JP2004183363A - 仮設建物の建造方法及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業をなくして安全性の向上を図ると共にクレーンの使用時間を大幅に削減して施工費用を低廉とし、作業時間も短縮可能とする。
【解決手段】切妻屋根1’を棟の両側で分けて地上で組立構成すると共に両側の屋根部材1、1を棟の位置で枢軸ピン1nにより枢着連結し、側壁2、2を両側に分けて地上で組立構成すると共に両側の屋根部材1、1の軒端に両側の側壁2、2の上端を枢軸ピン2nにより枢着連結し、両側の屋根部材1、1を吊り上げて山形の切妻屋根1’にすると共に両側の側壁2、2を両側の屋根部材1、1の軒端に垂下起立させ、この状態で両側の屋根部材1、1及び側壁2、2をそれぞれの枢着連結位置近傍に係止ピン1r、2oを挿通して拘束固定して建造を完了する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、仮設建物の建造方法及び建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、仮設建物を建造する場合、現場において基礎を構築しておき、この基礎の上に支柱を1本ずつクレーンで吊り上げて所定位置に立て、その都度、基礎上にボルトで固定し、各支柱間に梁材や軒桁材をクレーンで吊りながら配置し、その都度、梁の両端や軒桁材を支柱にボルトで連結し、これを繰り返して周壁の骨組みを構築し、この上に屋根の骨組みを構成する梁材(例えば、山形梁材)を1本ずつクレーンで吊り上げて軒桁材上に載せ、その都度、ボルトで結合し、これを繰り返して屋根の骨組みを構築し、この後、周壁部には壁パネルを、屋根には屋根パネルを取り付けて仮設建物を完成させている。
【0003】
上記周壁の構築並びに屋根の構築には、作業位置の高さに応じた足場を使用して連結作業等を行う必要があり、また、クレーンは構築の全過程に亘って長時間継続使用する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の仮設建物の建造方法では、次のような問題点があった。
即ち、建築物は高さをともなう高所作業員の安全性が一番の検討課題となる。
例えば、鉄骨の建方の墜落、
足場組立解体作業員の墜落、
屋根を張る時の作業員の墜落、
壁工事の作業員の墜落等、
一つの建物には上記各種の作業員の墜落を防止するために仮設機械が必要かどうかの検討を要し、必要となれば、仮設機械を現場に運ぶトラックを手配する必要もある。
【0005】
その上、作業時間も長時間を要し、しかも、クレーンの使用時間が長くなり、施工費用が高くなるといった問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、高所作業をなくして安全性の向上を図ると共にクレーンの使用時間を大幅に削減して施工費用を低廉とし、作業時間も短縮可能とした仮設建物の建造方法及び建物を提供するようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、切妻屋根を地上で組立構成し、側壁も地上で組立構成して該側壁を切妻屋根の軒端に枢着連結し、切妻屋根を吊り上げて側壁を切妻屋根の軒端に垂下起立させることを特徴としている。
この構成によれば、仮設建物の切妻屋根および側壁を建造するに当たり、高所作業をなくして全て地上で組立構成をすることができるため、安全性の向上が図れる。また、クレーンは最後に切妻屋根を吊り上げて切妻屋根及び切妻屋根に連結した側壁を立ち上げるために使用するだけでよいため使用時間を大幅に削減して施工費用を低廉とし、作業時間も短縮することができる。
【0007】
また、本発明の技術的手段は、切妻屋根は棟の位置で枢着連結してあることを特徴としている。
この構成によれば、切妻屋根を棟の両側で分けて地上で組立ができ、大型の仮設建物に適用して切妻屋根の組立作業を安全迅速に遂行できる。
また、本発明の技術的手段は、枢着連結部は、その近傍に係止ピンを挿入することによって拘束固定することを特徴としている。
この構成によれば、両側の屋根部材に分けて構成した切妻屋根の枢着連結部の拘束固定及び切妻屋根の軒端に枢着連結した側壁の拘束固定を簡単迅速に実施することができる。
【0008】
また、本発明の技術的手段は、切妻屋根の内側下方に張設されるテントは、切妻屋根の吊り上げ初期の段階で切妻屋根を持ち上げて地面との間にテント張設作業空間を確保した位置で一旦停止してテントの張設を行うことを特徴としている。
この構成によれば、切妻屋根の内側下方にテントを張設する場合においても、地上からテントの張設作業を安全迅速に行うことができる。
また、本発明の技術的手段は、切妻屋根の棟部に取り付ける棟板は、可撓性板材で構成することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、切妻屋根を棟の両側で分けて組立構成し、両側の屋根部材を棟部の位置で枢着連結して吊り上げにより起立させて切妻屋根とする際に、棟部の隙間の変化を可撓性板材からなる棟板で吸収させることができる。
また、本発明の技術的手段は、棟の位置で枢着連結され該枢着連結位置近傍で拘束固定されて山形起立状態に接合保持されて切妻屋根とされた両側の屋根部材と、該両側の屋根部材の軒端に上端が枢着連結され該枢着連結位置近傍で拘束固定されて該両側の屋根部材の軒端から垂下起立状態に連結保持された両側の側壁と、前記両側の屋根部材の棟部における枢着連結部の隙間を棟上から被覆するために前記両側の屋根部材に取り付けられた可撓性板材からなる棟板とを備えていることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、棟板がゴム板等の可撓性板材からなるため、両側の屋根部材の倒伏状態と起立状態との変化に対して自由に伸縮変形して対応させることができて仮設建物の切妻屋根及び側壁の立ち上げを切妻屋根の吊り上げのみで行うことができ、仮設建物の施工コストを大幅に削減することが可能であると共に棟部からの雨水の浸入を防止することができる。
また、本発明の技術的手段は、両側の屋根部材の枢着連結部及び両側の屋根部材の軒端と両側の側壁の上端との枢着連結部は、棟方向と平行配置の枢軸ピンによりそれぞれ枢着連結され、かつ、山形起立状態の両側の屋根部材及び該両側の屋根部材の軒端から垂下起立状態にある両側の側壁は、該枢軸ピンの近傍に挿着された係止ピンにより拘束固定してあることを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、両側の屋根部材同士の連結と拘束固定及び両側の側壁上端と屋根部材の軒端との連結と拘束固定を枢軸ピンと係止ピンとの2種類のピンをピン孔に挿入するだけでよく、仮設建物の建造及び解体を容易化することができる。
また、本発明の技術的手段は、前記係止ピンが両側の屋根部材または側壁の一方にスプリングによって係止ピン孔への係合方向に突出付勢状態で取り付けられ、組立前の状態では前記係止ピンが退入保持され、かつ、組立後の状態では、地上からの遠隔操作によって前記係止ピンの退入保持が解除され前記スプリングによって突出して係止ピン孔に自動的に嵌合保持される構成であることを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、両側の屋根部材及び側壁の立ち上げ状態の保持を地上からの遠隔操作で安全に行わせることができる。
また、本発明の技術的手段は、前記両側の側壁の下端は、棟と平行に敷設されたレール上に台車を介して移動可能に載置してあることを特徴としている。
この構成によれば、仮設建物の立ち上げ後、該建物内に重量物や大型部品をクレーン等で搬入する際や搬出する際、仮設建物全体を移動退避させて行うことができ、建物内での重量物や大型部品の搬入搬出の作業性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の実施の一形態を示すものである。
本発明の仮設建物の建造方法は、先ず、図1(A)に示すように、切妻屋根1’を棟の両側で分けて地上で組立構成すると共に両側の屋根部材1、1を棟の位置で枢着連結し、側壁2、2を両側に分けて地上で組立構成すると共に両側の屋根部材1、1の軒端に両側の側壁2、2の上端を枢着連結する。
【0014】
一方の屋根部材1は、図2(A)に示すように、平行な2本のパイプ材からなる弦材1a、1bと、その間に両端を溶接接合して配置されたパイプ材からなる直交材1c及び斜材1dとからなるトラス梁構造の骨組み1eを複数本使用し、それらを棟方向に等間隔で配置するとともに母屋材1fで接合し、その上に屋根板1gを載置し、取付具1hで取り付けて組立を完了させておく。他方の屋根部材1も同様である。両側の屋根部材1、1の組立が完了すると、棟の位置で両側の屋根部材1、1を枢着連結する。そのためにトラス梁構造の骨組み1e、1eの棟側の端部には、連結金具1i、1iが取り付けてある。この連結金具1i、1iには、枢軸ピン孔1j、1jと係止ピン孔1k、1kとが屋根部材1、1の傾斜角度に対応させた位置関係に形成してある。この連結金具1i、1iの枢軸ピン孔1j、1jを合致させて枢軸ピン1nを挿入し、両側の屋根部材1、1を棟の位置で起伏可能に枢着連結する。なお、上記両連結金具1i、1iは、一方が2枚の板材で構成され、他方が1枚の板材で構成されており、この1枚の板材の方が2枚の板材の間に進入・退出するように構成されている。上記両側の屋根部材1、1の棟部の隙間を被覆させるために棟板3が両側の屋根板1g、1gに取付具3a、3aで取り付けてある。この棟板3は、ゴム板等の可撓性板材からなり、屋根部材1、1の棟方向全長に亘る長さとされている。
【0015】
一方の側壁2は、図3(B)に示すように、平行な4本のパイプ材からなる弦材2a、2bと、その間に両端を溶接接合して配置されたパイプ材からなる直交材2c及び斜材2dとからなるトラス支柱構造の骨組み2eを複数本使用し、それらを棟方向に等間隔で配置するとともに前記と同様なトラス梁構造の軒桁材2f(図4(B)参照)で接合し、その外側に壁板2gを取付具2hで取り付けて組立を完了させておく。他方の側壁2も同様である。上記トラス支柱構造の骨組み2eとトラス梁構造の軒桁材2fとの接合には、直交3次元方向の6面に接合面(フランジ)を有する立方体枠組み構造の接合金具2iを使用して行う。この接合金具2iは、本出願人の出願に係る特開2000−170377号公報に記載の接合部材を採用することができる。両側の側壁2、2の組立が完了すると、その上端の接合金具2iを両側の屋根部材1、1の軒端の接合金具1oに枢着連結する。そのために、側壁2、2の上端の接合金具2i及び屋根1、1の軒端の接合金具1oに図3(B)に示すように連結金具2m、1mが取り付けてある。この連結金具2m、1mには、枢軸ピン孔2j、1pと係止ピン孔2k、1qとが90°の角度に対応する位置関係に形成してある。この連結金具2m、1mの枢軸ピン孔2j、1pを合致させて枢軸ピン2nを挿入し、両側の側壁2、2の上端を両側の屋根部材1、1の軒端に枢着連結する。なお、上記両連結金具2m、1mは、一方が2枚の板材で構成され、他方が1枚の板材で構成されており、この1枚の板材の方が2枚の板材の間に進入・退出するように構成されている。
【0016】
また、軒足場4等の屋根部材1、1の付属物や高所取り付け物は、予め、地上で屋根部材1、1または側壁2、2に取り付けを終了しておく。
次に、図1(B)に示すように、屋根部材1、1をクレーン(図示省略)のフック5にワイヤロープ6で掛止して吊り上げる。なお、屋根部材1、1の内側下方にテント7を張設する場合は、屋根部材1、1の吊り上げ初期の段階で屋根部材1、1を持ち上げて地面8との間にテント張設作業空間9を確保した位置で吊り上げを一旦停止してテント7の張設を行う。なお、屋根部材1、1の連結金具1i、1iは、図2(A)に示す水平状態以下に棟部が下がらないように適宜のストッパ(図示省略)で規制させてあるため、図1(B)のようにワイヤロープ6で屋根部材1、1を吊り上げると山形に起立して切妻屋根1’となる。
【0017】
テント7の張設が終了すると、両側の屋根部材1、1をさらに吊り上げて両側の側壁2、2を引き寄せながら両側の屋根部材1、1の軒端に図1(C)に示すように垂下起立させる。この状態で両側の屋根部材1、1及び側壁2、2をそれぞれの枢着連結位置近傍で拘束固定して仮設建物の建造を完了する。
両側の屋根部材1、1の拘束固定には、山形に起立した屋根部材1、1の両側の連結金具1i、1iの係止ピン孔1k、1kが図2(B)に示すように合致しているので、そこに係止ピン1rを挿入することによって行う。屋根部材1、1と側壁2、2との拘束固定には、屋根部材1、1の軒端の連結金具1mの係止ピン孔1qと側壁2、2の上端の連結金具2mの係止ピン穴2kとが図3(A)に示すように合致しているので、そこに係止ピン2oを挿入することによって行う。
【0018】
なお、上記係止ピン1rは、図6に示すように、2枚の板材で構成されている一方の連結金具1iの外側に係止ピン1rをブラケット1sを介して係止ピン孔1kに出退自在に設置すると共にスプリング1tによって常に突出するように付勢し、組立前の時点では、係止ピン1rをスプリング1tの付勢力に抗して係止ピン孔1kから後退させ、この状態を係止ピン1rに挿通したストッパピン1uにより保持させておき、組立終了後の時点で、2枚の板材からなる連結金具1iの間に1枚の板材からなる連結金具1iが進入して両連結金具1i、1iの係止ピン孔1k、1kが合致すると、地上から遠隔操作可能とした操作紐1vを引いてストッパピン1uを抜き取り、係止ピン1rをスプリング1tの付勢力で鎖線に示すように突出させて両連結金具1i、1iの係止ピン孔1k、1kに自動的に嵌合させるようにしておくのが好ましい。この構成は、係止ピン2oについても同様に適用しておくのが好ましい。上記ストッパピン1uは、抜き取り後の落下を防止するため、前記ブラケット1sの一部に繋留紐1wによって繋留してあり、この繋留紐1wの途中に操作紐1vの上端を結び止めている。従って、ストッパピン1uを引き抜いても鎖線で示すように繋留され、落下することはない。
【0019】
上記仮設建物は、そのままで建物予定地の基礎に据え付けてもよく、また、図4(A)(B)に示すように、建物予定地に予め敷設されたレール10、10上に台車11、11を介して載置してもよい。台車11は、図5(A)(B)に示すように、レール10の上面を転動する走行ローラ12とレール10の両側面に接触する案内ローラ13、13とを有し、側壁2のトラス支柱構造の骨組み2eの下面に取り付けられる。
仮設建物は一連としてもよいが、図4(B)に示すように、2分割しておくと、仮設建物内に重量物や大型部品を搬入・搬出する場合、搬入・搬出に便利ないずれか一方だけを移動させて行うことができる。
【0020】
本発明の実施の形態は以上であるが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、切妻屋根1’は、地上で適当な支持台を用いて棟部を持ち上げて組立を終了してもよく、また、山形に一体成形した梁材を用いて切妻屋根1’を組み立ててもよい。また、本発明は、図6の構成に代えて、係止ピン1r、2nが両側の屋根部材1、1または側壁2、2の一方の連結金具にスプリングで係合方向に突出付勢状態で取り付けられ、かつ、他方の連結金具に形成された案内カムにより係止ピン孔に自動的に嵌合保持される構成としてもよい。さらに本発明は、仮設倉庫や仮設事務所或いは仮設住宅等に適用でき、また、常設の建物や倉庫、事務所、住宅等に適用してもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、仮設建物の建造に当たり、高所作業をなくして安全性の向上を図ると共にクレーンの使用時間を大幅に削減して施工費用を低廉とし、作業時間も短縮可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)(C)は本発明に係る仮設建物の建造方法の実施の形態を示す組立順序説明図である。
【図2】(A)(B)は屋根の枢着連結部の実施の形態を示す拘束固定前後の状態の要部拡大説明図である。
【図3】(A)(B)は屋根と側壁との枢着連結部の実施の形態を示す拘束固定前後の状態の要部拡大説明図である。
【図4】(A)(B)は仮設建物の設置例を示す正面図と側面図である。
【図5】台車とレールの関係を示す正面図と平面図である。
【図6】係止ピンを係止ピン孔に地上から遠隔操作で嵌合させるための連結金具の実施の形態例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1’ 切妻屋根
1 屋根部材
1e トラス梁構造骨組み
1n 枢軸ピン
1r 係止ピン
1u 案内カム
2 側壁
2e トラス支柱構造骨組み
2n 枢軸ピン
2o 係止ピン
3 棟板
4 軒足場
5 フック
6 ワイヤロープ
7 テント
8 地面
9 テント張設作業空間
10 レール
11 台車

Claims (9)

  1. 切妻屋根を地上で組立構成し、側壁も地上で組立構成して該側壁を切妻屋根の軒端に枢着連結し、切妻屋根を吊り上げて側壁を切妻屋根の軒端に垂下起立させることを特徴とする仮設建物の建造方法。
  2. 切妻屋根は棟の位置で枢着連結してあることを特徴とする請求項1に記載の仮設建物の建造方法。
  3. 枢着連結部は、その近傍に係止ピンを挿入することによって拘束固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設建物の建造方法。
  4. 切妻屋根の内側下方に張設されるテントは、切妻屋根の吊り上げ初期の段階で切妻屋根を持ち上げて地面との間にテント張設作業空間を確保した位置で一旦停止してテントの張設を行うことを特徴とする請求項1に記載の仮設建物の建造方法。
  5. 切妻屋根の棟部に取り付ける棟板は、可撓性板材で構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の仮設建物の建造方法。
  6. 棟の位置で枢着連結され該枢着連結位置近傍で拘束固定されて山形起立状態に接合保持されて切妻屋根とされた両側の屋根部材と、該両側の屋根部材の軒端に上端が枢着連結され該枢着連結位置近傍で拘束固定されて該両側の屋根部材の軒端から垂下起立状態に連結保持された両側の側壁と、前記両側の屋根部材の棟部における枢着連結部の隙間を棟上から被覆するために前記両側の屋根部材に取り付けられた可撓性板材からなる棟板とを備えていることを特徴とする仮設建物。
  7. 両側の屋根部材の枢着連結部及び両側の屋根部材の軒端と両側の側壁の上端との枢着連結部は、棟方向と平行配置の枢軸ピンによりそれぞれ枢着連結され、かつ、山形起立状態の両側の屋根部材及び該両側の屋根部材の軒端から垂下起立状態にある両側の側壁は、該枢軸ピンの近傍に挿着された係止ピンにより拘束固定してあることを特徴とする請求項6に記載の仮設建物。
  8. 前記係止ピンが両側の屋根部材または側壁の一方にスプリングによって係止ピン孔への係合方向に突出付勢状態で取り付けられ、組立前の状態では前記係止ピンが退入保持され、かつ、組立後の状態では、地上からの遠隔操作によって前記係止ピンの退入保持が解除され前記スプリングによって突出して係止ピン孔に自動的に嵌合保持される構成であることを特徴とする請求項7に記載の仮設建物。
  9. 前記両側の側壁の下端は、棟と平行に敷設されたレール上に台車を介して移動可能に載置してあることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の仮設建物。
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