが記憶されており、CPU230は、このウェブ文書管理プログラムの指示に基づいて以下のように機能する。CPU230は、ファイルデータの登録先の指定を受け付けるファイル登録先受付部231と、クライアントコンピュータ10から検索要求及び検索情報や登録先情報を受信する検索・登録先情報受信部232と、これらファイル登録先受付部231や検索・登録先情報受信部232から取得した登録先情報に基づいてファイルデータを所定の場所に登録するファイルデータ登録部233と、検索・登録先情報受信部232やクライアントコンピュータ10からの検索情報に基づいて、自己の文書管理下にあるデータベース23の記憶装置240内のファイル群から該当ファイルを検索するファイル検索部234と、このファイル検索部234によって検索された該当ファイルのデータを、検索要求のあったクライアントコンピュータ10に送信すると共に、クライアントコンピュータ10から送信されてくるファイルデータを受信するファイルデータ入出力部235と、ファイル属性情報を文書検索のために登録するインデックス情報登録部236として機能する。
【0032】
さらに、CPU230は、ウェブ文書管理プログラムの指示に基づいて、ファイルデータ及びファイル属性を読み出すデータ読出部237と、データ読出部237が読み出したファイルデータ及びファイル属性情報に基づいてインデックス画像を各ファイル毎に生成するインデックス画像生成部238と、このインデックス画像をディスプレイ(図外)に表示させる画像表示制御部239として機能する。
【0033】
なお、クライアントコンピュータ10の記憶装置16及びサーバコンピュータ20のデータベース23に記憶されている各ファイルは、図4では特に図示していないが、記憶装置16及び記憶装置240内に設定されているフォルダに格納されている。
【0034】
次に、上記文書管理システム1において、クライアントコンピュータ10で文書登録処理を行う場合の処理を説明する。図5は当該処理を示すフローチャートである。クライアントコンピュータ10において、スキャナ等の外部機器から文書データ(文書データ及び画像データの双方を含む。以下、特に区別しない限り同じ)が取得され(C1)、登録先情報が入力されると(C2)、当該文書データの登録先がサーバコンピュータ20内のフォルダであるか否かが判断される(C3)。
【0035】
ここで、文書データの登録先がクライアントコンピュータ10内のフォルダである場合は(C3でNO)、上記登録先情報に従ってクライアントコンピュータ10内のフォルダに文書データを属性情報と共に登録する(C5)。
【0036】
また、文書データの登録先がサーバコンピュータ20内のフォルダである場合は(C3でYES)、サーバコンピュータ20に対して当該文書データの登録先情報、文書データ及び属性情報を送信する(C4)。この登録先情報及び属性情報は、CSVデータ形式やアトリビュート形式ファイル等の互換性の高いデータ形式で送信される。
【0037】
一方、サーバコンピュータ20では、クライアントコンピュータ10から文書データの登録先情報、文書データ及び属性情報を受信すると(S1)、受信した登録先情報に従って、データベース23(記憶装置240)内の指定されたフォルダに当該文書データが属性情報と共に登録される(S2)。上記のように、登録先情報及び属性情報は、CSVデータ形式やアトリビュート形式ファイル等の互換性の高いデータ形式で送信されてくるので、サーバコンピュータ20でも理解可能である。
【0038】
このように、文書データの登録時に、文書データの登録先がサーバコンピュータ20に指定されると、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に登録先情報及び文書データが送信され、サーバコンピュータ20において、この登録先情報に従って、当該文書データがデータベース23内の指定されたフォルダに登録されるので、クライアントコンピュータ10側からサーバコンピュータ20側のフォルダに文書データを登録することが可能となる。
【0039】
なお、既にクライアントコンピュータ10内のフォルダに記憶されているファイルデータをサーバコンピュータ20内のフォルダに登録する場合も、上記と同様の処理が行われる。
【0040】
次に、上記文書管理システム1のクライアントコンピュータ10におけるファイルデータ検索処理について説明する。図6は当該ファイルデータ検索処理を示すフローチャート、図7はクライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20内のファイルを検索した場合のクライアントコンピュータ10における結果表示画面の一例である。クライアントコンピュータ10において、検索対象先(検索を行うコンピュータ及びフォルダの指定)が入力され(C11)、所望のファイルを特定するための検索キーワード等が入力されると(C12)、入力された検索先情報に基づいて、検索対象となるフォルダがサーバコンピュータ20であるか否かが判断される(C13)。
【0041】
検索対象先がクライアントコンピュータ10内のフォルダである場合は(C13でNO)、検索先情報によって指定されているクライアントコンピュータ10内のフォルダについて、検索キーワードに従って当該フォルダ内のファイル検索が行われる(C19)。そして、該当するファイルのデータ及びファイル属性情報が当該フォルダから読み出される(C20)。読み出したファイルデータ及びファイル属性情報はRAM15(画像メモリとして機能)に格納される(C16)。そして、このファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、検索結果として抽出されたファイルのインデックス画像と、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像とが生成され(C17)、これらのインデックス画像がディスプレイ17に表示される(C18)。
【0042】
検索先がサーバコンピュータ20内のフォルダである場合は(C13でYES)、サーバコンピュータ20に検索先情報及び検索キーワードと共に検索要求が送信される(C14)。そして、この検索キーワードに該当するファイルデータ及びファイル属性情報が、検索結果としてサーバコンピュータ20から受信される(C15)。受信されたファイルデータ及びファイル属性情報はRAM15に格納され(C16)、このファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、検索結果として抽出されたファイルのインデックス画像と、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像とが生成され(C17)、図7に示すように、これらのインデックス画像がディスプレイ17に表示される(C18)。
【0043】
一方、サーバコンピュータ20は、クライアントコンピュータ10から検索要求を検索先情報及び検索キーワードと共に受信すると(S11)、この検索先情報及び検索キーワードに従って、該当するファイルがデータベース23(記憶装置240)内の指定されたフォルダから検索される(S12)。そして、該当するファイルデータ及びファイル属性情報が当該フォルダから読み出されて(S13)、クライアントコンピュータ10に送信される(S14)。
【0044】
このように、本実施形態の文書管理プログラムによれば、クライアントコンピュータ10側から、サーバコンピュータ20のデータベース23内のフォルダを指定して、ファイル検索を要求した場合であっても、検索要求、検索先情報及び検索キーワードが、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20に送信され、サーバコンピュータ20は当該検索要求、検索先情報及び検索キーワードに従って、データベース23内のフォルダから該当ファイルを検索して、該当ファイルデータを属性情報と共に、クライアントコンピュータ10側に返信するので、クライアントコンピュータ10がブラウザ機能等を有していなくても、クライアントコンピュータ10側からサーバコンピュータ20内の管理下にあるフォルダのファイルを検索することができ、また、検索されたファイルのインデックス画像はディスプレイ17に表示されるため、クライアントコンピュータ10からサーバコンピュータ20の管理下にあるフォルダ内のファイルの内容を確認することができる。
【0045】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、文書管理システム1のサーバコンピュータ20は、図1では、WWWサーバ21、ASPプログラム、及びデータベース23等から構成されるものとしているが、これはサーバコンピュータ20の単なる一例に過ぎず、いわゆる文書管理機能を有する構成であれば足り、図1に示す構成のサーバコンピュータに限定する意ではない。
【0046】
また、上記で図5及び図6を用いて示した処理は、単なる一例であって、本発明を当該処理に限定する意ではない。
【0047】
また、上記実施形態では、クライアントコンピュータ10は、サーバコンピュータ20内のファイル検索時に、サーバコンピュータ20から受信したファイルデータ及びファイル属性情報に基づいて、当該ファイルのインデックス画像と共に、当該ファイルの属するフォルダのインデックス画像を生成して表示するものとしてるが、当該ファイルについてのみインデックス画像を表示するようにすることも可能である。
【0048】
また、上記実施形態では、クライアントコンピュータ10は、インデックス画像として、ファイルの特定頁のサムネイル画像を表示するとして説明しているが、ファイルが複数頁からなる文書データで構成されている場合は、初期表示では、ファイルの第1頁のサムネイル画像を生成して表示しておき、以後は操作者(ユーザ)から頁指定に従って、指定頁のサムネイル画像をファイルデータに基づいて生成して表示するようにしてもよい。サーバコンピュータ20から検索結果として受信したファイルのサムネイル画像を、クライアントコンピュータ10が生成して表示する場合であっても、当該ファイルのファイルデータはRAM15に格納されているので、容易に各頁のサムネイル画像を生成して表示することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1、請求項3及び請求項5に記載の発明によれば、文書管理システムの導入当初は個人的用途で文書管理を行っており、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、クライアント−サーバ形式の文書管理システムに組み入れて使用することができる。従って、文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、クライアントコンピュータの文書管理ソフト等を入れ換えずにそのまま使用することができるので、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがなく、また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【0050】
また、請求項2、請求項4及び請求項6に記載の発明によれば、最初は個人的用途で文書管理を行っていて、後に文書管理サーバを追加してクライアント−サーバ形式の大型の文書管理システムを導入した場合においても、それまで使用していたクライアントコンピュータの文書管理機能を何ら変更することなく、上記クライアントコンピュータからサーバコンピュータの管理下にある登録先にファイルを登録することができる。よって、上記クライアントコンピュータの文書管理ソフト等の仕様を変更することなく、当該クライアントコンピュータをクライアント−サーバ形式の文書管理システムにそのまま組み入れて使用することができるので、クライアント−サーバ形式の文書管理システムを導入した場合であっても、それまでのクライアントコンピュータの文書管理機能が無駄になることがない。また、操作者(ユーザ)は新たな操作方法を取得する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書管理システムの概要を示す図である。
【図2】クライアントコンピュータによるインデックス画像表示画面の一例を示す図である。
【図3】本発明に係るクライアントコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る文書管理システムの主要機能ブロック図である。
【図5】クライアントコンピュータで文書登録処理を行う場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】クライアントコンピュータでのファイルデータ検索処理を示すフローチャートである。
【図7】クライアントコンピュータからサーバコンピュータ内のファイルを検索した場合のクライアントコンピュータにおける結果表示画面の一例である。
【符号の説明】
1 文書管理システム
10 クライアントコンピュータ
12 CPU
121 データ読出部
122 インデックス画像生成部
123 画像表示制御部
124 検索情報受付部
125 ファイル検索部
126 ファイルデータ入出力部
127 ファイル登録先受付部
128 ファイルデータ登録部
129 登録先情報・検索情報出力部
130 インデックス情報登録部
16 記憶装置
20 サーバコンピュータ
21 WWWサーバ
23 データベース
230 CPU
231 ファイル登録先受付部
232 検索・登録先情報受信部
233 ファイルデータ登録部
234 ファイル検索部
235 ファイルデータ入出力部
236 インデックス情報登録部
237 データ読出部
238 インデックス画像生成部
239 画像表示制御部
240 記憶装置
Claims (6)
- 自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して表示するサムネイル画像表示手段と、所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、当該ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータ側の検索情報出力手段から受け取ったファイル検索情報に基づいて管理下にあるファイル群を検索するファイル検索手段と、このファイル検索手段によって検索されたファイルデータを前記クライアントコンピュータに出力する検索結果出力手段とを備え、
前記クライアントコンピュータは、前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする文書管理システム。 - 自己の管理下にあるフォルダについて少なくとも文書登録、検索及び閲覧が可能なクライアントコンピュータと、複数のクライアントコンピュータが共有する文書を少なくとも登録、検索及び閲覧することが可能なサーバコンピュータとからなる文書管理システムであって、
前記クライアントコンピュータは、登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段とを備え、
前記サーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータの登録情報出力手段から受け取ったファイルデータ及び登録先情報を受け取り、このファイルデータを登録先情報が示す登録先に登録するファイルデータ登録手段を備えたことを特徴とする文書管理システム。 - 管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータ。 - 登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えたことを特徴とするクライアントコンピュータ。 - 管理下にあるフォルダ内のファイルのサムネイル画像を作成して一覧表示するサムネイル画像表示手段と、
所望のファイルを検索するために必要なファイル検索情報を前記サーバコンピュータに出力する検索情報出力手段と、
前記ファイル検索情報に対応するファイルデータをサーバコンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段がサーバコンピュータから受信したファイルデータに基づいて、前記サムネイル画像表示手段が当該ファイルのサムネイル画像を表示するように制御する制御手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラム。 - 登録対象となるファイルの登録先の指定を受け付ける登録先受付手段と、
登録対象となるファイルの指定が操作者から入力されるファイル指定入力手段と、
前記登録先受付手段によって受け付けられた登録先がサーバコンピュータの管理下にある場合には、前記登録先情報及び前記ファイル指定入力手段から入力されたファイルのデータをサーバコンピュータに出力するデータ出力手段と
を備えるように、クライアントコンピュータを機能させることを特徴とする文書管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002351171A JP2004185278A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002351171A JP2004185278A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004185278A true JP2004185278A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32753153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002351171A Pending JP2004185278A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004185278A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403311C (zh) * | 2004-12-28 | 2008-07-16 | 京瓷美达株式会社 | 图像显示方法和装置 |
JP2009169537A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置、シンボル表示方法、シンボル表示プログラム |
-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002351171A patent/JP2004185278A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403311C (zh) * | 2004-12-28 | 2008-07-16 | 京瓷美达株式会社 | 图像显示方法和装置 |
US7555729B2 (en) | 2004-12-28 | 2009-06-30 | Kyocera Mita Corporation | Signal bearing medium bearing image display program and image display apparatus |
JP2009169537A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置、シンボル表示方法、シンボル表示プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7386599B1 (en) | Methods and apparatuses for searching both external public documents and internal private documents in response to single search request | |
US6700589B1 (en) | Method, system, and program for magnifying content downloaded from a server over a network | |
US8464158B2 (en) | Method and arrangement for sharing information search results | |
US7646937B2 (en) | Image display method | |
JP5105894B2 (ja) | 文書検索システム、文書検索装置及びその方法とプログラム、記憶媒体 | |
JP2003067226A (ja) | ファイル管理システム及びプログラム | |
JP5938972B2 (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
US20070283277A1 (en) | Information processing apparatus, thumbnail management apparatus, content processing method, storage medium, and program | |
JP2008146585A (ja) | アノテーション管理プログラム、アノテーション管理装置、アノテーション編集プログラム及びアノテーション編集装置 | |
AU2011326658B2 (en) | Dynamic image result stitching | |
JP2010515968A (ja) | グラフィカルイメージを操作する方法及びシステム | |
JP6140835B2 (ja) | 情報検索システムおよび情報検索方法 | |
JP2004185278A (ja) | 文書管理システム、クライアントコンピュータ及び文書管理プログラム | |
JP2005339580A (ja) | 文書データ管理装置およびプログラム | |
JP6528341B1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP2008287606A (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
JP2009151622A (ja) | 重複するサムネイルの表示領域を結合し、結合した表示領域にサムネイルを表示するプログラム | |
JP2004139210A (ja) | 画像検索装置 | |
JPH08147445A (ja) | 文書管理方法及びそれを実現する文書処理装置 | |
JP2006185320A (ja) | 画像検索装置 | |
JP3982969B2 (ja) | 文書管理装置 | |
JPH11203188A (ja) | コンピュータシステムおよびページデータ管理方法 | |
WO2020148844A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP2001051983A (ja) | 文書管理システムおよび文書登録方法 | |
JP4449381B2 (ja) | 検索装置および方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090428 |