JP2004184890A - レンズキャップ - Google Patents

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JP2004184890A JP2002354523A JP2002354523A JP2004184890A JP 2004184890 A JP2004184890 A JP 2004184890A JP 2002354523 A JP2002354523 A JP 2002354523A JP 2002354523 A JP2002354523 A JP 2002354523A JP 2004184890 A JP2004184890 A JP 2004184890A
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Naoki Nishimoto
直樹 西本
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、レンズに予め取り付けられて販売されるレンズキャップを、NDフィルタ機能を有する材料によって製作することにより、別売のNDフィルタを購入する必要がなく、また、実際に使用する撮影条件を変えて被写体を撮影するといった煩わしさもなく、レンズ装置の絞りを開放に近い状態にしてベストピント位置にピントを合わす。
【解決手段】実施の形態のレンズキャップ20は、NDフィルタ機能、すなわち、入射光の成分を変えることなく透過光量を減少させる機能を有する材料によって製作されている。レンズキャップ20は、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、トリアセテート等の樹脂材料に、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤を添加した材料によって樹脂成形されて製作されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズキャップに係り、特にオートアイリスを備えた監視カメラ用レンズ装置に取り付けられるレンズキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
オートアイリスを備えた監視カメラを設置する場合には、まず、レンズの絞りを開放に近い状態にしたのち、フォーカスレンズを移動させてベストピント位置にピントを合わせる合焦作業を実施する。これは、絞り径の変化による被写界深度の変化に対する影響を小さくするためである。
【0003】
すなわち、図4に示すように、絞りを絞った状態では被写界深度が深く、開放状態では被写界深度が浅い。このため、絞った状態でピントを合わせようとすると、フォーカスレンズがどの位置にあってもピントが合っているように錯覚するため、ベストピント位置から外れた位置でピントを合わせる場合が多い。この場合、開放時にモデュレーション・トランスファー・ファンクション(MTF)が低下してピンボケをおこす。
【0004】
このような事情から絞りを絞った状態でピントを合わせると、実はベストピントが取れていなかったために、監視用カメラの設置後に被写体照度の変化によって絞りが開放に近づいたとき、ピンボケが発生するという問題があった。なお、図4の縦軸はモデュレーション・トランスファー・ファンクション(MTF)であり、横軸はピント位置を示している。
【0005】
そこで従来は、別売のNDフィルタをレンズ装置の前面に装着してレンズ装置に入射する光量を減光させたり、また、被写体を意図的に暗くしたり、電子シャッターを利用したりして絞りを開放に近い状態にしてピントを合わせていた。
【0006】
なお、NDフィルタ機能を持たせたレンズをテレビカメラ用レンズ装置に適用する技術は公知であり(特許文献1)、また、段階的に径の小さくなる円形NDフィルタ膜を、透明基板上に蒸着により積層形成してなるNDフィルタも公知である(特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−110938号公報 (第3頁、図2)
【0008】
【特許文献2】
特開平11−23811号公報 (第2頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の監視用カメラは、設置後に不要となる別売のNDフィルタをわざわざ購入しなければならず、また、被写体を意図的に暗くするなど、実際に使用する撮影条件を変えなければピントを合わせることができないという煩わしさがあった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、レンズ装置保護用としてレンズ装置に予め装着されているレンズキャップにNDフィルタ機能を持たせたレンズキャップを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のレンズキャップは、NDフィルタ機能を有する材料によって製作されたことを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載のレンズキャップは、NDフィルタ機能、すなわち、入射光の成分を変えることなく透過光量を減少させる機能を有する材料によって製作されている。好適には請求項2に記載の発明の如く、レンズキャップは、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、トリアセテート等の透明性のある樹脂材料に、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤を添加した材料によって樹脂成形することにより製作される。
【0013】
また、レンズキャップ全体を上記材料で樹脂成形するのではなく、請求項3に記載の発明の如く、レンズに光を入射させるために必要な部分である前面のみに、NDフィルタ機能を有する部分を形成してもよい。請求項4に記載の発明の如く、レンズキャップの前面を、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤をコーティングしたガラス板によって製作することが好ましい。
【0014】
本発明のレンズキャップを用いることによって、別売のNDフィルタを購入する必要がなく、また、実際に使用する撮影条件を変えて被写体を撮影するといった煩わしさもなく、絞りを開放に近い状態にすることができ、オートアイリスレンズを使用するカメラを設置する際、コストと時間とを削減することができる。監視カメラ設置後においても、本発明のレンズキャップは、NDフィルタ及びレンズの防塵・傷対策用として使用できるので便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るレンズキャップの好ましい実施の形態について詳述する。
【0016】
図1は、監視カメラ10が建物の天井面12に棒状支持部材14を介して設置された状態が示されている。この監視カメラ10は、箱型に形成されたカメラ本体16及びレンズ装置18から構成されている。カメラ本体16には、図2上で二点鎖線で示すCCD17が内蔵され、このCCDの結像面にレンズ装置18を介して撮影された被写体像が結像される。この被写体像は、監視室(不図示)等に設置されたモニタに表示される。また、監視カメラ10のレンズ装置18は、オートアイリスを備えている。
【0017】
レンズ装置18に装着される、実施の形態のレンズキャップ20は、レンズ装置18の販売時に予めレンズ装置18の前面に取り付けられてレンズを保護しているものである。このレンズキャップ20は、通常の不透明な黒色プラスチック製ではなく、NDフィルタ機能、すなわち、入射光の成分を変えることなく透過光量を減少させる機能を有する材料によって製作されている。実施の形態のレンズキャップ20は、ポリエチレンテレフタレート(PET)の材料に、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤を添加した材料によって樹脂成形により製作されている。
【0018】
なお、ポリエチレンテレフタレート(PET)に限定されるものではなく、例えばポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・スチレン(AS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、トリアセテート(TAC)等の透明性のある樹脂材料であれば適用できる。
【0019】
レンズキャップ20を用いて監視カメラ10のベストピント位置を設定する場合には、まず、天井面12に設置された監視カメラ10のレンズ装置18の前面にレンズキャップ20を装着する。これにより、レンズ装置18に入射する光量はレンズキャップ20によって減少されるので、絞りは開放に近い状態になる。この状態において、レンズ装置18のフォーカスレンズ22を保持した移動筒24を、移動筒24に突設されたレバー26を回動操作することによって光軸方向に前後移動させ、ベストピント位置を監視室のモニタで確認する。そして、ベストピント位置を検出したところで、移動筒24をねじ等の固定部材によってレンズ装置18の固定筒28に固定する。
【0020】
以上の合焦作業によって、監視カメラ10がベストピント位置に設定される。なお、固定筒28に対して移動筒24をヘリコイドねじを介して連結することにより、フォーカスレンズ22の前後移動が可能になる。
【0021】
このように、実施の形態のレンズキャップ20によれば、NDフィルタ機能を有する材料によって製作されているので、別売のNDフィルタを購入する必要がなく、また、実際に使用する撮影条件を変えて被写体を撮影するといった煩わしさもなく、絞りを開放に近い状態にすることができる。よって、オートアイリスレンズを使用する監視カメラ10を設置する際、コストと時間とを削減することができる。また、監視カメラ10の設置後においても、レンズキャップ20はNDフィルタ及びレンズの防塵・傷対策用として使用できるので便利である。
【0022】
実施の形態のレンズキャップ20は、レンズキャップ20全体を前述の材料で樹脂成形することにより製作したが、これに限定されるものではない。すなわち、レンズキャップ20のうちレンズ装置18に光を入射させるために必要な部分である前面(レンズに対面する部分)のみに、NDフィルタ機能を有する部分を形成してもよい。すなわち、図3の如くレンズキャップ30の前面を、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤をコーティングした円形のガラス板32によって製作し、他のローレット部分34を樹脂によって製作してもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るレンズキャップによれば、NDフィルタ機能を有する材料によって製作されているので、別売のNDフィルタを購入する必要がなく、また、実際に使用する撮影条件を変えて被写体を撮影するといった煩わしさもなく、絞りを開放に近い状態にすることができ、オートアイリスレンズを使用する監視カメラを設置する際、コストと時間とを削減することができる。監視カメラの設置後においても、本発明のレンズキャップは、NDフィルタ及びレンズの防塵・傷対策用として使用できるので便利である。
【0024】
また、本発明は、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、トリアセテート等の樹脂材料に、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤を添加した材料によって樹脂成形により製作したので、レンズキャップを容易に製作できる。
【0025】
更に、レンズキャップ全体を上記材料で製作するのではなく、レンズに光を入射させるために必要な部分であるレンズに対面する部分のみに、NDフィルタ機能を有する部分を形成してもよい。例えば、レンズキャップの前面を、光の透過率を減少させる黒色等の着色剤をコーティングしたガラス板によって製作することによって、NDフィルタ機能を有する好適なレンズキャップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のレンズキャップが監視カメラ用レンズ装置に装着される説明図
【図2】図1に示したレンズキャップの拡大図
【図3】前面がガラス製であるレンズキャップの拡大斜視図
【図4】ピント位置とMTFとの関係を示したグラフ
【符号の説明】
10…監視カメラ、14…支持部材、16…カメラ本体、18…レンズ装置、20、30…レンズキャップ、22…フォーカスレンズ、24…移動筒、26…レバー、28…固定筒、32…ガラス板、34…環状ねじ部

Claims (4)

  1. レンズの前面に装着されてレンズを保護するレンズキャップにおいて、
    前記レンズキャップのレンズに対面する部分をNDフィルタ機能を有する材料によって形成したことを特徴とするレンズキャップ。
  2. 前記レンズキャップは、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、トリアセテート等の樹脂材料に、光の透過率を減少させる着色剤を添加した材料によって製作されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズキャップ。
  3. 前記NDフィルタ機能を有する部分が、レンズに光を入射させるために必要な部分のみに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズキャップ。
  4. 前記NDフィルタ機能を有する部分は、光の透過率を減少させる着色剤がコーティングされたガラス板によって製作されていることを特徴とする請求項3に記載のレンズキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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